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ポストグルジア紛争・尾を引くグルジアとロシアの対立

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  ||| ポストグルジア紛争のコーカサス |||

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サルコジ仲介の和平協定実効せず、グルジア紛争後も尾を引くコーカサスの対立
ロシア軍撤退後も南オセチア・アブハジアに4千名駐留継続、危機体制変わらず


d0123476_18552829.gif今日のエントリーは昨日のグルジアのサーカシビリ大統領狙撃事件の続きですが、その前に一昨日のエントリー「亡国への傾斜に警世の一閃!今からでも遅くない」の祈りが届いたような、国籍法改正に反対する集会のお知らせです。25日夜(今日だ!)と26日夕方に東京で開催されます。主旨に賛成される方はぜひ参加を!

フリーチベット・フリー東トルキスタン運動でも熱心に活躍してらっしゃる、愛国派無所属を標榜する熱血の政治家、荒川区議会議員小坂英二さんのブログからの転載です。

荒川区議会議員小坂英二の考察・雑感より

「国籍法改正」に反対する緊急国民集会・第1回
 日 時:平成20年11月25日(火)午後6時半~8時半
 会 場:砂防会館別館3階(六甲)
 主 催:草莽全国地方議員の会(代表 松浦芳子)草莽なでしこ隊、
     誇りある日本をつくる会、「国籍法」を考える会
 問合せ先:草莽全国地方議員の会  電話&Fax 03-3311-7810(松浦)

「国籍法改正」に反対する緊急国民集会・第2回
 日 時:平成20年11月26日(水)午後4時~5時
 会 場:衆議院第2議員会館第1会議室
     ※整理券を先着100名の方に受付で配ります(3時45分配布開始)
 主 催:国籍法を考える会
     〒102-0093 東京都千代田区平河町 2-16-5-302 高池法律事務所気付
     080-5086-2963(藤本)090-7725-6256(福永)
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トップ:今夏ロシア軍侵攻の南オセチアを逃れ、着の身着のままで首都トビリシにたどりついたグルジア人の避難民
ロシア軍の侵略行為に反対する「Stop Russia!」と大書したバスのバナーサイン。日本なら「Stop China!」か


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NOVEMBER 24, 2008 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版 2008年11月24日号
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A s s o c i a t e d  P r e s s | B R E A K I N G
ロシア軍、南オセチア・アブハジアに4千名駐留継続、危機体制変わらず
米国時間 2008年11月23日午後4時06分 | AP通信・ニュース速報 | 訳『米流時評』ysbee

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Georgian, Polish Presidents' Motorcade Fired on
The shots allegedly come from the breakaway province of South Ossetia
Continued from the previous issue — Relations between Russia and Georgia have been deteriorating for several years. The Rose Revolution in 2003 was a popular uprising against elections that were seen as fraudulent.
前号「狙撃!サーカシビリ危機一髪!グルジア、ロシアを非難」からの続き
グルジア・トビリシ発 |ロシアとグルジアの関係は、ここ数年最悪になってきていた。2003年のグルジアのバラ革命は、従来の親ロシア政権の政治腐敗が不正選挙となって露呈した政局に対して、若者を中心とした一般市民が怒りの声を上げ、数十万人の市民が蜂起して連日デモを展開した結果、旧体制が崩壊した典型的民主主義革命だった。
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10. Newly-born democratic nation in Caucus
It drove President Eduard Shevardnadze, a former Soviet foreign minister, from office and ushered pro-Western Saakashvili into power.
新生民主主義国家グルジアの新しい顔
この時には旧ソビエト連邦の外相で、ソ連崩壊と共に連邦国家のひとつだったグルジアの元首に収まっていた、エデュアルド・シェヴァルデナーゼ大統領が官邸から放逐され、代わりにその後民主的再選挙で当選した親欧米派の、ミハイル・サーカシビリ現大統領が、新生民主国家グルジアの新しい顔となった。
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左:オクスフォード卒の若手外交官でトルコ大使だったグリゴル・ムガロブリシビリ。サーカシビリは彼を旧体制親露派のラドー・グルゲニーツェと差し替え外相に抜擢。その独裁者的行政に批判も強い /中:11日ワルシャワのポーランド独立90周年記念式典で、ドイツのメルケル首相の後ろで歓談するウクライナのユフシェンコ首相とサーカシビリ /右:13日にロシアとの和平仲介役であるフランスのサルコジ大統領をエリゼー宮に訪問したサーカシビリ

11. War broke out over South Ossetia

The war broke out when Saakashvili launched an offensive Aug. 7 to regain control of South Ossetia. Russia sent in troops which quickly routed the Georgian military.
南オセチア統治をめぐるグルジア戦争の勃発
今年の夏のグルジア紛争は、南オセチア自治州の統治権を回復しようとしたサーカシビリ大統領が、8月7日にグルジア陸軍を南オセチア領内に差し向けて、叛徒に対して攻撃を開始した時点で勃発した。それ以前から南オセチア住民にロシアの市民権を与えるなどして、同州のロシア帰属を図っていたモスクワ政府は、グルジアの攻撃を待ちかねていたように、ほとんど同時に国境を越えて南下。紛争地区の南オセチアだけにとどまらず、グルジアの首都トビリシへ至る道路網の要衝であるゴリの町を、陸海空から全面攻撃し、ゴリ市は見る影もなく崩壊し陥落した。
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意図的に一般市民を無差別攻撃で空爆した、凄絶なロシア軍の侵略攻撃。空からいきなり爆弾が降ってくる恐怖。

12. Fueled the New Cold War situation

The war and Moscow's subsequent recognition of the two breakaway regions have badly strained Russia-west ties.
グルジア紛争で表面化した米露の新冷戦
一時は首都トビリシが包囲される危機的状況まで陥ったが、サーカシビリ大統領の西側諸国へ窮状を訴え、米国とEU諸国がグルジア支援に回った。特にフランスのサルコジ大統領がモスクワへ出向き、メドベージェフ大統領を説得し、一時的休戦にこぎつけた。しかし、ロシアはその後、南オセチアとアブハジアの両自治州を、独立国家として認めることを承認したため、両州はグルジアに帰属すると主張するグルジアとの対立が続いたままである。この紛争によって、東欧MDSを計画中の米国とロシアは、ますます溝を深め、一時は新冷戦再開を噂される危機的状況も派生した。
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休戦協定を締結後も最前線のロシア兵は攻撃を続けた 捕虜になり目隠しで連行されるグルジア兵

13. 4,000 troops in S. Ossetia, Abkhazia

Russia recognized South Ossetia and another breakaway Georgian province, Abkhazia, as independent nations after the war and deployed nearly 4,000 troops to each region, a much bigger presence than before the conflict.
南オセチア・アブハジアに4千ロシア兵駐屯
翻訳中
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8月11日、グルジア全土を蹂躙したロシア軍も一応撤退。しかし南オセチアには紛争前より大量に駐留を続ける。

14. incident demonstrates weak truce

The truce plan, brokered by French President Nicolas Sarkozy, called for Russian troops to withdraw from areas outside South Ossetia and Abkhazia, but they have remained in several areas controlled by Georgia before the war, including the area around the town of Akhalgori, near which the firing was said to have occurred.
実効力の弱いサルコジ仲介の和平
翻訳中
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15. Georgian critical on mishandling the war
Saakashvili's popularity has dwindled as critics have charged him with authoritarianism and with mishandling the war with Russia. This year's anniversary was marked with little jubilation. A former ally used the occasion to launch a drive to unseat Saakashvili.
サーカシビリの不手際に批判
翻訳中
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グルジア戦争の戦死者は圧倒的に一般市民が多く、総数1500とも2000名以上とも言われる

16. Truce has little effect for peacekeeping

Polish president Kaczynski said the incident demonstrated the weakness of the French-brokered truce. he truce agreement has ended Russia's August war with Georgia over South Ossetia. But Kaczynski said, "it does not reflect reality."
サルコジ仲介の和平条約、実効なし
翻訳中
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11月11日ワルシャワの陸軍学校で実施されたポーランドの独立90周年記念式典に列席した来賓の自由主義国家元首。前列一番左にアフガニスタンのカルザイ、一人おいてドイツのメルケル、その後ろにウクライナのユフシェンコ

17. Russian troops still in the both provinces

Kaczynski criticized the European Union and NATO which, he said, have failed to take united action to counter what he described as Russia's attempt to rebuild the Soviet empire. "Today, it's not too late yet, but tomorrow it might be," he said.
南オセチア・アブハジアに遺留するロシア軍
翻訳中
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8月の南下侵略時に南オセチアからグルジアの首都トビリシへ侵攻する途中で地雷が爆破したロシア陸軍の戦車d0123476_1023580.jpg

【 米国時間 2008年11月24日 『米流時評』ysbee 】
■ OBAMA TODAY ■ d0123476_14501313.jpg
 24日指名発表のオバマ次期政権の経済閣僚( )内は前職
・財務長官 ティモシー・ガイトナー(元 財務長官補佐官)
・筆頭経済顧問 クリスティーナ・ローマー
・国家経済諮問局長 ローレンス・サマーズ(元 財務長官補佐官)
・国内政策諮問局長 メロディ・バーンズ
 右端はジョー・バイデン次期副大統領
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«« 前号「狙撃!サーカシビリ危機一髪!グルジア、ロシアを非難」へ


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『米流時評』Current Issues
by ysbee-2 | 2008-11-24 16:04 | グルジア紛争

狙撃!サーカシビリ危機一髪!グルジア、ロシアを非難

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   ||| 狙撃!サーカシビリ危機一髪 |||

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サーカシビリ危機一髪!グルジア難民キャンプ慰問の帰路、危うく狙撃さる
仏仲介の和平協定実効せず、南オセチア・アブハジアにロシア兵4千名駐屯


グルジア・トビリシ発 |現地時間で23日日曜夕刻、グルジアのばら革命5周年の記念式典に出席のため訪問中のポーランドのカチンスキー大統領と、同国のサーカシビリ大統領が載った車輌の近辺へ、数発の銃弾が発砲される事件が起きたと、グルジア政府当局から発表された。この事件では幸い怪我人こそでなかったが、銃撃はグルジア国内の南オセチア自治州の非武装地帯から撃ち込まれたと報告された。
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Georgian, Polish Presidents' Motorcade Fired on
The shots allegedly come from the breakaway province of South Ossetia
NOVEMBER 23, 2008 | Associated Press — BREAKING | Translation by ysbee
TBILISI, Georgia — Shots were fired near the motorcade carrying the presidents of Georgia and Poland on Sunday — the fifth anniversary of Georgia's Rose Revolution — Georgian officials said. No one was hurt in the shooting. Georgian officials said the gunfire came from the breakaway Georgian province of South Ossetia.

