米流時評

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警告!世界で一番危険な国 パキスタンの水爆開発

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  ||| クシャブ核施設の核兵器生産能力 |||

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 クシャブ核燃料炉2基を新設、年間4〜5発の核兵器用プルトニウム製造能力
 援助資金を核施設建設に流用したパキスタン政府、米国側の指摘を否定できず

d0123476_3532373.jpgいつもコメントをいただくuni....さんは、今回の記事のパキスタンをはじめ、アフガニスタンやイラン、そのほかにもお仕事で各国を旅された経験をお持ちのようで、普段のメディアでは聞けないような現地体験者の実感を、コメント欄で教えていただいてます。
いつも本音のコメントを ありがとう!

uni....さんのコメント  2008/10/31

記事を読んで思い出したのですが、確かにイランとか
土地のうねりからできた「波」みたいな小山の並びが多かったようにみえました。
その先が 今回の地域やイラン北東部やアフガンなのですね。

クエッタは アフガン難民キャンプが多くありました。
パスツーが多かったようです。
武骨で、昔の日本人のような容貌に驚いた記憶があります。
気だてはよかったですね。
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たぶんですが、震源地付近はクエッタ唯一の「滝」があったところだと。
あのような 土漠地域での水源は貴重です。水が枯れないことを願っています。

パキ全域のほとんど(というか後進国ほとんど)が、
ほぼ手作り日干し煉瓦の積み重ねだけの建物なので、崩れるのは当然です。
彼らが「危険の予測」が普通にできるようになるまでは、
今後もこのような状態は変わらないと思います。

木が無いから木の家が作れないのですよね。
植林が進めば、土地(表面)も変わり、木も利用でき、
ずいぶんよくなるのではないでしょうか。
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uni....さんのコメント 2008/11/02

中央との乖離は仰る通りかもしれませんね。
あそこらへんの住人は 他のパキに比べ、かなりおとなしいようなので
余計仰る通りに思えます。
アフガンキャンプも 本来なら地理的にもっと東に多くても良いのですが
なぜかクエッタに多かったようですし。
まぁ、アレ(タリバン)の養成所だったようですけど……

ただ同じ宗教なので 粛清とかは露骨にしてないのが救われるところでしょうか。
また、ばる地(バルチスタン)には白人の血(アレキサンダー以来?)が入って
イラン系みたいな顔つきが見られますね。
(写真で。現地では気が付きませんでした)

有色人種は、人種差別が好きなので……白が入っているとやっかみが酷いですね。
民度的には 子供に毛が生えていないレベルだとみていますので、
そんなものかと独断と偏見で思います。

(uni....さんのタリバニスタン関連コメント、次号の冒頭に続く)
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注*このページはすべて4月以降のパキスタン北西部スワット谷のタリバン襲撃現場と、パキスタン政府軍のタリバン掃討スワット侵攻作戦で脱出した、現地住民160万人の難民キャンプの写真です。

||| 米流時評 ||| アルカイダと核のテロ 2007年記事リスト
【アルカイダ2.0 核のテロ】 By サミ・ユサフザイ/ロン・モロー
07/07/22 アルカイダ2.0 タリバンの逆襲
07/07/23 アルカイダ2.0 核目的のパキスタン戦略
【ドバイ-パキスタン 核コネクション】 By ロバート・ウィンドレム
07/11/01 カーン博士のグローバルな核のブラックマーケット
07/11/02 英米 > ドバイ > パキスタン > リビア の核密輸ルート
07/11/03 グローバルな核の時代を許した恐怖の構図
07/11/04 北朝鮮とイランの核所有はカーン発ドバイ経由
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   MAY 16, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年5月16日号
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   M S N B C . C O M | B R E A K I N G
  米国の援助資金を流用したパキスタン核施設のプルトニウム爆弾製造能力
  米国時間 2009年5月12日 | ロバート・ウィンドレム特別レポート | 訳『米流時評』ysbee

