人気ブログランキング |

米流時評

beiryu2.exblog.jp ブログトップ

タグ:イラン ( 33 ) タグの人気記事

Vol.3:大統領選にまで波及したNIEシンドロームの衝撃

f0127501_128435.gif
   ||| 拡大するNIEシンドロームの余波 |||
d0123476_0534941.jpg

NIE事実露呈で勝利宣言のイラン IAEA・ロシア他 関連諸国の反応
イランの核問題が次期大統領候補の踏み絵に 第一の犠牲者ヒラリー


ニューズウィーク・サイト独占掲載 | マイケル・ハーシュ時評 | 『米流時評』ysbee 訳
前号「NIE衝撃レポート2・暴かれたブッシュ政権の戦争体質」からの続き
2005年版のNIEの内容は、今回の報告とは対象的に、全面的に政治的影響力の元で制作されたようなものだった。しかもそのNIEでのイランに対する国家評価を元に、ブッシュ政権トップの連中はその後数年間にわたって、自信たっぷりに「イランは原爆を作ろうとしている」と断罪してはばからなかった。しかしその一方では、IAEAー国際原子力機関のモハメド・エルバラダイ事務局長と、イランの原子力エネルギー省高官という、海外のふたつの原子力管理機関の専門家が、報道陣に対して倦む事なく「核兵器開発の物的証拠は皆無だ」と主張してきてはいたのだが。
d0123476_0543056.jpg
Forget War With Iran — Part 3
Part 1: NIE Shockwave/ Part 2: NIE Effect / Part 3: NIE Syndrome
By Michael Hirch | NEWSWEEK — Web Exclusive | Translation by ysbee
Continued from the previous issue — The 2005 NIE, by contrast, was likely to have been politically influenced. Over the past several years, while administration officials asserted confidently that Iran was pursuing a bomb, both outside experts—chief among them IAEA head Mohamed ElBaradei—and Iranian officials have consistently told reporters that there was little hard evidence of this.


__________________________________________________________________
DECEMBER 7, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
d0123476_17164267.gif

  N E W S W E E K | W E B E X C L U S I V E

PART 3 米大統領選にまで波及したNIEシンドロームの衝撃
米国時間 2007年12月4日 | マイケル・ハーシュ/ニューズウィーク | 『米流時評』ysbee 訳


d0123476_0551228.jpg
15. Iran's strategic need for a nuclear weapon
On the contrary, there was ample evidence that a real debate was underway in Tehran about whether pursuing a nuclear weapon was wise in the face of international isolation and opprobrium—and this was pretty much the conclusion of the new NIE yesterday. "We don't see a strategic need for a nuclear weapon right now," a senior Iranian official told me two years ago. "That would change, of course, if America attacked. Then we would need one."
逆説的に生じた核兵器の戦略的必要性
ところが、イランがこれまで言い張ってきた主張とは対象的に(国連での経済制裁決議等によって)国際社会での孤立化と弾劾に否応なく向き会わさせられたおかげで、逆にイラン政府内では「核兵器を入手すべきかどうか」という重大な決定に関して、激しい議論が闘わされる皮肉な結果となった。
12月3日に公開されたイランに対する新しいNIE=国家情報評価の結論の要旨は、以下の通りである。「我が国の偵察調査では、現在のところ核兵器に対する戦略的必要性は見受けられない。」これは、私(ニューズウィークのマイケル・ハーシュ)が2年前にイラン政府の高官に直接取材した際に得た返事とまったく同じである。しかし彼のその時の回答では、さらに続けてこう言っていたのだ。「でもそういった現状も、もちろん変わりますよ。もしもアメリカがイランを攻撃したら、という場合を想定すればの話ですがね。そうなったら我が国も核兵器が必要になるでしょう。」
d0123476_0555082.jpg
16. Technology for nuking Iran
Or as S.M.H. Adeli, Iran's moderate former ambassador to London, said when I visited Iran in June, "Iran would like to have the technology, and that is enough for deterrence." Other reporters heard similar things. Surely if mere journalists were hearing it, America's intelligence analysts and top officials were getting wind of this consensus as well.
核兵器製造テクノロジーは不要だったイラン
その高官以外にも、ロンドンに駐在していた穏健派の元イラン大使、S.M.H.アデリ氏が、今年6月に私がイランを取材訪問した際に答えたように、こう考えるイラン高官が多かった。「イランは核エネルギー技術を開発したかっただけです。ところがそのおかげで、中止するにも充分過ぎるほどの国際的非難を受けてしまい、こりごりですよ。」
私以外の取材記者連中も、政府内の各関係者から同様の回答を得ていた。もちろん、たかがジャーナリストの取材だけでもそういう意見が聞かれたのだから、世界に名だたるアメリカの諜報機関の情報分析のプロやトップの長官・次官連中も同じように、イラン側のこういう一致した意見の情報を入手していたはずである。
d0123476_057141.jpg
米国が常に核兵器製造の疑惑の場所と主張し続けていた、イランのナタンツ原子力パワープラントと核燃料炉

17. Huge propaganda victory for Iran
So what changed?
Simple: the politics surrounding a war with Iran, the departure of ideologues who habitually bent facts to fit prefixed views, and the chastening of a president who, until now, has let them do it.
What of the fallout? And the winners and losers?
The administration has handed a huge propaganda victory to the Iranians at a time when they are less compromising than ever on their "right" to enrich.

イランに転がり込んだプロパガンダ戦での大勝利
ならば、いったい何が変わったのか?
答えは単純である。それはイラン戦争をめぐる政治の力学の変化である。それは、現実を無理矢理に捩じ曲げてあらかじめ敷かれた観点に押し込もうと習性的な捏造を繰り返していた、ネオコンのイデオロギー偏執者たちが政権内から去って行き、現在にいたるまで彼らのなすがままにされていた大統領を操っていた連中が交代したという、ワシントンの政治劇の舞台転換の現れである。
ブッシュ政権はここにいたって、イラン人がいつもうたっている「偉大なるプロパガンダの勝利」を、米国政府自らの手で彼らの手中に掴ませたかのようだ。しかも、彼らがウラン濃縮化の権利に関して、かつてないほど協定を守らない態度を明らかにした段階になってから。
d0123476_194296.jpg
カスピ海サミットでロシア、OPECでアラブ諸国の支援を確保した矢先に米国の自爆でタナからボタ餅のアフマディ

18. ElBaradai won another credibility
ElBaradei, winner of the Nobel Peace Prize, has won another windfall in credibility and may bring more countries over to his view that Iran should be permitted to keep some enrichment capability as long as it comes under strict international monitoring.
ノーベル平和賞のエルバラダイに再評価
ノーベル平和賞受賞者でもある、IAEA国際原子力機関のエルバラダイ事務局長もまた、思いがけない米国諜報の公開によって、その信頼性への評価が転がり込んだもう一方の人物である。この期に及んでは、これまで以上により多くの国家に対して、彼の観点を説得しやすくなるだろう。彼は常々こう主張してきたのだから。
「厳しい国際的監視体制の下で進行する限りなら、イランはエネルギー開発用のウラン濃縮化の可能性をある程度認められるべきである。」
d0123476_1102543.jpg
19. Losers: Mideast peace corp and Israel
Putin, coming off a questionable election victory, looks positively statesmanlike. Losers may include the Mideast peace process, which was energized by a common sense among the Arab states that they needed to align with the United States and Israel against Iran.
プーチンに有利、中東和平とイスラエルには大損失
疑問の多かったロシアの総選挙での勝利を祝ったばかりのプーチンでさえ(ブッシュと比べると)断固として国家元首の威厳を保っているように見える。
今回の諜報公開の余波をこうむった敗者には、現在進行中の中東和平会議も含まれる。会議の主唱者たちは、アラブ国家諸国も(核兵器開発を進める危険な)イランを阻止するためには、米国とイスラエルとともに共闘戦線をとる位置につく必要性がある、という共通認識を徹底させる目的で開催したのだが、今やすべて事実は裏目に出てしまったのだから。
d0123476_111420.jpg
20. Unpredicted loser, Clinton
Another loser may be Hillary Clinton, whose alignment with hardliners on Iran looks even less perspicacious today, and whose rivals for the Democratic presidential nomination piled on her again today in Iowa. Finally, Washington's moral authority in the world is as low as it has been in memory. Still, if it all goes to preventing an unnecessary war, perhaps it's worth the price.
ヒラリーの選挙戦に思わぬ障害
もうひとりの敗者にはヒラリー・クリントンがいる。イランの核開発問題に関して彼女が政権内のタカ派とまったく同じ路線をとった事実は、選挙戦に響いた。今日になっては結果的に、彼女がいかに先見の明がないかを暴露してしまったようにも見える。4日火曜アイオワ州で行なわれたPBS(米国の公共放送)のラジオ部門NPRが主催した公開討論会では、他の民主党候補者たちがヒラリー女史に対して、彼女のイランに対する攻撃的態度を再度指摘する方向で討論が展開された。
d0123476_115868.jpg
アメリカ国民はこの5年近く、毎日米兵・イラク市民の犠牲者と膨大な歳費の赤字を増すだけの無意味なイラク戦争に、とことんうんざりしている。彼らに向かって、新たにイランを敵対視する「もうひとつの戦争」というコンセプトを投げかけても、ひたすら拒絶反応を示すだけである。
米国一般大衆のこの厭戦の空気が読めなかったヒラリーは、今週アイオワ州でのNPRの公開ラジオ討論会でイラン戦争に対する意見を聞かれた際に「ブッシュ政権がイランのQod軍をテログループに指定したおかげで彼らが少しは大人しくなった」と、ライス国務長官の言い訳と同類の「イラン攻撃肯定」をほのめかした。この一言でやはり彼女は女ブッシュ(Female Bush)に過ぎなかったという失望を呼び、それまで彼女を支持してきたリベラルの、特に高年齢層の女性票を大量に失った。その層が「イランともまず外交の対話を」と主張するオバマに流れたことは言うまでもない。イラク戦争とブッシュ政権の政策を支持する候補者は、共和党のジョン・マケインを初めとして全員苦戦している。


21. Gave peace a chance
Finally, Washington's moral authority in the world is as low as it has been in memory. Still, if it all goes to preventing an unnecessary war, perhaps it's worth the price.
すべては平和のために
結論を言おう。世界における米国政府の倫理的権威は、記憶にある限り最低の地位に失墜した。堕ちた偶像である。しかしそれでもなお、もしこれまでのすべて一切合切が、不必要な戦争を避けるために作用したと言うのなら、多分それだけの価値は、たしかにあったと言えるだろう。[完]

【米国時間 2007年12月7日『米流時評』ysbee 訳】
d0123476_123865.jpg
»» 緊急特集「NIE衝撃の諜報レポート」
d0123476_1746245.jpg時 評  「NIEレポートで暴かれたブッシュの大嘘」
Part-1 「嘘から出た真実 さらば、イラン戦争」
Part-2 「暴かれたブッシュ政権の戦争体質」
Part-3 「大統領選にまで波及するNIEシンドローム」
Part-4 「米外交のUターン・金宛ブッシュ親書の謎」
Part-5 「半島平和?ブッシュ最終章外交の突然変異」

d0123476_16472783.gif記事リンク http://beiryu2.exblog.jp/6698958
TBリンク http://beiryu2.exblog.jp/tb/6698958

__________________________________________________________________
いつもご愛読いただきまして大変ありがとうございます。ランキングのクリックがブログの活力です、よろしく!

f0127501_12134737.gifブログ村の国際政治部門で1位をキープ。みなさまのおかげです!
f0127501_10375846.gif政治経済ニュースでただ今4位です。もう少しでトップ3!
d0123476_10141436.gifニュース部門でトップです。みなさまのクリックに感謝します!
d0123476_319955.gif社会経済ニュースでただ今10位。ベスト10入りしました!
d0123476_9295514.gif
||| 『米流時評』 特集シリーズ |||
次世代冷戦時代  | グローバルウォー | イラク戦争 | 中東のパワーラビリンス | テロとスパイ陰謀
ユーラシアの回廊 | プーチンのロシア | ブッシュと米国政治 | サルコジのフランス | EUとNATO
アルカイダ2.0 核のテロ | パキスタン戒厳令の季節 | アフガン・タリバンの復活 | ビルマの赤い川革命
ダイハード中国  | 欧米の見る日本  | トンデモ北朝鮮  | 世界不思議探検 | グローバルビジネス

by ysbee-2 | 2007-12-07 01:14 | ブッシュと米国政治

NIEレポート2・暴かれたブッシュ政権の戦争体質

f0127501_128435.gif
   ||| 暴かれたブッシュ政権の戦争体質 |||
d0123476_1234047.jpg

イランに対する諜報評価転換がもたらしたブッシュ政権への致命傷
米国の威信失墜を覚悟の上で情報を変更した防衛諜報の司令官たち


ニューズウィーク・サイト独占掲載 | マイケル・ハーシュ時評 |『米流時評』ysbee 訳
米国時間 2007年11月6日 前号「NIE衝撃レポート1・さらば、イラン戦争」からの続き:
今回のNIEの内容公開がもたらした余波の第二に挙げられるのは、直撃波の衝撃が大き過ぎてまだ誰もそこまでは言及していないが、米国にとっては致命傷である。つまり、これまででも充分にずたずたに傷ついてきたブッシュ政権の海外の紛争処理能力に対する信頼だが、いまやそんなものは木っ端みじんに粉砕されてしまったという事実である。米国の威信は、NIEから吹いた風と共に、跡形もなく見事に消え去った。
Forget War With Iran — Part 2
Credibility of the Bush administration has gone with the wind of NIE blow
By Michael Hirch | NEWSWEEK — Web Exclusive | Translation by ysbee
Continued from the previous issue — The second, and less noted, effect of the new NIE is that the already tattered credibility of this administration over its assessment of dangers abroad is now shredded—simply gone with the wind.

