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ネルソン・マンデラ、ビルマの弾圧に抗議

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   ||| マンデラ元大統領ビルマの弾圧に抗議 |||
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【速報】ザ・ガーディアン紙特集:ビルマ特別レポート最新情報
ビルマと関連あるゲイリー・プレイヤーのゴルフ事業をボイコット


南ア共和国・ヨハネスバーグ発 |人種差別撤廃運動の不屈の闘士として知られる元南アフリカ共和国大統領ネルソン・マンデラ氏は、ゲイリー・プレイヤー主催でマンデラ氏の名を冠したチャリティイベントのゴルフ大会へ、主催者として出席する事を断った。その理由は、元全米ゴルフトーナメントの優勝者でもあるプレイヤー氏のビジネスが、ビルマと関連しているからというものである。
Mandela Snubs Gary Player Over Burma Links
OCTOBER 9, 2007 | By Chris McGreal, Africa/ The Guardian | Translation by ysbee
JOHANESBERG, South Africa — Nelson Mandela has withdrawn an invitation to Gary Player to host a charity fundraising tournament in his name because of the former Open champion golfer's business ties to Burma.

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OCTOBER 9, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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 G U A R D I A N U n l i m i t e d

ネルソン・マンデラ氏、ビルマの弾圧に抗議して関連イベント拒否
米国時間 2007年10月9日 | クリス・マクギール記者/ザ・ガーディアン紙 | 訳『米流時評』ysbee

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写真はアジアきってのトロピカルリゾートのひとつ、タイ・プーケット島18ホールのブルーキャニオンゴルフコース

1. 'Not aware of his involvement in Burma'
The Nelson Mandela Children's Fund said that it was "not fully aware of the extent and nature" of Mr Player's involvement in Burma when it made the invitation, "nor of the political impact of this involvement". It said it took note of the "international campaign in support of greater freedom in that country".
当初プレイヤー氏とビルマの関係知らずd0123476_1334784.jpg
慈善事業団体「ネルソン・マンデラ子ども基金」では、イベントへの招待を受けた時点では「ゲイリー・プレイヤー氏がビルマ政府とかかわり合いのある事実に関して、その詳細と性質について、まったく知らなかったし、ましてやこの関係の政治的意味合いなどまったく気がつかなかった」と釈明している。基金団体側ではマンデラ氏の立場の変更を「彼の国(ビルマ)の偉大なる自由を支持する国際的キャンペーン」の呼びかけに呼応したと説明している。

2. Golf course for junta generals
The move came after a call by Desmond Tutu, the former Anglican archbishop of Cape Town, for a boycott of Mr Player's company because he designed a golf course that is "a playground of the ruling junta in the murderous dictatorship of Burma".
独裁者たちのゴルフ場を設計
マンデラ氏の今回の動きは、南ア共和国のケープタウンの英国国教会前大司教デスモンド・テュテュ氏によって、民主化運動支持の呼びかけがあった直後に、ゲイリー・プレイヤー氏との協賛イベントをボイコットしたものである。その理由について基金団体では「ビルマの虐殺政権である軍政独裁者たちの遊び場であるゴルフコースをプレイヤー氏が設計したから」と釈明した。
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ヤンゴン市内の由緒あるガバナーズ・レジデンシャル・ホテル/ビルマの誇り、金色に輝くスーレーパゴダの威容

3. Myanmar, one of hundreds Player's courses
Mr Player said he was "very disappointed" that his "integrity and support for human rights has been brought into question" over Burma and that his company's involvement in the country was "taken entirely out of context" because it began five years ago when the military regime appeared to be relaxing its grip on power. Mr Player's company has designed hundreds of golf courses around the world, including the 18-hole Pride of Myanmar frequented by Burma's military rulers.
ミャンマー、世界に散在する数百のコースのひとつ
一方招待を断られたプレイヤー氏は、ビルマの一件で彼自身の人権に対する尊厳と支持が疑問に賦されたことになるので、非常にがっかりしたと感想を述べた。また彼の会社のこの国とのかかわり合いはまったく問題外であるとし、その理由としてこの関係は5年前に軍事政権がその権力による弾圧を緩めたかに見えた時点で始まったから、としている。プレイヤー氏の会社は、これまでに世界中に何百と言うゴルフコースを設計してきており、ビルマの軍事政権独裁者たちが頻繁に使用する18ホールの「Pride of Myanmar=プライド・オブ・ミャンマー」も、その中のひとつである。
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60年代に彗星のように現れ数々の優勝をさらい「ブラックホース」と異名をとったゲイリー・プレイヤー氏/事業の一環として自らの名を冠したオリジナルの雑誌も発行/PGAのシニアとしても長い期間活躍したベテランゴルファー

