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「ユーラシア連邦の野望」ポストプーチン時代の予測

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 ||| ポストプーチン・ユーラシア連邦の野望 |||
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総選挙圧勝・後継者指名・首相に逆指名の プーチンが抱く真の野望
EU・NATOに対抗する大ロシア構想を実現? ユーラシア連邦結成か


米国時間2007年12月10日午前9月29分 | モスクワ発・AP通信  | 『米流時評』ysbee 訳
プーチンの未来についての憶測は「もしかしたら憲法を改定して、大統領の三期目を可能にしようとするかも知れない」という仮説まで含まれていた。その可能性は、10日月曜のメドベージェフの後継者指名で、いっそう強まったように思える、とロシアリベラル派の代表的政治家であるウラジミール・リシュコフ氏は解釈する。
【訳者注:このコラム記事は、今週月曜10日プーチンがメドベージェフを後継者に指名した直後にサイト掲載され、プーチンが次期首相に逆指名される前日の記事なので、内容的にタイムラグがあることを予めお断りします。】
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Putin Backs Medvedev as Presidential Candidate
Russia’s Communist Party vows to contest results; U.S. urges investigation
DECEMBER 10, 2007 EST | Associated Press — RUSSIA | Translation by ysbee
MOSCOW — The speculation about Putin's future has included the possibility that he could try to return as president. That possibility seemed potentially strengthened by the announcement about Medvedev, said Vladimir Ryzhkov, a prominent liberal politician.


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DECEMBER 13, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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 A S S O C I A T E D P R E S S | B R E A K I N G

第3章 「ユーラシア連邦の野望」ポストプーチン時代の予測
米国時間 2007年12月10日午前9月29分 | モスクワ発・AP通信 | 『米流時評』ysbee 訳


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1. Putin's 'Medvedev strategy'
"The strategy is as follows: Medvedev is a compromise choice because he will allow Putin to keep a free hand. If Putin wants to gradually leave power Medvedev guarantees him comfort and security and will continue to listen him," he said on Ekho Moskvy radio. "If Putin wants to return in two, three years ... Medvedev will be the person who will without a doubt give up the path for him."
プーチンのメドベージェフ戦略
上述のリシュコフ氏は、エコーモスクワのラジオ放送でこう語った。「プーチンの後継者選びの戦略は次のようなものだ。すなわち、メドベージェフは謀略的選択である。なぜなら、彼はプーチンが権力を自在に操るがままにさせるだろうから。プーチンが段階的に徐々に権力を移行しようとする場合でも、選ばれたメドベージェフはプーチンに対してその間の余裕と安定の政権を保証し、今後もプーチンの意見に傾聴する体制が約束されるだろう。また、万一プーチンが数年後に大統領職に返り咲きしようとする場合は、メドベージェフは疑いなくプーチンのためにいさぎよく道を譲る人物である。」
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ライバル候補だったイワノフ副首相(左)と後継者に指名されたメドベージェフの剛柔のバランスを操るプーチン

2. Putin to lead Russia, Belarus
Communist Party leader Gennady Zyuganov suggested another possibility, noting that Russia has recently shown increased interest in long-dormant plans to form a union state of Russia and Belarus. If a new country were formed, that could allow Putin to return to power as leader.
ベラルーシをロシアへ統治併合する案
ロシア共産党リーダーのゲンナジー・ジュガーノフ氏は、もうひとつの可能性を示唆する。その理由として、ロシアはここ最近になって長いこと棚上げになっていた「ベラルーシをロシアに吸収合併して統一した国家形態を作る」という統治案に、強い関心を示すようになったことが上げられると説明する。つまり、もしも統合後に新しく合体した国家が形成されるならば、その時こそプーチンが新しい連合国家の指導者として返り咲く可能性がある、という説である。
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プーチンの率いる統一ロシア党の圧倒的な与党体制に押される、国会少数野党のロシア共産党ジュガーノフ党首