__________________________________________________________________
DECEMBER 6, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
d0123476_17164267.gif

  N E W S W E E K | W E B E X C L U S I V E

NIE衝撃レポートPART 2 「暴かれたブッシュ政権の戦争体質」
米国時間 2007年12月4日 | マイケル・ハーシュ/ニューズウィーク | 『米流時評』ysbee 訳


d0123476_12343630.jpg
8. Shredded the already-tattered credibility
Whether Bush's earlier assertions about Iran's nuclear program were based on hype or bad information doesn't really matter; all that matters is that Washington has once again demonstrated to the world that it doesn't have the evidence it said it did.
信用ゼロのブッシュ政権に致命傷
イランの核兵器開発についての従来のブッシュの認識が、過剰に増幅された誤った情報に基づくものであった、などという言訳はもう実質的に問題ではない。今後何が問題かと言えば「米国政府はまたもや(イラク侵攻の際のありもしないWMDのように)掴んでもいない証拠をいかもあるかのように、全世界に対してふりかざして見せた」という動かせない事実である。
d0123476_1235159.jpg
9. Lost credibility of the American Presidency
And it will be years before future American presidents rebuild that credibility—before they can again lay claim to the kind of trustworthiness that, say, John F. Kennedy had in 1962 when France's Charles de Gaulle declined to examine Washington's photographic evidence of Soviet missile sites in Cuba, declaring that the president's word alone was good enough.
米国大統領の威信失墜
これから先現れる歴代の米国大統領がこの失墜した威信を回復するまでには、多分何年もかかるだろう。かつてのケネディ大統領時代のような性質の信頼に足る「世界のアメリカ」という評価を再び勝ち得るまでには。
ケネディ大統領の威信を象徴するエピソードのひとつに、1962年のキューバ危機の際の逸話がある。偵察機による諜報写真で「キューバにソ連のミサイルを発射する基地が設置された」という情報がホワイトハウスに報告された。フランスのシャルル・ドゴール大統領は、その真偽を確認するのに、時の米国大統領ジョン・F・ケネディに対して「ワシントンがその証拠写真を握っているのなら見せろ」と要請したが、ケネディはきっぱりと断って、毅然とした態度でこう答えた。
「米国の大統領がそう言っているというだけで充分ではないか。」
d0123476_1236062.jpg
10. Biden: 'serious wound to national security.'
"The president's actions have made it far more difficult to get other countries to work with us on Iran or to believe us about anything else," said Sen. Joseph Biden, chairman of the Foreign Relations Committee. "It's hard to think of a more serious and self-inflicted wound to our national security."
ジョー・バイデン「防衛体制に深刻な影響」
米国議会上院の外交委員会の議長を務めるジョー・バイデン上院議員は、今回のNIE情報公開によって予想される海外での評価を、次のように予測する。
「今回までにブッシュ大統領のとった行動によって、米国以外の国にとってイランに対抗して我が国と共同戦線を張ることは、これまで以上にはるかに困難になった。イランに関してだけでなく他のあらゆる件に関して、米国を信用できない状況を作ってしまった。我が国の防衛体制において、今回以上の深刻で自滅的な損傷は、ちょっと考えられない。」
d0123476_12372423.jpg
11. Problematic flip-flop of NIE
MThe problem we have created for ourselves is not so much with the new NIE, which seems sober and sound—if sometimes self-contradictory.
How can it assert so confidently that Iran has halted its weapons program when Tehran is still enriching uranium and, the report concludes, "Iranian entities are continuing to develop a range of technical capabilities that could be applied to nuclear weapons"?

国家評価情報の180度転換
米国が自ら作り出した自滅的問題は、なにもひとえに今回の新しいNIEの内容変更のおかげだとは言いきれない。NIEの内容自体は、むしろしっかりした健全な情報である。ただしそれ自体が、以前の諜報総括情報の内容とは矛盾する点が多々あることを除けばの話だが。
それにしても実際問題として、イラン政府がいまだに核兵器の素材となるウラン濃縮化を行なっているというのに、諜報機関はどうすればあんなにも自信に満ちて「イランは核兵器開発を停止した」と断言できるのだろう。しかも、報告書の結論は次のような一文で終わっているというのに。
「イランの現状は、今後核兵器に対して転用される可能性のある濃縮ウランの、製造過程での幾多の技術的問題を開発する途上にある。」(完成は早くても2010年と見込まれている。)
d0123476_1238635.jpg
12. Questions against confidential sources
The real question is what possessed Bush and other senior administration officials—and the writers of the 2005 NIE—to be so confident of their earlier conclusions that Iran was pursuing a weapon?
Because now we know that the intel they were citing was, at best, mixed.

イランを糾弾し続けた根拠は何か?
今回の事柄で真に謎なのは、いったい何がブッシュや他の米国政府首脳高官に、悪霊のように「取り憑いて」いたのだろう?という疑問だ。特に2005年度のNIEの制作者にも言える事だが、どうしてあれほど自信たっぷりに「イランは核兵器を手に入れようとしている」という当初の結論をふりかざすことができたのだろう?
その理由は、今やわれわれの眼前に暴かれている。なぜなら彼らが報告を受けていた諜報内容は、百歩譲って弁解すれば、矛盾する交錯した内容の情報だったからだ。
d0123476_123909.jpg
ブッシュ政権の怖さを知る者ならぞっとするお三方 左から今回のNIEの発表に踏み切ったスティーブン・ハドリー大統領補佐官、ブッシュ帝国のダース・ベーダー、ディック・チェニー副大統領、米国諜報の影のドンで、イラク大使、国連大使を経て、現在はライス長官に次ぐ国務省の二番手、ジョン・ネグロポンテ国務次官

13. The change is in the air in D.C.
We should not be fooled by the spin out of the White House that "new" intelligence alone prompted the reassessment. What has changed at least as much as the intel is the cast of characters, and the political atmosphere.
ワシントン政界の空気の変化
今回ホワイトハウスが事後対策として言いふらしている言い訳に、われわれは二度と騙されてはいけない。彼らは「新しい諜報情報は、再検討を要するために提出されただけのことだ」などと、後付けで言い訳がましく説明を付け加えた。
しかし実際には、少なくとも「諜報情報そのものをできる限り変えた」という変遷自体が、諜報の世界が変わったということの本質を物語っている。そして政治をとりまく空気の変化も。
d0123476_1442171.jpg
14. Newly-arrived pros and pragmatists
Gone are ideologues like John Bolton and Scooter Libby, unremitting hardliners like Bob Joseph, the State Department's counterproliferation chief after Bolton, and politically driven officials like former CIA director George Tenet; newly arrived are pros and pragmatists like Robert Gates, CIA Director Michael Hayden and Director of National Intelligence Michael McConnell, who have successfully depoliticized intelligence assessments, as they're supposed to be.
実戦の強者による諜報の体質改善
ジョン・ボルトンやスクーター・リビイのようなネオコンのイデオロギー心酔者は、すでにホワイトハウスから去った。同じく、国務省のボルトンの後釜で懲りないタカ派のボブ・ジョゼフや、政治的野心に駆られた諜報官僚の代表、元CIA長官ジョージ・テネットももう現役ではない。
彼らの後継者として新たに参入したメンバーは、ラムズフェルドの跡を埋めたロバート(ボブ)・ゲイツ国防総省長官、マイケル・ヘイドンCIA長官、マイケル(マイク)・マッコネル国家諜報部門長官など、みな実戦で鳴らしたいわば制服組の軍事・諜報の生粋のプロばかりである。特にマッコネル長官は、諜報部門の情報分析を政治的影響力から切り離すことに成功した立役者でもある。

»» 次号 NIE衝撃レポート3「大統領選にまで拡大するNIEシンドロームの余波」へ続く
d0123476_12412560.jpg
【米国時間 2007年12月6日『米流時評』ysbee 訳】

»» 緊急特集「NIE衝撃の諜報レポート」
d0123476_1746245.jpg時 評  「NIEレポートで暴かれたブッシュの大嘘」
Part-1 「さらば、イラン戦争」
Part-2 「暴かれたブッシュ政権の戦争体質」
Part-3 「大統領選にまで波及するNIEシンドローム」
Part-4 「米外交のUターン・金宛ブッシュ親書の謎」
Part-5 「半島平和?ブッシュ最終章外交の突然変異」

d0123476_16472783.gif記事リンク http://beiryu2.exblog.jp/6695366
TBリンク http://beiryu2.exblog.jp/tb/6695366

__________________________________________________________________
いつもご愛読いただきまして大変ありがとうございます。ランキングのクリックがブログの活力です、よろしく!

f0127501_12134737.gifブログ村の国際政治部門で1位をキープ。みなさまのおかげです!
f0127501_10375846.gif政治経済ニュースでただ今4位です。もうちょっとでトップスリー!
d0123476_10141436.gifニュース部門でトップです。みなさまのクリックに感謝します!
d0123476_319955.gif社会経済ニュースでただ今11位。あと1票でベストテン入り!
d0123476_9295514.gif
||| 『米流時評』 特集シリーズ |||
次世代冷戦時代  | グローバルウォー | イラク戦争 | 中東のパワーラビリンス | テロとスパイ陰謀
ユーラシアの回廊 | プーチンのロシア | ブッシュと米国政治 | サルコジのフランス | EUとNATO
アルカイダ2.0 核のテロ | パキスタン戒厳令の季節 | アフガン・タリバンの復活 | ビルマの赤い川革命
ダイハード中国  | 欧米の見る日本  | トンデモ北朝鮮  | 世界不思議探検 | グローバルビジネス

by ysbee-2 | 2007-12-06 12:48 | ブッシュと米国政治

緊急NIE衝撃レポート1「さらば、イラン戦争」

f0127501_128435.gif
 ||| NIE衝撃レポート「さらば、イラン戦争」|||
d0123476_12554266.jpg

やはり米国史上最悪の亡国の政権だったブッシュのホワイトハウス
新しいNIEレポートで解消したイラン戦争懸念と浮上した陰謀疑惑


ニューズウィーク・サイト独占掲載 | マイケル・ハーシュ時評 |『米流時評』ysbee 訳
米国時間 2007年11月4日 |「イラン戦争なんか忘れることだ」それが、今回新たに発表されたNIE/National Intelligence Estimate(国家情報評価)の大意である。
レポートによると、イラン政府は原爆(Bomb)など造ってはいなかった。しかしながらこの報告書が与えた衝撃は、核爆発と同じくらい強烈なショックウェーブを残した。ともかく、この衝撃のレポート公開後の勝者と敗者を一瞥してみよう。
Forget War With Iran — Part 1
Newly-found winners and losers after the NIE report on Iran's nuking
By Michael Hirch | NEWSWEEK — Web Exclusive | Translation by ysbee
NOVEMBER 4, 2007 — 'Forget War With Iran.' That's the main implication of the startling new intelligence estimate that Tehran isn't working on a bomb. But the long-term impact is just as significant. A look at the winners and losers.

