「核とディアスポラ」中国でいま進行している真実

||| 中国の少数民族ディアスポラ |||

北川地区を地図から抹殺、自治区の少数民族を 強制収容所に収監

疑惑というのは事象的には数限りなくあるが、大きく主軸をまとめれば、四川省地震から派生した「核施設崩壊」と「少数民族大移動」というふたつの大きなテーマである。ひとつは、今現在も続く一連の地震と核施設とは無関係ではないこと。もうひとつは、胡錦濤が主導する中共政府は「計画的施策か、結果的便乗か」という議論は別にして、明らかにこの機に乗じて四川省アバチベット族・チャン族自治県の少数民族を、根こそぎ生まれ故郷から移動させて難民化し、一種の強制収容所へ囲い込もうとしていることである。

また、住民の75%がほとんど即死していること。生き残った負傷者はヘリで一旦は成都市の病院に収容されたが、その後北京へチャーター機や特別列車を仕立てて隔離護送されたこと(取材は一切拒否状態)。一番上の写真に見られるように、市内の建物は壊滅状態。死体は一体ずつでなく、まとめて丘の上へ運ばれ大量埋葬されていること(トップ写真)。しかもその墓穴は尋常でなく深く掘られていること(下から3番目の写真)。そもそもの立地条件が、北朝鮮の核施設やシリアの核施設とまったく相似した立地条件の、急流の曲がり角に施設があったと思われること(核燃料棒冷却用の取水が容易) ……その他、数限りなく条件が挙げられる。(詳細は次のエントリーへ続きます)
【米流時評・参考記事】 特集『中東核戦争』
10/28/2007 「衛星写真が写したシリア核施設の証拠隠滅」
01/13/2008 「シリア核施設とホルムズ海峡事件の謎を解く」
▲この上の写真の巨石をご覧頂きたい。どう見ても自然に崩落したものとは思えない。核爆発で吹き飛ばされたのではないか?という疑問の湧く奇怪な形状である。
▼下の写真:ゴーストタウンと化した綿竹市(Mianzhu=ミャンズー)の中心街。600人の小学生が倒壊した校舎に生き埋めになって死亡した町だが、崩壊した建物の鉄筋が飴細工のようにねじ曲がっている。地震と言う物理的な力でここまで曲がるものだろうか?

▼この写真はM7.8とも8.0とも言われる5月12日の烈震が襲った翌日の信苑(Shifang)の被災者。住居は全壊、毛布にくるまった負傷者は頭に包帯を巻いているので、救急隊の手当を受けたものと判断できるが、手前の親子は生死不明。何の処置も施されず放置されているので、死体ではないかと思われる。このときはまだ、瓦礫の下から生存者を救出するのに懸命だった時点。

▼文川県映秀地区で、あまりにも変わり果てた家族の遺体を確認後ショックで倒れた遺族。左端の黄色いボディバッグの遺体はのっぺらぼうの異様な状態。核か化学薬品がかかわった事故による死亡ではないだろうか。普段は死体の写真などエログロ関連は徹底して載せない方針だが、今回は震災にかこつけて覇権のチャンスに利用する中国政府の隠蔽を暴く意味であえて公開する。

▼これも映秀地区。通常は瓦礫から掘り出された遺体は、ボディバッグに収納されるか最悪毛布をかけられ急遽埋葬されるはずだが、このトタンのような金属板で遺体の四方を囲っているのは異様。この謎が解けたのは、ホリデイの最終日に『インディアナ・ジョーンズ』を見た時である。ネヴァダの砂漠の核実験現場に主人公が迷い込み、核爆発の放射線を避けるために鉛の金属板張りの冷蔵庫の中に逃げ込むが、このシーンを見てハタ!と思い当たった。この写真の金属の囲いは、放射線よけの応急処置ではないかと思われる。特別に保存しているのは、遺体が一般市民ではなく、核施設に勤務していたスタッフだからではないだろうか。核物質が紛失していることから、生死に関わらずスタッフの身元確認が急務になっているはずだ。

▼映秀地区を見下ろす高台に掘られた、深い塹壕のような急造の死体埋葬場所。墓地というにはあまりに杜撰な埋葬で、ナチスドイツが強制収容所でユダヤ人の死体を埋葬した方法と酷似している。深さは7〜8メートルほどもあり延々と続いている。この大量墓地(mass grave)の謎は、いつ掘削されたのか? なぜ山の上なのか? 作業の兵士はなぜガスマスクを着用しているのか? などであるが、私の推理では地震よりも前に掘られていたのではないかということ。(5月14日の写真ですでに出現)平地で掘削作業をすれば小さな町なので目立ってしまうが、山の上なら住民から悟られずに作業が進められる。死体から発散する放射能とか化学物質の影響を避けるために、化学防疫服とガスマスクを着用、といったところ。ともかく不自然である。

▼綿陽市汉王(Hanwang)地区も、ほとんどの建物が壊滅。住民には立ち退き命令が出た。写真は生まれ故郷の生家をカメラに収めて最後の別れを告げる生き残った少女。打撲傷なのか被爆のやけどなのか判然としない顔の傷が痛々しい。この地域もチベット族・チャン族などの少数民族が多く居住した地区で、地震後は死の町と化した。

【米国時間 2008年5月28日『米流時評』ysbee記】
▼信苑(Shifang)の化学工場の施設は12日の地震で全壊、アンモニアガスが噴出して一時周辺は立入禁止だったが、この写真は2週間以上経過したあと。手前の作業員が歩いているのはこうした施設へ引かれた鉄道。四川省内の道路と同様、中国の主要交通手段である鉄道も至る所で寸断され、復旧の見込みは立っていない。



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by ysbee-2
| 2008-05-24 17:24
| 四川大地震と核施設