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中国武装警察・ついに始まった恐怖の人間狩り

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   ||| 中国武装警察、恐怖の人間狩り |||

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全体主義国家中国の血の粛正 ついに始まった中国武装警察の大規模「人間狩り」
チベット、ウイグル、内モンゴル…西域に甦る20世紀の亡霊、辺境植民地政策


【西域騒乱レポート3日目】
中国終焉のはじまり:中国経済を支える「辺境植民地主義」の破綻

北京の中共政府は、チベット騒乱のときには
「インドに亡命中のチベット人の精神的指導者である
 ダライ・ラマが暴動を煽動した」と非難した。
もっともダライ・ラマ法王は、この胡錦濤政権の中国政府の糾弾を真っ向から否定したが。
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さらには、漢族中国人の大半がウイグル人に対しては
次のような共通意見を持っているという現実も、
辺境自治区だけではなく中国全土を通しての「漢民族 対 少数民族」という
対立抗争の激化を、社会的背景として知っておくべきだろう。

「ウイグル人たちは後進的でどうしようもない。
 われわれ中国人がこの貧しい地方にもたらした経済開発の恩恵について、
 感謝の気持ちも持ち合わせていない。」(漢族中国人の一般的見解)
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Mobs Spread Ethnic Strife in Western China
JULY 8, 2009 | MSNBC.com— BREAKING | Translation by ysbee
Curfew imposed after violence claims 180 lives

URUMQI, China — Columns of paramilitary police in green camouflage uniforms, helmets and flak vests marched Monday around Urumqi's main bazaar — a largely Uighur neighborhood — carrying batons and shields.
新彊ウイグル自治区ウルムチ発 |グリーンの迷彩服に身を包み、ヘルメットと防弾ベストで完全武装した武装警察の隊列が幾重にも連なって、新彊自治区の首府ウルムチ市の中央にあるグランドバザールの周辺を行進している。ウルムチ市の名所でもあるバザール界隈は、ほとんどの住民が昔から住んでいるウイグル人ばかりだが、事件のあった翌日の月曜以来、盾と警棒を手にした中国武装警察の大軍が、広場と通りを埋め尽くしている。d0123476_1042358.jpg

 【米国時間 2009年7月8日『米流時評』ysbee訳 】

 日本語でのウイグル情報は日本ウイグル協会のホームページで >>>
 http://uyghur-j.org/main.html

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   JULY 8, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年7月8日号
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中国西域マイノリティリポート[3] 中国武装警察、恐怖の人間狩り
米国時間 2009年7月8日午後9時08分 | AP通信・ニュース速報 | 訳『米流時評』ysbee

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1. Official press tour turned odds
URUMQI, Xinjang—On Tuesday, officials arranged a tour for journalists of sites that were attacked by Uighur rioters on Sunday. But the public relations event backfired spectacularly during the tour's first stop.
裏目に出た中国政府主催の取材ツアー
新彊ウイグル自治区ウルムチ市発 |ウルムチでのデモ弾圧虐殺から2日目の7日火曜、中国政府がジャーナリストのためにわざわざ組んだ、日曜の「ウイグル暴動」の現場取材ツアーが敢行された。しかし実際にはこの政府広報ツアーは、結果的には最初の取材地点で見事に裏目に出て、中国側の意図とはまったく逆の展開を見る羽目となった。
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政府主催の取材ツアーの目的地、ウルムチ市南部のカーディーラーショップ周辺に集まってきたウイグル人市民

2. Protesters of angry Uighur women

It was a car dealership in southern Urumqi where several autos were burned by rioters. After interviewing people at the business, the journalists crossed the road to a Uighur market, where angry women in traditional, brightly colored headscarves began to gather.
悲憤のウイグル人主婦が決死の抗議
ツアーバスの目的地は、暴動で焼き討ちにあった数台の車の残骸が残る、ウルムチ市南部にあるカーディーラーショップだった。ディーラーショップで被害に遭った担当者らにインタビューを行なった後、取材記者の一行が道路をはさんだ反対側のウイグル人所有のバザールへ向かおうとしている途中で、色とりどりの昔ながらのスカーフで頭を包んだ女性の一団が路上に立ち現れ、みな一様に悲憤慷慨の表情を浮かべていた。
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武装警察に銃を突きつけられ、前夜強制連行された夫や息子を返して!と泣きながら訴える、ウイグル人の主婦たち

