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バグダッドハネムーン・オバマ撤退案マリキと一致【外遊3日目】

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    ||| オバマとイラク、米軍撤退案で一致 |||

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オバマの研修旅行3日目: バグダッドでアルマリキ首相と会談
米軍イラク撤退: オバマ「16カ月以内」 イラク「2010年まで」


2008年7月21日 | ラリー・カプロウ/ニューズウィーク | 訳『米流時評』ysbee
イラク・バグダッド発 | バラク・オバマ上院議員は、バグダッドのグリーンゾーン(米軍管轄の安全地帯)でイラク政府から国賓級の歓待を受けた。
大統領選の民主党候補オバマ氏は、欧州中東視察旅行の3日目の旅程として月曜朝バグダッドに到着したが、イラク政府の閣僚が一堂に会した首相官邸の大理石貼りの広間で、ヌリ・アルマリキ首相と一対一で対談した。その間、同行のふたりの上院議員、チャック・ヘーゲル共和党議員とジャック・リード民主党議員は、広間の反対側で首相の側近と対話を交わした。
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今回の歴訪ですでにPresidential status=大統領の資質を備えた存在として各国首脳に受け入れられたオバマ候補

Backing for Barack: Maliki's Bold Step
Obama's troop-cut policy gets support from the Iraqi government
Larry Kaplow / Lennox Samuels  | Newsweek — Web Exclusive | Translation by ysbee
BAGHDAD, Iraq — Sen. Barack Obama got a red-carpet greeting in the Green Zone. The Democratic presidential contender, who was in Baghdad Monday, was seated one-on-one with Iraqi Prime Minister Nuri al-Maliki at the end of his marble-lined salon, while Obama's senate colleagues sat at the side with the aides.

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JULY 22, 2008 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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   N E W S W E E K | W E B E X C L U S I V E

オバマのバグダッド訪問・米兵撤退時期でアルマリキ首相と合意
米国時間2008年7月21日午後1時12分 | ラリー・カプロウ/ニューズウィーク | 訳『米流時評』ysbee

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1. Iraq put its own timetable
文字数制限のため英文省略オバマ案と一致したイラク側の撤退スケジュール
しかしイラク側の歓待ぶりを示す最たるものは、オバマほか米議員視察団一行が武装したSUVを連ねてバグダッド空港からグリーンゾーンまで直行し、車内から降りた時点で始まった。内閣付きのアリ・アルダバグ広報官から詰めかけた記者団に公表されたのは「イラク政府は、イラク国内の駐留米軍が2010年末までに撤退することを望んでいる」という一大ニュースだった。
ただし、ある程度の軍事顧問と教練の指導者を残してであり、厳密に言えば決定ではなく少なくとも公けの席で公表された参考意見に過ぎないのだが、それでもこれは「イラク側から初めて撤退のスケジュールが公式に提案された」と言う意味で、まさに画期的である。そのタイミングは、オバマが従来主張していた16カ月以内、2010年半ばまでという撤退案と、図らずも時期的に符合するものであった。
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前日のアフガニスタンからイラクのバグダッドへ。戦線の厳しい国を優先したのも、現実に即したオバマ戦術か

2. One-on-one dialogue between al-Maliki

文字数制限のため英文省略
マリキ首相との間で一対一の対談
ブッシュ政権はイラクからの撤退時期のめどを確定することに反対してきたが、それはつい最近までのことで、ブッシュ政権はついに先週金曜、現地の状況次第では撤退の「時間的水平線=time horizon」が議案にのぼることもあり得ると認めた。
一方マリキ首相の側近は、オバマ候補とマリキ首相の間で米軍イラク撤退の時期について対話が交わされたか、という記者団の質問に対しては確答を避けた。この会談に同席したのは、イラク政府閣僚と、米国側からはライアン・クロッカー駐イラク米国大使、国務省のイラク担当官デーヴィッド・サッターフィールド、そしてオバマ議員と行程をともにする視察団のチャック・ヘーゲル上院議員(共和)、ジャック・リード上院議員(民主)である。
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バグダッドの米軍基地飛行場で空軍の兵士とペトラエアス司令官(前列左から3人目)と記念撮影

3. Iraq's considerable timeline, 2010

But the 2010 timeline seemed to catch embassy staff off guard later as they called back to verify the comment when NEWSWEEK requested an American response. They could be expected to be a little frustrated. Maliki's office had spent much of the weekend trying to clarify his stand on troop withdrawals after a German magazine reported that he endorsed Obama's timeframe — an apparent break with President George W. Bush, who has been a staunch Maliki supporter.
イラク側からの妥当な撤退時期:2010年
しかし、ニューズウィークがこの件に関する米国視察団側の回答を米国大使館のスタッフから聴きだそうとしたところ、図らずも「2010年撤退」というタイムラインが(イラク側から)示唆されたことが明らかになった。
実は今回のオバマ議員との会談に臨むにあたって、マリキ首相はドイツ誌『シュピーゲル』のインタビューに応えて、オバマ氏の提案する時間的めどを支持すると公表していた。この意見は、マリキ首相を終止支持してきたジョージ・W・ブッシュ大統領の政策とは、明らかに一線を画するものである。(このオバマ案支持の意見が米国メディアでも大きな話題になったせいもあって)マリキ首相の秘書室では、この雑誌記事の報道が「マリキの独断」(もしくは現行の共和党大統領から次期有力と見られる民主党候補への寝返り)とホワイトハウス側に受け止められて摩擦が発生する事態を解消するために、先週末いっぱい躍起になって否定していた。
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マリキ首相は中東の政治家にしては心情を直接顔に出す方 ブッシュと一緒に映った写真ではすべて仏頂面だった

4. Iraq's security and withdraw in inverse

文字数制限のため英文省略
イラクの自衛確立と米軍撤退との相関性
マリキ首相をバックアップするシーア派ムスリムの圧力団体からは、外部からの影響を排除してイラクが主権国家としての確固とした地位を確立するためには、駐留米軍の撤退計画をイラク側から切り出す提案は非常に意義がある決断と、支持を増してきている。
しかしながらマリキ首相は、当分は米国に頼らざるを得ないという、イラクの現状もまた熟知している。今年に入ってからでも3月に南部の主要都市バスラで、英軍が撤退した直後に現地のシーア派叛徒とイラク自衛軍との間に激しい抗争が起きたが、そのときにも米軍が救援に入ってある程度の鎮静をみた。
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南部バスラの市内をパトロールする英軍兵 昨年9月の写真

5. Maliki, 'Very constructive discussion'

文字数制限のため英文省略
米軍撤退時期に関する初のイラクビジョン
マリキ首相はオバマのイラク訪問に関して取材したドイツ誌『シュピーゲル』のインタビューで、米国の次期大統領に就任後のオバマに期待すると述べたため、世界的なニュースになった件に関しては(共和党政権であるブッシュのホワイトハウスからクレームがあったため)話題にするのを避けた。しかしながら首相の広報官は、現状から鑑みて充分考えうるイラク側のビジョンとしての米軍撤退時期を、2010年に設定する希望的観測を公にした。
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米軍から教練を受けた警察学校の卒業式 イラク治安要員の兵士と警察がテロ襲撃では真っ先に狙われる

6. 'Very constructive discussion' with Maliki

文字数制限のため英文省略
マリキ首相との「きわめて建設的な話し合い」
いずれにしろ、マリキ首相との1時間以上にわたる会談を終えて出てきたオバマ議員は「非常に建設的な議論だった」と感想を述べた。その時点でオバマ氏は、マリキ首相との会談の成果についてはそれ以上のコメントをする時間的余裕はなかったが、その夜予定されているCBSのインタビュー番組で表明される予定である。このインタビューは、今週の中東欧州歴訪の旅程でもイラクの日程の中では多分唯一の機会として、メディアに直接公開される掘り下げた内容になるものと期待されている。
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グリーンゾーンのマリキ首相官邸に到着したオバマ議員。彼の笑顔はよく「contagious=伝染する」と表現されるがアフガニスタンでもイラクでも米国内の遊説と同じく、カリスマ性で周囲を魅了する「オバマ・マジック」が起きた。

7. Enthusiastic welcome by President Talabani

The entourage zipped away from Maliki's ceremonial residential palace — he lives in a more modest home next door — in a convoy of dark SUV's. Exiting the Green Zone, they made the five-minute trip to the palace of Iraqi President Jalal Talabani. Obama greeted a waiting Talabani, a pivotal leader in his mid-70s who has taken two recent trips for medical care in the United States, saying, "So glad to see you. I hope you are well." That meeting took place on the banks of the Tigris River in a home that Iraqis say was used by Saddam Hussein's son, Uday.
イラン外交に積極的なタラバニ大統領も大歓迎
オバマ議員一行は、マリキ首相との会談を終えるとすぐに豪奢な首相官邸を離れ(もっとも首相はその隣の標準的な家屋で起居しているが)、次の会談場所であるイラクのジャララ・タラバニ大統領の官邸までの5分の道のりを直行した。(イランとの絆を持ち)イラクの政策方針の鍵を握る70代半ばのタラバニ氏は、最近高度な治療を受けるために米国本土に2度ほど滞在したばかりだが、官邸入口でオバマ議員を歓迎の言葉で暖かく迎え入れた。「お目にかかれて大変うれしい。旅行が首尾よく行くよう望みます。」タラバニ大統領との会談は、バグダッド市内中央を流れるチグリス川に沿って建つ、以前にはサダム・フセインの長男ウデイが住んでいた豪壮な宮殿で行われた。
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イラクには首相と大統領の二人の元首がいる。マリキ首相はシーア派だが、タラバニ大統領はクルド系スンニ派。

8. Eager to establish his foreign policy gravitas

文字数制限のため英文省略
真摯な外交政策の確立をゴールに
今回のイラク訪問は、米軍のイラク侵略には当初から反対を唱えてきた代表者ではあっても、大統領候補としての外交政策で確固とした立場を築きたいオバマ候補にとっては、めまぐるしいスケジュールの戦場ツアーだった。彼が常日頃テロ戦争で最優先すべき戦場を主張しているアフガニスタンで、前日日曜のスケジュールをこなしたあと、月曜の朝イラク南部の都市バスラに降りたったが、3月にシーア派ゲリラから奪回したこの町では、現在は米軍指導のイラク政府自衛軍が治安管理にあたっている。
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左から軍人出身超党派でブッシュ政権には批判的な共和党のチャック・ヘーゲル上院議員(生粋のサムライ)イラク統合軍の総司令官デービッド・ペトラエアス、バラク・オバマ上院議員、「バグダッドのロレンス」と異名を取る外交のキレ者 ライアン・クロッカー駐イラク米国大使、地に足のついた政策提案をする民主党のジャック・リード上院議員

9. Meet the ambassador Crocker, Gen. Petraeus

In addition to the meetings with Iraqi luminaries, he was expected to meet with Crocker, U.S. troops and Gen. David Petraeus, who gave Obama a helicopter tour of the city. During Petraeus's term as commanding general, he has frequently led reporters on helicopter flights intent on showing the normal life activities — like soccer games and rush-hour traffic — that have increased as violence as dropped to its lowest levels in four years.
クロッカー大使とペトラエアス司令官から現況説明
イラク閣僚の首脳陣との会談に加えて、オバマ議員はイラク駐在米国大使のライアン・クロッカー、イラク駐留米軍のデーヴィッド・ペトラエアス総司令官とも会って、現況報告をうけることになっている。ペトラエアス司令官は、この朝バグダッド市内を空から一巡する視察ツアーで、オバマ氏と一緒にヘリに同乗した。イラク戦線の総司令官に在職中、ペトラエアス将軍はしばしばイラクを訪れた米国要人や記者団をヘリに乗せて、バグダッド市民の日常生活、サッカーやラッシュアワーの交通などを、上空から視察体験させてきた。特に最近ではここ4年間で襲撃件数が急激に減少したため、視察の回数も増えている。
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空港からグリーンゾーンまで空軍ヘリで飛行中にペトラエアス司令官からブリーフィングを受けるオバマ議員

10. Making Iraqi's new preferences

Obama has said that, if elected, he will listen to Petraeus and other commanders about the pace for withdrawing troops. Republican opponent John McCain, who backed Petraeus's surge plan, says withdrawals should be tied to the growing capabilities of the Iraqi government and improved security—a position echoed by Iraqi leaders until recently. But now it seems the Iraqis are making their new preferences known.
イラク政府による国家の初期設定
オバマ候補は以前予備選の遊説中に、米軍撤退のペースについてはペトラエアス司令官をはじめとする現場の指揮官の意見に耳を傾けると言っていた。共和党の対立候補ジョン・マケイン上院議員は、パトラエアス司令官が昨年2月に提案したサージ増兵案を推進した議員のひとりだが、撤退案はイラク政府が社会を管理できるようになり治安が向上する時期と結びつけて設定するべきと主張していた。この立場は、つい最近まではイラク政府首脳部の主張と呼応していた。しかし今やイラク政府自身が、国家としての新しい初期設定を創りつつあるようにみえる。 [了]