4. International boycott of Burma-related businesses
The former archbishop backed a call by his fellow Nobel peace laureate and Burmese opposition leader, Aung San Suu Kyi, for an international boycott of foreign companies doing business in Burma. Mr Tutu, the patron of the Free Burma Campaign in South Africa, also drew attention to a column in the Guardian by George Monbiot that called for a boycott of Mr Player's company.
ミャンマー関連ビジネスにボイコット運動
元大司教テュテュ氏は、ノーベル平和賞受賞者として立場を同じくするビルマ反政府運動のリーダー、アウンサン・スーチー女史によって世界に呼びかけられた「ビルマ国内の事業に関連する外国企業をボイコットしよう」という呼びかけを支持している。テュテュ氏は南アフリカ共和国における「Free Burma Campaign=ビルマ解放運動」のスポンサーでもあり、プレイヤー氏のビジネスをボイコットしようと最初に呼びかけたジョルジュ・モンビオ氏が、ガーディアン紙へ寄稿し掲載されたコラム記事に注目し、マンデラ氏に忠告した経緯がある。
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プーケット島ブルーキャニオンGCの14番ホール/ミャンマー各地には仏教遺蹟が点在する 写真はピンダヤ寺院

5. 'Always oppose any human rights violations'
Mr Mandela's spokesperson, Zelda la Grange, initially rejected Mr Tutu's plea, saying that the former president "is not going to follow a line simply because it's taken by other Nobel peace prize laureates". "Nelson Mandela is a humanitarian and will always oppose any human rights violations [but] is it necessary for him to stand up every time they happen and make a statement, at 89?" she said. Ms La Grange said that if Mr Mandela were to take a public position it could compromise efforts by South Africa's foreign ministry over Burma.
「基本的にいかなる人権蹂躙にも反対」
マンデラ氏のスポークスパースンであるゼルダ・ラグランジュさんは、当初テュテュ氏のボイコットの依頼を拒否していた。その理由は、「元大統領マンデラ氏は、他のノーベル平和賞受賞者が行動を起こしたからと言って、それだけの理由で単純に同調するつもりはない」というものであった。またこうも弁明していた。
「ネルソン・マンデラは人道主義者であり、いかなる人権蹂躙に対しても常に反対するでしょう。しかしだからと言って、いかなる場合にもその都度立ち上がって宣言する必要があるでしょうか?彼はもう89才なんですよ。」またラグランジュさんは、万一マンデラ氏が公けに立場を表明するならば、その行動は南ア共和国のビルマに対する外交方針に反するものになってしまうから、とも釈明していた。
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左:マンデラ氏の若い頃の写真を見ると三つ揃いのスーツを着こなしたなかなかの洒落者でもある/中:大学から贈呈された伝統のブレザーを着用/右:12月1日のエイズの日のイベントを目指して世界中でキャンペーンを開始した

