米流時評

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オバマ大統領にノーベル平和賞授与!

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 ||| オバマにノーベル平和賞 |||

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 今年度のノーベル平和賞受賞者は、バラク・オバマ大統領に決定!
 

d0123476_16582178.jpg2009年度ノーベル平和賞受賞者は、オバマ大統領に決定!
やったやったー!悪いニュースが重なっていた時だけに、
もう非常に、大変にうれしい。タイトルだけのエントリアップは初めてですが、
緊急の朗報なので速報で。詳細は後続で続々とお知らせしまする……

【第2報】
 夕べは、NASAの月面爆破計画(正式には何と言うのじゃ?)の話題で
 米国のtwitterは「Dear NASA」というコラムが大炎上していて
 これを追いかけているだけで、おかしくておかしくて……
(何しろ1分間に1千通近くコメントがアップ。そのどれもが気違いじみてる!)
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 そんな訳で、台風の記事の準備がストップしていて、
 月面爆破(は妥当な言葉じゃないと思うんですが、英語ではそう)の
 実況中継を待って、いつもの早朝のMSNBC「Morning Joe」を見てました。

 そうしたら今度はtwitterに「Obama Wins Nobel Prize!」という速報が
 ニューヨークタイムズとNBCのアン・カリーと、ハッフィントンポストから
 同時に上がってきて、そんな噂は今日まで全然なかったので、
 初めは「悪い冗談……」というコメントも入る始末。

 しかし、オスロの選考委員の発表のシーンがビデオで入ってきて
「あらま、ほんとに取っちゃったわ」……
 と言うのが、アメリカ人の正直な反応じゃないでしょうか。

「非核」はいいけど、ちと早すぎるのでは?
 という声も大分あるようですが、ブッシュ時代と比べれば、
 中世からルネッサンスへ、時代が転換したような気持ちがしないでもない。
(日本はその逆で、政権交代で大戦の開戦前夜のような全体主義への傾斜が)
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 まあ「核なき時代」を本気で実行して下さいという、
 ヨーロッパの趨勢からのプッシュも入ってるんでしょう。

 私個人から見ると、
 ・東欧ミサイル網の廃止でロシアと和解した実績と
 ・原爆の製法すら入手したイランを、G20の冒頭で真っ正面から糺弾し
 核放棄の会議のテーブルに就かせた手並み。
 また、ブッシュ時代から180度転換して、
 ・イスラム世界と協調し、国際社会に「和」の空気を作った

 というところでしょうか。
 では、いつも速報でおなじみのAP通信の記事から。

【米国時間2009年10月9日『米流時評』ysbee】


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  OCTOBER 9, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年10月9日号
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 今年度のノーベル平和賞受賞者は、バラク・オバマ大統領に決定!
 米国時間 2009年10月9日午前5時34分 | AP通信/NBC/ニューヨークタイムズ | 訳『米流時評』ysbee

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Obama Wins Nobel Peace Prize
Committee praises 'extraordinary efforts' to strengthen diplomacy
OCTOBER 9, 2009 | NBC/MSNBC — BREAKING | Translation by ysbee

1. Obama wins Nobel Peace Prize
OSLO, Norway — President Barack Obama won the 2009 Nobel Peace Prize on Friday for "his extraordinary efforts to strengthen international diplomacy and cooperation between peoples," the Norwegian Nobel Committee said, citing his outreach to the Muslim world and attempts to curb nuclear proliferation.

2009年のノーベル平和賞はオバマに
ノルウェー・オスロ発 |9日金曜、バラク・オバマ大統領が2009年度のノーベル平和賞受賞者に決定。受賞理由は、「イスラム世界への歩み寄り、核不拡散の推進など、国際外交の強化と人々の間の協力において著しい努力を記した」ためと、ノルウェーのノーベル賞選考委員会から発表された。
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2. Took office before nomination deadline
The stunning choice made Obama the third sitting U.S. president to win the Nobel Peace Prize and shocked Nobel observers because Obama took office less than two weeks before the Feb. 1 nomination deadline. Obama's name had been mentioned in speculation before the award but many Nobel watchers believed it was too early to award the president.