__________________________________________________________________
DECEMBER 5, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
d0123476_17164267.gif

  N E W S W E E K | W E B E X C L U S I V E

緊急時評:NIE衝撃レポートPART 1 「さらば、イラン戦争」
米国時間 2007年12月4日 | マイケル・ハーシュ/ニューズウィーク | 『米流時評』ysbee 訳


d0123476_12572527.jpg
1. DC-quake caused by new NIE report
President Bush, in his news conference today, said "nothing's changed" about the U.S. approach to Iran. On the contrary, everything has. What the U.S. president failed to acknowledge was that there had been an earthquake in Washington, which came in the form of this week's new National Intelligence Estimate (NIE) on Iran.
NIEレポートでホワイトハウス直撃の大地震
今日4日火曜のホワイトハウス記者室での記者会見で、ブッシュ大統領はイランに対する米国の今後の外交姿勢(approach)に関して、いみじくも「何の変化もない」と言い放った。しかし、実際にはその言とはまったく裏腹に、全てが変わってしまったようである。
米国の大統領ともあろう者が認識し損ねた事柄とは、現在ワシントンに地盤をくつがえすような大地震が起っており、その震源地はホワイトハウスで、原因は今週発表されたイランに関するインテリジェンスの集大成「NIE/National Intelligence Estimate=国家情報評価」の内容が巻き起こした衝撃波によるものだ、という事実である。
d0123476_1257585.jpg
2. The big question hanging over the U.S.
The most immediate impact is that the NIE resolved the big question hanging over the last 12 months of Bush's troubled tenure as president: will he attack Iran?
The answer now is almost certainly no.

イラク戦争後の最大の疑問
12月3日月曜に公開された内容の中でも、もっとも衝撃の大きかったのは次の一点であろう。
「ブッシュの問題の多い大統領としての手腕のおかげで、この1年間(米国のみならず世界に)投げかけられていた最大の疑問に対して、NIEはまさにその回答となった」米国民の上に暗雲のように覆いかぶさっていたその疑惑とは、「ブッシュは果たしてイランを攻撃するのか?」という疑問である。ところが、その答えが今や与えられたのだ。そしてその回答は、ほとんど間違いなく「NO」である。
d0123476_12583041.jpg
3. Now the world's biggest loser
The report also means that a host of international actors who are not necessarily friendly to America—from Iranian President Mahmoud Ahmadinejad to Russia's Vladimir Putin to Mohamed ElBaradei, the controversial head of the International Atomic Energy Agency—come out looking like winners. America's reputation in the world is the biggest loser.
世界に冠たる敗者
今回の報告書は、この大きな疑問への回答の他にも、アメリカにとっては必ずしも友好的とは言えない連中……イランのマフムード・アフマディネジャド大統領から、ロシアのウラジミール・プーチン大統領や問題発言の多い国連原子力監査委員会 IAEAのモハメド・エルバラダイ会長にいたるまで……ブッシュ政権に対抗する側の全員が、まるで勝者のように見える結果をもたらした。
世界におけるアメリカの実績は、今や「最大の敗者」に他ならない。
d0123476_8494779.jpg
4. Resolution for the case against Tehran
Most importantly, the new NIE means that the case against Tehran that Bush was busily building up as recently as Oct. 17, when he warned that Iran could start "World War III" if it obtained the bomb, will now be resolved through slow and subtle diplomacy, not war. (That's assuming the Israelis don't act on their own.)
イランの核兵器開発への疑惑が解消
こうした騒ぎの中でも注目するべきもっとも重要な事実は、NIEの報告は、ごく最近の例ではほんの先月行なわれた記者会見の内容、つまり「万一イランが核兵器を保有したら、第三次世界大戦を惹き起こす危険性がある」とブッシュが10月17日に記者発表で世界に警告を発した事実で代表されるように、ブッシュがあくせくと積み重ねてきたイラン政府に対する核兵器開発の疑惑が、間もなく解決を見るだろうということである。
しかも、緩慢ながらも外交手段を介して、戦争という手段をとらずに。(もっともこの場合、イスラエルが独自に行動(先制攻撃)を起こさない、という前提の元でだが)
d0123476_1304496.jpg
5. Controversial intelligence reports
In 2005 America's 16 intelligence agencies allowed Bush to keep that "option on the table" by concluding with "high confidence" that Iran was "determined to build a nuclear weapon." Now the spy agencies have concluded with the same "high confidence" that Tehran halted its nuclear weapons program—to the extent it had one—back in 2003.
米国諜報機関の相反するレポート内容
2005年の段階では16を数える米国の諜報機関の統合諮問機関NIC(National Intelligence Council=国家情報会議)が提出したある報告によって、ブッシュは(先制攻撃・核兵器使用をも含む)「あらゆる選択肢」を外交のテーブル上にそろえる状況が可能だった。その報告とは「イランが核兵器を製造する方針を決定した」という情報を「確信を持って」結論づけたNIEの内容であった。しかし今や米国のスパイ諜報機関の情報会議NICは、イラン政府が核兵器開発計画を廃棄したと、当時と同じ程度の「確信を持って」報告するのである。それがいつの事かというと、なんと2003年にさかのぼった事実なのである。
d0123476_1313699.jpg
6. No options but diplomacy
While the president said yet again Tuesday that "all options" remain open to him, the new NIE's conclusion suggests that another war would be not only foolish but probably an impeachable offense. In addition, the president will not now be able to marshal the public support he needs for another conflict.
新たな軍事行動を許さない世論
12月4日火曜の記者会見では、ブッシュ大統領はいまだに「すべての選択肢」がまだ彼の手中に残されていると言い張っている。しかしながらその一方では、今回の新しいNIEレポートの結論では「米国のもうひとつの戦争という考えは単にばかげているだけでなく、今度は多分「Impeachable Offense=弾劾されるべき軍事行動」となる可能性がある、とまで示唆している。おまけに大統領にはもう、さらなる紛争を起こすのに必要な米国一般大衆の支持を得るための、緊急手段は残ってはいないのである。
d0123476_1322775.jpg
7. Predicting a 'soft coup de etat'
All of this may be just the result Bush was looking for, since he knew he would be facing a full-scale rebellion in the Pentagon if he undertook such an action, possibly even the mass resignations of his defense secretary, CENTCOM commander and director of national intelligence.
防衛・諜報機関のソフトクーデター
これらすべての事柄は、もしかしたらブッシュが探し求めていた結論かも知れない。なぜなら、もし万一彼がそのような(イラク戦争の開戦時のように先制攻撃という)手段をとるならば、ある状況が発生するだろうということを承知していたはずだからである。
もしも、もうひとつの戦争に攻撃命令を下すならば、多分今度はペンタゴンがフルスケールで正面切って彼に反抗するだろうということ。具体的に想定するならば、多分ペンタゴン国防総省の官僚やCENTCOM=米中央軍総司令部の司令官、そして米国諜報機関の各局長クラスが、イラン攻撃に一斉に反対してそろって辞任するだろう、というとんでもない事態を。

【米国時間 2007年12月5日『米流時評』ysbee 訳】
d0123476_1333472.jpg
»» 次号 NIE衝撃レポート2「暴かれたブッシュ政権の戦争体質」へ続く

»» 緊急特集「NIE衝撃の諜報レポート」

d0123476_1746245.jpg時 評  「NIEレポートで暴かれたブッシュの大嘘」
Part-1 「さらば、イラン戦争」
Part-2 「暴かれたブッシュ政権の戦争体質」
Part-3 「大統領選にまで波及するNIEシンドローム」
Part-4 「米外交のUターン・金宛ブッシュ親書の謎」
Part-5 「半島平和?ブッシュ最終章外交の突然変異」

d0123476_16472783.gif記事リンク http://beiryu2.exblog.jp/6689988
TBリンク http://beiryu2.exblog.jp/tb/6689988

__________________________________________________________________
いつもご愛読いただきまして大変ありがとうございます。ランキングのクリックがブログの活力です、よろしく!

f0127501_12134737.gifブログ村の国際政治部門で1位をキープ。みなさまのおかげです!
f0127501_10375846.gif政治経済ニュースでただ今4位です
d0123476_10141436.gifニュース部門でトップです。みなさまのクリックに感謝します!
d0123476_319955.gif社会経済ニュースでただ今18位。がんばらなくては!
d0123476_9295514.gif
||| 『米流時評』 特集シリーズ |||
次世代冷戦時代  | グローバルウォー | イラク戦争 | 中東のパワーラビリンス | テロとスパイ陰謀
ユーラシアの回廊 | プーチンのロシア | ブッシュと米国政治 | サルコジのフランス | EUとNATO
アルカイダ2.0 核のテロ | パキスタン戒厳令の季節 | アフガン・タリバンの復活 | ビルマの赤い川革命
ダイハード中国  | 欧米の見る日本  | トンデモ北朝鮮  | 世界不思議探検 | グローバルビジネス

by ysbee-2 | 2007-12-05 13:22 | ブッシュと米国政治

緊急時評:NIEレポートで暴かれたブッシュの大嘘

f0127501_128435.gif
  ||| 諜報白書で暴かれたブッシュの大嘘 |||
d0123476_18291311.jpg

米国NIEレポート:「イランは核兵器開発を2003年にすでに中止していた!」
「イランの核開発」事実を知りながら国民を騙し続けてきたブッシュ政権の大嘘


d0123476_18552829.gif本日は「プーチン王朝の明日」のレイアウトを終えて翻訳に取りかかるところでしたが、緊急の話題に釘付けのため急遽予定を変更してこちらの記事を先行します。米国のニュースをチェックしている方ならすでに昨日の段階で日本でも報道されてご存知と思うのですが、あらためてそもそもの振り出しからお知らせします。
d0123476_18295879.jpg
時は霜月、十一月の朝(あした)。
DCが丘に記者満ちて、片目つむりの報道官名乗りいで、
諜報の紙、空に「白」示す。
全てイランは核もなし。

などとつぶやきたくなるような仰天のレポートです。単刀直入に言いましょう。(もう三段落目ですが)実はですね、ブッシュ政権がここ数年騒ぎ立てていた「イランの核兵器開発」ですが、この計画はなんと4年も前の2003年に「The End」、国連との約束通りに終わっていた、と言うんですね。で、何が問題かというと、ブッシュ政権はその事実を、米国インテリジェンス即ちCIAやNSAから報告を受けて知っていた、と言う事実が、昨日の段階で公けに暴露されました。
d0123476_18304088.jpg
それで何が問題かですって? ともかく、その事実を知りながらいけしゃあしゃあと「イランは核兵器を準備している」「中東は核戦争の危機に迫られている」「第三次大戦が勃発する危険な状態にある」と、ブッシュ本人が記者会見のたびに繰り返していたんですよ。毎度おなじみの「Big Bold Lie」こちらが赤面するほどの真っ赤っかの嘘八百だった訳です。

ということは、諜報情報を交換しているイスラエルも、当然その事実を知りながらシリアやイランを威嚇していたことになります。これは、単に情報のすれ違いとかそんな生易しい問題ではなく、ブッシュ政権にとっては致命傷の「国民の信頼を完全に裏切った、大統領にあるまじき詐欺行為」で、多分長いこと叫ばれ続けてきた「IMPEACH=ブッシュ政権弾劾」の運動が、本格的に動き出すことになるでしょう。
d0123476_18315446.jpg
今日はCNNとMSNBCの各ニュースショーを代わる代わるチェックしていたので、「ヌースアタマ」になっております。それにしても、イラクに続いてもう少しでイラン戦争へ踏み込ませられるところだった米国民の憤慨は、今やアメリカ全土で爆発寸前の活火山なみです。メディアの連中も相当アタマにきたと見えて、MSNBCでいつもは『COUNTDOWN』のキース・オルバーマンほど糾弾の厳しくない『HARDBALL』のクリス・マシューズでさえ、もう「大統領」とか「ブッシュ」ではなくて「That guy=あいつ」と呼んでいたほどです。

いつものニューズウィークでも、辛口の批評でおなじみのマイケル・ハーシュが、早速間髪を入れずにサイトに時評を出しました。タイトルは「Forget War With Iran」。私ならこうつけたい。「Never Forget That Big Liar」。
d0123476_18323779.jpg
【米国時間 2007年12月4日 『米流時評』ysbee 記】
»» 次号 緊急時評:NIE衝撃レポート1「さらば、イラン戦争」へ続く

d0123476_12434412.jpg記事リンク http://beiryu2.exblog.jp/6685560
TBリンク http://beiryu2.exblog.jp/tb/6685560


»» 緊急特集「NIE衝撃の諜報レポート」
d0123476_1746245.jpg時 評  「NIEレポートで暴かれたブッシュの大嘘」
Part-1 「さらば、イラン戦争」
Part-2 「暴かれたブッシュ政権の戦争体質」
Part-3 「大統領選にまで波及するNIEシンドローム」
Part-4 「米外交のUターン・金宛ブッシュ親書の謎」
Part-5 「半島平和?ブッシュ最終章外交の突然変異」

__________________________________________________________________
いつもご愛読いただきまして大変ありがとうございます。ランキングのクリックがブログの活力です、よろしく!

f0127501_12134737.gifブログ村の国際政治部門で1位をキープ。みなさまのおかげです!
f0127501_10375846.gif政治経済ニュースで3位に入りました!
d0123476_10141436.gifニュース部門でトップです。みなさまのクリックに感謝します!
d0123476_319955.gif社会経済ニュースでただ今15位。がんばらなくては!

d0123476_9295514.gif
||| 『米流時評』 特集シリーズ |||
次世代冷戦時代  | グローバルウォー | イラク戦争 | 中東のパワーラビリンス | テロとスパイ陰謀
ユーラシアの回廊 | プーチンのロシア | ブッシュと米国政治 | サルコジのフランス | EUとNATO
アルカイダ2.0 核のテロ | パキスタン戒厳令の季節 | アフガン・タリバンの復活 | ビルマの赤い川革命
ダイハード中国  |  欧米の見る日本  | トンデモ北朝鮮  | 大事故・大災害  | 世界不思議探検
グローバルビジネス | アップル vs MS  | ニュースで一服

by ysbee-2 | 2007-12-04 18:52 | ブッシュと米国政治

チャベスの警告「米のイラン攻撃で石油価格暴騰」

f0127501_128435.gif
   ||| チャベスとイラン戦争と原油価格 |||
d0123476_8572587.jpg
      AH: チャベッチ、逢いたかったで〜、国連がみんなしてオイラのことをいじめるんや。
      CH: アフマどん、おいどんとカストロ爺サマがついとるけん、ダイジョビでごわすぞ!