3. Police hunted 300 Uighurs

One woman who gave her name as Aynir said police arrived Monday evening and arrested about 300 men. The authorities were looking for men with fresh wounds or other signs they joined the rioting. "My husband was detained at gunpoint. They were hitting people. They were stripping people naked.
「ウイグル人狩り」で300人強制連行
その中からアイニールさんというひとりの女性が声を上げ、こう叫んだ。
「月曜の夜になると、警察がやってきて、ウイグル人の夫や息子を片端から逮捕しました。その数は全部で300人近くにも達しました。」警察側は、デモと暴動に参加したしるしとなる真新しい傷やそれらしい証拠がある男たちを捜していたとアイニールさんは伝えた。
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武装警察の隊列に向かって泣き叫んで訴え、神経を使い果たして気絶したウイグル人女性(前ページトップと同人物)

4. Husbands detained at gunpoint

My husband was scared so he locked the door, but the police broke down the door and took him away," Aynir said. "He had nothing to do with the riots."
銃を突きつけられ拉致された夫たち
「私の主人は、銃をつきつけられて有無を言わさず連行されました。彼ら警察は、私たち(ウイグル人)を片端から殴りつけました。男たちを素っ裸にして傷を確かめました。最初うちでは恐ろしくて、入口のドアに鍵をかけたんですけど、警察はそのドアも打ち壊して、主人をさらっていきました。うちのひとは暴動になんかまったく参加してなかったと言うのに……」
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漢人の自警団の襲撃でいつ殺されるか判らない恐怖で、抗議に出かけるにも子供を片時も離せないウイグル人の母親

5. Police sandwiched women protesters

The crowd of women swelled to about 200 and they began marching in the street, chanting, "Freedom!" and "Release our children!" They were quickly sandwiched by hundreds of police on both ends of the road, along with trucks with water cannons.
武装警察、抗議の女性デモを挟み撃ち
取材記者団に訴えるために集まってきた女性の群衆は、およそ200人にもふくれあがり「ウイグル人に自由を!」とか「われわれの子供たちを返せ!」などとシュプレヒコールを上げながら、大通りを行進し始めた。しかし、彼女たちはたちまちのうちに、装甲車や放水車が待機していた道路の両側から繰り出した、数百人の武装警察の編隊に挟み撃ちにされてしまった。
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ウルムチ市南部で、夫や父親を返して!と素手で武装した兵士に立ち向かう、勇敢なウイグル人の女性たち

6. Women jostled with armed police

Some women screamed at the security forces and jostled the men, who were armed with assault rifles, tear gas guns, shields and sticks. The crowd dispersed after a standoff that lasted 90 minutes.
銃や警棒で武装した兵士に素手で立ち向かう女性
群衆の中から数人の女性が飛び出して、警備の武装警察や私服の刑事に向かって叫び始めた。警備側はみな、オートライフルや催涙弾発射用の銃、そして盾と警棒で完全武装していたにもかかわらずの、決死の抵抗だった。群衆と警備部隊のこのこぜり合いはおよそ1時間半ほど続いたが、最終的に強制解散させられた。
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恐怖と緊張の余り失神した女性を介抱するウイグル人住民 デモ隊と呼ぶよりも自然発生的に集まった抗議の群衆

7. Anger against government's treatment

字数制限のため英文省略
広東省ウイグル人虐殺事件放置に抗議
今回の一連の騒乱に関して、ウイグル人たちがその元々の原因に挙げているのが、先月25日に中国南部広東省韶関市で起きた、玩具工場の内紛がある。ここではウイグル人工員に職を奪われたと逆恨みした漢族中国人の元工員たちが、ネットで偽りの暴行罪をウイグル人が働いたと流布したことから始まった。思い込みに始まったその復讐として、漢人工員がウイグル人工員に対して集団リンチをはたらき、その結果ウイグル人2名が死亡と国営メディアでは報道した。

 ShaoGuan Brawling 漢人集団のウイグル人工員リンチ撲殺現場(注:残酷シーン)
 

しかし実際にはウイグル人の被害者や目撃者証言によると、撲殺された犠牲者の数は数十人に上るものと伝えられている。この工員虐殺事件ひとつをとっても「中国政府がいかにウイグル人の死活を歯牙にかけないかという好例である」という不満と憤激が中国各地のウイグル人の間で高まっていた矢先に、その抗議運動に対する弾圧として今回のウルムチでの虐殺事件が起きたものである。
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8. Graphic images spread on the Internet

