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イランの新世紀革命で甦る米独立宣言スピリット

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 ||| イランの第二革命と米国独立建国精神 |||


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 21世紀型民主主義の継承 イランの第二革命で甦る米国の独立宣言と建国精神
 80年代イスラム革命の宗教国家から、基本的人権尊重の近代国家の民主主義へ


d0123476_13494652.jpg イランのグリーン革命を、メディアを介してではあるが目の当りにし
 テヘランの若者や市民の、死も恐れない果敢な行動を知るにおよんで、
 これまでは「イラン=イコール悪の枢軸国のイスラム狂信派」という
 ブッシュ時代のネオコン的先入観に染まっていたアメリカ人の常識は
 3つのショックウェーブに襲われたというのが、否定しがたい事実だ。

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 ひとつは、テヘラン市民はニューヨークやロスの一般のアメリカ人と
 そう大して変わらない、モダンで快適な生活環境を享受していること。
 
 またひとつは、イラン国民の教育程度はイスラム世界ではかなり高く
 イスラム原理主義者は(米国のキリスト教原理主義者と酷似していて)
 人口過疎・農村部・時代錯誤・教育程度の低い層の少数派だったこと。
 
 したがって、これまで敵国民的に見ていた視点が180度の転換を見た。

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 そして3つ目が(これは国家レベルの外交的視点で見た観察となるが)
 これまでは絶対的権威で永代不動と思われた最高指導者ハメネイ師が
 一定の条件さえ揃えば、イスラム法で罷免される場合もあり得ること。
 
 要するに、これまでいかにイランと言う国の現実を知らなかったかを、
 一般国民はもちろん外交問題の専門家までが、イランの映像を通して
 いたく痛感させられたというのが、ポスト大統領選の米国事情だった。

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 その後、ショックが納まったあたりから、素晴らしい評論が輩出した。
 その中でも、TIME 誌と常に人気を二分する米国の時事週刊誌から……
 
 『ニューズウィーク』の編集長、ジョン・ミーチャムの巻頭の評論で、
 もうひと月以上前の、6/29号の巻頭にいつも載る編集長の"編集前記"
 『Top of the Week』ページで読んだのだが、時間が経てば経つほど、
 ますますうなづける鋭い視点のコラムで、ぜひご一読をおすすめする。

 ミーチャムはその中で、歴史の中で革命が人間の解放に果たす役割と、
 民主主義の根底を成すユニバーサル (普遍的)な自由を求める精神とを、
 イランの第二革命の萌芽と、ジェファーソンの米国独立宣言の文言に
 鏡像のように見出し対比分析していて、その洞察力の鋭さに感服した。

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 だいたいにして、その題名からいきなりの捻り技で、参るではないか。
   「 Theocracies Are Doomed. Thank God. 」
   「神権政治が終わる。ありがとう、神さま。」
 
 いかにもミーチャムらしい、冷徹でシニカルだが、じわっと効く自嘲。
 さらに楽屋落ちを先に晒してしまうが、ここではイランばかりでなく
 アメリカの独裁専制政治=ブッシュ政権の滅亡も同時に意味している。
 
 時代錯誤のキリスト教原理主義者を重用した、ブッシュ時代の終焉だ。
 だからこそ「Theocracies」という複数形を真っ先に使ったのだろう。
 機会があれば全文紹介したいが、とりあえずその中の象徴的な一節を。
 
【米国時間 2009年7月28日『米流時評』ysbee 】

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   JULY 28, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年7月28日号
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 21世紀型民主主義の継承 イランの第二革命で甦る米国の独立宣言と建国精神
 By ジョン・ミーチャム | ニューズウィーク・2009年6月29日号 | 訳『米流時評』ysbee

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Theocracies are Doomed. Thank God.
What has changed in Iran, and in the U.S. — politically and socially.
JUNE 29, 2009 issue | By Jon Meacham — NEWSWEEK | Translation by ysbee

【訳者まえがき】
アメリカ合衆国は、かつて18世紀末までは英国とフランスの植民地だった。しかし英国王室ジョージ5世の植民地に対する圧政に絶えかねたフロンティアたちは、狩猟に用いた猟銃や農地開拓の鋤や鍬を武器にして、王政からの独立を目指して立ち上がった。これがアメリカ合衆国の独立戦争である。実にアメリカの独立建国は、本来戦闘にはまったくの素人である開拓民集団の、勝ち目の全く見えないゲリラ戦から始まったのだった。

1. Jeffersonian democracy on the Euphrates
For years American conversation about Iraq has included a refrain about how we cannot expect to create a Jeffersonian democracy on the Euphrates. The admonition is true: if you think about it, America itself is not really a Jeffersonian democracy either.

中東におけるアメリカ流民主主義の強制
ブッシュ時代以降何年にもわたって、われわれアメリカ人がイラクを語る場合には、いつも決まって「ユーフラテスの地(バグダッド)にジェファーソン流のデモクラシーを創り上げようだなんて(ネオコンのおめでたい筋書きを)なんでまた実現できるなんて信じてしまったんだろう」という嘆息の繰り返しだった。
イラク戦争の手痛い教訓は、たしかに真理をついている。しかしながらこの経験に照らし合わせてみると、本当はアメリカ自身さえ、ジェファーソン流の理想的民主主義を実現していないことに思いいたる。
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独立戦争時、町の広場に建つジョージ5世の銅像を引き倒す群衆。まるでイラク戦争バグダッド侵攻の際に、広場に立っていたサダム・フセインの銅像が首に縄をかけられ、ずっでんどうと倒れたシーンとなんと酷似していることか

2. Jeffersonian story of 'death of theocracy'

"We are more of a Jacksonian one, which means there is a powerful central government with a cultural tilt toward states' rights. And yet Jefferson keeps coming to mind as the drama in Iran unfolds. The events there seem to be a chapter in the very Jeffersonian story of the death of theocracy, or rule by clerics, and the gradual separation of church and state.

ジェファーソン流の「神権政治の終焉」
米国の民主政治は、ジェファーソン流と言うよりもむしろ、ジャクソン流と言えよう。それはつまり、(各州独自の権限よりも)国家の権限を重視する社会的傾向に支持された、パワフルな中央集権の連邦政府が存在する事実を意味するものだ。
しかしそれでもなお、イランでのドラマチックな政変が展開する際に、必ずと言っていいほど心をよぎるのは、ジェファーソンの標榜したデモクラシーである。彼の地テヘランで今現在起きている出来事は、まるでジェファーソンが語り伝えた「神権政治の死/death of theocracy」の物語からある一章をそっくりそのまま抜き取ってきたかのように思えるほど酷似している。
神権政治、もしくは宗教界権威者による支配の終焉。すなわち教会と国家との段階的分離である。

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首都ワシントンDCのジェファーソン・メモリアル(記念館)に納まるジェファーソンの銅像 /合衆国建国の父のひとりで、独立宣言の草案を起稿したトーマス・ジェファーソンの肖像 (1791年当時) /ジェファーソンの墓碑

3. In the Declaration of Independence

In one of the last letters of his life, in 1826, Jefferson said this of the Declaration of Independence: "May it be to the world what I believe it will be, (to some parts sooner, to others later, but finally to all,) the signal of arousing men to burst the chains, under which monkish ignorance and superstition had persuaded them to bind themselves."

独立宣言の一節のようなイランの第二革命
彼の生涯に数多く書かれた手紙の中でも、末期に近い1826年に書かれた一葉で、ジェファーソンはこの民主主義の精神を独立戦争時に草稿を起こした独立宣言を例に引いて、こう語っている。

 「願わくば、そうあれと信じるもの(デモクラシー)が、世界にもあまねくように。
  ある国には今すぐに、またある国にはのちほど現れるにしろ、
  いつかきっと、世界のすべての国で、その実現を見るだろう。
  猿のような無知と迷信で、自らを拘束するよう飼いならされた圧政の元から
  自由を縛る鎖を断ち切って、立ち上がる者たちに共通のしるしとして。」

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4. Theocracies cannot survive modernity

However strong they may be for a time, theocracies cannot finally survive modernity, because one of the key features of modernity is the shift of emphasis from the privileges and power of institutions—a monarch, a clerical establishment, the state itself—to the rights and relative autonomy of the individual.

近代社会と共存し得ない神権政治
しかしながら、たとえ一時はどれだけ強力な権威に見えようとも、神権政治は近代社会を生きながらえる事はできない。なぜなら、近代というものを特徴づける鍵となる要素のひとつは、王政や宗教界の権威、あるいは国家そのものといったような確立された制度の既得権力から、比較的自主的な個人の基本的人権へと、社会の基本とする軸を移行していくシフトそのものだからである。

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5. Modernity is a virtue of democracy

In many ways, the modern virtues are the ones we associate with democracy: A free (or free-ish) flow of ideas, capital and people in an ethos in which men and women are free (or, again, free-ish) to form their own opinions and follow the dictates of their own consciences.

近代化と民主化の共通基盤
たしかに近代を定義づける特徴は、大概の場合、民主主義の教条と密接に結びついている。例えば、思想の自由な発露、資本の自由な投資。また近代人とは、男女を問わず個人の自由な意見を表現する自由を享受し、己れの良心にもとづいて行動する自由の権利を持つ人々(いずれも飽くまで、完全な自由を目指すという過程ではあるが)…… これが、近代社会を構成する個人の自由意志の規定である。

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6. Freedom and dictatorship in 21st Century

By their very nature, theocracies are at risk in the face of such a world, for they are founded on an un-modern and undemocratic idea—that temporal power should be invested in those who claim that their decisions about the life of this world carry divine authority from a deity who dwells in the world to come.

21世紀社会での個人の自由と独裁国家
近代社会の特徴である自由の本質によって、旧来の神権政治はそのような世界と対峙せざるをえない危機を、遅かれ早かれ迎えることになる。なぜなら、神権政治は(近代的民主主義が生まれるよりもはるかな古代から)反近代的で非民主的な発想の元にできあがった旧体制であるからだ。
彼ら現世の権威にしがみつく者たち(神権政治の権威者体制側)は「現世の人間に関する判断は、来世に住む神から神格を授かった者が決めるのだ」という独善的な特権を主張する、19世紀以前の姑息な為政者でしかないことを証明しているだけだ。  >つづく

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 議事堂やホワイトハウスの原型となった、バージニア州モンティチェロにあるトーマス・ジェファーソンの私邸

*訳者あとがき*
最後の行は「神権政治とは、"神の崇高性"を盾に民衆を人質にする政治的脅迫だ」と言い換えたらもう少しわかりやすいだろうか。もしくは、ぶっちゃけて言ってしまえば「神権政治とは古代文明の遺物でしかない」という、宗教を利用する体制側に下した致命的な断罪だろう。

ミーチャムはときどきジョージタウン大学の歴史学の教授のように、史実に対する忠実な下僕としてあまりにも四角四面な書き方をすることがよくあるので、著述の本意を掴み出すには、やや還俗する方向への噛みくだしが必要だ。すらっと読めて面白いハワード・ファインマンやジョナサン・アルターなどの、ニューズウィークの他の米国政治評論家とはいい対照である。

それはそれで、政治と歴史に対する彼の真摯な姿勢を表すものなので、米国政治史のギョーカイの方々には特に受けが良いのだが、週刊誌のコラムとしては居ずまいが正し過ぎるきらいもある。
(ちなみに、彼の著書で第7代大統領アンドリュー・ジャクソンを扱った『American Lion』は、昨年ピュリッツァー賞を受賞した。)

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  ジェファーソン・モンティチェロ・プランテーション サイト/Jefferson's Monticello Explorer

*文字通り蛇足*
右のイラストは、アメリカ建国の父のひとりジョン・アダムスが、独立戦争で英国に反旗をひるがえす時点で使用したプロバガンダ用の「Join, or Die./ 共に闘うか、死か」の旗印。星条旗が誕生する以前の、合衆国独立主義者のシンボルとなった。
d0123476_5584141.jpg分断された蛇は当時の英国植民地8州。左からサウスカロライナ、ノースカロライナ、ヴァージニア、マサチューセッツ、ロードアイランド、ニュージャージー、ニューヨーク、ニューイングランド。
覇権を是とする旧体制に固執する帝国主義者は、抑圧される属州や少数民族に対して、常に「分割して統治せよ」というローマ帝国以来の鉄則を適用してきた。分断された蛇はそうした属州の分割自治を象徴的に示し「United States」=合衆国という統一理念の重要性を訴えたものである。