ベネズエラ大統領チャベス、サウジアラビアのOPECで米国に警告
米がイランを攻撃すれば原油価格は1バレル200ドルに暴騰する?


米国時間 2007年11月17日 | ロイター通信/ニュース速報 | 『米流時評』ysbee 訳
サウジアラビア・リヤド発 |17日土曜ベネズェラのウーゴ・チャヴェス大統領は、イラン政府の核開発をめぐって対立している米国がイランを攻撃すれば、石油原油価格は現行価格の2倍以上の1バレル当り200ドルまで暴騰するだろう、と発言した。(現在は80ドル前後)
「万一アメリカが狂気の沙汰で、イランを攻撃したりベネズェラを挑発したら、その場合には原油価格は、警戒されている100ドルどころか、200ドル以上に跳ね上がるだろう。」
チャベス大統領のこの発言は、サウジアラビアの首都リヤドで開催中の今年度のOPECサミットで、記者団に公開されたものである。
d0123476_858420.jpg
Chavez: Oil Prices Will Soar If U.S. Attacks Iran
Venezuelan leader warns prices could more than double to $200 per barrel

NOVEMBER 17, 2007, 1:20 p.m. | REUTERS — BREAKING NEWS | Translation by ysbee
RIYADH, Saudi Arabia — Venezuelan President Hugo Chavez said on Saturday that oil prices could more than double to $200 per barrel if the United States attacked Iran over a standoff about Tehran's nuclear program. "If the United States is crazy enough to attack Iran or commit aggression against Venezuela ... oil would not be $100 but $200," Chavez told an OPEC summit in the Saudi capital Riyadh.


d0123476_16472783.gif記事リンク http://beiryu2.exblog.jp/6586649
TBリンク http://beiryu2.exblog.jp/tb/6586649

__________________________________________________________________
いつもご愛読いただきまして大変ありがとうございます。ランキングのクリックがブログの活力です、よろしく!

f0127501_12134737.gifブログ村の国際政治部門で1位をキープ。みなさまのおかげです!
d0123476_319955.gif社会経済ニュースでただ今11〜14位。応援よろしくお願いします!
d0123476_10141436.gifニュース部門でトップです。みなさまのクリックに感謝します!
d0123476_9295514.gif
||| 『米流時評』 特集シリーズ |||
次世代冷戦時代  | グローバルウォー | イラク戦争 | 中東のパワーラビリンス | テロとスパイ陰謀
ユーラシアの回廊 | プーチンのロシア | ブッシュと米国政治 | サルコジのフランス | EUとNATO
アルカイダ2.0 核のテロ | パキスタン戒厳令の季節 | アフガン・タリバンの復活 | ビルマの赤い川革命
ダイハード中国  |  欧米の見る日本  | トンデモ北朝鮮  | 大事故・大災害  | 世界不思議探検
グローバルビジネス | アップル vs MS  | ニュースで一服

by ysbee-2 | 2007-11-17 08:10 | グローバルウォー

第4話 グローバルな核の時代を許した恐怖の構図

f0127501_128435.gif
  ||| グローバルな核の時代 恐怖の構図 |||
d0123476_2120624.jpg
英国関税Gメンが暴露する核取引の闇市場とドバイネットワーク

第3話からの続き |英国関税密輸Gメンのアミンもまた、この世界の常として、通常インテリジェンス組織の捜査方針の方が、警察や関税捜査などの司法組織のそれよりも、時として重要視されるならいは覚悟の上だった。しかし「核の脅威」というような大問題にかぎって見れば、彼に言わせればそれは大変な間違いである。「それは、どの時点で逮捕に踏み切るか?という問題だ。」彼はその点を強調して問いかける。
「問題は、判った時点ですぐに抑えるべきだったのか、それとも4年後に一網打尽にするべきか?なのですよ。しかし、たとえ4年後にネットワーク全体を捕まえたところで、核と言うブツを野放しにしてきたことで、どれだけ世界に脅威となる状況を生み出してしまったでしょうか?」

米国時間 2007年10月30日 | NBCニュース特捜班スクープ |『米流時評』ysbee 訳
»» インテリジェンス秘話『ドクター・カーンと核のネットワーク』
第1話「ドクター・カーンのグローバルな核のブラックマーケット」
第2話「英米 » ドバイ » パキスタン » リビア の核の密輸ルート」
第3話「北朝鮮とイランの核所有はカーン発ドバイ経由」
第4話「グローバルな新しい核の時代を許した恐怖の構図」


Dr. Khan's Nuclear Connection: Pakistan » Dubai » Iran
British agent says he alerted U.S., U.K. to A.Q. Khan's network in 2000
OCTOBER 30, 2007 EST | NBC News — BREAKING | Translation by ysbee
By Richard Greenberg and Robert Windrem — NBC News Special Investigation Team
BREAKING — As the U.S. and Europe brace for a showdown with Iran over that country’s nuclear program, a former British Customs investigator is asserting that the West missed a golden opportunity to disrupt Tehran’s nuclear effort seven years ago.


__________________________________________________________________
NOVEMBER 1, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
f0127501_457513.gif

  N B C N E W S | B R E A K I N G

第4話「グローバルな新しい核の時代を許した恐怖の構図」
米国時間 2007年10月30日 | NBCニュース特捜班スクープ | 『米流時評』ysbee 訳
By リチャード・グリーンバーグ/ロバート・ウィンドレム | NBCニュース特捜班プロデューサー


d0123476_21222298.jpg
1. An intelligence quarry, 'a brave fellow'
One former senior U.S. intelligence official described Amin as a “brave fellow” who was “right in his investigation” but wrong in his conviction that Khan’s network should have been shut down immediately after his discovery.

d0123476_21251730.jpgA second former senior intelligence official agreed, telling NBC, “We felt it was necessary to gather enough intelligence so that when we ripped up the network, we got it root and branch, not just knocking off the head and having the rest of it regenerate.”


CIAのアミン評「勇敢な奴だ」
米国の元諜報機関のエージェントデスクは、アミンを評して「勇敢な奴だ」と感心する。彼の評価では、アミンの捜査方法は正しいとしているが、カーン博士のネットワークを発見した時点で、ただちに摘発するべきだったと悔やむのは間違っていると言う。もうひとりのエージェントデスクもその説に同意であり、NBCのインタビューに対して次のように答えた。「われわれからすると、疑惑のネットワークを一網打尽にするためには、必要十分なインテリジェンスを蒐集する必要があり、その結果、組織の根から枝葉末節まで一挙に摘発できる。しかし、トップだけやっつけても残りを放置すれば、組織はいずれまた復活する怖れがある。」

2. Decade-old U.S. disruption on Khan’s activities
Persuading Pakistan to act against Khan also was a concern, according to this official. “It was hard enough to get the Pakistanis to act when we provided them all the detail we did. If we had asked a couple years beforehand, the answer would have almost certainly been no.” In fact, efforts by the U.S. to disrupt Khan’s activities outside Pakistan date back to at least 1998.
d0123476_213506.jpg
港湾都市ドバイに訪れる夕闇 運河沿いに立つこの国の元首でもあるシーク=首長サイードの広壮な居城


10年に及ぶカーン博士の活動妨害
この諜報デスクの話によると、パキスタン政府に対して、カーン博士を摘発するように説得するのも、もう一つの苦労だったらしい。「パキスタンの連中に、われわれが入手したすべての詳細情報を与えても、彼らは一向に動こうとしないんですから。もしわれわれ(CIA)が実際よりも1・2年前に彼らに頼んでいたら、彼らパキスタン人の答えは、おそらくノーに決まってましたよ。」実際、パキスタン国外でのカーン博士の活動を止めようとした米国の努力は、少なくとも1998年から続いていた。

3. Did Khan deal with North Korea?
According to retired Pakistani Brig. Gen. Feroz Khan, then a senior military official, top U.S. diplomats asked Pakistan about Khan’s dealings with North Korea, and Pakistani officials in turn questioned him. "In my presence, he completely denied he had any linkage on nuclear issues with North Korea,” the Pakistani general told NBC News. He said Pakistani officials believed A.Q. Khan, in part because the scientist had made authorized trips to North Korea for a “non-clandestine” deal involving missile and conventional technology. Later, it was determined that Khan had provided Pyongyang with centrifuge technology.
d0123476_21271150.jpg
カーン博士は北朝鮮にも核を売ったか?
この件に関しては、パキスタンの退役軍人で当事者だった元陸軍大隊長フェロズ・カーン将軍が内情に詳しい。当時米国国務省の外交官が、パキスタン政府に対してカーン博士が北朝鮮と取引があるかどうかを、彼に訊ねた。そこでこのパキスタンの退役将校は、カーン博士に直接質問したそうである。「私が面と向かって訊いた限りでは、カーン氏は核をめぐっての北朝鮮とのつながりは一切ないと、完全に否定しました。」このパキスタンの退役将校は、NBCの取材に対してこう答えた。
しかしながら彼の伝えるところでは、パキスタン政府高官でさえも、「A.Q.カーンはミサイルと最新テクノロジーを含む『密輸』ではない貿易取引のために、北朝鮮から特別入国許可を受けて、現地へ数回渡った」という事実を承知していたという。
後に2006年に北朝鮮が核とミサイル実験を強行するに及んで、カーン博士が北朝鮮に対してウラン濃縮の核の技術を売り渡したことは、決定的事実となった。

4. Global network covered three continents
In February 2004, then-CIA director George Tenet described the “unrelenting” investigation: “Working with our British colleagues we pieced together the picture of the network, revealing its subsidiaries, scientists, front companies, agents, finances, and manufacturing plants on three continents. Our spies penetrated the network through a series of daring operations over several years. The arrests were made in South Africa and Europe."
d0123476_9153017.jpg
イランの核装備に対するカーン博士の役割
イランに関しては、このパキスタン退役将校の話では「1990年代にA.Q.カーンがイランへ送った濃縮ウランは、すでに旧くて使い物にならない」そうである。しかし「イランがもっとも開発を進めたのは2002年と翌03年なので、必ずしもA.Q.カーンのおかげではない」とも言っている。
その説の通り、2003年の2月には IAEA国連原子力事務局のモハメド・エルバラダイ事務局長が、ナタンツにあるイランのウラン濃縮プラントを視察したが、一気に1千本ものウラン燃料棒を使用して施設で作動しているのを見て、あらためてイランの核技術の著しい進展に驚いたと伝えられている。

5. Iran now claims 3,000 centrifuges
Last month, President Mahmoud Ahmedinajad said Iran had reached its long-stated goal of producing 3,000 centrifuges. If that claim is true — and some experts are skeptical — it would be enough to generate the amount of highly enriched uranium needed for at least one nuclear weapon within a year. Today, the United States is still trying to recover from the impact of the Khan network, and doing what it can to thwart Iran from developing nuclear weapons.
d0123476_9142129.jpg
イラン、すでに3000本の核燃料棒保有
先月マフムード・アフマディネジャド大統領は、イランがついに長い間の目標だった燃料棒3千本を製造したと発表した。もしこの声明が事実であるならば、(一部の専門家は疑いの目を向けているが)1年間に少なくとも1個の核爆弾(原爆)を製造するのに必要な濃縮ウランの総量に該当する。今日イランの核問題に遭遇している米国は、カーン博士の核のネットワークの衝撃から、いまだに回復しようと躍起になっているのが現状だ。そして、イランの核兵器開発を阻止するために全力を尽くしている。