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NOVEMBER 23, 2008 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版 2008年11月23日号
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A s s o c i a t e d  P r e s s | B R E A K I N G
サーカシビリ危機一髪!グルジアとポーランド大統領の車輌に狙撃
米国時間 2008年11月23日午後4時06分 | AP通信・ニュース速報 | 訳『米流時評』ysbee

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1. Warning the danger of Russian occupation
Georgian President Mikhail Saakashvili, who led the pro-Western 2003 uprising but whose popularity has waned in recent months regarding the aggressiveness of Russian troops who are still remaining in the autonomy province of South Ossetia.
南オセチアのロシア軍占領に警告
2003年にグルジアの首都トビリシを席巻した、西側自由諸国への歩み寄りを求める市民蜂起「グルジアのばら革命」。ロシアからの政治的圧力を脱却する目的で巻き起こった社会変革運動だが、この改革を組織指導し、革命後の民主選挙による投票で初の西側寄りの大統領に選出されたのが、現職のミハイル・サーカシビリ大統領である。しかしグルジア紛争の発端をつくり、市民に多大な犠牲を払わせた結果となった戦争責任を問われ、昨今の大統領に対する国民の支持率は低迷気味である。大統領は、紛争一時休止後も南オセチアを占領し続けるロシア軍の危険性について、国際社会に警告を発していた。
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熱心なキリスト教徒としても知られるサーカシビリ一家、サンドラ夫人と2人の息子エデュアルドとニコロスと共に教会で礼拝 /11月7日首都トビリシの国会前で、サーカシビリの戦争責任を追及する1万人が参加した抗議のデモ隊 /11月22日、バラ革命5周年の前夜にテレビから国民に民主化の意義と一致団結を訴えるサーカシビリ大統領

2. Dealing with unpredictable people

Saakashvili blamed Russian troops in Georgia's breakaway province of South Ossetia. "Frankly, I didn't expect the Russians to open fire," he said at a news conference with Polish President Lech Kaczynski.
サーカシビリ「予断を許さぬ相手」
こうした背景の中で起きた今回の発砲事件について、サーカシビリ大統領は「グルジアから切り離された自治州である南オセチアに紛争後も駐留を続けるロシア軍に責任がある」と糾弾した。「正直言って、私はロシア軍が発砲してくるなどとは考えてもみませんでした」大統領は、ポーランドのカチンスキー大統領と同席しての共同記者会見で、こう述べた。
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紛争勃発後ロシアの猛攻が続き、一時は首都包囲の危機に追い込まれ米とEU諸国に支援を仰いだサーカシビリ大統領

3. Witnessed Russian soldiers in near

"The reality is you are dealing with unpredictable people. They weren't happy to see our guest and they weren't happy to see me either." Kaczynski said the shots were fired from only about 30 meters (100 feet) from the motorcade. He said it was not clear if the gunfire was aimed at the motorcade or shots were fired into the air.
現場から30メートルにロシア兵士
「しかし現実は、予断を許さない連中を相手にしているということです。彼らはグルジアへ国賓が訪れる事を快く思っていないし、私の姿を見るのが不愉快なのでしょう。」サーカシビリ大統領はこう付け加えた。一方、ポーランドのカチンスキー大統領は、銃弾は大統領の車輌からわずか30メートル位しか離れていない距離から撃ち込まれたと説明した。また、今回の発砲が車輌を狙ったものか単なる流れ弾かは、定かでないとも語った。
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チェコと並んで米国のMDS施設を計画中のポーランド。グルジアの前にスロバキアを訪問のカチンスキー大統領。

4. 'Fire was opened on Georgian territory'

"I know from their shouting that they were Russians; I also know from the president of Georgia that there are Russian outposts on that territory," Kaczynski said. "Fire was opened on Georgian territory, and territory that until August this year was controlled by the authorities in Tbilisi," he added. "Today, it's not too late yet, but tomorrow it might be," he said.
カチンスキー「発砲はグルジア領土で起きた」
「彼らが叫んでいた言葉から察して、ロシア人だと言うのはわかっている。また、グルジアの大統領から、あのへんの領土にはロシア軍の歩哨基地があることも聞いていた。発砲は明らかにグルジア領地内で撃たれたものだ。その領地と言うのは、今年の8月まではトビリシのグルジア政権の配下にあった土地である。」
グルジアを訪問中に今回の事件に出逢ったポーランドのカチンスキー大統領はこう述べて、次のようにくくった。「今日は、まだ遅すぎないかもしれないが、明日ではもう遅すぎるだろう」
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8月の侵攻当時グルジア中央の要衝ゴリの市中で、ロシア軍に出くわし仰天する市民。侵略はそれほど急だった。

5. South Ossetia, Russia denied allegation

But Irina Gagloyeva, a South Ossetian spokeswoman, denied that shots were fired in the area, Russia's RIA Novosti news agency reported. The Russian troops based in South Ossetia denied involvement, in a statement carried by the Russia's INTERFAX news agency.
南オセチア、ロシア駐留軍、狙撃を否定
しかし南オセチアの自治州政府広報官であるイリーナ・ガグロエバ女史は、この地域で発砲事件があったこと自体を否定したと、ロシアの国営メディアRIA ノヴォスチニュースでは報道している。また現在南オセチアに駐留しているロシア軍は、この事件にかかわり合いはないと否定している。その声明文は、同じくロシア国営のインターファクス社のニュースによって公開された。
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規律の悪さでは定評のあるロシア軍は、侵略先のグルジア領土内で略奪・暴行・殺人とほしいままの暴行を働いた

6. Moscow insisted there's no shot

Russia's deputy foreign minister, Grigory Karasin, insisted that no shots has been fired, and the Russian Defense Ministry, in statements carried by Russian news agencies, dismissed the Georgian allegations as a "provocation." The circumstances of Sunday's incident remained unclear as night fell.
モスクワ政府、グルジア側の嫌疑を否定
一方ロシア政府側では、外務省のグリゴーリ・カラシン次官は、この件に関して1発の銃弾も発射されていないと主張した。またロシア軍部からも、ロシア兵士が撃ったと言うグルジア政府の嫌疑を、「グルジアの挑発行為」であるとして却下する声明が発表された。23日日曜の南オセチア発砲事件の真相は、夜のとばりが降りるとともに闇に包まれたままである。
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休戦になったものの、爆撃で町のインフラを徹底的に破壊されたため、数ヶ月停電の続いたグルジア北部ゴリの町

7. Conflicted witness viewpoints on Incident

Even Georgian officials differed among themselves. Interior Ministry spokesman Shota Utiashvili said the shots were fired as the motorcade approached a Russian military checkpoint near the Akhalgori in South Ossetia. But lawmaker Marika Verulashvili said the incident happened as the motorcade approached a Georgian police checkpoint near the breakaway province after visiting a camp of Georgian refugees.
難民キャンプ訪問後、目撃者の証言にも差異
被害を被った当事者のグルジア政府関係者でさえ、事件当時の見解が食い違っている。事件当時ふたりの大統領に同行していたグルジア政府内務省のショータ・ウチャシビリ広報官は「南オセチア領土内アカルゴリ近郊の、ロシア軍の歩哨地点に一行の車輌がさしかかった時点で、数発の銃弾が発砲された」と語っている。しかしながら、同じく同行したマリカ・ヴェルラシビリ国会議員の談話では「一行の車がグルジア人の難民キャンプを慰問のため訪問したあと、南オセチアと接するグルジア警察の歩哨地点に近づいた際に発砲が起きた」と異なった内容を伝えている。
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ロシア軍の侵略でグルジアの軍港ポチへ疎開したグルジア人で南オセチア住民。現在でも数万人が難民キャンプに

8. Parliament accuses occupation forces

Georgia's Security Council chief Alexander Lomaia criticized Russia over the gunfire. "We are facing the aggressive and irresponsible behavior of the occupation forces," he said in televised remarks. Georgia's Parliament speaker, David Bakradze, urged the international community to condemn the shooting, saying it "shows what kind of treacherous power we are facing."
グルジア議会、ロシアの挑発行為を非難
ロシア軍部の宿敵であるグルジア国防会議のアレクサンドル・ロマイア委員長は、今回の発砲事件はロシアに非があるとし「われわれは、休戦調停後も不当な占領を続けるロシア軍の、無責任で挑戦的な行動と対峙せざるをえない状況にある」と、テレビ画面を介して告発した。
さらにグルジア国会のデヴィッド・バクラゼ議長は、国際社会に対して発砲事件を非難するよう呼びかけ、こう表明した。「今回の事件は、わが国が国際協定を公然と無視するような裏切者の権力と闘っていることの証しである」 »» 続く
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ロシアの侵略と占領に反対して、首都トビリシの自由の広場で開催の抗議集会に参集した、数十万のグルジア市民d0123476_1023580.jpg

【 米国時間 2008年11月23日 『米流時評』ysbee 】
d0123476_14501313.jpg■ OBAMA TODAY ■  22日指名内定が明かされた、オバマ次期政権の閣僚予定者。正式発表は米国時間で24日月曜です。( )内は前職。

・財務長官 ティム・ガイトナー(元 財務長官補佐官)
・連邦準備局頭取  
・大統領経済補佐官 ラリー・サマーズ (元 財務長官補佐官)
・国務長官 ヒラリー・クリントン (現 NY州選出民主党上院議員)
・商務長官 ビル・リチャードソン(現ニューメキシコ州知事/元国連大使)

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by ysbee-2 | 2008-11-23 20:48 | グルジア紛争

新冷戦は終わった!米露ヘルシンキ会談でピースシフト

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   ||| 米露ヘルシンキ軍事会談でピースシフト |||

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米・ロ両軍最高司令官のヘルシンキ会談が示す、両国外交の新しい兆候
ロシアはNATO評議会復帰の意向、東欧ミサイルシステム計画続行?


10/21 時評「ヘルシンキ会談・グルジア紛争で米ロが軍事的解決 」からの続き
10/22 時評「新冷戦から平和へ!米ロの意外な軍事シフト」と併せてお読みください

フィンランド・ヘルシンキ発  | AP通信・ニュース速報 | 訳『米流時評』ysbee
米国側の代表団の談話によると、今回の会談はロシアのマカロフ上級大将の提案を受けたものであり、双方の軍事トップは、グルジア問題、黒海の開発の権利問題、そしてNATOに関連した議題として、アフガニスタンでのテロ戦争まで、広汎な問題に関して話し合った模様である。

上:グルジア戦争後アゼルバイジャンの首都「カスピ海の黒い真珠」バクーを表敬訪問したメドベージェフ大統領
下:フィンランドの首都ヘルシンキに入港するヨーロッパクルーズの客船 北極周りの航路の主要寄港地でもある

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U.S., Russian Military Hold Top-ranks' Talks
Finland hosts highest-level discussions since Georgia war strained ties
OCTOBER 21, 2008 | Associated Press — BREAKING | Translation by ysbee
HELSINKI, Finland — The top U.S. military officer met Tuesday with his Russian counterpart — who led the invasion of U.S. ally Georgia — signaling a thaw in relations between the two powers. Adm. Michael G. Mullen, the chairman of the Joint Chiefs of Staff, and Russian Gen. Nikolai Makarov, discussed Georgia, missile defense, and Russia-NATO relations, officials said.


