米流時評

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カテゴリ:トンデモ北朝鮮( 26 )

帰郷・独房生活140日の悪夢の果てに

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 ||| W e l c o m e H o m e |||

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 米人記者2名 140日間の独房生活から一転して喜びの帰郷、家族と感激の再会
 ビル・クリントン24時間の米人流刑囚奪還作戦、金正日の恩赦で成功裡に帰国


d0123476_16582178.jpg米国では3月の事件発生以来しばしば報道されてきた、米人女性レポーター2名の北朝鮮越境逮捕と拘留。国務省では、核・ミサイル問題の最中でもあり、最悪のタイミングに起きた不法入国事件を、なるべく事を荒立てないように、ひそかに解放交渉を進めてきたようである。

その間米人の大方の予測では、多分彼女らの所属するメディアプロダクションのボスである、アル・ゴア元副大統領か、北朝鮮との直接交渉経験のあるビル・リチャードソン元国連大使、同じく北朝鮮で金正日と直接会談を行なったマデリン・オルブライト元国務長官……こうしたクリントン政権時の要人を特使に仕立てて、解放交渉に向かうのでは?と思われていた。
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ところがご存知のように、先月プーケット島で開催のASEANで、オバマ政権での外交問題の総責任者ヒラリー・クリントン国務長官が、TVのインタビュー番組でちらっと本音をもらしたばかりに、メンバーとして出席していた北の外交特使と、丁々発止の罵倒の舌戦に発展してしまった。

しかし、北朝鮮の国外での外交の手綱は、ニューヨーク国連本部に常駐する国連大使が握っているようで、国務省はこの人物と必死に記者二人の解放交渉を進めたらしい。この間、平壌駐在のスェーデン大使なども、交渉仲介役の重要なキーパーソンとして動いたようである。

かくして先月半ば、懲役12年の強制労働で流刑囚の収容所行きを待つ身だったふたり。最後に許された家族との連絡で、米国に知らされた北側の要望は「ビル・クリントンとなら話してもいい」という条件。彼女らは、ダメもとで家族にこの条件を伝えた。
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それから2週間。ある日いきなり「面会」があるからと連れ出され、そこで会ったのはクリントン元大統領そのひと。ふたりともクリントンの顔を見た瞬間「これで帰れる」と悟ったそうだ。

米国の評論家いわく「Mission possible by a Biggest face」とか北朝鮮のランボー。また悲観論者は「Paying a Big Bill」と評価。英語で"Bill"は請求書、したがって大物のビルが登場という表向きの意味の裏に「巨額の請求書」=将来いくら払わされるやら、という懸念も込めてみている。

24時間のドラマチックな救出劇。外交問題の観点からの批判や評論も続出しているが、まずともかく、無事に故郷の地を踏んで、家族と感激の対面を果たしたニュースを。

【米国時間 2009年8月5日『米流時評』ysbee 】

追記: 中段と下段中央の写真は、サンフランシスコにあるCurrentTV。拉致されたローラ・リンとユーナ・リーが所属する、ニュースビデオやドキュメンタリー制作のメディア・プロダクションである。中段左の写真は、タラップから降りたビルとがっちり抱き合う寸前のゴア。右端は今回のプライベートジェットを提供した、ビルの友人でハリウッドプロデューサーのビング氏。

記者ふたりは多分、米国でもPBSで放映された、脱北者の実態を隠しカメラで捉えたショッキングな韓国のドキュメンタリー番組と似たようなアプローチで、中国と北朝鮮の国境付近を「取材」中に、北朝鮮の国境警備兵に逮捕されたものと解釈されている。

この件に関しては、微妙な発言がふたりの命にかかわってくるため、米国のメディアでも普段とはまったく違って、当初はかなり抑えた報道だった。しかし、先月ふたりに懲役12年の実刑判決が下り、強制労働所送りが確定して以来、家族や関係者がテレビなどのメディアを介して、釈放を嘆願する懸命のキャンペーンを続けていた。


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  AUGUST 5, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年8月5日号
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 米人記者2名 140日間の独房生活から帰郷、家族と感激の再会
 米国時間 2009年8月5日午後2時33分 | AP通信・ニュース速報 | 訳『米流時評』ysbee

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 バーバンクの飛行場まで出迎えた夫と4才の一人娘ハナちゃんの出迎えを受ける 解放されたひとりユーナ・リー
American Journalists Glad to Be ‘Home and Free’
Women return to U.S. after Bill Clinton secures their release from N. Korea
AUGUST 5, 2009 | Associated Press — BREAKING | Translation by ysbee

1. Coming home with Clinton
BURBANK, California — Two American journalists jubilantly reunited with family and friends early Wednesday upon returning to the United States with former President Bill Clinton, whose diplomatic trip to North Korea secured their release nearly five months after their arrests.

クリントンと一緒に帰国
カリフォルニア州・バーバンク発 |米国時間で5日水曜の朝、ビル・クリントン元大統領の解放交渉によって米国へ帰国したふたりの米人女性ジャーナリストは、再会の喜びに包まれながら待ちかねた家族に出迎えられた。
今回のビル・クリントンの北朝鮮訪問は、5か月近く前に不法越境で逮捕され実刑判決を言い渡されていた、アル・ゴア元副大統領代表のメディア CurrentTV の女性記者2名を釈放するよう、北朝鮮政府と交渉するための特例外交訪問だった。
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 4か月半の解放への訴えで、両人の家族もアル・ゴア以下会社のスタッフもひとつのチームのような親しい間柄に

2. State TV showed Clinton's departure

字数制限のため英文省略
国営テレビで放映された離陸の場面
出立の模様は、北朝鮮政府の指示で国営メディアAPTNの特別報道番組で一般にも公開されたが、映像を見る限りでは二人の女性は、半袖のポロシャツにジーンズ姿で健康そうに見え、プライベートジェットの機内へ乗り込む前にクリントン元大統領と握手するシーンが映し出された。クリントンは、離陸の前に搭乗口に立ち、右手を左胸にあてて平壌政府の見送りの外交団に敬意を表しあと短く敬礼して機内へ消えた。
北朝鮮国内に放映されたクリントン元大統領一行の出発の模様は、北朝鮮政府高官がジェット機に向かって手を振る場面は画面に映し出されたが、ふたりの女性記者の姿は一切放映されなかった。
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 北朝鮮国営テレビAPTNの画面から、前夜の解放交渉が成立して即刻帰国を許されたローラ・リンとユナ・リー

3. Exceptional pardons by Kim

字数制限のため英文省略
金正日の特例恩赦で釈放
ユーナ・リー(36)とローラ・リン(32)は、サンフランシスコをベースとするニュース映像会社CurrentTV のレポーターだが、北朝鮮から解放されたふたりとビル・クリントン元大統領の一行を乗せたジェット機は、5日水曜の明け方にカリフォルニア州バーバンクのボブ・ホープ飛行場に到着した。
これに先立つ4日火曜、クリントンは北朝鮮の共産党指導者である金正日と、女性記者二人の解放救出を確約するために、直接会談に臨んだ。記者ふたりは今年3月、CurrentTVの取材旅行中に、中国側から北朝鮮国内に越境したところを、北の国境警備兵に逮捕され裁判にかけられて、懲役12年の有罪判決が言い渡されていた。
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 左:32才既婚のローラ・リンはCNNのレポーターでおなじみのリサ・リンの妹 カリフォルニア生まれの韓国系
 右:36才のユーナ・リーは台湾からの移民一世で、メキシコ系の夫との間に4才の娘ハナちゃんがいる


4. Emotional coming home

字数制限のため英文省略
家族と感激の再会
プライベートジェット機から最初に降りてきたユーナ・リーは、夫のマイケル・サルデートさんと4才の娘ハナちゃんに出迎えられた。彼女が娘を抱き上げたあと、親子3人でしっかりと抱き合う感動的な場面が、テレビ各局のライブ報道で全米に放映された。リンの方も夫のイアン・クレイトンさんと固く抱き合い、家族の他のメンバーも二人の周りを取り囲み涙ぐんだ。
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 ユーナ・リーの愛娘はまだ4才で、対面の当初きょとんとしていたが、すぐに母親を思い出したようで抱きついた

5. 'Nightmare finally come to an end'

字数制限のため英文省略
140日の悪夢の終わり
クリントン元大統領は、拍手に迎えられてタラップから降りると、地上で待ち受けたゴア元副大統領と固く抱き合い、二人の記者の家族たちと喜びの言葉を交わした。その後、家族と再会したあとに行なわれた記者会見では、ローラ・リンがマイクの前に立ったが、帰国の感激さめやらぬその声は震えていた。
「今日までの140日は、私たちの人生の中でも最も厳しい胸がつぶれるような苦難の日々でした。わずか30時間前までは、私たちふたりとも、強制労働キャンプへいつ送られるかも知れない恐怖でいっぱいでした。」
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 140日の間、政府やマスコミに必死の嘆願を続けた家族の元へ戻り、母親のメアリーさんと抱き合うローラ・リン

6. 'Now we stand here, home and free'

"Then, they were taken to another location. When we walked through the doors, we saw standing before us President Bill Clinton," she said to applause. "We were shocked but we knew instantly in our hearts that the nightmare of our lives was finally coming to an end, and now we stand here, home and free."

「こうして無事帰国、自由の身に」
「そうしたら、彼ら(拘置所の看守か北朝鮮政府役人)がやってきて、私たちを別の場所へ連れて行きました。その開かれたドアを通った時、私たちの前に立っていたのは、ビル・クリントン大統領でした。」彼女がそう言って脇に立っていたクリントン大統領を振り返ると、まわりを囲んでいた家族や仲間から拍手がわき起こった。
「私たちは(クリントン大統領を見て)ショックでしたが、その瞬間こころの中で、これで人生を変えた悪夢がやっと終わる、と思いました。そして今、こうやってここに立っています。無事帰国できて自由の身になって。」
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家族と再会後の記者会見で、自由の身になって帰国できた感激と関係者への謝意を、涙ながら述べるローラ・リン。
後ろに立つのは、左からCurrentTVの代表取締役、ビル・クリントン元大統領、ローラ・リンの夫 イアン・クレイトン、母親のメアリー・リン、アル・ゴア元副大統領、リンと同じく逮捕拘留され解放されたユーナ・リー記者。


7. 'Unbelievable, passionate commitment'

Gore described the families of the two women as "unbelievable, passionate, involved, committed, innovative." He also thanked the State Department for its help in the release. "It speaks well of our country that when two American citizens are in harm's way, that so many people will just put things aside and just go to work to make sure that this has had a happy ending," he said.

解放への家族の驚くべき執心
ゴア元副大統領の語るところでは、ふたりの女性記者の家族は「信じられないほど一所懸命に、全面的に動いて、固い決心の元に、あらゆる手を尽くした」そうである。彼はまた、釈放に当たって援助を惜しまなかった国務省に対しても、感謝の意を表した。
「今回の救出は、わが国の性格をよく物語っています。ふたりのアメリカ人市民が苦境に立った時、実に沢山の人々が、とりあえず従来のきまりを脇において、幸せな結果がもたらされるように、目標に向かってひたすら邁進した結果です。」
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 ローラ・リンの姉リサ・リン(左)は、CNNやナショナルジオグラフィックチャンネルでおなじみの人気レポーター

8. 140 days of absolute isolation

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140日間離ればなれの独房生活
ローラ・リンの姉で人気レポーターのリサ・リンが、ロサンゼルス郊外のサンフェルナンドバレーにある妹の自宅の庭で語るところによると、ふたりは逮捕後それぞれ独房に入れられ、徹底した孤独な環境の元に、粗末な食事が与えられたそうである。
「彼女たちふたりとも、逮捕された後はほとんど別れ別れだったみたいで……裁判の日だけやっと会えて抱き合ったけど、それっきりだったんですって。(帰国途中で電話で話した内容では)妹は新鮮な果物がものすごく食べたいって言ってました。(刑務所の食事の)ごはんは、石がまじってたそうですよ。」
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 帰国の行程で4か月半ぶりに一緒になったローラとユーナ。獄中では独房で完璧に孤独な状態を強いられたという。

9. Lisa Ling talks about sister

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リサ・リン「芯が強いしっかり者の妹」
粗末な食事を例にとるまでもなく、相手は言わずと知れた「困窮」状態の問題国家である。姉のリサ・リンは、ローラの現況をこう語った。
「妹は、これまでの4か月半の体験を、ぼちぼちですけど話せるようになりました。それを聴く私たちも、とっても辛いですけど。彼女は妹とは言っても、ものすごく芯が強い子でしっかり者ですから(大丈夫)」
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 辛かった獄中生活を姉のリサ・リンに語るローラ、右端で解放キャンペーンのワッペンをつけているのが父親。

10. 'Very lonely at home'

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リンの夫「新居でひとりぼっち」
ローラ・リンが帰国を果たす前に、彼女の夫イアン・クレイトンは義姉のリサ・リンと一緒に、自宅の庭で記者団に妻の近況をこう語った。ノースハリウッドにある自宅は11月に購入したばかりだったという。
「ローラは、この家に引っ越してすぐに海外取材旅行に出かけたので、実際のところこの家にいた時間よりも北朝鮮で過ごした時間の方が長い事になりますね。何しろ僕ひとりっきりなんで、寂しいったらないですよ。一番つらかったのは、そういう環境ですから当然、毎晩帰宅すると僕一人で……しかも家のあちこちに彼女の思い出のものがあるし……」
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 両記者が所属するサンフランシスコのCurrentTVのスタジオでは、スタッフ全員が黄色いリボンで帰国祈願

11. Finally freed by pardons

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12年の実刑判決に恩赦で釈放
一方、記者会見ではゴアがローラ・リーに向かって、彼女の家族について語っていた。
「ローラさん、ハナはあなたが留守の間もとっても素晴らしい子でしたよ。あなたのお母さんは、今も2日がかりの手をかけたとっておきのスープをこしらえているそうですよ。」
ゴアはまた、今回の釈放にあたってはずいぶん国務省に世話になったと、感謝の意を表した。現在アフリカ訪問中の国務長官のヒラリー・クリントンも、ふたりの記者の解放に喜びの声を上げた。
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CNNアンダーソン・クーパーのユーナ・リーの夫へのインタビューによると、娘のハナちゃん(4才)から当初「ママはどこにいるの?」と訊ねられ返答につまったそうである。そのうち質問を諦めたら、今度はいつも家族の絵を描く時に真ん中にいた母親の姿をある日からぷっつり描かなくなり、子供心に母親の消息を察知していたらしいと語った。

12. Good news for Hillary Clinton in Africa

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アフリカのヒラリーにも朗報
現在ケニアのナイロビを訪問中のヒラリー・クリントン国務長官は、取材の記者団の質問に答えてこう語った。
「私がまだ飛行機に乗っていた間に、帰国したばかりの主人(ビル)と電話で話したんですけど、万事うまく行ったって言ってましたよ。帰国できた彼女たちも、カリフォルニアに着陸するなりすぐに家族と再会できたんで、ものすごく感動してるみたいですよ。こんなことが起きるのを見られて、今日はとっても良い日だったわ」
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13. Hillary Clinton's African Mission

