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ニューキャピタリズム・資本活性化を促すガイトナープラン

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   ||| ガイトナーのレガシープラン |||

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 ウォール街が気に入った!ガイトナー提案の「レガシーローン」は日本がお手本?

d0123476_18552829.gif今回の「つき出し」は、金融システムでの政府介入の度合い……みたいな話題に関する、前号のコメント欄でのやりとりです。
<バンコク愚連隊さんのコメント>
オバマのすごいところは その視点の基礎が
「一般的常識」におかれている点ではないかと思います。
今までの発言を見ていると、旧来のしがらみにがんじがらめにされていた
今までの政治家と目線が違いますよね。
かといって 衆愚政治にはならないバランス感覚もあるようなので
さらに今後を期待しています。

自分的にはあと企業の借り入れに対しても 政府系金融機関で「保証を出す」
ということを 考えればよいのではないかと個人的に思っています。
……<中略>……
要は「保証がなければ金を貸さない」が金融屋の志向の根本ですから、
いくら資金を潤沢に提供しても
銀行は企業の評価=保証できる可能性が高くない限り 金を出しません。
日本も考えたらいいと思うんですけどねえ…
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3/24『資本家は何処へ行った?ガイトナー・ソルーションの行方』コメント欄より
<ysbeeのレス・冒頭省略>…… 
経済に関してはド素人で、会社経営の経験はあっても
財務はいつも経理任せだったので、
大学の教養課程で 単位のために「仕方なく」聴講した
経済原論程度の知識しかありません。
エコノミーのジャック・アンド・ベティですね。

なので、今回の経済危機の構造に関しては、疑問が多々あるのですが、
皆さんのブログで勉強させてもらっている次第です。
疑問のひとつに、日本には「信用保証協会」という機関があって
半官半民なのでしょうか? 借りる方も貸す方にとっても
便利な機構だと思います。(素人考え。今でもあるのかな?)

で、どうも、今回のガイトナー案は何となく性格上
これに近い体制として解釈できるのですが。
借主と貸主の間に政府が介入して、貸借を保証するのですから
両者にとって安心だし、政府としては新規事業振興策の裏付けにもなるでしょうし
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それで、何が言いたいかと言いますと、
  「ガイトナーはもろもろの半官半民のビジネスモデルを
   日本の経済システムから学んだんじゃないだろうか?」

という点です。
彼は、日本のバブル隆盛期と崩壊後の経済と社会機構の変化を研究対象にしていた
という経歴があるので、もしかしたら日本のシステムモデルの成功例は取り入れ、
失敗例は他山の石として、予防・迂回する、
という経済政策をとるような気がします。
……<後略>

<追記> どうも、ガイトナーの思惑はこうじゃないかと見えるんですが。
「ヨーロッパ諸国の社会主義は 国家負担が大き過ぎて、
 あくまで自由経済を是とする資本家の意向にそわない。
 その点、日本の社会の経済システムは(小泉のカイカク以前)
 官と民のバランスがうまくとれ、税負担も理想的で
 そのおかげで あれだけの経済発展を遂げたのじゃなかろうか」
これが、経済にはド素人の私が感じとった、ガイトナープランの解釈です。
   【米国時間 2009年3月26日『米流時評』ysbee 】

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MARCH 26, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年3月26日号
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    N E W S W E E K | A N A L Y S I S
ニューキャピタリズムで資本の活性化を促す、ガイトナーのレガシーローンプラン
米国時間 2009年3月24日 | ダニエル・グロス/ニューズウィーク経済時評 | 訳『米流時評』ysbee

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古き良きアメリカを彷彿とさせるスタイルのこの住宅は、米国の平民宰相ハリー・トルーマンのマイホーム
Man Up, Capitalists! — Part II
Why do we have to bribe investors to take risks?
MARCH 24, 2009 | By Daniel Gross — Economic Analysis | Translation by ysbee
前号「資本家は何処へ行った?ガイトナーソルーションの行方」からの続き

