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米流時評

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汚染ミルク捜査を隠蔽していた中国公安当局

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   ||| 汚染ミルク捜査を隠蔽した中国公安当局 |||

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中国政府の公安当局、昨年からのメラミン混入汚染ミルク捜査を隠蔽
汚染乳業メーカー22社中 最大の三鹿工業グループ 操業停止で国営へ


汚染ミルク捜査を隠蔽していた中国公安当局_d0123476_18552829.gif前号「メラミン混入で中国が台湾に公式謝罪!」からの続き
今回のメラミン混入汚染ミルクの記事は、4本の元記事を寄せ集めて編集したものです、そのため1ページのコンテンツがかなり長くなったので、段落の順序も入れ替え仕立て直し、全体を3本に分けて再度記載しました。

ただし、最後の章を訳していて新たに気がついたのは、中国の公安当局はこのメラミン混入の不祥事を昨年暮れから知っていた、という事実です。中国関連のニュースではよくあるパターンなのですが、中国政府に不利な事実を書いた記事は潰されたり、甚だしい場合は取材記者が国外追放になるケースが厳然として存在します。従ってやりての外国人記者は、事実を行間に巧みに隠した文章で、それとなく知らせている場合があります。
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今回も何度も読み直して気がついたのは、
(1)中国の当局は昨年暮れから汚染を知っていたという事実
(2)腎臓障害の症状が報告されたのは、香港での症例が明らかになってから
(3)台湾からの強い抗議で、初めて中国政府が外国政府へ公式謝罪した
(4)事件が報告された時点では、責任者更迭と法人国営化が済んでいた

単発事件のようにあっけなく書かれている、この4点のできごとを結びつけて時系列で並べてみると、次のような事実経過が浮上してきます。
「中国政府は……10か月も前から……メラミン混入の……汚染ミルクが原因で……腎臓障害で死亡した症例を……知っていた=隠していた……しかし事実を認め公表したのは……香港で公けになってからで……その間にニュージーランドの投資家と話をつけ……乳業メーカーのトップ、三鹿工業グループを国営化した」
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なんのことはない、今回も表沙汰になるきっかけが起きなければ、そのまま頬かむりして見過ごすいつものパターンで終わっていたのではないでしょうか。生産者も製造メーカーも検査官も警察も政府のトップも、どこからどこまでも腐敗しているこの国。
国連で謝罪して済むと思ったら甘え過ぎも甚だしい。世界の首脳は福田前首相のような「おから人間」ばかりではないはず。心ある国ならば、もうメイドインチャイナの全品輸入禁止に踏み切るべきときです。(怒!)

【米国時間2008年9月27日『米流時評』ysbee】

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SEPTEMBER 27, 2008 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版汚染ミルク捜査を隠蔽していた中国公安当局_f0127501_6213945.jpg
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 A P / M S N B C | B R E A K I N G
中国公安当局、汚染乳業メーカー三鹿への昨年からの捜査を隠蔽
米国時間 2008年9月24日 | AP通信・北京/ニューヨーク発 | 訳『米流時評』ysbee

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トップ:21日 湖北省武漢市 拡大するミルク汚染で水増し原乳を納入していた酪農農家にも生産停止命令が下った
写真上:17日 河北省石家荘市 汚染乳製品で回収商品の対象となった三鹿グループの粉ミルクを返品しにきた市民


Contamination Scandal by 22 Daily Manufacturers

Sanlu with New Zealand partner damaged beyond hope of reconstruction
SEPTEMBER 25, 2008 | Associated Press — BREAKING | Translation by ysbee
Melamine has been found not only in milk, but also candy, buns and carton milk sold to other countries and regions, unleashing fear in markets already shaken by a string of "made-in-China" scandals last year. As of Thursday, FDA testing of milk-based products imported into the United States from China had not found any melamine contamination, an agency statement said.