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ヒラリー・クリントンのアフリカン・ミッション
ソマリア、ケニア、ナイジェリア、アルジェリア……タリバンのアフリカ戦線が勢力拡大するに連れ、アフリカ各地での戦闘や虐殺が西側にも脅威を及ぼす問題としてクローズアップされてきているが、国務省のヒラリー・クリントン長官は、アフリカ諸国の中でも比較的安定した政権のケニアの首都ナイロビを訪問中である。しかし、オバマ政権の新しい外交方針を示すクリントン国務長官のケニア訪問も、夫君のドラマチックな記者救出成功の報道で、影が薄くなってしまったようだ。
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14. Drama surpassed her visit to Africa

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救出劇の陰にかすむアフリカ訪問
この傾向を、ニューヨークタイムズは今日の記事でこう書いている。
「ビル・クリントン元大統領の救出のミッションは、オバマ大統領にとってはクリントン国務長官のアフリカ外交の使命よりも軽かったのかも知れない。元大統領が北朝鮮に到着したのと同じ日に彼女はケニヤに到着して、11日間のアフリカ外交訪問の幕を明けた………しかし、彼女の訪問は、夫君の救出の旅の陰でかすんでしまったようである。」

【 米国時間 2009年8月5日『米流時評』ysbee 訳 】

d0123476_20283279.jpg8/05 NBC Nightly News | 救出に果たした二人のクリントンの役割
Two Clintons equals two freed journalists — Aug. 5: Secretary of State Hillary Clinton details her husband's role in the release of Laura Ling and Euna Lee from North Korea. NBC's Andrea Mitchell reports.
d0123476_20293598.jpg8/06 NBC Today Show | ビル・クリントンとアル・ゴアの絆復活
Bill Clinton and Al Gore reunited — Aug. 6: Former President Bill Clinton and former Vice President Al Gore are back in the spotlight together after they helped push for the return of U.S. journalists Euna Lee and Laura Ling. NBC's Andrea Mitchell reports.


d0123476_11564496.jpg◀ 次号「特報!米CIA偵察機爆撃でタリバン首領メスード爆死」
▶ 前号「人質解放!ビル・クリントンのYES, YOU CAN外交」

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by ysbee-2 | 2009-08-05 10:30 | トンデモ北朝鮮

人質解放!ビル・クリントンのYES, YOU CAN外交

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   ||| 金に言わせた YES, WE CAN |||

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 不法入国で12年の強制労働懲役刑判決を受けた米人女性記者二人、ついに解放へ

d0123476_16582178.jpg人質解放の交渉役として、米人の誰もが想定していた
アル・ゴア元副大統領や、北朝鮮との交渉実績のある
ビル・リチャードソン元国連大使をさしおいて、
なんとなんと、現国務長官の夫君が、救出の特命外交に。

 それが、わずか24時間前の臨時ニュースで、
 一夜明けた今日は、早くも「人質解放!」で沸き立っている。

 何なんだ、この即決の氷解ぶりは?
 今まで何か月も国務省が呻吟してきた難問が、
 ビルの一声で解決を見た。
 (もっとも人質解放だけで、核問題は依然むずかしいだろう)
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 果たして「金ちゃん、ごめん」と言ったのか、
 「猊下、許してくだされ」と懇願したのか?
 それとも、「あなた方にも平和外交はできる」というビルの甘言にのって
 金の方から「YES, WE CAN」と答えたのか?
 
 捕虜取引には応じないという米国政府の大前提からいって
 今回の交渉は、あくまで人質の個人レベルでの人道的救出
 そういう建前を、交渉の最後まで通さなければならない。

 しかし、ヒラリーがぴしゃりと貼った「わがまま坊や」のラベルを
 地球を半周して、平壌にふんぞりかえる金正日の額からはがすのに、
 ビル・クリントンは、いったいどういう剥離剤を使ったのだろう?
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 あるいは、今後の対北外交をスムーズに誘導する
 マジカルな潤滑油でもふりかけてきたのか?
 
 実際に金とビルの間で、どういう言葉が交わされ、
 いったい何が交換条件として申し出されたのかは、
 多分オバマから次の政権へ代わる時点まで
 公けに明らかにされることはないだろう。
 
 それが国家外交の機密だ。
 現役は沈黙するのみ。

 いや、元大統領であれば退役将校の最たる者だが、
 ビルの場合、現役の外交官が束になっても叶わない
 ネームバリューと外交の馬力を確保している。
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 むしろ法規の枷がなくなり、現役時代よりもますます自由に
 世界を縦横無尽に飛び回れるようになったように見える。
 
 彼のそういった二次的な、
 いわば「亜閣僚」としての存在価値は、
 オバマが大統領に選出されて以来、
 ワシントン雀の口に 何度上がったことだろう。

 私自身、当初オバマが 民主党の予備選でヒラリーを破った時点で、
 「ヒラリーを重用して国連大使にすればいいのに」と思っていたら、
 組閣でなんと、国務長官に大抜擢した。
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 イランや北朝鮮の核問題を抱える 現在の米国にとっては、
 ひょっとすると、副大統領よりも厳しい激務を、連日連夜
 世界の各都市へ飛んでこなさなくてはいけない要職である。
 
 そして現在まで、彼女はその重責をむしろエンジョイして
 各国代表との外交交渉を次々とこなしているように見える。

 しかし、北朝鮮との間は、ブッシュ時代よりも悪化したかに見えた。
 さらには プーケットで開催されたASEANで、
 北の外交代表と丁々発止の舌戦を展開してしまった。
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 まあ、それだけ彼女は、譲れないところは譲れない
 自分の本心には嘘のつけない人間なのかもしれない。
 
 もし彼女のあの強硬な姿勢が、今回の夫君の快挙を引き出すための
 弓をひきしぼるような、伏線としての後方助走だったとしたら、
 これは素晴らしい、コンビネーション外交のテクニックである。
 米国らしく、レディファースト。婦唱夫随である。

 これは、オバマ外交の一大特徴かもしれない。
 当初は逆方向へ引いておいて、
 反対派からまで なんで走らないのかと揶揄される状況を創り
 弓を引き絞った状態にしておいてから、いきなり走り出す。
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 走るというよりも、加重と加速と外部からの風圧とで、
 ロケットのごとく発射! というほうが当たっている。
 
 つまり、国民の苛立ちや、評論家の風当たりといった
 反撥力までも、起動力・瞬発力に同化応用してしまう、
 ちょっと今までにないポリティカル・ダイナミクスだ。
 
 そんな観念が、すでに存在しているのかわからないが、
 「政治力学」という言葉が実にぴったりな動きである。
 
 もはや地政学のような、20世紀型の二次元的戦略外交の論理は
 瞬発で潮目の変わる、時代の速度についていけないでいる。
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 ロスやニューヨークの住民が、
 Twitterを介して テヘランの市民と
 瞬時にコミュニケートできてしまう時代。
 
 ラビア・カーディル女史の悲しみを
 東京の人間の方が、ワシントンの政治家よりも
 即座に理解できてしまう時代。

 そういうふるいをかけない生の情報で、思いを共有し
 国境も人種も越えた、ひとりの生身の人間同士として
 素直に一体化できる時代に、私たちは生きている。
 私たち自身の声が、時代を創り変えていく時代に。
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 何か久々に、クリントンの鮮やかな外交の成果に対して
 お見事!という快哉が、アメリカ全体から聞こえたので
 いつもながらの、どうでもいい 野次馬的駄文を連ねてしまいました。
 本来の記事はこの次のエントリで、真面目にお届けしたいと思います。
 
 もうひとつ。夢をあきらめない、思いを捨てないことの大事さ。
 機会ある毎に、TVのモーニングショーや報道番組に出てきては
 無事に帰還を訴え続けてきた、二人のジャーナリストの家族たち。
 
 もしかしたら、新しい道が拓かれたのかも知れない。
 たとえ絶望的でも、決してあきらめてはいけない。
 北朝鮮に拉致連行された、日本人の人質の方々も、
 家族のもとへ無事に帰る日が、近いうちに必ず実現することを願って。

 【米国時間 2009年8月4日『米流時評』ysbee 】
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d0123476_11564496.jpg◀ 次号「北のエンドゲーム 人質解放に成功したクリントン」
▶ 前号「ビル・クリントン 米記者解放交渉特命で北朝鮮へ」

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by ysbee-2 | 2009-08-04 14:15 | トンデモ北朝鮮

ビル・クリントン 米記者解放交渉の特命で北朝鮮へ

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   ||| 特命指令でビル・クリントン北へ |||

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 特報!ビル・クリントン元大統領、米人女性記者2名の釈放交渉で北朝鮮を訪問

d0123476_16582178.jpgよくもまあこう毎日「速報!」とか「特報!」と
タイトルの枕につけたくなるニュースが連続することか。
このエントリ以前に、大きなニュースが5〜6個、
3枚におろした状態で、まな板に上がっているのですが、
まずともかく先に、これをつきだしに。

 このビル・クリントン元大統領の平壌訪問は、
 米国のメディアでも臨時ニュース扱いで、かなり唐突で意外な行動。
 ホワイトハウスからは、まだ声明があがっていませんし、
 細君のヒラリー・クリントン国務長官のコメントもない。
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 現在までのところでは、あくまで「私人」としてのビルが
 元副大統領のゴアの部下の窮状を見かねた、義侠心?
 を装っていますが、いくら公私混同しないとヒラリーがうたっても
 オバマ夫妻とちがって、私は今ひとつ、彼ら夫婦を信用できない。
 
 何しろ、ことは「核開発」が絡んでいますから。
 クリントン基金団体の裏ビジネスは、
 言わずと知れた、開発途上国家の核関連事業。
 その詳細は長〜くなりますので、夏休みの宿題です。

 【米国時間 2009年8月3日『米流時評』ysbee 】

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  AUGUST 3, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年8月3日号
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 ビル・クリントン元大統領、米女性記者2名の釈放交渉で北朝鮮へ
 米国時間 2009年8月3日午後9時40分 | AP通信・ニュース速報 | 訳『米流時評』ysbee

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 現地時間で8月4日、北朝鮮の平壌空港へ到着し、平壌政府高官の出迎えを受けるビル・クリントン元大統領
Bill Clinton Visits to N. Korea
Former president to try to negotiate release of 2 detained U.S. journalists
AUGUST 3, 2009 | Jay Arnold/Associated Press — BREAKING | Translation by ysbee
1. Bill Clinton heading to North
SEOUL, South Korea — Former U.S. President Bill Clinton made a surprise trip to North Korea on Tuesday amid an international standoff over the country's nuclear program and concerns about two U.S. reporters imprisoned in Pyongyang since March.

クリントン元大統領、単身北朝鮮へ
韓国・ソウル発 |北朝鮮の現地時間で4日火曜、ビル・クリントン元米国大統領が北朝鮮を訪問するという驚きの一報がもたらされ、米国と北朝鮮の間で続いている緊張した外交関係に、新たな一石を投じた。
今回の氏の訪問の目的は、直接的には3月に北朝鮮に密入国した嫌疑で逮捕され、先月平壌の法廷で有罪を言い渡されたふたりの米人女性ジャーナリストの釈放交渉であるが、北朝鮮問題専門家の分析では、金政権の核開発阻止を交渉する意向も含んでいるものと解釈されている。
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2. Direct negotiations to release 2 journalists

Clinton landed in Pyongyang on Tuesday and was greeted at the airport by North Korean officials. The officials at airport include chief nuclear negotiator Kim Kye Gwan, North Korea's state news agency said in a brief dispatch. "A little girl presented a bouquet to Bill Clinton," the report said.

米人ジャーナリスト釈放の直接交渉
クリントン元大統領は火曜朝 平壌に到着したが、空港へは金政権の政府高官が出迎えた。北朝鮮の国営メディアの短いニュース報道によると、出迎えた高官には核問題交渉担当官のキム・キーガン氏も混じっていたと伝えている。また「北朝鮮の幼い少女がビル・クリントンに花束を贈呈した」と報道している事からも、歓迎の体制で受け入れられたようである。
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3. Reporters for Al Gore's Current TV

Laura Ling and Euna Lee, journalists for former Vice President Al Gore's California-based Current TV media venture. They were arrested in March while on a reporting trip to the Chinese-North Korean border, and sentenced in June to 12 years of hard labor for entering the country illegally and engaging in "hostile acts." Both are married, and Lee has a 4-year-old daughter.

アル・ゴアのCurrent TVレポーター
ローラ・リンとユーナ・リーは、クリントン時代の元副大統領アル・ゴア氏が代表でカリフォルニアに本部を置く、Current TVメディア部門に所属するジャーナリストである。ふたりは今年3月取材旅行の最中に、中国と北朝鮮の国境を越えて北朝鮮へ密入国したかどで、北朝鮮側の国境警備兵に逮捕され拘置されていた。さらに6月に平壌の法廷で裁判にかけられ、「不法密入国と敵性行為を企図」した罪状で、懲役12年の強制労働の刑が言い渡されていた。リンとリーのふたりとも米国籍の既婚者で、リーには4才の幼い娘がいる。
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4. Hillary asked for release of detainees

U.S. Secretary of State Hillary Rodham Clintonrequested amnesty for the women last month, asking that they be allowed to return to their families in California. Bill Clinton's visit comes amid heightened tensions over North Korea's string of nuclear and missile tests in defiance of U.N. resolutions, and calls from Washington for amnesty for the two reporters.

釈放を嘆願したクリントン長官
オバマ政権のヒラリー・ロッダム・クリントン国務長官は、これよりも一足先に先月北朝鮮政府に対して、二人の米人女性を人道の観点から、カリフォルニアに住む彼女らの家族の元へ帰還させるよう、正式の嘆願声明を出していた。
一方で北朝鮮政府は、6〜7月に一連の核実験とミサイル発射実験を行なったため、国連が経済制裁の決議を下したが、北はさらに反発し、核開発廃棄に関する交渉は暗礁に乗り上げていた。
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5. 'War of the words' in Phuket ASEAN

Negotiations for their release are believed to have taken place behind the scenes since Washington and Pyongyang do not have diplomatic relations.

クリントン長官と北朝鮮外交官との舌戦
また米国からはクリントン長官が記者を解放するよう声明を出したり、プーケットのASEANサミットでクリントン長官と北の外務担当官との間で舌戦が展開されたりした経過から、二国間の緊張がこれまでになく高まったが、今回の夫君ビル・クリントンの平壌訪問は、その緊張の最中に挙行されたものである。
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6. Second ex-president to visit North

Bill Clinton would be the second former U.S. president to visit communist North Korea; Jimmy Carter traveled to Pyongyang in 1994, when Clinton was in office, and met with then-North Korean leader Kim Il Sung, late father of current leader Kim Jong Il.

北朝鮮の土を踏む2番目の元大統領
ビル・クリントンは、元米国大統領として共産国家北朝鮮の土を踏んだ2番目の人物となった。最初の人物はジミー・カーター元大統領で、まだクリントンが大統領だった時代の1994年に平壌を訪れている。この訪問の際カーター元大統領は、現行の金正日の父親で、北朝鮮国民が建国の父と仰ぐ金日成氏と逢っている。
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 駅構内でクリントン訪問のニュースを見守るソウル市民 テロップは「警告!クリントン正午前後に平壌到着」

7. Negotiating card to win U.S. concessions

That visit also occurred at a time of spiraling nuclear tensions — and led to a breakthrough accord between the two sides just months later. Analysts say the communist regime could use the detained reporters as a negotiating card to win concessions from Washington.

