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米流時評

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グローバルメディアが伝える米大統領選の相貌

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   ||| 世界が見守る大統領選のゆくえ |||

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予備選の山場スーパーチューズデーを伝える世界各国のメディア

By ストライカー・マクガイア/ニューズウィーク | 『米流時評』ysbee 訳
米国時間2008年2月6日 | 今までは、米国の大統領選に関する世界の大方の関心事は、それが否が応でもジョージ・W・ブッシュ大統領の退陣となる点にあった。しかし、スーパーチューズデーの去就にともなって、それが男性であれ女性であれ、ブッシュと交代になる未来の大統領そのひとに、世界の関心の的もシフトしつつある。
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The World Watches
Interest in American presidential campaign heats up with Super Tuesday.

By Howard Fineman — Analysis | NEWSWEEK — WEB EXCLUSIVE  | Translation by ysbee
FEBRUARY 6, 2008 — Until now, as far as most of the world was concerned, the central fact of the U.S. presidential race has been the imminent departure of George W. Bush. With Super Tuesday come and gone, the attention shifts now to the men—and woman—who are vying to replace him.

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FEBRUARY 6, 2008 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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N E W S W E E K | E X C L U S I V E

予備選の山場スーパーチューズデーを見守る世界のメディア
米国時間08年2月6日午前9時 | ストライカー・マクガイア/ニューズウィーク | 『米流時評』ysbee 訳

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1. The London Times — U.K.
Many of the world's newspapers were in the wrong place at the wrong time to get the results on their front pages. Some of those that did nearly bought into the hype surrounding Barack Obama, who in the end came to a virtual draw with Hillary Clinton: OBAMA CELEBRATES … BUT IS IT TOO SOON? asked the London Times. Or their editors' minds were on something else entirely: HAPPY NEW YEAR toasted the Shanghai Daily.
英国『ザ・ロンドンタイムズ』紙
世界の新聞の多くは、時差でずれ込む締切時間の関係で、第一面の大見出しに正確な開票結果をのせるには、不都合な場所であり時間帯に位置している。その中の数紙は、結果的にはヒラリー・クリントンと引き分けとなったバラク・オバマに関して、彼を取り巻くブームに血迷ったか、あやうく次のような見出しをつけるところだった。「オバマ祝勝、早過ぎか?」と疑問型で逃げたのはロンドンタイムズ。もうひとつは、これはまったく大統領選のダの字も頭にない編集者がつけたとみえる上海デイリー紙。「ハッピー・ニューイヤー!」
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ロンドン市内に特設された在英米人用の予備選投票所 変革をうたうオバマのプラカードを掲げる女性も

2. Spiegel — Germany

But the timing didn't stop the commentators, online and in print, from weighing in on the most-watched race in decades. Here's Gabor Steingart in his "West Wing" column on Spiegel Online: "The duel between Democrats Hillary Clinton and Barack Obama may be fascinating for the party's supporters, but it's jeopardizing a Democratic election victory in November. When two people quarrel, the third often wins—which is why John McCain could end up as president."
ドイツ『シュピーゲル』紙
しかしこうした時差によるデメリットにもめげず、ネットのニュースサイトや新聞の紙面では、ここ四・五十年でもっとも注目される選挙戦の報道に重きをおいている。
ドイツ『シュピーゲル』紙の米国政治専門コラム「ウェストウィング」では、コラムニストのガボール・シュタイガルト氏がこう書いている。「民主党のヒラリー・クリントンとバラク・オバマの接戦は、民主党支持者にとっては目の離せない見物かもしれないが、長い目で見ると(無党派の有権者には民主党の内部分裂と受けとめられ)11月の全米一斉投票での民主党の勝利を脅かすものになるだろう。『二人が争えば三人目が勝つ」というのは、しばしばよくある流れである。だからこの場合も、最終的にはマケインが大統領の座に納まることもありえる。
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ドイツを代表する『シュピーゲル』ほか欧州各新聞でも、米国大統領選のニュースを連日一面トップ扱いで報道

