米流時評

beiryu2.exblog.jp ブログトップ

特報!ヘルシンキ会談・グルジア紛争で米ロが軍事的解決

f0127501_128435.gif

 ||| ヘルシンキ会談でグルジア調停 |||

d0123476_9323395.jpg
グルジア紛争解決のため、ヘルシンキで米露両軍の最高司令官が会談
ロシア-NATO評議会復活を検討、東欧ミサイルシステム計画も議案に


フィンランド・ヘルシンキ発  | AP通信・ニュース速報 | 訳『米流時評』ysbee
[第1報]米国時間 2008年10月21日午前10時52分
21日火曜フィンランドの首都ヘルシンキで、米国とロシア軍部のトップ高官が、非公表の会談を行った事が、ヘルシンキ駐在の米国大使館職員からの情報で明らかになった。この会談には米国とロシア双方のトップレベルの軍事高官が出席したが、議題は親米国家グルジアとロシアとの間で8月に起きたオセチアをめぐる攻防戦、グルジア紛争の軍事的解決を探るものと見られている。
トップ:北欧三国のひとつフィンランドの首都ヘルシンキの港を見下ろすこの町のシンボル、大聖堂
下:オセチアから南下してグルジアの首都トビリシまで迫ったロシア軍も8月20日過ぎに撤収へ転換

d0123476_9331981.jpg
U.S., Russian Military Hold Top-ranks' Talks
Finland hosts highest-level discussions since Georgia war strained ties
OCTOBER 21, 2008 | Associated Press — BREAKING | Translation by ysbee
HELSINKI, Finland — The top U.S. military officer met Tuesday with his Russian counterpart — who led the invasion of U.S. ally Georgia — signaling a thaw in relations between the two powers. Adm. Michael G. Mullen, the chairman of the Joint Chiefs of Staff, and Russian Gen. Nikolai Makarov, discussed Georgia, missile defense, and Russia-NATO relations, officials said.


__________________________________________________________________
OCTOBER 21, 2008 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌デイリー版 10/21号
d0123476_17164267.gif

  A S S O C I A T E D P R E S S | B R E A K I N G
米国ロシア両軍総司令官が、グルジア紛争最終解決のため北欧で会談
米国時間 2008年10月21日午前10時52分 | AP通信・ニュース速報 | 訳『米流時評』ysbee

d0123476_12525273.jpg
ロシア軍の空爆と砲撃ですべての建物が破壊されたグルジア北部交通の要衝ゴリ市で、劣勢で退却するグルジア陸軍

1. Mullen-Makarov top military meeting

HELSINKI, Finland — The top U.S. military officer met Tuesday with his Russian counterpart — who led the invasion of U.S. ally Georgia — signaling a thaw in relations between the two powers. Adm. Michael G. Mullen, the chairman of the Joint Chiefs of Staff, and Russian Gen. Nikolai Makarov, discussed Georgia, missile defense, and Russia-NATO relations, officials said.
ミューレン・マカロフ軍事トップ会談
[第2報]米国時間 2008年10月21日午後3時46分
会議には、米国側からNATOの総司令官に任命されたばかりのマイケル・G・ミューレン米軍統合参謀本部長、ロシア側からニコライ・マカロフ総司令官が、それぞれ両国を代表して出席。議題はグルジア紛争の解決とロシア-NATO評議会復活に関してだったと、会議に同席した米国政府高官は伝えている。
d0123476_12533649.jpg
右からロバート・ゲイツ国防長官、ブッシュ大統領、米三軍を総括するマイケル・ミューレン統合参謀本部長

2. The first meeting since Georgia conflict

The talks, at a secluded riverside mansion outside Helsinki, were the highest-level military meeting between the two countries since Russia's war with Georgia in August, which strained already tense ties between Washington and Moscow.
グルジア紛争以来 両国初の直接会談
ヘルシンキ郊外の河畔に立つ城館で行われた今回の軍事会談には、米国とロシアと両国の最高ランクの指揮官が出席した。8月にグルジア・ロシア紛争が勃発して以来、モスクワとワシントン両政府の関係はそれまで以上に急激に緊迫し悪化したが、今回が両国間のトップクラスの高官が直接話し合う初めての機会である。
d0123476_144367.jpg
今年6月にメドベージェフの任命を受けて、ロシア全軍を指揮する重職に新任のニコライ・マカロフ統合参謀本部長
プーチン任命の前任者ユーリ・バルエフスキー司令官は、軍部改革を受けつけない強硬派だったため変革が期待される