米国に不利な「人質カード」
カーター元大統領の北朝鮮訪問も、やはりちょうど核問題の緊張がエスカレートしていく最中に行なわれた。そしてそれを契機として、数ヶ月後の画期的な両国間の和平協定へと展開したのだった。しかし、北朝鮮外交問題のアナリストは、今回は共産党政権である北朝鮮政府が米国政府から慰謝料を奪い取るために、拉致した米人記者の解放を切り札に使うおそれがあると、警告を発する。
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8. Two purposes of Clinton visit

Kim Yong-hyun, a professor at Seoul's Dongguk University, said Clinton's visit could serve two purposes: securing the women's release and improving ties between Washington and Pyongyang, which do not have diplomatic relations. "I think it's not just about journalists. It will serve as a turning point in the U.S.-North Korea relations," he said.

クリントン訪問の2つの目的
韓国の首都ソウルにあるドングク大学の教授で、北朝鮮問題のスペシャリスト、キム・ヨンヒュン氏は、今回のクリントンの平壌訪問について、おそらく次の二つの目的があるだろうと解釈する。ひとつは拉致逮捕された二人の米人女性記者の釈放。そしてもうひとつは、米国政府と北朝鮮政府の外交関係の改善である。
「私から見ますと、これはジャーナリスト(の解放)に関してだけじゃないですね。今回は、米北関係のターニングポイントの役割を果たすでしょう。」
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9. Re: Clinton Foundation, Gore's media, White House

In New York, the Clinton Foundation did not immediately return calls, and Gore's spokeswoman, Kalee Kreider, said she could not comment. At the White House, Deputy Press Secretary Tommy Vietor said he had no comment.

クリントン財団、ゴア陣営、ホワイトハウスの反応
ニューヨークにあるクリントン財団の本部へは、電話で取材を申し込んだがまだその回答は戻ってきていない。また、問題の記者たちが所属したメディア法人の代表である、アル・ゴア氏の広報担当、キャリー・クリーダーさんは、今回の件に関してはノーコメントのままである。
一方ワシントンのホワイトハウスでは、トミー・ヴィーター国務次官が記者会見に応じたが、この件に関しては「ノーコメント」を繰り返し、国務省としての見解を避けた。
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 ブルッキングス・インスティチュート主催の外交戦略フォーラムに出席し、基調講演を披露したビル・クリントン

10. North's interest in bilateral negotiations

Pyongyang has expressed strong interest in one-on-one negotiations with Washington. Meanwhile, Pyongyang claims that it won't return to six-nation nuclear negotiations involving China, Japan, the two Koreas, Russia and the United States.

米国との二国交渉を望む平壌政府
平壌の金政権は、ワシントンのオバマ政権との、一対一の直接外交交渉を以前から強く望んでいた。さらにその一方で、中国・日本・韓国・北朝鮮・ロシア・米国がメンバーの、北朝鮮の核保有問題を解決する目的で構成された6カ国協議へは復帰しないと、北朝鮮側は国際会議を拒絶してきてもいた。
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11. U.S. insisted in Six-Talk framework

The United States says it can talk bilaterally with the North, but only within the six-nation framework. North Korea has rapidly escalated tensions this year. It conducted a long-range rocket launch, quit six-nation talks on ending its nuclear program, restarted its nuclear facilities, carried out its second-ever nuclear test and test-fired a series of ballistic missiles.

6カ国協議の原則を掲げる米国
翻訳中
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12. U.N. enforced resolution for sanctions

As a way to pressure North Korea to return to the negotiating table, Washington has been seeking international support for strict enforcement of a U.N. sanctions resolution adopted to punish the North for its May 25 nuclear test.

国連決議の経済制裁強化
翻訳中

【 米国時間 2009年8月3日 『米流時評』ysbee 】
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d0123476_11564496.jpg◀ 次号「人質解放!ビル・クリントンのYES, YOU CAN 外交」
▶ 前号「第二のイラン革命と合衆国独立宣言スピリット」

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by ysbee-2 | 2009-08-03 15:03 | トンデモ北朝鮮

北の引き裂かれたカーテン 半島一触即発にF15待機

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    ||| 北の引き裂かれたカーテン |||

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韓国空軍 F-15ジェット戦闘機編隊、半島の武力衝突にスクランブル発進の待機
ゲイツ長官、アジア防衛サミットで北の核の脅威を「世界の暗黒の未来」と警告


d0123476_3532373.jpg前号「ゲイツは本気だ。アジア防衛サミット声明」からの続き
このところ、北の「核とミサイル」の脅威が現実的に見えてきて、米国の内外では他にも多々大きなニュースがあるのですが、とりあえず半島危機のニュースを。

今回のエントリーのトップで紹介するのは、やはりもちは餅屋というか現場主義というか、韓国の地元メディア『The Chosun Ilbo/朝鮮日報』英語版のサイト記事から直送。いよいよ一触即発の可能性が濃厚になるような、韓国空軍が戦闘機スクランブル発進に備え待機するニュースです。
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 左・右:げっそり痩せた脳血栓回復後の「アフター金」/中:06年の建国75年記念式典の軍事パレード

Air Force Ready to Deploy F-15Ks If Provoked
JUNE 4, 2009 | Chosun Ilbo — BREAKING | Translation by ysbee
The Air Force on Wednesday said it is ready immediately to deploy the new F-15K fighter jets if the North Korean Army carries out any provocations along the de facto maritime border or elsewhere.

北朝鮮人民軍が南北朝鮮の国境線に沿ったどの海域であれ、万一戦闘挑発行為を起こした場合に備えて、韓国空軍は3日水曜、F-15戦闘ジェットの新型機を緊急発進する用意を整えたと発表した。

"If North Korea carries out armed provocations along the Northern Limit Line or other areas, the Air Force is ready to respond promptly and strongly, deploying F-15Ks to bear the brunt," it said in a press release.
韓国空軍広報部から発表された内容は次の通りである。「万一北朝鮮が、韓国北限の国境線あるいは他のいかなる地域においても、軍事的挑発行為に出る場合には、韓国空軍は衝突を最小限に抑えるため、F-15戦闘機を緊急発進し、すみやかにかつ断固として対応する態勢を整えた。」
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今春、国立金日成大学を視察した際に大学のプールサイドでジャケットを脱いだが、痩せているので「アフター金」

This would permit precision strikes with missiles or joint direct attack munition (JDAM) bombs if the North attacks South Korean naval ships with coastal artillery or surface-to-ship missiles.
韓国空軍の今回のこの緊急発進許可により、万一北の軍隊が韓国海軍所属の船舶に対して、海岸線に配備された地上部隊からの砲撃や地対艦ミサイルを発射して攻撃を仕掛けて来る場合には、戦闘機から巡航ミサイルやJDAMによる「precision strikes/ピンポイント空爆」を行なってもよいと許可が出たことになる。

F-15Ks are armed with air-to-surface missiles that can penetrate a 1.2 m-thick iron-reinforced concrete protective wall and strike a target up to 280 km away within a 3 m diameter margin of error.
F-15K機には、厚さ1.2メートルの鉄筋コンクリートの建物の壁でも貫通する空対地ミサイルを搭載、発射地点から半径280キロ以内が射程距離で、誤差は3メートル前後と言う正確無比の攻撃力を有する。
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The Air Force said it was preparing against provocations by mobilizing the KF-16, F-4 and F-5 fighters, anti-aircraft weapons such as Patriot, Hawk and Nike missiles, and all kinds of intelligence assets.
韓国空軍の発表によると、戦闘挑発行為による緊急事態に備え、このほかにもKF-16、F-4、F-5の各戦闘ジェット機や、パトリオット、ホーク、ナイキなどの地対空ミサイル、あらゆる機種の諜報探査システムが総動員されている模様である。

【米国時間2009年6月4日『米流時評』ysbee】

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   JUNE 1, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年6月1日号
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 ASSOCIATED PRESS | B R E A K I N G
  ゲイツは本気だ・後編 「北の核の脅威がもたらす暗黒の未来」
  米国時間 2009年5月30日午後4時25分 | AP通信・シンガポール発 | 訳『米流時評』ysbee

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北朝鮮が新規に2基のICBM長距離弾道ミサイルの発射準備段階に入ったため、射程距離に入るアラスカ・グリーリー基地を急遽訪問し迎撃ミサイルをチェックするゲイツ長官(中央の開口部)


Gates: N. Korea’s Nukes Point to a ‘Dark Future’
North’s efforts pose the potential for an Asia arms race, defense chief says
MAY 30, 2009 | Associated Press — BREAKING | Translation by ysbee

11. Fears broke through the region
Continued from the previous issue | SINGAPORE, Malaysia — The sharp statements of Secretary of Defense Robert Gates were echoed by the South Korean defense minister and even China, North Korea's strongest ally. They reflect fears throughout the region that last week's nuclear and missile tests by North Korea could spiral out of control and lead to fighting.
東アジア全域へ核とミサイルの脅威
前号「ゲイツは本気だ。アジア防衛サミット声明」からの続き
マレーシア・シンガポール発 |米国の防衛問題を司るトップ、ロバート・ゲイツ国防長官がアジア防衛サミットで明らかにした、北の暴走を非難する論調は、同サミットに出席していた韓国の防衛相、さらには北の最強の支援国家である中国の防衛省の講演でも繰り返された。彼らもまた、先週北朝鮮が強行した核爆発とミサイル発射実験が東アジア全域にもたらした恐怖について言及し、この状況がエスカレートすれば手がつけられなくなり、戦闘に突入するだけと警告を発した。
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北からの大量殺戮兵器搭載ミサイル攻撃を想定した昨年の防空演習で、ガスマスクをつけ避難するソウルの小学生

12. Discarded 1953 armistice truce

The North said it would no longer honor a 1953 armistice truce with South Korea after Seoul joined a 90-plus nation security alliance that seeks to curb nuclear trafficking on the seas. Additionally, the U.N. Security Council is drafting financial and military penalties against North Korea as punishment for the weapons testing.
53年休戦協定を廃棄した平壌政府
26日に北朝鮮が通算2度目の地下核爆発実験を強行した直後、韓国は公海上での核物質の密輸を取締る目的で世界90カ国以上が賛同しているPSIC議定書に署名加入した。これを知った北朝鮮は、報復の意図か、1953年に朝鮮戦争の一時休戦を協約した南北間の休戦協定はもはや有効ではないと、休戦協定を破棄した。
さらに半島で高まるこうした対立に加えて、国連安保理は北朝鮮が国連決議を無視して核爆発実験に及んだ暴走に対する処罰として、北朝鮮政府に対する経済制裁および軍事的罰則の原案を協議中である。
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6カ国協議中も着々と進めていた、新しいヒーチョン原子力発電所の建設予定地を視察する金正日と軍事政権の幹部

13. UN punishment for the nuke testing

Similar penalties approved after the North's 2006 atomic test have been only sporadically enforced, and largely ignored by China and Russia. "I think that the combination of their progress in developing nuclear technology, and their progress in developing multistage long-range missiles, is a harbinger of a dark future," Gates said.
疑問視される国連罰則の有効性
過去にも2006年に北は原子爆弾の地下爆発実験を行なっているが、その直後に安保理に提出された処罰案の原案は、常任理事国である中国とロシアの反対で大巾に修正されてほとんど無効になり、その後時折監査が強化されただけで現在にいたっていた。
「核のテクノロジー開発と、3段式長距離ミサイルの開発との同時進行の開発プロジェクトが行なわれたようであるが、核とミサイルというふたつの要素の結合は、暗黒の未来の予兆である(harbinger of a dark future)」ゲイツ長官は、北朝鮮の核とミサイル技術の融合を、こう警告した。
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左:北朝鮮の寧辺核施設は昨年国連の勧告通り閉鎖 IAEAの査察官が撤収作業を監査 /右:閉鎖前の核施設作業員

14. 'Secretly selling its weapons technology'

"What is now central to multilateral efforts ... is to try to peacefully stop those programs before they do in fact become a `clear and present danger,' as the expression goes." Gates also warned North Korea against secretly selling its weapons technology to other outlaw nations.
核兵器製造技術を秘密裏に売買
「今回北を規制する多国間の国際協力の軸となっているのは、北の核開発が(核ミサイルシステム配置などの)いわば実質的に『厳然とした目の前の災厄/clear and present danger』となる前に、開発を平和理に阻止しようとする共通意図です。」
またゲイツ長官は、北朝鮮が海外の無法国家を相手に、核兵器技術を秘密裏に売りわたそうとしている事も指摘、国際社会に対する危険性を警告した。
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金に代わり現在の平壌政府の実権を握るナンバー2Jang Song Thaek 総司令官を訪問のアフリカZuma首相

15. First-ever meeting among defense chiefs

Later, at what officials called the first-ever meeting among defense chiefs from the U.S., Japan and South Korea, Gates asked his counterparts to begin considering other steps against the North should it continue to escalate is nuclear program.
史上初の米・日・韓三国防衛トップ会談
防衛サミット初日の基調講演を終えたあと、米国・日本・韓国の三国間で防衛相と5つ星クラスの最高司令官が一堂に会する、史上初の三国共同防衛会談が招集された。この席でゲイツ国防長官は「もしも北が今後も警告を無視して核兵器開発をエスカレートするならば、これまでとはまったく別途の(外交ではなく軍事的な)手段を検討し始めるべきなのでは」と問いかけた。
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左:核とミサイルの連続実権で矢面に立たされた北朝鮮の国連大使 /右: 国会で北へ非難声明を発する麻生首相

16. 'Take any steps in self-defense'

The military leaders did not discuss specific potential actions, but U.S. officials who attended the half-hour meeting said any steps would be taken in self-defense. South Korean Defense Minister Lee Sang-hee said the talks "could not have come at a better time."
「自衛のためならいかなる手段も」
三国防衛会議では、各国軍部上層部が作戦としてとりうる特定手段を討議したわけではないが、30分にわたる会議に出席した米国政府高官の伝えるところによると、結論的には各国とも「自衛」のためならばいかなる手段もとるだろう、ということだった。
特に韓国のリー・サンヒー防衛相は「(切迫した共通の問題を抱えているため)これ以上良いタイミングはないという時宜を得て、三国間の防衛トップ会談をもつことができた」と評価している。
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昨年10月に北との国境に近い一帯で大々的に行なわれた米韓合同軍事演習 これを北は「侵略の予行演習」と解釈

17. Beijing's firm opposition, grave concern

"North Korea perhaps to this point may have mistakenly believed that it could be perhaps rewarded for its wrong behaviors," Lee told reporters. "But that is no longer the case." Earlier Saturday, Lt. Gen. Ma Xiaotian, the second-in-command of the General Staff of China's military, told the security forum that and grave concern about the nuclear test."
北に強硬な態度を現した中国軍部
リー防衛相は、北の現状を次のように分析把握している。
「現時点で北朝鮮は多分、一連の現行の軍事行動に対して威嚇成功という国際的評価が下されるとでも勘違いしているようだ。しかし現実には、もはやそんな甘い妄想にふける場合ではない。」
さらに翌30日土曜の午前中には、中国人民軍の最高級将校で統合副司令官を務めるマ・シャオチャン中将が、防衛サミットの分科会である安全保障フォーラムで同じような意見を展開し、中国として北の核実験に対するきわめて深刻な懸念(grave concern)を表明した。
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北と中国の国境線に沿って張り巡らされた鉄条網 密輸・脱北者防止など国境警備で哨戒する北朝鮮の人民軍警備兵