6. Trying to thwart Iran from nuclearization
Tehran, which denies pursuing nuclear weapons, has claimed that the United States and other Western intelligence agencies have engaged in sabotage by inserting defective and even dangerous equipment into the supply pipeline for the Iranian centrifuge program. A former senior intelligence official confirms as much, telling NBC News: “I don't know how much is bad equipment and how much is sabotaged, but they're not fantasizing when they say the Great Satan is engaged in sabotage.”
d0123476_21292267.jpg
イランの核開発と米国諜報活動
核兵器調達を否定しているイラン政府は「米国や他の西欧諸国のスパイ組織が、イランの核燃炉計画に対して燃料供給のパイプラインに危険な部品を挿入したりして、サボタージュ行為を行なっている」と非難している。しかしNBCニュースが取材した限りでは、米諜報機関の元部長はこう答えている。「私の立場では、イランの核施設にいったいどれだけ悪い部品が装填されて、どれだけサボタージュが行なわれたのかは知る由もない。しかし、彼らイラン人が『偉大なる悪魔がサボタージュに取り組んだ』と言っているところをみると、あながち誇大妄想ではなくて、実際かなりな被害があったのかも知れない。」

7. Nuclear black market remains lucrative
A.Q. Khan remains under house arrest in Pakistan. U.S. authorities have never questioned him directly. Some of his partners have faced criminal charges elsewhere. Experts like former U.N. weapons inspector David Albright consider the response since then “tepid.” The nuclear black market, Albright told NBC News, “remains a lucrative business and the chance of getting caught and punished isn’t that great.”
d0123476_9164619.jpg
核の闇市場、依然として活況
A・Q・カーン博士は、現在パキスタン国内で自宅幽閉の処遇にある。米国のFBIや関税捜査局はいまだかつて、カーン氏を直接尋問した形跡は見られない。しかし、世界各地に散らばっている氏のビジネスパートナーの中には、すで有罪判決が下りている者もいる。国連の核兵器監査員だったデーヴィッド・オルブライト氏は、イランの核開発が「ぬるま湯」的に初歩的な段階だった当初の捜査を振り返って、NBCニュースのインタビューに対しこう感想を述べた。
「核のブラックマーケットは、今日でも莫大な利益のあるビジネスだ。しかも、その件で逮捕されたり罰せられたりするリスクは、実のところ、いまだに不相応に少ないままである。」 [了]

【米国時間 2007年11月1日 訳『米流時評』ysbee】

d0123476_16472783.gif記事リンク http://beiryu2.exblog.jp/6505719
TBリンク http://beiryu2.exblog.jp/tb/6505719

__________________________________________________________________
いつもご愛読いただきまして大変ありがとうございます。ランキングのクリックがブログの活力です、よろしく!

f0127501_12134737.gifブログ村の国際政治部門で1位をキープ。みなさまのおかげです!
f0127501_10375846.gif政治経済ニュースで4位です。もうひと息でベスト3!
d0123476_10141436.gifニュース部門でトップです。みなさまのクリックに感謝します!
d0123476_319955.gif社会経済ニュースでただ今11位。応援よろしくお願いします!

d0123476_9295514.gif
||| 『米流時評』 特集シリーズ |||
次世代冷戦時代   | グローバルウォー | イラク戦争  | 中東のパワーラビリンス
ユーラシアの回廊  | テロとスパイ陰謀 | プーチンのロシア | ブッシュと米国政治
サルコジのフランス | ダイハード中国  | トンデモ北朝鮮  | ビルマの赤い川
欧米の見る日本  | グローバルビジネス | 大事故・大災害  | 世界不思議探検

by ysbee-2 | 2007-11-01 21:30 | テロとスパイ陰謀

第3話 北とイランの核はカーン発ドバイ経由

f0127501_128435.gif
   ||| 北朝鮮とイランの核コネクション |||
d0123476_984196.jpg
英国関税密輸Gメンが暴露する核の闇取引市場・ドバイネットワーク

第2話からの続き |しかしその後まもなく、真夜中に緊急の電話がかかってきて、MI6の支局長と英国税関の高官とただちに逢うように指示を受け、アミンはホテルのロビーへ呼び出された。ロビーで逢うなり、エージェント支局長は単刀直入にこう言った。「君の命が危ない。」

米国時間 2007年10月30日 | NBCニュース特捜班スクープ |『米流時評』ysbee 訳
»» インテリジェンス秘話『ドクター・カーンと核のネットワーク』
第1話「ドクター・カーンのグローバルな核のブラックマーケット」
第2話「英米 » ドバイ » パキスタン » リビア の核の密輸ルート」
第3話「北朝鮮とイランの核所有はカーン発ドバイ経由」
第4話「グローバルな新しい核の時代を許した恐怖の構図」


Dr. Khan's Nuclear Connection: Pakistan » Dubai » Iran
British agent says he alerted U.S., U.K. to A.Q. Khan's network in 2000
OCTOBER 30, 2007 EST | NBC News — BREAKING | Translation by ysbee
By Richard Greenberg and Robert Windrem — NBC News Special Investigation Team
Continued from Part 2 — Soon after, Amin said, he got an urgent phone call in the middle of the night telling him to meet the station chief and a Customs official in his hotel lobby. “The station chief cut to the chase,” Amin said. “He basically said to me … ‘Your life's in danger.’”


__________________________________________________________________
NOVEMBER 1, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
f0127501_457513.gif

  N B C N E W S | B R E A K I N G

第3話「北朝鮮・イラン・シリアの核所有はカーン発ドバイ経由」
米国時間 2007年10月30日午前8時20分 | NBCニュース特捜班スクープ | 『米流時評』ysbee 訳
By リチャード・グリーンバーグ/ロバート・ウィンドレム | NBCニュース特捜班プロデューサー


d0123476_911216.jpg
1. 'Your life's in danger'
Amin said he did not believe the threat was that serious. The next evening, Amin said, his boss ordered him to return to London on the next plane. Amin returned to England dispirited late in April 2000, without evidence of the Libya connection and without an interview with suspect Buhary Syed Abu Tahir.

脅迫と即刻帰国命令d0123476_9225375.jpg
しかしあまりにも唐突なので、アミンはその脅し文句を文字通りの深刻な脅威としては受け止めなかった。
ところがその翌朝、彼は上司から直接連絡の電話を受けとった。それは、次に飛び立つ飛行機ですぐにロンドンへ舞い戻るように、という指示だった。アミンは仕方なく指示通りに英国へ帰国した。2000年の4月下旬のことだった。その結果、リビアコネクションの証拠となる書類の原本も、そのコネクションの容疑者ブハリ・サイード・アブタヒールへの尋問もあきらめねばならなかった。

ユナイテッド・アラブ・エミレーツの首都デュバイにある伝統的アフリカンアラブ様式の「ウィンドタワー」

2. U.K. court gave a suspended sentence
In October 2001, the case ended with a whimper: Abu Bakr Siddiqui was convicted in a British court on three counts of export violations, but given a suspended sentence. The judge said he was satisfied that Siddiqui was unaware of the intended use of the exports. A family member told NBC News that Siddiqui was traveling and unavailable for comment.
d0123476_9115643.jpg
英国法廷で密貿易に執行猶予の軽判決
2001年の10月には、このケースは立ち消えになってしまった。それというのも、アブバクル・シディクには英国の法廷で、輸出入取締法違反で3件の起訴事実において有罪判決が下ったが、最終的には実刑を免れ執行猶予となったからである。その法廷の担当判事は、被告シディクが輸出品の最終的用途については知らなかったという申し開きを真に受けて判断したもので、満足のいく判決を下せたと語っていた。NBCニュースがこの件に関して独自に取材しようとシディクの自宅へ連絡を入れたが、家人の話ではシディクは旅行中であり、その件に関してはコメントはできないと断られた。

3. Cascade of information about Khan’s operations
UIn October 2003, authorities boarded the cargo ship BBC China in Italy and found thousands of centrifuge parts destined for Libya. That case, which led to a cascade of information about Khan’s operations, was widely considered an enormous intelligence success.
d0123476_9123462.jpg
カーン・オペレーションに関する膨大な情報
判決から2年後の2003年の10月には、イタリーの沖合でBBC China号という不審な貨物船をイタリーの海上保安庁が発見し、乗り込んで捜査したところ、リビアへ向けて輸送中の数千本の濃縮ウランの核燃料棒が、その船の船倉から発見された。保安部の捜査でこの摘発された事件からは、カーンの核素材の密輸オペレーションについて、まるでなだれ落ちる滝のように、膨大な情報が次々にもたらされ、世界的にも諜報側の大勝利と言う評価を獲得した。

4. Global network covered three continents
In February 2004, then-CIA director George Tenet described the “unrelenting” investigation: “Working with our British colleagues we pieced together the picture of the network, revealing its subsidiaries, scientists, front companies, agents, finances, and manufacturing plants on three continents. Our spies penetrated the network through a series of daring operations over several years. The arrests were made in South Africa and Europe."
d0123476_9131475.jpg
3大陸にまたがる巨大な核のネットワーク
またその翌年2004年2月には、当時のCIA局長ジョージ・テネットが、この核のマーケットに対する諜報側の捜査を「不屈の闘い」と表現し、次のように述懐している。
「我が国の同胞英国の諜報仲間の活躍によって、その捜査過程で明らかになった各部分をつなぎあわせた結果、科学者、請負人、トンネル会社、エージェント、投資家、そして核の製造工場にいたるまで、アジア・アフリカ・アメリカと3つの大陸を股に賭けて暗躍していた、巨大な核のネットワークの全体像を、われわれは掴む事ができた。われわれ英米のスパイはネットワークに潜伏し、数年間にわたって一連の大胆かつ危険な作戦を敢行してきた。その結果、南アフリカとヨーロッパの両大陸で、容疑者を逮捕する事ができた。」

5. Tahir in Malaysia, arrested and released
In Malaysia, police detained Tahir, who admitted helping Khan send used centrifuge units to Iran in the mid-1990s, according to a police report. After more than two years in custody, Tahir reportedly was released and left Malaysia. NBC News has not been able to confirm his current whereabouts. Malaysian authorities did not reply to a request for comment. The government of Dubai and U.K. Customs did not respond to requests for comment.
d0123476_1756333.jpg
マレーシアのタヒール、検挙後裁判で釈放
一方マレーシアでは、90年代の半ばに、パキスタンにいるカーン博士がイランに対して、使用済みの濃縮ウランを数本送るのに幇助した事実を認めたタヒールを、警察が逮捕していた。その後2年以上の拘束期間の後、タヒールは釈放されてマレーシア市内に出所したと伝えられている。
NBCニュース特捜取材班は、タヒールの最近の消息を確認しようとしたが、失敗に終わった。マレーシアの警察は、この件に関するコメントを避けている。ドバイ政府と英国の関税局へも同様にコメントを要望したが、応答はなかった。

6. Did spy agencies operation awkward?
U.S. officials involved in the Khan case acknowledge that from 2000 to 2003 Iran made significant strides thanks in part to know-how obtained via Khan. Atif Amin believes Khan’s network could have been disrupted much earlier had he been allowed to probe further in spring 2000. It appeared to him that the CIA and MI6 (through their Joint Intelligence Committee) had decided to let Khan continue operating in the interest of gathering more intelligence.
d0123476_9135157.jpg
長過ぎたか諜報の秘密捜査期間
カーン博士のケースにたずさわった米国のエージェントは、2000年から2003年にかけて、イランが核開発の上で目覚ましい進展を遂げた事実を認めている。これはある部分、イランがカーン博士経由で入手した核製造技術のせいである。英国の関税Gメンであるアティフ・アミンも、2000年春の段階で(前号で述べたようにドバイ警察によって)捜査が妨害されずに順調に展開できていたら、カーン博士のネットワークをもっと早い段階でストップできたはずだと確信している。彼の立場から振り返ると、米国のCIAと英国のMI6の両方において、その当時の判断ではカーン博士を泳がせて、より広汎なインテリジェンス情報を蒐集する方に重きをおく捜査方針がとられたようであった。

7. A huge question where to stop networking
He acknowledged that intelligence interests do sometimes outweigh those of law enforcement, but gambling with such a threat, he believes, was a mistake. “It's a question of where do you stop it?” he said. “Do you stop it then? Do you stop it four years later? And if you stop it four years later, how much damage has been done?”
d0123476_9172845.jpg
どの時点で一網打尽にするべきか
アミンもまたこの世界の常として、通常インテリジェンス組織の捜査方針の方が、警察や関税捜査などの司法組織のそれよりも、時として重要視されるならいは覚悟の上だった。しかし、核の脅威というような大問題にかぎって見れば、彼に言わせればそれは大変な間違いである。
「それは、どの時点で逮捕に踏み切るか?という問題だ。」彼はその点を強調して問いかける。
「その時に抑えるべきだったのか? それとも4年後に一網打尽にするべきなのか? しかも、たとえ4年後にネットワーク全体を捕まえたところで、核と言うブツを野放しにしてきたことで、どれだけ世界に脅威となる状況を生み出してしまっただろうか?」

