米流時評

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死人に口なし、戦慄のパンデミック・ドクトリン

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    ||| パンデミック・ドクトリン |||

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 疫病クライシスで利するのは誰? パンデミックビジネスのショックドクトリン
 伝染病蔓延はつくられた危機なのか? インフルエンザのフォロー・ザ・マネー

d0123476_3532373.jpg先月下旬の南北アメリカサミットのエントリ以来、新型ウィルスのニュースに感染していたのだが、どうも病原体のウィルスの創成そのものが怪しい。人工的に細菌ラボで創られたと推論する方が、複雑なプロセスで偶然にできたと説得するWHOの無理な解釈よりも、むしろ数千倍確率が高く、よほどすんなりと納得がいく。

そもそもWHOの事務局長マーガレット・チャンの母国、中国から、
WHO本部の即刻の指示と、感染国の緊急オーダーの挙国一致体制で、
数億ドルの医薬品のパッケージが、こうして世界中に発送されている状況は、
共同謀議? という疑問符を百個つけても足りない。
(トップの写真は、要請のあった各国へ中国政府から送られた医薬品の山。
 この写真は、メキシコシティの政府軍の災害緊急対策本部だが、
 パッケージに貼ってあるシールでは、WHOマークを五星紅旗がカバーしている
 という、あまりにもあからさまなロゴが、ことのすべてを物語るかのようだ。)
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ジュネーブのWHO本部から世界銀行への要請で、緊急の医療援助用借款として
1.8億ドル(178億円)を供出することになったが、
これがわずか1日2日ですんなり通ってしまう、例外的な迅速処理。
各国政府からのタミフルやリレンザの発注も、
待ってました!といわんばかりの、見事な手際の良さである。

これは何かある。 ブッシュ前大統領が2005年に、
ネオコンの番頭役のようなポール・ウルフフォヴィッツを
世界銀行の頭取に据えた時点から、すべてがおかしい。

 『米流時評』エントリ過去帳より
 ブッシュのゲッベルスと言われたペンタゴン陰のオペレーターの栄光と凋落を
 浮き彫りにするニューズウィーク、マイケル・ハーシュのウルフォヴィッツ評

 2007年 5/17号 「世銀頭取ウルフォヴィッツの致命的スキャンダル! 」
 2007年 5/17号 「世銀頭取ウルフォヴィッツの凋落とネオコンの終焉 」

世界各国でやたらに大災害が起こる。難民が数百万人単位で発生する。
難民キャンプ村創成。国連の食糧供給による支配………
大災害 > 難民化 > 国連介入 > 世銀の援助資金 > 巨大復興救済事業
こうした一連の、災害がクリックしてドミノ式に展開してゆくプロセスは、
あまりにも恣意的である。
これでは、作為ある陰謀という疑惑の目で見られても仕方がないのではないか?
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ここには、災害に直接関連する医薬品・食品事業から、
武器や警備機器を装備するセキュリティ事業も含めて(もちろん人員も)
「災厄ビジネス」とも言えるような、
ひとつの巨大なグローバル産業の構造が、すでに存在しているのではないか?

こうしたおぞましい疑問で鬱々としながら、情報を掘り返していたら、
これに真っ向から解答を与えてくれる本というか、人物と出くわした。
もちろん直接ではないが、テレビのモニターを通して。
求めよ、さらば 与えられん。
すでに知る人は強烈に推している、ナオミ・クライン女史である。

彼女の目の覚めるような「現行の世界状況についての解釈」と、
その論理を明確に記した著書『ショック・ドクトリン/The Shock Doctrine』
これには2〜3章割いて、克明にお伝えしたいと思う。

「なぜいつも、辺境の少数民族が、巨大な災害に襲われるのだろうか?」
この数年堆積していた私の疑問に、ある程度正しい答えを与えてくれた、
貴重な警世の書だ。
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暗雲を切り裂いて輝くような彼女の聡明な洞察力で、
現実を見事に看破した、パワフルな論理の展開。
決然とした意志で書かれた『ザ・ショック・ドクトリン』の仕事。