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OCTOBER 23, 2008 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌デイリー版 10/23号
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  A S S O C I A T E D P R E S S | B R E A K I N G
ヘルシンキ会談が示す新冷戦の終焉と 米国・ロシア新時代開幕の兆候
米国時間 2008年10月21日午前10時52分 | AP通信・ニュース速報 | 訳『米流時評』ysbee

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今年5月9日の戦勝記念日に各州配属の司令官を観閲するメドベージェフ大統領 後続はセルジュコフ国防相

9. Conflict over Georgia's defense system

The U.S. sharply criticized Russia's invasion of Georgia, a stalwart U.S. ally and aspiring NATO member. It has received hundreds of millions of dollars in economic aid and its armed forces received extensive training from U.S. instructors.
グルジアの防衛体制をめぐる米露対立
8月のグルジア紛争直後、米国の忠実な友軍でありNATOメンバー加盟を嘱望しているグルジアに対して行ったロシアの侵略行為を、米国は手厳しく批判した (グルジアはテロ戦争に積極的に参戦し、イラクへも2千名派兵していた)。グルジアは (親ロシア政権からバラ革命を経て親米派のサアカシビリ政権に移行して以来) 米国から数億ドル(数百億円)の経済援助を受けており、またグルジア政府軍は、全面的に米軍の軍事指導を受けて実戦演習を行なってきた。
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ネオコンのポチと呼ばれるほど、ブッシュ政権の言いなりに親米姿勢で国防体制を強化してきたグルジアのサーカシビリ大統領。マケイン候補とも親密だが、一説にはタカ派がそそのかしたと噂されるオセチア鎮圧戦略が裏目に出て、逆にロシアが侵攻する理由を与えてしまった。(この下の写真キャプションに続く)

10. Georgia's aggressive moves irked Russia

Those moves irked Russia, which views Georgia as part of its historical sphere of influence and fears the prospect of another former Soviet republic joining NATO.
コーカサス最前線の親米国家グルジア
コーカサス地帯の中枢に位置しソ連の南端と国境を接するグルジアの、こうした一連の親米的な国家姿勢は、ソ連時代には共産圏の連邦の一部であり、歴史的にグルジアに隷属を強いてきたロシアの目から見れば、非常に危険な敵性国家に映ったのも当然で、東欧や中央アジアの旧ソ連邦国家へも、グルジアの親米態勢が伝播するのを恐れた結果、オセチア防衛と言う大義名分の元に、グルジア内部まで深く侵攻する結果を招いた。
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オセチア防衛とは名ばかりで、ロシア陸軍の戦車隊はグルジアの首都トビリシの境界線まで迫り、サアカシビリが「首都決戦で死守」を国民に訴える最悪の危機もあった。また一時停戦後もロシア軍は最前線から撤退せず、20日以降までグルジア国内に駐屯し続けた。

11. A major step forward in U.S-Russian relations

Finnish Maj. Juha Makela, a researcher at the National Defense University in Helsinki, described Tuesday's meeting as a major step forward in U.S-Russian relations. "It shows they are really trying to talk about matters at a practical level," Makela said. "This is probably the first phase in a round of talks that will end up with discussions at a political level."
米ロ対立の緩和に大きなステップ
会議の主催国となったフィンランドの首都ヘルシンキにある、国立防衛大学の研究員を務めるユハ・マケラ大尉は、火曜の軍部トップ会談は、今後の米国とロシアの軍事外交関係において大きな第一歩を踏み出したものと評価する。
「両国軍部のトップ同士が直接会談に踏み切ったという状況は、ロシアと米国の双方とも、軍事上の実戦段階での具体的条件を細部まで突っ込んで話し合うために、乗り気になっている証拠と言えるでしょう。多分今後も何回か同様の会議が持たれたあとで、政治的レベルの (政府首脳の) 公式会談へと収束していくものと予測できます。」
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一時は首都トビリシが占領されれば、旧ソ連時代のポーランド侵攻やプラハ占領の二の舞で、ロシアと米国の間に新冷戦再開かと危機が危惧された。しかしフランスのサルコジ大統領やドイツのメルメル首相が両国の間で交渉役となり、ロシアによる占領で「亡国のグルジア」に陥る惨状をあやうく免れた。

12. Clashed over U.S. MDS in Poland, Czech

Washington and Moscow have also clashed over U.S. plans to base elements of a missile defense system in Poland and the Czech Republic. Russia fears the system would be used to either spy on its military or reduce its nuclear deterrent.
米軍の東欧ミサイル防衛システム問題
ワシントンとモスクワの両国の政府は、グルジア紛争以外にも、米国がポーランドとチェコに予定しているUS-MDS/米軍ミサイル防衛システムの基地計画をめぐって、新冷戦時代開幕かと脅威をもたれるほど対立が深刻化していた。ロシア側では、このミサイル基地計画はロシア軍の動向を探査するレーダーやスパイ衛星と、核ミサイルの脅威を削減する迎撃ミサイルの設置が主目的であるとして、米国の主張する「対イラン防衛」説を却下し、計画に正面から反対してきていた。
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グルジア停戦後、ロシアのロケット打上げ基地のあるカザクスタンのコスモドロームを視察するメドベージェフ

13. Fostering a good military-to-military relationship

One official said the Defense Department wants to "continue to foster a good military-to-military relationship with an important country." Another said information about the meeting had been kept "very low key" — meaning the number of people aware it was going to happen was limited.
西側との軍事的友好関係を温存
米国政府の一高官は、こうした歩み寄りの状況を「重要な相手国との軍部対軍部のダイレクトなパイプを、良好な関係に育てていきたいという国防総省の思惑の現れ」と説明した。また別の高官は、今回の会談が極めて少数の内輪の当事者にしか知らされない形で、ほとんど秘密裏に行われた、という事実も明らかにした。
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米軍が軍事教練をしているとロシアが指摘し非難するグルジア国土防衛軍。

14. Agreement on periodical military talks

And that he had no information about any specific issues discussed. Both spoke on condition of anonymity because they were not authorized to speak about it on the record. Makarov told the ITAR-Tass agency that he and Mullen agreed to discuss military matters "periodically" by phone "and if necessary, in face-to-face talks."
定期的な二国間の軍事会談継続で合意
同高官はまた、会議で話し合われた特定の議題についても外部へは一切知らされていないとも語った。両高官ともあくまで匿名でと言う条件の下に以上の情報を漏らしたが、記録に残る発言は公式には発表できない立場にいるためである。
一方ロシア側では、マカロフ統合司令官がイタル・タス通信の取材に答えた内容では、彼とミューレン統合参謀本部長は「会議終了後も継続して定期的に電話で話し合い、必要であれば実際に顔を合わせる実質的会談を持つ予定」という両国の合意に達したと語っている。
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ロシア軍の空爆で破壊されたグルジア陸軍のイスラエル製戦車。グルジア政府軍の近代兵器は米国のユダヤロビイストの仲介でイスラエルの兵器産業から購入。まだ表沙汰にはなっていないが、この仲介役に共和党のマケイン及び彼の参謀が一役買っているというのが通説。マケインが負ければ、こうした戦争産業ロビイストへの民主党の弾劾が始まる。

15. Mullen's direct call to Makarov

After the Georgia-Russia crisis broke out Aug. 6, Mullen spoke on the phone with Makarov, who presided over Russia's incursion into Georgia over the breakaway provinces of South Ossetia and Abkhazia, the American Forces Press Service said, quoting an unidentified source.
ミューレンが直接マカロフと電話会談
今回の軍事トップ会談は、8月6日にグルジアとロシアの間で武力衝突が起きた直後にミューレンが電話を会して直接マカロフと話し合ったのがきっかけだったと言われる。「マカロフ統合参謀本部長は、南オセチアとアブハジア両自治州をめぐって両州をグルジアの攻勢から守ると言う大義名分の元、グルジア領土内まで侵攻したロシア三軍の総指揮をとっていた責任者である」という未確認の消息筋からの情報をAFPS/米軍広報サービスは伝えている。
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ロシアの空爆で痛めつけられたグルジアの要港ポチに入港した、人道支援の米海軍戦闘艦USSマウント・ホィットニー

16. Issue of military service for humanitarian aide

The report said after the fighting started the men discussed the flight of U.S. Air Force C-17 transport jets that carried Georgian troops serving in Iraq back to the Georgian capital, Tbilisi, and later they discussed the USS Mount Whitney, which carried humanitarian supplies to the Georgian port of Poti. Makarov gave assurances that Russia would not interfere with the U.S. military movements, the Pentagon report said.
人道的救援に軍用機使用の問題
AFPSのレポートによると、両司令官はイラクの前線に派兵していた2千人のグルジア政府軍兵士を、グルジアの首都トビリシまで緊急移送するために、米空軍のC-17輸送ジェット機を飛ばした件についてやりとりがあり、そのあとでは人道的救済物資を搭載してグルジアの軍港ポチに入港した、米海軍戦艦USSマウント・ホィットニーの運行に関しても話し合った、と伝えている。
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テロ戦争では米軍に積極協力体制をとるグルジア。祖国の危機とあってサアカシビリ大統領がブッシュに泣きつき、イラクに派兵していた2千名のグルジア政府軍兵士は、急遽米空軍の大量輸送機C-17で首都トビリシ郊外へ搬送された。

17. Accusation over NATO's double standards

Two months ago, Russia halted military cooperation with NATO, accusing the West of "double standards" over the Georgia conflict. However, it said it still wanted to keep working with the alliance to fight terrorism and drug trafficking.
グルジア紛争でのNATOのダブルスタンダード
空路と海路の両面で米軍がグルジアの窮地を救うべく展開した作戦に対して、マカロフはミューレンに「ロシア側はその輸送路を (ミサイル攻撃などで) 妨害しない」と保証した。今から2か月前の当時の段階では、グルジア紛争に際して西側がダブルスタンダードを行使したと非難して、ロシアはNATOへの軍事協力体制を急遽ストップした。しかしながらそうした険悪な雰囲気の当時にあってさえ、ロシアはテロ戦争と麻薬撲滅の闘争には、西側の友軍として協力したいと申し出ていたのも事実である。
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ヨーロッパ中でロシアのグルジア侵略に抗議するデモが繰り広げられる一方で、モスクワではプーチンの親衛隊的役割のNASHI が、サアカシビリの南オセチア攻略を「オセチア人ジェノサイド」と決めつけ、連日抗議デモを展開した。

18. Memorable day for Adm. Mullen

Tuesday's meeting came a day after Mullen became the first chairman of the Joint Chiefs to visit Belgrade since 1951. He met Serbian counterpart Gen. Zdravko Ponos, and the two said military cooperation between their countries was good, despite strained political relations over Kosovo. Mullen was to visit the Baltic republic of Lithuania on Tuesday.
ミューレン総督の記念すべき日
火曜の米ロ軍事トップ会談は、ミューレンが三軍統括の統合参謀本部長に任命された翌日の事であり、両国の軍事機関の最高位にある軍人同士の話し合いとしては、1951年のベルグラード会談以来の画期的会議となった。
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バロックの教会建築がオールドタウンのあちこちにそびえるバルト三国、リトワニアの瀟洒な首都ヴィルニウス

ミューレン総督はその後、セルビアでも政府軍総帥のズラフコ・ポノス将軍と会談し、今年前半のコソボをめぐる紛争で両国間が緊迫していたにもかかわらず、両者そろって二国間の軍事的協力体制は極めてうまく行っていると記者発表した。ミューレン総督はその後21日火曜には、バルカン半島のリトアニア共和国を訪問し、同様の「軍事外交」を続ける予定である。 [了]
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【 米国時間 2008年10月23日 『米流時評』ysbee 訳 】 
d0123476_10383762.jpg||| 特集・新冷戦終焉の夜明け |||
10/21 特報!ヘルシンキ会談・グルジア紛争で米・ロが軍事的解決
10/22 米流時評:新冷戦から平和へ!米・ロ関係も新時代へ転換か
10/23 新冷戦は終わった!ヘルシンキ会談に見る米ロ関係のシフト
10/24 米国が推進する アルバニアとクロアチアのNATO加盟問題