3. Talks on NATO and MDS in East Europe

Makarov became Russia's top military officer in June. "The two men discussed a wide range of issues, including the future of NATO and the current status of missile defense systems in Europe," said Kim Hargan, a spokesman for the U.S. Embassy in Finland. Mullen later called U.S. Defense Secretary Robert Gates.
NATOとの友好復帰と東欧MDS問題
ロシア代表のマカロフ参謀総長は、今年6月にメドベージェフ政権下でロシア全軍の最高位である上級大将に任命された (米軍で言えば統合参謀本部長)。今回の米国側代表ミューレン参謀本部長との話し合いでは、広汎な問題が討議されたが、その中にはNATOとロシアの今後の取り組み方 (連繋体制) と米軍が建設中の東欧のミサイル防衛システムも含まれていたと、フィンランド仲裁米国大使館のキム・ハーガン広報官は伝えている。
d0123476_9351660.jpg
国際紛争の現場へ常に真っ先に駆けつけるフランスのクーシュネル外相 8/11紛争勃発直後ゴリの惨状を視察

4. Gates pleased with the outcome

Hagan reported to Gates that they had a "productive, businesslike conversation," Pentagon press secretary Geoff Morrell said in Washington, adding that Gates was pleased with the outcome.
会談の成果に満足のゲイツ国防長官
ミューレン参謀本部長は、会議のあとですぐにワシントンのロバート・ゲイツ国防長官へ電話を入れ「ロシアとの会談は、非常に生産的でビジネスライクに進んだ」と報告したと、ペンタゴンのジェフ・モレル広報局長から発表された。さらに、この報告を受けたゲイツ長官は、会談が首尾よく行った結果に非常に喜んでいた、と付け加えた。
d0123476_9343891.jpg
グルジアのオセチア鎮圧を攻撃の理由に、オセチア人を防衛するという大義名分であっというまにグルジア領土内まで侵攻したロシア政府軍。空爆と地上軍の迫撃砲で、グルジア北部のゴリの町では無傷の建物は残っていない。犠牲者も数千人と言われながら、住民が離散して各地へ避難したため、いまだに確定数字が確認できない惨状である。

5. Georgia, Black Sea, Afghanistan

A U.S. defense official said Makarov suggested the meeting and the two military leaders covered a range of topics, including Georgia, Black Sea operations, and Afghanistan as it related to NATO involvement.
グルジア、黒海からアフガンテロ戦争まで
米国側の代表団の談話によると、今回の会談はロシアのマカロフ上級大将の提案を受けたものであり、双方の軍事トップは、グルジア問題、黒海の開発の権利問題、そしてNATOに関連した問題として、アフガニスタンでのテロ戦争まで、軍事が関連する広汎な問題に関して話し合った模様である。
d0123476_2174666.jpg
紛争勃発直後の8/12にグルジアの首都トビリシで数十万人の市民が展開したロシアのオセチア侵攻に抗議するデモ

6. Resumption of the Russia-NATO Council

Makarov told Russia's RIA-Novosti news agency that they talked about the resumption of the Russia-NATO Council, which was suspended after the Georgia war. A decision on resuming the council, a forum that brought NATO countries and Russia together, will be made in November or December "and this question remains in the American's court," Makarov was quoted as saying.
ロシア-NATO評議会の復活を検討
マカロフは今回の会談について、ロシアの国営メディアRIA-ノヴォステニュースの取材に答え「米国とロシア両国は、ロシア-NATO評議会の再開について話し合った」と語った。この軍事会議機能は8月にグルジア紛争が勃発して以来棚上げになっていたものである。NATO加盟諸国とロシアが同一テーブルで軍事的問題解決を討議するこのフォーラムの再開に関しては、早ければ11月、遅くとも12月に最終決定が下されるだろうと伝えた。マカロフの言によると「最終決定はアメリカの手の内にある」と語ったそうである。
d0123476_21113649.jpg
亡国を危機一髪で免れたグルジアのサーカシビリ大統領 最初の第一歩が軽卒だったという批判も

