ココは中国の信州省デスカ? 長野参戦レポート Vol.1
||| ココは中国の信州省デスカ? |||
現地はスタート・ゴール地点とも「中可・排日」の異常な警備体制
昨日のエントリー『長野決戦!欧米メディアの 4.26 Nagano報道』の冒頭でも書きましたが、長野のリレーの警護体制にはとてつもない違和感を抱きました。中国側の命令なのか依頼か知りませんが、何か警察ごと「あちら側」のコントロールのままに動いている……長野で暴露された警備体制は、日本であって日本ではない。
TBをいただいた方、またTB返しに伺った先のTBリンクをたどって読んだブログのオーサーさんの中にも、同じ危機感を抱かれたブロガー諸氏を沢山お見受けしました。……これは、来る5月にやってくる胡錦濤の訪日時点でも、必ずや繰り返されることになるのではないかと危惧します。日本の警察が、日本人を排除して中国人を護る。この体制は、すでに売国です。
数多いブログ記事の紹介の前に、26日のエントリーにコメントを頂いたVeさんや、ご夫婦で参加なさったhikaruさんからは、現地デモ参加の貴重な体験報告も。はるばる長野へ参集し現場の雰囲気を肌で実感した彼らのエントリーやコメントを読んでも、こうした日本の体制の危険な偏向がひしひしと感じられます。まずは長野からの帰朝報告としてhikaruさんの記事を皆さんにも読んでいただきたく、ここに全文掲載します。
【米国時間 2008年4月26日 『米流時評』ysbee】
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APRIL 26, 2008 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版
F r e e T i b e t B l o g g e r s
長野決戦!ブロガーレポート第1弾「ココは中国の信州省デスカ?」
26日深夜に家を発ち、朝6時40分頃に長野到着。
先ずは駐車場を探しながら、長野駅から善光寺方面を車で走りました。
▶写真:高速走行中 2008年04月26日(土) 4時57分
既に沿道には五星紅旗がたくさん翻っており、
中国人留学生と思われる人々が
何やら喚いているのを耳にしました。
聞いた話では、彼らはこれを
朝の5時から始めていた、とのこと。
ひー、迷惑な。
さらに、交通規制は行なわれていないものの、
道路上に警察車両や警察官が多数見られました。
ものものしい雰囲気は既に現れていました。
善光寺での追悼法要に間に合うように、と思っていましたが、
私共の車を止めた駐車場から善光寺まで結構距離があったようで、
残念ながら間に合いませんでした。
既に沿道一杯に陣取った、中国人応援団達の合間を
抜けて、私達も抗議活動を行う陣地を探す為に移動。
大きな雪山獅子旗をマントの様に羽織っていた
私達に、罵声のように「加油、中国!!」と
次々に声が浴びせられ、わざと私達の顔を覆う
ように五星紅旗を振るって来る人々多数。
▶写真:長野市内 2008年04月26日(土) 6時44分
異様な雰囲気の中、黙々と歩を進めながら
「文化大革命の時も
こんな雰囲気だったのかな・・・」
なんて考えておりました。
まさに時代を逆行するかの如くの光景であると同時に、
「ホントにここは日本か!?」と疑いたくなるような光景でした。
リレースタート地点から少し離れた善光寺参道に
近い交差点(善光寺大門あたり)に私達は到着。
チベット支援団体の人々なども集まり、
とりあえずそこで抗議の声を上げる事にしました。
▶この写真は私達が居た地点の向かい側
ご覧になると分かると思いますが、
チベット支援の人々が居る所にも必ず
中国人が混ざって、邪魔をしてきます。(苦笑)
「Free Tibet!」と叫べば
「加油、中国!!」と声をかぶせて
くるし、旗を振れば、向こうもそれを覆いかぶせるように
旗を振り返してきます。
過剰なまでのこうした応援・抗議合戦は、リレースタート前からかなりヒートアップ。
私も既に声が枯れ始めました(笑)。
そんな中、リレー通過前に警察官にどっと慌ただしい
動きがあり、一瞬緊張が走りました。
何事?と思っていると、国境なき記者団の一陣が
私共のいる向かいがわに現れたとのこと。
警察官や報道陣がどっと集まり、
押し合いへし合いしているのが見えました。
「何かやらかすんじゃないか?」
と思って 警察官が一様に
ピリピリしているのが伝わってきます。
▶警察官に囲まれるメナール氏(写真は聖火通過後の様子)
国境なき記者団、メナール氏は
無言で手錠五輪旗を掲げての抗議をされておられました。
何事も起こらず、というか あれだけ警察官にマークされていればね、
何かしようったって、できるもんじゃありません(苦笑)。
リレー通過時刻になり、応援の声、抗議の声は
最高潮に。 そこを聖火が通過していきます。
まぁ、聖火通過自体は
あっという間でした。
聖火通過後ほどなくして、
ちょっとしたデモ行進を行ないながら
長野駅に向かいました。
長野駅周辺も
既に中国応援団でいっぱい。
ひぇぇ・・・って感じで もう数では圧倒されっ放し。
でも、とにかく中国人だけが中国の応援に必死、って感じで
むしろ滑稽だな、と思って見ていました。
大きな交差点で信号を渡った先では、中国人の一団が大声で歌を歌っていて、
ここでも何やら異様な雰囲気。
「うわ~、キッつう(苦笑)」と冷ややかな目線を送りつつ(笑)そこを通過。
しかし、こういう場面にそこここで行き当たるのですが、
頭を無理矢理にでも冷静に保っていないと、本当に体中の血が逆流する程の怒りというか、
何かが込み上げて来そうになるんですよ。
コノヤロウ!ココは日本じゃ!
