フリー・チベット!チベットの独立を応援しよう


情報サイト紹介:チベットの歴史と伝統をもっと深く知るために


A Hunter in the Rabit Hall
それはひとつ事変が起きると、その真相を探るためにニュースサイトから関連ブログへとどんどん伝って読み進んで行くので、まるで真珠取りの海女さんのように、あるいは兎穴を落下するアリスかNEOのように、なかなかバーチャルの荒野から現実世界へ戻ってこれない状況です。
しかし、深く潜れば潜るほど大きな真珠を探しあてられて、皆さんにも見て頂きたいと紹介できる喜びもあります。そんな訳で、チベットに関して今まで疎かった私に、新しい情報をもたらしてくれたサイトを紹介したいと思います。米国在住者なのでどうしても英語媒体になってしまいますが、映像だけでも伝わるものがあるのではないかと確信して……

最初に紹介する、フランスのテレビ局が制作したらしいドキュメンタリー番組『Tibet — The Story of A Tragedy』は、中国が侵略した1959年よりもはるかに前の20年代中国清王朝あたりからの、非常に貴重なチベットの実録フィルムをフィーチャーしています。世界のどこにもない唯一無二のユニークなチベット文化。モノクロの映像ながら、古来から豊かに織り出された歴史と伝統が忍ばれる、珍しいドキュメンタリーです。
その内容は、ダライ・ラマの幼少時から、中国軍侵略による脱出行。彼の後を慕って、深雪の天山山脈を山越えしてインドへ越境するチベット人の亡命者。インドのネルー首相とダライ・ラマの親交、毛沢東の傀儡政策の数々、中共軍の侵略と殺戮………など、実に興味深い歴史の記録が、実録映像で見られます。時間も60分以上とかなり長いのですが、チベットの近代史をドキュメント映像で振り返る、実に貴重な記録だと思います。必見!
Tibet, The Story of A Tragedy — Free Tibet Now, Long Live the Dalai Lama

米国にも数多くチベット民族独立運動関連のサイトがあります。そのひとつに公共TV放送PBSの秀逸なドキュメンタリー番組『FRONTLINE』で十年近く前に放映し、現在でもチベットを知るダイジェストになっている、特集番組「Dreams of Tibet」があります。
英文ですが、「チベット独立」に関する各界へのインタビューを軸に、チベット民族の自主独立について考えさせてくれる情報サイトです。その中のリチャード・ギアへのインタビューを近々に翻訳してアップする予定です。(記事ハッカーよ、先回りしてパクるな!)
Dreams of Tibet — A Troubled Country & Its Enduring Fascination

またリンク記事特集No.1ページのトップイメージは、チベット民族独立運動の強力な支援者の一人、リチャード・ギアが運営するチベット支援寄金団体「Gere Foundation」のサイトカバーページです。リチャード・ギアはもう十数年も中国のチベット人虐殺・弾圧を、彼のネームバリューを善用して世界へ訴え続けてきた人物です。最近では映画の話題よりも、ダライ・ラマやチベットに関連する話題で、米国のメディアに登場することが多くなっています。
The Gere Foundation

今回のチベット弾圧の際も14日早朝に米国のニュースメディアで報道があり、その夕刻にはすでに CNNの看板ニュース番組『ウルフ・ブリッツァーのシチュエーション・ルーム』にロス支局から出演して、ワシントンのアンカー、ウルフ・ブリッツァーのインタビューを通して、チベット民族の豊かな仏教文化と誇り高い歴史を伝えていました。特にチベット人は決して自ら手を上げるような暴力性は持たず、彼らが蜂起したのはよくよくのことだと強調していたのが印象に残りました。
Richard Gere Interview on Situation in Tibet

昨日当ブログで糾弾したブロガー氏は、このリチャード・ギアの発言とチベット人蜂起を「欧米側のヤラセだ」と断言し、中国政府の殺戮についてスルーする無神経な冷血を露呈したので、昨日の糾弾記事「フリーチベット!チベット人の悲鳴が聞こえない輩は人間失格だ」を書かずにはいられなくなった次第です。以前にもビルマの僧侶弾圧の際に、週刊文春での外交官の隠蔽発言を支持していたので、異質は感じていたのですが、まさか「中共盲信」の輩とは気がつきませんでした。要注意。

チベット独立支援団体は欧米各国にもありますが、その中でも代表的なのがロンドンに本拠地を置く『FreeTibet.org』。彼らのサイトでは、今回は現地で運動を展開していたメンバーや連絡を取ってきたチベット人自らの、衝撃の映像や記事が掲出されています。また以前からの支援活動の基金となる、チベット関連商品のサイト販売も行なっています。支援キャンペーンのTシャツやチベットの「国旗」もここで買えます。
"PROTESTS SPREAD THROUGHOUT TIBET — More than 100 people reported dead"

【 米国時間 2008年3月19日『米流時評』ysbee 記 】
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»» 次号「フリーチベット/中国政府のチベットジェノサイドの伝統」へ続く


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by ysbee-2
| 2008-03-19 14:34
| フリーチベット