9. 90's fortune made by purchase of bonds
NEWSWEEK Web Exclusive — After the junk-bond market crashed in the early 1990s, investors deploying new pools of capital jumped in, purchased the bonds, and used them to acquire control of companies—a bet that paid off handsomely. Earlier this decade, Warren Buffett and others pounced on telecommunications and energy-trading companies that had become impaired.
国債発行でしのいだ90年代の経済危機
90年代のはじめに、回収不能に陥った債券で主にS&Pの相場がクラッシュした後、そこから引き上げた投資家達は、資本を投下する新しい市場商品を探した結果、国債買いに走った。さらには、その国債を、投資する会社の株を購入する際にも利用した。結果としてこの新しい賭けは、見事に回収されて帰ってきた。同じく90年代の初めに、ウォーレン・バフェットを代表格とするグローバルな投資家が、出回り始めた携帯電話を成長株とする通信業界と、エネルギー貿易業界に食いついたが、弱体化させる結果となった。
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上下両院の予算編成委員会:左から ラリー・サマーズ大統領経済顧問(民主)、バーニー・フランク下院議員(民主)、クリス・ドッド上院議員(民主)、オバマ大統領(民主)、ティム・ガイトナー財務長官、シェルビー上院議員(共和)

10. Great moment for vulture investors

Earlier this decade, Warren Buffett and others pounced on telecommunications and energy-trading companies that had become impaired. The current environment should be a great moment for vulture investors. We've just gone through the mother of all dislocations when it comes to debt. In fact, the New York Times reports, several name-brand firms are plunging into distressed debt.
野心的投資家には絶好のチャンス
翻訳中
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具体案が出るまでは評価の対象がなく、AIG問題をはじめ経済危機の責任を問われていたガイトナー財務長官

11. Gone through the mother of all dislocations

But while these firms have plenty of cash, and (limited) access to other people's money, they won't wade into the mortgage morass—without something like a guaranteed return. Yes, the market for these assets isn't functioning properly.
リターン保証つきに限り投資
翻訳中
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米国経済の2大市場、金融と不動産を一気に活気づける意図のガイトナー・ソルーション効果はこの夏以降

12. Improperly functioning markets within

But improperly functioning markets are a feature of life. Just as there's always a bull market somewhere, there's always a market. Sure, the market exists in which something is significantly underpriced because of macroeconomic, geopolitical, or industry-specific issues.
機能不全の市場を抱えた改革
翻訳中
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オバマの経済施策に対する評価は賛否それぞれ40%で世論を二分するが、大統領制全体への評価では69%が支持

13. Not so low prices for down-turned mentality

There may be good reasons why capitalists aren't yet lining up to buy discounted junk from banks. It could be that potential buyers have lost their nerve (although you can never lose money going long on the nerve of Wall Street operators). It could be that the prices at which sellers are willing to part with lousy "legacy securities" still aren't sufficiently low to make these trades worthwhile without major leverage.
下がらない価格帯とどん底の投資意欲
翻訳中
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金融危機で資金繰り困難に陥り、宅地開発の住宅建設がストップしたカリフォルニア州コスタメサのニュータウン

14. Legacy assets still not sufficiently low

It could be that investors today can't fathom waiting a couple of years to get paid. It could be, as economist Mark Thoma suggests, that the combination of complex instruments and a totally FUBAR market makes these legacy assets simply uninvestable at any price.
不良資産の価格設定に問題
翻訳中
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米国の東部と西部両岸にAmTrackの新しい縦断鉄道も計画している、オバマ政権のジョー・バイデン副大統領

15. Capitalism without capitalists

Or it could be that Wall Street has lost its nerve. In this past decade, the controlling assumption of the financial-services industry was that you could have "wealth without risk." Now it seems to be that you can have "capitalism without capitalists."
資本家なき資本主義
翻訳中
<了>
【 米国時間 2009年3月26日 『米流時評』ysbee訳 】
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先月ロンドン郊外で開かれたG20経済相会議 来月のG20首脳会議にはオバマも参加し、就任後初の欧州訪問となるd0123476_1023580.jpg

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by ysbee-2 | 2009-03-26 17:15 | オバマの時代
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