【 米国時間 2009年7月28日 『米流時評』ysbee 】
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◀ 次号「イランの真実-1 弾圧虐殺された犠牲者、実は数百名」
▶ 前号「さらば独裁!第二のイラン革命に沈黙するオバマ外交」
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by ysbee-2 | 2009-10-20 10:48 | イランのグリーン革命

オバマは知っていた・2度ある核は3度ある

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   ||| 核施設暴露で孤立化するイラン |||

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 国際協定を3度も破棄したイランの核施設に、国連の経済制裁強化を図るオバマ
 ブッシュ時代のイラン核摩擦との相違点: 英仏に加えロシア・中国も包囲網に


d0123476_16582178.jpgブッシュが退位して、オバマの時代へ。
いよいよ本格的な中東平和の道程が見えてきた……
と思った矢先の、イランの核の陰謀暴露。

そのショックもまだ覚めやらぬ昨日今日と、イランの砂漠では、オバマに秘密核施設を暴露されて、反撃にトチ狂った Qods イラン革命防衛軍が速攻連発で、ミサイル発射実験に突っ走っております。

 当初の日曜早朝には、短距離ミサイルの連射で小手調べ。
 ファテヘ、トンダルとゼルザルを数発、
 その夜中から未明には中距離のシャハブ1とシャハブ2。
 そして月曜には、イスラエルも射程距離に入るシャハブ3とサジル……
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 きわめて、やる気満々のようです。
 ミサイルで脅しにかかるあたりは、
 弟分の北朝鮮と大して変わらない、大時代な国際ヤクザ。

 しかし、終わらない花火大会のようなミサイルのニュースが引きも切らず、
 以前のナタンツの核施設のときの記事やら写真も追いかけて、
 大事な日曜が、丸1日つぶれてしまいした。

 ミサイルの件は、9/28号「イランのウォーゲーム・やけくそミサイル発射実験」で
 詳細記事を翻訳してお知らせしますが、
 その前にクム(コム)地下核施設の後編の記事を。
 またまたその前に、オバマのイラン糾弾に関連して、
 いつもコメントをいただく『悲喜交々...reiko's blog』
 reikoさんのコメントと、私めのレスから。
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 【reikoさんのコメントから】

 あのオバマ氏の発言の裏に、そんな事情があったとは・・・
  >「核なき世界への時代錯誤の挑戦」
 これらの記述を拝察するに、正に、情報戦の時代突入・・・

 しかし、他方 日本と云えば、
 依然「井の中の蛙 大海を知らず」では、世界と対峙できない。
 兎に角、「縷縷面々」からの打破。
 情報諜報機関の確立が 急務と言えるのではないだろうか?
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 【ysbeeのレスポンス】

 > reikoさん、こちらこそ、いつも丁寧なコメントをありがとうございます!
 実は、例の国連総会議場でのオバマの演説、
 いつもと違って、かなり攻撃的だな……と思っていたんですよ。

 彼のスピーチは、国内向けと国際的ステージ用と、
 きちんと使い分けがありまして、聴衆のレベルによって
 コミュニティの集会所では、小学校の先生のように優しく冗談まじりに。
 NAACP(全米黒人地位向上協会)では、まさしくプロパガンダを。
 海外の訪問先では、歴史に残るような感動のスピーチを……

 というように完全にセグメントに合わせたスピーチで、
 またそのどれも感銘深い……という演説の天才です。
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 もちろん、いかに上手でも「こころ」がこもってなければ
 感動までは到達しないでしょうから、
 彼の場合は、むしろ「感動力」に長けたひとなんでしょうね。

 話がそれましたが、初の国連演説は、たしかに素晴らしかったんですが、
 あの注意深いオバマにしては、かなり威圧感を押し出した
 攻撃的な物言いだな、といぶかしかったんです。

 今考えれば、多分あの時点ではもう、
 イランへの威嚇が含まれていたのでしょうね。
 それでもまだ、アフマディが逃げおおせると多寡をくくっているようだったので、
 今回の正面切っての、三首脳共同宣言に至ったのでしょう。
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 アフマディが建設を続行すれば、
 今度はイスラエルに攻撃の事由を与えることになりますから、
 今回の挑戦は、イランへの宣戦布告の第一歩でもあるわけです。

 政治のドラマは、裏がほの見えた時が一番面白いですね。

 【米国時間 2009年9月26日『米流時評』ysbee】

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  SEPTEMBER 26, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年9月26日号
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 宗教と軍事、二重の盾の陰に……聖都コムの革命軍地下に核施設
 米国時間 2009年9月25日 | デーヴィッド・サンガー/ニューヨークタイムズ | 訳『米流時評』ysbee

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Iran Is Warned Over Nuclear 'Deception'— 2
SEPTEMBER 25, 2009 | David Sanger/Helen Cooper — NY Times | Translation by ysbee

12. Nuke issue overshadowed economy

Mr. Obama's announcement will probably overshadow the meeting of the Group of 20, whose leaders have gathered to plan the next steps in combating the global financial crisis. Instead, here and during the opening of the United Nations in New York, senior officials from several of the countries were pulled aside for briefings.

経済危機よりも緊急課題の核の危機
前号「G20ショック!イランの秘密核施設暴露で開幕」からの続き
米国政府高官の語るところによれば、今回新たに発覚した核燃料濃縮プラントは、まだ操業できる状態に完成したものではないが、工事が順調に進めば来年中には作動するものと見ている。また、別の西側政府高官は、この核施設を特徴づける構造として「地下トンネルを掘削して、核燃料棒を収納する設計」を挙げている。
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13. VIP pulled aside for briefings

Mr. Obama’s announcement will probably overshadow the meeting of the Group of 20, whose leaders have gathered to plan the next steps in combating the global financial crisis. Instead, here and during the opening of the United Nations in New York, senior officials from several of the countries were pulled aside for briefings.

国連とG20サミットのウラ会談
25日金曜朝にオバマ大統領が発した「イラン秘密核施設糾弾声明」は、グローバル財政危機を克服する次なる手段を模索するために主要20カ国首脳が集合したG20サミットに、おそらく大きな影を落とした事実は否めないだろう。ニューヨークの国連本部での年次総会のオープニングから当地ピッツバーグでのG20サミット開幕までの間というもの、今回のイランの核施設に関係のある各国政府高官たちが会議を中座して会場から退出する光景がしばしば見られた。
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14. Prep meetings for Geneva on October 1

The issue of these briefings are on the new intelligence and for strategy sessions about the first direct talks with Iran in 30 years — set for Thursday — that will include the United States. American officials said they expected the announcement to make it easier to build a case for international sanctions if Iran blocked inspectors or refused to halt its nuclear program.

イランとの30年ぶりの外交再開に備えて
それは会議本題の外交問題や経済問題よりもむしろ、新たな諜報情報や戦略公開のブリーフィングを持つためであり、またとりもなおさず、来週木曜に予定されている30年ぶりのイランとの最初の直接会談に対する準備段階としてのかけひきとも解釈できるだろう。そうしたメンバーの中にはもちろん、米国政府高官も含まれていたことは、言うまでもない。
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15. 'They have cheated three times'

"They have cheated three times," one senior administration official with access to the intelligence said of the Iranians late on Thursday evening. "And they have now been caught three times." The official was referring to information unearthed by an Iranian dissident group.

「奴らは3回もだました...そして3回ともドジった」
翻訳中
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16. Discovery of Natanz plant in 2002
Those revelations led to the discovery of the underground plant at Natanz in 2002, and evidence developed two years ago — after Iran's computer networks were pierced by American intelligence agencies — that the country had secretly sought to design a nuclear warhead. American officials believe that effort was halted in late 2003.

2002年のナタンツ地下核施設の発覚
翻訳中
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17. Conversion of IAEA agreement

After the Natanz plant was revealed, Iran struck an agreement with IAEA requiring to inform the agency whenever it is planning to build significant nuclear facilities. But in 2007, Iran renounced that agreement. Its current position is only required to provide notification six months before nuclear material is introduced at a new facility.

IAEAとの核開発協定を無視したイラン
翻訳中
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18. Ahmadi's excuse has no legs

Thus — claiming the Qum facility is in compliance — the position few other countries are expected to embrace. Indeed, Mr. Ahmadinejad told Reuters in New York on Friday, the new facility would not be operational for 18 months, and so Iran had not violated any IAEA requirements. Speaking through a translator, he added Iran doesn't have any problems with IAEA inspections on new facility.

「未完成=不在」詭弁を弄するアフマディ
翻訳中
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19. Obama's leap toward tougher sanctions

After months of talking about the need for engagement, Mr. Obama appears to have made a leap toward viewing tough new sanctions against Iran as an inevitability. He avoided Mr. Ahmadinejad at UN this week, despite his previous position to seek dialogue with Teheran. Instead, he spent much of New York minutes for pressing the case, particularly to Russia and China.

経済制裁強化でロシアと中国を説得したオバマ
翻訳中
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20. More than a dozen suspected nuclear sites

Obama's bold steps is regarding sterner UNSC measures to rein in Tehran’s nuclear ambitions. For years, American intelligence officials have searched for a site where Iran could enrich uranium in secret, far from the inspectors who now regularly monitor activity at Natanz. A highly classified Bush-era intelligence report identifies more than a dozen suspected nuclear sites around the country.

十カ所以上の秘密の核施設疑惑
翻訳中
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21. Underground secret facility in holy city

Some sites are known for building centrifuges and other equipment, others for designing weapons or testing explosives. Administration officials could not immediately say if the new site — built inside a mountain within a military base near the ancient city of Qum, one of the holiest Shiite cities in the Middle East — is on that list.

宗教と軍隊の盾に隠れた秘密施設
翻訳中
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22. Beneath intolerable Revolutionary Guard

In Washington, officials said that intelligence agencies first became aware a few years ago of suspicious work at a secret underground facility at the base which is controlled by Iranian Revolutionary Guard Corps, a powerful arm of the Iranian military. They said their developing excellent access to multiple sources of intelligence about the site but would not be more specific.

イラン革命防衛軍基地の地下に建設
翻訳中
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23. Intelligence concerns on significant installation

The senior intelligence officials spoke on condition of anonymity at a briefing arranged by the White House immediately after the announcement in Pittsburgh. They said their concerns about the site grew as they learned of the installation of particular equipment there in recent months. the plant not able to become operational before next year, and there was no sign of nuclear materials yet at the site.

特殊施設建造を察知した米国諜報
翻訳中
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24. 3,000 centrifuges for enriching nuclear fuel

However, their information suggested it could support some 3,000 centrifuges for enriching nuclear fuel. The assessment was; this was too small to be useful for civilian nuclear power; but big enough to be used—once it became operational—for making enough bomb-grade material for about one weapon a year.

核燃料棒3千本のウラン濃縮設備
翻訳中  >次号へ続く

【 米国時間 2009年9月26日『米流時評』ysbee 訳 】
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d0123476_11564496.jpg◀ 次号「第2のキューバ? G20共同宣言で孤立化するイラン」
▶ 前号「G20ショック!イランの秘密核施設暴露で開幕」

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by ysbee-2 | 2009-09-26 17:12 | 中東核戦争

また墜ちた!イラン2度目の旅客機事故で17名死亡

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  ||| アーリア航空着陸事故で17名死亡 |||

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 イランで今月2度目のジェット旅客機事故、着陸時に滑走路ランオフで17名死亡
 イラン航空墜落事故で168名全員死亡から、わずか10日目のアーリア航空の惨事


d0123476_16582178.jpgまた墜ちました。イランの民間旅客ジェット。
先回はわずか10日前で、カスピアン航空の旅客機が地上に墜落激突。
搭乗の168名全員が死亡という大惨事に。原因はいまだ捜査中。
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 で、今日のニュースはアーリア航空という、
 これもまたイランに13社ある民間航空の、一社の旅客機。
 
 今回の事故は、墜落ではなく着陸時に、ランディングタイヤが炎上。
 滑走路を走ったまま止まらず、空港の障壁に激突したらしい。

 まだ米国へニュースがもたらされてから数時間で、
 詳細は下の記事に書かれてあるところまでしかわかっていませんが、
 イランは政変の真っ最中でもあるし、
 10日間に2度の墜落事故とあれば、当然陰謀説が浮上。
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 改革派側のサボタージュだという見方もあれば、
 体制側が革命派を摘発するために冤罪にする罠だという説もあり、
 犯人はCIA説、モサド説、KGB説……と諸説紛々。
 
 しかし、今回のマシャド空港での事故は、
 メイド・イン・ロシアのイリューシンジェット旅客機なので、
 KGBの線は消えるわけで……
 政局の混迷とともに、ますます謎の深まるイランの空です。
 
 【米国時間 2009年7月24日『米流時評』ysbee 】

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   JULY 24, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年7月24日号
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 イラン旅客航空界、今月2度目の事故で17名死亡・19名負傷
 米国時間 2009年7月24日午後0時50分 | AP通信・ニュース速報 | 訳『米流時評』ysbee

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Iranian Airliner Skids off Runway, Killing 17
Tires of plane caught fire as it was landing in northeast, official says
JULY 24, 2009 | Associated Press — BREAKING | Translation by ysbee

1. 17 killed by Aria Air's skid off
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TEHRAN, Iran — Seventeen people died when an Iranian passenger plane caught fire as it was landing and skidded off the runway in the northeast of the country, according to a local official.