【米国時間 2008年7月22日 『米流時評』ysbee 訳】
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バグダッドの路地裏にDATSUNが…… 一昨年秋、強硬な反政府ゲリラ活動をするスンニ派の拠点だったアンバー・プロバンスで、部族長老と画期的な和平交渉を持って以来のナショナリスト的社会変化「アンバー・アウェイクニング」が起き、外人部隊のアルカイダ・イラク戦線が閉め出され、西部での襲撃件数は著しく低下した。これは昨春以来の「サージ=増兵」による効果というよりも、それ以前のクロッカー大使とペトラエアス司令官の「ローカルに浸透して敵を味方に組み込む諜報活動的ドミノ方式が功を奏した結果」とイラク専門の評論家は評価している。

»» 次号 特集『オバマドクトリン』
    序 章「オバマ時代の開幕 アメリカが変わる、オバマが変える」
    第1章「オバマのベルリン演説・抄訳 世界市民の連帯」
    第2章「オバマの欧州戦略 ヨーロッパに蔓延するオバマ熱」
    第3章「オバマの外交戦略 21世紀のオバマ・ドクトリン」
    第4章「オバマの軍事戦略 核とテロの脅威に対応する米国の新戦略」へ続く
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by ysbee-2 | 2008-07-22 10:24 | 2008年米国大統領選

エドワーズついにオバマ支持表明 クリントンにとどめ

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 ||| At Last...キングメーカー エドワーズ  |||

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キングメーカーエドワーズのオバマ支持表明でクリントンに最終宣告

d0123476_18552829.gifAt Last.... finally.... after the long battle.... Edwards made a king.
ジョン・エドワーズが、ついに… やっと… 最終的に…、オバマ支持を表明した。
エドワーズ自身、民主党大統領選候補のトップ3のひとりだったが、出身地のサウスカロライナ州で惨敗した後、選挙戦から退陣した。

その直後から、南部の庶民に根強い人気のあったエドワーズの支持者をとりこもうと、クリントン、オバマ両陣営からの激しい「エドワーズ争奪戦」が始まった。当時の詳報は『米流時評』でも撤退時点の1月末に「究極のキングメーカー・エドワーズ」のタイトルで3回に分けて紹介した。

1/30「第三の男 ジョン・エドワーズ大統領選から撤退」
   地元サウスカロライナ州で惨敗が原因?民主党候補戦列から撤退
1/30「キングメーカー:米国大統領選予備選で自然淘汰される支流候補」
   オバマかクリントンか、エドワーズはどちらのキングメーカー?
1/31「究極のキングメーカー 、エドワーズの選択」
   *ニュース記事の翻訳途中まで

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アフリカ・ケニア出身黒人の父親とカンサス州出身白人の母をもつハーフではあるが、どうしても黒人候補とジャンル分けされるオバマにとって、共和党に勝つにもクリントン候補にとどめを刺す上でも、白人大衆票を獲得できるエドワーズは、どうしても必要な片腕だった。しかし、大統領選の主要政策案である健康保険に関しては、エドワーズはクリントンと同じ「国民一律加入健保」を主張、「任意加入」を掲げるオバマとは対立していた。
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もうひとつのネックは、エドワーズの基盤で勝ち戦を見込まれていたサウスカロライナ州で、貧困層黒人票をオバマに大量にさらわれ、3位に甘んじる屈辱を味わったためとも言われている。サウスカロライナでの敗戦がきっかけで、エドワーズは2004年の大統領選でブッシュの対抗馬ジョン・ケリーの副大統領役として参戦して以来の、2度目の出馬を諦めねばならなかった。この時の怨念をエドワーズの妻エリザベスが持ち続け、彼女は同性候補のヒラリー支持に傾いたために、ジョンの決断が現在まで遅れた要因のひとつとなったと言うのが、米国ブログ界で吹聴されているもっぱらの理由である。
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しかし、すでに先々週のノースカロライナ州での大勝とインディアナ州でのクリントンの辛勝以降、民主党は予備選の最終トラックに入ったようだ。メディアに「民主党の市民戦争」とまで呼ばれるオバマ対クリントンの対立激化で、党の分裂を深刻化して民主党候補のジョン・マケインに漁父の利を与えるよりも、一刻も早く候補を決定するべきだ、オバマの希望の政策でせっかく激増した「ニュー・デモクラッツ=民主党新世代」の若い有権者層を失望させるなという声が、民主党の幹部と言わず、政治コラムニストと言わず、オバマびいきの共和党からの転向者まで、共通して叫ばれるようになった時だった。
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しかも、つい昨日13日火曜、米国東部の小さな州、ウェストバージニアの予備選で、クリントンが大勝した。ウェストバージニア州は、以前は炭坑や鉱山などの重工業の第一次産業を控えたブルーカラー優勢の州だったが、米国の生産工業メインの州のご多分に漏れず、90年代以降第一次産業の落ち込みが激しい零細経済の州に落ち込んだ。そうした景気の落ち込みを背景にして貧しい白人層の労働者階級が多く、労組などの従来からの民主党の組織票に強いクリントンの票田としては、理想的な州である。かくして事前の予想通り、クリントンは62%という大量得票で13日火曜のこの州の予備選で大勝した。またもや懲りずに「紙吹雪」で勝利の演出である。
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昨年秋以来の民主党の予備選においては、これまでの得票総合計数、勝利した州の数、当大会出場権を得た代議員数、そして最後の決定的数字の加重を握るスーパー代議員数まで、すべての数値でオバマは勝っている。また、すべてのメディアも選挙戦アナリストも「勝負あり」とオバマに軍配を上げているにも関わらず、クリントンひとりが「私が大統領としてもっともふさわしい」と絶叫する姿は、もはや妄執にとり憑かれた権力志向の権化にしか見えなかった。政治家がこれほど醜悪に見えたのも久しい。
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しかし、彼女の執着がターニングポイントを作ったのかもしれない。1月末の退陣以来、実に3ヶ月半も経ってから、ついに長い事待ち望まれたエドワーズの支持が表明された。彼はやはり、究極のキングメーカーだった。
今夜、すでにマケインとの本戦に備えて、民主党支持者の地盤づくりにミシガン州のグレイトラピッドで選挙運動を展開中のオバマの演説会のステージで、数千人の聴衆の万雷の拍手に迎えられた大統領選のキングメーカー、ジョン・エドワーズ。彼の口から出たのは、民主党の統一、さらには米国の統一を願う「ワン・アメリカ」だった。
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そして、この国の建国精神の基礎である「ユナイテッド=統一された アメリカ」を再建するのは、この男しかいないと………彼の指差す先には、少し照れくさそうに微笑むバラク・オバマが、数千の聴衆の歓呼を浴びて、アメリカの希望をしょって立っていた。

【米国時間 2008年5月14日『米流時評』ysbee 記】

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MAY 14, 2008 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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 A s s o c i a t e d P r e s s | B R E A K I N G

キングメーカー・エドワーズのオバマ支持で、クリントンに最終宣告
米国時間 2008年5月14日 | NBCニュース・米国大統領選速報 | 訳『米流時評』ysbee

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Obama Gets Edwards' Long-Sought Endorsement
Obama signs on to former Democratic rival's poverty initiative

MAY 14, 2008, 6:00 p.m. | NBC News — BREAKING | Translation by ysbee
GRAND RAPIDS, Michigan — Democrat John Edwards endorsed former rival Barack Obama on Wednesday, a move designed to help solidify support for the party's likely presidential nominee even as Hillary Rodham Clinton refuses to give up her long-shot candidacy.

エドワーズ、ついにオバマを支持表明
翻訳中

1. Just a day after Clinton's winning W.V.

Edwards made a surprise appearance with Obama in Grand Rapids, Mich., as the Illinois senator campaigns in a critical general election battleground state. The endorsement came a day after Clinton defeated Obama by more than 2-to-1 in the West Virginia primary. The loss highlighted Obama's challenge in winning over the "Hillary Democrats" — white, working-class voters who also supported Edwards in significant numbers before he exited the race in late January
ウェストバージニア州でクリントン勝利の翌日
翻訳中

2. 'We must come together as Democrats'

Edwards, who received a thunderous ovation when Obama introduced him to a crowd of several thousand, said, "brothers and sisters, we must come together as Democrats" to defeat Sen. John McCain, the Republican candidate. "We are here tonight because the Democratic voters have made their choice, and so have I." He said Obama "stands with me" in a fight to cut poverty in half within 10 years.
「民主党の元に一致団結するとき」
翻訳中

3. 'Clinton, woman made of steel'

Edwards also praised Clinton, saying "we are a stronger party" because of her involvement, and "we're going to have a stronger nominee in the fall because of her work." He said Clinton is a "woman who is made of steel. She is a leader in this country not because of her husband but because of what she has done." Clinton campaign chairman Terry McAuliffe said in a statement, "We respect John Edwards, but as the voters of West Virginia showed last night, this thing is far from over."
「鉄の女、クリントン」
翻訳中

【米国時間 2008年5月14日 『米流時評』ysbee 訳】

»» 次号連載「死者1万5千名・生き埋め6万名!四川大地震続報」
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by ysbee-2 | 2008-05-14 16:28 | 2008年米国大統領選

オバマカルトの出現? You-Tube時代の選挙戦略の功罪

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  ||| You-Tube時代の選挙戦略の功罪 |||

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オバマキャンペーンが確立した ブログとYou-Tube時代の選挙戦略
サマンサ・パワーのモンスター発言で露呈したネット社会の真の問題


d0123476_18552829.gifオバマのオフィシャルサイト barackobama.comは、クリーンでクリアな選挙戦を象徴するシンプルなデザイン。全体に押し付けがましくなく、清潔感が第一印象、それがすべてのページの隅々にまで徹底している。こういったサイトのキャラクターは、そのままオバマのキャンペーン戦略そのものにも共通して言える特色である。
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しかし、イメージテクニックの粋がいたるところに隠れている。そのひとつが、各ページを開けてフローティングのコンテンツがダウンロードされるまでのほんのナノセカンド、バックに描かれた米国大統領の象徴「証書をつかんだ鷲」のマークが現れる。ブルー1色の濃淡なので非常に清潔で、従来の政治家のブログに特有な「愛国心の押しつけ」的ないやらしさは感じない。むしろフルカラーよりも心の中のイメージ「残像」そのものとして脳裏に残る、巧みなテクニックである。
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カラーリングは、赤白青の星条旗の3色「プライマリーカラー」にこだわって、イエローやグリーン、パープルなど、余計な色味を一切使わずすっきりしている。ブルーのグラデーションを基本にしているので、落ち着き、やすらぎ、清潔感、透明感を感じ、要所要所にどぎつい金赤ではない落ち着いたディープレッドを配して、アクセントカラーにしている。その赤は「DONATE」寄金などのクリックボタンに使われていて、動機付けの心理的効果が高い。

こういう後付けの講釈はきりがないので、私の下手なデザイン講釈よりも先日の『オバマ参謀「ヒラリーはモンスター」発言の波紋』の後編をどうぞ。筆者アンドリュー・ロマーノは新進のジャーナリストだが、ブログとYou-Tube時代の選挙戦略を社会心理学的にふれていて面白かったので。

【米国時間 2008年3月10日 『米流時評』ysbee 記】

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MARCH 8, 2008 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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   N E W S W E E K | P O L I T I C A L B L O G

オバマキャンペーンに見るネット時代の選挙戦略の功罪
米国時間 2008年3月7日 | アンドリュー・ロマーノ/ニューズウィーク | 訳『米流時評』ysbee

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Campaign in the Blogsphere/You-Tube Era
"Infrahumanization" occurs by millions of passionate but anonymous voices

By Andrew Romano | NEWSWEEK — Political Blog "STUMPER" | Translation by ysbee
Continued from the previous issue — As the campaign drags on and Dems on either side dig in, the infrahumanization is clearly increasing in intensity.