7. Historic place during the Cold War

Adm. Juhani Kaskeala, the head of Finland's defense forces, organized the meeting at the manor outside the Finnish capital. The neutral Nordic country shares an 800-mile (1,300-kilometer) border with its huge eastern neighbor and has been the venue of several U.S.-Russian meetings during and since the Cold War.
冷戦時代も会議場だったフィンランド
会議の開催にあたって地元フィンランドのユハニ・カスケラ防衛相は、首都ヘルシンキ郊外の城館を会議場として使用できるよう奔走した。北欧の中立国フィンランドは、国土の東端で延々800マイル(約1,300キロ)もロシアと国境を接している。また中立国であるためと、米国・ロシアのどちらからも空路で近い地の利の良さから、冷戦時代以来たびたび両国の軍事外交の会議が開かれてきた歴史を持っている。 »» 続く
d0123476_1023580.jpg
【 米国時間 2008年10月21日 『米流時評』ysbee 訳 】
ロシア陸海空三軍の大規模な侵攻作戦で一般市民も爆撃で容赦なく殺戮、ジェノサイドの様相を呈したグルジア戦争
左:オセチアを追われ難民となった数十万のグルジア人の前途は、いまだ暗澹としている /中:ベルリンで行われたロシア侵略反対デモ /右:「次はお前だ!」と指差すプーチンのポスターを掲げ侵略反対デモを繰り広げる東欧市民
d0123476_9441461.jpg
»» 次号「堕ちた偶像アメリカの救済・オバマ対マケインの政治学 」へ
«« 前号「三浦和義は殺された!ゲラゴス弁護士が真相究明要求」へ


d0123476_16472783.gif記事リンク http://beiryu2.exblog.jp/8804309f0127501_6213945.jpg
TBリンク http://beiryu2.exblog.jp/tb/8804309

__________________________________________________________________
いつもご愛読いただきまして大変ありがとうございます。クリックでの応援に感謝申し上げます!
d0123476_12465883.gif


4〜7位を行ったり来たり。クリックで応援をよろしく!
ブログランキング・にほんブログ村へ  「ブログ村」の国際政治部門では、おかげさまで1〜2位です!


d0123476_10141436.gif
ニュース部門でトップです。みなさまのクリック、ありがとうございます!
テクノラティお気に入りに追加する テクノラティはお気に入りブログの更新内容が一覧できて大変便利

d0123476_4274095.jpg
||| 『米流時評』グローバル恐慌レポート |||
第1章 ウォール街金融危機

9/14 号外!メリルリンチを500億ドルでBOAが買収
9/15 ウォールストリート大暴落、9/11以来のメルトダウン
9/16 号外!AIGに8.9兆円連邦救済ローン、恐慌脱出か?
9/17 経済危機と大統領選・ペイリンは共和党の自爆装置?

第2章 米国金融危機
10/01 号外!80兆円金融経済救済案、上院を通過!
10/02 下院でも通過!73.8兆円の経済救済案ついに成立!
10/06 ウォール街暴落1万ドルの大台を割る 大恐慌2.0?
10/07 2日目も暴落のウォール街・前日比 ▼508ドル

第3章 グローバル金融危機
10/08 アイスランド国家破産の危機・前編
10/09 アイスランド国家破産の危機・後編(翻訳中)
10/10 号外!GMがクライスラーを吸収合併交渉!
10/12 ダウ記録的サージで危機脱出? IMF・EUの緊急サミット効果
10/13 底が見えた!グローバル・メルトダウンからの Uターン
10/14 ウォール街実録・暗黒の7日間(翻訳中)

第4章 ポスト恐慌のニューパラダイム(予定)
10/15 堕ちた偶像アメリカの救済・オバマ対マケインの政治学(予定)
10/16 堕ちた偶像アメリカの救済・オバマノミクスと米国経済再建案(予定)

[PR]
by ysbee-2 | 2008-10-21 09:06 | グルジア紛争
line

世界の動きがよくわかる!激動する国際情勢を、欧米メディアでディープに読む…世界の「今」と真実探求に関心ある知的冒険者へ送るグローバル情報満載ブログ


by ysbee-2
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31