アーリア航空の旅客ジェット事故で17名死亡
イラン・テヘラン発 |AP通信ニュース速報
イラン北東部のマシャド国際空港で、旅客ジェットが着陸時にランディング用の車輪が炎上。機体は滑走路を暴走し、空港の境界壁に激突し機首が焼失した。この事故で17名が死亡したと現地の警察から報告された。

右:イランのサテライトネットで英語媒体のPress TVニュース画面からグラブした、アーリア航空の悲惨な機首映像。炎上と言うわりには通常燃えた形跡として残る黒く炭化した部分がなく、どう見ても内部からの爆発かミサイルで機首が断ち切られたような、凄惨な崩壊だ。

2. Landing tires caught fire and crashed

Provincial official Ghahraman Rashid told the state news agency that the tires of the plane from the private Aria airline caught fire during its landing Friday in Mashhad and it crashed into walls near the runway. Another 19 people were injured in the crash in which the cockpit also caught fire.
着陸時にタイヤ炎上、止まらず機首激突
テヘランから75マイル北東のマシャド市で、航空機事故が発生。同地区のガハラマン・ラシド警察署長が国営メディアに報告した内容によると、イランの現地時間で24日金曜夕刻、イランの民間航空会社アーリア航空所属のジェット旅客機が滑走路に着陸の際、着地用車輪が炎上。機体はそのまま滑走路を突っ走り、近くの境界壁に激突して機首が大破炎上。搭乗者から死者17名、負傷者19名を出す、イラン航空界で今月2度目の惨事となった。
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 わずか10日前にカズナン市郊外ジャナタバード村上空で発生し、168名が即死したカスピアン航空の墜落事故現場

3. Second airplane crash in this month

Aria Air Flight 1525 was a scheduled flight which departured from Khazakhstan and crashed on landing at Mashhad International Airport. There were 153 passengers and an undisclosed number of crew on the Russian-made Ilyushin plane.
今月2度目の旅客機墜落事故
今回のアーリア航空1525便は、当初カザクスタンを出発。テヘランから75マイル北東のマシャド国際空港へ着陸の際に失敗して機首を大破し、死者17名、負傷者19名を出すイラン航空界で今月2度目の惨事となった。事故を起こした旅客機はロシア製のイリューシン旅客機で、事故当時は153名の乗客と不確定数の乗員が搭乗していた。
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 イラン国営メディアのIRNAから テヘラン北東75マイルの墜落地点で献花するアルメニア人の事故犠牲者の親族

4. Crash on July 15 killed 168

On July 15, an Iranian passenger plane crashed soon after take off, killing 168 people aboard. Iranian airlines, including state-run ones, are chronically strapped for crash, and maintenance has suffered. The aircraft involved was an Ilyushin IL-62M, registered UP-I6208, one of three Il62Ms to have entered service with Aria Airlines earlier in 2009.
10日前もカスピ航空墜落事故で168名全員死亡
イランでは今月15日にもイラン航空の旅客機が離陸直後に墜落。搭乗の乗客乗員168名全員が死亡した。イランの旅客航空界では、国営のイラン航空も含めて以前から墜落事故が絶えず、整備不良体制もその一因として挙げられている。
今回の事故機はロシア製の「イリューシン IL-62M」で航空機登録ナンバーはUP-16208。今年早々にアーリア航空が導入した3機のロシア製旅客機の中のひとつだった。
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 今月15日カスピアン航空墜落事故では搭乗者168名全員が死亡 亡くなったイラン系カナダ人親子の生前の写真

5. Old Russian jet plane: Ilyushin IL-62M

Iranian airlines, including state-run ones, are chronically strapped for cash, and maintenance has suffered. The aircraft was originally in service with East German state carrier Interflug and still bore the airline's red cheatline and tail, although it had served with a number of airlines in Russia, Kazahkstan and Africa, since the demise of Interflug in 1991.
東ドイツ時代からの旧式中古旅客機
事故機は元々は、冷戦末期のソ連統制下の東ドイツで輸送機として採用されたもので、機体にはいまだに「東ドイツ国営航空」を表す赤いボディラインと尾翼のデザインが残ったままだった。
同機はその後91年のインターフラグ以降は、ロシアの民間航空機からカザフスタン、アフリカの共産系国家……と各国間を転々と転売されて、最終的に現在のアーリア航空の所属に納まった長い経歴を持つ。
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 2006年9月にも、やはり今回と同じマシャド空港で、着地に失敗した国営イラン航空の旧ソ連製旅客機が墜落炎上

6. All pilots and seven technicians are Kazakhs

The accident happened at 18:10 Iran Daylight Time (13:40 UTC). The aircraft is reported to have crashed and caught fire on landing. Seventeen people were killed — all occupants of the cockpit, all occupants of the first three rows in the forward passenger cabin, and the cabin crew seated at the front of the passenger cabin — and 136 survived the accident. The pilots, and seven other technicians aboard, were Kazahkstan nationals.
死亡したパイロットと7名の科学者はカザクスタン人
事故が起きたのは、イランの現地時間で午後6時10分。目撃者の証言では、機首が着陸時点で大破し炎上したという。この際にコックピット内のパイロット全員と、座席前方シートの最前列から3列に着席していた乗客全員、さらに前方シートと操縦室の間にいた添乗員全員の、総数17名が即死した。事故発生直後、残りの乗客136名は後部の非常ドアから脱出して生還した。ちなみに、パイロット全員と最前部に着席して死亡した7名の科学技術者は、カザクスタン国籍だった。
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 テヘランのメヘラバード国際空港で先月3日撮影の、アーリア航空の旧ソ連製イリューシンIL-62ジェット旅客機

7. Weather in good condition at landing

The weather on Thursday was good at the time of the accident: wind at 14 knots, 060 degrees; ceiling and visibility unlimited; temperature 33 degrees C; dew point -4 degrees C; altimeter 1012 millibars. The aircraft, however, landed with a crosswind.
飛行に最適だった着陸当時の天候
金曜のイラン現地の天候は、事故発生当時は飛行にまったく支障のない好天だった。
以下当日の天候条件の詳細:風力14ノット;上空より地上へ風向060度;上空及び全方向位へ視界最良;気温33℃;氷結点マイナス4℃;気圧1012ミリバール。
ただし、機体着陸時点では向い風だった。 <了>
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 テヘラン空港離陸直後のカスピアン航空墜落事故では搭乗の168名全員が死亡 棺でイェレヴァンに戻った犠牲者

【 米国時間 2009年7月24日 『米流時評』ysbee訳 】

d0123476_11564496.jpg◀ 次号「バカンス特急脱線!アドリア海リゾート列車事故で死傷者61名」
▶ 前号「黄昏のラプター F22廃止・軍産複合体に半世紀目の楔」
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by ysbee-2 | 2009-07-24 05:45 | テロとスパイ陰謀

6.20 イラン 血の土曜日 デモ隊弾圧で死者19名以上

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   ||| 6.20 テヘラン血の土曜日 |||

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 イランの主要都市でデモ隊と武装警察が激突、死者19名以上、負傷者数百名
 6.20テヘラン血の土曜日 ハメネイ・アフマディ体制抗議デモで流血の惨事


d0123476_3532373.jpgただ今ハワイ時間で20日土曜の午前11時45分、東部時間で夕方5時45分。
イランの命運を決める「Day of Destiny」の夜が明けてから
これまでの長い一日の抗争の結果、CNNがテヘランの病院で
確認しただけで、少なくとも19人の死者が出たそうです。

注:今回のエントリには、弾圧で殺害された非常に残酷なシーンの写真が出てきますので、前もって警告しておきます。お子様には見せないようにして下さい。ただ大人の方に、今現在地球の反対側で起きている事態を「生きた現実」として捉えていただくために掲載いたしました。ひとりでも多く、こうした暴虐に反対する方に、事実を伝えたいためです。

 You-Tubeビデオ 父親と一緒にデモを見ていてバシジに射殺された16才の少女ネダ
 

 昨日のハメネイ師のアフマディ体制支持の強行声明に
 反旗をひるがえして蜂起した一般市民と、
 容赦なく攻撃してもよいと命を受けた武装警察が
 テヘラン市街のあちこちでこぜりあいを展開。

 武器も持たない無抵抗のデモ隊に、催涙ガス、放水、最後には銃撃。
 眼下の広場に集まった群衆へ、政府軍のヘリから硫酸がふりまかれた 
 という悲惨な報告も、twitterの投稿にあり……
 テヘランの夜は更けても、あちこちで銃声が響き、
 争乱はますます深まるばかり……

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 イランの争乱は、すでに選挙云々の域をはるかに超えて、
 一種の社会変革のような、革命的運動になってきている。
 多分、数年後の世界史の教科書には「イランの民主革命」と記されるような、
 エポックメーキングな史実として。

 【米国時間 2009年6月20日『米流時評』ysbee 】
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 *読者の皆さまへ、先週から連載しているイランの大統領選とその後の弾圧の報道ですが、
 日本へは詳しく伝えられていない事実を知ってもらうため、コピー推奨です。
 写真の転載も「米流時評から」とキャプションかリンクをつけてくだされば結構です。


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   JUNE 20, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年6月20日号
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D A I L Y K O S | E X C L U S I V E
6.20 Bloody Saturday in Iran
Iranians took street to protest against Khamenei's threat to kill
JUNE 20, 2009 | Various posters — DAILYKOS | Translation by ysbee


6.20イラン血の土曜日 ハメネイ・アフマディ体制に抗議デモで流血の惨事
米国時間 2009年6月20日 | オピニオンブログ・DailyKOS | 訳『米流時評』ysbee

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1. Attack on peaceful protests
The more and more information comes out, the more and more disgusted I feel. Ahmadinejad's people, both his supporters, the Basij, and The National Guard, have turned out to attack those who are peacefully protesting. Throughout the land many are dead: At least 5 perished in the attack on the Tehran University by supporters of Ahmadinejad. / At least 4 following the Tehran protest, as guards fired into the crowd. / Another 7 in Shiraz, in the South of Iran.
平和的鎮魂デモへ武装警察が攻撃
翻訳中
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2. Massacre by Basij
Make no mistake about this. The Basij, voluntary Militia, are behind most of this. They have been armed by Ahmadinejad, who has fled from the country. They are now free to massacre, and kill. Ahmadinejad will denounce it as the acts of a third party, and claim he is free of responsibility, as he has left the country. The Military may be the wild card in all of this. Tweet rumors are coming across that the leaders have secretly met, and are deciding on what to do. Meanwhile the shutdown on communication and press is increasing.
虐殺犯人はバシジ軍団
翻訳中
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3. Enemy within
People in the streets with camera's, phones, or laptops, are attacked on sight. The hotels are guarded by Basij forces in order to prevent Irani's from talking to the foreign press. The Embassies inside of Tehran are working on emergency evacuation procedures. Reformist leaders continue to be arrested for "seditious" acts. It looks like none of this will end soon my friends. But I assure you this, as long as I have breath in my lungs I will continue to bring you the latest. What Ahmadinejad and his people have done here is outright criminal. And because the Basij are the only ones willing to kill for him, he's bringing in Hezbollah.
国家の内なる敵バシジ
翻訳中
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4. Long live the green revolution!
Keep this list rec'd and I'll be reporting throughout the night with the latest news. Long live the green revolution! Down with the Ayatollah. Down with the Dictator.
Update 1: Markos I'm calling you out! MAKE THIS SITE GREEN. / BBC is reporting that the Guardian Council will hold a recount. Sounds like stalling bullshit if you ask me.