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Pakistan Expanding Its Nuclear Capability
Internal struggle, construction of two reactors raise concern about arsenal
MAY 12, 2009 | By Robert Windrem — NBC News | Translation by ysbee

7. David Albright: U.S. expert on nuclear study
David Albright, president of the Institute for Science & International Security, a project studying non-proliferation issues, is one of the few in Washington who sounded the alarm about the Khushab reactors.
デヴィッド・オルブライトの警告
核の安全保障問題を研究する特殊機関、国際安保科学研究所/Institute for Science & International Securityのデヴィッド・オルブライト所長は、米国の核保安関係者の中でも、パキスタンのクシャブ核燃料施設の危険性について警告を発してきた、数少ない研究者のひとりである。氏は衛星写真から解読できる核施設の進行段階を、次のように説明してくれた。
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8. Albright's alarm about Khushab reactor

"It's a lot further along than we expected," says Albright. "We're seeing steady progress. We don't know if they have the (uranium) fuel or heavy water on-site... but on the outside major construction appears finished, we don't know what's going on inside," Albright said.
オルブライト「施設完成」を警告
「(パキスタンの核施設は)われわれが推定していたよりもずいぶん先の段階まで進んでいるようです。計画はコンスタントに休みなく実行されているのが見て取れます。今の段階では、彼らがウラン燃料棒あるいは重水を現場に搬入したかどうかはわかりませんが、外見を見る限りでは建築工程のあらかたは完成したように見えます。ただし、建物の内部で何が行なわれているかは(衛星写真では見えないので)まったくわかりませんがね。」
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9. Construction supplemented by U.S. aid?

What is clear, he says, is that Pakistani officials are committing limited national resources to building up the country's nuclear arsenal, resources he and others note have been supplemented and replenished by U.S. aid. "They're building a capability beyond any reasonable requirement," says Albright.
米国の援助資金を核開発財源に流用?
特にオルブライト氏が指摘するのは、次の点である。
「パキスタン政府高官は、他国から核開発問題をつっこまれるたびに、核施設を新規に建設するような国庫の財源がどこにある、と反論してきましたよね。でも、米国からの資金援助という巨額の財源によって、その資金を賄った(まかなった)のでこういう施設ができたんじゃないでしょうか? 核エネルギー施設としては、あの国に必要な水準をはるかに超えたプルトニウム生産能力になっていますからね。(核兵器用燃料施設に援助資金が流用されたのでしょう)」
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10. Remark on plutonium production reactor

Albright is the researcher who first wrote about Khushab two years ago. That was when he noticed construction south of an existing but smaller plutonium production reactor that's been operating since about 1998. "We think it's bigger than the first one," he says of the so-called Khushab-I reactor, estimated by U.S. intelligence at 70 megawatts.
プルトニウム製造核燃料炉に注目
オルブライト氏は、世界各国の核施設に関する調査報告の専門家だが、今回問題になっているパキスタンのクシャブ核施設について最初に調査報告したのは2年前だった。当時彼が注目したのは、1998年以来稼働している既存の小型のプルトニウム製造核燃料炉の南側に、新たに建造されつつある施設だった。
「われわれは、その新築建造物が最初の建物よりも大きい事に気づいていました。」
彼が最初の建物と指摘するのは、一般には「クシャブ1号燃料炉」と呼ばれる施設で、米国の諜報機関の推測では、出力70メガワットの発電能力があると見られている。
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11. Capability of plutonium for 4-5 nukes/year

Albright estimates the new reactors are "at least on the order of 100 megawatts," each capable of producing enough plutonium for "four or five nuclear weapons a year." While small by power reactor standards, that's substantially larger than the research reactors that provided material for the weapons programs of Israel, India and North Korea.
プルトニウム生産能力:年間4〜5発の核兵器可能
オルブライト氏の推算では、新しく建てられた燃料炉のエネルギー生産能力は、少なくとも100メガワットは下らないと見ており、(核兵器の原料となる)プルトニウムに換算すると、年間4〜5基の核爆弾を製造するのに充分な製造能力だそうである。
原子力発電所の水準からすると非実用的なほど小規模だが、イスラエルやインド、北朝鮮の現行の核兵器用原料となるプルトニウムを製造する開発段階の施設よりも、はるかに大規模だと言う。
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12. Separate mission: producing tritium

