驚愕!日露和平条約を進めていた鳩山・民主幼稚園外交の自爆
||| 日露和平条約を進めていた鳩山首相 |||
メドベージェフ会談で、二国外交と「日露和平条約」を提言していた鳩山首相
ちょっとやそっとでは驚かない私も、今回はぐらっときました。
鳩山新政権が発足して以来、連日これまでの常識では考えられない、
とんでもなく破滅的な政策が次々明らかにされるので、
文字通り「鳩に豆鉄砲」で慢性化しミンチ党の闇鍋と化していた
私めのノーミソも、シャキーンと震え上がったこのニュース。
モスクワからの直送情報ですので、欧米のスクリーンはかかっていません。
ともかく、その内容を本文記事でお読みください。
ロシア発信の英語媒体の記事なので、英語自体も非常に簡明で
直接英語の原文をお読みいただければ、
この内容の深刻さがお判りいただけると思います。
それにしても、これは日本でもきちんと報道されていたのでしょうか?
鳩山氏がメドベージェフ大統領に約束した
「正式の二国間日露和平条約=formal bilateral treaty」?
「日本は、日本だけのものではない」
たしかに……。 今更ながら、心底その本意がわかってきました。
国民の総意は問うたのか?
国会の審議は尽くしたのか?
(まだ一度も開催されていないはず)
何よりも先ず、二国和平協定、さらには日米同盟を廃棄して
日本人はロシアの傘下に入ることを望んでいるのか???
戦後60年、わたしたちの国 日本の、
最大の資産である自由と平和の礎石だった、民主主義。
そのもっとも基本の背骨となる議会制民主主義を無視し、
国民に内密のうちに、重大案件がどんどん作られてゆく。
今、この危機に目を覚まさないで、いつ目覚めると言うのか。
国家が解体してからでは、もう遅いのだ。
【米国時間 2009年10月19日『米流時評』ysbee 】
「日露和平条約/安全保障協定」 私には初耳で衝撃でした。
同感の方にはこの記事のコピペ推奨。『米流時評』からと一言添えていただければ結構です。
「驚愕!日露和平条約を進めていた鳩山・民主幼稚園外交の自爆」
*記事固定リンクURL: http://beiryu2.exblog.jp/10360390
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鳩山タイタニック外交
オバマ来日の陰で、着々と「日露和平条約」を進めていた鳩山首相
米国時間 2009年10月19日18時15分 | RIAノヴォスチ英語版・ニュース速報 | 訳『米流時評』ysbee
握手をする時はきちんと正面を向き相手の目をしっかり見て力強く握…ってない。横目の流し目。外交の基本ゼロ。
Russia Criticizes Japanese Minister on Territorial Row
OCTOBER 19, 2009 | RIA Novosti — MOSCOW | Translation by ysbee
1. Russia FM accuses Japan over Kuril islands
MOSCOW — Russia's Foreign Ministry said on Monday that a Japanese minister's recent statement on the territorial dispute over the Kuril islands was out of line with the Japanese leadership's aim of improving dialogue.
ロシア外相、北方領土問題で日本閣僚を非難
モスクワ発 |モスクワ現地時間で19日月曜、ロシアの外相は、日本の閣僚が最近「北方領土問題 (territorial dispute)」で千島列島 (Kuril islands) に関して公表した声明に関して、「日本の指導者層が対話外交によって進めてきた国交改善の一線を逸脱した (out of line) ものである」と指摘した。
プッチ「よー、メドベ。あいつちょっとロンパリだぜ。美国にもうまい話してるし……しっかりウラを取れよ」
2. Demanding Russia to return 4 islands to Japan
Japanese Transport Minister Seiji Maehara on Saturday said that his country should step up efforts to demand that Russia return the four southern islands of the Kuril chain to Japan. The islands were annexed by the Soviet Union after World War II.
北方領土4島返還に関する前原国交相の問題発言
モスクワ時間で17日土曜、鳩山内閣の前原誠司国交相は「千島列島南部の4島を日本へ返還するよう、わが国はロシアに対して要求する努力を推進するべきだ」と発言した。日本が「北方領土」と呼ぶ島々は(戦前は日本領土だったが)第二次世界大戦終了後は(ポツダム条約によって)当時のソ連の属領 (annex) とされた。
3. Damaging neighborhood in bilateral relations
"Clearly such statements not only damage the good-neighborly atmosphere that has been developing in bilateral relations... but also blatantly contradict the new Japanese leadership's declared urge for quiet and respectful dialogue on a peace treaty," the ministry said in a statement.