グリーン革命よ、永遠なれ!
翻訳中
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5. Revelation by martyrs of Iran
This monster didn't just murder all these people! Surely this beast wouldn't murder his own nation. Surely this man of the cloth — so many miles of cloth wrapped around his stinking head — wouldn't pretend that Islam calls for the spilling of the blood of innocents! Today the martyrs of Iran have exposed this fraud, this infidel, this beast, this liar for what he is. And now the whole world knows it too.
イランの殉教者がもたらした真実
翻訳中
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6. Viral twitter in the media blockout
from http://twitter.com/...
they were so many! riot police, normal police, intel, IRG, Basij! I managed to scape, but they captured so many people / the university's doors were close, we couldn't run everywhere! & then they start shooting tear gas at us / I don't know where to start with, first they attack our peacful memorial gathering in front of the university with water gun / it was a nightmare, I can barely breath & my face is burning, Masood got shot in the arm & Shayan's brother is missing

残された伝達手段トゥィッター
翻訳中
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7. Protesters from from any lines
These last days, we have witnessed the lively efforts of you brothers and sisters, old and young alike, from any social category, for the 10th presidential elections. Our youth, hoping to see their rightful will fulfilled, came on the scene and waited patiently. This was the greatest occasion for the government's officials to bond with their people.
あらゆる階層の市民が抗議に参加
翻訳中
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8. Reminiscence of old regime
But unfortunately, they used it in the worst way possible. Declaring results that no one in their right mind can believe, and despite all the evidence of crafted results, and to counter people protestations, in front of the eyes of the same nation who carried the weight of a revolution and 8 years of war, in front of the eyes of local and foreign reporters, attacked the children of the people with astonishing violence. And now they are attempting a purge, arresting intellectuals, political opponents and scientists.
79年イスラム革命前夜の再現
翻訳中
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9. 'Don't sell your religion'
I ask the police and army personals not to "sell their religion" and beware that receiving orders will not excuse them before god. Recognize the protesting youth as your children. Today censor and cutting telecommunication lines can not hide the truth. I pray for the greatness of the Iranian people.
「魂を売りわたすな」
翻訳中
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10. Open Letter to the people of the world
Human beings are members of a whole, in creation of one essence and soul.
If one member is afflicted with pain, other members uneasy will remain.
If you have no sympathy for human pain, the name of human you cannot retain.
— Saadi —

世界のひとびとへの手紙
翻訳中
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11. Trust only movement
Trust movement. Life happens at the level of events, not of words.
Trust only movement.
— Alfred Adler —

運動だけを信じよ
翻訳中  <了>

【 米国時間 2009年6月20日 『米流時評』ysbee訳 】

You-Tubeビデオ | 20日ついに市街戦勃発……武装警察が市民に発砲


◀ 次号 6/22「イランの虐殺軍団バシジ 首都テヘラン学生を次々射殺の凶行」
▶ 前号 6/15「グリーン革命の怒れる若者たち・イラン現地レポート<2>」
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by ysbee-2 | 2009-06-20 21:48 | イランのグリーン革命

中東の戦争と平和:レバノンとイランの民主化選挙

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  ||| 中東に押し寄せる民主化革命の波 |||

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  ベイルートからテヘランへ押し寄せる、中東を洗う第二の民主化革命の波
  レバノン総選挙・イラン大統領選の勝敗で、中東を変えるオバマ演説効果


d0123476_3532373.jpg10日間のご無沙汰です。(2週間近い!)ことの理由は、話せば長〜くなりますので、一段落した折に順繰りにカレンダーをめくって追い上げますが、重大ニュースの雪崩のようなスケジュールに、夏休みがいきなり飛び込んで来た結果、と言っておきましょう。
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写真中央:現役アフマディネジャドに迫る穏健派のホセイン・ムサビ候補 /左:ムサビ候補の妻で大学学長 女性の人権擁護に熱心なザーナ・ラーナヴァード /右:「グリーン革命」を標榜するムサビ候補の民主化キャンペーン

とにもかくにも、中東がめまぐるしい動きを見せておりますので、まずは世界の目が一挙に集中しているテヘランから、アラブ対イスラエルの天下分け目の関ヶ原となっている、イランの大統領選の経緯からお伝えしましょう。

【米国時間2009年6月10日『米流時評』ysbee】

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   JUNE 10, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年6月10日号
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N E W S W E E K | E X C L U S I V E
  ベイルートからテヘランへ押し寄せる、中東を洗う第二の民主化革命の波
  米国時間2009年6月9日 | クリストファー・ディッキー/ニューズウィーク | 訳『米流時評』ysbee

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アフマディネジャドが激昂マッチョ政策のブッシュタイプなら、ムサビ候補はオープンで知的な説得力のオバマタイプ


War, Peace and A Political Touch
Elections in Lebanon present U.S. and allies with a real opportunity
JUNE 9, 2009 | By Christopher Dickey — Newsweek | Translation by ysbee

1. Violent Mideast in 2005
WEB EXCLUSIVE — Let's not get too enthusiastic about democracy in the Middle East. The elections in Lebanon are a welcome development, with the coalition led by Hizbullah and tied to Iran being defeated by a more liberal, Western-leaning slate. But we've seen this before.
05年は中東災厄の年
翻訳中
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80年代のイスラム革命以来、イランの政界を底上げしてきたイラン革命軍 軍の幹部は閣僚の中でも発言力がある

2. Something is changing for the better

In 2005, a lot of us were carried away by the prospect of brave voters flooding to the polls in Iraq and Lebanon, Palestine and Egypt. A year later Iraq was bloodier than ever, Lebanon was at war with Israel, Hamas had taken over the Palestinian parliament and the only Egyptian politician brave enough to challenge Hosni Mubarak for the presidency had been thrown in jail.
CHANGEを求める空気
翻訳中
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現地時間で12日金曜が投票日のイラン大統領選挙 締め切り間際の1週間で民主化運動のムサビ候補が俄然優勢に

3. Breaking down to ideological battles

That caution aside, it would be a mistake to miss the signs that something is changing for the better just now. For most of modern history, to turn the dictum of Carl von Clausewitz on its head, politics in the Middle East has been the continuation of war by other means. At the international, regional, national and even local level, everything seemed to break down to ideological battles.
あらゆる局面で直面する思想的対立
翻訳中
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左:地方農村・都市貧困層で根強い支持のイスラム強硬派アフマディネジャド現行大統領だが、強硬姿勢で国際社会で孤立化。核兵器開発に対する国連の経済制裁で25%という深刻なインフレを招いた責任が問われている。

4. Mideast politics: complex game of nuance

The Cold War gave way to the clash of civilizations: The world was divided into those who were with us, and those who were with the terrorists. What was missing, particularly in Washington, was an understanding that politics in the Middle East could be a game of nuance, where complex constituencies with complicated and often conflicting agendas have to be taken into account.
中東政治は錯綜する微妙なバランシングゲーム
翻訳中
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オバマの中東歴訪の山場「カイロ演説」は、イスラム教徒への深い理解と歩み寄りでアラブ世界の米国観を変えた

5. A new application for change in the region

And while that is most obvious during free election campaigns, it's true even in monarchies and under authoritarian regimes. What I think and hope we are seeing now is a much more subtle appreciation of the role that politics short of war — indeed, instead of war — can play in reshaping the region. President Barack Obama's speech in Cairo last week was an evocation of that fresh approach.
中東地域ぐるみ平和へ変革の可能性
翻訳中
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アフマディネジャドの経済政策の失敗を追求、過激で好戦的な政治体質を「中東のブッシュ」と批判するムサビ候補

6. A new role in Mideast for old Saudi

Lebanon's elections over the weekend were a window into it. And what may be most surprising is the role that Saudi Arabia, utterly undemocratic but highly political, is playing at many different levels. Its long-term goal is to preserve its regime by stabilizing the region through any political and diplomatic means available.
新しい中東へ脱皮するサウジの役割
翻訳中
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イラン総人口の3分の2を占める65%が30才以下の若年層という、イライラ戦後のベビーブーム世代が大勢を占める

7. Massive financial support for democratic coalition

And its current challenge—much like that of the United States—is to stop the Iranian political momentum that has been building for the last several years. In Lebanon, the Saudis gave massive financial support to the victorious coalition of Saad Hariri.
中東全域の民主連合を支援するパワー
翻訳中
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80年代のイラン・イラク戦争時代に、苦しいイランの国政をあずかった経験を持つ、穏健派のホセイン・ムサビ候補

8. Budgeted more than Obama campaign

As long ago as March, one well-connected operative from Riyadh was telling me privately but with evident pride that his country had spent more in Lebanon, a nation of 4 million, than the record-breaking $715 million Barack Obama's campaign spent in the United States.
オバマの選挙運動を上回る予算付け
翻訳中
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ムサビ候補キャンペーンの強力な原動力として「イランのミシェル・オバマ」と評されるザーナ・ラーナバード女史

9. Beirut became a political investors market

Even if my source was indulging in wild hyperbole, the extent to which Beirut had become a kind of electoral e-Bay for vote buyers from Riyadh and Tehran made international headlines. But the defeat that the Lebanese handed Hizbullah at the polls on Sunday will only be a minor political setback for the mullahs in Tehran.
選挙資金の投資場所と化したベイルート
翻訳中
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街中の至る建物の壁が候補者の看板掲示スペースと化したレバノンの首都ベイルート 総選挙の結果ヒズボラが大敗

10. U.S. just paved the new chart

Hizbollah's setback will not hurt them, if the United States and its key Arab allies—Egypt, Saudi Arabia and Jordan—do not develop a coherent political strategy throughout the region. And my sense from talking to leaders in all these countries is that they think we're not there yet, even if Obama is trying to move American policy in the right direction.
新しい中東外交の道を拓いたオバマ
翻訳中  >次号へ続く

【 米国時間 2009年6月10日 『米流時評』ysbee訳 】
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カイロは中東アラブ世界の中心として数千年来イスラム教徒の文化と歴史のアイコン。カイロ大学を演説の場所に選んだオバマは、ブッシュ時代に築かれた米国とイスラム世界の壁を切り崩し、対話外交で和平へと変移する道を拓いた。

d0123476_17133139.jpg◀ 予告 6/10「テヘランの民主化革命なるか? イラン大統領選の行方」
▶ 前号 6/01「北の引き裂かれたカーテン 半島一触即発にF15待機」
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by ysbee-2 | 2009-06-10 22:36 | イランのグリーン革命

中東が変わる!米国・イラン30年ぶりに国交回復へ

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  ||| 米国・イラン30年ぶりに国交回復へ |||

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30年間の国交断絶をやぶる外交革命 米・イランついに国交回復へ
バーンズ米国務次官、今週末ジュネーブでイランの核担当相と会談へ


米国時間2008年7月17日午前2時50分 | ロイター通信・ニュース速報 | 訳『米流時評』
ロンドン発 |米国は来月、イランとの30年間の国交断絶をやぶって、テヘランに米国の外交出先機関を設立する計画を発表する予定であるというスクープを、英国のガーディアン紙が17日木曜の朝刊に掲載した。同紙の一面トップを飾ったこの記事では、米国政府はイランの首都に、大使館開設までの足掛かりとなるような米国政府の施設を開設する予定であると書かれている。

トップ:マレーシアのクアラルンプール空港へ到着した 左からイランのモタキ外相、アフマディネジャド大統領
Report: U.S. to Establish Presence in Tehran
Article in U.K.'s Guardian says U.S. would end 30-year absence
JULY 17, 2008, 2:50 a.m. EST | REUTERS — BREAKING | Translation by ysbee
LONDON — The United States will announce in the next month that it plans to establish a diplomatic presence in Tehran for the first time in 30 years, a British newspaper said Thursday. In a front-page report, the Guardian said Washington would open a U.S. interests section in the Iranian capital, halfway towards opening an embassy.