前号「ヒラリー・モンスター失言でオバマの外交参謀サマンサ・パワー辞任」からの続き
予備選が延々と続き、民主党の両候補がそれぞれの塹壕をさらに深く掘っている段階では、両候補を支持する数百万と言う熱烈な匿名の支持者の間で発生する、前号でもふれたネット社会特有の「バーチャル世界のインフラヒューマナイゼーション=仮構組織の人格化」の兆候も、ますます深く深刻なものになってくる。
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オバマの支援集会は、その市で一番大きなスタジアムが会場に選ばれるが、それでも会場に入りきれない現象が発生。夕方の集会で演説を聴くのに早朝から数ブロックに渡って行列が続き、半日以上待つのはザラだという。会場に入ってからさらに講演まで2・3時間待つので、実際にオバマが現れると疲労感と興奮で卒倒者がバタバタ出ると、CNNで伝えていた。また実際にニュースビデオで失神した観客に向かって、オバマが「水かジュースをあげてください。脱水症状と疲労で血糖値が下がっているはずだから」とERのドクターのように手慣れた応急処置を指示するのが、いかにもでおかしかった。

11. Emotional name-call as 'Obama cult'

Clintonites, for example, like to call Obama supporters "cultish." It's a shorthand way to suggest that they lack reason and emotional stability — making it easier to justify attacks.
オバマのキャンペーンをカルト視
そのいい例として、Clintonites/クリントナイト(クリントン支持者)はオバマの支持者を「cultish=カルト的」であると決めつける。裏を返せば彼らクリントン支持者は、オバママニアのような感動をベースにした動機付けとか確固とした強い信念のようなものが欠けているが、逆にそうした信念をカルトと決めつけることで、オバマ支持者への攻撃を正当化しやすいからだろう。
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ヒューストンのスタジアムでの支援集会 本命の演説の前にバンドが演奏するのでロックコンサートなみの興奮

12. Dehumanization of 'infrahumanization'

"We can reassure ourselves they won't hurt like we'd be hurt because they aren't exactly like us emotionally," writes Smith. "We can and do suspend our empathy."
インフラヒューマナイゼーションの非人間的効用
「我々は、自分らとは感情的に全く同じではないという理由で、我々が傷つくようには彼らは傷つかない(我々は繊細だが、彼らは鈍感・あるいは「悪」だから、傷つけても平気だ)という理屈で自分自身を言いくるめることができる。」先述の『OpenLeft』のブロガー、スミス氏は「インフラヒューマナイゼーション」のプロセスを、このように具体的に説明する。「我々は同情を一時的にストップできるし、また実際そうすることがある」
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ヒラリーの支援者は彼女と同年代のベビーブーマーよりも上の高年齢女性が圧倒的 こういうコワいおばさんが多い

13. Campaign in the Blogsphere, You-Tube era

Of course, infrahumanization occurs every election cycle. But this time around, the Internet — where supporters establish the public tone of debate — is undeniably an aggravating factor. Research has shown that "physical proximity usually mitigates against the infrahumanizing tendency we all seem to share" — and proximity is precisely what the Web prohibits.
ブログとYou-Tube時代の選挙戦略
この段落から下の翻訳は明朝アップしますのでご了承ください。
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14. Sensitive issues of race and gender
Couple online anonymity with an endless, evenly matched campaign centered not on policy differences but on personal qualities — including the sensitive issues of race and gender — and you've got a recipe for a whole new level of divisive Dem-on-Dem hostility.
人種問題・ジェンダー問題に過剰に反応
翻訳中
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ニューヨーク、セントラルパークの「Women for Obama」集会でスピーチするサマンサ・パワー教授。国際的な難民問題・人権擁護運動の旗手で知られたリベラル知識人だが、穏健中道をうたうオバマの陣営にあってはリベラルの活動家色が濃すぎたので、実際には辞任でほっとする向きもある。

15. Millions of anonymous, "infrahumanizing" voices

Passion, of course, is fine. Calling someone a "monster"? Sort of counterproductive. It's good that Power has zipped her lips. But the fact is, one prominent adviser can't do nearly as much damage as millions of anonymous, "infrahumanizing" voices. And they only seem to be getting louder.
数百万の「姿無き声」の群衆
翻訳中
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16. Twisted theory of the NAFTA rhetoric
To clarify: Goolsbee denies using those words, but despite recent reports that the original leak referenced the Clinton camp, not Team Obama. It is an incontrovertible fact that Goolsbee met with Canadian consular officials in Chicago and said something that they interpreted as suggesting Obama's NAFTA rhetoric was more extreme than his plans.
元々はクリントン陣営に対するコメント
翻訳中
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17. Influential issue for the neighboring countries
The unfortunate part is that while a Clinton staffer may have indeed originally told Canadian officials to take HER words with a "grain of salt"—as the initial leaker said—somehow the Canadian press started digging in Obama's sandbox. I don't know how that happened. But in the end, the AP turned up this memo confirming and describing Goolsbee's meeting with the Canadians. So it happened, end of story.
カナダとメキシコの近隣外交を左右するNAFTA問題
翻訳中
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18. Meet the council
Here's the relevant passage: The memo obtained by the AP was widely distributed within the Canadian government. It is more than 1,300 words and covers many topics that DeMora said were discussed in the Feb. 8 "introductory meeting" between himself, Goolsbee and the consul general in Chicago, Georges Rioux.
シカゴのカナダ領事との会談
翻訳中
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19. Weigh in political maneuvering than policy
Goolsbee "was frank in saying that the primary campaign has been necessarily domestically focused, particularly in the Midwest, and that much of the rhetoric that may be perceived to be protectionist is more reflective of political maneuvering than policy," the memo's introduction said.
外交政策というより選挙対策
翻訳中
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20. True and consistent Obama's position
"On NAFTA, Goolsbee suggested that Obama is less about fundamentally changing the agreement and more in favour of strengthening/clarifying language on labour mobility and environment and trying to establish these as more `core' principles of the agreement." Goolsbee said that sentence is true and consistent with Obama's position.

オバマの一貫した真実追求の姿勢
翻訳中

【米国時間 2008年3月10日 『米流時評』ysbee 訳】
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»» 次号「オバマ15州目の勝利か? 3/11ミシシッピ州予備選の開票速報ライブ」
    「アメリカの子供が夢中になる'08大統領選」へ続くd0123476_1023580.jpg

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米国時間 3月10日現在 予備選得票チャート ▶本日までの民主党・共和党全米大会代議員獲得データへ


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by ysbee-2 | 2008-03-10 20:30 | 2008年米国大統領選

どこまで続く?オバマ対クリントンのバトルロイヤル

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 ||| オバマ 対 クリントンのバトルロイヤル |||

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スーパーチューズデー後最大の決戦、テキサス・オハイオの結果注目
クリントン持ちこたえれば8月の民主党大会まで続くオバマとの激戦


前号「審判の日・前編 テキサス・オハイオ民主党の決戦」からの続き
ヒラリー・クリントン候補は、4日の予備選投票がふたを開けた時点ではテキサス州ヒューストンにいたが、その後オハイオ州へ向かい、同州での選挙運動をさらに展開した。その日の後半はワシントンへ帰省する前にオハイオ州の首都コロンバスで開票結果を待つ予定である。
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Day of Reckoning — Part 2
Former first lady seeks victories to salvage presidential campaign

MARCH 4, 2008, 9:45 a.m. | Associated Press — ANALYSIS | Translation by ysbee
Continued from the previous issue — Clinton was opening Election Day in Houston, but then heading back to Ohio for more campaign events. She will await results in Columbus, the state capital, before returning to Washington.

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MARCH 6, 2008 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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  A S S O C I A T E D P R E S S | A N A L Y S I S

オバマ対クリントンのバトルロイヤル、8月の民主党大会まで続く?
米国時間 2008年3月4日 午前9時45分 | AP通信・予備選分析 | 訳『米流時評』ysbee

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9. Problematic NAFTA deals
Obama spent Monday campaigning in Texas, emphasizing his readiness to take over in the White House. But he was dogged by allegations that he had overstated his opposition to the North American Free Trade Agreement with Canada and Mexico to win votes in economically hard-hit Ohio.
禍根を残したNAFTAの自由貿易
オバマは3日月曜はテキサスでの最後の遊説にあてたが、各地の演説の中でも特に、ホワイトハウスに収まる用意はできている点を強調した。しかし彼は、特に厳しい不況の波に襲われたオハイオ州で有権者に訴える意図で、米国とカナダ・メキシコとの間で取り交わされたNAFTA=北米自由貿易協定に対する反対表明を誇張しすぎたのでは、という批判も上がっている。
【訳者注】NAFTAはビル・クリントン時代に成立した自由貿易協定であるが、この貿易規制緩和のおかげで、逆に価格競争に負けて閉鎖せざるを得ない米国国内企業が続出し、結果的に長期的経済構造不況の一因とも解釈されている。クリントンの経済政策の諸刃の刃が裏目に出た好例。
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ヒラリーが吐いた売り言葉「Meet me in Ohio=オハイオでカタをつけようぜ」が支持者のプラカードにも

10. Obama facing a related corruption charge

There were also questions about his ties to Chicago businessman Antoin "Tony" Rezko on the day that jury selection began in the political corruption trial of the real-estate developer and fast-food magnate. "Tony Rezko was a friend and supporter of mine for many years. These charges are completely unrelated to me, and nobody disputes that," Obama said at a news conference in San Antonio. Obama did receive a $10,000 contribution made by a Rezko associate that is mentioned in the indictment. But Obama's campaign has long since sent the money to charity.
シカゴの実業家トニー・レスコーのスキャンダル
もうひとつ問題として上がっているのは、シカゴの実業家アントワン(通称トニー)・レスコーの不正経理問題とオバマとの関係を問われている件である。オバマが上院議員に選出された地元イリノイ州シカゴで、同市スラム街の不動産開発とファストフードチェーン展開で財を成した資産家レスコーが、収賄など地元政治家との不正・癒着事件の中心人物として告訴され、裁判で審議中の政治スキャンダルである。
[アントワンというファーストネームは、米国の北部〜中西部のカナダに近い地方に多い、フランス系移民の子孫らしい。フランス語読みだとアントワン・レスコー(例:マノン・レスコー)で、テレビのニュースでもそういう発音に聞こえるので、その表記に従いました。ロシア系ユダヤ人の筋として読むとレツコ。日本のメディアはレツコを採用しているようですが、根拠不明。]

この疑問に対して、テキサス州サンアントニオ市を遊説中のオバマ候補は、記者会見で次のように語った。「トニー・レスコーは、何年もの間私の友人であり支援者でした。彼に掛けられている嫌疑は私とは完全に関係がなく、それ以上追求しても現在起訴されている事件とはまったく無縁であるというのが事実です。」起訴状の記述の一部では、レスコーの共同事業者のひとりがオバマの選挙運動へ寄せた1万ドル(約106万円)の寄付金を、オバマが受けとったとなっている。しかしオバマ陣営は、昨年レスコーの逮捕などで事件が明るみに出た時点で、該当する金額を全て慈善事業に寄付して、合法的な措置で処理したと釈明している。
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写真左から:2006年の総選挙でにイリノイ州から上院で唯一の黒人議員に選出されたオバマ/収賄容疑で疑惑事件の渦中の人物:シカゴのスラム街再建復興プロジェクトで財を成した実業家トニー・レスコー/レスコーから格安に入手した不動産物件を転売して小金を懐に入れた疑惑で起訴されたイリノイ州下院議員ルイズ・グチエール

【訳者注】選挙戦開始以来、巨大資本ロビイストとワシントン政治家との癒着を糾弾してきたオバマ。土壇場に追いつめられたクリントン陣営から投げつけられた初めてのスキャンダル攻撃を切り抜けられるか? レスコーとの関係に関してオバマは率直に「注意が足りなかった」とシカゴ市内の自宅を廉価で購入できたことに何の疑問も抱かなかった不用意な「迂闊さ」を認めた。また法的にも抵触していないことを証明した。

しかしクリントン側は、1月のCNNでのテレビ討論会で正面切って非難したり、事ある毎に執拗にこの一件を持ち出してはオバマの顔に泥を塗ろうと試みた。クリントンがアーカンソー州知事時代に関係して起こした「ホワイトウォータースキャンダル」も、やはり土地転用問題に関わる不動産スキャンダルであるが、オバマの数百万円程度のディスカウント優遇に比べて、こちらは州民税を濫用した数十億円の深刻な州事業不正事件で、原因不明の死者と自殺者を派生している。

オバマは「クリーンキャンペーン」を展開しているので、まだクリントン家の山ほどつつける女性との醜聞や、ユダヤ資本家との選挙資金癒着、中国人資本家への税制緩和優遇などにタッチしていないが、いずれレフティのネットジャーナリストかブロガーが、山積するスキャンダルを掘り起こしてクリントン攻撃を開始するのは、時間の問題と見られている。
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従来の選挙戦の常套手段「スミア・キャンペーン=醜聞作戦」を拒否して、有権者の良識に訴えるクリーンキャンペーンを展開してきたオバマだが、このへんでクリントン陣営の姑息な攻撃作戦に対抗する手段が必要かもしれない。

11. Ohio focuses on the economy issue

Meanwhile, Clinton waged yet another marathon day on Monday, beginning in Ohio and ending in Texas. She sounded a populist economic theme as she courted voters who have suffered with the decline of manufacturing in Ohio and other industrial Midwestern states. Then, in military-friendly Texas, Clinton broadened her message to include veterans' issues and to trumpet her backing from a string of top military officers.
オハイオ州最大の問題は不況
一方クリントンは、3日月曜の時点ではオハイオを皮切りにテキサスまで、まる一日マラソンのような遊説の行程を走破した。遊説のスピーチの中で、彼女は特にオハイオ州や周辺の中西部の州で工業生産が頭打ちになり経済低迷で困窮している問題にふれ、有権者の関心とリンクする経済再建をテーマに語った。その後向かった軍隊経験者の多いテキサスでは、クリントンは退役軍人に対する社会保障問題や、ビル・クリントン大統領時代以来の一連の軍部官僚からの支持を並べて、軍事問題に対する彼女の見解の広さをアピールした。
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大統領時代からクリントン家は労働組合からの厚い支持層で支えられてきたが、強敵オバマがこの地盤をも徐々に切り崩しつつある。しかし教職員組合は女性が多いせいか、相変わらず全米でクリントン支持の傾向が強い。ニューハンプシャーでの勝因も州教組委員長から州知事にのし上がったジーン・シャヒーン女史の強力な支援活動の結果だった。

