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米流時評

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米媒体で読むポスト選挙の安倍政権

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||| ポスト選挙の安倍政権、閣僚再編でスタート |||
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「経済再建と憲法改正を果たす、内閣再編成と党幹部人事の刷新」
 安倍首相「権力の空白期間」出現を怖れ、退陣要求コールを拒否


米媒体で読むポスト選挙の安倍政権_d0123476_18552829.gif昨日に引き続き、参議院選挙結果と安倍体制に関する英文記事の紹介です。執筆者も昨日と同じくAP通信の田淵ヒロコ記者。昨日の記事と半分以上重複する部分は割愛しました。表面的には冷静なジャーナリストのレポートと受け止められますが、随所に安倍氏に対する攻撃の刃が見え隠れするのも否めません。さらには「後任には麻生氏を」の声が自民の内部から上がっている....とまで。対立政党の反対意見は存在して当然ですが、内部分裂を顕在化させようとする扇動的な記述がありありと見て取れます。

この記者は、今年3月の慰安婦問題が表面化した時点でも、米国メディア上で問題を大きく波及させるのに、ニューヨークタイムズ東京支社の大西啓光/Norimitsu Onishi デスクと、まるで反日宣伝車のクルマの両輪のように「活躍」されていました。彼女ともうひとり、根っからの反日を隠さないエリック・タルマジ記者とが、AP通信の東京支局から連日たゆまずあからさまに、日本を蔑視することで韓国を擁立し中国を賛美する「嫌日記事」を発信しています。

両社のサイトで彼らの名前で検索すると、恐れ入るほどのボリュームで「安倍政権の日本は崩壊」という内容の記事が出現して驚かれることと思います。私も過去に二・三気になった時点でブログで扱いましたが、こういうネガティブなジャーナリズムは葬られるべきであるし、最低線、公正な記事を書ける真性のジャーナリストに取って代わっていただきたい、と切に願います。こういった偏向の色眼鏡をかけた連中が「日本の真実を伝える代表的ジャーナリスト」などと賞賛されるのを放置しておくほど、日本人はおめでたくないのだよ、ということを知らしめるためにも。
                    【 米国時間 2007年7月30日 『米流時評』ysbee 】
偏向ジャーナリストの典型的記事の一例:
大部分の米国ローカル紙掲載 AP通信 エリック・タルマジ記者
米流時評 Vol.1 3/10号「秘められた戦時天皇の侍従長日誌」
"Hirohito Envisioned South Pacific in Japan's Hands, Journal Says"


ワシントンポスト紙 3/26号掲載 AP通信 田淵ヒロコ記者
「日本、第二次大戦時の性的奴隷に謝罪 」
"Japan Apologizes to WWII Sex Slaves"


ニューヨークタイムズ紙 3/29号掲載 大西啓光デスク
「戦時の性的奴隷に果たした国家の役割を否定しながらも謝罪する日本の指導者 (安倍首相) 」
"Japan Leader Who Denied State Role in Wartime Sex Slavery Still Apologizes"

【注: 米国のメディアは慰安婦問題に関しては、通常「comfort woman=慰安婦」という用語を使用しますが、上記3人とも「sex slave=性的奴隷」という極端な表現に変えて、しかも大見出しのタイトルに据えています。
特にアメリカ人は「slave=奴隷」という言葉には歴史上非常に神経質で、保守革新を問わず拒絶反応を起こします。こうした用語法の定義 (terminology) からも、あえてこの慰安婦問題の核心は「slavery=奴隷制」にあるとし、米国でのセンセーショナルな世論喚起をねらって騒擾を起こす種にしよう、という魂胆が如実に看てとれます。】


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JULY 30, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽 園 通 信』デイリー版米媒体で読むポスト選挙の安倍政権_f0127501_6213945.jpg
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 Associated Press | MSNBC.com

参院選大敗で安倍政権の政局運営に厳しい試練
米国時間 2007年7月30日 | 東京発 AP通信 田淵ひろ子記者 | 訳:『米流時評』ysbee

Japan’s Abe to Reshuffle Cabinet After Loss
Warning of ‘power vacuum,’ prime minister rejects calls to quit

米媒体で読むポスト選挙の安倍政権_d0123476_725182.jpgBy Hiroko Tabuchi — Associated Press / TOKYO
JULY 30, 2007 — A day after a devastating election defeat in Japan’s parliament, Prime Minister Shinzo Abe on Monday rejected calls for his resignation, saying the country couldn’t afford the resulting “power vacuum.”