18. U.S. delegations to Tokyo, Seoul, Beijing, Moscow

The Obama administration said it planned to send a delegation on Sunday to Tokyo, Seoul, Beijing and possibly Moscow over the next week to discuss how to respond to North Korea.
東京・ソウル・北京・モスクワへ外交使節を緊急派遣
一方、米国のオバマ政権は土曜の段階で、関連各国へ外交特使を急遽派遣して「how to respond to North Korea/北朝鮮へどう対応するか」という緊急の案件について、関係者と直接会談を持つ予定である。特使の訪問先は、東京、ソウル、北京となっており、さらに来週に入ってから多分モスクワへも派遣するものと見られている。
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今春の米国政権交代後、東アジア外交歴訪第一歩の表敬訪問は日本政府 ヒラリー・クリントン国務長官と中曽根外相

19. Bitter regrets on six-party talks

"The reality is that given the objectives of the six-party talks that were established some years ago, it would be hard to point to them at this point as an example of success," Gates said in response to a question after his speech. Those countries — the U.S., South Korea, China, Russia and Japan — "need to think freshly about where we go from here."
6カ国協議の苦い果実
「6カ国協議は、数年前に北朝鮮の核兵器開発を廃棄する目的で設立された合議機関だが、現在われわれが直面している現実の危機は、6カ国協議で討議の対象となった案件、核兵器開発やミ長距離サイルから発しているものだ。したがって、現時点ではこの協議が成功を納めたとは、お世辞にも言えない」
ゲイツ長官は講演後の質疑応答に応えてこう語り、次のようにしめくくった。
「米国、韓国、中国、ロシア、そして日本……こうした国々は、われわれが現段階から何を目標として進むのか、6カ国協議を一度白紙に戻して検討し直す必要があるようだ。」  <了>

【 米国時間 2009年6月1日 『米流時評』ysbee訳 】
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盧武鉉前大統領の急死で政情不安の度を増す韓国 北を増長させた責任は統一政策にもあり 韓国政府のヒュン統一相

d0123476_17133139.jpg◀ 予告 6/04「オバマのカイロ演説 The New Beginning」
◀ 予告 6/03「北の世襲三代目披露 次世代金3.0は正雲」
◀ 次号 6/02「北のICBM アラスカ・ハワイ・グアムも射程距離」
▶ 前号 5/31「ゲイツは本気だ。アジア防衛サミット声明」
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by ysbee-2 | 2009-06-01 08:20 | トンデモ北朝鮮

ゲイツは本気だ。アジア防衛サミット声明

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   ||| 北の核で開いた地獄の釜のふた |||

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 ゲイツ国防長官、シャングリラ防衛サミットで北の核とミサイルの脅威を警告
「北の核保有は、アジア地区だけでなく、世界に『暗黒の未来』をもたらす前兆」


d0123476_3532373.jpg前号「半島危機・北、核ミサイルまでの時間は?」からの続き
今回の半島危機に関しては、党派の左右に関係なくブログ編集人の多くが、事態の深刻さを正面から受け止め、エントリで本音を吐露している。また個々のエントリからそのTB元へとたどって得られた、昨日のこかげさんのブログ『緑の木陰のつぶやき』のような、専門家の貴重な意見を伺えるチャンスに恵まれたりもする。

昨日翻訳した本文記事では、米国の国防総省はゲイツ長官が公表したように、
危機感の焦燥を冷却させるような抑制論を前面に出す一方で、
ケイシー陸軍総司令官のように「やるなら見ておれ」的に、
北の恫喝には威圧で反撃、と主張する制服組も併存する。
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トップの写真:ついに地獄の釜のふたが開いた?米国時間で2日、アラスカのフォートグリーリー基地を訪れ地下に格納してあるミサイルをチェックするゲイツ長官 /上:典型的官僚体質のロバート・ゲイツ国防長官(左)と戦略ブレーン型軍人のトップ、マイク・マレンCSJC米統合参謀本部議長

分裂とまではいかないが、
北朝鮮の核実験以降、ペンタゴンの中での強硬派と穏健派の間に、
はっきりと距離が見えてきたのは確かだ。

お膝元の米国のメディアに上がらなかった米軍サイドの話題で
『よく考えよう』のHbarさんのエントリ「米国は本気か」があり、
非常に的を得た論旨なので、この下に紹介させていただく。

【米国時間2009年5月31日『米流時評』ysbee】
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ここから下は Hbarさんのブログ『よく考えよう』
5/30のエントリ「米国は本気か」からの抜粋です


エラ通信さんの記事によると
「リアルタイム090530 米政府 韓国駐留米軍家族の退避を命令・勧告」
の見出しで 朝鮮半島の危険度が大幅に上昇したのが、
本日付の米政府の命令・勧告を見ると これまでとは様相が異なる。

よく考えてみれば、只でさえと言うか 海外から食料さえ買えない程、
外貨の不足している国で、中国やロシアからの援助があれば別だが、
6ヵ国協議と言うテーブルにおいて 顔を潰された国が援助するか
と言うのが普通の考えであるので 援助は得られるとは考えられない。

多分、オバマの原則主義から考えれば、
次のミサイル発射で北朝鮮に容赦はしない と考えるのが普通だ。
それに、この経済危機で米国の産軍複合体の産が大きく力を毀損しているのに
北朝鮮攻撃ほど効果的なものは無い。

多分、北朝鮮が次に何か挑発するとなれば、米国は切れるに違いない。
切れると言っても怒り心頭で切れるのでなく、
緻密な計算の元で切れると言う事だ。
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イラク北部ティクリットの米軍駐留基地を訪れはっぱをかける、ジョージ・ケイシー陸軍総合司令官


北朝鮮の選択肢は、直接米軍及び韓国軍の基地に対して
中距離弾道ミサイルを発射するか否か の所まで来ていると感じる。
もし、今までのような挑発しかしないのであれば、
金正日は平和ボケしているだけだ。

さて、米軍のスカッドミサイルやイージス艦からの迎撃で
被害がどの程度に収まるかも問題だが、
それと同時に ブッシュがイラクでやったのと同様の攻撃もなされるはずだ。
挑発でさえそのつもりで、
本日付で 米政府「韓国駐留米軍家族の退避を命令・勧告」をしたのであろう。
何も無く、ピョンヤンが平和裏に6ヵ国協議で譲歩する事を願う。

以上『よく考えよう』より抜粋 5/30号「米国は本気か」で全文を読む
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   MAY 31, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年5月31日号
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 ASSOCIATED PRESS | B R E A K I N G
  ゲイツ国防長官、アジア防衛サミットで「北の核がもたらす暗黒の未来」と警告
  米国時間 2009年5月30日午後4時25分 | AP通信・シンガポール発 | 訳『米流時評』ysbee

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朝鮮の古都、開城市は南北統一運動のシンボルとして韓国からの資本投下で共同プロジェクトが展開していたが…


Gates: N. Korea’s Nukes Point to a ‘Dark Future’
North’s efforts pose the potential for an Asia arms race, defense chief says
MAY 30, 2009 | Associated Press — BREAKING | Translation by ysbee

1. 'Harbinger of a dark future'
SINGAPORE, Malaysia — North Korea's progress on nuclear weapons and long-range missiles is "a harbinger of a dark future" and has created an urgent need for more pressure on the reclusive communist government to change its ways, U.S. Defense Secretary Robert Gates said Saturday at an annual meeting of defense and security officials.
北の核は「暗黒の未来の前兆」
前号「警告!北、長距離ミサイル発射の照準は?」からの続き
マレーシア・シンガポール発 |「北朝鮮の核兵器と長距離ミサイルの開発計画の進歩は、世界にとって『暗黒の未来を予兆するもの』であり、北がその進路を変えない限り、東アジアの孤立した共産主義政府に対して緊急に圧力をかける必要性ができてしまった。」
米国のロバート・ゲイツ国防長官は、世界の防衛安保責任者が一堂に集う年次恒例の防衛サミットの基調講演で、米国の北朝鮮に対する現況の意向をこう語った。
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シンガポールのシャングリラリゾートでアジアの防衛のトップを集めて開催された「シャングリラ・ダイアローグ」

2. 'Past efforts only emboldened North'

The Pentagon chief said past efforts to cajole North Korea into scrapping its nuclear weapons program have only emboldened it.
「過去の外交努力は北を増長させただけ」
ペンタゴンの総司令官ゲイツ長官は、30日の防衛サミットの基調講演で、北朝鮮に対して強い姿勢へと変化する米国の対応を明確にした。「(6カ国協議では)北朝鮮に核兵器開発を放棄させようとしてご機嫌をとってきたが、その結果北をますます増長させ、より大胆な核開発を許してしまったため、過去の外交努力はすべて水泡に帰した。」
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26日核の地下実験成功を祝って、平壌で開催された数万人の人民集会 最前列は人民軍幹部将校 金は姿を見せず

3. 'Not a direct threat to the U.S., though'

He said the North's nuclear program does not "at this point" represent a direct military threat to the U.S. and he does not plan to build up American troops in the region. But the North's efforts pose the potential for an arms race in Asia that could spread beyond the region, he added.
「米国に対する直接的軍事脅威ではないが」
ゲイツ長官は、北の核兵器開発は現時点では米国に対する直接的な軍事上の脅威とまではならず、当該地域での駐留米軍の員数を増強するつもりはないことを明らかにした。しかしながら、北がアジア地域での(核の)軍拡競争を加速するのに一役買う可能性は免れない、とも付け加えた。
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左:板門店基地に駐留する米軍の陸軍地上部隊装甲車 /中:半島エリアの米軍責任者ウォルター・シャープ司令官
右:ソウルのミリタリーミュージアムで屋外に常設展示されている南北朝鮮軍の各種兵器 右奥はスカッドミサイル


4. 'Renege on Six-Talks promises'

North Korea's yearslong use of scare tactics as a bargaining chip to secure aid and other concessions — only to later renege on promises — has worn thin the patience of five nations negotiating with the North, Gates said.
「裏切られた6カ国協議の約束」
「北朝鮮は、国際的な経済援助や他の協力事業を確保するための取引条件として、何年もの間こうした恫喝手段をもちいてきました。しかも後段になって、そうした約束はすべて裏切られたし。北と我慢強く交渉を続けてきた6カ国協議の相手国である五カ国にとって、北に対する国際的信頼は辛抱の限界にきています。」
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数年かけてこぎつけた6カ国協議の採択「北の核への野心放棄」は、代償の援助金を掠めとられて水泡に帰した

5. 'North's scaring tactics by crisis'

"I think that everyone in the room is familiar with the tactics that the North Koreans use. They create a crisis and the rest of us pay a price to return to the status quo ante," he said in a question-and-answer session after his speech at the Shangri-La Dialogue.
「危機感をあおって恫喝する北の手口」
「この席にいらっしゃる方々は、みな北の常套手段に手こずらされた経験をお持ちだと思う。(今回のような)危機をつくった張本人は彼らであり、たとえ残りのわれわれがその代償を払ったとしても、ひたすら元の木阿弥に帰するだけでしょう。」シンガポールで開催された「シャングリラ・ダイアローグ」防衛サミットで、ゲイツ長官は基調講演の後の質疑応答で、集まった防衛関係者にこう語った。
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「発射実験視察」という題の日付のない写真だが、痩せ方をみると今年のもの? 右側後方の壁にかかったカレンダーの日付を見ると、14日が土曜になっているので今年3月か2月の写真と思われるが、病状の時期を察するに3月か?

6. 'Not buying the same horse twice'

"As the expression goes in the United States, 'I am tired of buying the same horse twice.' I think this notion that we buy our way back to the status quo ante is an approach that I personally at least think we ought to think very hard about."
「現状維持では元の木阿弥」
「アメリカ流の俗な表現で言うなら『同じ馬を2度も買うのはたくさん』ってところでしょうか。ここが肝心なんですが、われわれがまた現状復帰を重ねるだけのために骨を折るなら、私個人としては、少なくともそうする(6カ国協議に復帰する)べきかどうか?というきわめて根本的な問題を、じっくり考えるべきだと思うんですよ。」
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常に各国防衛相との交流を怠らず、情報交換と親交に務める外交官僚的なゲイツ国防長官 ハンガリー訪問の際

7. 'Other ways to get the North to change'

"There are perhaps other ways to try and get the North Koreans to change their approach," he said. "President Obama has offered an open hand to tyrannies that unclench their fists. He is hopeful, but he is not naive," Gates said in his speech.
「北の姿勢を変える別途手段を」
「北朝鮮の連中のやり方を変えようとするなら、きっと今まで通りではない何かまったく別の方法を講じなけりゃいけなんじゃないですかね。オバマ大統領は独裁者に対しても、鉄拳をゆるめてオープンマインドで忌憚なく話し合おう、と呼びかけていますけどね。彼はたしかに希望が持てるけれど、決してナイーブなだけじゃないですよ。」ゲイツ長官は(ソマリア海賊の米人船長誘拐事件の解決法のように)米国は必要であれば武力行使も手の中にある事を、あらためて強調した。
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30日シャングリラ防衛サミットで歓談するかつての敵同士、米太平洋艦隊のキーチング提督とベトナム人民軍の将軍

8. 'We will not stand idly'

"Likewise, the United States and our allies are open to dialogue, but we will not bend to pressure or provocation. And on this count, North Korea's latest reply to our overtures is not exactly something we would characterize as helpful or constructive.
「米国は指をくわえて看過しない」
「また同様に、米国と友軍関係にある国はもちろん「外交の対話」を重視しますが、(北朝鮮のように)軍事的威圧や挑発行為に走ったりはしません。この意味合いにおいて、北朝鮮の昨今の対外的行動は、協力的とか建設的といった性質のものでは決してありません。したがってわれわれは、北朝鮮がアジアにおけるいかなる攻撃目標に対しても、万一壊滅的被害を及ぼす能力を獲得した場合には、決して黙って看過するようなことはないでしょう。」
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環太平洋防衛で4月に米国とのユニラテラルな軍事協定をあらためて結束したオーストラリアのケヴィン・ラッド首相

9. 'Capability to reach any target in Asia, U.S.'

"We will not stand idly by as North Korea builds the capability to wreak destruction on any target in Asia — or on us. At the end of the day, the choice to continue as a destitute, international pariah is North Korea's alone to make. The world is waiting."
「アジア全域と米国の一部が射程距離内に」
「その標的は今やアジアばかりでなく、わが国米国もすでに北の保有する長距離ミサイルの射程距離に入っています。結局のところ、北朝鮮が国際的にのけ者にされる貧窮国家としての存在であり続けるかどうかという選択は、ひとえに北自身の判断と選択にかかっているわけで、世界はただその結果を待っているだけにすぎません。」  >次号へ続く

【 米国時間 2009年5月31日 『米流時評』ysbee訳 】
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米陸軍ジョージ・ケイシー総司令官 /海上接触が懸念される半島西岸の黄海 /オーストラリア海軍軍港

d0123476_17133139.jpg◀ 予告「北の世襲三代目披露 次世代金3.0は正雲」
◀ 次号「北のICBM アラスカ・ハワイ・グアムも射程距離」
▶ 前号「半島危機・北、核ミサイルまでの時間は?」
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d0123476_16472783.gif記事リンク http://beiryu2.exblog.jp/9812214/
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by ysbee-2 | 2009-05-31 14:50 | トンデモ北朝鮮

半島危機・北、核ミサイルまでの時間は?

