米流時評

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ビル・クリントン 米記者解放交渉の特命で北朝鮮へ

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   ||| 特命指令でビル・クリントン北へ |||

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 特報!ビル・クリントン元大統領、米人女性記者2名の釈放交渉で北朝鮮を訪問

d0123476_16582178.jpgよくもまあこう毎日「速報!」とか「特報!」と
タイトルの枕につけたくなるニュースが連続することか。
このエントリ以前に、大きなニュースが5〜6個、
3枚におろした状態で、まな板に上がっているのですが、
まずともかく先に、これをつきだしに。

 このビル・クリントン元大統領の平壌訪問は、
 米国のメディアでも臨時ニュース扱いで、かなり唐突で意外な行動。
 ホワイトハウスからは、まだ声明があがっていませんし、
 細君のヒラリー・クリントン国務長官のコメントもない。
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 現在までのところでは、あくまで「私人」としてのビルが
 元副大統領のゴアの部下の窮状を見かねた、義侠心?
 を装っていますが、いくら公私混同しないとヒラリーがうたっても
 オバマ夫妻とちがって、私は今ひとつ、彼ら夫婦を信用できない。
 
 何しろ、ことは「核開発」が絡んでいますから。
 クリントン基金団体の裏ビジネスは、
 言わずと知れた、開発途上国家の核関連事業。
 その詳細は長〜くなりますので、夏休みの宿題です。

 【米国時間 2009年8月3日『米流時評』ysbee 】

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  AUGUST 3, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年8月3日号
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 ビル・クリントン元大統領、米女性記者2名の釈放交渉で北朝鮮へ
 米国時間 2009年8月3日午後9時40分 | AP通信・ニュース速報 | 訳『米流時評』ysbee

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 現地時間で8月4日、北朝鮮の平壌空港へ到着し、平壌政府高官の出迎えを受けるビル・クリントン元大統領
Bill Clinton Visits to N. Korea
Former president to try to negotiate release of 2 detained U.S. journalists
AUGUST 3, 2009 | Jay Arnold/Associated Press — BREAKING | Translation by ysbee
1. Bill Clinton heading to North
SEOUL, South Korea — Former U.S. President Bill Clinton made a surprise trip to North Korea on Tuesday amid an international standoff over the country's nuclear program and concerns about two U.S. reporters imprisoned in Pyongyang since March.

クリントン元大統領、単身北朝鮮へ
韓国・ソウル発 |北朝鮮の現地時間で4日火曜、ビル・クリントン元米国大統領が北朝鮮を訪問するという驚きの一報がもたらされ、米国と北朝鮮の間で続いている緊張した外交関係に、新たな一石を投じた。
今回の氏の訪問の目的は、直接的には3月に北朝鮮に密入国した嫌疑で逮捕され、先月平壌の法廷で有罪を言い渡されたふたりの米人女性ジャーナリストの釈放交渉であるが、北朝鮮問題専門家の分析では、金政権の核開発阻止を交渉する意向も含んでいるものと解釈されている。
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2. Direct negotiations to release 2 journalists

Clinton landed in Pyongyang on Tuesday and was greeted at the airport by North Korean officials. The officials at airport include chief nuclear negotiator Kim Kye Gwan, North Korea's state news agency said in a brief dispatch. "A little girl presented a bouquet to Bill Clinton," the report said.

米人ジャーナリスト釈放の直接交渉
クリントン元大統領は火曜朝 平壌に到着したが、空港へは金政権の政府高官が出迎えた。北朝鮮の国営メディアの短いニュース報道によると、出迎えた高官には核問題交渉担当官のキム・キーガン氏も混じっていたと伝えている。また「北朝鮮の幼い少女がビル・クリントンに花束を贈呈した」と報道している事からも、歓迎の体制で受け入れられたようである。
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3. Reporters for Al Gore's Current TV

Laura Ling and Euna Lee, journalists for former Vice President Al Gore's California-based Current TV media venture. They were arrested in March while on a reporting trip to the Chinese-North Korean border, and sentenced in June to 12 years of hard labor for entering the country illegally and engaging in "hostile acts." Both are married, and Lee has a 4-year-old daughter.

アル・ゴアのCurrent TVレポーター
ローラ・リンとユーナ・リーは、クリントン時代の元副大統領アル・ゴア氏が代表でカリフォルニアに本部を置く、Current TVメディア部門に所属するジャーナリストである。ふたりは今年3月取材旅行の最中に、中国と北朝鮮の国境を越えて北朝鮮へ密入国したかどで、北朝鮮側の国境警備兵に逮捕され拘置されていた。さらに6月に平壌の法廷で裁判にかけられ、「不法密入国と敵性行為を企図」した罪状で、懲役12年の強制労働の刑が言い渡されていた。リンとリーのふたりとも米国籍の既婚者で、リーには4才の幼い娘がいる。
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4. Hillary asked for release of detainees

U.S. Secretary of State Hillary Rodham Clintonrequested amnesty for the women last month, asking that they be allowed to return to their families in California. Bill Clinton's visit comes amid heightened tensions over North Korea's string of nuclear and missile tests in defiance of U.N. resolutions, and calls from Washington for amnesty for the two reporters.

釈放を嘆願したクリントン長官
オバマ政権のヒラリー・ロッダム・クリントン国務長官は、これよりも一足先に先月北朝鮮政府に対して、二人の米人女性を人道の観点から、カリフォルニアに住む彼女らの家族の元へ帰還させるよう、正式の嘆願声明を出していた。
一方で北朝鮮政府は、6〜7月に一連の核実験とミサイル発射実験を行なったため、国連が経済制裁の決議を下したが、北はさらに反発し、核開発廃棄に関する交渉は暗礁に乗り上げていた。
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5. 'War of the words' in Phuket ASEAN

Negotiations for their release are believed to have taken place behind the scenes since Washington and Pyongyang do not have diplomatic relations.