12. Criticizing Obama as a naive new comer

She predicted a strong showing in the primaries and said she was looking ahead to the next major contest — Pennsylvania on April 22. Clinton also worked to underscore her core campaign theme that she is the more experienced than Obama, a first-term senator she blasts as more talk than action and woefully unequipped to deal with national security and foreign policy issues.
オバマを経験不足の未熟者と批判
今回の予備選は彼女のしぶとさを証明する絶好のチャンスと自覚しており、その証拠として、4月22日に予定されている今後最大の、ペンシルバニア州での予備選を見据えていると語った。クリントンはまた、今回の彼女の選挙運動の基本テーマである「オバマよりも経験者」という点をさらに強調して演説した。オバマは、2006年に選出された上院議員歴1期目で、ワシントンでの政治家歴わずか2年の新人だが、クリントンはオバマを「口だけで行動がともなわない。防衛問題や外交政策に関しては恐ろしく不用意だ」という攻撃に徹した。
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オハイオ州のモーターショーでトラクターに試乗するオバマ 中西部の農村地帯は95%以上が白人で攻略難航

13. Clinton sells equipment of experience

She held a one-hour town hall meeting Monday night that was aired around the state on a sports-oriented cable television network, and the event was streamed on the campaign's Web site. Both candidates launched new television spots in Texas and Ohio to make their closing arguments.
クリントンのセールスポイント「キャリア」
クリントンは月曜の夜、テキサスの町でタウンホールミーティング(自治体集会所での有権者との討論会)を実施したが、その一部始終はケーブルテレビのスポーツチャンネル系で全州に放映されたほか、彼女自身のウェブサイトでも同時放映された。クリントン、オバマ両候補とも、テキサス州とオハイオ州で新しいテレビスポットCMを流し、最後の対決への意志を明らかにしている。
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ヒラリーはクリントン大統領時代から教育には特に力を入れてきた ヒューストンの小学校でメキシコ系の生徒と

14. From enormous leads to the last stands

Obama campaign manager David Pollute called Tuesday "the last big window of opportunity" for Clinton, noting that "enormous leads" she enjoyed as recently as two weeks ago had dwindled or evaporated. But he also acknowledged the race was not over. Senior Democrats have begun to speak out in public about the impact a continuation of the bruising campaign might have in a fall confrontation with McCain.
2週間で有権者の20%がクリントンからオバマへ
オバマの選挙対策本部長デーヴィッド・ポルートは、今回のミニスーパーチューズデー4州予備選を「クリントン候補にとって最後に残された最大の可能性」と性格付けている。その証拠に、わずか2週間前まではクリントン候補が甘受していた「巨大なリード」が、現在ではほとんど僅差に縮まり、ある地区ではまったく差がなくなりタイの状況になった事実を挙げている。しかしながら、レースはまだ終わっておらず今後も続くという予測もまた、彼はしっかり認識している。このような状況に際して、民主党の長老は「両候補の間で熾烈をきわめる攻撃合戦がこれ以上続けば、今週11月の共和党マケイン候補との最終的決戦に悪影響を与える」と公然と心配し始めている。
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テキサスは快晴で有権者が早朝から投票所に列をなす この州では予備選とコーカスのテキサス・ツーステップ方式
一方オハイオの天候は、あいにくのみぞれまじりの荒天 しかし熱心なオバマ支持者はずぶ濡れでも運動を止めない


15. Fighting risks Democrats' popularity

Sen. Sheldon Whitehouse, D-R.I., told Providence radio station WPRO on Monday, "We can't go all the way through to the convention fighting with each other while McCain and the Republicans lob in whatever free shots they want." Whitehouse, a superdelegate who supports Clinton, added, "Let's see how Tuesday plays out, and then let's start thinking about how we're going to get behind a candidate."
両候補対立の溝はマケインには有利
民主党ロードアイランド州選出のシェルドン・ホワイトハウス上院議員は、3日月曜に州都プロヴィデンスのラジオ局WPROの放送で、予備選での両候補激戦の状況を次のように語った。「オバマ・クリントン両候補が夏の党大会までお互いに攻撃の手を休めなければ、11月の大統領選の一般投票で、マケイン候補と共和党に対して漁父の利の好機を与えるだけだ」 ホワイトハウス議員は、クリントン支持を表明するスーパー代議員でもあるが、その立場を次のように説明している。「火曜の予備選がどんなふうに展開するか、様子を見てみよう。どうやって支持候補者を決めるかについては、結果が出た後で考え始めてもいいじゃないか」
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メディアに登場当初は、美人の誉れ高く人気もあったマケイン夫人シンディだが、先月後半にオバマ夫人のミシェルを愛国心がないと批判しだしたあたりから、高慢ぶりがやたら鼻につく50代のミセスアメリカに成り下がった感がある

16. Closing deal for McCain?

She held a one-hour town hall meeting Monday night that was aired around the state on a sports-oriented cable television network, and the event was streamed on the campaign's Web site. Both candidates launched new television spots in Texas and Ohio to make their closing arguments.
マケイン、マジックナンバーへ王手
民主党両候補の接戦に有権者の関心が集中しがちだが、共和党側でも元ベトナム戦争捕虜のジョン・マケイン上院議員と共和党首位候補争いを展開してきた元アーカンソー州知事のマイク・ハッカビーが、両者ともテキサス州で遊説中である。ハッカビーは、テキサス州での意外な勝利に勝負を掛け、マケインが共和党の大統領選指名権を獲得するのを阻止する意気込みである。 [了]

【米国時間 2008年3月6日 『米流時評』ysbee 訳】
»» 次号「ヒラリーはモンスター!失言でオバマの外交参謀辞任」へ続く
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結果的に4州でマケインに負け、14カ月の選挙運動最後の日となったマイク・ハッカビー CNNインタビューの後方で地元の運動員と一緒に「I Like Mike!」のパネルを掲げるのは、いつも脇に連れ添った健気な愛妻ジェーンさん
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by ysbee-2 | 2008-03-06 18:45 | 2008年米国大統領選

審判の日・前編 テキサス・オハイオ民主党の決戦

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  ||| テキサス・オハイオ州民主党の決戦 |||

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テキサス、オハイオ、ロードアイランド、バーモント、全4州予備選
オバマが勝てば民主党首位決定、共和党はマケインのラストスパート


米国時間 2008年3月4日 午前9時45分 | AP 通信・政局分析 | 訳『米流時評』ysbee
テキサス州ヒューストン発 |3月4日の朝が明け、テキサス州とオハイオ州が民主党の首位候補権の勝敗を争う最後の決戦となるか、と予測されている4州での予備選投票が始まった。東部のロードアイランド、バーモント両州でも投票が開始されたが、何と言っても圧倒的な代議員数を保有するテキサス州とオハイオ州が、両候補にとっては天下分け目の闘いとなる。

事前調査でもテキサスがオバマ46%:クリントン40%、オハイオがオバマ40%:クリントン48%という「Neck and neck=五分五分」の結果が出ている。両州でバラク・オバマ候補が勝てば、ほとんど首位候補確定のサヨナラホームラン。しかしライバルのヒラリー・クリントン候補の陣営が予備選直前にオバマの寄金者のスキャンダルを漏洩。このネガティブな作戦が功を奏してクリントンが両州を制覇すれば、一度は最有力候補だった彼女の立場を回復する一打逆転のチャンスでもあり、全米が固唾を飲んで票のゆくえを見守っている。

トップ:テキサス州のオバマの演説会に集まった聴衆 ほとんどローマ法王の祝福を受けるような雰囲気の救世主人気
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Day of Reckoning Dawns for Clinton, Obama
Former first lady seeks victories to salvage presidential campaign

MARCH 4, 2008, 9:45 a.m. | Associated Press — BREAKING | Translation by ysbee
HOUSTON, Texas — Barack Obama sought a knockout against rival Hillary Rodham Clinton as voting began Tuesday in crucial races in Texas and Ohio, where the former first lady desperately need a win to salvage her once-powerful candidacy for the Democratic presidential nomination.


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MARCH 5, 2008 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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  A S S O C I A T E D P R E S S | A N A L Y S I S

テキサス・オハイオ民主党の決戦 ファイナルチューズデー予備選
米国時間 2008年3月4日 午前9時45分 | AP通信・予備選分析 | 訳『米流時評』ysbee

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1. Judgement Day in four states
Voters in two other states — Vermont and Rhode Island — also cast ballots on Tuesday in contests that offer a total of 370 delegates. But Texas and Ohio are pivotal, providing Clinton with what could be her last chance to end Obama's string of 11 wins and keep alive her hope to become the U.S.'s first female president.
4州予備選で審判の日
もう2つの州、バーモントとロードアイランドでも4日火曜に予備選が行なわれるが、これら4州全体の代議員数合計は370名にもなる。しかしその中でも特にテキサスとオハイオの2州は、クリントン候補がオバマ候補の11州連戦連勝にストップをかけ、米国初の女性大統領誕生への彼女の夢をつなぐ最後のチャンスとなる天下分け目の戦場として、今回の火曜予備選の焦点となっている。
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テキサス州はカリフォルニアの次にメキシカン人口の多い土地 投票所入口に立つ看板も英語とスペイン語で併記

2. Pivotal battle field for top 3 candidates

Republicans also compete in the same four primaries, and a strong showing by presumptive nominee John McCain could allow him to clinch the nomination that is already well within his grasp. In Houston, both Obama and Clinton expressed confidence in their chances. But both sides acknowledged that split decisions on Tuesday and close votes could prolong their fierce and often acrimonious battle for at least another month — or more.
3候補天下分け目の決戦場
共和党もまた同じく4州で予備選を行なうが、すでに首位確定に近いジョン・マケイン候補が圧倒的強みを見せ、もう一歩で手が届く共和党候補指名権を勝ち取るのに必要な代議員数を達成する山場になるものと見られている。テキサス州ヒューストンではオバマ、クリントンの両候補とも、それぞれこの州で勝つチャンスに対して自信を見せている。しかし両陣営とも火曜の結果が引き分けであれば、今後少なくともひと月あるいは最悪の場合それ以上、両者の間で展開している熾烈な、時として敵意に満ちた闘いが、さらに続くものと予測されている。
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代議員数15名という小さな州バーモントでもオバマ強し 熱心な支持者が仕事そっちのけでキャンペーンをはる

3. Worry about divisive development

Senior Democratic officials worry that this could undercut the party's chances of taking the White House. "We know this has been an extraordinary election. It continues to be. We're working hard to do as well as we can," said Obama, who planned to await the Texas returns in San Antonio. "I'm just getting warmed up," Clinton told reporters, a clear sign that she expects to press the campaign on beyond Tuesday no matter the outcome. She also dismissed concerns that the prolonged campaign could hurt the party, saying Democrats will rally behind the eventual nominee.
両派の対立を危惧する民主党幹部
民主党の長老は、2候補間のこうした激しい抗争が続けば党支持者を二分してしまい、11月の本選で民主党候補がホワイトハウス入りするチャンスの障害となりうると危惧している。
「我々は今回が特別な大統領選であることをよく承知している。これからもそう言う状態が続くだろう。われわれはできる限り全力を尽くしている」サンアントニオ市でテキサス州の開票結果を待つ予定のオバマ候補は、熾烈な選挙戦への対応をこう語った。一方クリントン候補は、今回のミニスーパーチューズデーの予備選結果がどう出ても、それ以降もキャンペーンを推していくことをほのめかすような、はっきりとした意思を記者団に明らかにした。彼女はまた、オバマ氏との間で長引く首位候補争いは本選での民主党の立場を害するという意見を否定して、民主党はいずれにしろ最後に残った候補者を応援するだろうと語った。
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堅実な州民性で知られるオハイオ州 ニューヨークやロスの流行をあえて排斥するような頑固なローカリズムでも有名
ということは、大局のオバマブームに抵抗したニューハンプシャー州の二番煎じで、クリントンに有利になるかも


4. Bill Clinton's projection

Former President Bill Clinton has asserted that his wife must win both Texas and Ohio to keep her campaign alive. But his wife's advisers have recast the stakes, saying if Obama lost any of the four presidential primaries it would show voters are having second thoughts about him. Polls show tight races in both Texas and Ohio.
ビル「テキサスとオハイオは必須」
ビル・クリントン元大統領は「ヒラリーが選挙戦を続けるためには、どうしてもテキサスとオハイオの両州で勝たねばならない」と発言した。しかし彼の細君の選挙参謀たちは、今回の4州予備選での結果とその後の攻防を、次のように解釈している。「これら4州の大統領選予備選で、もしもオバマがどれかひとつでも負けたとすれば、それは有権者が彼の大統領としての資質を再検討して考え直した証拠になるだろう。」確かにテキサス州でもオハイオ州でも、事前の有権者に対する調査では、支持者のパーセンテージがほとんど拮抗する激しい闘いの兆候を示している。
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予備選のターニングポイントとなったサウスカロライナ州でのオバマの圧勝。その直後のインタビューで「サウスカロライナでは以前にも(黒人候補の)ジェシー・ジャクソンが勝ったよ。(だから今回もその他の州では負けるよ)」と発言したビル・クリントン元大統領。これが、黒人候補の可能性を認めない人種差別的発言と解釈されたのが原因で、同情票というか憤慨票がオバマに集まり、その後の各州の予備選で13連勝を可能に(11州と米領バージンアイランド、海外居住者区分票)。その前にも「Biggest fantasy we've ever seen」(こんなできすぎたおとぎ話は聞いたこともない)と、オバマのキャリアと支援するジャーナリストを揶揄。ビルのこうした一連の差別発言が、黒人だけでなく白人の知識人層の有権者を、従来のヒラリー支持から新人オバマへと転向させる大きな動機となったと批評されている。その後も「Shame on you」と、ヒラリーよりも前にメディアを直接侮蔑する暴言を吐いたりで、クリントン陣営の大きなマイナス点を作ったため、メディア全体から総スカンを喰い、ここ数週間は自重している様子。

