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第三の男 ジョン・エドワーズ大統領選から撤退

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  ||| 第三の男 ジョン・エドワーズの決断 |||

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地元サウスカロライナ州で惨敗が原因?民主党候補戦列から撤退
立候補宣言と同じニューオーリンズで今朝撤退宣言 理由は家族


ルイジアナ州ニューオーリンズ発 |民主党候補のひとりとして、米国大統領選の予備選を闘っていたジョン・エドワーズ元上院議員は、30日水曜朝戦列から撤退する意志を表明した。その理由として「今が選挙戦から脇に引く潮時だと思う。いずれ歴史がそのあとの道を切り拓くだろう」と述べ、ホワイトハウスへの道をヒラリー・クリントンとバラク・オバマのふたりに譲る決断を明らかにした。
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'The Third Man' Edwards' Final Decision
Democrat Edwards announced the exit from the Presidential race
JANUARY 30, 2008. | Associated Press — BREAKING | Translation by ysbee
NEW ORLEANS, Louisiana — Democrat John Edwards bowed out of the race for the White House on Wednesday, saying it was time to step aside “so that history can blaze its path” in a campaign now left to Hillary Rodham Clinton and Barack Obama.

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JANUARY 30, 2008 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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第三の男 ジョン・エドワーズの決断 大統領選から撤退宣言
米国時間 2008年1月30日午後0時01分 | AP通信・ニュース速報 | 『米流時評』ysbee 訳