3. The Guardian —  U.K.

In London's Guardian newspaper, columnist Jonathan Freedland warned that, despite fairly widespread impressions the three front runners are like-minded moderates, they differ importantly on major issues. "The battle so far may seem to have been about identity politics, résumés and political style," writes Freedland. "But don't be misled: the ultimate battle will be about two entirely different conceptions of the U.S. and its place in the world."
英国『ザ・ガーディアン』紙
ロンドンに本社をおく『ザ・ガーディアン』紙では、コラムニストのジョナサン・フリートランドが次のような警告を発している。
「現在有力候補の視野に残ったトップランナーの三人の候補者(オバマ,クリントン、マケイン)は、おうおにして一様に中道穏健派であるような印象で受け止められているが、彼らひとりひとりは、ある重要な問題に対しては観点をまったく異にする。今回の選挙闘争は、個々の政見の立脚点、これまでの経歴、また運動展開のスタイルがまったく異なる。しかし、次の一点を見失ってはいけない。究極の闘争は、米国が世界に対峙する態勢に関して、まったく異なるコンセプトの対立である、とう点である。(戦争続行か終結か=共和党か民主党か)」
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ベルリン市内に設けられた現地在住米人対象の米国大統領選挙の予備選投票所 海外でも極めて高い投票率

4. Differentiation on Iraq

On Iraq, for example, Obama was against the invasion—"a dumb war, a rash war"—from the beginning. Clinton voted to go to war, but turned strongly against its mismanagement in the aftermath and now calls for a phased withdrawal. McCain, who within months of the war's inception was saying America needed more troops on the ground, remains a hawk, and proud of it.
イラク戦争をめぐる首位3者の相違点
・コンセプトの相違に関して一例をあげるならば、イラク問題が好例である。オバマはイラク侵攻には初めから「愚かな戦争、短絡の侵攻」と真っ向から反対した。
・ひるがえってクリントンは、イラク侵攻には上院決議で賛成票を投じたが、サダム政権崩壊後の誤ったイラク統治に対しては反対の姿勢を強く表明する方向へ転換し、現在は「Phased Withdrawal=段階的撤退」を唱えている。
・一方共和党の首位候補マケインは、戦時体制となってから数カ月とたたないうちに「米国はもっと大量の陸上部隊を投下する必要がある」とタカ派の姿勢を崩さず、しかもそうした自分の主張に誇りすら持っている。
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予備選当初の討論会で勢揃いした共和党全候補 現在残るはマケイン、ハッカビー、ロン・ポールの3人

5. On the issue of climate change

On climate change, the three candidates are closer together but McCain, says Freedland, "would have little support in his party for taking any action."
地球温暖化問題への対処
また地球温暖化の問題に関しては、候補者三人とも似通ったスタンスをとっているが、マケインに関してはフリードランドはこう言い添えるのを忘れない。「しかし実際問題として、マケインが温暖化対策を実行しようとしても、彼の所属する共和党からはほとんど支持を得られないだろう。」
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米国NBCネットワークの人気政見番組『Meet the Press』で大統領選を語る司会のティム・ラッセル(左)

6. Le Monde — France

In France, Patrick Jarreau cautioned on the Le Monde Web site that "Super Mardi" has settled little. The Clinton-Obama race remains tight. As for McCain, his victory was impressive, but not resounding enough to "décourager" Mitt Romney and Mike Huckabee.
フランス『ル・モンド』紙
翻訳中
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今回の大統領選では予備選のスタート段階から圧倒的に若い有権者の参加が全米で目立つ 候補者も若者向けの番組に積極的に出演 MTVのスタジオでマイク・ハッカビーへのインタビュー収録風景

7. Kommersant — Russia

In Russia—where when it comes to elections, Vladimir Putin sometimes seems to be the only candidate who matters—Super Tuesday was a minor news story. Vedomosti, a business paper, ran a wire story inside its pages. In Kommersant, the big U.S. election news was deemed to be the actor Robert De Niro's endorsement of Obama. Russia's nonchalance is atypical.
ロシア『コメルサント』紙
翻訳中
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メキシコシティでオーバーシーズ・ボート/海外在住米国市民投票を行なうアメリカ人女性

8. Granma — Cuba

Even the Cuban newspaper Granma, which has studiously ignored the American race in recent days, found time to write about McCain's hard-line stance on Cuba.
キューバ『グランマ』紙
翻訳中

【米国時間 2008年2月6日 『米流時評』ysbee 訳】
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2月5日スーパーチューズデーの大票田カリフォルニア州サンタアナで投票するヒスパニック=メキシコ系市民

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»» 米流時評 特集「2008年米国大統領選
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by ysbee-2 | 2008-02-08 20:44 | 2008年米国大統領選
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