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    ||| 北、核ミサイルまでの時間 |||

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核とミサイルの危険な融合 半島危機で高まる突発軍事衝突の怖れ

d0123476_3532373.jpg前号「警告!北、長距離ミサイル発射の照準は?」からの続き
北は核実験とミサイル連射で、世界の焦点を半島へ向けさせる事には成功した。では、世界が怖れる脅威の核心「核」を「ミサイル」へ搭載した、核ミサイルの発射能力を獲得したのだろうか?

この肝心かなめの疑問に答える内容の、エントリを上げているブログがある。
編集人氏は 専門の科学者でもあるようだ。
是非一度、関連記事を通読することをおすすめする。

緑陰清談の編集人 こかげさんのブログ 『緑の木陰のつぶやき』 より
5/28のエントリ 「北朝鮮の核兵器の小型化は 容易に可能」から抜粋引用


たとえば 北朝鮮の核兵器が、
同量の核物質を使用したアメリカの核兵器の
1/10程度の爆発力しかなかったとしても・・・・・

核爆発してくれさえすれば、その程度でも 十分な破壊力を発揮します。
犠牲者数が、数百万人のレベルから、数十万人のレベルに減ったとしても

それを不完全な兵器と言えるでしょうか? 未熟な兵器と呼べるでしょうか?
どちらにしても、壊滅的な被害が出ることに 違いはありません。
多少性能が悪くても まぎれもなく大量殺戮兵器です。
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核兵器の代表、原爆(アトミック・ボム)の一種、米国製造の俗称 Fat Boy/ファットボーイ


核兵器の性能の、多少の優劣を論じることは殆ど無意味です。 
ローテク核兵器でも、兵器としては十分な破壊力を発揮します。
核爆発を起こせるようになった今、上記のような意味において

北朝鮮は 小型核兵器は容易に作れるでしょう。
ミサイルに搭載し 日本を核攻撃可能でしょう。


今回の実験は
北朝鮮が ある程度の規模の核爆発を起こせるようになった
ということが大問題なわけで
爆発規模の大小、性能云々などの話は大した問題ではありません。

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ソウルのミリタリーミュージアム=軍事博物館に展示されたミサイルの現物

北朝鮮が、核爆発を起こせるようになり、
大型のミサイルも既に保有している以上
日本の安全を確保するには・・・
核の抑止力を保有しなければならなくなった
という現実に目を向けるべきでしょう。

以上『緑の木陰のつぶやき/北朝鮮の核兵器の小型化は容易に可能』から抜粋
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   MAY 30, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年5月30日号
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 ASSOCIATED PRESS | B R E A K I N G
  北、核とミサイルの危険な融合点 高まる半島危機で突発的軍事衝突の怖れ
  米国時間 2009年5月29日 | AP通信 韓国発・ニュース速報 | 訳『米流時評』ysbee

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N. Korea May Be Prepping Long-Range Missile
NBC report comes as another short-range rocket is launched
MAY 29, 2009 | Associated Press — BREAKING | Translation by ysbee

10. Looming fear for skirmish
YEONPYEONG, South Korea — Fears have increased of military skirmishes, particularly in disputed waters off the western coast, after North Korea conducted the nuclear test on Monday and then renounced the truce that has kept peace between the Koreas since the Korean War ended in 1953.
突発的軍事衝突の怖れ
前号「警告!北、長距離ミサイル発射の照準は?」からの続き
韓国・ヨンピョン海軍基地発 | 月曜に強行された地下核実験。それに引き続いて連発されたミサイル発射。さらには1953年に南北間で取り交わされた朝鮮戦争の休戦宣言以来保たれて、半島平和を維持してきた二国間の停戦協定が、北朝鮮政府によって一方的に破棄されるに及んで、こうした一連の軍事行動が重なった結果、朝鮮半島の国境周辺では突発的軍事衝突の起きる事態が大いに危惧される状況となってしまった。
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ソウルのミリタリーミュージアム=軍事博物館に常設展示されている北朝鮮のスカッドミサイル

11. Gates with no plan for deployment

But U.S. Secretary of Defense Robert Gates said the situation was not a crisis and no additional U.S. troops would be sent to the region. With tensions high on the Korean peninsula, Chinese fishing boats left the region, possibly to avoid any maritime skirmishes between the two Koreas. The waters were the site of two deadly clashes in 1999 and 2002.
ゲイツ国防長官「米軍派兵の危機ではない」
しかしながら米国のロバート・ゲイツ国防長官は、現時点での朝鮮半島の状況は危機とまでは受け止めていないので、該当地域への現状以上の米軍の派兵は予定していない、と公表した。
一方、朝鮮半島での緊張が高まるにつれ、南北朝鮮間で起こりうる海上の軍事的衝突を避けるためか、周辺海域の黄海から中国の漁船が徐々に姿を消した。この海域は、1999年と2002年の2度にわたって、南北朝鮮の間で軍事衝突が発生し、死者を出すにいたっている。
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12. Chinese ships pulled out of water

From Yeonpyeong, the South Korean island closest to North Korea, about a dozen Chinese ships could be seen pulling out of port in the North and heading elsewhere. South Korea's Yonhap news agency reported that more than 280 Chinese vessels were fishing in the area earlier this week, but the number has dropped to about 140.
黄海の国境付近で中国漁船半減
黄海上で北朝鮮との国境線にもっとも隣接したヨンピョン島の韓国海軍基地からは、十数隻の中国船が北の港湾から出航し、あちこちへ散っていった様子が見られた。韓国の聯合ニュースの報道によると、この海域では今週始めには280隻の中国船籍の漁船が漁をしていたが、5/29現在では140隻と半分に減ってしまったと伝えている。
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北朝鮮との国境線に近い韓国側の黄海沿岸では、タラバガニ漁やカキやノリの採取で知られる有数の漁業基地が点在

13. 'For now it seems quiet'

It was not clear if the Chinese vessels, in the area for the crabbing season, were told by the North to leave or if they were leaving on their own for fear of clashes at sea. "For now, it seems quiet," said local construction worker Lee Hae-un, 43. "But if North Korea provokes us with military power, I think our government should actively and firmly counteract it."
黄海、嵐の前の静けさ?
カニ漁の最盛期であるこの海域で、中国船舶が北朝鮮から海域を離れるよう勧告されたものか、あるいは公海上の武力衝突を怖れる独自の判断で避難したのかは明らかではない。
韓国側の建設業作業員、リー・ハエウンさん(43)は、地元の現状を次のように語っている。
「今のところ一見穏やかに見えるけれど、いったん北朝鮮が我々に対して軍事力を行使するような挑発を行なえば、わが国(韓国)の政府は断固として反撃するべきだと思いますよ。」
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核実験直前の26日にヤールー川で中国のクルーズ船から撮影された、北朝鮮軍兵士が意外とのんびり川で洗濯の場面

14. Alert level raised at the highest

South Korean and U.S. troops facing North Korea raised their surveillance on Thursday to its highest level since 2006, when North Korea tested its first nuclear device. About 28,000 American troops are stationed across the South.
米・韓の軍事的警戒体制、最高レベルに
38度線の北朝鮮との国境非武装地帯 DMZ ( De-Militarized Zone ) に駐屯し国境警備に当たっている韓国政府軍と駐留米軍は、北朝鮮が核爆発実験を実施した28日木曜の時点で、軍事的警戒水準を2006年以来最高水準にまで引き上げた。現在韓国には、2万8千名の米軍が駐屯している。
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朝鮮半島を南北に二分する北緯38度線にある板門店の、韓国側の展望台 研修中の韓国陸軍兵士が北側を眺望

15. One of the world's largest, 1.2-million military

North Korea, whose 1.2-million strong military is one of the world's largest, says it is merely preparing to defend itself against what it says are plans by the United States to launch a pre-emptive strike to overthrow its communist government. The United States has repeatedly denied any intention to attack North Korea.
世界有数、120万強の北朝鮮政府軍
北朝鮮の軍事力は、兵員の員数では世界でも最大級の120万人強を擁しているが、平壌政府の軍事的声明によると、今回の一連の軍事行動は「北朝鮮の共産主義政権を放逐するために先制攻撃を仕掛けようとする米国の侵略作戦」に対する自国防衛の準備段階にすぎない、と釈明している。
しかし米国側では毎回繰り返しているように、北朝鮮を攻撃するいかなる意図も持ち合わせていないと、北側の指摘を否定している。
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北朝鮮政府軍の兵士が隊列を離れ、38度線の国境の金網を飛び越え非武装地帯へ越境する瞬間 その後の消息は不明

16. Gen. Casey, 'U.S. could fight if necessary'

In Washington, the Army's top officer, Gen. George Casey, expressed confidence that the U.S. could fight a conventional war against North Korea if necessary, despite continuing conflicts elsewhere.
ケイシー総司令官「必要とあらば北と交戦」
ワシントンの米国政府では、米陸軍の最高司令官であるジョージ・ケイシー将軍が「米軍は、現在世界のあちこちで戦線をかかえているが(イラク、アフガン・パキスタン国境地帯、ソマリア沖)万一要請されれば、北朝鮮と戦闘を交える可能性もある」という軍部としての自信を示した。
【ジョージ・ケイシー陸軍総司令官】
父親はウェストポイント士官学校出身という生粋の軍人家庭に育つ。父親が占領軍として米軍の日本駐留時に1948年に仙台市で生まれる。その後父親は朝鮮戦争、ベトナム戦争と2度の従軍で、米陸軍の伝統ある第1キャバルリー部隊(第一騎兵隊)を牽引したが、70年に南ベトナムの戦場でヘリ墜落事故で死亡。そうした生い立ちがあるので、東アジアの軍事情勢に詳しい。
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ペンタゴン制服組の代表格 バリバリの軍人家庭で育った、仙台生まれのジョージ・ケイシー米国陸軍総司令官

17. Gates calms down the heat up hypes

But Gates, en route to Singapore for regional defense talks, tried to lower the temperature. "I don't think that anybody in the (Obama) administration thinks there is a crisis," Gates told reporters aboard his military jet early Friday.
ゲイツ長官「オバマ政権に交戦の意志なし」
しかしながら、アジア地域の防衛問題を討議するサミットに出席するためシンガポールへ向かう軍用機の中で、国防総省のゲイツ長官は金曜早朝、そうした(応戦姿勢を示す制服組の)意気軒昂の態度を緩和する発言で制した。
「オバマ政権の誰一人として、今回の半島問題を瀬戸際の危機としてとらえてはいないと、私は思う」ゲイツ長官は金曜早朝、シンガポールへ向かう米軍機に同乗した記者団のインタビューに応えこう語った。
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18. Slow progress in talks of sanctions

Meanwhile, talks at the U.N. Security Council over possible sanctions for the nuclear test were moving forward slowly. Russia's U.N. ambassador said Thursday there was wide agreement among key world powers on what a new U.N. resolution should include, but said putting the elements together will take time because the issues are "complicated."
遅々たる進捗の経済制裁案
一方、国連安保理では「(国連決議に反して)核実験を強行した北朝鮮に対して妥当な経済制裁」の案件が検討されている最中であるが、その進捗状況は遅々として進展が見られない。こうした現状に関して、ロシアの国連派遣大使は次のように語っている。
「核実験の報せがもたらされた28日木曜の段階では、国連の新しい決議に盛り込むべき要旨に関して、関連主要国家(米・露・英・仏・中・日・韓)の間では、かなりの範囲で同調する意見が見られたが、各国間の微妙な相互関係が非常に複雑に絡み合った問題なので、意見統一に至るまではかなりの時間を要するだろう。」
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北朝鮮でも中国と同様、地方農民と中央官僚との階級的乖離がはなはだしい 貨車にただ乗りして平壌へ向かう浮浪者

19. U.N. resolution next week, likely

字数制限のため英文省略
国連の決議案、来週早々か
27日水曜の段階で、この草案に盛り込むべき条項のリストが、安保理で拒否権を有する常任理事5カ国(米・ロ・中・英・仏)と、北朝鮮の核実験の影響をもっとも身近に受ける2国、日本と韓国の、それぞれの国連代表に送られた。各国外交団の予測では、決議案の草案がまとまったかたちで国連理事会に提出されるのは、来週以内(5/31〜6/6)は無理だろうと見られている。
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北朝鮮では建国の祖と崇められる金正日の父親、金日成の巨大な銅像や壁画がいたるところで見られる首都平壌市内

20. Two Koreas technically remain at war

字数制限のため英文省略
南北朝鮮は国際法上いまだ戦争状態
南北二つの朝鮮は、事実上いまだに戦争継続中である。その理由は、4年間の朝鮮戦争のあと1953年に休戦協定が締結されたとはいうものの、それはあくまで一時的な暫定の約定に過ぎず、恒久平和をうたう和平条約ではなかったからである。
このため、北朝鮮は半島西岸沖に国連が暫定的に引いた公海上の国境線を認めず、沿岸一帯に地上軍の砲撃部隊を配置して常に交戦できる構えをくずしていないと、聯合ニュースは伝えている。
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左:ソウルの軍事博物館に屋外展示のスカッドミサイルの弾頭 /中:38度線の板門店国境監視所で韓国側をチェックする北朝鮮政府軍の警備兵 /右:共産主義・軍国体制をとった北朝鮮が、朝鮮戦争以来の経済状態に反して、資本主義・民主体制を選んだ韓国は、戦後の復興目覚ましく経済回復を遂げた。写真はソウル市南部のYongsan District=龍山地区再開発プロジェクトの完成予想図

21. Issue of Kaeson industrial complex

字数制限のため英文省略
ケソン工業団地での国境問題
南北朝鮮両国間の国境地帯の通行は、現在のところ平常を保っている。聯合ニュースの報道では、38度線の北側の両国共同開発プロジェクトによるケソン工業地帯へも、通常通り340名の韓国人作業員が通勤した。また、二国間の海域を航行する両国の民間商用船舶に関して通行許可を与えるための二国間の交信も普段通りに執り行われていると、韓国統一省の李・ジョンジュー広報官から記者団に公表された。  >次号「ゲイツは本気だ。アジア防衛サミット声明」へ続く

【 米国時間 2009年5月30日 『米流時評』ysbee訳 】
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南北朝鮮統一への気運を込めた太陽政策の一環として、38度線の北の古都開城で共同開発されたケソン工業団地

d0123476_17133139.jpg◀ 予告「北の世襲三代目披露 次世代金3.0は正雲」
◀ 予告「北のICBM。アラスカ・ハワイ・グアムも射程距離」
◀ 次号「ゲイツは本気だ。アジア防衛サミットで警告」
▶ 前号「警告!北、長距離ミサイル発射の照準は?」
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by ysbee-2 | 2009-05-30 16:48 | トンデモ北朝鮮

警告!北、長距離ミサイル発射の照準は?