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by ysbee-2 | 2008-10-23 13:45 | 次世代冷戦時代

新冷戦から平和へ!米ロの意外な軍事シフト

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  ||| 米ロ新冷戦から平和へのシフト |||

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グルジア戦争は米・ロに何を残したか? 両国外交のヘルシンキシフト
ブッシュ/プーチン覇権の体制からメドベージェフ/オバマ繁栄の体制へ


d0123476_18552829.gif 昨日のエントリーを読んで「米ロが和平会談?」ととまどわれた方も多いと思う。従来の方程式にはあてはまらない進展だからである。まず第一に気がつくのは、ロシア側では少数民族の保護とか、グルジア側ではテロリストの掃討とか、いくら奇麗事を言っても「グルジア紛争はやはり米ロ新冷戦の代理戦争だった」という点。

物理的に砲弾を撃ち交わしたのは、南下した側のロシアと侵略された側のグルジア両国なのだから、本来ならば仲介役をはさんでも、この当事国の間で解決を話し合うのが筋だったはずだ。そもそものいきなりの開戦が、8月の9日。その後は各国のテレビニュースが刻々とレポートする悲惨な映像を、呆然とみつめるばかりだった。(歴史チャンネルの第二次大戦やベトナム戦争の回顧録のようなドキュメンタリー以外では、ただ今この時点で進行中の「生の空中戦」をテレビのニュースで見るという体験は初めてで、恐怖と恍惚の入り交じった不思議な心理……開高健が「輝ける闇」と表現したのはまさしく。)

▶関連記事:8/10 オセチア紛争勃発!南オセチア攻撃で住民1600名死亡!
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それから19日の一時停戦までにも、フランスのサルコジ大統領やドイツのメルケル首相は直接首都トビリシを訪れ、ロシアの侵攻占領による亡国一歩手前のサーカシビリ大統領を激励する立場を明らかにし、小国グルジアに対するロシアの脅威にクッションを入れたことは確かである。

またその後2か月経つ現在までにも、米国のライス国務長官は元よりチェニー副大統領も同国を訪問。ロシアと国境を接しながらも対抗する姿勢を崩さないグルジアのサーカシビリに対して、両者ともロシアとの紛争解決というよりは、旧ソ連邦のコーカサス地方で民主主義を推進する「親米国家の優等生」に対する慰労の印象が強かった。

▶関連記事:8/26 メドベージェフの新冷戦宣言 ポストグルジア戦争のコーカサス
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しかしこれでは、事態は少しも快方へ向かわない。無差別の空襲による爆撃で、家を焼かれ家族を失い命からがら故郷を捨てて避難してきた、オセチア住民だったグルジア人が、今や数十万の難民と化し人道問題になっている。ヨーロッパ各国でのロシア侵攻に抗議するデモや、難民支援運動も活発だった。

しかし、ロシアの銃口をへし折るのに一番効果があったのは「中国のロシア不支持」だったように思える。国連の安保理事会で、軍事演習まで共同で実行する兄弟分だったはずの中国が、最終票決でロシアの侵攻を非難する側に回ったのは驚きだった。

▶関連記事:8/28 中央アジアの逆風|グルジア侵攻で米露対決
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もちろんその裏には、ロシアからの燃料供給を反古にしても大丈夫、という中国側の計算があったのだろう。代替エネルギーは、フランスと提携して開発中の原子力なのか。あるいは米国が直接ニューエネルギー計画の推進協力を申し出たのだろうか。利益のない選択はしない中国だから、某かの巨大な保証を取り付けた上で、ロシアに反旗を翻したのだろうことは想像に難くない。

ロシアの「オセチアを発火点としてグルジアからアゼルバイジャンへ」というコーカサスの資源戦争の戦略は、侵攻以前の思惑に反して、ガスプロの偉大な顧客であり共産主義国家としての兄弟分である、ロシアがもっとも頼りとする中国の同意が得られない、という思いがけない結末を招いた。

▶関連記事:9/29 上海「非協力」機構|中国離反でロシア孤立化へ
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かくして、旧ソ連邦の同盟国家圏を復活するというプーチンの野望は叶わず、その後ベネズエラへロシア艦隊を出動してミサイル設置をほのめかし「キューバ危機の再来か」と米国の肝を冷やす一幕もあった。しかし、しかしである。嵐の去った後の奇跡的な青空のように、青天の霹靂とも思えるような一陣の風が、極北のフィンランドから吹いてきた。

噂ではなく、現地駐在米国大使館の広報官からの事後通達である。AP通信の記事のタイトル「Unannounced Talks=非公表の会談」からは、「特ダネ」に近い雰囲気が漂う。しかも会談の主役は、大方の予想を裏切って、国務省の外交官同士ではない。米国もロシアも、全軍を総括する最高責任者同士の「将軍会議」である。ヘルシンキという国際外交の表舞台で、これほど意外な配役でいきなり開幕した展開というのも珍しい。

▶関連記事:8/11 ユーラシア大連邦と第三次世界大戦の兆候(再掲出)
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案の定、日本のマスメディアではまったく触れてないようだ。ブログでさえ扱っている記事はほとんどみつからない。みなさん、これはひょっとしてどころか、ちょっとやそっとじゃない大事/おおごとですよ!
その理由:
・まず第1に、米国とロシアがここ3年間で乖離してきた溝を埋めようとしている事。
・第2に、国務省という外交の正式機関ではなく、国防省が会談の第一線に出てきた事。
・第3に、米国もロシアも軍の中枢部では、従来の好戦的なタカ派が後退して和平派がトップに立っているのではないかと言う事。
・第4に、任期あと100日を切ったブッシュは論争の対象圏外としても、メドベージェフの手綱を握っていたプーチンの、これまでの強気の攻略戦略が「手控え」の状態になっているのではないか、ということ。


特に4番目の「プーチンとメドベージェフの間に、グルジアでの失敗をめぐって微妙なパワーバランスのシフトがあったのではないか?」と言う点が、私にとってはもっとも興味を引く疑問である。今後注目すべきは、ロシアの持ち駒であるチャベスのベネズエラ、特にカストロの病状如何で急変するだろうキューバの社会状況、コーカサスのオイルリッチ国アゼルバイジャン、ウラニウム資源や宇宙開発委託で破竹の勢いのカザクスタン、それに東欧ミサイルシステムの建設現場、ポーランドとチェコである。

▶関連記事:8/11 ユーラシアの回廊・帝政ロシアの首飾り(再掲出)
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昨日のエントリーの続きの記事にちょっとした説明を補足するつもりが、すっかり長々と書いてしまった。これはこれで、『米流』のオリジナルな時評としてエントリーすることにしよう。ともかく言いたかったことの核心は、これまで8年間の、正確に言えば9/11以来の世界がひたすら破滅に向かっているのではないかという重苦しい不安の雲が、ヘルシンキからの一陣の風で去りつつある、ということである。これはきっと、オバマの勝利に確実性が見えてきた事と無縁ではあるまい。

メドベージェフが大国の元首としての自覚に目覚め、大統領就任後のオバマとともに平和的建設の方向へ歩みだすならば、テロ戦争も経済危機も乗り越えられるだろう。ブラウンもサルコジもメルケルも、自ら戦場を造り出すような無謀なカウボーイではない。そうなれば、中国だけが国際倫理の問題児として取り残される。
戦争で笑うのは、戦争産業の悪のビジネスマンと投資家だけである。死者の復讐は、さらなる死者を呼ぶばかりだ。猿の祖先から幾千万の月の出と日の出を眺めてきた人類よ、ここらでいい加減、成人しようじゃないか。
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【米国時間 2008年10月22日『米流時評』ysbee】
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||| 『米流時評』グローバル恐慌レポート |||
第1章 ウォール街金融危機

9/14 号外!メリルリンチを500億ドルでBOAが買収
9/15 ウォールストリート大暴落、9/11以来のメルトダウン
9/16 号外!AIGに8.9兆円連邦救済ローン、恐慌脱出か?
9/17 経済危機と大統領選・ペイリンは共和党の自爆装置?

第2章 米国金融危機
10/01 号外!80兆円金融経済救済案、上院を通過!
10/02 下院でも通過!73.8兆円の経済救済案ついに成立!
10/06 ウォール街暴落1万ドルの大台を割る 大恐慌2.0?
10/07 2日目も暴落のウォール街・前日比 ▼508ドル

第3章 グローバル金融危機
10/08 アイスランド国家破産の危機・前編
10/09 アイスランド国家破産の危機・後編(翻訳中)
10/10 号外!GMがクライスラーを吸収合併交渉!
10/12 ダウ記録的サージで危機脱出? IMF・EUの緊急サミット効果
10/13 底が見えた!グローバル・メルトダウンからの Uターン
10/14 ウォール街実録・暗黒の7日間(翻訳中)

第4章 ポスト恐慌のニューパラダイム(予定)
10/15 堕ちた偶像アメリカの救済・オバマ対マケインの政治学(予定)
10/16 堕ちた偶像アメリカの救済・オバマノミクスと米国経済再建案(予定)

by ysbee-2 | 2008-10-22 12:32 | 次世代冷戦時代

【再掲】ユーラシア大連邦と第三次世界大戦の兆候

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  ||| ユーラシア大連邦と世界大戦の兆候 |||
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 ロシア・イラン・中国のユーラシアユニオン 対 NATO拡大軍の
 グローバルな第三次世界大戦は すでに始まっている

d0123476_18552829.gifイスラエル、アルメニア、トルコ、クルド、イラン、リビア、ソマリア、ダルフール、ミャンマー、東トルキスタン、チベット...... 紛争の焦点はグローバルに散在 【2007年10月の記事再掲出】
イスラエルとパレスチナ「エルサレム二都物語」
d0123476_191566.jpg先月末から2週間近くミャンマーの虐殺に胸つぶれる思いで、軍事独裁政権の弾圧を糾弾してきたので、他の重要なニュースに紙面を割く事ができなかった。しかし現在、世界はすさまじいスピードとスケールで、一大変革の渦に巻き込まれているかのようだ。今日お伝えする「エルサレム二都物語」も、これまでの国際社会の常識では想像もつかなかったドラスチックなシフトで、ユダヤ対アラブの数千年にわたる民族紛争の焦点エルサレムを、イスラエルとパレスチナ双方の首都として分割するという、思いがけない紛争解決策である。それも、当事者である好戦的なイスラエルのオルメルト首相から提案されたという驚愕の展開だが、そのほかにも続々と唖然とする大変化が、国際社会の大舞台で開幕している。

プーチンのイラン訪問と「カスピ海サミット」
d0123476_19185638.jpgひとつは、一昨日から2回に分けてお届けした「プーチンのイラン訪問」。今回のカスピ海サミットの詳細については前回の記事を読んでいただくとして、要はロシアとイランのエネルギー資源の供給路を確保する会議と観た方が、てっとり早いかも知れない。
ロシアはすでに中国とは共同で軍事演習を行なっている状況であるから、北朝鮮=中国=ロシア=カザクスタン=トルクメニスタン=イラン=シリア、そしてトルコという一連の「ユーラシアの連帯と結束」をプーチンは胸に描いていて、実現しつつあるように受けとれる。その共通点が、NATO、EUをも含めた「反アメリカ覇権主義」にあるのは明白である。