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1. Against 2 celebrity candidates
Kate Michelman, an adviser to the campaign and former president of NARAL-Pro Choice America, said she spoke to Edwards Wednesday morning. “He felt that this was the moment to take this step, given the reality of this campaign. This campaign has been about two celebrity candidates — excellent and qualified candidates — but celebrity candidates,” Michelman said.
2大セレブ候補に奪われたスポットライト
女性の権利保護団体NARAL-Pro Choice Americaの元会長で、ジョン・エドワーズ候補のキャンペーンアドバイザーを務めるケイト・マイケルマン女史は、水曜の朝エドワーズと会話を交わしたと述べ、エドワーズの決断を次のように説明した。
「彼は選挙戦の厳しい現実を考慮して(出生地のサウスカロライナ州で惨敗)今が道を退く潮時と感じたようです。今回の選挙戦は、当初からふたりのセレブリティ候補に焦点が当てられ、彼らはたしかに卓越した資質の候補者ですが、いかんせん有名人候補というブランドは否めません。」
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2. Well-spirited campaign against obstacles
Edwards waged a spirited top-tier campaign against the two better-funded rivals, even as he dealt with the stunning blow of his wife’s recurring cancer diagnosis. In a dramatic news conference last March, the couple announced that the breast cancer that she thought she had beaten had returned, but they would continue the campaign. Their decision sparked a debate about family duty and public service. But Elizabeth Edwards remained a forceful advocate for her husband, and she was often surrounded at campaign events by well-wishers and emotional survivors cheering her on.
障害を乗り越えたキャンペーン
エドワーズは、トップふたりの選挙資金の財源豊かな対立候補を相手に、しかも彼の妻エリザベスのガン再発という最悪の条件にもめげず、印象に残るトップクラスのキャンペーンを展開した。昨年3月の劇的な記者会見で、エドワーズ夫妻は何年も前に克服したと思っていた妻エリザベスの乳ガンが再発したが、大統領選の選挙運動は継続すると発表して、全米を驚かせた。
彼らの決断は、家族としての義務をとるべきか、公職の使命を果たすべきか、という真剣な議論を巻き起こした。しかしエリザベス・エドワーズは、夫の強力な代弁者として選挙戦の戦列にとどまり、キャンペーンのイベントではしばしば、ガン闘病者や克服者からの熱烈な支援や病状を気遣う支持者からの声援に囲まれる場面が見られた。
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3. Announcement from New Orleans
Edwards announced his campaign was ending with his wife and three children at his side. Then he set off to work with Habitat for Humanity at the volunteer-fueled rebuilding project Musicians’ Village.
立候補宣言と同じニューオーリンズから
エドワーズ自身の撤退声明は、妻と3人の子供を傍らに従えて、ニューオーリンズで行なわれた。記者会見が終わると、彼はすぐに「Habitat for Humanity」事業の一環である、ニューオーリンズ復興プロジェクト「ミュージシャンズ・ビレッジ」再建ボランティア活動の現場作業協力を継続するために立ち去った。
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4. Accusing Washington's ignorance
With that, Edwards’ campaign ended the way it began 13 months ago — with the candidate pitching in to rebuild lives in a city still ravaged by Hurricane Katrina. Edwards embraced New Orleans as a glaring symbol of what he described as a Washington that didn’t hear the cries of the downtrodden.
ブッシュ政権の無策を糾弾
今回の撤退宣言で、13か月前に始まったエドワーズの選挙運動は終わりを告げた。エドワーズは、ハリケーン・カトリナで痛めつけられたままのニューオーリンズ市民のコミュニティを再建するために、選挙運動の傍ら同市の再建復興活動にも力を入れていた。彼が常日頃力説している「ワシントン政府が社会の底辺で貧困と戦っている層の嘆きに耳を傾けない現状を改革する」という主張を身をもって示すシンボルとして、エドワーズはニューオーリンズの地元市民から暖かく迎え入れられていた。
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5. From moderate to progressive
Edwards burst out of the starting gate with a flurry of progressive policy ideas — he was the first to offer a plan for universal health care, the first to call on Congress to pull funding for the war, and he led the charge that lobbyists have too much power in Washington and need to be reigned in.
民主党穏健派から改革派への転身
エドワーズは立候補声明の当初から、数々の革新的な政策を掲げて選挙戦のスタートを切った。彼は「ユニバーサル・ヘルスケア」国民全員への一律健康保険案を最初に提案した候補者だった。また(彼自身は上院議員だが法案提出の場である)下院に対して、戦争継続への予算づけを撤廃するように呼びかけた最初の議員でもあった。さらには、ワシントン政界ではロビイストが多大な権力を振り回して国政を左右していると指摘し、不正なロビー活動にメスを入れるよう指揮した経歴で知られる。
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6. His second challenge for Presidency
The ideas were all bold and new for Edwards personally as well, making him a different candidate than the moderate Southerner who ran in 2004 while still in his first Senate term.
大統領候補として2度目の挑戦
こうした一連の旧態を刷新する革新的な政策は、上院議員としてまだ1期目の新顔であったエドワーズと同様、2004年の大統領選で東部生粋のリベラルな大統領候補ジョン・ケリーを中和すると見られた南部出身の中道派副大統領候補のイメージから、実行力のある民主党革新派の大統領候補へと転身したエドワーズの政治的実力を象徴するものと、評論家からは受け止められていた。
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7. Policy adopted by other candidates
But the themes were eventually adopted by other Democratic presidential candidates — and even a Republican, Mitt Romney, echoed the call for an end to special interest politics in Washington.
他候補にも流用された経済改革案
しかしながら、最初にエドワーズが提案した政策は、選挙戦が展開していく中で他の民主党大統領選候補にも公約として流用された。さらには共和党のミット・ロムニー候補までエドワーズの政界改革案に感化され、ロムニーは今や「ワシントン政界におけるロビイストやその資金源である大企業との癒着体質の終焉を」を公約に掲げ、共和党改革派として得票を伸ばしている。
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8. Edwards' legacy
Edwards’ rise to prominence in politics came amid just one term representing North Carolina in the Senate after a career as a trial attorney that made him millions. He was on Al Gore’s short list for vice president in 2000 after serving just two years in office. He ran for president in 2004, and after he lost to John Kerry, the nominee picked him as a running mate.
エドワーズ破竹のキャリア
エドワーズのワシントン政界への登竜門は、そもそものスタート時点は優秀な訴訟弁護士として活躍し億の財を成したあと、地元のノースカロライナ州選出の上院議員としてまだ1期目を務めていた最中に訪れた。2000年の大統領選では、エドワーズは民主党大統領候補のアル・ゴアの右腕となる副大統領候補に挙げられたリストに、すでに入っていた。04年の大統領選では、彼は大統領候補として出陣し良い線まで行ったが、ジョン・ケリーに敗れた段階でケリー候補がエドワーズを副大統領候補として選び、その後11月の国民投票まで、現行のブッシュ・チェニー共和党対立候補と激しい攻防戦を繰り返し、最終的に僅差で惜敗した。
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9. Elizabeth the Grace, cancer survivor
Elizabeth Edwards first discovered a lump in her breast in the final days of that losing campaign. Her battle against the disease caused her husband to open up about another tragedy in their lives — the death of their teenage son Wade in a 1996 car accident. The candidate barely spoke of Wade during his 2004 campaign, but he offered his son’s death to answer questions about how he could persevere when his wife could die.
ガンと闘う健気な妻エリザベス
エリザベス・エドワーズは、今回の敗北を重ねる選挙戦の最後の日々に、再び乳ガンのしこりを発見したと伝えられている。彼女のガンとの闘いは、エドワーズがそれまで公けには語らなかった、彼らの人生におけるもうひとつの悲劇を公開するきっかけとなった。(彼の自伝『HOME』の中で詳説されている)96年にまだ十代だった彼らの長男ウェイドを自動車事故で亡くした事件である。エドワードはこのエピソードを、04年の選挙運動中には公けにはしなかった。しかし昨年、今度はエリザベスが、死の危機と向き合わざるをえない状況になったため、愛息の死をいかに精神的に乗り越えてきたかを語る事で、妻の運命と対峙する姿勢への質問に答えたのだった。
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10.Critical loss in South Carolina primary
字数制限のため英文省略
サウスカロライナ州での敗北が致命的
オバマとクリントン候補が巨額の選挙資金を集める傍らで、エドワーズ陣営は彼らの資産と比較的小規模な寄金とを礎に選挙運動を展開してきた。予備選の端緒を切ったアイオワ州では、エドワーズは04年選挙戦以来の忠実な支持者の票を固めて、首位有力候補としての足場を築いた。アイオワでめざましい印象を残したのは、オバマに次ぐ次点となっただけでなく、事前調査では絶対優勢と見られたヒラリー・クリントンを3位に下した結果である。その後ニューハンプシャー、ネバダ州と続けて3位となったが、先週行なわれたサウスカロライナ州予備選で期待に反して3位に甘んじた結果が、特に痛手となったものと見られている。なぜなら、彼はもともとこの州で生まれ、04年の予備選ではトップの得票で勝利を納めた経歴があったからである。

【米国時間 2008年1月30日 『米流時評』ysbee 訳】 
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»» 次号「キングメーカー、ジョン・エドワーズの選択」へ続く
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by ysbee-2 | 2008-01-30 14:56 | 2008年米国大統領選
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