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JULY 17, 2008 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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  R E U T E R S | B R E A K I N G

米・イラン間に外交革命、国務省テヘランに米大使館設立準備計画
米国時間 2008年7月17日午前2時50分 | ロイター通信・ニュース速報 | 訳『米流時評』ysbee

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1. Establish a diplomatic facility in Teheran
The unsourced report by the newspaper’s Washington correspondent said: “The Guardian has learned that an announcement will be made in the next month to establish a U.S. interests section in Tehran, a halfway house to setting up a full embassy. “The move will see US diplomats stationed in the country,” the paper wrote.
テヘランに米大使館開設までの臨時施設
情報源は明かされていないが、ワシントン駐在のガーディアン紙の記者がさる消息筋から取材した内容が次のように書かれている。
「ガーディアン紙の聴くところでは、米国政府は完全な体制の大使館を設立するまで、準備段階としての米国(国務省)の出先機関をテヘラン市内に設立する計画を、来月発表する予定である。この外交政策の大転換で、米国政府の外交官がイラン国内に常駐することになるだろう。」
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テヘラン市内のカフェでくつろぐイラン人女性

2. A remarkable turnaround in Iran policy

Senior U.S. diplomat William Burns said in testimony to Congress last week the United States was looking to opening up an interest section in Tehran but had not made a decision yet. The Guardian said the development was “a remarkable turnaround in policy by President George Bush who has pursued a hawkish approach to Iran throughout his time in office.”
ブッシュの「テヘランの壁」崩壊
米国国務省のウィリアム・バーンズ次官は、先週下院の聴聞会での答弁で「米国は将来的にテヘランに政府の出先機関を開設する意向はあるが、現時点ではまだそこまでの決断は下していない」と状況説明していた。ガーディアン紙の記事では、「今回の展開は、これまで7年半の在任期間中イランに対しては一貫してタカ派の攻撃姿勢をつらぬいてきたジョージ・ブッシュ大統領による、外交方針のめざましい転換である」と述べている。
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イスラム圏女性が全身を被う伝統的なチャドルのオーダーを受けるテヘランのテーラー/仕立屋

3. U.S. envoy joining the nuke talks

Washington said Wednesday it was sending Burns to join atomic talks with Iran this weekend to signal to Tehran and others that Washington wanted a diplomatic solution to their nuclear impasse. Iran says its nuclear work is for peaceful power generation, and not for the development of nuclear weapons as the West suspects, and has rejected conditions it give up uranium enrichment.
バーンズ次官、ジュネーブの核保安会議に出席
16日水曜米国政府は、今週末ジュネーブで開催される核保安会議に、国務省のウィリアム・バーンズ次官を出席させると発表。国務省のこの動きは、イランを始めとする核(兵器)開発国に対して(武力ではなく)外交的手段で解決を図りたいというブッシュ政権の意向を示唆する動きとして注目されていた。以前からイラン側では、同国の核開発計画はあくまで発電用の核エネルギーとしての平和利用であり、西側諸国が疑惑を抱いているような核兵器開発ではないと主張し(経済封鎖を解くために西側から要求されている)ウラン濃縮工程を断念するという条件を拒絶し続けてきた。
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テヘラン市内のオーディオショップ ドアーズのジム・モリソンやニルヴァーナのカート・コバーンのポスターも

4. 'Iran would consider any proposal by the U.S.'

On Sunday, President Mahmoud Ahmadinejad suggested Iran would consider any proposal by the United States for a U.S. interests section in the Islamic Republic, should one be forthcoming. U.S. media have reported that the State Department is considering opening an interests section that could mean U.S. diplomats returning to Tehran but operating under another country’s flag.
「イランは米国のいかなる提案も検討する意向」
去る13日日曜(シンガポールで開催されたイスラム教諸国サミットでの記者会見で)イランのマフムード・アフマディネジャド大統領は、イスラム共和国内に米国の出先機関をおくためにどちらかが譲歩するべきであるのなら、米国側からのいかなる提案も検討するつもりであると、イラン側の外交受け入れ態勢を示唆していた。また米国のメディアは、「国務省では他国の旗の元に運営されて(=他の大使館内に一時的に場所を借りたかたちで)米国の外交官がテヘランへ戻るという状況を示唆するような、米国の出先機関の開設を検討中であるようだ」と報道していた。
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テヘラン市内の歴史資料館 イランはササン朝ペルシャを始めとする古代からの遺跡や古美術品の宝庫

5. Reviving ties cut off since hostage crisis

The United States cut off diplomatic ties with Tehran during the 1979-1981 hostage crisis, in which a group of militant Iranian students held 52 U.S. diplomats hostage at the American embassy for 444 days. Iran maintains an interests section at the embassy of Pakistan in Washington. Mottaki said it serves the large Iranian community in the United States.
米国大使館人質事件以来30年ぶりの国交回復
米国は1979〜1981年のイスラム革命の最中に、イスラム強硬派のイランの学生たちが、当時のイラン王政を打倒する目的でゲリラグループを組織し、イラン駐在米国大使館を襲って、大使館員とその家族52名の米人を444日間にわたって拘留した「イラン米国大使館人質事件」が起きて以来、30年間にわたって国交断絶が続いていた。
それ以来イランは米国との外交折衝の窓口を、ワシントン駐在のパキスタン大使館を経由してかろうじて連絡を取っていた。イランのモタキ外相の説明では、今回の外交関係復活は、米国国内に在住するイラン人社会にとって、大きな前進であると表明した。 [了]

【米国時間 2008年7月17日 『米流時評』ysbee 訳】
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イランの富士山?ダマヴァンドの霊峰を望むディジンリゾート イランでも山岳地帯には降雪がある

»» 次号「五輪最前線 自爆テロ、ハイジャック……北京の緊急テロ対策」 へ続く
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||| 『米流時評』テロ戦争関連特集 |||
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by ysbee-2 | 2008-07-17 18:20 | 中東のパワーラビリンス

スクープ!米・イランに外交革命!テヘランに米大使館設立計画!!

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   ||| テヘランの春 30年目の雪解け |||

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英国ガーディアン紙の一大スクープ! 米・イラン国交ついに復活
30年の国交断絶に終止符、テヘランに米大使館の前身を設立計画


d0123476_18552829.gifあっと驚いてウ〜ンとうなってしまった。最近の緊急速報や大ニュースには連日の事なので慣れっ子になったつもりだったが、これは冗談でなく、地軸の度数が変わるほどの一大ニュースだ。イランと米国の緊張した対立の壁が一挙に崩れたような感じである。スクープして一面トップで報道したのは、英国のガーディアン紙。

西側諸国のG8サミットに対抗するかのように時期を全く同じくして、マレーシアのクアラルンプールで開かれていたイスラム諸国サミット。たしかにこの席で、イランのアフマディネジャド大統領は、「今後イランはいかなる戦争もしない」という平和宣言を発して、記者会見に臨んだジャーナリストばかりでなく、イスラエルのイラン攻撃がいつ始まるかと固唾をのんでいた世界の緊張に、見事(?)なフェイントをかけた。

7/08朝 WTF! アフマディネジャドの大乱心?戦争放棄宣言
7/08夕 イスラエル自滅、米国破産で中東平和?アフマディネジャドの大妄言!
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3/11 速報!米中央軍ファロン総司令官、突然の辞任で噂されるイラン攻撃
6/21 警告!イスラエル対イラン 中東核戦争への助走
6/22 イラン攻撃は現実か?イスラエル、中東戦争への秒読み開始
6/23 イランの核に協力する中国・ロシアと中東核戦争の想定


さらには一昨日から国務省のナンバー3であるウィリアム・バーンズ次官が、イランのサイード・ジャリリ核エネルギー担当相と、19日土曜にスイスのジュネーヴで開かれる核保安の会議に同席し、その席で直接的にか間接的にかはまだ明確ではないが、会談をもつ予定だとAP通信のスクープが出たのが15日。ブッシュ政権の、特にライス長官以下の国務省側では、イランとの国交回復でこの機に一気に中東平和の駒を進めるのではないか、と噂されていた最中だった。
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07年、サウジアラビアのファイサル国王と並んで、中東アラブ諸国リーグのパワーハウス(=ドン)であるエジプトのムバラク大統領(右)と会談する、ペンタゴン和平派のロバート=ボブ・ゲイツ国防長官と米外交トップの激務を4年務めるコンドリーザ・ライス国務長官

一方で、イラン攻撃の脅しで肝を冷やさせられたイスラエルは、今週なんとガザとの捕虜交換に調印し、アラブ・ユダヤの4千年の抗争にやや一息つくのかという、こちらも180度転換の和解ムード。5人のヒズボラの殺人犯人は、ある者は20年以上の虜囚生活の末にガザへ生還した。しかし、レバノン側の祝賀気分とは明暗を分けるような、沈痛な空気がイスラエルをおおっている。それは、一昨年夏のレバノン戦争のそもそものきっかけとなった、ゴラン高原で堡俏中のイスラエル空軍兵士2名をヒズボラが捕獲した事件。戦争捕虜となった2人のイスラエル兵士は、今回の捕虜交換では国中の期待に反して、黒い棺に納まってイスラエルへ無言の帰郷をした。家族は元より、筋金入りの愛国心で知られるイスラエル国民が、このままでは黙ってはいないだろう。このニュースは昨日今日と追いかけていたので、週末にでもこれまでの経過と併せてまとめてお伝えしたいと思っていたところ。

6/24 サルコジの聖地巡礼「エルサレム分割で中東平和を」
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1/23 ガザ・エクソダス!ガザの壁崩壊で35万人エジプトへ越境
1/24 ポスト・ジェリコ ガザの壁崩壊が中東に及ぼす波紋
1/25 ガザ・ゲットー 壁崩壊による窮乏からの脱出


それよりもアフガンの戦局が急激に悪化してきて、米軍は13日日曜の戦闘で、ここ3年間で最高の一度に9人の戦死者を出した。今日はペンタゴンが、パキスタンとの国境地帯クナール州ワナットの前線基地を「ギブアップ」した、というニュース。要するに、完成してわずか3日目のアフガン最前線の護りとなるはずだった米軍の砦が、200人ばかりのタリバンに包囲されて陥落した、という惨状である。そら見たことかである。イラク戦争はあらゆる局面で米国の足を引っ張る。実はこの状況に、去年から明快な回答を提言しているのが、バラク・オバマ。これも記事はフォーマットまでできているので、あとは翻訳して明日の掲載になる予定。

6/13 タリバン大胆不敵!アフガン監獄を襲撃、囚人千名大脱走!
6/16 ランドレポートが暴露したタリバンとパキスタン政府の癒着
6/17 ランドレポートで急旋回するテロ戦争の最前線
7/14 緊急アフガンレポート・テロ戦争の最前線から
7/15 タリバンの逆襲・アフガン戦死者2400名に

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6月にイラクの駐留米軍を視察した後アフガニスタンへ周り、首都カブールでカルザイ首相とアフガン・パキスタンのテロ戦争の現況を話し合う米軍中央司令部のミューレン総司令官。この時点で、ミューレンは「イラクよりもアフガンが深刻」と悟ったに違いない。

さて本題のガーディアン紙のスクープ記事だが、ここはよくガザやレバノンのイスラムゲリラ側の報道が詳しく載るので、多分イラン側の消息筋から聞き取った情報だろう。詳細はのちほどガーディアンの元記事を熟読してお伝えするが、私のメールに入ってきたのはロイター通信からの速報。ロイターはAP通信の記事と比べいつもボリュームにして半分か3分の1の短さで、出来事の要旨を掴むには便利である。
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無言の写真からも語りかけてくるものがある。この写真は、03年にサダム政権が倒れた後初めてイラクで実施された民主選挙の不在者投票風景。スンニ派のサダム政権の弾圧を逃れテヘランへ亡命していた、イラン政権と同じシーア派のイラク人女性有権者。ということは、イラン政府はこの選挙で成立したシーア派の新生イラク政府に、選挙の結果が出る以前から肩入れしていたことになる。写真をよく見ると見えてくる真実がある……

だが「現象のディテールにこそ事の本質が現れる」という経験則を大事にする私としては、事件や事変の現場の詳細をいたずらに加工したり抽象化せず「ありのまま」に伝えるAP通信の方が、事実の具体的なイメージもわき背景もよく判るので、どうしてもそちらを優先してしまいがちである。しかし今回はともかくこのニュースを一刻も早くお伝えしたいので、未消化ではあるが端的にまとまっている、短い方のロイターの記事を訳してお届けする。
こんなどうでもいい楽屋裏の前書きはさっさと飛ばして、早く翻訳を急ぎなさい!……ハイ。

»» 次号「中東が変わる!米国・イラン30年ぶりに国交回復へ」に続く

追記:関連記事のリンクをつけたりしていたら前書きがやたら長くなってしまいましたので、本文のロイター通信の『米・イラン国交回復』の記事は次のページへ分割掲載いたしました。

【米国時間 2008年7月17日『米流時評』ysbee 記】d0123476_1023580.jpg

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by ysbee-2 | 2008-07-17 17:50 | 中東のパワーラビリンス

イランの核に協力する中国・ロシアと中東核戦争の想定

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 ||| イスラエル・イラン中東核戦争の想定 |||

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核保有体勢を固めるイランと米、EU、国連、IAEAの対応策の失敗
ロシア・中国の協力体制と イラン攻撃の結果起きる中東戦争の想定


2008年6月23日 | ウォールストリートジャーナル・緊急時評 | 訳『米流時評』ysbee
イスラエルは、爾来そのもっとも微妙な軍事戦略に関しては、あえて公開して世間の批判にさらしたりしないことでは定評がある。しかしながら、今回の(イラン攻撃を模した)空爆演習のニュースが西側諸国各紙の一面トップで大々的に報道された件については、イスラエル政府関係者が暴露記事として度肝を抜かれたか、という点では疑わしいものがある。
【訳者注:23日までのメディア各紙の報道では、イランに対する脅しとEUの経済封鎖強化という外圧を強めるために、イスラエルと軍事情報をシェアする米国政府があえて、6月第一週に実施されたイラン攻撃演習の事実を漏洩した、という解釈が通説になってきている】
Israel on the Iran Brink
Recent air force exercises splashed over the front pages of the Western press

JUNE 23, 2008 | Wall Street Journal — World Review | Translation by ysbee
WASHINGTON — Israel isn't famous for welcoming public scrutiny of its most sensitive military plans. But we doubt Jerusalem officials were dismayed to see news of their recent air force exercises splashed over the front pages of the Western press.