安倍首相、退陣要求を拒否
参院選での壊滅的な敗北の翌日30日月曜、安倍首相は「国政に『権力の空白期間』をつくることは許されない」として退陣要求を拒絶した。
▶先月起きた中越沖地震で火災事故の発生した東京電力柏崎刈羽原子力発電所の被害状況を視察する安倍首相

2. Results of voters' outrage over scandal
In a vote for half of the seats in the upper house of parliament, voters voiced their outrage over a series of political scandals and the loss of millions of pension records, stripping Abe’s Liberal Democratic Party of its majority in the 242-seat body. Abe, regardless, said he wasn’t giving up his post. “I cannot walk away even though the situation is extremely difficult. I decided (to stay) because we cannot afford to create a political vacuum,” Abe said. “My responsibility is to fulfill the duty to fully achieve economic recovery.”
一連の不祥事への抗議の総括
参議院の議席過半数をめぐる投票結果は、数千万人分の年金データ紛失をはじめとする一連の政治的不祥事 (political scandals) に対する、有権者の怒りの声を反映し、選挙前は過半数の242議席を占めていた与党の座を、安倍首相の率いる自民党から奪った。しかしながら安倍氏はこうした結果を無視するように、首相の座は諦めないと発言した。
「たとえ状況が極めて困難であっても、立ち去るわけにはいきません。政権の空白期間を作り出すわけにはいかないので、私は (首相の座に) とどまる覚悟を決めました。私の政治責任は、経済再興を完遂する義務を全うすることです。」
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3. 'Reshuffle Cabinet and top party posts'
The leader also shot down suggestions that he should call snap elections in parliament’s lower house — where his party has firm control — to re-establish his political mandate. Instead, he announced plans to shuffle his Cabinet and the party leadership, possibly as early as September. “Voters said we must reflect on our shortcomings and refresh the lineup,” Abe said. “I plan to reshuffle the Cabinet and top party posts at an appropriate time.” The LDP remains in control of the lower house and thus still controls the government, but Sunday’s defeat was a clear sign of Abe’s tumbling fortunes and a dramatic reversal of the stellar support he enjoyed when he took office less than a year ago.

「内閣再編成と党幹部人事の刷新」
また同じ記者会見では、「自民党が議案の生殺権を握っている衆議院の即時解散・総選挙を呼びかけて、政権への信頼再建するべきだ」という提案を、安倍氏は全面的に否定した。(shot down suggestions) その代わりに、組閣変更と党首脳部の刷新を、早ければ9月に予定していると表明。「有権者の声は、われわれのいたらなさ (our shortcoming) を反省して人事刷新 (refresh the lineup) を図るべき、と物語っている。時宜を見計らって、組閣再編成 (reshuffle the Cabinet) と党幹部人事の刷新を手がけます」安倍氏はこう語った。
自民党は、衆議院では与党の立場を持続しており、したがって政権も握ったままである。しかし日曜の敗北は、安倍政権の動揺する未来と、わずか1年前に首相の座についた時点では甘受できた (enjoyed when he took office) 有力者の支持が劇的に逆転したこと (dramatic reversal) の明確な兆候 (a clear sign) となった。

米媒体で読むポスト選挙の安倍政権_d0123476_7274222.jpg4. Newspapers urging Abe’s resign
By Monday morning, newspaper editorials were urging Abe to resign. “Voters gave a clear failing mark,” the Asahi newspaper said. “The prime minister should face the results seriously and step down.” The Tokyo and Mainichi newspapers called on Abe to disband parliament’s lower house for snap elections that could put a new premier in office. “You have yet to be baptized in a general election,” the Tokyo Newspaper said in an editorial addressed to the beleaguered prime minister. “We call for an election to be held promptly to give voters the opportunity to make their choice.”