約束した二国間平和協定にダメージ
「このような声明 (statements) は、(日本とロシア) 二国間の外交関係で進展しつつある (developing in bilateral relations) 良き隣人としての雰囲気を損なうばかりでなく (not only damage) 、ひそかに敬意を払って (quiet and respectfully) 両国間の和平協定 (treaty=相互不可侵条約または安全保障条約) への対話を推進すると宣言した (declared urge for) 日本の新しい指導者の言動とはなはだしく矛盾する(blatantly contradict) ものである。」ロシアのラヴロフ外相は、19日の声明でこう発表した。
*注:どの程度怒っているかを推し量るには「blatant」というが言葉がキーワード。
ニュアンスとして「白々しい嘘をつくとんでもない野郎だ」という意味合いで使われる。
[ blatant:あくどい/見えすいた/露骨な/はなはだしい/図々しい ]
オバマとの初めての会談で、握手をした直後に鳩山がズボンで手を拭った意味が、これではっきりしました。
4. Hatoyama vowed to Medvedev a new relations
Japanese Prime Minister Yukio Hatoyama told Russian President Dmitry Medvedev last month that he wants to resolve the dispute with Russia, and conclude a peace agreement. Hatoyama said that the issue must be resolved "in our generation in order to form new relations between Japan and Russia."
メドベージェフに「日露関係の新時代」を約束した鳩山
日本の新政権の鳩山由紀夫首相は、先月ニューヨークの国連本部で開催された国連総会に出席した際に、ロシアのドミトリー・メドベージェフ大統領と会談し、次のように伝えている。
「私は、これまでのロシアとの (北方領土返還をめぐる) 論争を解決し、(日露両国間の) 平和協定 (相互不可侵条約/安全保障条約) を締結したいと思っています。日本とロシアの間に新しい関係を作り上げるために、この件に関しては我々の世代の間に (メドベージェフと鳩山両政権の執権中に) 解決されなければなりません。」
5. Issue of signing a formal peace treaty
Tokyo's continued claim over the islands has so far prevented Russia and Japan from signing a formal peace treaty to end World War II hostilities.
鳩山政権、大戦後初の「日露和平条約」締結を呈示
これまでは、日本政府が北方領土の帰属に関して(4島一括返還という) 主張を変えなかったために、日露両国が第二次世界大戦時の敵対する立場に終止符を打つために必要だった、二国間の正式な和平協定に調印する状況までにはいたらなかった、という経緯がある。 >次号へ続く
【 米国時間2009年10月19日『米流時評』ysbee訳 】
*編集人追記*
2006年にブッシュ政権が明らかにした東欧ミサイル網システム計画の発表以来、
「新冷戦時代到来」と懸念された米露間の険悪な雰囲気で、欧州は外交の底冷え。
しかし、ブッシュが去り、オバマ政権が誕生して以来、
米露間の緊張も一挙に雪解けに向かった。
3月にロシアのラヴロフ外相が訪米表敬訪問の際には、
ヒラリー・クリントン国務長官(米国の国務省は日本の外務省に相当)が、
ロシア政府へ「外交のリセットボタン」を送って、
「米露間の外交関係をリセットして緊密化しましょう」という方針をアピール。(上の写真)
また、ヨーロッパ諸国でも、ブッシュからオバマへと政権交代した時点から、
いや、それ以前の08年大統領選のキャンペーン期間から、
一挙に親米意識が盛り上がっている。
ノーベル平和賞授与が、その最たる例だろう。
こうした世界の潮流の読めない、
親中親露・反米の「サヨク」的な世界観に固執した
非現実的な鳩山政権の、稚拙で未経験な外交能力。
(外交ばかりではなく、どうも全面的に未熟のようだが)
また、新内閣の間で施政方針がまったくばらばらで矛盾するために、
これまでにも頻発していた、閣僚メンバーと鳩山首相の方針の不一致を、
今回は当事国であるロシアから、ずばり指摘されてしまった......
という誠にお粗末な亡国の体制。
世界は、日本の有権者ほど甘くない。
国際社会ではそのうち、鳩ではなくて蝙蝠と評価されることだろう。
(『おやじの独り言』の編集人で、鳩ウォッチングを続けるもあいさんの説では
「鳩では無く、伝説の妖怪、鵺(ぬえ)ではないか……」だそうです。たしかに!)
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