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  ||| 北、長距離ミサイル発射準備段階 |||

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米国のスパイ衛星、北朝鮮のICBM発射台で打上げ準備動向を探知
短距離地対空ミサイルは射程距離250キロ 旧ソ連製のSA-5改良型

d0123476_3532373.jpg前号でも書いた通り、今回の北の出方は、従来とは違う。各国の報道が間に合わないほどの、矢継ぎ早の核爆発やら警告やらミサイル発射やら宣戦布告である。このスピードと各ステージの相乗作用はまるで現実の侵攻作戦の端緒のようだ。いやな連想だが、02年3月のイラク侵攻時の展開を思い出してしまった。

すべては入念に練られた侵攻作戦の、分刻みの進行なのである。
もし万一、北朝鮮が警告通り、韓国のPSI加盟を挑発行為と(勝手に)解釈して、
現実の攻撃を開始するとしたら、どこを最初に攻撃するだろうか?
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私は以前にたまたま、仕事の対象が北日本だった時代があって、
軍事とはまったく関係のない業界だったが
青函トンネル+三沢基地+六ヶ所村原子力発電所+むつ原潜寄港……という
関係性の秘密を、図らずも知ってしまった。

その恐ろしさに心底嫌気がさし
自治体のお先棒を担ぐのはまっぴらときびすを翻したことが、
その後の私の方向を大きく変えた理由でもあるのだが。

そういう背景を元に、軍事知識の全くない素人考えだが
自分なりの直感で想定できる、敵側のシナリオがある。
もし北がいきなり直撃するとしたら、
その対象は青函トンネルだろう、ということである。
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4月の衛星打ち上げロケット発射実験は、
そうした場合の日本の米軍基地と自衛隊の動きを
つぶさに観察するための、試験段階だったにすぎない。
それと、ミサイルが日本へ到達するまで、12分とかからないことも。

自衛隊も米軍も、迎撃ミサイルシステムのロジスティックを
見事にさらけ出してしまった。
北のフェイントにひっかかったのだ。

本州と北海道をつなぐ大動脈が断ち切られたら、どうなるか?
もうそれ以上は、詳説しない。 考えたくもない。
自衛隊と米軍の戦略家たちに、北とその後方に控えるパワーの
ウラをかけるほどの、強者がそろっていることを祈る。

【米国時間2009年5月29日『米流時評』ysbee】
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   MAY 29, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年5月29日号
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 ASSOCIATED PRESS | B R E A K I N G
  米国のスパイ衛星、北のICBM発射台の準備動向を探知
  米国時間 2009年5月29日 | AP通信 韓国発・ニュース速報 | 訳『米流時評』ysbee

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N. Korea May Be Prepping Long-Range Missile
NBC report comes as another short-range rocket is launched
MAY 29, 2009 | Associated Press — BREAKING | Translation by ysbee

1. Prep for another long-range missile launch
YEONPYEONG, South Korea — North Korea is showing signs of preparing for another long-range missile launch after launching a series of short-range missiles, including one on Friday. The communist country warned Friday it would act in "self-defense" if provoked by the U.N. Security Council.
さらなる長距離ミサイル発射準備へ
韓国・ヨンピョン海軍基地発 | 北朝鮮は一連の短距離ミサイルを連続して発射したのに引き続いて、米国時間で29日金曜、先回とは別のもう1発の長距離ミサイルを発射する兆候として、打上げ準備作業を行なっている事実が、米国のスパイ衛星の探査で明らかになった。
朝鮮半島の北の共産主義国家は、金曜の段階で「UNSC 国連安保理事会が『戦争挑発行為』を起こす場合(新規の経済封鎖措置)には、自衛のための軍事行動に踏み切る」と威嚇する声明を発した。
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2. Spy satellites on prep for long-range missile

According to the officials, spy satellites have detected "activities ... movement of people and equipment" around the long-range missile launch site outside Pyongyang. The officials say the activity appears to be very preliminary, and it would apparently take several months before the North Koreans would be prepared to conduct their fourth test of a long-range missile.
発射準備作業を察知したスパイ衛星
米国政府高官の情報によると、スパイ衛星が「平壌郊外の長距離ミサイル(ICBM 大陸間弾道弾)専用の発射台周辺で、現場要員が機材を移動するあわただしい動き」を観察した模様である。
高官の話では、衛星を中継して観察できる一連の作業内容は、まだきわめて初段階であり、成功すれば北朝鮮にとって4度目となる長距離ミサイル打上げ実験を実行に移すまでには、今後さらに数ヶ月の準備期間を要するものと見られている。
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3. Short-range missile from its Musudan-Ri

The North fired the latest short-range missile from its Musudan-ni launch site on the east coast, a South Korean government official said. He spoke on condition of anonymity, citing the sensitivity of the matter. It is the sixth short-range missile North Korea has test-fired since Monday's nuclear test. The official did not provide further details.
舞水端里から短距離ミサイル発射
一方、北朝鮮がここ数日打上げを続けた短距離ミサイルは、半島東海岸の舞水端里(ムスダンリ)打上げ基地から発射したものであると、韓国政府高官が明らかにした。この人物は、情報内容が機密事項であるため、匿名と言う条件のもとに情報を明らかにしたものである。月曜に強行した核爆発実験に引き続いて、北朝鮮が6基の短距離ミサイルの発射実験を挙行した経過は確認されているが、高官はそれ以上の詳細は明らかにしなかった。
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4. SA-5 originally produced by USSR

But the Yonhap news agency cited an unidentified South Korean government official as saying the missile is a new type of ground-to-air missile estimated to have a range of up to 160 miles. Yonhap said the missile is believed to be an improved version of the SA-5, which North Korea introduced in 1963 and deployed in eastern and western parts of the country. The SA-5 was originally produced by the Soviet Union.
旧ソ連製SA-5の改良型ミサイル
しかしながら、韓国の聯合ニュース社が別の政府要人(匿名)に取材した内容によると、発射された一連のミサイルは、射程距離160マイル(約257.5キロ)程度の新しいタイプの地対空ミサイルであると言う。聯合ニュース社報道の詳細によると、今週相次いで発射されたのは、北朝鮮が1963年に半島の東西両岸に設置した「SA-5」型ミサイルを改良したバージョンであると見られている。SA-5型のオリジナルは、旧ソビエト連邦によって開発された短距離ミサイルである。
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5. Nuclear detonation: yield of 1-2 kilotons

UNSC is considering tough sanctions over the communist country's nuclear test. U.S. officials told NBC News that preliminary results of atmospheric tests confirmed that North Korea did detonate a nuclear device in its underground test, at a yield of 1 to 2 kilotons. U.S. military officials also told NBC that North Korea appears to be preparing another long-range missile test.
核実験:TNT火薬で1〜2キロトン
一方 UNSC 国連安全保障理事会では(国連決議に違反した)朝鮮半島の共産国家の核実験に対して、さらに厳しい経済制裁を加圧することを検討している。
安保理の緊急会議に出席している米国の国連代表団にNBCニュースが取材したところ、北の実施した核実験の実情が明らかにされた。その内容によると、北朝鮮は地下実験施設で核爆弾の爆発を実施したが、その威力はTNT火薬に換算して1〜2キロトン(1000〜2000トン)に達したと観測されている。
米の国連代表団がNBCニュースに伝えたもうひとつの重大情報は、北朝鮮が再度長距離ミサイル(ICBM/大陸間弾道弾)の発射実験を準備している、という事実である。
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6. Detected by by USAF sniffer planes

The tests were conducted on atmospheric samples collected by U.S. Air Force "sniffer planes" shortly after the underground nuclear test on Monday to determine the amount of plutonium particles released into the atmosphere. It's not clear yet if the North Korean test would be considered a success — whether the 1- to 2-kiloton explosion is what the North Koreans had intended.
米空軍の「スニファー探索機」で検分
北朝鮮の核実験の威力を探査したのは、米空軍の「sniffer planes/スニファー機」で、月曜の地下核実験の情報がもたらされた直後に、この特殊目的探査機で関連区域上空の大気中のサンプルを収集、化学分析して確認したものである。この大気中含有成分の分析検査では、核実験によって大気中に放出・拡散されたプルトニウム成分の含有量が検出され、数値測定される。
しかし現段階でもいまだに不可解なのは、北朝鮮の実験が核爆発として「成功したもの」といえるかどうかという点である。北朝鮮が当初意図した爆発が(核爆発としては小規模な)1〜2キロトン程度のものだったのかどうかは、依然として不明のままである。
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7. North: 'retaliation for provocation'

North Korea, meanwhile, warned it would retaliate if provoked. "If the U.N. Security Council makes a further provocation, it will be inevitable for us to take further self-defense measures," the North's Foreign Ministry said in a statement carried by the official Korean Central News Agency.
北「挑発行為には反撃で対応」
一方北朝鮮政府は、国営メディアの朝鮮中央新報社の報道を通じて次のような外相の声明を発し、万一戦闘挑発行為があった場合にはただちに反撃すると警告した。
「国連安保理事会がこれ以上の挑発行為を行なうならば、わが国はさらなる自衛手段をとらざるを得ない。」
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8. North accuses hypocrisy of UNSC

North Korea also accused the Security Council of hypocrisy. "There is a limit to our patience," the statement said. "The nuclear test conducted in our nation this time is the Earth's 2,054th nuclear test. The five permanent members of the U.N. Security Council have conducted 99.99% of the total nuclear tests."
北、国連安保理の「核の偽善」を非難
北朝鮮はまた、国連安保理の偽善性についても論及して非難した。声明文ではこう指摘している。
「我々にも辛抱の限界がある。わが国が実施した核実験は、これまで地球上で行なわれてきた核実験としては2054番目にあたるにすぎない。(他の国の核実験に同様の制裁がないことを批判)国連安保理の常任理事国である5大国こそ、これまでの核実験の99.99%までを実施してきた当事者ではないか。」
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9. What is the further action?

The North has been strident since its test — which it has also called a self-defensive measure. It did not specify what further action it was considering in response to U.N. resolutions, or what it would consider a provocation.
さらなる軍事行動とは何か?
北朝鮮は地下核実験以降は、ミサイル連射など一連の軍事的威嚇行動を自らは「自衛手段」と呼んではいるものの、強気一辺倒の強硬姿勢を通してきている。
平壌政府は「今後出るであろう国連決議案に対して、反撃を容易している」と公表したが、それが具体的にどういう軍事手段を意味するのか、あるいは国連決議の何をもって「戦闘挑発行為」と解釈するのかさえ、北自体は定義付けしていないのである。  >次号へ続く

【 米国時間 2009年5月29日 『米流時評』ysbee訳 】
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d0123476_17133139.jpg◀ 予告「ヒロシマサイズの恐怖/プルトニウム+ミサイル」
◀ 次号「半島危機・北、核ミサイルまでの時間」
▶ 前号「緊急!北の宣戦布告 軍事行動もあり」
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by ysbee-2 | 2009-05-29 13:48 | トンデモ北朝鮮

緊急!北の宣戦布告「軍事行動もあり」

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  ||| 北朝鮮の軍事行動宣言 |||

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 北朝鮮の宣戦布告、米国と韓国に対し「軍事行動もあり」と威嚇
 朝鮮戦争以来休戦中の、南北朝鮮のフラッシュポイントは黄海上


d0123476_3532373.jpg週明けから息つく暇もない。狼少年と多寡をくくられた金正日も、今回ばかりは何かちがう。非常にシステマチックというか、さすがのオバマ政権も対応しきれないほどのスピードで連射して来る。………今度はいよいよ本気なのか?
という疑問にとらわれていたら、ちょうど同じような危惧を述介しているブログから、タイムリーなTBをいただいた。
編集人の方は、軍事の話題に長じてらっしゃるようで、
右とか左とかの 日本の政界の風向きよりも
まず 軍事体制としての東アジアの現実を見つめよ、と諭している。
党派と関係なく、一度は専門家の意見に耳を傾けてもいいのではないか?
核ミサイルという危機は、もう日本海の向う側に現実に存在しているのだから。
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ブログ『憂い next ver.』より抜粋
5/27号「北朝鮮 覚悟をしなければならない時かも…」


「現実は厳しい!
 どこまで本気なのか…」


「韓国政府が大量破壊兵器拡散防止構想に全面参加すること表明し、
 これに北朝鮮が「宣戦布告」とみなすとの強い非難をしています。」

「私は北朝鮮に新たなブレインが加わり、
 北朝鮮の政治戦略が大きく変わったような気がしています。
「軍師」の登場を予感しています。」

「先のロケット発射実験が手順を踏んで行われ、
 ロケット本体も白色に塗装され、
 これまでの北朝鮮とは明らかに違った印象を受けました。
 今回もミサイル実験をうかがわせる航行情報、核実験、ミサイル発射と
 綿密に計算された行動です。」

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「これまでは、散発的な明らかに恫喝手段でしたが、
 4月のロケット発射前から変化し、
 これまでの北朝鮮とは違った動きになっているような気がします。」

「変化から考えると 私は何らかの軍事的動きがある可能性が高いと見ています。

 戦争になれば、北朝鮮は著しく不利であることは事実です。
 しかし、核爆弾を数発保有しているのは確実となった今、
 迂闊に韓・米軍が武力制裁に出ることはできないでしょう。」

「武力制裁によって核兵器で反撃される可能性も否定できない軍事行動に、
 果たしてどこの国が武力行使に付き合うでしょうか。


「もう遅いんです。
 核兵器が開発される前に 実行されるべき軍事行動を放置したため、
 北朝鮮は優位な立場に立ってしまったのです。」


……………>>全文を『憂い next ver.』で読む
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この警告通り、今日北朝鮮は、米国と韓国に対して宣戦布告しました。

日本のメディアでは、まるで韓国と米国が宣戦布告をしたような
とんでもなくバイアスのかかった見出しのサイトもあり、
いまさらながら、その偏向ぶりに、正直驚いています。
何を考えて、そう曲解させるような捏造ができるのか!
自分の国の危機だと言うのに!!!

南北衝突の危機は黄海上にあり、と言われている事から
悪名高い李承晩ラインに倣って、「金正日ライン」などと
この機に乗じて 北が勝手に引き出すのではないかと………
杞憂の種は尽きません。

【米国時間2009年5月27日『米流時評』ysbee】
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   MAY 27, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年5月27日号
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 ASSOCIATED PRESS | B R E A K I N G
  北朝鮮の宣戦布告「軍事行動もあり」 最悪の事態に備えよ!
  米国時間 2009年5月27日 | AP通信ソウル支局・ニュース速報 | 訳『米流時評』ysbee

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North Korea Warns 'Military Action'
Statement to U.S. and South Korea follows reports of nuke plant restarting
MAY 27, 2009 | Associated Press — BREAKING | Translation by ysbee

1. North publicly warns 'military action'
ROBERT WINDREM | PAKISTAN "NUKE PROBE" REPORT — PART-5
SEOUL, South Korea — North Korea threatened military action Wednesday against U.S. and South Korean warships plying the waters near the Koreas' disputed maritime border, raising the specter of a naval clash just days after the regime's underground nuclear test.