Despite Abe’s stand, calls for his resignation could start sounding from within the Liberal Democratic Party. While there is no clear front-runner to succeed Abe as premier, Foreign Minister Taro Aso is often cited as a possible contender.


首相退陣を呼びかける新聞
月曜の朝までの論調では、各新聞の社説は一様に安倍氏の退陣を促していた。「有権者は明確な失点を与えた。首相は今回の結果に真摯に対峙して降壇すべきだ」と朝日新聞は書いている。
東京新聞と毎日新聞は、安倍氏に対して衆議院解散と即時選挙を呼びかけたが、それは新しい元首の就任をも意味している。特に東京新聞は、派閥にとらわれない (beleagued/悪く言えば「四面楚歌の」) 首相に対し、この点に関してこう書いている。「首相はまだ総選挙の洗礼を受けていない。有権者に選択権を行使する機会を与えるためにも、われわれはただちに総選挙を実施するよう呼びかけるものである」

安倍氏の主張とはうらはらに、首相辞任要求の声は、自民党内部からさえ上がり始めかねない。(could start sounding)首相として安倍氏を引き継ぐべき後継者に確定している人物は誰もいないが、麻生太郎外相がその可能性のある候補者として、しばしば視野に入れられる程度である。

5. Economic revival, constitutional reform米媒体で読むポスト選挙の安倍政権_d0123476_7284128.jpg
“I’m ready for a rocky road, but we cannot go on without pursuing the reform track, and that requires commitment and plans,” Abe said. “I’ve already promised reforms that must be put into action. I’ve kept my promises and I will continue to do so.” He said economic revival and constitutional reform will top the agenda as his party moves forward. Perhaps most infuriating for voters, Abe brushed off warnings by the opposition late last year that pension records had been lost. That inaction came back to haunt him in the spring, when the full scope of the records losses emerged. Some 50 million claims had been wiped out.

二大公約「経済再生と憲法改正」を推進
「険しい道を歩む用意はできていますが、政治改革の経路を遂行しなければ前進できません。さらに、それには献身的な覚悟と十全な計画とが求められます。私はすでに、改革を実行に移すと公約しました。私は有権者とのこの約束を守り続けて行く所存です」安倍氏はこう決意を述べた。彼はまた、自民党がこの難局を乗り越えていくにあたって、「経済再興と憲法改正」とを二本柱の目標として掲げると表明した。
多分有権者が憤慨した中でも最たるものは、昨年暮れの年金データ消失に関する対抗勢力からの追求を、安倍氏が軽くいなしたことであろう。そのときの無政策ぶり (inaction) が、データ消失が全面的に明るみに出た今春まで、安倍氏のイメージとしてつきまとった。5千万人以上の国民年金の記録が消えてしまったのだから。 

米媒体で読むポスト選挙の安倍政権_d0123476_16472783.gif記事リンク http://beiryu2.exblog.jp/5897049
TBリンク http://beiryu2.exblog.jp/tb/5897049

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米媒体で読むポスト選挙の安倍政権_d0123476_10452775.jpg暑 中 お 見 舞 申 し 上 げ ま す !
ご愛読たいへんありがとうございます。 いよいよ8月ですが、いかがお過ごしですか。みなさんも毎日暑さに負けず、ブログを更新していらっしゃることと存じます。私の方は、ランキングがバテ気味です。夏バテ回復のためクリックで応援を、どうぞよろしくおねがいいたします!
▶ オアフとマウイの間に横たわる、静寂なモロカイ島のビーチの夕映え



米媒体で読むポスト選挙の安倍政権_f0127501_12134737.gifここが激バテ症状。ちょっと喝を入れてやってください、ぽちっ!
米媒体で読むポスト選挙の安倍政権_f0127501_1040831.gif僅差の激戦区で25〜30位をうろうろ。あなたの1票でごぼう抜き、ぽちっ!
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米媒体で読むポスト選挙の安倍政権_d0123476_10141436.gifおかげさまでニュース部門で1位をキープできてます。ありがとうございます!
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by ysbee-2 | 2007-07-30 12:24 | 欧米の見る日本
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