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「チャイナ・エスピオナージ」中国との新冷戦時代開幕・前編

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   ||| チャイナ・エスピオナージ 前編 |||

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防衛極秘情報漏洩!ついにペンタゴンに潜入した中国スパイネット
米国政府の公式発表が暗示する、中国政府との「新冷戦時代」開幕


マイケル・ハーシュ時事評論 | ニューズウィーク・サイト独占掲載 | 米流時評 ysbee 訳
まったくもって、我々はなんとスパイ小説が好きなことか……ジェームズ・ボンド。ジェイソン・ボーン。そしてジョン・ル・カレの偉大なるスパイ小説のすべて。そういった大衆に受けるスパイ小説の創作の世界では、男のロマンが永続し、ひたすらクールな国際的スパイの暗躍が渦巻いている。しかし、スパイにまつわるそういった神話から、このへんで卒業すべき時がきたようだ。
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Why Espionage Is Boring
How Bush's tight relationship with Pakistan's Musharraf has compromised

By Michael Hirch | NEWSWEEK — Web Exclusive | Translation by ysbee
FEBRUARY 14, 2008 — Boy, do we love spy stories. James Bond. Jason Bourne. All those great John le Carré novels. In the popular imagination, there is something endlessly romantic and just plain cool about the world of espionage. Well, it's about time we put this myth behind us.

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FEBRUARY 15, 2008 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版「チャイナ・エスピオナージ」中国との新冷戦時代開幕・前編_f0127501_6213945.jpg
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  N E W S W E E K | W e b E x c l u s i v e

「チャイナ・エスピオナージ」中国との新冷戦時代開幕・前編
米国時間 2008年2月14日 | ニューズウィーク・サイト独占掲載 | 『米流時評』ysbee 訳

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1. Today's 'virtual espionage'
Spying might have been the stuff of drama during the cold war (though even then its impact was exaggerated; the CIA and KGB essentially cloak-and-daggered each other into a standoff). But today's espionage mostly involves dull drones who seek to cull information from all sorts of places--much of it from the public domain. And what they get for their efforts is barely worth the risk. James Bond has become Inspector Clouseau.
今日の主流はバーチャルなスパイ活動
エスピオナージ即ちスパイ活動は、冷戦時代にはたしかにドラマの素材であったかもしれない。なぜなら当時にあってさえ、あたかもCIAとKGBの暗闘が米ソの睨み合いに結びついているかのように、スパイ活動の影響は大袈裟に拡大されて伝えられていたからだ。
ひるがえって今日の諜報活動ときたら、そのほとんどがスパイ偵察機ドローンのだるい飛行音に象徴されるように、地上のありとあらゆる場所からまんべんなくオートマティックに情報を刈り集めるような、機械的で退屈な行為に化してしまっている。もっともその大部分は、ネット上のパブリックドメインから蒐集されるバーチャル情報ではあるが。そういう時代であるがゆえに、今日びの諜報部員のやっていることときたら、命がけのスパイ活動とはお世辞にも言えた代物ではない。ジェームズ・ボンドはクルーゾー警部に成り下がってしまった。
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2. Classic espionage of cold war era
That's why so many of the spy cases announced in recent years collapse upon close examination, or simply fade into irrelevance. The most gripping cases, like the one involving FBI spy Robert Hanssen in 2001--basis for the recent movie "Breach"--tend to be holdovers from the cold war. Take the arrest of Gregg Bergersen, a Defense Department analyst, who was nabbed in a dramatic 5:30 a.m. raid on his Alexandria, Va., home on Monday.
ペンタゴンスパイ事件の古典的手口
そういった諜報のシステムがシステマティックなコンピュータ作業へと変遷したことで、人的なスパイ活動=ヒューマントによる犯罪事件の多くが成立しにくくなり、消滅の一途をたどっている。しかし数少ない最近のケースの中でももっとも騒がれた事件は、一昨年の映画『BREACH=漏洩』のモデルとなった、FBI捜査員からスパイに転向したロバート・ハンセンが2001年に逮捕された漏洩事件だろう。あれはまさに、冷戦時代の諜報活動をそのまま再現したような事件だった。
もうひとつ、今回のグレッグ・バーガーセンの逮捕劇がある。彼はペンタゴン国防総省の戦略分析家であったが、11日月曜の朝もまだ明けやらぬ5時半に、ヴァージニア州アレキサンドリアの自宅で、FBIのドラマチックな急襲を受けて逮捕されたスパイである。
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3. China's espionage in Cold War level
information to persons not entitled to receive it — namely his two codefendants, Tai Shen Kuo and Yu Xin Kang, who worked in the U.S. but had links back to Beijing (Bergersen's lawyer has declined to comment publicly. Assistant U.S. Attorney Ken Wainstein, in his announcement, declared that China's efforts to get hold of U.S. technology are now "approaching Cold War levels," quoting testimony from the director of the Office of National Intelligence last fall.
中国のスパイ活動活発化「新冷戦時代」へ
バーガーセンは、ヴァージニア州東部の連邦裁判所で、タイ・シェン・クオとユー・ジン・カンというふたりの中国人とともに、国防の極秘情報を法で禁じられている相手に漏洩した陰謀罪の罪状で、法務省検察局から告訴された。このふたりの中国人は、米国内に居住し米国籍を持って職業についており、バーガーセンの弁護士はその点についての公式のコメントを却下したが、中国政府と秘密裏に連携をとっていた。検察局の元締めである米国法務省のケネス・ワインスタイン副長官は、11日の記者会見で発表した告訴内容の中で、昨年秋国家諜報局の長官が慨嘆した言葉を借りて次のように述べている。「米国の軍事テクノロジーを入手しようと近年中国は躍起になっているが、その熾烈さは今や、かつての冷戦時代のレベルにまで近づいている。」
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4. Hush on the Chinese government connection
But at a news conference, Wainstein and other U.S. officials revealed just how little this case resembles the cold war. First, Kuo owned a furniture store, Kang worked in it and Bergersen appeared to think that if they were working for any government, it was Taiwan's. Asked whether Bergersen knew that he was dealing with agents of the Chinese government, U.S. Attorney Chuck Rosenberg said: "I don't want to comment about what he may or may not have known."
中国政府とのコネクションは極秘
しかしながら記者会見の席上では、ワインスタインは同席した他の担当官と同様に、今回の漏洩事件が冷戦時代の華麗なスパイの暗躍とは似ても似つかない犯罪であることを暴露した。まず最初に、第一の中国人クオは家具商を営んでおり、二人目のカンはそこで働いていた。そこへ第三の人物バーガーセンが現れるわけだが、彼はこのふたりの中国人が外国の政府に情報を手渡していたとしても、どうもその相手は台湾だと思っていたようなふしがある。
「バーガーセンは、このふたりの中国人が中国政府のスパイであると承知した上で取引していたのかどうか?」という私(マイケル・ハーシュ/ニューズウィーク・コラムニスト)の質問に対して、司法省のチャック・ローゼンバーグ連邦検察官はこう答えた。「被告が中国とのつながりを知っていたかどうかに関しては、私の口からはコメントしたくはございません。」
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米国法曹界の最高責任者、法務省のマイケル・ムケイシー司法長官 「無能」で更迭されたゴンザレス長官の後継者