北、米と韓国に「軍事行動」を宣言
ソウル支局発速報 |米国時間で27日水曜、北朝鮮は米国と韓国に対して、両国海軍所属の戦闘艦が朝鮮半島沿岸公海上の南北国境線に接近した場合には、戦闘行為に出る(military action against U.S. and South Korea)という軍事上の警告を発した。この警告発令によって、北の地下核実験実施から数日と経たないうちに、公海上の海軍の衝突を警戒しなければならない状況となった。
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25日月曜、第1面から北の2度目の核爆発実験の記事で埋め尽くされた韓国の英字新聞『コリアン・ヘラルド』紙

2. Clinton 'North will face belligerent actions'

Secretary of State Hillary Clinton warned North Korea that it would face consequences for "belligerent" actions. Pyongyang, reacting angrily to Seoul's decision to join an international program to intercept ships suspected of aiding nuclear proliferation, called the move tantamount to a declaration of war.
クリントン「相応の対応を覚悟せよ」
これに呼応して米国のヒラリー・クリントン国務長官は、北朝鮮に対して「敵対行為/belligerent actions」があった場合にはそれ相応の結果に遭遇するだろう、と切り返す警告を発した。
核密輸を幇助するような疑惑のある船舶に対して、これを取り締まる国際的行動をとる組織PSIへの加盟を、韓国政府が急遽決定したことから(この決定を北に対する威嚇と解釈した)平壌の北朝鮮政府が、韓国と米国に対して怒りをむき出しにする反応を示したものと見られている。
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核実験に抗議するソウルのデモでは、北朝鮮に潜入し逮捕された米人女性ジャーナリスト2名の解放要求もアピール

3. North ridiculing South as a puppet

"Now that the South Korean puppets were so ridiculous as to join in the said racket and dare declare a war against compatriots," North Korea is "compelled to take a decisive measure." The Committee for the Peaceful Reunification of Korea said in a statement carried by state media.
「韓国はパペット/米の傀儡」と揶揄
北朝鮮側の朝鮮平和統一委員会/ Committee for the Peaceful Reunification of Koreaは、国営放送で次のような声明を発表した。
「今や米国の傀儡である韓国政府は、あえてわが国民に対して戦争を宣言するような欺瞞の組織に参加するという愚挙にふみきった。わが国は致し方なく、断固とした措置でこれに対処する。」
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北朝鮮政府軍広報部から公開された日付不明の菌小児痴の写真 ヘアスタイルから見て病気回復後の今年の物のよう

4. South prepares to respond sternly

Seoul's decision comes at a time when "the state of military confrontation is growing acute and there is constant danger of military conflict," the statement warned. South Korea's military said Wednesday it was prepared to "respond sternly" to any North Korean provocation.
迅速な反撃体制準備の韓国
「(核拡散防止の国際組織 PSI へ参加するという)韓国政府の決断は、武力衝突の事態が緊急に突出し、軍事力衝突の危険性が遍在する現時点と時を同じくして訪れた」北朝鮮政府の公式声明は、武力衝突の危険性についてこう述べている。
一方、韓国側の軍部からもこれに呼応するように、27日水曜、次のような公式声明が発表された。「韓国政府軍は、北朝鮮政府のいかなる挑発行為に対しても、断固とした措置で対応する準備はできている。」
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朝鮮半島を南北に分割する38度線上の非武装地帯DMZ 板門店歩哨基地から北側を眺望する教練中の韓国軍新兵たち

5. U.N. on 'how to punish North'

North Korea's latest belligerence comes as the U.N. Security Council debates how to punish the regime for testing a nuclear bomb Monday in what President Barack Obama called a "blatant violation" of international law. Ambassadors from the five permanent veto-wielding council members — the United States, Russia, China, Britain and France — as well as Japan and South Korea were working out the details of a new resolution.
国連、北に対する懲罰処分を検討中
北朝鮮が敵意むきだしの最新の声明を発表したのと同じ頃、国連の安保理事会では「月曜に核爆発実験を強行した金政権をいかに処罰するか」という案件を審議していた。北朝鮮の核実験強行は、米国のオバマ大統領が「厚顔無恥な国際法蹂躙/blatant violation" of international law」と厳しく糾弾した暴挙である。
国連安保理で拒否権を有する常任理事国5カ国は、米国、ロシア、中国、英国、そしてフランスであるが、そのメンバーへ日本と韓国が加わって、北朝鮮に対して新規に設定する経済制裁の内容詳細について検討を重ねた。
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北の核実験に対し糾弾声明を発表するオバマ もし朝鮮半島で紛争が起きればイラク・アフガンに次ぐ3つ目の戦争に

6. Seven nations' ambassadors to UN

The success of any new sanctions would depend on how aggressively China, one of North Korea's only allies, implements them. "It's not going too far to say that China holds the keys on sanctions," said Kim Sung-han, an international relations professor at Seoul's Korea University.
日本を含む7主要国の国連大使が審議
しかしながら、国際社会では中国が唯一の北朝鮮友好国であるため、新しい経済制裁の成否は、ひとえに中国の実施体制いかんにかかっていると言える。
「北朝鮮に対する経済制裁に関しては、中国がその鍵を握っていると言っても、決して言い過ぎではないでしょう」韓国大学の国際関係を教えるキム・スンハン教授は、中国が北朝鮮に及ぼす影響力をこう語る。
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今回核実験の余波が感じられた丹東郊外、北朝鮮と中国をへだてる国境に張り巡らされた電流の通じた有刺鉄線

7. China holds keys on sanction

South Korea, divided from the North by a heavily fortified border, had responded to the nuclear test by joining the Proliferation Security Initiative. PSI is a U.S.-led network of nations seeking to stop ships from transporting the materials used in nuclear bombs.
経済封鎖実効の鍵を握る中国
北とは重装備の防衛体制を敷いた非武装地帯=DMZによって、南北に二分された韓国だが、月曜の核実験に急遽呼応して、核兵器関連の素材密輸を厳禁するPSI(Proliferation Security Initiative/大量破壊兵器拡散防止構想)に賛同する態勢に出た。PSIとは、米国主導の国際的ネットワークで、その目的は核爆弾に使用される素材を密輸する船を拿捕することである。
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中国遼寧省と北朝鮮を分つ鴨緑江/ヤールー川を上下して、中国側の丹東市郊外を監視する北朝鮮の巡視艇

8. PSI dragnet against nuke trafficking

Seoul previously resisted joining the PSI in favor of seeking reconciliation with Pyongyang, but pushed those efforts aside Monday after the nuclear test in the northeast. North Korea warned Wednesday that any attempt to stop, board or inspect its ships would constitute a "grave violation."
PSI: 核兵器素材密輸のドラッグネット
韓国政府は従来、北朝鮮政府との和解友好を求める太陽政策にのっとって、PSIへの賛同を拒否してきた。しかしながらこうした努力も、月曜に北朝鮮東北部、咸鏡北道の吉州で、06年7月に続いて北朝鮮2度目の核実験が強行されるに及んで、一挙に反古(ほご)にされた。
その後数発の短距離ミサイルを立て続けに発射した北朝鮮は、水曜になって「わが国の船をいかなる理由であれ、航海を停止させ船に乗り込んで捜査をするのは、致命的な無法行為である」と、韓国政府のPSI加盟を激しく非難する動きに出た。
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中国遼寧省の国境の町丹東の側から、鴨緑江の反対側の岸に停泊する北朝鮮の船をチェック 積み荷はノーチェック

9. 'Hit South and U.S. on the raw'

The regime also said it could no longer promise the safety of U.S. and South Korean warships and civilian vessels in the waters near the Korea's western maritime border. "They should bear in mind that the (North) has tremendous military muscle and its own method of strike able to conquer any targets in its vicinity at one stroke or hit the U.S. on the raw, if necessary," it said.
公海上の米・韓籍の船舶も攻撃予告
平壌政権はまた、米国と韓国の戦闘艦や商用船舶が朝鮮半島西岸の国境線付近を航行する場合には、もはやその安全は保証できないと、次のような警告を発した。
「北朝鮮は、途方もない軍事力を有し、独自の攻撃方法でいかなる標的をも一撃の元に、あるいは必要であれば米国も一緒に直撃することが可能だということを、思い知るべきだ。」
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核爆発の翌日26日平壌で行なわれた、地下核実験成功を祝う北朝鮮政府主催の祝賀(?!)式典に集まった市民

10. Flashpoint between the two Koreas

The maritime border has long been a flashpoint between the two Koreas. North Korea disputes the line unilaterally drawn by the United Nations at the end of the Koreas' three-year war in 1953, and has demanded it be redrawn further south.
南北衝突の端緒は公海上の国境線
公海上の国境線は、南北両朝鮮の間では長い事紛争勃発の難所だった。北朝鮮側の言い分では「現行の国境線は1953年まで3年間続いた朝鮮戦争の終結時点で、国連によって一方的に引かれたものである」と主張し、現在の位置よりももっと南下した箇所で再設定されるべきと要求してきていた。
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遼寧省丹東市から出航した「ヤールー川クルーズ」で、目と鼻の先の北朝鮮側を望遠鏡で眺める中国人観光客

11. '53 truce has no cover on waters

The truce signed in 1953 and subsequent military agreements call for both sides to refrain from warfare, but doesn't cover the waters off the west coast. North Korea has used the maritime border dispute to provoke two deadly naval skirmishes — in 1999 and 2002.
海上に効力のない朝鮮戦争停戦条約
さらには1953年に締結された休戦条約では、朝鮮戦争当事者の両軍とも戦闘から撤退するよう呼びかける事に同意はしているものの、その効力が及ぶ範囲に半島西側の「公海」である黄海は含まれていないのである。そのせいもあって、北朝鮮は黄海上の国境線をめぐって、99年と02年の2度も海軍同士の衝突を起こしている。  >次号へ続く

【 米国時間 2009年5月27日 『米流時評』ysbee訳 】
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カキ養殖場から望んだ黄海に浮かぶYeonpyeong Islandは、韓国海軍の軍艦島 公海上の衝突はこれまで数回

d0123476_17133139.jpg◀ 次号「警告!北、長距離ミサイル発射の照準は?」
▶ 前号「米国 VS アルカイダ 核をめぐる最後の聖戦」
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by ysbee-2 | 2009-05-27 10:45 | トンデモ北朝鮮

号外!北朝鮮ロケットついに発射〜日本政府発表

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 ||| 北朝鮮ロケットついに発射 |||

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 北朝鮮ロケット「銀河2号」東方日本上空へついに打上げへ!
 日・米・韓・中国、G20サミット中に対北対策を協議、発射には厳しい制裁処分


【ニュース速報・第1報】 韓国・ソウル発 |現地時間で5日日曜、北朝鮮は世界各国元首からの計画破棄への呼びかけや国際社会からの警告を無視して、予定していたロケットを打上げた模様であると、日本政府が発表した。しかし今回の打上げ実験の成否について、またロケットが長距離用かどうかも明らかではない。ロケットは予定では日本を飛び越え、1段目のロケットの切り離し部分は日本海へ、2段目はハワイの南西海上へ落下するものと想定されている。
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North Korea launches rocket, Japan says
U.S., other nations call action 'provocative,' warn of consequences
APRIL 4, 2009, 10:08 p.m. | Associated Press — BREAKING | Translation by ysbee
SEOUL, South Korea — North Korea appeared to launch a rocket on Sunday, the Japanese government said, defying calls from world leaders to scrap a plan that has caused international alarm. It was not immediately clear if the launch had been successful, or if it was a long-range version of the rocket. The rocket is supposed to fly over Japan, dropping boosters to its west and east on a path that runs southwest of Hawaii.

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NBC ニュース/ペンタゴンデスクレポート「N. Korea fuels missile, and fears
北朝鮮のロケット打ち上げは、サテライト=通信衛星ではなくミサイル?


長距離ミサイル「テポドン2号」の可能性
北が衛星と発表している今回の打ち上げは、米国、韓国、日本の各国とも、テポドン2号ミサイルの発射実験であると受け止めている。テポドン2号は、弾頭を装着した場合でも、最大射程距離でアラスカまで届く、長距離大陸間弾道弾である。
こうした観測にのっとって、3日金曜米国のオバマ大統領は「万一、北朝鮮が国際世論からの中止の警告を無視して打ち上げを強行するならば、国際社会は北朝鮮に対して断固とした行動に出る覚悟である」という声明を発表した。
2. Possible Taepodong-2 missile
The United States, South Korea and Japan say the plan is actually the test of a Taepodong-2 missile, which is designed to carry a warhead as far as Alaska. U.S. President Barack Obama said on Friday the international community would take action if North Korea went ahead with the launch to show Pyongyang it could not act with impunity.


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APRIL 4, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年4月4日号
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  M S N B C N E W S | B R E A K I N G
北朝鮮、国際世論の警告を振り切って、ついにロケット発射!
米国時間 2009年4月4日午後10時45分 | AP通信・ソウル支局発 | 訳『米流時評』ysbee

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North Korea Launches Rocket, Defying World
'Provocative act,' U.S. says; Japan calls for emergency U.N. meeting
APRIL 4, 2009, 10:08 p.m. | Associated Press — BREAKING | Translation by ysbee
SEOUL, South Korea — North Korea fired a rocket over Japan on Sunday, defying Washington, Tokyo and other world leaders who suspect the launch was cover for a test of its long-range missile technology. Liftoff took place at 11:30 a.m. (6:30 p.m. ET) from the coastal Musudan-ri launch pad in northeastern North Korea, the South Korean and U.S. governments said.