「アルメニア人虐殺」とトルコのクルド侵攻
d0123476_19224065.jpgもうひとつ重要な動きとして、トルコの親米体制からの離脱。これは第一次大戦下のオスマントルコによる「アルメニア人虐殺」の史実承認問題である。韓国と日本の慰安婦問題と似て非也なのは、下院を議案通過した時点ではアナクロな争点の蒸し返しに見えたが、トルコにとっては国辱問題であり、ナショナリストを中心に俄然反米運動が巻き起こってしまった。一般の米国市民にはどうにも解せない晴天の霹靂。が、実はイラクとの国境地帯クルド地区では、トルコ政府軍とクルド人の独立運動ゲリラPKKとの間の数十年の小競り合いが最近急激に険悪になり、戦死者数十名を出す本格的紛争に発展してきた背景がある。これもまた、サダム政権という鉄拳統制の崩壊以来険悪化してきた状況で、関連国にとっては火急の事態である。

国連安保理事会でカダフィのリビアが理事国に
d0123476_19233050.jpgさらにもうひとつ。これには驚きを通り越して呆れてしまったのだが、カダフィ議長の率いる地中海沿岸北アフリカの小国家リビアが、国連安保理事会で「アフリカ代表として理事国に選出された」のである。88年スコットランドでのパンナム103便爆破事件はカダフィの指令と看破されたにも拘らず、最終責任は追求されずに今日に至っている。しかしイランのアフマディネジャドやベネズェラのチャベスら反米主義強硬派とは違い、カダフィは数年前にいち早くテロ戦争への加担を申し出てブッシュの「悪の枢軸」国家の隊列離脱に成功し、米国務省のテロ国家ブラックリスト入りを危うく免れている。この「リビアの理事国化」は国連の権威を失墜する象徴的な出来事として後々に必ずや禍根を残すと予測できるので、後日報告したい。

世界同時多発のグローバルウォー
その他にも大きな動きが多々あるのだが、トルコの反米動向を除いて、これらがすべて今週に入ってからたった2日間の出来事である。もし今現在本音で「世界は平和だ」と宣っている方がいらしたら、それは無人島に住んでいてワイアレスなためにニュースに触れる機会がないのか、端的に盲目か、という状況にある方々に相違ない。
これほどの深刻な紛争が同時多発している状況を、もし数世紀後の歴史家が振り返って名付けるならば、きっとこう呼ぶに違いない。「21世紀初頭のグローバルウォー」だと。
あるいは先人を踏襲して単純にこう記述するだろう。第三次世界大戦は2007年に始まった、と。

【『米流時評』昨年10月16日のエントリーより再掲出 ©2007 ysbee 】
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写真の説明:トップはトルコとアルメニアの国境にそびえるアララット山の勇姿。ノアの方舟が山頂にたどり着いたという伝説もある。/右側の縦長の写真は、すべてモンゴル共和国の中央アジアの平原。鉄道はその名もエキゾチックな「サイベリアン・エキスプレス=シベリア特急」で007かマタハリでも潜んでいそうだが、北朝鮮の金正日がモスクワへプーチン詣での時に愛用する列車。/一番下の写真は「Armenian genocide」で昨今急激にクローズアップされるアルメニアの高原の夏。オスマントルコが150万人のアルメニア人イスラム教徒を計画的に殲滅したと伝えられ、このような破壊の跡を示すモスクのドームが、今でもそのまま放置されている。

»» 次号「【再掲】ユーラシアの回廊・帝政ロシアの首飾り」d0123476_1023580.jpg
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||| 『米流時評』テロ戦争関連特集 |||
•中東核戦争 | •中東のパワーラビリンス | •グローバルウォー | •次世代冷戦時代
•アフガン・タリバンの復活 | •アルカイダ2.0・核のテロ | •パキスタン戒厳令の季節
•テロとスパイ陰謀 | •イラク戦争レポート | •ブッシュと米国政治 | •米大統領選


||| ユーラシアの回廊 特集記事 |||d0123476_12543738.jpg
10/29 アゼルバイジャンで米大使館襲撃テロ発覚
10/22 クルドPKKの橋梁爆破でトルコ軍12名戦死
10/16 ユーラシア大連邦と第三次世界大戦
6/10  ユーラシアの回廊・帝政ロシアの首飾り
6/09  緊急レポート・アゼルバイジャンの秘密
6/08  外交の神業・プーチンのムーンサルト アゼリの切札
6/07  G8サミットのプーチンショック! 米露ミサイル防衛網

||| 中東核戦争 特集記事 |||d0123476_8345660.jpg
序 章 中東核戦争前夜?急浮上するシリア対イスラエル核紛争
第1章 戦争挑発行為?イスラエル爆撃機のシリア領空侵犯
第2章 シリア対イスラエル 中東核戦争の危機は本物か
第3章 新・ジェリコの闘い イランのミサイル報復作戦
第4章 核のターゲットは駐留米軍 国連とEUの経済制裁
第5章 消された記事『中東代理戦争・シリアvsイスラエル』
第6章 囁かれる中東核戦争
   中東核戦争6.1 ホワイトハウスのウォーゲーム
   中東核戦争6.2 2008年核戦争の冬・チェニーのウォープラン
   中東核戦争6.3 復讐の世紀・中東戦争「核のアルマゲドン」
   中東核戦争6.4 暴かれた大謀略・イスラエルとネオコン中東核戦略
第7章 驚愕!原爆搭載機 B-52飛行事件は米空軍内のクーデターか?

by ysbee-2 | 2008-10-16 09:40 | ユーラシアの回廊

メドベージェフの新冷戦宣言 ポストグルジア戦争のコーカサス

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  ||| メドベージェフの新冷戦宣言 |||

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グルジアとの"5日間戦争"後、コーカサスは世界大戦の導火線に
メドベージェフの新冷戦発言に現れた、ロシアのNATO対抗姿勢


d0123476_18552829.gif新冷戦は、今日始まりました。たった今、米国東部時間で26日火曜午後3時45分 (日本時間で27日水曜の午前4時45分) 民主党大会のライブ中継を見ていた最中に臨時ニュース。全米の空のインターアクションを管理するFAA(Federal Aviation Administration:連邦航空局)のネットワークがダウンしたと伝えました。

テレビを横目に新冷戦の記事を翻訳していた最中だったので、「ロシアのサイバーアタック!」と瞬速で了解。後続のニュースでは、FAAのネットワークが本部を置くアトランタのシステムがダウンした模様とのこと。航空機事故のないことを祈ります。(この1週間でスペインやらキルギスタン、ガテマラで旅客ジェットがボンボン墜落して、数百人の乗客が亡くなっていますから……)
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画面はコロラド州デンバーで開催中のDNC(民主党全米大会)2日目。会場のステージでは、今日のキーノートスピーカーのヒラリー・クリントンがリハーサル中。明日はビル・クリントンと副大統領候補指名のジョー・バイデンが登壇。(私の予想通りの正副候補になりました、Yey! I told you so...)民主党大統領候補の正式指名は最終日木曜の夜なので、大会主役のバラク・オバマの指名受諾演説/acceptance speechは大トリ/final appearanceです。

開幕日の昨日は、ファーストレディ候補のミシェル・オバマと、脳腫瘍で安静中にもかかわらず登壇した長老エドワード・ケネディ上院議員が、初日にふさわしい素晴らしい演説で話題をさらったところ。アンクル・テディ(ケネディの愛称)は、来年2月の大統領就任式の際には必ず上院に出席すると力強く約束。(それまでなんとか存命してほしい……会場は涙・なみだ;;;)
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開催地となったコロラド州には米軍のNORAD (北米航空宇宙防衛司令部) がありますが、昨日遅くにはオバマ暗殺謀議未遂で極右のチンピラ3人が逮捕されたり、クークラックスクランもどきのネオナチのデモがうるさかったり、会場の外も騒然としています。オバマはまだ現地入りしていないので不安が募ります。が、まずはともかく2週間ぶりのエントリーをアップしましょう。
お詫びの挨拶が後回しでなんですが、コメントでも書いた通り先を急いでお伝えしたいニュースが山積状態でもありますので、最重要問題/the most concerning issue のグルジア戦争からシリーズで詳説していきます。ますます本気を帯びてきたロシアとNATO/米国の抗争に要注目です!

【米国時間2008年8月26日『米流時評』ysbee 記】

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AUGUST 26, 2008 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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 Associated Press | B R E A K I N G
メドベージェフの新冷戦宣言 グルジア侵攻後のロシア対NATO体制
米国時間 2008年8月26日午後2時15分 | AP通信・ニュース速報 | 訳『米流時評』ysbee

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Medvedev: We're Not Afraid of 'New Cold War'

West fumes as Russian president OKs recognition of rebel Georgia areas
AUGUST 26, 2008 2:15 p.m. | Associated Press — BREAKING | Translation by ysbee
MOSCOW, Russia — Russian President Dmitry Medvedev, speaking in the midst of one of the lowest points in the Russia-West relationship since the breakup of the Soviet Union 17 years ago, said Tuesday that his country did not seek a new Cold War — but neither was it afraid of one. "We are not afraid of anything, including the prospect of a new Cold War," Medvedev was quoted as saying Tuesday by the ITAR-Tass news agency.