5. Texas show down for Obama

The Obama campaign saw Texas as their best opportunity, while the Clinton campaign saw Ohio as theirs. Polls showed Clinton ahead in Rhode Island, but Obama leading in Vermont. Obama, who is trying to become the first black U.S. president, has won 11 straight contests since the Feb. 5 "Super Tuesday" series of races. He has also been gaining ground among superdelegates — senior party officials who are free to vote as they wish. And, as his victories have piled up, Clinton's support has begun to erode.
テキサスはオバマの決定打となるか
オバマの選挙運動本部では、クリントン陣営がオハイオ州を挽回のチャンスと見ているのと同様に、テキサスをオバマの首位指名に王手のかかるベストチャンスの州として捉えている。事前調査では、ロードアイランド州でクリントンが確実にリードしているが、バーモント州では逆にオバマが上位に立つ。
オバマ候補は米国史上初の黒人大統領実現を目指しているが、2月5日実施されたスーパーチューズデー各州予備選以降各州で行なわれてきた一連の予備選で、11州連戦連勝というめざましい実績を達成した。彼はまた各州民の投票数を反映して設定される「通常の代議員/delegates」とは別格の、個人意志で支持する候補を自由に選択できる民主党長老が主体の「スーパー代議員/super delegates」の間でも、確実に支持者の地盤を拡げている。かくしてオバマの勝利が積み重なるほど、クリントン支持のスーパー代議員の数は喰われてきている状況である。
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テキサスは、ブッシュが州知事から大統領へとジャンプした共和党の強い保守的土地柄。オバマがここでどれだけ保守票を取り込んでマケイン(アリゾナ州選出)の後背地を切り崩せるか、またクリントンびいきで黒人に対抗意識を持つメキシカン支持層をどれだけ説得できるか、今回の予備選最大の注目を浴びるキーステーツである。

6. Clinton's last stand, Texas and Ohio

Clinton needs to win by sizable margins in Ohio and Texas to cut into Obama's lead in the delegate count because they are awarded proportionally. And even if Clinton wins the popular vote in Texas, she could wind up with fewer delegates than Obama because of the state's unique same-day primary and caucus system. Clinton was opening Election Day in Houston, but then heading back to Ohio for more campaign events. She will await results in Columbus, the state capital, before returning to Washington.
クリントン最後の砦、テキサスとオハイオ
一方クリントン候補が代議員獲得数でのオバマのリードを切り崩すためには、オハイオとテキサスは比例代表制をとっているので、両州でオバマにかなりの差をつけて勝つことが必要である。しかも、たとえクリントンがテキサスでの「Popular Vote=一般有権者の支持候補への投票」に勝ったとしても、オバマとはさして大差のない代議員数を獲得して終わる。なぜなら、テキサス州の民主党はこの州独特の「テキサス・ツーステップ方式」を採っており、同じ日に「Primary/プライマリー=一般有権者の第一次投票」と「Caucus/コーカス=党員登録者の投票」のダブルシステムで予備選が行なわれるからである。
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面積ではアメリカ最大の州テキサスは、ヒューストン、ダラスなどの大都市とメキシコに近い南西部の過疎地との人口と経済の社会格差が激しい 政治的には保守の砦であるが人口増加層を形成するメキシカンのクリントン支持も根強い

7. Math of delegates by DNC in Denver

A total of 2,025 delegates is needed to secure the Democratic nomination at the party's convention in late August in Denver. Slightly more than 600 delegates will remain to be picked in primaries and caucuses in 10 states after Tuesday's races, beginning with Wyoming caucuses this weekend and a Mississippi primary on March 11. Pennsylvania is the biggest state remaining, with 158 delegates in a primary on April 22.
8月の党大会までの代議員とりまとめ
今夏8月にコロラド州デンバーで開催されるDNC/民主党全米大会で大統領選の指名候補権を得るためには、最低限合計2,025名の代議員の支持を必要とする。今回のミニスーパーチューズデー予備選以降、あとは10州での予備選とコーカスを残すばかりとなり、審判を下す代議員数は600名少しだけである。予備選終盤の第一戦が今週末のワイオミング・コーカスで始まり、引き続いて3月11日のミシシッピ州予備選、そして4月の22日には残された州の中でも最大の、158名という大所帯の代議員を抱えるペンシルバニア州予備選が控えている。  »» 後編へ続く

【米国時間 2008年3月5日 『米流時評』ysbee 訳】
»» 次号「後編 8月民主党大会まで続く?オバマ・クリントンの死闘」へ続く
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今回の予備選の過熱で、テキサス州ではすでに200万人が早期投票を済ませたという驚異的数字 しかもそのほとんどが出口調査で民主党に投票したと回答 結果はオバマがバーモント州をクリントンが残り3州を奪取して死線から回復
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米国時間 3月5日現在 予備選得票チャート ▶本日までの民主党・共和党全米大会代議員獲得データへ


クリックして、この下の「米国大統領選特集」各記事の目次とリンクへ
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by ysbee-2 | 2008-03-05 10:24 | 2008年米国大統領選

予備選の二日酔い・ヒラリーのテキサスサバイバル

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  ||| ヒラリーのテキサス・サバイバル |||

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ビル・クリントン大統領選カムバックキッドの伝統で甦ったヒラリー
オハイオ・テキサス最後の砦を死守したクリントン、しぶとさを証明


d0123476_18552829.gif初めにお断りしておきますが、次の記事は3月4日のミニ・スーパーチューズデーの予測記事として、昨日の朝MSNBC.comで読んだ記事です。それまでにも今回の予備選に関する事前予測分析の、数十という関連記事を読んでおりましたが、この記事が一番ポイントをついているように思えましたので紹介する次第です。

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午前中にフォーマットを作り素材の写真を揃えたりしていましたら、翻訳に取りかかる頃にはもう肝心の予備選の投票が始まってしまい、テキサスやオハイオから有権者の過熱ぶりを伝えるテレビのライブ中継が面白く、ついつい今朝明け方までテレビ観戦。投票所まで何キロも続く長蛇の列やごった返す投票風景から、ローラーコースターのように勝敗が逆転した開票速報、結果が出た後の評論家の呆然ぶりやゴタクなどなど、下手なスーパーボール顔負けの勝負の面白さに惹き込まれて今日は予備選の二日酔い状態です。(特にクリントンの勝利演説を聞くと、吐き気が……)
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そんなこんなの恒例の予備選ライブを今回もうだうだ書き連ねましたので、おひまな方はこの前の記事で、開票結果の紆余曲折をなぞってみてくさい。さて一夜明けて、的確な評論記事はないかとあちこち読み比べしましたが、いつも推奨する評論家諸氏は徹夜のテレビ出演で精力を使い果たしたと見えて記事が上がっておらず、皆さんオバマ支持者であったことを図らずも論外に証明した感がありました。(何しろガリガリの保守強硬派まで「あいつには欠点がなくて攻めどころがない」とぼやくほどですから)
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そこで、予備戦の後に予備選予測の評論記事を紹介するというおかしなタイムラグで、ちょっと戸惑う箇所もあるかと思いますが、当り外れもしっかり見通せて面白いので、この次のエントリーで 予備選分析記事『Day of Reckoning=審判の日』をお届けする次第です。こうした事情で日付も逆行したりする不都合を何とぞご了解の上、前後2編でのエントリーをお知らせ申し上げます。
(やはり二日酔い気味。アルコール抜きなのに……クリントンの…毒気が…抜け…ない……)

【米国時間2008年3月5日朝 ysbee 記】 »» 次号「民主党の決戦テキサス・オハイオ編」へ
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»» 米流時評 特集「2008年米国大統領選の早読み・深読み
連載予告「ドリームボーイ」バラク・オバマ*
3/05  予備選分析前編 オハイオ・テキサス民主党の決戦d0123476_10413398.jpg
3/05  予備選の二日酔い・ヒラリーのテキサスサバイバル
3/04  セカンドスーパーチューズデー予備選開票速報
3/01  終幕へのベルが鳴るヒラリー最後の舞台
3/01  土壇場のヒラリー最後の秒読み
2/19  ウィキウィキ チューズデー予備選開票速報
2/17  オバマ口説けるか?エドワーズとキングメーカー会談
2/14  ロムニーのバレンタインギフト、マケイン支持表明
2/12  ポトマックチューズデー予備選開票速報実況ブログ
2/09  予備選ウィークエンダーLIVE速報
2/07  共和党ミット・ロムニー大統領選から撤退
2/06  グローバルウォッチ予備選レポート・後編
2/06  グローバルウォッチ予備選レポート・前編
2/05  スーパーチューズデー"LIVE"開票中継ブログ
2/04  'Yes We Can' なぜオバマなのか?のメッセージビデオ
2/03  マリアの選択 サクラメントの秘跡
1/31  究極のキングメーカー ジョン・エドワーズ
1/30  米流時評「キングメーカー 予備選で淘汰される支流候補」
1/30  第三の男 ジョン・エドワーズの決断 大統領選から撤退
1/29 フロリダの回答 マケイン対ロムニーに絞られた共和党
1/27  米流時評「ミラクルメーカー バラク・オバマ」*
1/12  米流時評「米大統領選の先読み・共和党編」
1/11  米流時評「米大統領選の先読み・民主党編」
1/06  米流時評「墓穴を掘ったヒラリー」意地悪婆から泣き婆へ
1/05  米流時評「バラク・オバマはケネディの再来か」*
1/03  オバマ予備選で歴史的勝利!次点エドワーズ、クリントン3位
07/08/09  オバマの問題発言「パキスタン派兵」とイラク戦争批判*
07/04/28  堕ちた偶像アメリカの復権に賭ける民主党大統領選候補*
06/10/28  バラク・オバマ フィーバー/08年大統領選のスーパースター*


||| 『米流時評』 特集シリーズ |||
次世代冷戦時代  |  グローバルウォー  |  イラク戦争  | テロとスパイ陰謀d0123476_1746245.jpg
アルカイダ2.0 核のテロ | パキスタン・戒厳令の季節 |  アフガン・タリバンの復活
中東のパワーラビリンス | プーチンのロシア | ユーラシアの回廊 | ダイハード中国
2008年米大統領選 | ブッシュと米国政治 | サルコジのフランス | トンデモ北朝鮮
ビルマの赤い川革命 |  欧米の見る日本  | 世界不思議探検 | グローバルビジネス


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by ysbee-2 | 2008-03-05 09:45 | 2008年米国大統領選

セカンドスーパーチューズデー予備選開票速報

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  ||| ファイナルチューズデー開票速報 |||

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テキサス・オハイオ・ロードアイランド・バーモント全4州予備選
セカンドスーパーチューズデー 開票速報ライブ・ブログレポート

マケインがバーモント、オハイオ、テキサス、ロードアイランドを制し共和党指名に
民主党はオバマがバーモント州予備選で13州連続勝利、しかし残り3州の
テキサス・オハイオ・ロードアイランドをクリントンに奪われ、五分五分に


【米流時評・予備選開票速報】
米国東部時間 3月4日(火)午後7時10分 » 8時 » 8時45分 » 9時 » 9時30分 » 10時30分 »»


▶オバマがテキサス・オハイオを征すれば民主党の首位候補確立という焦点に話題集中の、今回の4州予備選。午後7時からの開票が始まってものの5分と経たないうちに、東部バーモント州の結果が判明。共和党は圧倒的首位のマケインが食い下がるハッカビーを下して圧勝。民主党も事前調査でクリントンを10%以上引き離していたオバマが楽勝しました。両者ともまだ「当確」の発表ですが、今後開票が進んでも2位との差は縮まらないと見られています。

▶午後8時過ぎからオハイオ州の開票が入ってきました。まだ開票率1%にも満たない端緒ですが、早くもクリントンが優勢。60%に対してオバマが38%と圧勝の数字。果たしてこの態勢のまま、ヒラリーが久々の勝利を上げられるのでしょうか。オハイオに注目です。
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▶午後8時半をまわってテキサス州の結果が入ってきました。まだわずか1%の開票率ですが、オバマ58%、クリントン41%で、のっけからかなり開いています。この数字は事前調査で「未定」と答えた10%の浮動票がそのままオバマへ流れた(48%+10%)証拠かも。

▶共和党は、スーパーチューズデーで大半の州で勝利を挙げ、その後2位のロムニー候補が撤退した後は独走状態のジョン・マケインが最有力候補です。これまで獲得した代議員数からいっても、現在2位のマイク・ハッカビーは全くと言っていいほど勝ち目はないのですが「民主主義の選択の自由を証明するため」という信念を通して、まだ撤退せずに奮闘しています。もうひとり、共和党の革新老人ロン・ポールも相変わらず頑張っています。
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▶午後7時半を回った時点で、今度はオハイオ州から共和党のマケイン当確の速報。この州の共和党代議員数は85名と大人数なので、マケインの首位指名のマジックナンバーにぐっと近づきました。ハッカビーは厳しい予算ながら頑張っていましたが、負け戦は見る方も辛いものがあります。(クリントンが負ける分には快哉!なんですね。あくまで個人的な意見ですが…)