ノミネート締切の2週前に大統領就任
今回オバマにもたらされたノーベル平和賞の栄誉は、現役の米国大統領としては史上3人目の受賞である。しかし、2月1日の平和賞候補者ノミネートの締切からわずか2週間前に大統領に就任したばかりのオバマが受賞した結果は、ノーベル賞選考過程を見守っていた人々からは少なからず驚きをもって迎えられた。
それと言うのも、選考結果が発表されるよりもかなり前からオバマの名前は挙がってはいたというものの、多くのノーベル・ウォッチャーからは、この大統領に授与というのはまだ時期尚早と思われていたからである。
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3. 'Given the world hope for a better future'
"Only very rarely has a person to the same extent as Obama captured the world's attention and given its people hope for a better future," the committee said. "His diplomacy is founded in the concept that those who are to lead the world must do so on the basis of values and attitudes that are shared by the majority of the world's population."

「人々によりよき未来への希望を与え…」
オスロのノーベル平和賞選考委員会では、代表から次のように選考理由が発表された。
「オバマ大統領は世界の注目を集め、世界中の人々により良き未来への希望を与えましたが、彼と比肩できるようなスケールの大きさで人々をインスパイアできる人物は、きわめて稀と言えるでしょう。」
「また世界的な指導者とは、世界の大多数の人々が共有できる価値観や姿勢をその政治理念の基盤とするべきですが、オバマ氏の外交方針も『世界各国が相互理解を深める』というコンセプトを、その基礎において実行し、成果を挙げているからであります。」

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4. 'Vision of, work for a world without nuke'
The committee said it attached special importance to Obama's vision of, and work for, a world without nuclear weapons.
『核兵器なき世界』のビジョンを実践
選考委員会はその選考理由の中でも特に、核不拡散にレールを敷いた点を強調した。
「オバマ大統領がその政治理念においても、国際政治の実践においても『核兵器のない世界』をビジョンに掲げて実行している事実に、特筆すべき重要性があります」
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5. 'Created multilateral diplomacy'
"Obama has as president created a new climate in international politics. Multilateral diplomacy has regained a central position, with emphasis on the role that the United Nations and other international institutions can play," the committee said.

「国連を基軸におく多極外交を推進」
「オバマ氏は米国大統領としての立場から、国際政治の世界にまったく新しい気候を創りだしました。氏の推進する多極的外交政策によって、今や国連やその他の国際的機関は、それぞれが本来果たすべき役割を再建し、国際社会での基軸となる中心的存在を再び獲得することができました。」
選考委員会は、オバマ氏の外交方針が国際社会に果たした役割を、こう説明した。

[*注:ニュアンスとしては、国連の存在を無視してイラク侵攻に踏み切った先代ブッシュと比較しているのがありありで、最初の行はむしろ「ブッシュと同じ米国大統領でありながら、オバマの場合は大国元首の立場を濫用した唯我独尊におちいらず……」と、行間から受け取れた]
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6. The third sitting U.S. president to win
Theodore Roosevelt won the award in 1906 and Woodrow Wilson won in 1919. Former President Jimmy Carter won the award in 2002, while former Vice President Al Gore shared the 2007 prize with the U.N. panel on climate change. The Nobel committee received a record 205 nominations for this year's prize.