»» 次号へ続く 第4話「グローバルな新しい核の時代を許した恐怖の構図」
【米国時間 2007年11月1日 訳『米流時評』ysbee】

d0123476_16472783.gif記事リンク http://beiryu2.exblog.jp/6502069
TBリンク http://beiryu2.exblog.jp/tb/6502069

__________________________________________________________________
いつもご愛読いただきまして大変ありがとうございます。ランキングのクリックがブログの活力です、よろしく!

f0127501_12134737.gifブログ村の国際政治部門で1位をキープ。みなさまのおかげです!
f0127501_10375846.gif政治経済ニュースで4位です。もうひと息でベスト3!
d0123476_10141436.gifニュース部門でトップです。みなさまのクリックに感謝します!
d0123476_319955.gif社会経済ニュースでただ今11位。応援よろしくお願いします!

d0123476_9295514.gif
||| 『米流時評』 特集シリーズ |||
次世代冷戦時代   | グローバルウォー | イラク戦争  | 中東のパワーラビリンス
ユーラシアの回廊  | テロとスパイ陰謀 | プーチンのロシア | ブッシュと米国政治
サルコジのフランス | ダイハード中国  | トンデモ北朝鮮  | ビルマの赤い川
欧米の見る日本  | グローバルビジネス | 大事故・大災害  | 世界不思議探検

by ysbee-2 | 2007-11-01 15:30 | テロとスパイ陰謀

イラン警告:1分間で1万1千発ミサイル発射可能

f0127501_128435.gif
 ||| イラン、ミサイル1万1千発で反撃と警告 |||
d0123476_8453370.jpg

イラン、ミサイル軍事力で仮想敵国の米国・イスラエルの攻撃に警告
いかなる攻撃を受けても、ミサイル1万1千本を1分以内に発射用意


米国時間 2007年10月19日 | イラン・テヘラン発・AP通信現地速報
20日土曜イラン革命軍の司令官は国営テレビの番組で「いかなる攻撃を受けてもイランはその直後1分以内に、仮想敵国の基地へ向けて1万1千発のミサイルを打ち込む能力がある」と発言した。
Iran Says It Can Fire 11,000 Rockets in a Minute
Warns that 'enemy bases' would be targeted after any possible attack
OCTOBER 20, 2007 EST | Associated Press/BREAKING | Translation by ysbee
TEHRAN, Iran — Iran is capable of firing 11,000 rockets into enemy bases within the first minute after any possible attack, state-run television quoted a top Revolutionary Guards Corps commander as saying Saturday.

__________________________________________________________________
OCTOBER 21, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
f0127501_2052197.gif

A s s o c i a t e d P r e s s|BREAKING

イラン軍事力で威嚇、仮想敵軍へミサイル1万1千本瞬時発射能力
米国時間 2007年10月20日午後8時46分 | テヘラン発現地速報/AP通信 | 訳『米流時評』ysbee


d0123476_847215.jpg

1. Firing ability of 11,000 missiles in a minute
Gen. Mahmoud Chaharbaghi, the missile commander of the Guards, said Iran has identified all enemy positions and was prepared to respond in less than a minute to any possible attack. "Enemy bases and positions have been identified. ... The Guards ground force will fire 11,000 rockets into identified enemy positions within the first minute of any aggression against the Iranian territory," the television quoted Chaharbaghi as saying.
d0123476_8481856.jpg
仮想敵国軍隊に1万1千発のミサイル発射可能
イラン革命政府軍のマムード・チャハルバギ将軍は、エリート精鋭軍Qods=コッズのミサイル担当司令官であるが「イランは敵側の配陣をすべて掴んでおり、いかなる攻撃を受けた場合でも1分以内にただちに反撃する用意はできている」と語ったと伝えられた。「敵陣の各基地と兵器の装備は確認されている..... イラン領土内に対していかなる侵略があったとしても、革命軍の地上部隊はそれから1分以内に、確認されている敵の位置に1万1千発のロケットミサイルを打ち込む事ができる。」イラン国営テレビは、以上の内容をチャハルバギ総司令官の発言として報道した。

2. 245,000 U.S. troops surrounded Iran
Chaharbaghi did not specifically identify the bases or the enemy and did not refer to arch foes Israel or the United States by name. But the U.S. has 40,000 troops on various U.S. bases in other Persian Gulf countries and 20,000 in Mideast waters. Another 160,000 U.S. troops are in neighboring Iraq and about 25,000 are in another one of Iran's neighbors, Afghanistan.
d0123476_8485879.jpg
中東・アフガン一帯に24万5千名の米軍配備
チャハルバギ総司令官は、敵陣とはどの国のどの基地を具体的に指すのかは特定しなかった。またイランの仮想敵国がイスラエルなのか米国なのかも名指ししなかった。しかし、米国はペルシャ湾一帯の国家に敷設してある米軍基地各所に4万名の陸軍を、また中東地域の海上に2万名の海軍を常時配備している。そのほかに、16万名の米国連合軍(陸軍・海兵隊・国家治安部隊)をイランの西隣のイラクに、また2万5千名をイランの東隣のアフガニスタンに配備している。

3. Iran's rockets cover the entire region
Iran's semiofficial Fars news agency also quoted Chaharbaghi as saying that Iran's radar-avoiding rockets cover the entire Persian Gulf and the entire Iran-Iraq border. Both on state-run TV and in Fars, he only used the word rocket, not missile. A rocket is normally an unguided weapon whereas missiles usually have guidance systems. Chaharbaghi was quoted by Fars as saying that rockets with a range of 250 kilometers 155 miles will be delivered to the Guards ground force soon. He didn't elaborate.
d0123476_8493033.jpg
中東全域をカバーするイランのミサイル攻撃能力
イランの半国営新聞FARSニュースの報道によると、チャハルバギ司令官は「西側のレーダーに感知されない仕様を施したイランのロケット(ミサイル)の射程距離は、ペルシャ湾一帯からイラン・イラク国境地帯にいたる一円をカバーしている」と語ったと伝えている。国営テレビの放送内容とFARS紙の記事内容の両方とも、通常は「ミサイル」と表現される部分を、司令官は「ロケット」という言葉だけを用いていた。一般的用法としては「ミサイル」が誘導装置のついた兵器を意味し、「ロケット」は誘導装置のない兵器を指す。FARS紙の報道によれば、司令官の説明では、射程距離250キロのそれらのロケット(ミサイル)は、イラン革命政府軍地上部隊の各基地へまもなく配送される予定である。それ以上の詳細は発表されなかった。

4. Alarming over the possibility of war
Iran has periodically raised alarms over the possibility of war, particularly when the West brings up talk of sanctions over Tehran's rejection of a U.N. Security Council demand that it halt uranium enrichment. Tensions are high between Washington and Tehran over U.S. accusations that Iran is secretly trying to develop nuclear weapons and helping Shiite militias in Iraq that target U.S. troops. Iran denies the claims. Washington has said it is addressing the Iran situation diplomatically, rather than militarily, but U.S. officials also say that all options are open.
d0123476_850873.jpg
核問題紛糾で戦争の可能性を警告
イランはこれまでにもたびたび、戦争の可能性について警告を発してきた経緯がある。特に、ウラン濃縮工程を廃絶せよという国連安保理の要請を、イラン政府が無視する事で繰り返される、経済制裁加圧の議案を西側が提出するたびに、常に中東戦争の危機が語られる状況を作ってきた。
特に、米国は「イランがイラクの駐留米軍をターゲットとするシーア派軍団に対して、武器を供与したり、内密裡に核兵器開発を進めている」と非難している件の真偽をめぐって、米国政府とイラン政府の間の緊張はこれまでにないほど高まっている。しかし米国の糾弾する内容を、イラン側ではすべて否定している。米国政府はイランとの関係を、軍事的手段ではなく外交的方策を用いて解決しようとしているが、政府高官が明らかにしている状況では、その一方で対応策として全ての手段を用意している(all options are open=軍事手段もあり)とも述べている。

5. Contingency plans to bomb Israel
Last month, a top Iranian air force general said Iran has drawn up contingency plans to bomb Israel should the Jewish state attack Iran. He made the comments days after French Foreign Minister Bernard Kouchner said that the international community should prepare for the possibility of war in the event Iran obtains atomic weapons, although he later stressed the focus is still on diplomatic pressures.
d0123476_8503614.jpg
イスラエルに対する仮想空爆プラン
先月の段階でイラン空軍の一司令官は、「万一イスラエルがどうしてもイランを攻撃するべきだと決定した場合には、前もってイスラエルを空爆する仮想の攻撃計画が、イラン軍にはすでにできあがっている」と明らかにした。この発言は、フランスのベルナール・クーシュネル外相の国際的発言を受けて立ったもので、「国際社会は、イランが核兵器を入手すれば戦争になりかねないという可能性に、充分に対処する用意を心がけるべきだ」というクーシュネル発言の翌日に、対抗する意見として報道陣に漏らされた内容であった。もっともクーシュネル外相は、その後すぐに「焦点はいまだ外交手段にある」と強調して、発言内容を緩和した。

6. Iran denounces Bush's WWIII warning
Iran on Thursday denounced a warning by U.S. President George W. Bush that the Iran's nuclear activities could lead to World War III, saying the statement was warlike rhetoric geared at diverting U.S. attention from White House failures in Iraq. The White House said Bush was simply making "a rhetorical point" when he suggested that if Iran could make nuclear weapons, it could lead to World War III.
d0123476_8515192.jpg
ブッシュの「第三次世界大戦」発言を非難
イランは18日木曜、前日米国のブッシュ大統領が発した「イランの核開発の動きは、第三次世界大戦へと導くおそれがある」という警告に反論して「ブッシュの宣言は、イラク戦争でのホワイトハウスの失敗から米国民の目をそらせようとする意図でもたらされた、挑戦的な詭弁にほかならない」と決めつけた。これに対しホワイトハウス側では、ブッシュ大統領は「イランが核兵器を製造できるようになれば第三次世界大戦へと導く可能性がある」という言葉通りを意図したものであり、「論旨」を明確にするために端的に表現しただけだと応戦した。

7. Qods warns U.S. base as targets
Another top Iranian Revolutionary Guards commander warned last month that U.S. bases around Iran would be legitimate targets. "Today, the United States is within Iran's sight and all around our country, but it doesn't mean we have been encircled. They are encircled themselves and are within our range," Gen. Mohammed Hasan Kousehchi told IRNA in September.
d0123476_8522745.jpg
「ミサイル攻撃目標は中東の米軍基地」
イラン革命政府軍精鋭部隊コッズのもうひとりの司令官は、すでに先月の段階で「イラン周辺諸国の駐留米軍基地は、すべてイランの仮想敵としてのターゲットである」と警告を発している。
「今日米国はイランの視野内にあって、わが国周辺の諸国に駐留している。このことは、わが国が米軍に包囲されたということではない。むしろ逆に彼らはイラクやアフガニスタンでは、叛徒という敵にとり巻かれて点在しており、全ての米軍基地がわが国のミサイルの射程距離内にある」モハンメド・コウセヘチ司令官は、9月の段階で国営放送IRNAを通じてこう威嚇的発言を行なった。

8. Showing off its military might
字数制限いっぱいのため、この段落の英文原文を省略します。
d0123476_6282119.jpg
卓越した軍事力を誇示
イランは先月の革命記念日に、魚雷、無人スパイ偵察機、そしてイラン国産の新型爆撃戦闘機にいたるまでパレードに参加して、その軍事力を披露した。近年イランでは、国産のシャハブ3型ミサイルを改良し、射程距離を半径約2000キロ(1250マイル)まで延ばし、その結果イスラエルまで攻撃可能な範囲となり、しかも核弾頭搭載が可能となった。
しかし、これに対する米国側の受け止め方として、先月米軍の中東地区最高司令官である海軍のウィリアム・ファーロン提督は、イランは自ら鼓吹するほどの強力な軍事力はまだ備わっていない、と見る見解を示してこう述懐した。「イランは、国家として実質的にはまだそれほど強力ではないと思う。軍事的な面で観ても、あるいは経済的、政治的な面でも、恐るに足らない。」

【米国時間 2007年10月21日 訳『米流時評』ysbee】

d0123476_16472783.gif記事リンク http://beiryu2.exblog.jp/6420742
TBリンク http://beiryu2.exblog.jp/tb/6420742

次号予告:アルメニア人虐殺問題でトルコ、米と決裂/ミャンマー軍事政権に日本もついに経済制裁/
/イスラエルのオルメルト首相提案:ユダヤとアラブのエルサレム二都物語

__________________________________________________________________
||| 中東核戦争 特集記事 |||
d0123476_8345660.jpg序 章 中東核戦争前夜?急浮上するシリア対イスラエル核紛争
第1章 戦争挑発行為?イスラエル爆撃機のシリア領空侵犯
第2章 シリア対イスラエル 中東核戦争の危機は本物か
第3章 新・ジェリコの闘い イランのミサイル報復作戦
第4章 核のターゲットは駐留米軍 国連とEUの経済制裁
第5章 消された記事『中東代理戦争・シリアvsイスラエル』
第6章 囁かれる中東核戦争
   中東核戦争6.1 ホワイトハウスのウォーゲーム
   中東核戦争6.2 2008年核戦争の冬・チェニーのウォープラン
   中東核戦争6.3 復讐の世紀・中東戦争「核のアルマゲドン」
   中東核戦争6.4 暴かれた大謀略・イスラエルとネオコンの中東核の戦略
第7章 驚愕!原爆搭載機 B-52飛行事件は米空軍内のクーデターか?