カトリナ災害後のニューオーリンズでのFEMAの活動をはじめ
インド洋沿岸諸国を襲った、クリスマス津波にまで、
疑惑の疑問符を投げかけ「EUREKA!」の感嘆符に変えていく、
素晴らしい解明力。
来週からは、その内容とともに、
そうした災害の現場を取り巻く実証的事例も紹介していきたいと思っている。

 『米流時評』パンデミック関連エントリ
 4/24 メキシコでパンデミック!豚インフルエンザで68名死亡
 4/26 マスクな日々・豚ウィルス 世界の水際防衛作戦
 4/27 メキシコシティ帰還レポート 蒼天のガダルペ青いマスク
 4/28 プレ・パンデミック秒読みの限りない憂鬱
 4/29 メキシカン・ペイシェント 封印された患者ゼロ号
 5/04 アメリカン航空感染か?ロス>成田169便の39名隔離
 5/05 隠蔽された発生源、養豚汚染の村ラグロリアの秘密
 5/06 死人に口なし、戦慄のパンデミック・ドクトリン

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また、いつもコメントやTBで情報をパスワークしている、
YAN-Cさんのブログ『RE: SUKI』では、今回の新型フルーが
「豚インフルエンザ」だった頃から事態の経過を連日記録しており、
こちらは後日に実録としてたいへん重宝するにちがいない、
日付を追った「エピデミック・クロノロジー」になっているので、
保存版としておすすめする次第。

 RE: SUKI 新型インフルエンザ関連エントリ
 4/25 豚インフルエンザ メキシコとアメリカで確認
 4/26 豚インフルエンザ 世界での感染報告
 4/27 豚インフルエンザ "Public Health Emergency" アメリカ非常事態宣言
 4/28 豚インフルエンザ  WHO フェーズ4を発表
 4/29 豚インフルエンザ 4月29日の状況
 4/30 豚インフルエンザ メキシコの怖い話
 4/30 WHOフェーズ5を発表「パンデミックの強い前兆」→成田空港で陽性反応
 5/01 日本初 新型インフルエンザ感染か→Aソ連型でした
 5/02 アジアで初の新型インフルエンザ感染を確認
 5/03 米軍横田基地の幼児新型ウイルスに感染せず ~そして世界は
 5/04 新型インフルエンザ 感染のピークは過ぎた?
 5/05 新型インフルエンザ 世界21カ国で感染を確認
 5/06 新型インフルエンザ 初めてアメリカ居住者が死亡
 5/07 新型インフルエンザ 60歳以上に免疫?
 5/08 新型インフルエンザ アメリカで日本人の感染確認

来週からのキーワードは、ナオミ・クラインとショック・ドクトリンだが
その他にも …… ガンタナモ・カルテ …… 自白強要 ……「ブッシュ・メモ」……
CIA拷問マニュアル …… 現場証拠写真2千枚 ……「チェニー・レポート」……
内部告発者 …… 憲法違反 ……「ゼリコウ・メモ」…… ジュネーブ協定 ……
戦争犯罪 ……「ライス承諾事項」…… ハーグ国際裁判所……
Treason …… Crime of the Century ………
忙しい、忙しい。ラビットホールをフリーフォールの、3月兎に連休はない。

   【米国時間2009年5月6日『米流時評』ysbee】
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MAY 6, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年5月6日号
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  A s s o c i a t e d P r e s s | B R E A K I N G
伝染病蔓延はつくられた危機か? パンデミックビジネスのショックドクトリン
米国時間 2009年4月29日午後9時11分 | AP通信・メキシコ現地レポート | 訳『米流時評』ysbee

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世界トップの人口2千万の過密都市メキシコシティを近郊と結ぶ足はメトロ/地下鉄 ホームにも武装警官が警備


Patient Zero: Edgar Hernandez Case — Part-III
Villagers of La Gloria claiming on the faulty environment of pig farming
APRIL 28, 2009 | By Olga R. Rodriguez — Associated Press/Mexico | Translation by ysbee
AP通信メキシコ支局 オルガ・ロドリゲス記者取材「ラグロリア現地レポート」後編
前号「隠蔽された発生源、養豚汚染の村ラグロリアの秘密」からの続き