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JUNE 23, 2008 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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W a l l S t r e e t J o u r n a l

核保有体勢を固めるイランと米、EU、国連、IAEAの対応策の失敗
2008年6月23日 | ウォールストリートジャーナル・緊急時評 | 訳『米流時評』ysbee

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1. 900 miles within the radius
Those exercises — reportedly involving about 100 fighters, tactical bombers, refueling planes and rescue helicopters — were conducted about 900 miles west of Israel's shores in the Mediterranean. Iran's nuclear facilities at Bushehr, Isfahan and Natanz all fall roughly within the same radius, albeit in the opposite direction. The point was not lost on Tehran, which promptly warned of "strong blows" in the event of a pre-emptive Israeli attack.
問題の半径900マイル地点
報道された記事によると、今回の実戦演習は総勢100機のジェット戦闘機・戦略用爆撃機・ジェット燃料補給機・救助用ヘリを動員してイスラエルの地中海沿岸地域から西へ900マイルの地点で爆撃演習が実施されたと伝えられた。ちなみに、イランの核施設の所在地、ブッシェール、イスファハン、ナタンツは、イスラエルの空軍基地から、それぞれ同じ距離半径地点に位置する。もっとも逆方向の東へ向かってだが。このポイントを、イラン政府は見逃さなかった。テヘランからはただちに「イスラエルによる先制攻撃」が行われた場合には、激甚な反撃を予測せよという警告が発せられた。
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左:F-16演習時の爆撃ターゲットの映像/右:イランの代表的な核施設ナタンツのサテライト写真

2. Why registered in Western capitals?

The more important question is whether the meaning of Israel's exercise registered in Western capitals. It's been six years since Iran's secret nuclear programs were publicly exposed, and Israel has more or less bided its time as the Bush Administration and Europe have pursued diplomacy to induce Tehran to cease enriching uranium. It hasn't worked. Iran has rejected repeated offers of technical and economic assistance, most recently this month.
なぜ西側各紙に公表されたのか?
しかしそれよりももっと重要な疑問は、イスラエルの攻撃演習の情報がなぜ西側の各紙に公表されたのかという点だろう。そもそもイランが秘密裏に開発していた核施設が暴露されてから、すでに6年も経っている。しかも、テヘランに対し(核兵器の原料となる)ウラン濃縮工程を廃絶するよう説き伏せるために、ブッシュ政権とヨーロッパ諸国が訪問外交を取り交わしている最中であり、イスラエルはその結果をおとなしく待っているしかなかった時期でもあった。しかし、そうした外圧は効果がなかった。イランは、核廃絶と引き換えの技術提携や経済援助という、西側からの度重なる申し出を断り続けた。そのもっとも最近の拒絶は、今月あったばかりだった。
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昨年9月に中国の技術援助で建設中だったシリアの核施設 イスラエルの空爆で撤去した

3. U.S., U.N., Russia, China, IAEA against Iran

Despite four years of pleading, the Administration has failed to win anything but weak U.N. sanctions. Russia plans to sell advanced antiaircraft missiles to Iran and finish work on a nuclear reactor at Bushehr, though spent fuel from that reactor could eventually be diverted and reprocessed into weapons-usable plutonium. Chinese companies still invest in Iran, while the U.N.'s chief nuclear inspector, Mohamed ElBaradei, has repeatedly downplayed Iran's nuclear threat.
米国、国連、ロシア、中国、IAEAのイラン対応
4年間核廃絶を説得し続けたにもかかわらず、大して効果のない国連の経済制裁決議を得る以上の成果を上げる事に、ブッシュ政権は失敗した。ひるがえってロシアの方では、空爆戦闘機撃墜用の対空ミサイルをイランに売りつける事を目論んでおり、なおかつブッシェールの核燃料炉建設工事を終える段までいっている。しかも、この原子炉で使用済みの核燃料は、リサイクル施設を利用すれば核兵器の原料となるプルトニウムへと変換することさえ可能なのである。中国政府は相変わらずイラン政府に対して資本を投下しているというのに、国連の核管理の権威であるIAEAのモハメド・エルバラデイ事務局長は、イランの核の脅威は恐れるに足らないと繰り返している。
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イスラム革命以来の仇敵関係を打破するため昨年27年ぶりにバグダッドで行われた米国とイランの画期的外交会議
左端の人物がこの会議を実現した立役者のライアン・クロッカー駐イラク米国大使 別名「バグダッドのロレンス」


4. Fault NIE report and Obama's Iran diplomacy

As for the U.S., December's publication of a misleading National Intelligence Estimate that claimed Iran had halted nuclear weaponization signaled America's own lack of seriousness toward Iranian ambitions. Barack Obama is leading in the Presidential polls and portrays as a virtue his promise to negotiate with Iran "without precondition" — i.e., without insisting that Tehran stop enriching uranium.
NIEレポートの誤謬とオバマのイラン対策
米国に限って触れるならば、昨年12月に公開されたNIE国家情報評価で「イランは核兵器開発を停止した」と誤報されたために、アメリカは自らイランの核への野心に対して真剣味に欠けるという醜態をさらす結果となった。一方今期の大統領選では、民主党のバラク・オバマ候補は (共和党のマケイン候補を) 有権者の支持率でリードしているが、イランに対しては「従来の条件抜きで」直接交渉するという外交政策を打ち出して、彼の選挙公約の真価と受け取られている。これはすなわち「イラン政府がウラン濃縮を廃棄した」というNIEの既報を鵜呑みにしないで交渉にあたる、という(現実重視の)外交姿勢にほかならない。
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石油利権のために無謀なイラク侵攻で米国を泥沼に陥れたブッシュに代わって、内政・外交全面での「CHANGE」を求めるアメリカ国民の期待を集める民主党の大統領選候補バラク・オバマ上院議員 現在マケインを12%以上リード

5. Iran installed thousands of centrifuge

All the while Iran continues to enrich, installing thousands of additional centrifuges of increasingly more sophisticated design while it buries key facilities underground. No wonder Israel is concluding that it will have to act on its own to prevent a nuclear Iran. Earlier this month, Deputy Prime Minister Shaul Mofaz, a former army chief of staff, warned that "if Iran continues with its program for developing nuclear weapons, we will attack."
すでに数千本の燃料棒を蓄積したイラン
この間ずっとイランは核燃料濃縮を継続し、ますます核兵器使用に耐える高濃度のウラン燃料棒を、すでに数千本も蓄積し続けてきた。しかも、主要核施設は地下に埋設建造する事すら実施した。こうした経緯を振り返れば、イランの核兵器所有を阻止するために、イスラエルが「もはやこれまで」と単独行動を起こさねばならないと覚悟を決めたのも無理のない道理である。今月早々、イスラエルの元防衛長官でもあったサウル・モファズ副首相は、「万一イランが今後継続して核兵器開発計画を進めるならば、我が国はイランを攻撃する」と警告を発していた。
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2007年テヘランで米国と外交交渉段階だった当時のイラン政府ホセイニ広報官

6. Against other nation's nuclerization

nuclear reactor ought to be proof of Israel's determination. An Israeli strike on Iran's nuclear sites would of course look nothing like the Syrian operation. The distances are greater; the targets are hardened, defended and dispersed; hundreds of sorties and several days would be required.

公開されている限りのイランの核施設所在地図 これだけの数を一度に同時攻撃というのは不可能と予測される▼
周辺国家の核所有に対するイスラエルの覚悟
d0123476_23393399.jpg他の閣僚はこうした攻撃論から距離をおいてはいたが、昨年9月のシリアの核施設建設現場に対して断行された空爆をみれば、周辺国家の核所有に対するイスラエルの覚悟が伺えるというものである。もっとも、いざイランの数多くの核施設を実際に爆撃するとなれば、その時はシリアの建設中の単独施設爆撃とは、似ても似つかない事は目に見えている。イラン施設までの距離は壮大である。爆撃対象は地下施設で破壊しにくい。対空ミサイルで防御され、しかもイラン各地に散在している。実際の攻撃には、数百回の出撃で数日間を要する。

7. Retaliation by Iran with Hezbollah, Hamas
Iran would retaliate, with the help of Hezbollah and Hamas, possibly sparking a regional conflict as large as the 1973 Yom Kippur war. Mr. ElBaradei predicted this weekend that such an attack would turn the Middle East into a "ball of fire."
イラン攻撃が行われた場合の想定
万一イスラエルから攻撃が行われた場合には、イランはもちろん反撃に出るし、おまけにレバノンのヒズボラとガザのハマスがイランに加担し、隣国イスラエルを攻撃する。その結果、1973年のヨムキッパー戦争と同じスケールで、中東一帯が戦火に包まれる可能性がある。IAEAのエルバラデイ事務局長は「(実戦演習で行ったような)イスラエルによるイラン攻撃は、中東全体を火だるまにするだけだ」と今週末(6/21)サミット会議中のデュバイで警告を発した。
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ウィーンのIAEA本部でモハメド・エルバラデイ事務局長 エジプト外交官出身でノーベル平和賞受賞者

8. U.S., U.N. responsible for the consequence

Yet his own apologies for Iran and the West's diplomatic failures are responsible for bringing the region to this pass. They have convinced the mullahs that the powers responsible for maintaining world order lack the will to stop Iran. Israelis surely don't welcome a war in which they will suffer.
米国、国連ともに反撃で起こる中東戦争に責任
しかしながら、彼自身のイランに対する謝罪や(イランが核への野心を捨てなかったという)西側諸国の外交の失敗もまた、中東がこうした破滅への道をたどる結末に対して責任がある。国連と西側諸国のとった行動は、イラン政府首脳の高僧たちが「世界秩序の維持に責任のある国際権力でさえ、イランを押しとどめようとする意志が欠如している(誰にもイランを止めることはできない)」と悟る結果を招いた。イスラエル政府とは別に、イラン攻撃の結果として甚大な被害を被る戦争を、イスラエル国民が歓迎するわけがない。
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任期・人気ともに残り僅かを残すばかりとなったイスラエルのエフド・オルメルト首相

9. Tragic paradox of the past six years

Yet they have no choice but to defend themselves against an enemy that vows to obliterate them if Iran acquires the weapon to do so. The tragic paradox of the past six years is that the diplomatic and intelligence evasions offered in the name of avoiding war with Iran have done the most to bring us close to this brink. Appeasement that ends in war is a familiar theme of history.
過去6年間が作り出した悲劇的逆説
全面戦争になれば、イスラエル国民は敵国に対して防衛する以外選択肢はない。しかもその場合の敵とは「核兵器を保有したらイスラエルを地上から消す」と誓っていたイランなのだから。こうした過去6年間に醸成されたのは「イランとの戦争を避けるという名目の元に行われた外交と諜報の画策が、逆に現在の一触即発の中東危機の瀬戸際を招いてしまった」という悲劇的な逆説……和平のための妥協案の結果、戦争にいたるという経過は、歴史の実例にはよくある教訓である。[了]

【米国時間 2008年6月23日 『米流時評』ysbee 訳】
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by ysbee-2 | 2008-06-23 00:16 | 中東核戦争