__________________________________________________________________
||| 『米流時評』 特集シリーズ |||
次世代冷戦時代 | グローバルウォー | イラク戦争 | テロとスパイ陰謀
中東・権力の迷宮 | ブッシュと米国政治 | プーチンのロシア | サルコジのフランス
欧米の見る日本 | ダイハード中国 | トンデモ北朝鮮 | ビルマの赤い川


いつもご愛読いただきまして大変ありがとうございます。ランキングのクリックがブログの栄養です、よろしく!

f0127501_12134737.gifブログ村では国際政治部門でただ今2位です。
f0127501_10375846.gif政治部門にチャレンジです。20位から一歩ずつ上がってます。
d0123476_10141436.gifニュース部門でトップです。みなさまのクリックに感謝します!
d0123476_8292554.jpg社会経済ニュースでベスト10内。応援よろしくお願いします!

by ysbee-2 | 2007-10-21 09:04 | 中東核戦争

プーチン、イランの核販促カスピ海ツアー

f0127501_128435.gif
   ||| プーチン「核の販促」カスピ海ツアー |||
d0123476_1025612.jpg
暗殺計画発覚無視、カスピ海サミット出席でロシアンパワーを確認
アフマディネジャド大統領とイランの核施設建設をめぐって直談判


米国時間2007年10月15日 ドイツ・ワイスバーデン発 |ロシアのウラジミール・プーチン大統領は、ロシア秘密警察によって訪問予定先イランでの暗殺計画が暴かれたにもかかわらず、15日月曜以前からの計画通りイランを訪問する予定に変更はないと語った。「もし自分に対する暗殺の脅威に気遣って行動を左右したなら、私は自宅から一歩も外へ出ないだろう」プーチン氏は暗殺の危険性に対する覚悟をこう説明した。(訳者注:プーチン大統領は16日開催予定のカスピ海サミットに出席する途上、ドイツでメルケル首相と会談、今日は初めてイランを訪問しアフマディネジャド大統領と核施設について討議する予定である)

Putin to Go to Iran Despite Assassination Report
First trip to Tehran by a Russia leader since wartime summit in 1943
OCTOBER 15, 2007 EST | Germany — Associated Press | Translation by ysbee
WIESBADEN, Germany — Russian President Vladimir Putin insisted Monday that he would travel to Iran despite reports about a possible assassination attempt, saying if he paid attention to all the threats against him "I would never leave home."


__________________________________________________________________
OCTOBER 15, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
f0127501_2052197.gif

 Associated Press | GERMANY

プーチンのカスピ海ツアー:イランの核施設建設促進か
米国時間 2007年10月15日午前9時54分 | ドイツ・ワイスバーデン発・AP通信 | 訳『米流時評』ysbee


d0123476_103359.jpg
「帝政ロシアの首飾り」ユーラシアの回廊に連なる旧ソ連邦諸国に関するロシア語での情報サイト Eurazja.org

1. Talk with Iranians about nuclear program

The Kremlin said Putin was informed about the threat. But the Russia president said his trip was planned long in advance and that he would talk with Iranian leaders about their disputed nuclear program, although he stressed the original purpose of the trip was to discuss issues affecting states bordering on the Caspian Sea. "Of course I am going to Iran," Putin said at a news conference with German Chancellor Angela Merkel following talks with her. "If I always listened to all the various threats and the recommendations of the special services I would never leave home."
イランの核施設に関する討議
クレムリンのロシア政府は、プーチンは暗殺が計画されていたことは知らされていると言う。しかし今回の訪問旅行は、本来の目的は「カスピ海上の国境線を左右する問題に関しての会議」であったと強調しているものの、本命は「プーチン大統領自身がイランの指導者たちと核開発問題に関して討議するため」に、随分長い期間事前に計画されていたものであった。
カスピ海サミットへ出席する旅の途中で立ち寄ったドイツの、アンジェラ・メルケル首相との会談後の共同記者会見の席で、プーチン大統領は「もちろん、ワシはイランへ行く。」と断言した。「もしワシが、諜報機関から耳に入ってくる脅しや箴言をいちいち聴いて、我が身大事に身の安全を優先していたら、ワシは家から一歩も外へ出られないじゃないか。」
d0123476_1041127.jpg
地下資源の豊富なカスピ海は地政学上の要衝 ロシア・カザク・トルクメニスタン・アゼルバイジャン・イランが囲繞

2. Russia building Iran's first nuke plant

Putin underlined the need to solve the nuclear problem "through peaceful measures," adding that it was important to make direct contact with Tehran whenever the chance presented itself. Russia, which is building Iran's first nuclear plant, has resisted the U.S. push for stronger sanctions against Tehran and strongly warned Washington against using force. But it has urged Iran to comply with international controls on its nuclear activities and dragged its feet on the plant's completion.
イラン核施設第1号を建設するロシア
ドイツでの共同記者会見での声明で、プーチンは「テヘランのイラン政府が直接話し合う機会を提示した時には、いつでもその提案を受けて直接折衝することが重要である」と補足説明しながら、イランの核問題は「平和的手段」によって解決する必要があると強調した。
ロシアは、イランで第一号の核燃料プラントを建設中だが、米国が推進しているイラン政府に対する経済制裁強化案には抵抗を示しており、米国政府がイランに対して武力行使をする件に関しては、ロシア側から強い警告を発している。しかしイランの核開発に対しては、国際的開発規制基準を遵守するよう勧告したとはいうものの、実際にはロシア自体がイランの核施設の竣工に向けて足をつっこんでしまっていることも事実である。
d0123476_1045273.jpg
カスピ海沿岸のリゾート地はロシア人は避寒地、イラン人は避暑地として利用 写真はイラン国営のNIOCホテル夜景

3. Iran's slow payment delays procedure

Putin's Tehran trip repeatedly has been postponed, as has the launch of the nuclear plant. Russia warned early this year that the plant in the southern port of Bushehr wouldn't be launched this fall as planned because Iran was slow in making payments. It has also delayed the shipment of uranium fuel for the plant. Iranian officials have angrily denied any payment arrears and accused the Kremlin of caving in to Western pressure.
建設費支払いの遅延で遅れる工程
核施設の始動に合わせるはずだったプーチンのテヘラン行きは、これまで何度も予定されていたが、工期が延び延びになっているため、その都度延期になっていた。
今年早々にロシアは「イラン南部の港湾都市ブッシェヘルに建設中の核プラントが、予定通りこの秋に運転開始することはないだろう」と警告した。その理由は、イランのロシアへの工事費の支払いが予定よりも遅れているからと説明している。同じ理由でロシアはまた、このプラントの使用する核燃料のウラニウムの輸送も送らせている。
しかしイラン政府側では、支払い面での滞りを否定しており、ロシアは西側が強行するイランの核兵器開発に対する貿易制裁の圧力に屈したと、ロシアを非難していた。
d0123476_1351471.jpg
「アフマディよ、支払いが遅いやんけ」「イラクのムタタダとレバノンのナスララに貸付けしてますだ。
イラクが片付くまでちょっくら待ってくらっせー、お代官さま。いやプーチン雷帝どの」


4. First Kremlin trip to Iran since 1943

During his visit to Iran, Putin is to meet with President Mahmoud Ahmadinejad and attend Tuesday's summit of Caspian Sea nations. He is the first Kremlin leader to travel to Iran since Josef Stalin attended the 1943 wartime summit with Winston Churchill and Franklin D. Roosevelt. Putin's trip would be important for Iran even if it yielded no agreements. "It's a break in international isolation, a chance to show that Iran is an important country," said Alexander Pikayev, a leading expert on Iran with Russia's Institute for World Economy and International relations.
ロシア主席のイラン訪問はスターリン以来
イラン訪問中、プーチンは月曜にマフムード・アフマディネジャド大統領と会談した後で、火曜日のカスピ海国家サミットに出席する予定になっている。1943年第二次大戦中の連合国首脳会談で、当時のソ連主席ヨセフ・スターリンが英国のウィンストン・チャーチル首相と米国のフランクリン・ルーズベルト大統領とともに列席したヤルタ会談は、歴史のピボタルポイントとして有名であるが、プーチンのイラン訪問は、たとえその結果何の合意にいたらなくとも、スターリン以来の画期的出来事として重要な契機になると、国際間では受け止められている。
「今回のプーチンのイラン訪問は、この国の国際的に孤立した立場を一変するチャンスであり、イランもまた世界にとって重要な位置にある国だという事実を国際社会に知らしめる好機である」こう評価するのは、ロシアの世界経済国際外交研究所のアレクサンドル・ピカイェフ所長である。
d0123476_10112439.jpg
1943年のヤルタ会談:英国チャーチル首相、米国ルーズベルト大統領、ソ連スターリン主席の連合軍戦時首脳会談

5. Iran emphasizes importance of trip

Iranian media also emphasized the importance of Putin's trip. Iran's state television said the visit would "show Russia's independence from the United States." "Iran can use the visit to lobby for getting our nuclear dossier out of the U.N. Security Council and Russia can strengthen its opposition to the U.S. through boosting ties with Tehran," the hard-line daily newspaper Resalat said in an editorial Monday.
Last week, Putin bluntly spelled out his disagreements with Washington, saying that he saw no "objective data" to prove Western claims that Iran is seeking nuclear weapons.

イラン、訪問の歴史的重要性を強調
イランの国営メディアもまた、プーチン訪問の重要性を強調して報道している。イラン国営テレビは「今回の訪問は、米国にいっさい左右されないロシアの独立した立場を示すものである」と報道している。「イランとしては、今回のプーチンの訪問を『ロシアがイランとの絆をより固いものにすることによって、国連安保理からイランの核開発に関する案件を引き抜くと同時に、米国への反対意見を強硬にするレバレッジとして、外交の場で使えるだろう。」イランの強硬派が購読する日刊紙「Resalat=リサラット」は、以上のような論説を月曜の紙面に掲載している。
先週プーチンは「イランが核兵器を造ろうとしている」という西側の非難を証明するための「物的証拠資料」は何ら見当たらないと述べて、米国政府に対する彼の手厳しい反対意見を表明したばかりである。
d0123476_10143137.jpg
ソ連邦崩壊後のどん底のロシアの経済と外交力を立て直し、今やロシアン・ツアー「ウラジミール大帝」のプーチン

6. Disputes over $1 billion deal of plant

Though Russia has shielded Iran from harsher sanctions in the U.N. Security Council, its relations with Tehran have been hurt by disputes over the $1 billion deal to build the nuclear plant. Iran also has continued its own enrichment program, saying it wants to produce fuel by itself — an effort that has heightened international suspicions. Low-enriched uranium is used to fuel nuclear power plants, but highly enriched uranium can be used to build nuclear weapons. Iran has insisted that its program is meant purely to generate electricity, and it has stonewalled a Russian proposal to move the enrichment to Russia.
10億ドルの核施設建設費用をめぐる確執
ロシアが、国連安保理におけるより厳しい経済制裁措置からイランを守ってくれたのは事実だが、ロシアのイラン政府との関係は、10億ドル(約1200億円)の核プラントの建設契約をめぐって交わされた両国の議論のおかげで、かなり疎遠にはなっていた。
さらにテヘラン政府は、国内で独自に燃料供給のできるように、イラン独自の核燃料濃縮工程の計画を進めてもいた。そもそもこの研究開発計画が、国際的な疑惑を高める原因となった大元である。劣化ウラニウムは、原子力発電所の燃料棒に用いられるが、高度に濃縮されたウランは、核兵器の材料として使用される可能性があるからである。イラン側では、この開発計画はあくまで純粋に原子力発電用を意図したものであると主張しており、ウラン濃縮工程をロシアに委譲するよう勧めるロシアの提案には耳を貸さなかった経緯がある。
d0123476_1084259.jpg
プーチンの表情はシェークスピア劇の悪役のように味がある/ロシア軍部首脳と計画中の軍事施設を建設模型で議論