中国汚染食品スキャンダルの再燃
メラミンは粉ミルクやパック入り牛乳だけでなく、汚染ミルクを原材料に使用したパンやケーキ、餅菓子、キャンディなどからも検出された。こうした一連の「中国産メラミン汚染食品」は、昨年来連続して起きているメイドインチャイナ製品の汚染騒ぎによってすでに充分動揺している世界の消費者市場に、新たな脅威を巻き起こす要因となった。一方米国では、FDA食品薬品管理局が中国から輸入した乳製品の品質検査をしている最中だが、25日木曜までの段階ではまだメラミン汚染は検出されていないと、当局広報官は発表している。
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16日 安徽省合肥:汚染ミルクのニュースを聞きつけ子供の診断を受けるための申込書を取りに集まった親たち

18. Sanlu tops in scandal of 22 companies

Melamine, which can be used to cheat quality checks by mimicking food protein, has been found in infant formula and other milk products from 22 Chinese dairy companies. The Chinese government has been scrambling to show it is tackling the problem. In recent days, the government announced high-profile arrests and forced resignations of officials.
汚染乳業メーカー22社中最大の三鹿工業
メラミン混入の理由は、乳製品・加工食品の蛋白質含有量を人工的に増して、安易な品質検査をごまかしてバスしようとしたために使用されたと推測されている。汚染化学物質のメラミンは、中国の乳製品メーカー22社の粉ミルクや乳製品から検出された。中国政府では、この問題に早急に対処する姿勢を誇示するために奔走している。ごく最近の例では、関連省政府の共産党地区委員長を即刻更迭・党籍剥奪の厳刑に処し、また責任者十数人の逮捕に踏み切った。
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19日 インドネシア・ジャカルタ:保健衛生省の前で汚染ミルクを輸入販売禁止処分にしない政府に抗議する保護団体

19. Cover-up over investigation on contamination

An investigation into the contamination found Sanlu received complaints about its infant formula as early as December 2007 and covered up the problem for months, state media reported earlier this week. Several calls during the day were answered by temporary workers in the company’s media department who took down questions but said it was up to senior company officials to decide whether to reply.
消費者の苦情、昨年末からの捜査を隠蔽
三鹿ブランドの汚染ミルク事件に関する公安当局の捜査開始は2007年12月にさかのぼり、同社製の粉ミルクに関する消費者からの苦情を受け取ったことが発端となった。しかしその後半年以上この問題を隠蔽しようとした形跡があるが、(被害が全土に拡大して表面化したため)今週になって(9月15日以降)ようやく国営メディアを介して公表に踏み切ったものと見られる。この件に関して、三鹿グループの広報部門へ取材を入れたが、電話口に出たのは臨時職員で、質問への回答は同社のトップから出されるだろうと回答を拒否した。
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16日 河北省石家荘:腎臓結石を発見する超音波測定法の検査を無料で受けるための申込書を受け取る親たち

20. Joint venture with New Zealand firm

Sanlu is based in northern China’s Hebei province. The dairy at the center of the scandal, Sanlu Group Co., will not be able to recover from the damage it has suffered to its reputation, its New Zealand partner said Wednesday. There was no immediate response Wednesday from Chinese headquarter of Sanlu.
ニュージーランド法人とのジョイントベンチャー
三鹿工業グループは、中国北部の河北省に本社をおく乳業メーカーである。乳製品汚染禍の張本人に指摘された三鹿工業グループだが、ジョイントベンチャーの出資元であるニュージーランド側の法人では「一連の汚染被害が甚大なため、同社が今回のダメージから立ち直る見込みは不可能だろうと諦観している」と24日水曜声明を出した。この件に関して、中国側の三鹿本社からの公式声明は、まだ発表されていない。
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17日 四川省成都市:問題の粉ミルクを飲んでいた子供の診断を受けるため小児科の病院へ詰めかけ順を待つ親子

21. Beijing taken control of Sanlu

The Chinese government has taken control of Sanlu, which is 43 percent owned by New Zealand’s Fonterra Cooperative, and shut down its operations, Fonterra Chief Executive Andrew Ferrier said at a briefing. “Sanlu has been damaged very badly by this tragedy,” Ferrier told reporters as he announced Fonterra’s annual results. “The brand cannot be reconstructed.”
中国政府が今後の運営を代行管理
ニュージーランド法人のフォンテラ社が資本の43%を出資している三鹿工業は、営業停止処分となった段階で即刻中国政府が操業権を握ったと、フォンテラ社のアンドリュー・フェリア代表取締役から公表された。「三鹿グループは今回の不祥事で取り返しのつかないダメージをこうむったので、三鹿ブランドを再建することは無理でしょう」フェリア社長は記者発表でこう語った。
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17日 湖北省武漢市:メラミンが検出された3大メーカーの粉ミルクを常用していたため病院で検査を待つ親子