警告!イスラエル対イラン 中東核戦争への助走

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  ||| イスラエル・イラン戦争への助走 |||

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中東核戦争の危機 イスラエル対イランの戦闘意識、急速に高まる
イスラエル空軍、戦闘爆撃機百機編隊飛行でイランを本格的に威嚇


d0123476_18552829.gif「If smells like it and tastes like it, then that is it. ……もしそういう匂いがしてそんな味がしたら、それはまさにそれにちがいない」これはアメリカ人がよく使う言い回しで、知識よりも本能や感覚による認識の方が当たっている場合が多いという意味。事件などの場合には、この tastes が sounds に変わったりするが、言っていることは同じで「直感を信じよ」という一般のアメリカ人にとっては極めて常識的な考え方である。この場合の常識とは、図書館や教室で「活字から」学んだ外付けの知識ではなく、年寄りの言い伝えや子供の直感で一瞬に見抜く「洞察力」による総体的認識である。
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▲トップの写真は模型のように見えるが、それもそのはず、イスラエルの砂漠に建設された攻撃演習専用の「偽装タウン」。モスクなども擬してどこかの「アラブの町並み」を再現している。この上の写真はそのツェーリムの再現都市で、ゲリラ戦に多い市街戦の実戦演習を行うイスラエル自衛軍の陸軍兵士。

米国メディアのジャーナリストの記事を読んでいて、しばしばその単刀直入なレポートに引き込まれる場合が多いのは、彼らが人一倍「正直」だからかも知れない。評論家にありがちな高踏的態度で象牙の塔の分厚い資料を振り回したりせずに、時代の風向きが変わる前兆を、自らの額をその風にさらして、寒暖の差を感じ、緩急の変化をつかみ、善悪の匂いを嗅ぎ分ける「ジャーナリストの本能」に長けているからにほかならない。彼らが最大の価値をおくのは、唯一「Tell the Truth=真実の報道」である。

また、自国の外交であれ外国の軍事行動であれ、いち早く傍受した情報をできるだけ早く一般大衆に伝える、という本来のブンヤ精神を保守しているようにも見える。サラリーは会社からもらっていても、魂は大衆社会に奉仕するという気概が、記者にしろカメラマンにしろ、その文章や写真からしばしばほとばしっている場合がある。この伝でいくと、6月に入ってから見聞する記事では、どうも急激に中東戦争の気配が濃厚になっているような前兆が、そこかしこに現れているようだ。世界中の各紙ともイスラエル空軍のイラン攻撃演習の中に、戦争の助走としての匂いと音を感じ取っている。
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▲ハッツォー空軍基地にある「イラン攻撃演習」参加と同機種のF-16 戦略用戦闘爆撃機の飛行シミュレーション装置

今回この下の記事で紹介するのは、6月に入って以来イスラエルとイランの間で、核のキノコ雲のように急速に膨らんできた「イラン攻撃」の可能性に関するレポートである。イラン攻撃に関しては、昨年も何度もその不安が拡大した時期があったが、幸いにして米国外務省やペンタゴン内部の良識派の鎮圧が功を奏して、副大統領チェニーの暴走に終わっていた。

しかし、ブッシュ政権の命脈あるうちに、ネオコンの標榜する「中東ニューワールド」実現の最終目標である「イラン攻略」をなんとしてもしかけたいのが、共和党タカ派の軍事ロビーの思惑である。しかも、国防総省内でタカ派の内圧を抑えていた良識ある司令官が、ひとりずつ排斥されてきている現状もある。これには今期の大統領選も絡んでおり、米国が再度戦時攻撃体制に入れば、国民はいやが応でも軍事体制に強いジョン・マケイン候補を支持せざるをえなくなる、という選挙戦略としても効果的だからである。
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▲予備選の集会で、ビーチボーイズの「Barbara Ann」の替え歌で「Bomb, bomb Iran...(イランをバンバン爆撃せよ…)」と歌い、一躍「好戦派」の悪名を高めた戦時後遺症の残る共和党のジョン・マケイン候補。他にもイラクがシーア派政権でイランがスンニ派政権であるという中東外交の基本中の基本を取り違えて覚えていたり「アブナさ」ではかなりブッシュに近いものがあり、最近では「McBush=マクブッシュ/ブッシュの息子」「The Third Bush/3代目ブッシュ」と呼ばれ、人気が低迷している。
予備選ではオバマが毎回スタジアムを埋める2万人前後の集会で各都市の政治集会の記録を塗り替えているのに比べ、マケインは200〜300人の小集会なので、共和党支持者の中には今から勝利を諦める層もある。レーガン時代に民主党員でありながらレーガンに投票した有権者を「レーガン・デモクラッツ」と呼ぶが、その逆方向のクロスオーバーで、共和党に所属しながらオバマを支持する「オバマカン」と総称される識者・有権者も今期は数多く出現している。
写真は6月初旬にあった米国最強のイスラエルロビイスト団体 AIPACの年次総会で演説する共和党マケイン上院議員


そうしたブッシュ政権の最後の悪あがきの代理行為か?と思えるようなイスラエルの軍事威嚇行動が、今月第1週に強行された。それもF-16、F-15の戦略爆撃機百機以上の編隊飛行という大々的威嚇行為である。イスラエルの言い分は、核兵器開発を放棄しないイランに対して「本気の攻撃の演習」という示威行為と言うのだが、過去にもサダム政権時のイラクや昨年のシリアの「核の疑惑施設」を爆撃してきた実績があるだけに、ただの「脅し」だけでは済まないかも知れない。米国と連合での侵攻は、米議会の主導権を民主党が握っているし、第一米国民が絶対認めないだろうから、不可能に近い。しかし、イスラエル単独の先制攻撃なら、即決でありえる。国民の支持があるからだ。(もちろん反対意見も多いが、多数決では対イラン攻撃に賛成派が勝つ)

一方、核開発で糾弾されているイランでは、国民はアフマディの強硬な好戦的姿勢に嫌気がさし、来年の大統領選挙では反対派を選ぶだろうと予測されている。イスラエルでは、汚職を追及されているオルメルト首相も残り僅かの命。ブッシュ大統領に関しては、支持率16%という数字まで出るほどの不人気で「米国史上最悪の大統領」という烙印は消える事はないだろう。アフマディ、オルメルト、ブッシュ。好戦的で悪名高い三者そろって任期残り僅かとなった現在、核をめぐって真っ向から角突き合わせる事態が発生している。
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▲任期残り僅かのイスラエルのオルメルト首相。人気もほとんどないに等しい。元々中道穏健派というのはイスラエルでは受けが悪く就任当時から支持者が少なかった。ことにヒズボラに勝てず屈辱を喫した06年のレバノン侵攻以降、セクハラや業者癒着、収賄・横領など、閣僚の汚職問題が山積したのは致命的だった。しかしその間も数回となく退陣要求の嵐をかいくぐってこられたのは、ユダヤ人政治家の最たる特徴の二枚腰のおかげか。ブッシュがユダヤ系パワーハウスの米国旗艦店長とすれば、オルメルトは中東でのイスラエル現場監督と言えなくもない。

こうした [米国+イスラエル] X イランという、核開発をめぐる対立の図式が、イラン攻撃という実態となって具体化しないことを祈る。何といってもイランのすぐ後ろにはロシアがぴったりくっついているのだから、万一イラン侵攻が始まる時は「中東核戦争=第三次世界大戦」の開幕する時である。こけおどしで言っているのではない。この危機に際して、世界の核管理の総元締めである国際原子力機関 IAEAのエルバラデイ事務局長も、金切り声を上げて警告を発している。
"Bomb Iran and Face Mideast 'Ball of Fire'!"「イランを爆撃すれば中東全域が火の海になる」(正確には「火の玉=核爆発」か)と叫んでいるのだから。

【米国時間 2008年6月21日『米流時評』ysbee】

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JUNE 21, 2008 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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  A s s o c i a t e d P r e s s

中東核戦争の危機 イスラエル対イランの戦闘意識、急速に高まる
米国時間 2008年6月21日午前10時02分 | AP通信・デュバイ発 | 『米流時評』ysbee 訳

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UN: Bomb Iran and Face Mideast 'Ball of Fire'
Nuclear agency chief's warning follows Israeli military exercises

JUNE 21, 2008 EST | Associated Press — DUBAI | Translation by ysbee
DUBAI, United Arab Emirates — The U.N. nuclear watchdog chief warned in comments aired Saturday that any military strike on Iran could turn the Mideast to a "ball of fire" and lead Iran to a more-aggressive stance on its controversial nuclear program. The comments by Mohamed ElBaradei, head of the International Atomic Energy Agency, came in an interview with an Arab television station aired Saturday.


アラブ首長国連邦・デュバイ発 |21日土曜、国連の核保安監視機関IAEAのトップは「イランを軍事攻撃すれば中東全体が『火だるま』になりかねない。また、中東問題の焦点であるイランの核開発は、攻撃に反発してより過激な方向へ向かう可能性がある」と警告を発した。この国際原子力機関のモハメド・エルバラデイ事務局長の発言は、21日土曜アラブ系テレビ局のインタビューで放映されたものである。
▲上の写真は2006年夏勃発し40日間続いたイスラエルによるレバノン侵攻で爆撃されたベイルートの市街地。イスラエルがユダヤ人の敵と見なすレバノンのイスラム過激派軍団ヒズボラが本部を置くベイルート市南部は、連日の空爆で巨大な廃墟と化した。この戦役でも伺えるように、イスラエルは戦争に突入する前にすでに海軍・空軍を攻撃位置に総動員しており、一夜でベイルート空港の滑走路と主要基幹道路・橋梁を爆撃し、シリアからの支援ルートを断った。やる時は本気なので、敵に回すと核を保有するだけに最悪である。

1. Elbaradai: 'Turn the Middle East to a ball of fire'
The interview aired just a day after U.S. officials said they believed recent large Israeli military exercises may have been meant to show Israel's ability to hit Iran's nuclear sites. "In my opinion, a military strike will be the worst... it will turn the Middle East to a ball of fire," ElBaradei said on Al-Arabiya television. It also could prompt Iran to press even harder to seek a nuclear program, and force him to resign, he said.
IAEA エルバラデイ事務局長「イラン攻撃で中東全体が火だるまに」
d0123476_925661.jpgこのインタビュー番組は、つい最近イスラエルで一大軍事演習があったと米国政府高官が発言した翌日に放映されたが、高官はその演習に関して「イスラエルがイランの核施設を直接攻撃できる可能性を誇示する意味で実施されたのだろうと解釈する」と語られた事実が、米国時間で20日金曜にNYタイムズをはじめとする各メディアで報道されていた。
「私の意見では、軍事攻撃は最悪の結果となるだろう。そんなことをすれば、中東全体が火だるまになるのは目に見えている」この発言の模様は中東をカバーするアルアラビアテレビで放映された。また事務局長は「イラン攻撃はイランに対して逆効果であり、イランが核兵器開発に執着する方向へ走る結果を招くだろう」と示唆し、その場合には自分は責任をとって辞めざるをえないとも漏らした。

エジプトの外交官出身で、97年以来国連の核保安機関であるIAEA国際原子力機関事務局長を2期務めるモハメド・エルバラデイ事務局長。米国、イスラエルのパワーにも屈する事なく、歯に衣着せず本音を発言することでも知られる。イラク戦争直前にイラクの閉鎖した核施設を査察して「核兵器は存在しない」と結論づけた IAEAの調査結果は、数年後に正しかった事が証明され「サダムのWMD保有」という開戦事由をねつ造した「ブッシュの大嘘」と対比される。こうした国連の「核の番犬」としての役職を公正に果たす尽力を認められ、05年にはノーベル平和賞を受賞している。 写真はウィーンにあるIAEAの本部で。


2. Iran: 'Israel jeopardizes global peace and security'

Iran on Saturday also criticized the Israeli exercises. The official IRNA news agency quoted a government spokesman as saying that the exercises demonstrate Israel "jeopardizes global peace and security." Israel sent warplanes and other aircraft on a major exercise in the Eastern Mediterranean earlier this month, U.S. military officials said Friday.
イラン「イスラエルの行為は地上の平和を破壊する」
一方21日土曜の段階では、イラン側もまたイスラエルの軍事演習に対して非難声明を出した。イランの国営メディアIRNAニュース社では、イラン政府の広報官が語った内容を次のように伝えている。「今回の演習は、イスラエルが地上の平和と安全を窮地に陥れる状況を示したものである。」
また米国政府の軍事高官は、20日金曜の段階で「イスラエルは今月に入って間もなく、戦略爆撃機とその他のジェット戦闘機で、地中海東部沿岸地区において大演習を実施した」と報告している。
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3. Israel: Exercise of a long-range strike mission
Israel's military refused to confirm or deny that the maneuvers were practice for a strike in Iran, saying only that it regularly trains for various missions to counter threats to the country. But the exercise the first week of June may have been meant as a show of force as well as a practice on skills needed to execute a long-range strike mission, one U.S. official said, speaking on condition of anonymity because he was not authorized to speak on the record on the matter.
イスラエル「長距離ミサイル攻撃の示威演習」
イスラエル軍部では、「演習はイラン攻撃の自治訓練か」という肝心の点に関しては、肯定も否定もせず「演習の目的は、イスラエルに対して脅威となる敵性国家に対する、多面的な攻撃の通常訓練だ」と説明している。しかしながら米国政府高官は「6月の第1週に実施された演習は、攻撃能力の示威行為であると同時に、長距離飛行による爆撃を実施する上で必要とされる技術の実質的教練でもある」と解釈している。軍事関係者の意見としての公表を許されていないために、この高官の名前は匿名という条件の下で取材に応じたものである。  »» 次号へ続く