▶午後8時をまわって、オハイオ州でもマケインが勝利を決めました。この調子で行くと4州全てで大勝を納めそうな勢いです。ロン・ポール頑張れ!
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▶午後9時ジャストでジョン・マケインがテキサスで当確を決め、CNNの実況で総合司会のウルフ・ブリッツァー(別名・CNNの法王)が「これでマケインが共和党の首位候補に必要な代議員数を達成。What a dramatic, historical night! なんというドラマチックで歴史的な夜でしょう!」と決め台詞。昨年9月頃は資金難で、多分これ以上続かないだろうとまで噂されていたマケイン。予備選がスタートしてからの数字の伸びには目を見張るものがありました。でもこのひとがホワイトハウス入りすると、速攻でイラク駐屯の米軍がイランへ攻め込み、その後百年戦争が続くと断言しているので、なんとしてもその結果は避けたい。

▶9時半をまわったところで、マイク・ハッカビーが敗北宣言。アラモの砦を死守したアメリカンスピリットを例えに出して、「多勢に無勢の負け戦とわかっても、それが信条を通すに値するなら死ぬまで闘う価値がある」と、自己の立場を説明。選挙戦を通してチアリーダーだった奥さんのジェーンが傍らで涙をこらえて、ほろっとくる場面でした。
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▶9時48分に、今度はマケインが出てきて「I'm the Republcan nominee.わしが共和党の指名候補じゃ〜」と勝利宣言を始めました。ちょっとおなかがすきましたので、カレーを食べにダイニングへ……一時休憩。(この日に備えて、ゆうべから煮込んでました)

▶食後のチョコムースをムフムフっと終えて、戻ってまいりました。その間も居間の方の大きいテレビで見ていたのですが、こちらはHDで、書斎の方は古いテレビなので普通のケーブル放送。両方かなりのボリュームで流してましたら、ちょうど中間の廊下に数秒ずれた音声がこだましております。タクが「うちはEcho chamberか」と嘆くのも無理ない。
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▶さて予備選開票もたけなわでして、モニターの前に腰を下ろした瞬間、オハイオ州でのクリントンの指名確定の報。ガクッ!なにしろこの州は代議員数141名の大所帯ですから、やっばいなぁ。これでスーパーチューズデー以来のオバマの12連勝(海外在住者の結果も含めて)にストップがかかりました。正式には、ロードアイランド州のクリントン勝利でですが、あちらは21人のミニ代議員ですから……テレビではクリントンの本部が歓声を上げるシーンが。でもヒラリーの、あの鵞鳥の首をしめるようなギャーツク声は勘弁してほしい。

▶もう一方の正念場テキサス州では、ふたを開けた時点ではオバマ対クリントンが58%:41%で二桁の差だったのが、時間が経つにつれてどんどんタイに近くなり、現在49%:49%でぴったり票を二分している状態。つい10分前の得票の実数では、その差千票を切りました。まずいな。この傾向が続くと、クリントンがオバマを追い越してしまうではないですか。都市部の開票に期待するとしましょう。(これまでもオバマはいつも都市部の開票があってからぐんぐん差をつけてきたので……)
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▶東部時間で午前1時すぎ(私のローカル時間で午後8時過ぎ)に、ついにテキサス州の結論が出ました。この上で心配した通り、クリントンの挽回が利いて、51%:48%で首位確定とCNNのライブで発表になりました。テキサスはこれまで予備選のコーカス(党員選挙)には1ブロックで4〜5人登記投票という田舎町がほとんどで、それが5万とあったのですが、そのすべての選挙区で今回は200〜500人という民主党支持者の登録があって、所定の用紙は大目に見積もっても10倍の50名分程度しか用意しておらず、各投票所が「ゴミ箱をひっくりかえしたような騒ぎ」になったそうです。
これは、CNNのライブに出ていたテキサス出身のメキシカンと黒人のハーフという貴重な存在の評論家が、放送中に地元の親戚からのテキストメッセージで入った情報として伝えていました。今回は各州で初めてコーカスに登記する有権者が、前代未聞のスケールで数十倍にふくれあがって、会場に入りきれずに2・3回に分けて入場させたりしたようです。有権者意識、ひいては民主主義の根本精神に目覚めた証拠でしょうか。誰が勝者になったとしても、この傾向はたのもしい!

»» この続き「クリントンの勝因・オバマの敗因、予備選今後の展開」は明日の評論レポートで
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【米国東部時間 3月4日(火)7:04 p.m.〜5日(水)2:04 a.m.『米流時評』ysbee 記】

【注】 今回の予備選に関する記事は、写真を除いてすべてコピー転載自由です。
ただしブログ名『米流時評』と右記URLを付記されることを条件とします。http://beiryu2.exblog.jp/
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記事リンク http://beiryu2.exblog.jp/7412998
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現在ネット上で最高ヒットを続ける "YES WE CAN"ビデオ オバマ・スピーチのマジックを見事に捉えている
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【 第7報 】 米国東部時間 5日(水)午前2時00分現在 【 】内の数字は代議員数 赤文字は勝利確定候補
▶ 民主党  D E M O C R A T S
ロードアイランド州【21】開票率 87%: クリントン 59% オバマ 40%
テキサス 州 【126】 開票率  23%: クリントン 51% オバマ 47%
オハイオ 州 【141】 開票率  91%: クリントン 55% オバマ 43%
バーモント州 【15】 開票率  86%: オバマ 60% クリントン 38%
▶ 共和党  R E P U B L I C A N S
ロードアイランド州【17】開票率 82%: マケイン 65% ハッカビー 22% ポール 7%
テキサス 州 【137】 開票率 91%: マケイン 51% ハッカビー 38% ポール 5%
オハイオ州  【85】 開票率 91%: マケイン 60% ハッカビー 31% ポール 5%
バーモント州 【17】 開票率 86%: マケイン 72% ハッカビー 14% ポール 7%

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【 第6報 】 米国東部時間 4日(火)午後10時30分現在
▶ 民主党  D E M O C R A T S
ロードアイランド州【21】開票率 87%: クリントン 59% オバマ 40%
テキサス 州 【126】 開票率  23%: オバマ 49% クリントン 49%
オハイオ 州 【141】 開票率  50%: クリントン 57% オバマ 41%
バーモント州 【15】 開票率  38%: オバマ 60% クリントン 39%
▶ 共和党  R E P U B L I C A N S
ロードアイランド州【17】開票率 82%: マケイン 65% ハッカビー 22% ポール 7%
テキサス 州 【137】 開票率 27%: マケイン 54% ハッカビー 35% ポール 5%
オハイオ州  【85】 開票率 47%: マケイン 59% ハッカビー 32% ポール 5%
バーモント州 【17】 開票率 38%: マケイン 72% ハッカビー 15% ポール 6%

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【 第5報 】 米国東部時間 4日(火)午後9時30分現在
▶ 民主党  D E M O C R A T S
ロードアイランド州【21】開票率 9%: クリントン 53% オバマ 46%
テキサス 州 【126】 開票率  4%: オバマ 53% クリントン 46%
オハイオ 州 【141】 開票率  12%: クリントン 60% オバマ 37%
バーモント州 【15】 開票率  38%: オバマ 60% クリントン 39%
▶ 共和党  R E P U B L I C A N S
ロードアイランド州【17】開票率 9%: マケイン 63% ハッカビー 22% ポール 8%
テキサス 州 【137】 開票率  4%: マケイン 56% ハッカビー 32% ポール 5%
オハイオ州  【85】 開票率  11%: マケイン 58% ハッカビー 33% ポール 5%
バーモント州 【17】 開票率  38%: マケイン 72% ハッカビー 15% ポール 6%

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【 第4報 】 米国東部時間 4日(火)午後9時00分現在
▶ 民主党  D E M O C R A T S
テキサス 州 【126】 開票率  2%: オバマ 54% クリントン 45%
オハイオ 州 【141】 開票率  0%: クリントン 60% オバマ 38%
バーモント州 【15】 開票率  38%: オバマ 60% クリントン 39%
▶ 共和党  R E P U B L I C A N S
テキサス 州 【137】 開票率  2%: マケイン 56% ハッカビー 32% ポール 5%
オハイオ州  【85】 開票率  0%: マケイン 68% ハッカビー 23% ポール 4%
バーモント州 【17】 開票率  38%: マケイン 72% ハッカビー 15% ポール 6%

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【 第3報 】 米国東部時間 4日(火)午後8時30分現在
▶ 民主党  D E M O C R A T S
テキサス 州 【126】 開票率  1%: オバマ 58% クリントン 41%
オハイオ 州 【141】 開票率  0%: クリントン 62% オバマ 36%
バーモント州 【15】 開票率  6%: オバマ 59% クリントン 40%
▶ 共和党  R E P U B L I C A N S
テキサス 州 【137】 開票率  1%: マケイン 56% ハッカビー 32% ポール 5%
オハイオ州  【85】 開票率  0%: マケイン 69% ハッカビー 21% ポール 5%
バーモント州 【17】 開票率  6%: マケイン 72% ハッカビー 15% ポール 6%

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【 第2報 】 米国東部時間 4日(火)午後8時00分現在
▶ 民主党  D E M O C R A T S
オハイオ 州 【141】 開票率  0%: クリントン 60% オバマ 38%
バーモント州 【15】 開票率  3%: オバマ 58% クリントン 40%
▶ 共和党  R E P U B L I C A N S
オハイオ州  【85】 開票率  0%: マケイン 62% ハッカビー 26% ポール 7%
バーモント州 【17】 開票率  0%: マケイン 75% ハッカビー 13% ポール 4%

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【 第1報 】 米国東部時間 4日(火)午後7時10分現在
▶ 民主党  D E M O C R A T S
バーモント州 【15】 開票率  0%: オバマ 53% クリントン 45%
▶ 共和党  R E P U B L I C A N S
バーモント州 【17】 開票率  0%: マケイン 72% ハッカビー 15% ポール 3%


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by ysbee-2 | 2008-03-04 19:15 | 2008年米国大統領選

終幕へのベルが鳴るヒラリー最後の舞台

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    ||| ヒラリー終幕への十三階段 |||

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3月4日のセカンド・スーパーチューズデーに賭けるクリントン
テキサス・オハイオ州予備選の決戦はヒラリーの終幕となるか?


By エリノア・クリフト | ニューズウィーク・サイト独占掲載 | 訳『米流時評』ysbee
米国時間 2008年2月29日 | 前号「土壇場のヒラリー最後の秒読み」からの続き
今週、クリントン陣営が素材の提供元とされる一枚の写真が(クリントンのルウィンスキースキャンダル以来暴露記事で有名な)ドラッジ・リポートのサイトに現れたときは、ちょっとした騒動だった。それは、バラク・オバマがアフリカ訪問の際に同地の民族衣装をつけた写真であった。

トップの写真は、2004年発行のヒラリー・クリントンの伝記でベストセラー『Living History』。出版当時は「ファーストレディとして歴史に残る人生」という意味で付けたタイトルだったのだろうが、現在では図らずも、英語でのもうひとつの意味「過去の人物」がふさわしい状況になってきている。
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Day of Reckoning: The Final Countdown–2
Before the second Super-Tuesday, Clinton HQ sees signs of serious trouble

By Elenor Clift | NEWSWEEK — Web Exclusive | Translation by ysbee
Continued from the previous issue — There was pandemonium this week when an image of Barack Obama in African garb appeared on the Drudge Report, sourced to the Clinton campaign.