In the days that followed, graphic photos spread on the Internet purportedly showing at least a half-dozen bodies of Uighurs, with Han Chinese standing over them, arms raised in victory. Expunged from some sites, the photos were posted and reposted, some on overseas servers beyond the reach of censors.
ネットに流出した虐殺事件の映像
少なくとも7〜8人のウイグル人の死体が横たわる路上を漢族中国人が取り囲み、腕を突き上げて勝利の雄叫びを上げている衝撃のビデオ。この漢族中国人暴徒によるウイグル人工員虐殺事件の映像がネット上に上がり、恐怖の実態が世間に周知された。
写真やビデオが貼付けられたサイトの中いくつかは、中国当局の妨害に遭い閉鎖されたが、その間にも世界中のブログや情報サイトで再掲出が繰り返され、中国政府のセンサーシップが届かない海外のサイトで、漢族中国人によるウイグル人虐殺の真相が伝えられる結果となった。

 BBC報道 「中国では報道されない事実」 これまでのウイグルの経緯(注:残酷シーン)
 

9. Murder caused by mocked rumor
字数制限のため英文省略
漢人女性陵辱の噂からウイグル人虐殺へ
この事件に対する国家としての遺憾の意を示そうとした中国政府は、その証として30日火曜に、工員同士の抗争虐殺事件の犯人として13名の容疑者を逮捕したが、その中には新彊出身者が3名混じっていた。それ以外にも、暴力事件のそもそもの原因となったネット上での流言飛語、「新彊出身のウイグル人工員が、2人の漢族中国人女性を暴行した」という噂を捏造して流布したとして、2名の漢族中国人男性(元同じ玩具工場の工員)も逮捕された。この事件報告は、同地韶関市の公安当局から発表された内容である。

 新疆ウイグル暴動の戦慄真相  韓国テレビ局が伝えたウイグル暴動の一部始終
(注:5日夜ウルムチ虐殺の惨状、きわめて残酷です。気の弱い方は見ないで下さい。)

 

10. Beijing claimed conspiracy of an exile
Chinese officials have largely dismissed claims that the Urumqi rioting was caused by long-simmering resentments among the Uighurs. They said the crowds were stirred up by U.S.-exiled Uighur activist Rebiya Kadeer and her overseas followers, who used the Internet to spread rumors.
亡命ウイグル人の陰謀と決めつける中国政府
「"ウルムチ暴動"は、新彊ウイグル自治区で長年にわたって醸成されてきた鬱屈と不満に起因している」海外の識者がとるこの一般的な見解を、中国政府はほとんど全面的に却下する。
中国側の言い分では、この事件は「米国に亡命しているウイグル人独立運動の指導者であるラビヤ・カディールと、彼女の海外での追随者が、インターネットを利用して(漢人によるウイグル人虐殺の)噂を広めた結果だ」と公式に表明している。

 ウイグルでの漢族中国人による人間狩り Man hunting by Chinese in Uighurs
 

11. Exiled Kadeer denied allegations
"Using violence, making rumors, and distorting facts are what cowards do because they are afraid to see social stability and ethnic solidarity in Xinjiang," Foreign Ministry spokesman Qin Gang said in Beijing during a blistering verbal attack on Kadeer, who has denied the allegations.
米国亡命のカディール女史、冤罪と否定
「暴力を行使し、噂を言いふらし、事実を歪曲するのは、卑怯者のすることである。なぜなら、彼ら(カーディル女史の世界ウイグル会議を指す)は、新彊自治区で社会安定と民族統一が実現するのを恐れるからである。」北京の中共政府外務局のチン・ガン広報官は、カディール女史を口汚く罵りながら、北京政府の見解をこう説明した。しかしカディール女史自身は、北京政府が彼女にかけたこの疑惑を、もちろん真っ向から否定している。
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12. Communist party agitated Han mobs

Li Zhi, Urumqi's highest-ranking Communist Party official, also railed against Kadeer as he addressed the angry Han mobs. Standing on an armored police vehicle, Li pumped his fist as he shouted through a megaphone, "Strike down Rebiya!"
新彊自治区共産党が漢人を煽動
中国共産党ウルムチ地区委員長のリー・ジ氏もまた、カディール女史に対して非難声明を浴びせた中国政府側のひとりであるが、彼の場合は特に、新彊地区の首府である現地のウルムチ市で、怒り狂った漢族中国人の武装集団に向かって発せられたアジテーションとなった。委員長は武装警察を満載したトラックの荷台に飛び乗り、拳を天に向かって突き上げながらメガホンでこう絶叫した。「Strike down Rebiya!/ラビヤを叩き殺せ!」  >次号へ続く
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【 米国時間 2009年7月8日 『米流時評』ysbee訳 】

d0123476_11564496.jpg◀ 次号「漢族暴走・戒厳令下のウイグル自治区」
▶ 前号「中国西域マイノリティリポート[2] 少数民族ウイグル人決死の抵抗」


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by ysbee-2 | 2009-07-08 19:22 | フリーウイグル
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