【ニュース速報・第2報】
韓国・ソウル発 |現地時間で5日日曜、北朝鮮は日本列島を飛び越える軌道でロケットを発射したが、日本政府閣僚をはじめ世界各国政府は、今回の発射実験は実質的には「衛星打上げを偽装した長距離ミサイルの性能実験」という疑惑を持っている。ロケット打上げ実施時刻は、北朝鮮の現地時刻で5日午前11時30分(米国東部時間で4日午後6時30分/日本時間で5日午前7時30分)北朝鮮北東部沿岸、舞水端里(ムスダンリ)のロケット発射台から打ち上げられたと、韓国と米国の両政府から発表された。
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MSNBC ニュースビデオ「Taepodong-2 could be launched
米国の核兵器・防衛研究の権威デビッド・オルブライト博士にインタビュー


2. 7 minutes to reach Japanese airspace

The multistage rocket hurtled toward the Pacific, reaching Japanese airspace within seven minutes, but no debris appeared to hit its territory, officials in Tokyo said. The first stage of the rocket dropped about 175 miles off the western coast of Akita into the waters between Japan and the Korean peninsula. The second stage was aimed for the Pacific at a spot about 790 miles off Japan's northeastern coast, a Defense Ministry spokeswoman said in Tokyo.
日本上空まで7分で到達
3段階式と見られる打ち上げロケットは、朝鮮半島はるか東方の太平洋に向けて発射され、7分間で日本の上空へ達した。日本政府では、切り離したロケットの残骸などが日本の領土に落下した報告はないと発表した。
レーダー観測によると、1段目のロケット切り離し部分は、日本列島と朝鮮半島の中間(日本海)秋田県から西へ約175マイル(約280キロ)の沖合に落下した。2段目は日本の北東海岸から790マイル(1270キロ)離れた太平洋上に落下したものと、防衛庁広報官から発表された。
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現地時間で午前11時30分に発射 /7分後に1段目の切り離し部分日本海へ落下 /48分後太平洋上で航跡消滅

3. Japan prepared to shoot out debris

Japan had threatened to shoot down any debris from the rocket if the launch went wrong, and positioned batteries of interceptor missiles on its coast and radar-equipped ships off its northern seas to monitor the launch. No attempt at interception was made since no debris fell onto its territory, a Defense Ministry spokeswoman said in Tokyo, speaking on condition of anonymity, citing department rules.
迎撃ミサイルで待機した自衛隊
日本政府は、万一打上げに支障をきたしてロケットから何らかの落下物が日本領域に落ちてきた場合は、これを撃ち落とすと威嚇していた。このため、ロケットの軌道に沿った日本列島の東西海上に、迎撃ミサイル搭載のイージス艦を配置する一方「飛翔物」の航跡をモニターするレーダー搭載艦を、列島の北方海上に配備して、迎撃態勢を整え待機していた。
しかし領域内への落下物はなかったため、結果的には迎撃は発生しなかったと、東京の防衛庁広報官は語っている。この談話は、省庁の規則により匿名の元に伝えられたものである。
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3月27日佐世保港を出港、日本海へ向かうミサイル巡洋艦きりしま

4. Japan takes tightening bilateral sanction

However, in addition to calling for the Security Council meeting, Japan threatened to add more bilateral sanctions onto those it imposed after the July 2006 launch of a similar Taepodong-2 long-range missile that fizzled 42 seconds after takeoff.
日本政府、北への経済制裁を単独でも強化
しかしながら日本政府は、単独の北への経済制裁をこれまで以上に厳しくするほか、国連安保理に対して緊急会議を開催するよう呼びかけた。日本の経済規制は、200年7月に北が今回と同じようなテポドン2号改良型の長距離ミサイルを、日本の方角へ発射した直後から実施したものである。その際のミサイルは打ち上げ後わずか42秒で海中に没し、失敗に終わっている。
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3月14日、海上自衛隊の呉港から海賊対策のためソマリア沖に配備される戦闘艦の出航式に出席した麻生首相

5. Both Koreas still in 'war'

Meanwhile, South Korea, which technically remains at war with the North. Their three-year conflict ended in 1953 in a truce rather than a peace treaty, put its forces on heightened alert.
南北朝鮮はいまだ戦争継続中
朝鮮戦争が終結して半世紀以上経った現在でも、韓国と北朝鮮は国際法上ではいまだに一時休戦体勢の戦闘状態にあるのが現実である。両国間の戦闘は米軍も加担して3年間続き、1953年に一時休戦協定をとりつけた。しかしこれは平和条約(恒久的相互不可侵条約)ではないために、両国間では常に一触即発の緊張が続いたままである。
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4月5日、北のロケット発射の報を受け、ソウルで緊急対策会議を開いた李大統領と閣僚 通話先は韓国軍総司令官

6. Unclear about the definition of flying object

In Japan, chief Cabinet spokesman Takeo Kawamura also said it was not immediately clear if the rocket was mounted with a satellite as North Korea has claimed. "Even if a satellite was launched, we see this as a ballistic missile test and we think this matter should be taken to the United Nations Security Council," Kawamura said. "We are highly concerned by this matter."
飛翔物体の正体まだ不明
東京では今回の「飛翔物体」に関して川村丈夫官房長官から、ロケットの先端部に搭載されたのが、はたして北朝鮮の主張するとおり通信衛星であったかどうか、現時点ではすぐに判明できないという日本政府の発表があった。
「たとえ実際に打ち上げられたのが衛星だったとしても(これまでの北朝鮮の軍事計画シナリオを考慮すれば)、今回の打ち上げの目的は「長距離ミサイルの発射実験/ballistic missile test」であるとわが国は解釈する。したがって(国際世論を無視して北が強行した)今回の件に関しては国連安保理で討議されるべきであり、わが国ではゆゆしき問題と捉えている。」
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米国時間で5日日曜、国連安保理の対処を討議する緊急会議招集で、会議場に出席する日本の高須国連大使

7. Urging U.N. to take a firm action

In Seoul, an unnamed government official told the Yonhap news agency the trajectory of the rocket suggests it was mounted with a satellite but said it was unclear whether the bid to get the satellite into orbit was successful. Resisting weeks of pressure to call off the launch, North Korea advised international aviation and maritime authorities last month of the rocket's flight path.
日本、厳しい処分を国連に呼びかけ
一方ソウルでも、匿名の閣僚がヨンハップニュースへ伝えた談話として次のような見解を示した。「衛星搭載と言われたはずだが、ロケットの航跡を見る限り軌道に乗ったかどうかは疑わしい。」
ロケット打ち上げをめぐって、すでに数週間というもの実験を中止するよう国際的な圧力を受けてきたにもかかわらず、北朝鮮は国際アビエーション・マリタイム・オーソリティへ、通信衛星搭載のロケットとして、飛行物体の軌道を届け出ていた。
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8. U.S. declared North's violation

State Department spokesman Fred Lash called the launch a clear violation of Resolution 1718, adopted five days after North Korea carried out a nuclear weapons test in 2006. The U.S. will "take appropriate steps to let North Korea know that it cannot threaten the safety and security of other countries with impunity," he said late Saturday in Washington.
米国務省「北は国連決議1718に違反」
他方米国では、国務省のフレッド・ラッシュ報道官が「今回の北の打ち上げは、国連決議1718に対する明らかな違反である」という米国政府の見解を発表した。この国連決議は、2006年に北朝鮮が核爆発の地下実験を強行した直後、5日間でスピード採択された制裁決議案である。
国務省のラッシュ報道官は、北朝鮮に対する米国の今後の対処を、次のように表明した。

 「米国は、たとえいかなる理由があろうとも、
  武力的威嚇で周辺諸国の平和と安全を冒すことは許されないという、
  国際社会の鉄則を北朝鮮に知らしめるため、
  これにふさわしい措置をとるつもりである。」


 >次号へ続く
【 米国時間 2009年4月4日 『米流時評』ysbee訳 】
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左:昨年12月ハワイ州カウアイ島沖で行なわれた日米海軍合同実戦演習で迎撃ミサイルを発射する海上自衛隊イージス艦こんごう /右:同じ合同軍事演習で米海軍ミサイル巡洋艦USSベンフォード号から発射される対空迎撃ミサイル
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In just a few hours, President Barack Obama completed the equivalent of a diplomatic decathlon, squeezing a week's worth of international diplomacy into 12 hours. NBC's Chuck Todd reports.

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by ysbee-2 | 2009-04-04 12:20 | トンデモ北朝鮮

万事休す!発射秒読みに入った北朝鮮

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   ||| 北朝鮮ロケット発射秒読みへ |||

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 北朝鮮ロケット銀河2号の燃料注入作業終了、ついに打上げ秒読み段階へ突入!
 日・米・韓・中国、G20サミット中に対北対策を協議、発射には厳しい制裁処分


韓国・ソウル発 |現地時間で4日土曜、北朝鮮は予定していた衛星の打上げ準備作業を完了し、発射の秒読み段階に入ったと発表した。しかし、北が衛星と主張している発射物が実際には長距離ミサイルである恐れがあるため、米国、日本、韓国の各海軍は、ミサイル感知レーダーを搭載した戦闘艦を北朝鮮の周辺海域に出動して待機している。
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N. Korea Says Satellite Launch Coming 'Soon'
U.S., other nations call action 'provocative,' warn of consequences
APRIL 3, 2009, 10:08 p.m. | Associated Press — BREAKING | Translation by ysbee
SEOUL, South Korea — North Korea said preparations to launch a satellite were complete Saturday and liftoff was imminent, as U.S., Japanese and South Korean warships with radar plied waters near the communist nation to monitor what they fear is a long-range missile test.

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NBC ニュース/ペンタゴンデスクレポート「N. Korea fuels missile, and fears
北朝鮮のロケット打ち上げは、サテライト=通信衛星ではなくミサイルの可能性も

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APRIL 3, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年4月3日号
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  M S N B C N E W S | B R E A K I N G
北朝鮮、国際世論の警告を無視し、ついに打ち上げ秒読み段階へ突入
米国時間 2009年4月3日午後10時08分 | AP通信・ソウル支局発 | 訳『米流時評』ysbee

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1. Watching at the launcher pad via satellite
Spy satellites trained high-resolution cameras on a coastal launch pad for a launch the North earlier advised international authorities would take place sometime between Saturday and Wednesday.
ペンタゴン、サテライトで注視
一方、高精度カメラで地上を探査するスパイ衛星では、北朝鮮が国際衛星監視機関へ届け出てある打上げ予定期間、4日土曜から8日水曜までの発射可能な日に照準を合わせて、ロケット発射台の現場写真を随時撮影。打ち上げ作業の進展を観測している最中である。
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MSNBC ニュースビデオ「Taepodong-2 could be launched
米国の核兵器・防衛研究の権威デビッド・オルブライト博士にインタビュー


2. N. Korea's countdown to launch rocket

"Preparations for launching 'Kwangmyongsong-2' — an experimental communications satellite — by carrier rocket 'Unha-2' have been completed at the satellite launching ground in the east coastal area," the state-run Korean Central News Agency reported, citing information from the Korean Committee of Space Technology. "The satellite will be launched soon."
通信衛星「銀河2号」打上げ秒読みへ
「半島東海岸の地上発射台で、実験用通信衛星『光明星2号』を搭載した打上げロケット『銀河2号』の発射準備を完了。」北朝鮮の国営テレビ朝鮮中央通信では、政府の宇宙工学委員会からの発表をこう報道した。「衛星は、まもなく打上げられる予定。」
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3. 'Japan's such a move means "war"'
Conditions were cloudy over the launch area Saturday — not perfect, but without the strong winds that could force a delay. North Korea has warned against any efforts to censure it, claiming it has the right to the peaceful use of outer space. It also has threatened retaliation against any efforts to intercept the rocket, telling Japan such a move would mean "war."
北「日本による衛星撃墜は戦闘行為」
現地時間で4日土曜、打上げ実験場は曇天で、発射延期を余儀なくされるような強風こそないが、実験にとって完璧とは言えない天候である。
今回の打ち上げ実験に関しては、北朝鮮政府ではあくまで「衛星打ち上げ実験という、宇宙空間平和利用の権利である」と主張しており、実験を阻止しようとする者に警告を発してきた。また、ロケットの進路を妨害するいかなる行為に対しても「軍事攻撃」と解釈し、報復攻撃を覚悟せよと威嚇し、特に日本に対しては(ミサイルによる)撃墜などの行為は「戦争」を意味すると警告してきていた。
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左:昨年12月ハワイ州カウアイ島沖で行なわれた日米海軍合同実戦演習で迎撃ミサイルを発射する海上自衛隊イージス艦こんごう/右:同じ合同軍事演習で米海軍ミサイル巡洋艦USSベンフォード号から発射される対空迎撃ミサイル

4. Deployed warships from allied nations

U.S., Japan and South Korea deployed warships with radar and other surveillance equipment in the waters near the communist nation to monitor the launch. "Respective nations made efforts to urge North Korea to refrain from the launch. But if North Korea really plans to launch, it is very regrettable," Japanese Foreign Minister Hirofumi Nakasone told reporters Saturday.
日米韓三軍ともイージス艦を周辺海域へ派遣
米国、日本、韓国と三国揃って発射を観測するため、半島の共産国周辺海域へ、ミサイルレーダーやその他の探査設備を搭載したイージス戦闘艦を配備した。
「良識ある国々は、北朝鮮に対して打ち上げを止めるよう再三うながしてきました。しかし、万一北朝鮮が打ち上げ実施の計画を断念しないならば、誠に遺憾であります」日本政府の中曽根博文外相は、日本時間で4日行なわれた記者会見の席で、日本政府の立場をこう説明した。
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3月14日、海上自衛隊の呉港から海賊対策のためソマリア沖に配備される戦闘艦の出航式に出席した麻生首相

5. Critical issue of nuclear warhead

The plans have sparked alarm because North Korea has acknowledged it has nuclear weapons and has repeatedly broken promises to shelve its nuclear program or halt rocket tests. Washington, Seoul and Tokyo suspect North Korea's real motive is to test its long-range missile technology.
深刻な核弾頭搭載可能性の問題
北朝鮮のロケット打上げ計画の知らせを受けた米国政府関係者の間では、北に対する警戒の火花が散った (sparked alarm)。その理由は、「北はすでに核兵器開発に成功した」というごく最近のペンタゴン諜報部の情報と、それ以前からの(六カ国協議で決議した)核兵器開発の放棄を反古にしたり、突然予告なしにミサイル搭載ロケットの実験を実施したり、という国際的信用の欠如した国家体制が背景にあるからである。
こうした実情をふまえて、米国・日本・韓国の各政府は、今回北朝鮮が予定している打上げ実験の本来の動機は、開発中の長距離ミサイルの性能実験だろうととらえている。

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6. Regarding debris of three-tiered rocket

The North has said its rocket will fly over Japan, its first stage expected to fall in waters less than 75 miles (120 kilometers) from Japan's northwestern shore and the second stage dropping in the Pacific between Japan and Hawaii. North Korea has complained that the U.S. is using high-altitude U-2 spy planes and has warned the aircraft would be shot down if they intrude into its airspace.
3段式ロケットの切り離し部分
翻訳中
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3月27日佐世保港を出港、日本海へ向かうミサイル巡洋艦きりしま

7. Tokyo prepares to shooting out

Tokyo has said it is only protecting its territory and has no intention of trying to shoot down the rocket itself, but North Korea accused Japan of inciting militarism at home to justify developing a nuclear weapons program of its own.
日本政府はミサイル迎撃態勢
翻訳中
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日本時間で4月4日 市ヶ谷の自衛隊本部周辺で迎撃準備態勢に入ったPAC-3 迎撃ミサイルランチャー

8.

South Korea is using its destroyer equipped with Aegis ballistic missile defense technology, said a Seoul military official who asked not to be identified, citing department policy. South Korea has set up task forces, including at the Defense Ministry and Joint Chiefs of Staff, to monitor and swiftly respond to a launch. The Foreign Ministry met Saturday morning to draw up post-launch measures.
衛星
翻訳中
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9.
Japan has deployed warships and Patriot missile interceptors off its northern coast to shoot down any wayward rocket parts that the North has said might fall over the area. Kim Ho-nyeon, a spokesman for South Korea's Unification Ministry, announced the warning to South Korean citizens Saturday.
衛星
翻訳中
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10.
Kim said it has warned South Korean citizens staying at two joint economic zones in the North to avoid unnecessary contacts with North Koreans. stay in their residences and follow other safety measures. He said the instruction was issued due to the "grave" situation on the Korean peninsula, though he said the move was not directly related to the launch.
衛星
翻訳中
>> 次号へ続く
【 米国時間 2009年4月3日 『米流時評』ysbee訳 】
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3/29 北の打上げは核搭載ミサイルの可能性〜米諜報部公開
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3/04 新自由主義経済の終焉と景気の氷河期
3/03 ウォール街の真冬はいつまで続くのか?
3/02 ウォール街にブリザード!ダウ6千ドル台へ急落


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by ysbee-2 | 2009-04-03 15:40 | トンデモ北朝鮮
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