お前らの好きにさせるかぁぁあ!!!って。
まさに心配していた、「ココは中国の信州省デスカ?」状態。
間近で、私達のいた一陣にもカメラを向けて下さっていたので
私個人的に、ちょっと嬉しゅうございました。
何とか長野駅を無事に通過しつつ、
ゴール地点の若里公園へ。
休憩など取りつつ、誘導された地点に到着。
ここでも途切れる事無く
シュプレヒコールを送り続けます。
先のエントリーでもアップしましたが、
ここはもう
川中島の合戦場のような様相
を呈しておりまして、向こうとこっちで
とにかく睨み合いの抗議が続いたわけです。
しかぁし!!
ここで重大な事に、周囲の人々も気づき始めます。
上記写真からさらに左遠方になるのですが、そこがリレーのゴール地点。
そして、五星紅旗の列の右後方がリレーコース。
私達の居る所(誘導されてあてがわれた場所)というのは
リレーコースから全く外れているのでした。
これに憤慨した一部の人々が、リレーコースの
方へ行かせろと警察官に抗議をしますが、
押し返されてしまいます。
最後のリレーコース、
及びゴール地点には、
私達は近寄る事すら
許されなかったのです。
▶目の前に警察のバリケードが張られ移動できない
ゴール地点は言うまでもなく五星紅旗が
ものすごい数翻り、歓迎ムードで勝手に
盛り上がっています。 私達も必死で
声を張り上げましたが、リレーが通過したのも、ゴールしたのも、
閉会式がいつ始まっていつ終わったのかも、
遠くから旗の動きや人の動きを見てしか知る事ができませんでした。
さすがに私も、これには 何たる屈辱!!と怒りが込み上げてきました。
会場を五星紅旗まみれにしている中国人が会場入りできて、
何で私達が会場に入れないわけ?
もう税金払わねーぞコノヤロー!!・・・と叫びたくなりました(苦笑)。
雨もだんだん本降りになってきて、
びしょぬれになり寒さに震える人も多数いましたが(私も)
殆どの人がそこから動かず、
式典は終わった様子でもずっと声を上げ続けました。
さすがに寒いし、声も枯れているし、風邪引きそうだったので
抗議活動終了後、午後2時前に私共は会場を後にしました。
駐車場も遠かったので、更に濡れる心配もあって。
自分なりに頑張った、という気持ちは勿論あるのですが
色々悔しい思いも残った長野でした。
(卵を投げる、ランナーの前に飛び出すなど)があったことを知りました。
私のいた周辺ではそういったことが全く見られなかったので・・・。
最後になってしまいましたが、長野の抗議活動に間に合うように、と
チベット国旗を送って下さったランゼン・チーム及びばなな猫様に、
心より御礼申し上げます。
・・・・『hikaru's 脳天気blog』4/27号より
悔しい思いをシェアしていただいて、ありがとうございました。
デモに参加できなかった私たちにとっても、非常に貴重な体験です。
不気味な体制に、頑張らなくては……と、ますます意を固くしました。
チベットのこと、よその国の出来事ととらえている人には、この悪寒を感じてほしいですね。
お礼と言ってはなんですが、これまで紹介してきた『もうひとつの聖火リレー』の
ビデオ作者、ayakashiiさんの新作ビデオを紹介させてください。
hikaruさんはもうご覧になってるかも知れませんが、感謝の気持ちをこめてもう一度。
みなさんもぜひhikaruさんの『能天気Blog』へ行って、激励のコメントを!(ysbee)
【聖火リレー in 長野】 『謳われない行進 ~ チベット騒動☆総集編』
Free Tibet 2008.4.26 by Ayakashii
http://jp.youtube.com/watch?v=fdLkMFlAJu0
* ニコニコ動画版(高音質)は下のウェブサイトのURLをクリックすると見られます。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2992208
»» 次号「4.26長野 ブロガーがレポートする業火リレー第2集」へ続く
記事リンク http://beiryu2.exblog.jp/7787527
TBリンク http://beiryu2.exblog.jp/tb/7787527
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