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放火が原因か?FBIがCSI捜査を開始したカリフォルニア広域火災

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 ||| 放火が原因か? FBIがCSI捜査を開始 |||
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カリフォルニアインフェルノ4日目、風力弱まりようやく下火に
放火が原因? FBIがCSI捜査開始 容疑者1名死亡1名取調中


米国時間2007年10月24日 | カリフォルニア州サンディエゴ発 | 『米流時評』ysbee訳
【カリフォルニアインフェルノ第3報】 24日水曜FBIの特捜班は、今回の南カリフォルニア一帯の山火事から広がった壊滅的な広域火災に関して、その一部に「放火=arson」の疑いがあるとして、現場での証拠品収集から捜査を開始したとFBI当局から発表があった。FBIのCSIチームは、4日以上たつ今現在でもいまだに燃え続けている大火の原因を探り出そうと、火災が発生したと思われる現場近辺で物的証拠を収集し、捜査を開始した。捜査の対象は家屋ではなく、またFBI以外の連邦・州・地方自治体の担当者と共同で捜査に当っていると伝えられた。
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カリフォルニア南部太平洋岸特有の丘陵地帯 高台の豪邸ゾーンも猛火で灰に帰した 疲労困憊で道路で眠る消防士

FBI Probes Arson as Possible Cause of Wildfires
Calmer winds offer hope to firefighters; damages likely to exceed $1 billion
OCTOBER 24, 2007 EST | NBC News Network | Translation by ysbee
SAN DIEGO, California — Special FBI teams gathered evidence Wednesday as part of an arson investigation into the wildfires devastating Southern California, the agency said. FBI evidence response teams recovered materials they hoped would identify the source of the fires that have burned for four days. FBI said a house was not searched as part of the investigation, and FBI teams have been working with other federal, state and local authorities


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OCTOBER 25, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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M S N B C N E W S | B R E A K I N G

カリフォルニアインフェルノ、放火が原因か?FBIがCSI捜査開始
米国時間 2007年10月24日午後7時20分 | NBCニュース・現地特報 | 『米流時評』ysbee訳


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21日日曜からの強風は最大瞬間風速秒速40メートルを越えた 大型トラックも横転するほどのすさまじい突風


1. Several suspects emerged
TLate Tuesday, police shot and killed a man who fled when officers approached to see if he might be trying to set a fire. San Bernardino police said the man was shot following a chase that ended when the unidentified Arizona man backed his car into a cruiser and an officer opened fire. On Wednesday, a man accused of setting a small brush fire in a rural foothill area of the San Bernardino Mountains was booked for investigation of arson. However, San Bernardino County sheriff’s spokeswoman Cindy Beavers said authorities don’t know if he is connected to any of the region’s wildfires.
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24日にはFBI のCSIチームが不審火とおぼしき疑惑箇所で証拠品を捜索 テレビのCSIチームほどかっこよくはない


不審な容疑者2名浮上
23日火曜の夜遅く、サンバナディーノ警察は放火しようとしていたように見受けられた不審な男を見かけたので、近寄って尋問しようとしたところ、男は車に飛び乗って逃走した直後、クルーザーに衝突したところを警官が発砲し、射殺した。男はアリゾナ州の免許証を所有していた。
また24日水曜には、同じくサンバナディーノ山地の人里離れた丘陵地で、男が灌木に火をつけようとしていたところを森林パトロールに見つかり、放火の疑いで取調中であると、地元警察のシンディ・ビーヴァース広報官から公表された。しかし、警察ではこの男が今回の他の山火事と関連があるかどうかは、まだ不明であると補足した。
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サンディエゴは米国きっての海軍軍港 近くのペンデルトン基地からもナショナルガード=国家警備隊が治安出動

2. $1 billion in damage in San Diego alone
【字数制限のためこの段落の英文省略】
カリフォルニア史上最悪の火災の被害総額は、サンディエゴカウンティだけでも1200億円以上にのぼるものと、24日水曜関係者が発表した。一方現地では4日間続いた未曾有の強風もやや治まり、消防隊がようやく本格的に消火活動を展開する余地が出てきた。今回の火災では24日までの4日間で一般住宅家屋1500戸が焼失、また少なくとも50万人以上が避難した。これはカリフォルニア州始まって以来最大の避難活動である。
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サンディエゴはもっとも被害の大きかった区域 どの家々も暖炉と煙突だけが廃墟に焼け残り、林立する墓標のよう