現役の米国大統領で3人目の受賞者
現役の米国の大統領では、1906年にテオドア・ルーズベルトが、1919年にウッドロー・ウィルソンが平和賞を受賞している。近年ではジミー・カーター元大統領が退役後の2002年に、また2007年にはアル・ゴア副大統領が地球温暖化に対する警鐘で、国連の委員会と一緒に受賞している。
選考委員が明らかにした事実によると、今年の平和賞にノミネートされた人物の数は205名にも上ったと伝えている。
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クリントン元大統領、故テッド・ケネディ上院議員、オバマ、ジョー・バイデン副大統領が、珍しくホワイトハウスで一堂に会した日。この日は現在剣が峰の「ヘルスケア=国民健康保険」問題の統合的フォーラムが開かれた。

7. 'The best work for fraternity between nations'

In his 1895 will, Alfred Nobel stipulated that the peace prize should go "to the person who shall have done the most or the best work for fraternity between the nations and the abolition or reduction of standing armies and the formation and spreading of peace congresses."

国家間の「友愛」に貢献した者へ授与
ノーベル財団の創設者アルフレッド・ノーベル氏は1895年に逝去したが、彼の遺書の中でノーベル平和賞の対象となる者の資格を、次のように述べている。
「この賞は、国家間の友愛 (fraternity between the nations)、軍事対立の解消もしくは減少、平和会議の創成と拡大に関して最良最善の仕事を遂行した者に対して授けられるものである」

[*注: 出てきました「友愛=fraternity」。鳩山氏はまさか大胆にも、将来ノーベル平和賞を目指してるのではあるまいか?(宇宙人部門で)しかしこうなると、そもそもの創設者ノーベル氏もフリーメイソンのメンバーだったのか?という疑問が湧いてくる…… ]
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8. Five members of Sweden and Norway

Unlike the other Nobel Prizes, which are awarded by Swedish institutions, he said the peace prize should be given out by a five-member committee elected by the Norwegian Parliament. Sweden and Norway were united under the same crown at the time of Nobel's death.

ノーベル財団とノルウェー国会の選考委員
ノーベル財団は、ダイナマイト=TNT火薬の発明で巨額の富を築いた上述のアルフレッド・ノーベル氏が、19世紀末に創設したスウェーデンの財団であるが、この国際的組織が各界の功労者に毎年授与するノーベル賞によって、世界に広くその名を知られている。
その中でも特にノーベル平和賞は、他のノーベル賞とは意を異にして、ノルウェー国会から選出された5名の選考委員によって受賞資格が審議選考される、国際的に栄誉ある賞である。
ちなみにノーベル氏が死去した19世紀末の時代には、スウェーデンとノルウェーとはひとつの王国の元に統合されていた。
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 国内外でも時期尚早の声が。しかし暗殺の噂の絶えないオバマ氏の存命中に授与を、という思惑もあったのか?

9. Expanding prize beyond peace mediation

The committee has taken a wide interpretation of Nobel's guidelines, expanding the prize beyond peace mediation to include efforts to combat poverty, disease and climate change.
— This is a breaking news story. Please check back for updates.


世界平和から貧困・地球温暖化の解決まで
しかし、近年の平和賞受賞者の実績を振り返ると、ノーベル財団の平和賞選考基準も複雑化する国際情勢にあわせて、単なる和平交渉の功労に対してだけではなくなってきている。例を挙げれば、世界的に深刻化する貧困問題やエイズなどの疫病治癒、また地球温暖化阻止など、財団創設当時の本来のーベル氏の遺志を拡大した、より大きな国際社会の問題を解決する功労者へと、受賞資格の解釈も変わってきている。  >次号へ続く

【 米国時間2009年10月9日『米流時評』ysbee訳 】
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 受賞の感激を淡々と語るオバマの謝辞は次のエントリで。たまたま9日の朗報は愛犬ボーの誕生日と重なったそう。

d0123476_20304071.jpg◀ 次号「オバマもサプライズ!ノーベル平和賞受賞の謝辞」
▶ 前号「日本があぶない!中川昭一、痛恨の警告」

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G o o d N e w s B a d N e w s E v e r y t h i n g I n B e t w e e n

||| 米流時評 ||| 最近の記事リスト

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10/10 オバマもサプライズ!ノーベル平和賞受賞の謝辞
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by ysbee-2 | 2009-10-09 19:04 | オバマの時代
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