6. S. Africa widely condemned by Burma issue
South Africa has been widely condemned for failing to back UN security council motions criticising the junta's human rights violations. But under growing criticism, the Nelson Mandela Children's Fund said Mr Player's participation threatened to undermine the charity tournament. "Mr Player shares with us a desire to protect Mr Mandela's good name and ensure that nothing be allowed to detract from the potential success of a prestigious event aimed at improving the lives of children in South Africa," it said in a statement.
ミャンマー支持の南アに世界から非難
南アフリカ共和国は、ビルマの軍事独裁政権の人権蹂躙の弾圧に対する国連の批判的な動きを支持する際に、批判の側に回らなかったことで、世界的に非難されてきた背景がある。しかし国際的糾弾の声の高まりに伴って、ネルソン・マンデラ子供基金でも、ゲイリー・プレイヤー氏の事業イベントへの協賛は、チャリティゴルフトーナメントそのものを国際的非難の対象にする危険性がある、と解釈したと次のように説明した。
「プレイヤー氏は、マンデラ氏の名誉ある名前を傷つけまいとする私たちの願いに共感してくれたようです。私たちの組織は、南アフリカの子供たちの生活を向上させる目的で行なわれる由緒あるイベントであり、その名誉と成功の可能性を何ものにも疎外されたくないという主旨も、お互いに確認できたように思えます。」
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南アフリカ共和国の人種差別アパルトヘイトに対する反対運動で投獄され人生の多くを獄中で過ごした末に解放され、南アの歴史上初の民主的総選挙で見事大統領に選出された「自由への不屈の闘士」ネルソン・マンデラ氏の獄中記

7. Project was in 2002
Mr Player said that his company's involvement with the design of the golf course occurred in 2002 when "the world's relations towards the regime in Burma had thawed; Aung San Suu Kyi had been released from house arrest and it seemed as though real political change was in the air".
軍政事業との関わりは2002年
プレーヤー氏側では、彼の会社がビルマのゴルフコースの設計にたずさわったのは、2002年の段階であり、それは「アウンサン・スーチー女史が自宅拘禁状態から解放されて、あたかも本物の民主政治が行われようとしている気運がビルマ国内にあふれ、世界がビルマ政権に対する非難をゆるめた時期であったから、仕事を承った」と弁明している。
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左:「涅槃」を思わせる静寂なミャンマーのインレー湖にもアジア資本が流入してリゾート開発が進められている
右:俗世間の動きには無関心なはずの仏門の僧侶が政府に抗議という意味では革命的な行為だったミャンマーデモ


8. 'I decry the recent events in Burma'
"Let me make it abundantly clear that I decry, in the strongest possible terms, the recent events in Burma and wholeheartedly support Archbishop Emeritus Desmond Tutu in his efforts to bring peace and transition to that country," he said. Mr Player is not known for his sensitivity to the plight of the downtrodden. He described apartheid South Africa as "maligned, misunderstood, pilloried" after he was heckled while playing abroad.
プレイヤー「現行のビルマの弾圧には反対」
「最近のビルマの出来事に対する私の立場を、できる限り強い表現で、これ以上表しようのないくらいはっきりさせておきましょう。私は大司教デスモンド・テュテュ氏が、あの国(ビルマ)へも平和と民主化をもたらそうとしている努力を、全身全霊で支持します。」プレイヤー氏は声明文の中でこのように断言した。
しかしながら、プレイヤー氏の鉄槌がどの程度まで厳しいものであるかは定かでない。彼は以前南ア共和国でのプレイ終了後に、その人種差別の根深さに辟易し「南アフリカのアパルトヘイトは、悪意に満ちた大間違いの首かせだ」とののしった経験があることは事実であるが。
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40万人を数えるミャンマー政府軍の中枢を占める軍政高官たち/マンデラ氏は世界のどこへいっても自由のシンボル

【米国時間 2007年10月9日 訳『米流時評』ysbee】

d0123476_16472783.gif記事リンク http://beiryu2.exblog.jp/6349519
TBリンク http://beiryu2.exblog.jp/tb/6349519

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ミャンマー特集・シリーズ「ビルマの赤い川 」d0123476_136221.jpg

10/12 ネオコンの民主化政策とビルマの自由化運動の相克
10/12 他民族国家ビルマは民主化で第2のイラクとなるか
10/11「ビルマは許さない」弾圧後のヤンゴン潜入ルポ・後編
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10/9 スーチー女史、軍政側の要求拒否し会談不成立
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10/7 世界24都市でビルマ弾圧抗議のグローバルデモ
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10/1 黙殺するな!消えた六千人の僧侶、大虐殺か?
9/30 許すな末世の法、ミャンマー軍事独裁政権の圧殺
9/29 国連特使、ミャンマーでスーチーさんと初会見


||| 『米流時評』 特集記事 |||
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by ysbee-2 | 2007-10-09 13:42 | ビルマの赤い川革命
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