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FEBRUARY 29, 2008 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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   N E W S W E E K | W E B E X C L U S I V E

ヒラリー最後の決戦、セカンド・スーパーチューズデー予備選目前
米国時間 2008年2月29日 | ニューズウィーク・サイト独占掲載 | 訳『米流時評』ysbee

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10. So-called 'silly season of election' began
There was pandemonium this week when an image of Barack Obama in African garb appeared on the Drudge Report, sourced to the Clinton campaign. A day of witch hunts apparently yielded nothing, and Obama took Hillary's word that as far as she knew her campaign was not behind it. Donning unusual cultural costumes is a diplomatic gesture, not a career-ender.
大統領選「馬鹿げた季節」の開幕
(クリントン陣営がせっかく仕掛けた)魔女狩りの企みは、翌日の討論の質問に上ったが「私の知る限り、我々はこの誹謗中傷とは関係ない」と開き直ったクリントンの言葉をオバマが真に受けたので、1日とおかずに何事もなく終わってしまった。珍しい民族衣装を身につけるのは外交的社交辞令であって、(彼の政敵が望むような)政治家としての経歴を汚す原因にはならなかった。
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ヒラリー・クリントンも大統領夫人時代にアフリカを始め各国の民族衣装を外交辞令として身につけた経験がある。
バラク・オバマは92年に彼の父の故郷ケニアを訪れた際に現地の伝統的衣装を身に着けたが、この装束がイスラム系ではないかということで保守系ブログ上で物議をかもした。ヒラリー側では写真の出所を否定している。


11. Paint Obama as somehow un-American

It's not like when Michael Dukakis wore a helmet and rode around in a tank to prove his national-security bona fides. The furor died down pretty quickly—for now—but it was one more element in a budding storyline, nurtured by conservatives, that is calculated to paint Obama as somehow "other," not a red-blooded American, not one of us.
オバマの異端視を謀る保守強硬派
オバマの「問題の写真」事件は、マイケル・デュカキスが治安体制への侍精神を見せつけようとして、兵士のヘルメットを冠って戦車を乗り回して失笑を買った一件とは、一線を画する。この騒ぎはきわめて迅速に治まった。あくまで今のところは、だが。それというのも、このエピソードの支流のようなもうひとつの騒動が派生したからである。それはオバマをなにか生粋のアメリカ人、われわれと同じ人間とは異なる「異邦人」として色付けしようと計算された企みだった。
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この事件というか勇み足は、マケイン支持者のニュースアンカーが、すでに過去にも何度も話題にのぼったオバマのミドルネーム「フセイン」を、マケイン支持集会で事を荒立てるように連呼した出来事である。しかし「人種差別」と指摘するメディアの猛烈な批判を怖れて、マケイン自身が記者会見で正式に謝罪し、事なきをえた。さらにはマケインが、保守派のメディアから「弱腰」と叩かれるおまけまでついた。

12. Clinton's 'state of denial'

The much vaunted Clinton campaign operation, billed as the biggest, baddest game in town, had no post-Super Tuesday strategy because its leaders apparently didn't think one was needed. Whether that's due to arrogance or ignorance, it's the campaign equivalent of what President Bush did in invading Iraq without a post-Saddam plan.
クリントンの「否定の帝国」
昨年発足当初は賞賛の的だったクリントンの選挙運動は、ワシントンでも最高のスタッフをそろえ最強の戦略を展開してきたはずだった。しかし選挙参謀は(それまでにはヒラリーが首位確定するだろうから)明らかにその必要がないと判断したためだろうか、2月5日以降のポスト・スーパーチューズデーの戦略を用意していなかった。その判断が傲慢から出たものか、現実を無視した結果なのか、いずれにしろクリントン陣営のその体勢は、ブッシュ大統領が「ポスト・サダム」プランを用意せずにイラク侵攻に踏み切った体制と、軌を一にする。
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ヒラリーの有力支持者のひとり、メキシコ系女性票を握るニタ・ロウイー議員。この応援演説のあと興奮しすぎて実際に失神した。どうもクリントン陣営にはこういう血気盛んな女性が多く、ヒラリーを始めジョークの種に事欠かない。

13. Obama's eleven consecutive victory

The primaries are in a very true sense a practice run for the White House, and if you emerge with high marks, as Obama has, it's a pretty clear statement of the kind of government you would run. Obama has shown a steadiness in demeanor and message.
オバマ、予備選11州連勝の理由
「プライマリー/予備選」とはまさに真の意味で、ホワイトハウスへと登竜する人物の資格として「予め体制を備える」ために、国民との直接のふれあいを通して政治のシステムを身をもって習得していく過程にちがいない。そこでもし高い得点を取得できれば、ちょうどオバマが行く先々で証明したように、それは「どのような体制の政府で政治を実践したいのか」という、かなり明快な宣言でもありうる。オバマは(真の民主主義を実現しようとする)たゆまぬ意志を、その果敢な態度とメッセージの中で一貫して体現してきた。

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オバマの演説会は、どの州のどの都市でも「市の歴史始まって以来」という聴衆が雲霞のごとく集まる。数万人という数なのでスタジアムなどで実施されるが、それでも入りきれない市民が会場の外にあふれる。これはその一場面で、中での演説を終えたあと会場の外の群衆にも同じく演説を施すバラク・オバマ。ちなみにクリントンの演説会は2千人前後、共和党ジョン・マケインの演説会は300〜600人前後というデータが出ている。マケインの場合は常に、高級ホテルのパーティー会場で資金集めのチャリティを兼ねて実施されることが多いせいかも知れない。

14. Confusing sprit personality

Clinton has blown through $120 million dollars, and her persona is more confused than ever. A USA Today cartoon captures the shifting moods with a political weather map and a "Five-day Hillary Forecast: Monday…Friendly; Tuesday…On the attack; Wednesday…Complimentary; Thursday…Hostile; Friday…Conciliatory."
バイポーラーの分裂症的性格露呈
ヒラリー・クリントンは、1.2億ドル(約140億円)も費やした挙句、彼女の人格は以前にも増して不可解な混迷の印象を与えるに終わった。『USA Today』紙に載ったマンガが、彼女の気性の激しい変わりようを政治の天気予報として次のように揶揄していたのは、まさに痛いところをついている。 「ヒラリー地方の5日間の予報:月曜…フレンドリー/火曜…攻撃モード/水曜…ごますり/木曜…敵意むき出し/金曜…仲直り」
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CNNの討論会の最後では「バラク・オバマとこうして肩を並べられて光栄です」などとしおらしく謙遜の態度に出て各方面から賞賛されたのに、その翌々日にはバラク陣営のチラシを手にして悪名高い「Shame on you=恥を知れ!」を絶叫。記者団を介して「Meet me in Ohio=オハイオ(の討論会)で会おうぜ」と捨て台詞。これはよくチンピラの喧嘩で「Meet me outside=外に出てカタつけよーじゃねーか」という時に使う常套句で、ご婦人の口からこの啖呵が出たのには、さすがのアメリカ人にもショックだったようだ。ニュースチャンネルではこのシーンをハイライトとして全番組がこぞって扱ったために、すっかりこのヒステリックな態度が「バイポーラー・ヒラリー」(分裂症的・二重人格傾向のヒラリー)として定着してしまった。それにしてもチラシの内容は「クリントン時代に認可したNAFTAの貿易規制緩和のおかげで、中国やカナダ製品に押されて国内産業が不景気に陥った」というきわめてもっともな批判の内容で、「恥を知れ!」はむしろオバマがクリントンに投げかけてもいい台詞だった。しかし、彼の場合は知性が邪魔をして、決してそんな暴言は吐けない良識の人なので安心。

15. Judged by a double standard

Clinton thinks she is judged by a double standard, or by a standard that can't be met. As the first woman to seriously contend for the presidency, she's required to be two things at the same time: the tough commander in chief and a guardian of home and family values. The two don't easily go together, and there is no obvious precedent.
大統領に求められる内柔外剛の両面
クリントン自身は、彼女はダブルスタンダードで評価されて損だとこぼす。もしくは割に合わない物差しで測られるとも。大統領の座を狙う有力候補としては米国政治史上初めての女性として、彼女にはふたつの条件が同時に問われる。タフな精神の戦時大統領としての全軍指揮官と、家庭・家族の価値を護る守護神の、二つの役割である。両者はなかなか、たやすく同時に実現できるものではない。またこれといった先例の大統領も存在しない。
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この写真を見るたび、この人が大統領にならなくてよかったと胸をなでおろす今日この頃である。まだ3日早いが…

16. Thatcher had a great toughness

When it comes to toughness, former British prime minister Margaret Thatcher comes to mind. She famously warned former President Bush not to go "wobbly" before the first Persian Gulf War. It was said of her, not entirely tongue in cheek, that she was the only man in the cabinet.
女性宰相の鑑サッチャー元首相
「タフな宰相」の代表と言えば、英国のマーガレット・サッチャー元首相がまず頭に浮かぶ。第一次湾岸戦争の直前に、彼女が元ブッシュ大統領(パパブッシュ)に対して「攻めるならまごつかずに斬り込め」と忠告したのは、有名な話である。全く歯に衣着せずに言えば、これは彼女が友軍首脳部の中で唯一の「男」だった事実を物語るエピソードである。
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「プロのポリティカルビジネスマン」として定評ある夫君ビル・クリントンは、先週オハイオ・テキサス両州の予測について記者から質問を受け「大人数の代議員を抱える両州で(ヒラリーが)勝たなければ、It's through=終わった」とけっこう冷静な発言をして注目された。ということは、すでに彼の心中では「ヲワタ」の状況なのかも。

17. Not being American Thacher

But Thatcher wasn't married to a former prime minister. Clinton wouldn't have brought her husband into the campaign so publicly if she didn't need him. It's like calling in the National Guard after the Panzer Division fails, quips a friend of Bill and Hillary. It's unclear how many ground troops would be needed to save Hillary's campaign now.
サッチャーになれなかったヒラリー
しかしサッチャー夫人は、元首相の妻ではなかったが首相に選出された。一方クリントンは、彼女の夫君をこれほど公然と選挙運動に参加させるつもりはなかったらしい。もっとも必要としなければの話だが、実際はそうはいかなかった。それはまるで、第二次大戦のアフリカ戦線でドイツ軍のパンツァー戦車隊が負け戦の後に、米軍のナショナルガードを呼んだようなものだ、とビルとヒラリー両者をよく知る友人が例えていた。しかし今となっては、ヒラリーの選挙戦を救うためにいったいどれほど多くの地上軍が必要なのかさえ、さだかではない。 [了]
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»» 次号「オバマとクリントンの選挙戦略比較論・トレンドはマイクロからマクロへ」に続く
【米国時間 2008年2月29日 『米流時評』ysbee 訳】
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by ysbee-2 | 2008-03-01 18:00 | 2008年米国大統領選

土壇場のヒラリー最後の秒読み

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   ||| 土壇場のヒラリー最後の秒読み |||

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3月5日最後の決戦、テキサス・オハイオ州予備選目前の秒読み
オバマ破竹の11連勝に圧倒され、あとがない土壇場のクリントン


By エリノア・クリフト | ニューズウィーク・サイト独占掲載 | 訳『米流時評』ysbee
2008年2月29日 | ヒラリー・クリントンの最後の審判の日は、もうすぐそこまで来ている。オハイオ州の有権者の投票が、彼女の選挙戦に終了のゴングを打つ最後の一撃となるか? はたまた運良く行けば、大統領候補最終指名を勝ち得るまでの長い行進へと一息つくのに必要な、念願の勝利につながるか? どちらにしろ、来週火曜に審判が下る。
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Day of Reckoning: The Final Countdown
Before the second Super-Tuesday, Clinton HQ sees signs of serious trouble

By Elenor Clift | NEWSWEEK — Web Exclusive | Translation by ysbee
FEBRUARY 29, 2008 — The day of reckoning for Hillary Clinton is almost here. The voters in Ohio will either deal a final blow to her campaign or provide a much needed victory that at best will give her a reprieve in the long march to the nomination.

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FEBRUARY 29, 2008 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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   N E W S W E E K | W E B E X C L U S I V E