メドベージェフ「新冷戦なんか怖くない」
モスクワ発緊急報 |26日火曜、ロシアのドミトリー・メドベージェフ大統領は、17年前のソ連崩壊以来最悪の危機を迎えたロシア対西側諸国の対立関係の真最中に「ロシアは新冷戦を起こそうとしている訳ではない。しかし万一起きても、ロシアは新冷戦を恐れはしない」と発言。「われわれロシア人は、何ごとも怖れはしない。もちろん、新冷戦が起こると想定される事態であっても」ロシアの国営メディア ITARタス通信の報道によると、ロシア現地時間で26日火曜、メドベージェフ大統領はこう宣言した。
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1. Following the intense war with Georgia
"But we don't want it and in this situation everything depends on the position of our partners." The statement comes hours after Medvedev recognized the independence of two Georgian rebel provinces, defying the West.
南オセチア・アブハジア両州独立宣言の翌日
「しかしながら、われわれは冷戦を望んでいる訳ではなく、現在のような状況にあっては、万事が我が国のパートナー(相手側=NATO加盟国)の立ち位置如何にかかわってくる。」メドベージェフは、グルジア戦争後のロシアの態勢をこう述べた。今回の宣言は、25日月曜に「5日間戦争」の焦点となったグルジア領土内の2つの民族自治州、南オセチアとアブハジアの両州が、グルジアを後援する西側自由主義諸国の和平説得に反旗を翻して発した独立宣言を、ロシアの元首であるメドベージェフ大統領とプーチン首相が承認してから、わずか数時間後の公式声明である。
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2. Rice: 'extremely unfortunate' recognition
The recognition — which Secretary of State Condoleezza Rice described as "extremely unfortunate" — follows a short but intense war with Western-allied Georgia earlier this month.
グルジア侵攻後のロシア対NATO体制
米国のコンドリーザ・ライス国務長官が「きわめて不運な見解」と呼ぶ、ロシアの公式声明に見られるこうした認識は、今月早々に西側の友軍国家であるグルジアとの間に、短期間に集中的に行われた侵攻作戦(通称:Five Days war/グルジアの「5日間戦争」、ロシアのグルジア侵攻)に続く一連の好戦的路線を示している。
[注:グルジアはイラク戦争へ常時2千名派兵協力する米国の友軍で、サアカシビリ大統領は米国の大学で国際法の修士課程を修了した大の親米派として知られる。今回の5日間戦争の直前、サアカシビリはグルジアのゲリラ制圧に関してロシアのプーチンと電話で会談したが、プーチンから直接「アメリカの犬」「ブッシュの男妾」と罵倒されたという経緯がある。]
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3. Russia's prospect of 'New Cold War'
"If they want to preserve good relations with Russia in the West, they will understand the reason behind our decision," Medvedev said. Medvedev said that he had signed a decree on the decision to recognize the separatist regions of Abkhazia and South Ossetia. Few other nations are likely to follow the move.
ロシアの剛胆な「新冷戦」展望
「もしも西側諸国がロシアとの友好関係を保ちたいと望むのなら、彼らは我が国がなぜ今回の決断を下したかという理由をわかってくれるだろう。」今回の声明では、メドベージェフはまた「アブハジアと南オセチア両民族自治州を独立した政体として承認する」というロシア議会の決議に(大統領として議会決議の有効性を最終的に発揮させる)署名をしたと公表した。
[注:ロシア議会は25日南オセチアとアブハジア両州の独立宣言を承認する決議案を通過させた]
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4. Rice: 'Two regions in the world at risk'
Rice said the United States continued to regard both breakaway regions as "part of the internationally recognized borders of Georgia." Speaking in Texas, White House spokesman Tony Fratto on Tuesday said Russia is making a number of "irrational" decisions that puts its place in the world at risk. Fratto said the U.S. will use its veto power on the U.N. Security Council to make sure any effort to change the provinces' international status is "dead on arrival."
米「コーカサスは新冷戦への導火線」
ライス長官が表明した旧ソ連邦領土だったアブハジアと南オセチア両地域に対する米国の見解とは、あくまで従来の国際世論で認証されていた通り、グルジア領内の辺境自治州として解釈するというものである。ホワイトハウス広報官のトニー・フラット氏は、26日火曜ブッシュの私邸のあるテキサス州クロウフォードから、ブッシュ政権の見解を表明。その声明は次のようなものである。
「ロシアは(コーカサス地域での)途方もない断行を重ねた結果、世界を危機に陥れるような立場に立ってしまった。米国は、国連の安全保障理事会(UNSC)で、当該地域の国際的立場を独立国家として認めさせようとするロシアが、いかなる手段を行使したとしてもその議案が『死産』になるように、拒否権を発動するだろう。」

[注:「途方もない断行」と言うよりも「無茶苦茶な蛮行」と言いたかったのが本音だろう。ロシアはグルジアが先に手を出したと非難するが、グルジアの侵攻は、あくまで紛争の発火点 南オセチアからグルジア領内へ「狼藉」を働きにちょろちょろ出てくる独立派ゲリラの討伐が目的で、その本拠地を急襲した。が、ロシア側はグルジアがそう出てくるのを見越して、すでに国境地帯に数千台の大戦車隊を集結させていたと言う。一説には、ロシアは黒海側のアブハジア侵攻が当初の目的だったらしいが、グルジアが南オセチアに踏み込んだのを機会に、待ってましたとばかり急遽逆襲に出た訳である。このプロットは、ちょうどイスラエルがゴラン高原でヒズボラに襲われるように2名の兵士をおとりに出し、計画通りヒズボラが兵士を捕虜にしたのをきっかけに、膨大な陸海空全軍の総攻撃でレバノンへ侵攻した2006年夏のレバノン戦争を彷彿とさせる戦局展開だった。]
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5. Russia's first post-Soviet invasion
On the heels of Russia's first post-Soviet invasion of a foreign country, recognition was another stark demonstration of the Kremlin's determination to hold sway in lands where its clout is jeopardized by NATO's expansion and growing Western influence. Meanwhile, the the United States dispatched military ships bearing aid to a port city still controlled by Russian troops.
ソ連崩壊後初の他国への侵略行為
翻訳中
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6. Merkel ‘Absolutely not acceptable’
Rice also accused Medvedev of failing to honor his nation's commitments under an internationally backed cease-fire. German Chancellor Angela Merkel said Russia's recognition of the breakaway areas was "absolutely not acceptable." She insisted Medvedev's decision violates international agreements.
メルケル、ロシアの国境見解を一蹴
翻訳中
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7. '5 Days War' between Russia and Georgia
Medvedev said Georgia forced Russia's hand by launching an attack targeting South Ossetia on Aug. 7 in an apparent bid to seize control of the breakaway region. In response, Russian tanks and troops drove deep into the U.S. ally's territory in a five-day war that Moscow saw as a justified response to a military threat in its backyard and the West viewed as a repeat of Soviet-style intervention in its vassal states.
ロシアとグルジアの「5日間戦争」
翻訳中
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8. 'The only chance to save their lives'
"This is not an easy choice but this is the only chance to save people's lives," Medvedev said Tuesday in a televised address announcing Russia's recognition of the breakaway territories. Russian forces have staked out positions beyond the de-facto borders of Abkhazia and South Ossetia. The two territories have effectively ruled themselves following wars in the 1990s.
メドベ「コーカサス存続の唯一の手段」
翻訳中
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9. Russia's presence to weaken Georgia
"Georgia chose the least human way to achieve its goal — to absorb South Ossetia by eliminating a whole nation," Medvedev said. Russia's military presence seems likely to further weaken Georgia, a Western ally in the Caucasus region, a major transit corridor for energy supplies to Europe and a strategic crossroads close to the Middle East, Iran, Afghanistan, Russia and energy-rich Central Asia.
ロシア軍駐留でグルジアにさらなる脅威
翻訳中
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10. Support independence of two regions
Medvedev ignored Western warnings against recognizing the independence claims of the two regions, which broke from Georgian government control in early 1990s wars and have run their own affairs with Russian support. After Russia's parliament urged the move in unanimous votes Monday, the U.S. State Department said recognition would be "unacceptable" and President Bush urged the Kremlin against it.
南オセチア・アブハジア両州の独立支持
翻訳中
[了]

【米国時間2008年8月26日『米流時評』ysbee 訳】
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»» 次号からシリーズ新冷戦時代「ロシアのグルジア侵攻/5日間戦争 レポート」へ続くd0123476_1023580.jpg

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||| 『米流時評』テロ戦争関連特集 |||
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by ysbee-2 | 2008-08-27 08:48 | グルジア紛争

ユーラシアの回廊・帝政ロシアの首飾り【再掲出】

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   ||| ユーラシアの回廊・帝政ロシアの首飾り |||
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プーチンの欧州MD代替案と資源外交の新しい焦点旧ソ連圏小国家
君臨するロシアの懐柔策を逃れ親米政権に転向するユーラシアの国々


昨年6/10の『米流時評』エントリー「ユーラシアの回廊・帝政ロシアの首飾り」から転載
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JUNE 11, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽 園 通 信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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    b e i r y u —  y s v o i c e
   ||| ユーラシアの回廊・ロシアの首飾り |||
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           第1章 ロシアと米国の新冷戦

E  u  r  a  s  i  a  n   C  o  r  r  i  d  o  r


【プーチンのG8ショック】
G8サミットでロシアのプーチンがブッシュに提案した「米国の」欧州ミサイル防衛施設の代替案。それまで米国側が計画していた「チェコにレーダー基地、ポーランドにミサイル打上基地」という東欧の予定地を根本から考え直して、アゼルバイジャンに現存するロシアのレーダー施設を共同利用しようという、前例のない思いがけない提案(unprecedent, unpredicted proposal)である。

【ヨーロッパMD計画】
たしかに宇宙開発においては、インターナショナル宇宙ステーションの共同利用など、米国とロシアの相互乗り入れプロジェクトがないことはなかったが、ミサイル防衛は学術文化ではなく冷徹な軍事活動(stone-clod military action)である。従来の常識から見て、共産主義と民主主義というイデオロギーの対極にある両国が、共同で軍事施設を利用するとは考えられない。ましてや、最近の「冷戦の復活」と取りざたされる噂の元凶となった、ヨーロッパMD計画の施設である。

【ロシアの仕掛けた罠】
d0123476_214636.jpg常識的に観察すれば、ブッシュが「欧州のMDシールドは対ロシアではなく、イランの核ミサイル防止が目的」と主張している言い訳を、プーチンは逆手にとって「それが本当なら、対イランに最適の場所があるよ」と提言したのだろう。つまり、この提言をブッシュが袖にすれば「対イランは口実で、本来の仮想敵国は(やはり誰もが想定する通り)ロシアだったじゃないか」と指摘できる状況を作った、と見るのが妥当だろう。
▲上の写真:バルト三国ラトヴィアの建築装飾 ロシア帝政時代末期の豪華な装飾にアールデコの先駆け部分がほの見える
▶右:ロシアのサンクトペテルスブルクの秘宝エルミタージュ美術館の回廊 ロシア経済復興を象徴する豪華な宮殿を美術館として公開


【米国の東欧戦略】
プーチンの提言通り、コーカサスの高地から西はヨーロッパ全域、南は中東・中央アジア全域をカバーできるレーダー施設が即利用できるなら、確かになにもわざわざ数兆円をかけて東欧に新設することで「ロシアに背を向けEUに加盟した東欧2国を米国の傘下におく新しい冷戦ムード」を増長しなくてもいいじゃないか、という持ちかけであろう。しかし米国側にしてみたら、西欧勢力の強大な布陣になるEU加盟のポーランドとチェコというふたつの中堅国家は、戦略的に対ロシアの基地としては絶好の位置にあり、地政学的な緩衝地帯になりえる。かつては共産圏であった両国に米国自体のミサイル基地を建設できるとは、レーガン政権時代以前の誰が予測できただろうか。

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  第2章 ロシア・グルジア・アゼルバイジャンの三すくみ
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チェコの首都プラハの街を流れるヴルタヴァ川 ワルシャワと並んで経済復興が目覚ましくEU加盟以来観光ブーム

【ロシアとアゼルバイジャン】
しかしここで注目するべき焦点は、対米国というよりも、ロシアとアゼルバイジャンとの最近の関係である。両国の仲は最近急速に疎遠になり、この石油と天然ガスの宝庫である資源リッチの小国を手放すのは、プーチンとしては資源外交上非常に不利になる、という看過できない背景である。

【ロシアとグルジア】
アゼルバイジャンとの関係が冷めたのには直接的原因がある。アゼルバイジャンの北にあるグルジア共和国とロシアの関係悪化である。それ以前にすでに04年に親米派のサーカシビリ政権が誕生した時点から、ロシアはグルジアからの輸入制限やガス供給の停止など、親露時代とは手のひらを返したような仕打ちでグルジアを窮地に追いやった。かくして、ロシアの支配を逃れNATOへ加盟しようと画策するグルジアとの間でも対立が表面化し、昨年のクリスマス当日に、ついに200年以上駐留したロシアの軍隊はグルジアから引き上げた。

【グルジアとアゼルバイジャン】
ロシアからの燃料補給ストップで窮地に陥ったグルジアに救援の手を差し伸べたのが、グルジアの南隣にある豊富な資源を供給できるアゼルバイジャンである。親子2世代にわたってアゼルバイジャンの元首を務めるアリエフ大統領は、元々どちらもかなりな親米派で知られる。アリエフは資源に枯渇するグルジアに石油を供給するだけでなく、さらに追い打ちをかけるように、アルメニアを優遇するロシアに対し強硬手段に出た。黒海への石油輸送をストップしたのである。