22. New Zealand FSA warns of kidney failure

Meanwhile New Zealand’s Food Safety Authority recalled White Rabbit candies after tests showed they contained dangerously high levels of melamine and advised people not to eat them. “This product contains sufficiently high levels of melamine which may, in some individuals, cause health problems such as kidney stones,” deputy chief executive of the authority, Sandra Daly, said in a statement.
ニュージーランドFSAは腎臓障害を警告
一方、ニュージーランド政府のFSA食品安全管理局では、商品内容成分検査の結果、中国産の白兎ブランドキャンディから安全基準をはるかに超える高濃度のメラミンが検出されたため、この商品を食べないよう全国民に呼びかけた。「この商品には人体に危害を及ぼす量のメラミンが混入しており、食べた場合には腎臓結石などの内臓障害を起こす危険性があります」ニュージーランドFSAのサンドラ・デイリー長官は、以上のような警告を発表した。
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16日 河北省石家荘:メラミン汚染でリコールになった粉ミルクを、回収指定場所の三鹿本社に持参した市民

23. New Zealand: off shelves within 24 hours

New Zealand expected all White Rabbit sweets to be off shelves within 24 hours and was testing numerous other products for melamine contamination. Food Safety Authority spokesman Geoff Allen said on National Radio, “we are looking at a wide range of products ... primarily baby formulas as they pose the highest risk, and now we’re moving through all the other .... products that may contain adulterated milk.”
ニュージーランド政府:24時間以内に売場から撤去命令
ニュージーランド政府は、白兎印の製菓類を販売禁止処分にしたために、店頭から撤去する猶予期間の24時間は過ぎたので、消費者の手に汚染商品が渡る心配はなくなったが、直接的な乳製品以外でもメラミンが混入していると思われる多数の食品に関して、継続して成分検査を実施していると報告した。この件に関して食品安全局のジェフ・アレン広報官は、ニュージーランドの国営ラジオ放送を通じて次のように警告を発した。
「食品安全局では、今回は広汎な食品群を検査対象にしています。基本的にもっとも危険性が高いと思われるのは乳幼児用の粉ミルクですが、メラミン混入のミルクが原材料に含まれている可能性のあるほかの中国産の加工食品にも、現時点では検査の手をひろげています」
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17日 内モンゴル自治区・ホフホト市:内蒙古にあるYili工業グループの商品検査室でメラミン検出検査する従業員

24. Requirement for product safety standards

An U.S. official said China’s troubles with contaminated milk highlight the need for better enforcement of product safety standards in manufacturing. “The melamine situation just underscores the message that we are trying to deliver, and that is you have to know what’s coming into your factory and what’s going out of your factory,” said Nancy Nord, acting head of the U.S. Consumer Products Safety Commission.
メラミン混入問題を食品安全基準の契機に
米国政府の関係者は、中国の今回の汚染ミルク問題は中国の製造業界における製品安全基準をより徹底して強化する必要性を浮き彫りにしたと語る。「メラミンを混入するような状況は、われわれが中国製品に関して事業家に伝えたいメッセージを、今更ながら強調してくれます。それは(中国と取引がある場合には)中国への出先機関であるプラント工場へは、いったいどんな原材料が搬入されて、どんな製品になって発送されているのかと言う実態の詳細を、確実に把握していなければいけないという厳しい現状の認識です」
米国のCPSC消費製品安全委員会のナンシー・ノード委員長は、中国との取引関係を持つ法人に対して、このように注意を喚起した。 [了]

【米国時間2008年9月27日『米流時評』ysbee 訳】
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21日 マニラ市:フィリピンの首都で開催中のWHO世界保健機構会議で説明するWHO太平洋地区局長の近江茂博士

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by ysbee-2 | 2008-09-27 11:30 | ダイハード中国
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