3. Leader of the United States of Russia?
"Putin may become president of the union state by the end of the year," Zyuganov was quoted as saying by the news agency Interfax. "The nomination of Medvedev that was orchestrated from the Kremlin and the possible accelerated development of the union state are to Russia's great misfortune." Putin is to travel to Minsk for meetings with Belarusian President Alexander Lukashenko on Thursday.
「統一ロシア連邦」誕生?
インターファックス社のインタビューに答えて、ロシア共産党ジュガーノフ党首の予測はさらに続く。「もしかしたらプーチンは年末までに、ロシアとベラルーシが連合した国家の大統領になるかも知れない。プーチン政権によってうまく操作されたメドベージェフの指名と、今後予測されるベラルーシとの連合国家形態へと急激に展開する可能性が実現すれば、ロシアにとってはとんでもなく不運な時代が始まることになるだろう。」しかしこうした危惧をよそにプーチンは13日木曜には現地へ向かい、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領と今後の展開を討議する予定である。
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4. Tradition of 'Russian classic' in St. Petersburg
Both Medvedev and Putin worked under St. Petersburg's reformist mayor Anatoly Sobchak in the early 1990s. After Putin became prime minister in 1999, he brought Medvedev to Moscow to become deputy chief of staff of the Cabinet.
サンクトペテルスブルクのロシア伝統主義
1990年代前半には、メドベージェフとプーチンは両者ともサンクトペテルスブルクで改革派のアナトリー・ソブチャック市長の下で自治体行政に与っていた。その後1999年にプーチンが首相になった際には、メドベージェフも一緒にモスクワへ同行し、内閣の副主要補佐官に任命されてクレムリン入りを果たした。
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左から今夏の戦勝60周年記念でウィーンの無名戦死の墓に献花するプーチン/赤の広場での演説/クレムリン宮殿内

5. Gazprom head to presidential chief of staff
He then moved up to become deputy chief of staff for the president, became Gazprom board head in 2002 and full presidential chief of staff in 2003. In 2005, Putin named him a first deputy prime minister and almost immediately Medvedev began to receive extensive television coverage — even more than that accorded to the prime minister.
国営ガスプロム代表から側近のトップへ
メドベージェフはその後も、プーチンの昇格にともなって出世街道を伴走し、02年にはロシア経済興隆の鍵となったトップエネルギー産業「ガスプロム」の役員会会長職に就き、03年には大統領の第一補佐官に任命されてクレモリンに戻った。05年にプーチンから第一副首相に任命されるや否や、メドベージェフはたちまち国営テレビを通じて、その回数はむしろズブコフ首相をはるかにしのぐほどの、過剰気味のメディアの取材対象となった。
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6. Jockeying for influence among Kremlin factions
The disproportionately lavish coverage raised speculation that Putin even then saw Medvedev as his preferred successor. But Ivanov later was appointed to another first deputy premiership and began to receive equally wide TV coverage, suggesting that Putin was conducting an unstated competition or that there was jockeying for influence among Kremlin factions.
仕掛けられた?副首相同士の後継者争い
05年当時のメディアの取材放映が、余りにもメドベージェフに偏っていたために、巷間にはプーチンがメドベージェフを後継者としてひいきしているのではないかという、疑惑が持たれたほどである。しかしながら、その後イワノフがもうひとりの第一副首相に任命され、メドベージェフと同等の広汎なテレビ取材が放映されるに及んで、関係者の噂はむしろ「プーチンは無言のうちに二人を後継者候補として争わせている」とか「クレムリンの政府内部の派閥争いに対する影響力を競い合っている」という内容に転換するようになったというのが実状である。
【米国時間 2007年12月13日 『米流時評』ysbee 訳】
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»» 米流時評 特集「ポスト・プーチンのロシア」
d0123476_1746245.jpg序 章 「プーチンの過ぎゆくままに」米国とロシアの『戦争と平和』
第1章 「メドベージェフ登場」プーチン次期後継者を指名
第2章 「明日のプーチン」メドべージェフ、プーチンを首相に逆指名
第3章 「ユーラシア連邦の野望」ポストプーチン時代の予測
第4章 「クレムリンの暗闘」プーチン王朝内部のパワー闘争
第5章 「プーチニズムの踏襲」次世代ロシア時代の到来


»» イラン問題緊急特集「NIE衝撃の諜報レポート」d0123476_1023580.jpg
時 評  「NIEレポートで暴かれたブッシュの大嘘」
Part-1 「嘘から出た真実 さらば、イラン戦争」
Part-2 「暴かれたブッシュ政権の戦争体質」
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by ysbee-2 | 2007-12-13 19:16 | プーチンのロシア
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