5. Similar case to the 2004 AIPAC spying

And, upon questioning, he didn't deny suggestions that the case was less like espionage and more like the 2004 indictment of two officials at the American-Israel Public Affairs Committee (AIPAC). CBS News initially reported that saga as a "full-fledged espionage case … at the highest levels of the Pentagon." But it turned out to be about a bumbling junior Defense Department official who passed on information of dubious use, this time to Israel.
04年AIPACイスラエルスパイ事件と酷似
さらに質問を続けたところ、ローゼンバーグ連邦検察官は、次のような誘導尋問に対してはあえて否定しなかった。その質問とは、「今回の事件は、スパイ謀略事件というよりは、どちらかと言えば2004年に告発されたAIPAC漏洩事件(ペンタゴン職員がイスラエルのロビイスト団体AIPACのふたりのスタッフに防衛機密情報を漏洩した事件)の方に似ている。CBSニュースは、当初この事件の全貌を「ペンタゴンの最高責任者レベルにおけるスパイ漏洩事件の最たるもの……」と大上段にかまえて報道した。しかし、ことの真相が明らかになってみると、国防総省の若手の職員が内部情報を用途不明のまま手渡しただけに過ぎないことが明らかになった。その際の相手国はイスラエルだった。
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【注】AIPAC: 米イスラエル公共問題委員会、前身はアメリカシオニスト委員会で会員数10万人
AIPACのペンタゴン機密漏洩事件: 2004年8月に、米国防総省の職員ローレンス・フランクリンが米国の対イラン政策に関する重要機密をAIPACの2人のスタッフ、スティーヴン・ローゼンとキース・ワイスマンに漏洩した容疑で、FBIが取調べ中とCBSニュースが報道。フランクリン、ローゼン、ワイスマンの3人は逮捕、起訴され、うちフランクリンは司法取引に応じて151か月の禁固刑および1万ドルの罰金刑が課された。この判決文では機密の漏洩先として複数の「外国の外交官」と公表されたが、国名は伏された。しかし実際にはイスラエル大使館の外交官であったというのが定説である。


6. 1999 Los Alamos breach of nuclear weapons
As a general rule, when U.S. officials start talking about full-fledged espionage, or comparing these spy cases to the cold war, run for the exits. That's what we should have done a decade ago when The New York Times brought us perhaps the most infamous case of the post-cold-war period. In 1999, the Times reported that one of America's most important nuclear weapons secrets, the design for the Trident II missile warhead, had been stolen from the Los Alamos National Laboratory.
99年ロスアラモス核情報漏洩事件
翻訳中
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7. 'As bad as the Rosenbergs case'
Authorities were focusing on a suspect, the Times reported: a Chinese-American scientist who was later identified as Wen Ho Lee. The story quoted former CIA official Paul Redmond as saying, "This is going to be as bad as the Rosenbergs," referring to the spies who in the 1940s helped the Soviets steal bomb secrets from the Manhattan Project. The Lee case set off a firestorm in Washington. But no espionage case was ever brought. It was utterly unclear what the Chinese had learned.
「ローゼンバーグ夫妻スパイ事件より深刻」
翻訳中

「チャイナ・エスピオナージ」中国との新冷戦時代開幕・前編_d0123476_10165083.jpg8. Top secrets throughout US arms complex
Authorities were focusing on a suspect, the Times reported: a Chinese-American scientist who was later identified as Wen Ho Lee. The story quoted former CIA official Paul Redmond as saying, "This is going to be as bad as the Rosenbergs," referring to the spies who in the 1940s helped the Soviets steal bomb secrets from the Manhattan Project. The Lee case set off a firestorm in Washington. But no espionage case was ever brought. It was utterly unclear what the Chinese had learned.
米軍武器保管施設で得られる極秘情報
翻訳中



【米国時間2008年2月15日『米流時評』ysbee 訳】
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