サンディエゴ市だけでも1200億円の損害
被災地区の中でも被害のもっとも大きかったサンディエゴカウンティでは、現在1200戸が焼失と報告されているが、実態が明らかになるに連れてこの数はすぐに更新されるものと読んでいる。「今からはっきりしていますが、被害総額は10億ドル(約1200億円)以上になるでしょう。」サンディエゴ市庁のロン・レイン非常時対応局長は、取材陣に対する記者発表で被害推計を報告した。(字数制限のため、この段落の英文省略)
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「カリフォルニア・アルマゲドン」爆撃後の残骸のようだがイラクではない サンディエゴ郊外高台のお屋敷街

3. Bush signs disaster declaration
The announcement of San Diego’s staggering losses came as President Bush signed a major disaster declaration for California in the wake of the wildfires that have charred about 426,000 acres, or about 665 square miles. The declaration puts in motion long-term federal recovery programs to help state and local governments, families, individuals and certain nonprofit organizations recover. Bush plans to visit the state on Thursday. “Americans all across this land care deeply about them,” the president said after a Cabinet meeting convened to coordinate federal relief efforts. “We’re concerned about their safety. We’re concerned about their property.”
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尾根伝いに火の粉が飛んだため高台の住宅が真っ先にやられた 山手の高級住宅地ランチョ・バーナードの残骸


ブッシュ、連邦指定広域災害区域に認定
サンディエゴ区域の膨大な損害の発表は、ちょうどブッシュ大統領が、今回の山火事災害のためにカリフォルニアに対して「広域災害区域指定」に署名したのと同時で、山火事の方は42万6千エーカー(約17万3千ヘクタール)/約665平方マイル(約1700平方キロメートル)の面積を焼き尽くした。この指定により被災区域では今後長期にわたって、州政府と地方自治体、各世帯、個人、公共団体に対して、連邦政府の災害復旧対策が適用になる。
ブッシュ大統領は25日木曜朝には、カリフォルニア州を慰問に訪れる予定である。「この国のどの地方でも、アメリカ人はみな彼ら被災者を深く気遣っている。われわれは、彼らの身の安全を案ずる。われわれは彼らの資産が無事であるように祈っている。」大統領は、連邦政府の救援活動を編成する閣僚会議の後で、このように感想を述べた。
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カトリナと比べ今回はやけに対応の早かったブッシュ いくら好評でも一応被災地なんだからそんなに笑うとマズイ

4. Santa Ana wind weakened
The fierce Santa Ana wind that has stoked the explosive blazes had started to moderate Wednesday although stiff gusts continued to blow through some canyon areas. Forecasters said the wind eventually would be followed by cooling sea breezes. Wind was reported blowing at a sustained speed of 21 to 36 mph in some areas Wednesday, considerably less than the gusts of up to 100 mph earlier in the week. The shift could allow for a greater aerial assault and help firefighters beat back the most destructive blazes, said Homeland Security Secretary Michael Chertoff.
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サンタイザベラのなだらかな丘陵地も一面猛煙 フォールブルックの市街地へ迫る火の手でフリーウェイもストップ


サンタアナおろしの「風のシフト」
凄まじい猛火をあおったサンタアナ山地から吹き下ろしてくる烈風は、24日水曜午後には治まり始めたが、各地の谷間ではいまだに突風が吹き続けている。気象観測員は、この風は徐々におだやかな涼しい海風に取って代わるものと予報している。水曜の段階では、週明けの風速100マイル/時(毎秒44メートル)の突風には及ばないとは言うものの、風速21〜36マイル/時(毎秒10〜16メートル)の強風がまだあちこちに吹いている。しかしこの「風のシフト」によって、空からの消火活動が格段にやりやすくなり、最悪最強の火災に立ち向かう消防士たちの消火活動を多いに助けている、とホームランド・セキュリティ=国家治安局のマイケル・チャートフ局長は説明した。
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リザヴォワール=貯水池からバケツで水を汲みシャトル飛行する消火用ヘリ 降雨剤を撒いた方が早いと思うのだが

5. NASA Research Center locates hot spots
An unmanned NASA aircraft outfitted with high-tech imaging equipment took off Wednesday from Edwards Air Force Base on Wednesday for a 10-hour flight to help firefighters locate hot spots. Pilots at NASA Dryden Flight Research Center were remotely controlling the aircraft, outfitted with a thermal-infrared imaging system capable of seeing through thick smoke. Crews also were anticipating additional firefighters and equipment from other states, mostly throughout the West.
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23日NASAが発表したサテライト写真 高熱を感知してピンポイントで地上点を計測指定、消防本部へリレー連絡