土壇場のクリントン陣営、テキサス・オハイオ予備選迫る
米国時間 2008年2月29日 | ニューズウィーク・サイト独占掲載 | 訳『米流時評』ysbee

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1. Visiting Clinton's Headquarter
A visitor from another country recently paid a call on the Clinton campaign headquarters in Ballston, Va., a place just over the bridge from Washington but light years away. He imagined he would be present at a moment of great triumph.
ヒラリーの選挙運動本部を訪問
最近米国を訪問した外国人の知人が、ヴァージニア州ボールストンにあるクリントンの選挙運動本部からの招待を受け訪問した。首都ワシントンとは橋ひとつへだてただけの隣町なのだが、感覚的には1光年も離れている印象を受ける場所である。そこを訪れるまでは、彼は大いなる勝利の興奮に包まれた時間を味わえると思っていたらしい。
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2. Stunned by atmosphere of implosion
Instead he found a campaign on the verge of imploding. Phone bank tables were unmanned. Bins full of mail sent over from the Senate sat unattended.
クリントン陣営内部崩壊の兆し
ところが、実際に訪れてみるとそんな先入観はくつがえされ、キャンペーンの選挙事務所はまさに内部崩壊の崖っぷちにあることに気がついたそうである。電話攻勢をかける「フォーンバンク」のテーブルには人気がなく、クリントン上院議員から郵送された演説会場への招待状は、欠席で返送されて郵便受けに束になったままであったという。
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3. Not a happy family
A lot of young women, fanatical Hillary fans all, rushed about, seemingly unclear about what they were supposed to be doing. Other aides sat in front of computer screens, gloomily reading coverage of the campaign. Howard Wolfson and Phil Singer, the campaign's communications team, weren't speaking with anybody else, just doing their own thing, whatever that might have been. In short, it was not a happy family.
すでに敗北感漂う選挙本部
若い女性の運動員たちはみな狂信的とも言えるヒラリーファンであるが、いったい何をどうすればいいのか見当がつかないとでもいうように、ひたすらうろうろしていた。側近の一群はコンピュータのモニターの前に座して、恒例の討論直後の有権者の反応を見るアンケートを、陰鬱な表情で読み取っていた。クリントン陣営のメディア担当チーム参謀であるハワード・ウルフソンとフィル・シンガーは二人とも誰とも口をきかずに、何はともあれひたすら自分たちの仕事に没頭していた。ひと言で言って、それはハッピーな仲間とはお世辞にも言える雰囲気ではなかったそうである。
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4. Last chance, Ohio debate
No amount of spin can overcome Hillary's disappointing performance Tuesday night in Cleveland. MSNBC called it a draw, but hardly anybody else did. Hillary didn't land a single blow.
最後のチャンス、オハイオ討論会
今さらどんな手を弄しても、火曜の夜オハイオ州クリーブランドで行なわれたテレビ討論での、ヒラリーの絶望的失態をとりつくろう術はない。主催者のMSNBCは、表面上討論の結果は引き分けと評価したものの、ライブ放送を見た者は誰もそうは思わなかった。実際に、ヒラリーのパンチはただの一発も当らなかった。
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5. Sticks to her own agenda
Her insistence on sticking with health-care reform as an issue for the first 16 minutes of the debate only reminded people how unbending she can be when convinced of the rectitude of her position. The debate was perhaps her last chance to turn the tide after 11 straight losses.
ブッシュ以上の頑迷ぶり
討論の開幕早々、彼女は唯一のセールスポイント「健康保険制度改正政策」について、16分も延々とこだわって議論を続けた。あのしつこさを観た者なら間違いなく「ヒラリーはいったん自分の立場にこもったら、てこでも動かない頑固者」と思ったにちがいない。火曜の夜行なわれた今回の公開討論は、多分これまで11連敗を喫した潮目をくつがえす最後のチャンスだったはずなのに……
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6. Giving up winning in Texas
As aides sat looking at polls coming in with the gaps widening, a new reality took hold. They've given up winning in Texas and they fear they may not win in Ohio. Clinton once led Obama in all the national polls; now she's behind him by a growing margin—as much as 13 or 18 percent in some soundings.
テキサスでの勝利、遠のく
コンピュータの前に陣取って討論後のアンケート結果に見入っていたヒラリーの側近は、オバマとの差が一段と開いたのを目の当たりにして、新たな現実を思い知らされたようであった。彼らはテキサスでの勝利を諦めざるをえないばかりか、下手をすればオハイオでの勝利さえ危ういと怖れをなしていた。かつて(ほんの2カ月前まで)クリントンは全米どの州のアンケート調査でもオバマをリードしていた。それが今や彼の後塵を拝す立場になり、しかもその差はますます開いている。確実な線で13%から最大18%まで開きが出ている。
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7. Obama leads in Texas
In Texas, which votes on March 4, Obama is now ahead in most polls. For the first time he has also surged ahead of her in an Ohio poll—one taken before the debate. Hillary leads in three other polls, but by a margin of 4 percent at best.
テキサスでヒラリーを抜いたオバマ
3月4日火曜に予備選が行なわれるテキサス州では、オバマは今やどの調査会社のアンケートでもトップに立っている。同じ日に予備選を控えるオハイオ州での調査では、初めてクリントンを抜く勢いを見せた。しかもこの集計は、テレビ討論よりも前に実施された数字である。他の3社のアンケートではヒラリーはまだ首位を保っているが、最大の開きでもマージンよりも少なく、わずか4%しかない。
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8. Fading image of a dream ticket
This is a state where she has the backing of the governor and once led by a double-digit margin. Campaign aides are dejected and demoralized, and they're turning up for work late. It's as if they've given up. Talk of a dream ticket—the idea that a deal would be struck to combine his youth and her experience—was once an exciting prospect. Now the likelihood of that happening seems to fade by the day.
消えた「クリントン・オバマ政権」の夢
ここテキサスは州知事がクリントン支持を表明し、ついこの前まで2ケタ台の差をつけて首位を保持してきた州だったはずだ。選対本部の側近は方向を見失い、おまけにモラルを喪失している。事務所に遅く顔を出すような有様だ。それはまるで、あたかも(勝つことを)諦めてしまったかのようだ。そう言えば、クリントンが大統領でオバマが副大統領の「ドリームチケット」という話も、一時はあった。彼の若さと彼女の経験を組ませれば理想的という案で(CNNのテレビ討論会で司会のウルフ・ブリッツァーが提案)、一時は民主党有権者をわくわくさせた構想だったのだが…… 今ではその逆の案(オバマ大統領とクリントン副大統領)でさえ、もはや日に日に色褪せた過去の妄想にすぎなくなってきている。 »» 続く
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»» 次号「テキサス・オハイオのカウントダウン」「オバマの選挙戦略・マクロトレンド」へ続く
【米国時間 2008年2月29日 『米流時評』ysbee 訳】
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by ysbee-2 | 2008-03-01 10:32 | 2008年米国大統領選

ウィキウィキ チューズデー予備選開票速報

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  ||| ウィキウィキ チューズデー開票速報 |||

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ウィスコンシン・ハワイ・ワシントン3州予備選開票ライブ速報
ウィスコンシン州予備選で午後9時開票直後にマケインが71%を記録し首位確定
民主党は9時半過ぎにオバマがクリントンに55%:44%の差をつけて首位確定
ハワイ州はオバマが77%でクリントンの22%を完封勝利!


【米流時評・予備選開票速報】米国東部時間 2月19日(火)午後9時15分〜
今日はいよいよご当地ハワイ州でもコーカス=党員選挙が実施されます。私は民主党支持ですが党員ではないので、ここひと月せっせとメールリストのアドレスへ、オバマのキャンペーンメイルを転送し続けてきました。PRアドエージェンシーをやっていた関係で、個人的なメールのリストも米国内だけで8千名を越え、州ごとに仕分けしたりと結構な作業でありました。
しかし、先週のポトマックチューズデー(バージニア州・メリーランド州・ワシントンDC)を終えて予備選もいよいよ後半戦に入った感があります。初っ端のアイオワ州コーカスから毎回欠かさずお伝えしてきたので、見落とした方はぜひこの下の「2008年米国大統領選」の特集記事を通読して頂ければ、これまでの流れがよく掴めると思います。

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【 民 主 党 】

d0123476_1344881.jpgさて、厳寒のウィスコンシン州(州都ミルウォーキー)の予備戦投票が8時で終わり、9時過ぎから開票速報が入ってきまして、CNNにかじりついております。始まって5分とたたないうちに、早くも共和党のマケイン候補が勝利を決めました。開票率0%。ちと早過ぎでないかい?でもまあ71%:20%でハッカビーに大差をつけたからということなのでしょう。
d0123476_13431732.jpgその後9時半(ハワイ時間で夕方4時半)をまわった時点で、民主党のオバマ候補が勝利確定。(やったぜ!)早速勝利演説が始まったので聞き入ります。毎回彼の演説には、アメリカの土性骨をガツンと叩き直す迫力があります。今回新たにアピールしたフレーズは「We Can't Wait」もうこれ以上待てない、です。のちほど全文のダイジェストをお伝えしましょう。

オバマの勝利演説とクリントンの敗北演説の「クラス=品格」の違いが(多分小学生にも)ありありです。オバマがJFKの平和部隊を思わせるようなボランティア部隊を編成して、戦争に予算を取られてずたぼろになっている全米の道路や橋やインフラを新しく建設しよう、と呼びかけると今日の演説会場になっているテキサス州ヒューストンの2万人の聴衆が、飛び上がらんばかりに一斉に「YES WE CAN!」と呼応します。いやー、この熱気は本気です。 »» 続く
【 共 和 党 】
d0123476_13472697.jpg何しろ各評論家の錯綜するコメントのやりとりを聴きながら、テレビ画面の下でくるくる変わる得票の数字をチェックしながら、タイプしながら……なので、間違いがありましたらぜひコメントででもご指摘ください。すでに第3報まで開票が進みましたので、ここで一旦エントリーにアップしましょう。ヨイショ!東部時間で11時を回った時点で西海岸最北端のワシントン州の開票が始まりました。
d0123476_13493479.jpg(時差のため)20分ほどして開票率が21%まで進んだ時点で、マケインがハッカビーを47%:22%で大差をつけ首位確定。この時点で早くも評論家たちはマケイン対オバマの対決時点での経済問題の取り上げ方とか、戦争の収集法などに話題が移り、10連勝を果たしたオバマの前でクリントンは形無しの状況。

何しろマケインが間違っても残ったりしたら戦争拡大で百年戦争へ、したがって徴兵制採用となるので、若者がこぞって戦争停止・平和外交政策を最先端に掲げるオバマを支持するのも、むべなるかなでしょう。今回で10連敗を喫したクリントンに対しては、次の大きな山場3月4日のテキサスとオハイオで負ければ、どこから見ても勝ち目なしとまで Loser のスタンプを押されてしまっております。(同情する評論家皆無……ムフフフ、自業自得) »» 続く

ただ今米国東部時間で明日(20日)の午前2時41分、ハワイ時間で午後9時41分。ハワイ州民主党コーカス(党員選挙)の開票速報第1報がやっと入ってきました。予測されてはいましたが、なんとなんとオバマが77%!もう一度。(メガホンをあてて)ハワイ出身のバラク・オバマが故郷の州で77%を取りました〜、クリントンの23%の3倍以上!………
あぁ、これでやっと安心して眠れます。みなさん、良いお年を!  »» 明日の結果分析に継続 

【米国東部時間2008年2月19日(火)9:04 p.m.〜20日(水)2:55 a.m.『米流時評』ysbee】

【注】 今回の予備選に関する記事は、写真を除いてすべてコピー転載自由です。
ただしブログ名『米流時評』と右記URLを付記されることを条件とします。http://beiryu2.exblog.jp/
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記事リンク http://beiryu2.exblog.jp/7304340
TBリンク http://beiryu2.exblog.jp/tb/7304340

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【 第8報 】 米国東部時間 20日(水)午前11時48分現在 【 】内の数字は代議員数 赤文字は勝利確定候補
▶ 民主党  D E M O C R A T S
ウィスコンシン州 【74】 開票率 100%: オバマ 58% クリントン 41%
*   ハワイ州 【20】 開票率 100%: オバマ 76% クリントン 24%
▶ 共和党  R E P U B L I C A N S
ウィスコンシン州 【40】 開票率  100%: マケイン 55% ハッカビー 37% ポール 5%
* ワシントン州 【19】 開票率  57%: マケイン 49% ハッカビー 22% ロムニー 20%

__________________________________________________________________
【 第7報 】 米国東部時間 20日(水)午前2時41分現在
▶ 民主党  D E M O C R A T S
ウィスコンシン州 【74】 開票率  98%: オバマ 58% クリントン 41%
*   ハワイ州 【20】 開票率  8%: オバマ 77% クリントン 23%
▶ 共和党  R E P U B L I C A N S
ウィスコンシン州 【40】 開票率  98%: マケイン 55% ハッカビー 37% ポール 5%
* ワシントン州 【19】 開票率  54%: マケイン 48% ハッカビー 21% ロムニー 20%

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【 第6報 】 米国東部時間 20日(水)午前0時05分現在
▶ 民主党  D E M O C R A T S
ウィスコンシン州 【74】 開票率  88%: オバマ 58% クリントン 41%
▶ 共和党  R E P U B L I C A N S
ウィスコンシン州 【40】 開票率  88%: マケイン 55% ハッカビー 37% ポール 5%
* ワシントン州 【19】 開票率  47%: マケイン 48% ハッカビー 21% ロムニー 21%

__________________________________________________________________
【 第5報 】 米国東部時間 午後11時20分現在
▶ 民主党  D E M O C R A T S
ウィスコンシン州 【74】 開票率  76%: オバマ 57% クリントン 42%
▶ 共和党  R E P U B L I C A N S
ウィスコンシン州 【40】 開票率  76%: マケイン 54% ハッカビー 37% ポール 5%
* ワシントン州 【19】 開票率  21%: マケイン 47% ハッカビー 22% ロムニー 21%

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【 第4報 】 米国東部時間 午後11時01分現在
▶ 民主党  D E M O C R A T S
ウィスコンシン州 【74】 開票率  70%: オバマ 57% クリントン 42%
▶ 共和党  R E P U B L I C A N S
ウィスコンシン州 【40】 開票率  70%: マケイン 54% ハッカビー 37% ポール 5%

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【 第3報 】 米国東部時間 午後10時04分現在
▶ 民主党  D E M O C R A T S
ウィスコンシン州 【74】 開票率  22%: オバマ 56% クリントン 43%
▶ 共和党  R E P U B L I C A N S
ウィスコンシン州 【40】 開票率  22%: マケイン 54% ハッカビー 38% ポール 4%

__________________________________________________________________
【 第2報 】 米国東部時間 午後9時34分現在
▶ 民主党  D E M O C R A T S
ウィスコンシン州 【74】 開票率  6%: オバマ 55% クリントン 44%
▶ 共和党  R E P U B L I C A N S
ウィスコンシン州 【40】 開票率  6%: マケイン 55% ハッカビー 37% ポール 4%

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【 第1報 】 米国東部時間 午後9時04分現在
▶ 民主党  D E M O C R A T S
ウィスコンシン州 【74】 開票率  0%: オバマ 56% クリントン 43%
▶ 共和党  R E P U B L I C A N S
ウィスコンシン州 【40】 開票率  0%: マケイン 71% ハッカビー 20% ポール 5%

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現在ネット上で最高ヒットを続ける "YES WE CAN"ビデオ オバマ・スピーチのマジックを見事に捉えている

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»» 米流時評 特集「2008年米国大統領選
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米国時間 2月19日現在 予備選得票チャート ▶本日までの民主党・共和党全米大会代議員獲得データへ
連載予告「ドリームボーイ」バラク・オバマ*
2/19  ウィキウィキ チューズデー予備選開票速報d0123476_10413398.jpg
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07/04/28  堕ちた偶像アメリカの復権に賭ける民主党大統領選候補*
06/10/28  バラク・オバマ フィーバー/08年大統領選のスーパースター*


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by ysbee-2 | 2008-02-20 16:15 | 2008年米国大統領選
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