クリントン長官と北朝鮮外交官との舌戦
また米国からはクリントン長官が記者を解放するよう声明を出したり、プーケットのASEANサミットでクリントン長官と北の外務担当官との間で舌戦が展開されたりした経過から、二国間の緊張がこれまでになく高まったが、今回の夫君ビル・クリントンの平壌訪問は、その緊張の最中に挙行されたものである。
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6. Second ex-president to visit North

Bill Clinton would be the second former U.S. president to visit communist North Korea; Jimmy Carter traveled to Pyongyang in 1994, when Clinton was in office, and met with then-North Korean leader Kim Il Sung, late father of current leader Kim Jong Il.

北朝鮮の土を踏む2番目の元大統領
ビル・クリントンは、元米国大統領として共産国家北朝鮮の土を踏んだ2番目の人物となった。最初の人物はジミー・カーター元大統領で、まだクリントンが大統領だった時代の1994年に平壌を訪れている。この訪問の際カーター元大統領は、現行の金正日の父親で、北朝鮮国民が建国の父と仰ぐ金日成氏と逢っている。
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 駅構内でクリントン訪問のニュースを見守るソウル市民 テロップは「警告!クリントン正午前後に平壌到着」

7. Negotiating card to win U.S. concessions

That visit also occurred at a time of spiraling nuclear tensions — and led to a breakthrough accord between the two sides just months later. Analysts say the communist regime could use the detained reporters as a negotiating card to win concessions from Washington.

米国に不利な「人質カード」
カーター元大統領の北朝鮮訪問も、やはりちょうど核問題の緊張がエスカレートしていく最中に行なわれた。そしてそれを契機として、数ヶ月後の画期的な両国間の和平協定へと展開したのだった。しかし、北朝鮮外交問題のアナリストは、今回は共産党政権である北朝鮮政府が米国政府から慰謝料を奪い取るために、拉致した米人記者の解放を切り札に使うおそれがあると、警告を発する。
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8. Two purposes of Clinton visit

Kim Yong-hyun, a professor at Seoul's Dongguk University, said Clinton's visit could serve two purposes: securing the women's release and improving ties between Washington and Pyongyang, which do not have diplomatic relations. "I think it's not just about journalists. It will serve as a turning point in the U.S.-North Korea relations," he said.

クリントン訪問の2つの目的
韓国の首都ソウルにあるドングク大学の教授で、北朝鮮問題のスペシャリスト、キム・ヨンヒュン氏は、今回のクリントンの平壌訪問について、おそらく次の二つの目的があるだろうと解釈する。ひとつは拉致逮捕された二人の米人女性記者の釈放。そしてもうひとつは、米国政府と北朝鮮政府の外交関係の改善である。
「私から見ますと、これはジャーナリスト(の解放)に関してだけじゃないですね。今回は、米北関係のターニングポイントの役割を果たすでしょう。」
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9. Re: Clinton Foundation, Gore's media, White House

In New York, the Clinton Foundation did not immediately return calls, and Gore's spokeswoman, Kalee Kreider, said she could not comment. At the White House, Deputy Press Secretary Tommy Vietor said he had no comment.

クリントン財団、ゴア陣営、ホワイトハウスの反応
ニューヨークにあるクリントン財団の本部へは、電話で取材を申し込んだがまだその回答は戻ってきていない。また、問題の記者たちが所属したメディア法人の代表である、アル・ゴア氏の広報担当、キャリー・クリーダーさんは、今回の件に関してはノーコメントのままである。
一方ワシントンのホワイトハウスでは、トミー・ヴィーター国務次官が記者会見に応じたが、この件に関しては「ノーコメント」を繰り返し、国務省としての見解を避けた。
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 ブルッキングス・インスティチュート主催の外交戦略フォーラムに出席し、基調講演を披露したビル・クリントン

10. North's interest in bilateral negotiations

Pyongyang has expressed strong interest in one-on-one negotiations with Washington. Meanwhile, Pyongyang claims that it won't return to six-nation nuclear negotiations involving China, Japan, the two Koreas, Russia and the United States.

米国との二国交渉を望む平壌政府
平壌の金政権は、ワシントンのオバマ政権との、一対一の直接外交交渉を以前から強く望んでいた。さらにその一方で、中国・日本・韓国・北朝鮮・ロシア・米国がメンバーの、北朝鮮の核保有問題を解決する目的で構成された6カ国協議へは復帰しないと、北朝鮮側は国際会議を拒絶してきてもいた。
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11. U.S. insisted in Six-Talk framework

The United States says it can talk bilaterally with the North, but only within the six-nation framework. North Korea has rapidly escalated tensions this year. It conducted a long-range rocket launch, quit six-nation talks on ending its nuclear program, restarted its nuclear facilities, carried out its second-ever nuclear test and test-fired a series of ballistic missiles.

6カ国協議の原則を掲げる米国
翻訳中
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12. U.N. enforced resolution for sanctions

As a way to pressure North Korea to return to the negotiating table, Washington has been seeking international support for strict enforcement of a U.N. sanctions resolution adopted to punish the North for its May 25 nuclear test.

国連決議の経済制裁強化
翻訳中

【 米国時間 2009年8月3日 『米流時評』ysbee 】
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▶ 前号「第二のイラン革命と合衆国独立宣言スピリット」

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by ysbee-2 | 2009-08-03 15:03 | トンデモ北朝鮮
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