7. EU considers tightening sanction

European Union nations on Monday were considering more sanctions or other measures against Iran, with a meeting of foreign ministers planning to warn that Iran's time is running out. Diplomats said EU governments were to warn Iran of "further appropriate measures" if it fails to cooperate, notably new economic and political sanctions that could include investment bans, or scrapping export credit guarantees.
EUさらに厳しい経済制裁を検討
一方月曜の段階では、EU加盟諸国はイランに対するより厳しい経済制裁とまた別の方法での制裁を検討中であり、各国外相が会談して「核開発を即時断念しなければ、イランは時間切れになり、さらなる制裁を受ける羽目になる」と警告を発する予定でいる。「EUの政体はイランに対して、万一核開発廃止への協力がイランから得られなければ、従来とは異なる適宜な手段、すなわち資金投資の禁止や貿易借款の保証を廃棄したりする、新しい形態での経済面・政治面での制裁手段に訴える予定でいる」と、この件にたずさわる外交官たちは表明している。
d0123476_10215896.jpg
プーチンは旧来のナショナリストは元より若い層にも人気がある「NASI」と呼ばれるプーチン支持派のデモ

8. Euro trade to Iran fallen by 37%

Britain's Foreign Secretary David Miliband said European trade to Iran had already fallen "by about 37 percent in the year to May," signaling that the EU was serious about punishing Iran. "The EU is playing its part in signaling very clearly to the Iranian regime that they need to abide by the successive U.N. Security Council resolutions," Miliband told reporters.
イランとのEU貿易が1年で37%減少
英国政府デーヴィッド・ミリバンド外相の報告によると、ヨーロッパ諸国とイランとの貿易額は、今春5月までの1年間で約37%も急落した。これはイランへの懲罰に関して、EU諸国が真剣に取り組んだ現れと言えよう。「EUはイランのイスラム革命政権に対して、国連安保理の解決策を踏襲して道を譲る必要があると、今後もきわめて鮮明に打ち出す役割を果たしていくでしょう」ミリバンド外相は報道陣のインタビューに答えて、こう明言した。
【米国時間 2007年10月15日 訳『米流時評』ysbee】
d0123476_10231233.jpg
19世紀以来、カスピ海沿岸のバクー油田で地政学上の要衝であるアゼルバイジャンと、周辺のユーラシア地域の歴史と現状に関しては、『米流時評』でも6月に「ユーラシアの回廊」として特集して解説しました。ご参照ください。

d0123476_16472783.gif記事リンク http://beiryu2.exblog.jp/6382340
TBリンク http://beiryu2.exblog.jp/tb/6382340

次号予告 10/16 「アナトリアの苦渋」アルメニア人虐殺問題でトルコが米と決裂
     10/17  米駐留軍元司令官、怒りの激白「イラク戦争は終わらない悪夢」

__________________________________________________________________
||| 『米流時評』 特集記事 |||
次世代冷戦時代 | グローバルウォー・テロ戦争 | イラク戦争 | テロとスパイ陰謀
中東権力の迷宮 | ブッシュと米国政治 | プーチンのロシア | サルコジのフランス
欧米の見る日本 | ダイハード中国 | トンデモ北朝鮮 | ビルマの赤い川


いつもご愛読いただきまして大変ありがとうございます。ランキングのクリックがブログの栄養です、よろしく!

f0127501_12134737.gifブログ村では国際政治部門でただ今2位です。
f0127501_10375846.gif政治部門にチャレンジです。20位から一歩ずつ上がってます。ぽちっ!
d0123476_10141436.gifニュース部門でトップです。みなさまのクリックに感謝します!
d0123476_8292554.jpg激戦の政治部門で80〜90位前後です。応援よろしくお願いします!


by ysbee-2 | 2007-10-15 16:00 | プーチンのロシア

プーチン暗殺計画をロシア秘密警察が摘発

f0127501_128435.gif
   ||| プーチン暗殺計画を秘密警察が摘発 |||
d0123476_1853282.jpg
ロシア秘密警察がチェッチェン自爆テロの暗殺計画を未然に摘発
カスピ海サミット出席前にメルケル、アフマディネジャドと会見


米国時間2007年10月14日 モスクワ発 |14日日曜モスクワの消息筋がクレムリンのロシア政府広報官から伝えられた情報によると、ロシアのウラジミール・プーチン大統領を暗殺しようとする計画が未然に発覚したという事実が明らかにされた。プーチン大統領は今週イランを訪問する予定だが、暗殺計画はその間をねらったものと伝えられている。

Kremlin: Putin Told of Assassination Plot
Alleged plot was to unfold during Iran visit before Caspian Summit
OCTOBER 14, 2007 EST | Associated Press / InterFax | Translation by ysbee
MOSCOW — Russian President Vladimir Putin has been told about a plot to assassinate him during a visit to Iran this week, a Kremlin spokeswoman said Sunday. The spokeswoman, who spoke on customary condition of anonymity, refused further comment.


__________________________________________________________________
OCTOBER 14, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
f0127501_457513.gif

A s s o c i a t e d P r e s s | I n t e r F a x

イラン訪問時のプーチンを暗殺する計画が秘密警察の捜査で発覚
米国時間 2007年10月14日午後11時40分 | モスクワ発速報・AP通信 | 訳『米流時評』ysbee


d0123476_18535662.jpg

1. Assassination attempt by suicide terrorists
Interfax news agency, citing a source in Russia’s special services, said suicide terrorists had been trained to carry out the assassination. A spokesman for Iran’s foreign ministry, Mohammad Ali Hosseini, denied any such plot had been uncovered, characterizing the news as disinformation spread by Iran’s adversaries. “These sort of reports are completely baseless and in direction with psychological operations of enemies of relations between Iran and Russia,” Hosseini said in a statement.
イラン外相は噂を否定
Interfaxニュース社の報道によると、ロシアの秘密警察の消息筋から入手した情報では、数人のテロリストがプーチンの暗殺を自爆テロによって成し遂げようと訓練されていた模様である。しかし暗殺場所と目されたイランでは、モハメマド・アリホセイニ外相のスポークスマンが「暗殺計画のニュースはイランの敵国によってばらまかれた捏造情報である」と指摘して、そのような企てが発覚した事実を否定している。「こういった類いの報道は何ら根拠がなく、イランとロシア間の友好関係に敵対する国が創作した心理操作にすぎない」ホセイニ外相は声明文の中でこう否定した。
d0123476_1856819.jpg
左:プーチンの私邸で会議を持つ政府首脳/右:ロシア秘密警察の新しいオフィスをチェックするプーチン

2. Itinerary: Germany » Iran » Summit
Putin is to travel to Tehran on Monday night from Germany after meetings with Chancellor Angela Merkel. During his visit to Iran, Putin is to meet with President Mahmoud Ahmadinejad and attend Tuesday’s summit of Caspian Sea nations. He will be the first Kremlin leader to travel to Iran since Josef Stalin attended a 1943 wartime summit with Britain’s Winston Churchill and President Franklin Roosevelt.
旅程:ドイツ→イラン→カスピ海サミット
プーチンは、月曜ドイツのアンジェラ・メルケル首相と会談した後、同日夜にはテヘランへ向かう予定である。今回のイラン訪問中に、プーチン首相はイランのマフムード・アフマディネジャド大統領と会見した後、火曜にはカスピ海沿岸諸国サミットに出席する予定となっている。今回のプーチンのイラン訪問は、第二次大戦の最中1943年に、英国のウィンストン・チャーチル首相と米国のフランクリン・ルーズベルト大統領と戦時首脳会談をもつために、時のソ連邦主席だったヨセフ・スターリンが訪れて以来のロシア代表の歴史的訪問となる。
d0123476_18564750.jpg
カスピ海と言えば石油と天然ガス バクー油田のあるアゼルバイジャンは地政学的にロシア・米国両方から狙われる国

3. The third attempt since 2000 inauguration
Officials have reported uncovering at least two other plots to kill Putin on foreign trips since he became president in 2000. Ukrainian security officials said they foiled an attempt to kill Putin during a summit in Yalta in August 2000. And in 2001, Russian security officials said a plot to assassinate Putin earlier that year in Baku, the capital of Azerbaijan, had been uncovered by the Azeri special services. Russian officials linked both alleged plots to Chechen separatists. Putin had sent troops back into the southern Russian republic to crush resistance to Moscow’s rule.
大統領就任以来3度目の暗殺未遂
ロシア政府高官の伝えるところによると、プーチンは2000年に大統領に就任して以来、外国訪問中に少なくともこれまでにも2度暗殺の企てがあったことが、今回明らかにされた。ウクライナ政府の治安担当高官は、2000年8月にプーチンが黒海沿岸ヤルタでのサミットに出席中に、ウクライナ警察の捜査によって暗殺の企てが発覚したと報告している。また2001年早々には、アゼルバイジャンの首都バクーで企てられたプーチン暗殺計画が同国の諜報機関によって暴露されたと、ロシアの治安当局高官は伝えている。
ロシア側ではどちらの計画も、チェッチェンの独立運動にたずさわる者の仕業と判断した。その報復として、モスクワのロシア政権統治に対するレジスタンス活動を封殺する目的で、プーチン大統領がロシア南部のチェチュニアに政府軍を送り込んで弾圧を加えたのは、記憶に新しい。
d0123476_1857293.jpg
【米国時間 2007年10月14日 訳『米流時評』ysbee】

d0123476_16472783.gif記事リンク http://beiryu2.exblog.jp/6377581
TBリンク http://beiryu2.exblog.jp/tb/6377581


次号予告:プーチンのカスピ海サミットツアー、イランへ核の販促/アルメニア人虐殺問題でトルコ、米と決裂か
__________________________________________________________________
||| 『米流時評』 特集記事 |||
次世代冷戦時代 | グローバルウォー | イラク戦争 | テロとスパイ陰謀
中東権力の迷宮 | ブッシュと米国政治 | プーチンのロシア | サルコジのフランス
欧米の見る日本 | ダイハード中国 | トンデモ北朝鮮 | ビルマの赤い川


いつもご愛読いただきまして大変ありがとうございます。ランキングのクリックがブログの栄養です、よろしく!

d0123476_8292554.jpg
政治部門で80〜90位から再スタート。応援よろしくお願いします!
f0127501_12134737.gifブログ村では国際政治部門でただ今2位です。
f0127501_10375846.gif政治部門にチャレンジです。20位から一歩ずつ上がってます。ぽちっ!
d0123476_10141436.gifニュース部門でトップです。みなさまのクリックに感謝します!

__________________________________________________________________
||| 『米流時評』 ミャンマー特集記事 |||        »» アムネスティ・ジャパンへ
ミャンマー特集・シリーズ「ビルマの赤い川 」d0123476_136221.jpg

10/12 ネオコンの民主化政策とビルマの自由化運動の相克
10/12 他民族国家ビルマは民主化で第2のイラクとなるか
10/11「ビルマは許さない」弾圧後のヤンゴン潜入ルポ・後編
10/11「ビルマは忘れない」弾圧後のヤンゴン潜入ルポ・前編
10/10 デモ指導者投獄中に拷問死 ローラ・ブッシュも怒りd0123476_9221642.jpg
10/9 スーチー女史、軍政側の要求拒否し会談不成立
10/9 ネルソン・マンデラ、ミャンマー弾圧に非難表明
10/8 ビルマ民主化支援メディア・関連記事ブログリンク
10/7 世界24都市でビルマ弾圧抗議のグローバルデモ
10/6 軍政府のメッセージはスーチー女史逮捕の罠
10/6 ガキの使い無能な特使と無機能な国連安保理
10/5 米流時評アピール「ビルマの声はわれわれの声」
10/4 ビルマの圧殺・独裁政権の嘘と「僧侶狩り」続く
10/3 ヤンゴンで恐怖の人間狩り・取引停止へ動くEU
10/2 ビルマの殺戮・数千人の僧侶を焼き殺す弾圧
10/1 黙殺するな!消えた六千人の僧侶、大虐殺か?
9/30 許すな末世の法、ミャンマー軍事独裁政権の圧殺
9/29 国連特使、ミャンマーでスーチーさんと初会見

by ysbee-2 | 2007-10-14 19:06 | プーチンのロシア
line

世界の動きがよくわかる!激動する国際情勢を、欧米メディアでディープに読む…世界の「今」と真実探求に関心ある知的冒険者へ送るグローバル情報満載ブログ


by ysbee-2
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30