He also believes that the reactors could have a separate mission: producing tritium, an element critical to the development of thermonuclear weapons, what used to be called H-bombs. Albright is not alone among non-proliferation experts. Zia Mian, of the International Panel on Fissile Materials at Princeton University, also has the same concern.
水爆の原材料トリチウム製造目的か
オルブライト氏はまた、今回発覚した核燃料炉施設は従来の原子力発電用の核燃料炉とはまったく別の目的があるものと推論する。その目的とは、トリチウム製造のためである。トリチウムとは、俗に「水爆(水素爆弾=H-bombs)」と呼ばれる核爆弾に使用される目的の素材で、核融合で核爆発を起こす兵器の開発にとって必要不可欠の元素である。
核拡散防止を唱える核研究者の中で、オルブライト氏と同じ意見をとる者が他にもいる。米国プリンストン大学で、原子物理学の分野で「国際核分裂研究会」を主催するジア・ミラン博士もまた、同じような懸念を抱いている。
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13. 'Two reactors do two things'

Dr. Mian says adding a reliable and large-scale plutonium stream to the country's long-term expertise in uranium enrichment signals a change in Pakistan's nuclear strategy. "The addition of the two reactors does two things," Mian notes. "It allows them to make a lot more warheads, four or five a year.
核弾頭の生産能力倍増
ミラン博士の分析によると、パキスタンが長年積み重ねてきたウラン濃縮工程での先進技術が背景にあって、そこに今回発覚した施設がかなりの量のプルトニウムを、恒常的に供給できるようになれば、パキスタンの核戦略においてまさに一大変化を示す兆候だと指摘する。
「核燃料炉が2基追加されるということは、一挙に2倍のことができるようになるという事です。つまり、パキスタンは今や従来をはるかに上回って、年間4〜5発の核弾頭を製造できる能力を持つようになったということです。」
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14. Lighter, complex to fit for longer-range missiles

But it also allows them to make much lighter and more complex weapons for longer-range missiles and cruise missiles. And triggers for thermonuclear weapons are almost always plutonium-based." Mian notes that Pakistan already has intermediate-range and short-range missiles capable of hitting any target in India, as well as submarine-launched cruise missiles.
長距離ミサイル弾頭用に軽量化
「しかしさらに警戒すべきなのは、長距離ミサイルや巡航ミサイルに搭載できるような、より軽量でより複雑な核弾頭を製造する事が可能になったという事実です。水素爆弾の核融合反応を起爆させる装置は、大概の場合プルトニウムがベースになっていますから。」
ミアン氏は、パキスタンがすでにインド国内のどの都市をターゲットにしても届く、短距離と中距離のミサイルは開発済みである事を指摘する。また、潜水艦から打上げ可能な巡航ミサイルも、パキスタンはすでに保有しているのである。      >次号 第3章へ続く

【 米国時間 2009年5月16日 『米流時評』ysbee訳 】
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政府軍の大侵攻作戦で戦場となるため、車のトランクに乗り込みブネールの町から脱出するスワット谷住民の子供

d0123476_17133139.jpg ◀ 次号「真相暴露! パキスタンの核とアルカイダの危険な関係」
▶ 前号「衛星写真で発覚!パキスタン・クシャブの新しい核施設」
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by ysbee-2 | 2009-05-16 13:30 | アルカイダ2.0核のテロ
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世界の動きがよくわかる!激動する国際情勢を、欧米メディアでディープに読む…世界の「今」と真実探求に関心ある知的冒険者へ送るグローバル情報満載ブログ


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