18. Unfortunate coincidence with epidemic
Continued from the previous issue |LA GLORIA, Mexico — Ochoa added, "what happened in La Gloria was an unfortunate coincidence with a big and serious problem that is happening now with this new flu virus."
伝染病発生との不運な偶然の一致
メキシコ・ラグロリア発 | 米国バージニア州に本社をおくスミスフィールド・フーズ社が出資する、メキシコの養豚事業合資会社グランハス・カロル・デ・メヒコ。メキシコ南部ベラスケス州ラグロリア村の郊外にある、その養豚工場の監督ヴィクトル・オチョア氏は、AP通信の直接取材に応え次のように回答した。
「ラグロリア村で起きたことは、今回新しいインフルエンザウィルスが巻き起こしている深刻な大問題と、たまたま運悪く偶然にも一致したということでしょう。」

  注:スミスフィールド・フーズ社は全米でトップの豚肉供給食品メーカーである。
  日本での特約代理店は住友商事:住商フーズ株式会社/食肉・スミスフィールド
  http://www.scfoods.co.jp/brand/brand01.html

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メキシコ政府海軍病院に収容された新型インフルエンザ感染患者 外部と完全に接触を隔離された状態

19. No infected pigs found yet in Mexico

Mexican Agriculture Department inspectors found no sign of swine flu among pigs around the farm in Veracruz. They said that no infected pigs have been found yet anywhere in Mexico.
インフルエンザに感染した豚は未発見
またメキシコ政府の農業省でも、ベラスケス州のどの農場からも豚インフルエンザの症状が現れた豚は、みつからなかったと報告している。しかし政府側の公表している内容は、厳密に言えば実際には「メキシコ国内のどこからも、今回の新型ウィルスに感染した豚は『今のところまだ』出ていない」というだけにすぎない。
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発生当初「死者159名」と報道されたが、その後極端に数が減少し「事実隠蔽ではないか」という疑惑が生まれた

20. Half of villagers working in Mexico City

Meanwhile, Martinez and Bertha Crisostomo, a liaison between the villagers and the municipal government of Perote to which La Gloria belongs, say half of the people from the town live and work in Mexico City most of the week. They commute daily so that they could easily have spread the swine flu in the capital, where most of the swine flu cases have been confirmed.
ラグロリア村民の半分以上が首都勤務
インフルエンザ患者が大量発生したラグロリア村と、同村の属するペローテ広域自治体との間の連絡員を勤めるマルチネスさんとベルタさんのクリソストモ夫妻の話によると、ラグロリア村では村人の半分以上が、週日はメキシコシティに住み込みで週末帰宅か、あるいは首都圏の職場に通勤しているのが実態だと言う。
村民は毎日通勤しているので、当然いとも簡単に豚インフルエンザのウィルスを首都のそこいら中にまき散らす結果となっただろうことは想像に難くない。メキシコ国内の感染者数のほとんどが、人口2千万を数える過密都市のメキシコシティから発生した由縁である。
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4/29 メキシコ全土で5日間の公共機関休業令が出る直前 メキシコシティの都心へ通勤する乗客を乗せた地下鉄

21. Easy to spread by commuting

Edgar, however, has never left the Perote valley. The family doesn't own pigs or work near them. Edgar's father, a bricklayer also named Edgar, only works in the area — not Mexico City.
メキシコシティ通勤で首都に感染拡大
しかしながら(前々号でお伝えした新型インフルに感染し陽性反応を示した第1号患者)エドガー・ヘルナンデス少年の場合は、自宅のあるペローテ谷のラグロリア村を一歩も離れたことはなかった。彼の家族は一匹の豚も飼っておらず、仕事場も養豚農場の付近ではない。さらには、エドガーの父親は(子供と同名のエドガーという名前だが)職業は煉瓦職人で、仕事先は家の近辺に限られておりメキシコシティへ出かけることはなかった。
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首都メキシコシティでは4月末から5月5日のシンコデマヨまで祝祭日イベントが目白押しだったが、全てキャンセル