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    第3章 ロシアの首飾りからユーラシアの回廊へ
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バルト3国に接する小国リヒテンシュタインの美術館 グローバル買占めで暗躍する企業カーライルが買い取った

【ソ連解体による群小割拠】
ロシアと国境を接する過去のソ連邦自治区が、現在ではみな独立した共和国である。コーカサス地方からウラル山脈にいたる中央アジアの国々。西から挙げると、トルコの北に位置し黒海に面したグルジア、その南にイラン・トルコと国境を接するアルメニア、その東でカスピ海沿岸のアゼルバイジャン。カスピ海をわたった東岸では北から膨大な国土面積を有するカザクスタン(国名は英語読み)、その南にトルクメニスタン、両国の中間に挟まれたウズベクスタン、その東にタジキスタン、キルギスタンと連なっている。

【中央アジアの第2革命】
特に、この国名の末尾に「スタン」とつく国々すべてで、一昨年クーデタに近い政権交代が行われたのは記憶に新しい。まるで中央アジアの高原に放たれた野火のように、この旧体制からの脱出を試みる民主化運動は、あっという間に伝播した。背景には、ロシアに搾取されるがままで利権をむさぼっていた自国の政府高官に対し、一部の軍人と重税にあえぐ国民が結束して蜂起したというのが、これら一連の「スタンの国々」に共通した図式であった。しかし、主張するスローガンと蜂起の戦術があまりにも酷似していたので、一説では民主化を焚き付けて脱ロシアをうながす米国CIAの工作だろうというのが、この地域に精通した評論家の分析であった。ことの真偽はいまだに解明されていないが、少なくとも以前よりは親米的な民主化政権が誕生したことだけは確かである。
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アルバニア高地 中央アジアの高原でかつては権勢を誇った回教寺院のモスクも今は夏草だけが生い茂る廃墟に

【ユーラシアの回廊】
またロシアとヨーロッパとの回廊部分にあたるのは、北端のバルト三国;エストニア、ラトヴィア、リトワニア、その南にベラルス、ウクライナ、モルドバと続いている。東欧と接する回廊部分の国々は、ここ数年ですべてEUとNATOに加盟、あるいは参加を希望している。連盟国になったが最後、再びロシアに帰依することはありえないだろう。そうした意味合いでは、EUは共産主義国家から脱退を表明する踏み絵である。

【EUとNATOへの転向】
またかつて「ロシアの首飾り」と呼ばれた旧ソ連圏の小国たちは、その個々の宝石をつないでいた共産主義という一本の赤い糸が切れると同時に、ユーラシアの宝石箱の中にバラバラになって転がった。それを再び寄せ集めて繋いで行けば、NATOというヨーロッパ防衛のロザリオが2連になるだろう。旧ソ連圏諸国のNATO加盟は、宗教で言えば無神論者からカソリックに改宗するような極端な「軍事的転向」である。なぜならどの国でも、精神的にもっとも保守的なのは軍人であり、軍隊とは制度的に短期の変更を実現しにくい機構だからである。したがってモスクワの軍事体制に組み敷かれていた各国の軍部司令官がNATO体質を受け入れるというのは、ロシアに対して余程の反感が積み重なっていた裏付けに他ならない。

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           第4章 資源外交と侵略戦争
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カスピ海西岸のバクー油田からグルジアのトビリシを経て黒海へと通じるパイプライン いわば陸路のホルムズ海峡

【ロシアの資源外交】
ロシア自体天然資源は豊かであるが、EU諸国やインド・中国という巨大消費市場を相手にするとき、従来は旧ソ連圏であったカスピ海沿岸の石油ガス産出国の輸出燃料をあてにせざるを得ない。したがって主要供給源であるバクー油田を要するアゼルバイジャンに縁を切られたら、石油輸送で巨大な利益を上げロシア経済の基幹となっている、トランスネフツという国策企業の資金源が激減することになる。そうなるとますます原油供給源の国イランとの絆が強くなるだろう。
昨年そのイランとロシアの中間に位置するカザクスタンが突如脚光を浴びたのは、何も映画『Borat』のおかげばかりではない。イランからの石油輸送においてパイプラインの重要な中継地になるからである。米国もカザク優遇に必死で、おかげで現実的に観光の対象にはならないであろうカザクスタンのCMが、カザク首相が訪米中に頻繁にTV画面に流れた。

【米国の資源侵略戦争】
そもそも最近の世界情勢は、イデオロギーで割り切れる状況ではない。むしろ国家のパワーはその背景に資源を有しているか否かで評価され、その資源を販売する企業体として国家が存在すると見た方が判りやすい場合が多い。イデオロギーは、その資源侵略をカモフラージュする販売促進のコンセプトに過ぎなくなってきている。「人類は利権をめぐって永遠に闘争を繰り返す経済学的動物である」と言うと、まるで前世紀の遺物の経済論になりそうだが、少なくともエネルギー資源をめぐる抗争を見る限りでは、この論は一概に古いと一蹴することはできない。
そもそもアフガン戦争は、ペルシャ湾を経由せずにバクー油田から直接パイプラインを引いて来るための、中央アジアの死線を確保する戦略だったのであり、イラク戦争にいたってはそのものずばり、北部のクルド地区の油田が目当てであった事実は、米国では今なら小学生でも知っている。
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石油利権闘争は20世紀冒頭から中東の運命を変えてきた 80年代イラク・イラン戦争で爆破されたパイプライン

【ブッシュの石油王国】
国策としての石油資源争奪戦争。そう捉えると、なぜブッシュ政権が膨大な費用と多大な米軍戦死者を出してまで、イラクに拘泥し続けるかが理解できるだろう。しかし、米国内の石油価格はサダム政権陥落後もうなぎ昇り。今年に入って、ついには1ガロン当たり4ドルに届きそうなほどの高騰を続けている。ブッシュ政権の人気が地に落ちた理由は、もちろんホワイトハウス関連の山積する不祥事とイラク戦争の失敗によるところが大半である。
しかしもし石油価格が、大半の国民が期待した通りにサダム討伐後に目に見えて下落していたら、はたして今日ほどの不評をかこっていただろうか。多分2割ほどの歯止めは利いたのではないかと思われる。ブッシュは国益のためではなく、献金企業の主幹である石油関連企業の利益のために(あるいはサウジアラビアの市場寡占のために)戦争を起こした、と捉えているのは、何もリベラルの左派だけではなくなってきている。

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         第5章 ユーラシアの長い暑い夏
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バルト海に面した海岸 ヨーロッパはここ数年地球温暖化の影響で毎年真夏には死人まで出る猛暑が続いている

【ロシアとウクライナ】
以上80年代後半にモスクワの腐敗したクレムリン政権がついに崩壊しソビエト連邦が解体して以来の、ロシア周辺諸国「ユーラシアの回廊」の現状を、つむじ風のように一瞬にではあるが巡回してきた。このレジオンは大きな流れとして、政治的には民主主義化、文化的には欧米化へと傾いているが、その速度にセーブをかけているのが、従来石油・ガス供給で継続してきたロシアとの資源的絆である。だからこそこの地域でも、エネルギーを司るものが覇権の座につけるのだ。そうした背景を理解すると、ここ半年のロシアの強硬な態度と、一転して敵陣(米国)のミサイル防衛基地に自国所有の施設を貸し出すと言う、突然の解凍現象の謎が氷解するだろう。

【ユーラシア夏の旅】
ご明察、ロシアは手塩にかけたアゼルバイジャンを手放したくない一心で、米国に嫁に出したと見るのが妥当だろう。秘められた持参金、石油とガスの利権をたずさえて嫁入りした先で、最後に発言権を持つのは、果たして養父のロシアだろうか、それとも姑のアメリカだろうか。
G8を観察していた私には、資源産出国との直接交渉を虎視眈々とねらうフランスのサルコジが視界に入ってきた。このEUの新しいリーダーを目指す大統領は、同じく欧州のトップを目指すドイツのメルケル首相同様、ロシアと米国が角突きあわせて冷戦の序幕を演じている間に、こうしたユーラシアの回廊諸国と直接交渉を取り結んで、フランス経済を立て直しその優位を確実なものにしていこうと、すでに戦闘を開始しているように思えてならない。この夏の各国首脳の動きは、辣腕営業マンが新しい契約を取って回るような目まぐるしい外交のビジネスツアーになることが、今から予想される6月の晴天である。

【 以上『米流時評』昨年6月10日の時評エントリーより再掲出 ©2007 ysbee 】
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旧約聖書でノアの箱船が着いたという伝説のアララット山 コーカサス地方アルメニアの国境に近いトルコに存在

»» 次号「ロシアのグルジア侵略で全面戦争にエスカレートするオセチア紛争」
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||| 『米流時評』テロ戦争関連特集 |||
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||| ユーラシアの回廊 特集記事 |||d0123476_12543738.jpg
10/29 アゼルバイジャンで米大使館襲撃テロ発覚
10/22 クルドPKKの橋梁爆破でトルコ軍12名戦死
10/16 ユーラシア大連邦と第三次世界大戦
6/10  ユーラシアの回廊・帝政ロシアの首飾り
6/09  緊急レポート・アゼルバイジャンの秘密
6/08  外交の神業・プーチンのムーンサルト アゼリの切札
6/07  G8サミットのプーチンショック! 米露ミサイル防衛網

by ysbee-2 | 2008-08-11 21:48 | ユーラシアの回廊

オセチア紛争-2・南オセチア攻撃で住民1600名死亡!

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   ||| 南オセチア侵攻で住民1,600名死亡 |||

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グルジア-ロシア間で、南オセチア自治区の覇権抗争がエスカレート

d0123476_18552829.gif[緊急連絡]今回のエントリーは、AP通信モスクワ支局の記者がロシア側から南オセチアの紛争地帯まで出かけて、現場からレポートした9日土曜付けの記事です。従って米国時間で現在10日日曜の時点では、戦況もさらにエスカレート。これまでに確認された死者の数も2,000名以上と増え、ロシア側は陸海空三軍が総攻撃の体制を固めています。

米国メディアの報道も、CNNの報道番組では毎時トップニュースで紛争現場からの戦雲立ちこめる映像を送ってきています。五輪中継放送の独占権を握るNBCネットワークでさえ、系列のニュースサイトMSNBC.comのトップページは、下の写真でご覧の通り。1時間毎に新しい写真に差し変わりますが、グルジア・ロシアの衝突がトップニュースのままで、五輪報道は2番手に。
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そんな状況で、このグルジア戦争/南オセチア紛争に関しては、刻一刻と戦況が拡大しています。全メディアから膨大な数の記事がひっきりなしに上がってきていますが、後続の主要記事で日付順に順次紹介して行きますので、継続してお読みいただけますように。なお記事中での括弧内の表記で、この記事以外のテレビのニュースや他のメディア報道から把握した内容を補足してあります。

また昨年6月のG8サミットの最中に、ブッシュとプーチンの間で、グルジアの隣国アゼルバイジャンのレーダー施設を共用する提案が持ち上がった一件があり、その時点でこのコーカサス地域の地政学的背景を解説する記事を書いておりました。特に、ロシアとグルジア、アゼルバイジャンの三角関係は、このコーカサス地域の紛争の基調音となる資源戦争を理解するのにお役に立てそうな内容です。今回のロシア・グルジア紛争の背景を予め把握するためにも、ご一読をお勧めします。
【米国時間2008年8月9日『米流時評』ysbee 記】

『米流時評』参考記事
»» 2007年 6/10号 『ユーラシアの回廊・帝政ロシアの首飾り』
»» 中段 第2章 「ロシア・グルジア・アゼルバイジャンの三すくみ」

»» 2007年10/15号 『プーチン・イランへ核販促カスピ海ツアー』
»» 2007年10/16号 『ユーラシア大連邦と第三次世界大戦の兆候』

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AUGUST 10, 2008 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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   A P | B R E A K I N G N E W S
ロシア報道:グルジアの南オセチア侵攻で首都市民1,600名死亡
米国時間 2008年8月9日午前4時02分 | AP通信・ニュース速報 | 訳『米流時評』ysbee

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Russia: 1,600 Killed in Georgia Battles

Muslim minority accused of using violent campaign to split from Beijing
AUGUST 8, 2008, 4:20 a.m. | MSNBC News — BREAKING | Translation by ysbee
TBILISI, Georgia — On Friday, an AP reporter saw tanks and other heavy weapons concentrating on the Russian side of the border with South Ossetia — supporting the reports of an incursion. Some villagers were fleeing into Russia.