NASAリサーチセンターで発火地点を発見
また水曜には、超上空からのハイテク地上観測を目的とするNASAの無人観測用航空機がエドワーズ空軍基地から飛び立ち、10時間にわたって地上の高熱地点をピンポントで指摘して、消防隊が事前に消火活動の箇所を見つけるのに非常に役立った。NASAのドライデン・フライトリサーチセンターのパイロットたちは、通常飛行士の肉眼では厚い雲におおわれて見えない箇所でも熱波によって探知できる「サーマル・インフレアド・イメージングシステム=熱感知イメージ認証方式」を搭載した無人航空機を地上から操縦して、発火地点を事前に指摘した。
また地上の消防活動では、カリフォルニア以外の西部全域の他の州からも、消火活動に必要な装備の消防士が応援にやってくることを期待している。
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NASA » 連邦公安局 » 消防本部 » 現場の消防隊 のルートで連絡 正確な発火点へ急行しホットスポットを消火

6. 'Planes can't fly because of winds'
Frustration over the firefighting effort began to emerge Tuesday when a fire official said not enough had been done to protect homes. Orange County Fire Chief Chip Prather told reporters that a quick deployment of aircraft could have corralled a massive blaze near Irvine. But Ruben Grijalva, director of the California Department of Forestry and Fire Protection said that 8 of the state’s 9 water-dumping helicopters were in Southern California by Sunday, when the first fires began, along with 13 air tankers. Grijalva said the fires would have overwhelmed most efforts to fight them. Gov. Arnold Schwarzenegger told, “The fact is, we could have all the planes in the world here — we have 90 aircraft here and six we got especially from the federal government — and they can’t fly because of the wind situation.”
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空一面をおおう猛煙で太陽がさえぎられ昼でも暗くなった空 強風が治まった段階でやっと消火剤を空中散布


90機の飛行機も烈風で飛べず
消火活動をめぐっての不満は、火曜日にある消防署長が「家屋を火から守るには絶対的に人数が足りない」と漏らして以来、争点になっていた。 オレンジカウンティのチップ・プレイザー消防署長は、火曜の記者会見で、初期に発火したアーヴァインの山火事について、もっと早期に飛行機で消火していたら、と記者団に不満をぶちまけた。これに対してカリフォルニア州政府森林防火部のルーベン・グリファルヴァ部長は、州政府所有の9機の消火用ヘリコプターのうち8機は、13機のエアタンカーとともに、火災が始まった日曜の段階ですでに南カリフォルニアに飛んでいたと反論した。グリファルヴァ部長は、今回の火事はいかなる努力を尽くしても追いつかない巨大な猛火だったと述懐した。
またアーノルド・シュワルツェネッガー州知事も、こう反駁する。「実状はこうだ。世界中のすべての飛行機がここに集まっているようなものだった。われわれには連邦政府が提供した6機を含む90機もの飛行機があって、消火活動へ飛び立つのを待機していた。しかし、飛び立つことはできなかった。なぜならあまりにも風が強すぎたからだ。」
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シャトル運航での空からの消火作業 下界のリボン状に見えるのは高速 白い点々が住宅 黒い部分は焼け跡

7. Still standing, or not
【字数制限のためこの段落の英文省略】
24日夜までの報告では、消防士21名と一般市民24名が負傷している。また1名が炎に巻かれて死亡、そのほか5名が焼死ではないが火事がきっかけの死因で死亡と、サンディエゴの検死官から発表された。自治体と警察からの指示で避難命令に従った住民数万人が避難所で夜を明かし、ニュースやネットをチェックしながら、自宅が無事焼け残ったかどうか情報を探り出そうと必死だ。
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南カリフォルニア一帯が4日目の眠れない夜を迎えた 強風で尾根から尾根へと数マイルも火の粉が飛び延焼が続く

マイホームの安否を気遣う避難民
「いつでも自宅に戻る用意はできてます。でも同時にあそこ(高台の住宅地)まで上って行って、結果を見てがっかりしたくない気持ちもあります。」サンディエゴ管轄のラモーナ地区にある自宅がまだそこに立っているかどうかわからないメアリー・ブッシュさん(41)は、その複雑な気持ちをこう説明した。彼女は2日目の月曜以来、同地区の避難センターであるカルコムスタジアムに身を寄せており、11才と8才の息子とともに、夜は自分のSUVの中で寝泊まりする生活を余儀なくされている。[了]
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キャンプペンデルトンで迫る猛煙に立ちすくむ 南カリフォルニアの暗黒の空はアメリカの未来を象徴するようだ

»» 次号「トルコ陸海空全軍クルド地区総攻撃開始」
【米国時間 2007年10月25日 訳『米流時評』ysbee】

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次号予告:トルコ陸海空全軍クルド地区総攻撃開始/アルメニア人虐殺問題でトルコ、米と決裂/ミャンマー軍事政権に日本もついに経済制裁/イスラエルのオルメルト首相提案:ユダヤとアラブのエルサレム二都物語

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by ysbee-2 | 2007-10-25 09:50 | 大事故・大災害
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