【米国時間 2008年6月21日 『米流時評』ysbee 訳】

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by ysbee-2 | 2008-06-21 18:40 | 中東核戦争

アフマディネジャドの冬・イラン寒波で60名凍死

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   ||| アフマディネジャドの冬・前編 |||

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食糧・ガス供給不足に寒波襲来で60名凍死、イラン国民の不満爆発
イラン経済封鎖の影響表面化、アフマディネジャド政権の人気も凍結


イラン・テヘラン発 |今日深刻な経済危機に直面している国家元首は、なにもブッシュ大統領だけではない。凍てつくような寒波襲来で、イスラム強硬派路線を敷くイランのアフマディネジャド大統領も、大きな危機を国内に抱えている。暖房用燃料ガソリンが極度に不足するに従い、イラン国民は大統領の誤った経済政策を攻撃の槍玉に上げている。
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Ahmadinejad’s Political Image Shivers in Iran
Cold-related deaths, food and gas shortages plague populist president
JANUARY 22, 2008 EST | Associated Press — IRAN | Translation by ysbee
TEHRAN, Iran — President Bush isn't the only leader facing serious economic woes. Icy weather is causing big political trouble for Iran's hard-line president, who is under attack for mismanaging the economy as the country runs perilously low on gas for heat.


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JANUARY 21, 2008 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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  A S S O C I A T E D P R E S S

イランに寒波襲撃60名凍死、アフマディネジャド政権に危機
米国時間 2008年1月21日午後5時01分 | AP通信・テヘラン支局発 | 『米流時評』ysbee 訳

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1. 60 died in the cold in remote villages
More than 60 people have died in the cold, some because of gas shortages in remote and mountainous villages, and even Iran's supreme leader has implicitly rebuked his one-time protege.
イラン山間部僻地で60名凍死
イラン北部の山岳地帯僻地で、厳しい寒波のため60名以上が凍死した。この原因の一部は暖房用のガスの供給不足によるものと見られている。こうした事態に対して、イランのイスラム教最高指導者までもが、一時は彼の忠実な弟子であった大統領に対して、遠回しにではあるが厳しい批判の声を上げている。
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2. Unprecedented real hit to Ahmadinejad
President Mahmoud Ahmadinejad was openly humiliated when state radio read a decree by supreme leader Ayatollah Ali Khamenei on Sunday ordering him to implement a law approved by Parliament to supply more natural gas to remote villages. Citing budgetary reasons, Ahmadinejad had balked at the Parliament's order to spend $1 billion from the country's currency reserve fund to supply the gas. But Khamenei, who has final say on all state matters under Iran's complicated system, overruled him.
予期せぬアフマディ政権最大の危機
イランの最高指導者アヤトラ・アリ・カメネイ師は、20日日曜イラン国営のラジオ放送で、マフムード・アフマディネジャド大統領に対して「僻地の部落への天然ガス供給を緊急に国会で承認」するよう公式の声明書を読み上げたため、アフマディネジャド大統領は全国民の前で面目を失った。しかし国家予算の不足を懸念するアフマディネジャドは、国家の財政基金から10億ドル(約1150億円)の緊急予算を供出してガス供給に充当するようイラン国会に要求する事を躊躇した。しかし、イランにおける国家単位の最終的決定権を握るカメネイ師は、大統領を跳ばして国会に指令を下した。
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3. Growing discontent ahead of election
That was particularly noteworthy because, although Khamenei has cooled publicly toward the president in recent months, he rarely enters into any outright dispute. "This was an unprecedented real hit to Ahmadinejad's government," said Tehran political analyst Saeed Laylaz.
As with Bush, the economic troubles and growing discontent come ahead of crucial elections that could affect the future of Ahmadinejad's political party. The Iranian leader has struggled politically for months, as one-time supporters joined critics in saying he should focus on Iran's economy rather than on confrontations with the West.

米・イランとも選挙前の経済危機
この件は特に注目に値する。なぜなら、従来はめったに論争のなかったカメネイ師とアフマディネジャド大統領であるが、カメネイ師はここ数カ月大統領に対して冷ややかな態度を公然と現すようになっていたからである。「今回の一件はアフマディネジャド政権にとって、思いがけない痛烈な打撃である」テヘランのイラン政治アナリスト、サイード・ライラズ氏はこう分析する。
米国のブッシュ政権と同様、イランでも国家の重要な転機となる大統領選を前に、経済不況と国民の不満がつのってきており、こうした国内情勢がアフマディネジャドの率いる政党の将来に、大いに影響を及ぼすものと見られている。イランの大統領はここ何カ月も政治的危機に面してきた。
その結果「大統領は西側諸国との衝突よりも、イラン国内の経済に政治の焦点を合わせるべきだ」という意見が大勢を占め、かつては彼の支持者であった層が対立政党へと離れていった。
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4. World's second-largest natural gas fields
On Tuesday, the five permanent members of the U.N. Security Council and Germany agreed on a new draft resolution to tighten sanctions against Iran over the country's refusal to suspend its nuclear program, officials said. Ironically, Iran has the world's second-largest natural gas fields after Russia. The country produces more than 15.75 billion cubic feet of natural gas a day, all consumed domestically. The exact cause of the current shortage was unclear, but demand clearly spiked because of the cold weather.
ロシアに次ぐ世界第二の天然ガス田
一方、国連安全保障理事会の常任理事国5カ国(米・英・仏・ロシア・中国)とドイツは、22日火曜、イランに対して経済規制を強める新しい草案に対して合意をみた。消息筋によると、この計画案はイランが核開発計画の停止を拒否したことによるものである。
皮肉なことに、イランは天然ガスの埋蔵量ではロシアに次いで世界で2番目のガス田を有する国である。国内の天然ガス産出量は、1日当り157.5億立方フィート以上にも及んでおり、そのすべては国内で消費されている。最近のガス供給不足の原因は明らかにされていないが、厳しい寒波によって需要が急激に増大したことは否めない。
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5. Fears of bread shortages
Many critics say production could easily have been doubled long before this, if managed correctly by the government. "The crisis of the gas shortage was a direct result of (the government's) policy," Laylaz said. Many view high inflation and shortages of gas and bread as particularly bitter because Iran should be flush with oil revenues right now, from high world oil prices. More than 80 percent of the government's revenues come from oil, and Ahmadinejad had campaigned on a platform to help the poor.
国家歳入の80%が石油輸出から
d0123476_1416537.jpgイラン国内の政治評論家の多くは「政府が事を正確に把握し事態に対処していれば、これほど悪化するよりもはるか以前に生産量を倍増することは容易にできたはずだ」と指摘する。
「ガス供給不足による燃料危機は、政府の誤った政策の直接的結果である」と前述のライラズ氏も指摘する。
また評論家の多くが「極度のインフレと燃料ガスや食糧の供給不足は、イラン国民にとってはとりわけ苦々しい不満の対象になっている」と指摘する。その理由は「本来ならば豊かな石油産出と国際席市場の暴騰による輸出歳入で、今頃は国家経済はきわめて潤沢になっているはずだった」からである。イランでは国家歳入の80%を石油輸出の売上に頼っており、従来アフマディネジャドは、こうした石油の利益によって貧しい階層を救済する経済政策を掲げ、大衆の支持を得る基盤としてきた背景がある。

6. Fears of bread shortages
"This was our fault. We elected a man who cannot manage problems," said Haydar Mirghasemi, who waited for an hour and a half outside a Tehran bakery this week to receive six pieces of bread — the staple of Iranian tables. Long lines have formed at city bakeries because of fears of bread shortages, which have hit other towns and cities after heating gas was cut. "During the past week, I came to the bakery four times, returning empty-handed" each time, said another angry customer, Ali Moradi, a construction worker. Mockingly he added: "How good the government has treated the lower class."
食糧配給不足で恐慌の怖れ
「今回の事態はわれわれの不徳の致すところである。われわれが問題解決のできない男を選んだからだ。」今週テヘラン市内のパン屋の前で、イランの食卓に欠かせないパンをたった6切れ受けとるために、1時間半も並んで待っていた市民のひとり、ハイダール・ミルガセミさんはこう自責する。食糧不足の怖れのために、テヘラン市内のあちこちでパン屋の前には長い行列ができていた。

d0123476_1638423.jpg燃料ガスの供給が停止してからは、この傾向はすぐに他の市町村にも波及した。「先週いっぱい私はパン屋へ4度も足を運んだけれど、そのたびに空手で帰りましたよ」こう言うのはもうひとりの怒れる顧客、建設労働者のアリ・モラディさん。彼は皮肉たっぷりにこう言った。「政府は公約どおり、どれだけ低所得者層を大切にしてくれることか。」

【米国時間2008年1月21日 米流時評 ysbee訳】

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»» 米流時評 特集「2008年米国大統領選
連載予告「ドリームボーイ」バラク・オバマ*
1/19  第3報:接戦でマケインがハッカビーを下したSC州共和党予備選
1/19  第2報:ネバダ州民主党ヒラリーがオバマに辛勝
1/19  第1報:ネバダ州共和党はロムニーの圧勝
1/18  ワシントン政治アナリストの予備選予測:継続する三択ゲームd0123476_10413398.jpg
1/17  SC州調査:マケイン vs ハッカビー接戦、オバマトップ
1/15  ミシガン州予備選でロムニー候補初勝利
1/12  米流時評「米大統領選の先読み・共和党編」
1/11  米流時評「米大統領選の先読み・民主党編」
1/10 「続・帝国の逆襲」ヒラリー7つの勝因
1/09 「クリントン帝国の逆襲」ヒラリーの勝因分析
1/08  ニューハンプシャー予備選結果マケインとクリントンの勝利
1/07 「アイオワカルテ」続ヒラリー・クリントン11の敗因
1/07 「アイオワショック」ヒラリー・クリントン11の敗因
1/06  米流時評「墓穴を掘ったヒラリー」意地悪婆から泣き婆へ
1/05  米流時評「バラク・オバマはケネディの再来か」*
1/04  米大統領選アイオワ州共和党指名はハッカビー
1/03  オバマ予備選で歴史的勝利!次点エドワーズ、クリントン3位
07/08/09  オバマの問題発言「パキスタン派兵」とイラク戦争批判*
07/04/28  堕ちた偶像アメリカの復権に賭ける民主党大統領選候補*
06/10/28  バラク・オバマ フィーバー/2008年大統領選のスーパースター*

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2006年版の拙ブログ『楽園通信』で紹介したオバマの著書2冊 自伝の『Dreams from My Father』と、政治家としての信念と米国と世界が歩むべき道を説いたベストセラー『The Audacity of Hope』今や若者のバイブル。
バラク・オバマに関してもっと知りたいと思われる方は、リストの「*印」のついた記事をご一読ください。

||| 『米流時評』 特集シリーズ |||
次世代冷戦時代  |  グローバルウォー  |  イラク戦争  | テロとスパイ陰謀d0123476_1746245.jpg
アルカイダ2.0 核のテロ | パキスタン戒厳令の季節  |  アフガン・タリバンの復活
中東のパワーラビリンス | プーチンのロシア | ユーラシアの回廊 | ダイハード中国
2008年米大統領選 | ブッシュと米国政治 | サルコジのフランス | トンデモ北朝鮮
ビルマの赤い川革命 |  欧米の見る日本  | 世界不思議探検 | グローバルビジネス

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by ysbee-2 | 2008-01-21 20:28 | 中東のパワーラビリンス
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世界の動きがよくわかる!激動する国際情勢を、欧米メディアでディープに読む…世界の「今」と真実探求に関心ある知的冒険者へ送るグローバル情報満載ブログ


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