外交の神業・プーチンのムーンサルト
昨日の『米流』のサミットレポートを読まれた方は、ことの顛末に大いに驚かれたのではないだろうか。私自身「Amazing!=びっくり」「No kidding!=嘘!」「Crazy!=気が狂った」「Serious?=マジ?」「Unbelievable!=信じられない」と「Stunned=唖然」とし「Drop my jaw=あごがはずれるほど驚愕」した。
G8サミットまでにプーチンとブッシュが応酬してきたののしり合いは、国家元首同士の牽制などという生易しい外交テクではなく、まるで米国の左右の過激派がブログ上で喧嘩をしているようなすさまじさであったからだ。
特別に不可侵条約や相互防衛条約を取り結んだ訳ではないから、親善といってしまえばそれまでだが、プーチンにしてみれば元々ロシアの臣下のような存在だった国々が、民主化のバナーの元に次々と米国へなびいて行くのは、実に不愉快極まりない状況だったにちがいない。
新しいミサイル施設の場所の提案という、軍事や外交の専門家ですら夢にも思いつかない発想の大転換を、世界のスポットライトのまっただ中で、このKGB出身のクールなロシア人はやってのけたのだ。思わず私の口をついて出たのが「プーチンのムーンサルト」……やはりただ者ではない。7月冒頭のブッシュ家への別荘訪問で、この提案が実を結ぶかどうかはっきりするが、それまでは、昨日米国のブログ界でもっとも使われたこのひとこと「WTF (What a F••k)=ったくもう…」とつぶやいて、白羽の矢が立った「アゼルバイジャン」について勉強でもするしかないようだ。
▶次号:緊急レポート・アゼルバイジャンの秘密 カスピ海沿岸の小さな国が秘める謎の魅力とは?
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by ysbee-2
| 2007-06-08 14:47
| プーチンのロシア