22. Many victims in La Gloria

Residents here are certain Edgar was not the only swine flu victim in their town. Juan Rodriguez died of pneumonia Feb. 9 at age 7 months. His grandmother, Josefina Mendoza, 71, said doctors have come to interview the infant's parents.
ラグロリア村だけで多くの死者
ラグロリア村では、自分たちの村で豚インフルエンザの犠牲になったのが、エドガー少年(最初の陽性反応者)だけではないことを、住民たちは承知している。生後わずか7か月のホアン・ロドリゲスが死んだのは、2月9日のことだったが、その死因は「肺炎」と診断されていた。
赤ん坊の祖母にあたる71才のホセフィナ・メンドーザさんの話によると、子供が病気の間、州政府の医師団がその両親にインタビューにやってきたという。
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左:AP通信メキシコ支局オルガ・ロドリゲス記者の取材に応える「患者ゼロ号」エドガーの母親マリア・ヘルナンデスさん。ラグロリア村では全人口3千人のうち1800人が感染 /右:妻をインフルエンザで亡くしたメキシコシティのベニト・カルデナスさん。死亡診断書には「肺炎」と書かれてあったが、家人は豚インフルで死んだと信じている。

23. Died but buried without testing

Irene Bonilla, 23, said her 2-month-old boy, Yovanni Apolinar, died March 12. No one has interviewed her but reporters. Neither family wants the children's bodies exhumed for testing. "Why?" Mendoza said. "It's been months since he died. The child has made his peace with God. He's with the Virgin now."
検死もせずに埋葬された犠牲者
そのほかにも、23才のイレーネ・ボニーラさんの話では、生後わずか2か月だった彼女の息子、ヨヴァンニ・アポリナール君がインフルエンザらしき症状で亡くなったのは、豚インフルが蔓延するよりもひと月以上前の3月12日のことだったと言う。子供を亡くしたどの家族もみな、遺体解剖で検死するのをいやがった。前述のメンドーザお婆さんは、記者の「なぜ解剖して調べなかったのか?」という質問に対して、こう答えた。
「なぜですって? 孫が死んでからもう2か月になりますが、あの子はきっと天国の神様の元で、安らかに暮らしているでしょう。今頃は処女に囲まれてね……」 <完>

【 米国時間 2009年5月6日 『米流時評』ysbee訳 】
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ベラクルス州の別の村でも豚インフルで次々と住民が死んでいった。養豚施設の関連性と原因の徹底追及を!

◀ 次号「百万人の難民エクソダス パキスタン最前線レポート」
▶ 前号「隠蔽された発生源、養豚汚染の村ラグロリアの秘密」d0123476_1023580.jpg

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d0123476_13581536.jpg4/29 NBC ナイトリーニュースビデオ
「豚インフル・エピデミック メキシコの村ラグロリア探訪」
メキシコ南部 小さな村の大きな秘密 患者ゼロ号エドガー・ヘルナンデス君の村を訪ねて……In the tiny town of La Gloria, little Edgar Hernandez is now all smiles, but about a month ago……

5/03 MSNBC ニュース「カナダ:豚にインフルエンザをうつした男」
Canadian man infected pigs with Swine Flu

5/05 NBC "TODAY" ニュース「米国で最初の豚インフル犠牲者」
First U.S. resident's death by Swine Flu reported


||| 米流時評 ||| 最近の記事リスト   b e i r y u * c u r r e n t
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5/09 さらば中世! タリバン恐怖政治の終焉
5/08 スワット谷のエクソダス タリバニスタン少数民族の大移動
5/07 百万人の難民エクソダス パキスタン最前線レポート
5/06 死人に口なし、戦慄のパンデミック・ドクトリン
5/05 隠蔽された発生源、養豚汚染の村ラグロリアの秘密
5/04 アメリカン航空感染か?ロス>成田169便の39名隔離
5/03 中国上陸!香港隔離病棟メトロパークホテル(未掲載)
4/29 メキシカン・ペイシェント 封印された患者ゼロ号
4/28 プレ・パンデミック秒読みの限りない憂鬱d0123476_17124236.gif
4/27 メキシコシティ帰還レポート 蒼天のガダルペ青いマスク
4/26 マスクな日々・豚ウィルス 世界の水際防衛作戦
4/24 メキシコでパンデミック!豚インフルエンザで68名死亡
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by ysbee-2 | 2009-05-06 13:10 | パンデミック
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世界の動きがよくわかる!激動する国際情勢を、欧米メディアでディープに読む…世界の「今」と真実探求に関心ある知的冒険者へ送るグローバル情報満載ブログ


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