ロシア陸軍戦車部隊が国境付近に集結
グルジア共和国・トビリシ発 |8日金曜、南オセチア自治区に接するロシア側の国境地帯で取材中のAP通信記者は、ロシア陸軍の戦車や戦闘用車輌が国境付近に集結しているのを目撃したが、これはロシア軍の南オセチア自治区侵攻の情報を裏付けるものである。戦闘が起きている南オセチアの村落住民の中には、国境を越えてロシア側へ避難してきた者も数多い。
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戦闘開始2日目の9日土曜、国境を越えて南オセチア自治区へ侵攻するロシア陸軍の戦闘部隊

2. World distracted by Olympics?

The fighting broke out when much of the world's attention was focused on the start of the Olympic Games and many leaders were on their way to Beijing. Georgia's president Saakashvili, who insists his government's military action was provoked, noted the timing in an interview with CNN. "Most decision makers have gone for the holidays," he said. "Brilliant moment to attack a small country."
世界の目が五輪に向いた間隙の侵攻
今回の南オセチア自治区での戦闘は、世界の関心の焦点が北京オリンピックの開会式へ集中し、主要各国の首脳が北京へ向かっている最中に勃発した。グルジアのミハイル・サーカシビリ大統領は8日金曜、CNNの看板番組である『ウルフ・ブリッツァーのシチュエーションルーム』でインタビューに答え、(グルジアが先に南オセチア自治区へ侵攻したと言われている)開戦のタイミングについて、グルジアの軍事行動はロシア側の挑発行為に対する反撃だと主張し「世界のほとんどの国家首脳が休暇をとっているこの時期を狙って(グルジアや南オセチアのような)小国を攻撃するとは、実に鮮やかなタイミングです」と、ロシアの南オセチア侵攻について痛恨の表情で語った。
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3. Relocation of Georgia troops from Iraq
Georgia has about 2,000 troops in Iraq, making it the third-largest contributor to coalition forces after the U.S. and Britain. But Saakashvili told CNN the troops would be called home Saturday in the face of the South Ossetia fighting. He said Russian aircraft bombed several Georgian villages and other civilian facilities.
イラク配属のグルジア兵2千名を急遽派兵
現在グルジアはイラクへ政府軍2000名を派兵しており、西側のイラク連合軍としては米国、英国に次いで3番目の兵力を駐屯させている重要な戦力だが、グルジアのサーカシビリ大統領は、9日土曜CNNのニュース番組のライブインタビューに答え、政府軍を南オセチアの戦闘地域へ転属するつもりだと国家の方針を明らかにした。サーカシビリ大統領は、ロシア空軍の戦闘爆撃ジェット機がロシアから国境を越えて南下し、グルジア領土内の村落や軍用ではない民間の施設を爆撃したとインタビューで訴えた。
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独立主権を持つ非緩衝地帯である南オセチア自治区へは、最初にグルジアが、同地域で頻発する独立派のテロ活動を掃討するという名目で7日に侵攻し、戦闘が開始されたが、すぐにロシアの全軍体制での反撃を受ける羽目となった。

4. 'Full-scale aggression launched against Georgia'

He said Russian aircraft bombed several Georgian villages and other civilian facilities. "A full-scale aggression has been launched against Georgia," Saakashvili said in a televised statement. He also announced a full military mobilization with reservists being called into action. Seven civilians were wounded when three Russian Su-24 jet bombers flew into Georgia and bombed the town of Gori and the villages of Kareli and Variani, Deputy Interior Minister Eka Sguladze said at a briefing.
「グルジアとの全面戦争を意図したロシアの侵攻」
「ジョージアに対する全面戦争の侵攻が始まった」グルジアのサーカシビリ大統領は、国営テレビで国民にこう訴えた。大統領はまた、自宅待機中の政府軍予備兵に対しても総動員を発令し、ロシアとの全面戦争に直面したグルジアの臨戦体制を表明した。
またエカ・スグラツェ内相からは「ロシア空軍のSu-24戦闘爆撃ジェット3機がグルジア領空を侵犯し、ゴリの町とカレリ、ヴァリアニの2つの村を空から爆撃した。この空爆によってグルジア市民7名が負傷した」と記者会見で発表された。
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5. Georgia accuses Russia's aggression
文字数制限のため英文省略
「ロシア戦闘機がグルジア国内基地を空爆」
スグラツェ内相はさらにその後新たにロシアから4機の戦闘爆撃ジェットが飛来し、往年のソ連の独裁者スターリンの故郷であるゴリの町を空爆したが犠牲者は出なかった模様であると公表した。こうした空襲に恐れをなした住民のある者は、ロシアの領域内へと避難した者もいる。グルジア政府の外相は、ロシアの戦闘爆撃ジェットがグルジア国内のふたつの空軍基地を爆撃したと報告。この結果、数名の戦死者を出し、数機の軍用ジェットが破壊されたと記者発表した。
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グルジア領空を侵犯したロシアの戦闘爆撃機から降下される爆弾。ゴリ、カレリ、ヴァリアニの3町村を空爆

6. Georgia shot down Russian fighter jet

文字数制限のため英文省略
グルジア、ロシア戦闘機を撃墜
グルジア共和国政府のテムール・ヤコバシビリ国務長官は、グルジア領空を侵犯して飛来中だった4機のロシア空軍戦闘爆撃機を、政府軍が地対空砲火で撃ち落としたと発表したが、それ以上の詳細は告げなかった。グルジアの国営テレビ放送 Rustavi-2 テレビ局のニュースでは、ロシア機の空爆を受けたグルジア国内のマルネウリ空軍基地で兵士4名が死亡、5名が怪我を負ったと報道した。
一方ロシア地上軍の広報官イゴール・コナシェンコフ大佐からは、今回の戦闘でロシア軍兵士12名が戦死、30名が負傷したと発表された。しかしながらロシア政府の防衛相は、ロシアの戦闘機がグルジア地上軍の砲撃で撃墜されたというこの朝のグルジア側の戦況報告を否定したが、その後の戦況については何の記者発表も行われていない。
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左:グルジア地上軍の地対空ミサイルで撃ち落とされた、ロシアの戦略用戦闘爆撃機Su-24のエンジン部分残骸
右:グルジア政府軍部から4機撃墜したと発表されたロシア機のパイロットの遺体(写真の右外)とヘルメット


7. Russian convoy of 150 tanks crossed border

Saakashvili said late Friday that about 30 Georgians had been killed "mainly members of the Georgian armed forces." Russia's Defense Ministry said it was sending in reinforcements for its troops in the province, and Russian state television and Georgian officials reported a convoy of tanks had crossed the border. The convoy was expected to reach the provincial capital, Tskhinvali, by evening, Channel One television said.
150台のロシア陸軍戦車部隊越境侵入
グルジアのサーカシビリ大統領は、8日金曜夜「30名のグルジア人が殺されたが、犠牲者は主としてグルジア陸軍の軍属だ」と公表している。一方ロシアの防衛相からは(元来非緩衝地帯の警備兵として派兵していた)この地域の軍隊を強化するために援軍を送る、と発表した内容を裏付けるように、ロシアの国営テレビもグルジア政府高官も同様に、ロシア陸軍戦車部隊の大編隊が国境を越えて南オセチア領土内に侵攻したと報告した。(フルスピードで侵攻する)この大隊は、9日土曜夕刻までには同自治区の州都ツキンヴァリ市中に到達するものと予測されると、チャンネルワンTVのニュースでは報道した。
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8. 'We are facing Russian aggression'
"We are facing Russian aggression," said Georgia's Security Council chief Kakha Lomaya. "They have sent in their troops and weapons and they are bombing our towns." Putin warned in the early stages of the conflict that the Georgian attack would draw retaliation and the Defense Ministry pledged to protect South Ossetians, most of whom have Russian citizenship.
グルジア防衛相「ロシアの侵攻と対決」
翻訳中: 以下の段落は明朝アップします。
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砲弾の破片で目を怪我したグルジア政府軍の地上軍部隊兵士。8日午後ロシアと南オセチアの国境検問所で。

9. Aiming the power control in S. Ossetia

Saakashvili long has pledged to restore Tbilisi's rule over South Ossetia and another breakaway province, Abkhazia. Both regions have run their own affairs without international recognition since splitting from Georgia in the early 1990s and have built up ties with Moscow. Relations between Georgia and Russia worsened notably this year as Georgia pushed to join NATO and Russia dispatched additional peacekeeper forces to Abkhazia.
グルジア-ロシア間の南オセチア覇権抗争
翻訳中
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今回の紛争の要因となった南オセチア独立派ゲリラ。彼らのテロ活動を制圧する名目でグルジア軍が先に侵攻した。

10. Moscow, 'vows to protect Russian citizens'

Russia’s President Dmitry Medvedev later chaired a session of his Security Council in the Kremlin, vowing that Moscow will protect Russian citizens. “In accordance with the constitution and federal law, I, as president of Russia, am obliged to protect lives and dignity of Russian citizens wherever they are located,” Medvedev said, according to Russian news reports. “We won’t allow the death of our compatriots to go unpunished.”
メドヴェージェフ「ロシア市民を護る」
翻訳中
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11. Georgia asked U.S. for relocation of the troops
A senior U.S. defense official said Georgian authorities have asked the United States for help getting their troops out of Iraq. The official, who spoke on condition of anonymity because the discussions have been private, said no formal decision has been made on whether to support the departure, but said it is likely the U.S. will do so. Also, Pentagon officials said Adm. Mike Mullen, chairman of the Joint Chiefs of Staff, has reached out to his counterparts in Russia and Georgia, but has not yet connected with them.
イラク駐屯グルジア兵2千名の移動
翻訳中
 [了]
【米国時間2008年8月10日『米流時評』ysbee 訳】
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»» 次号 昨年10/16号再掲出「ユーラシア大連邦と第三次世界大戦の兆候」へ続く
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d0123476_7294370.gif記事リンク http://beiryu2.exblog.jp/8430824
TBリンク http://beiryu2.exblog.jp/tb/8430824

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by ysbee-2 | 2008-08-10 16:12 | グルジア紛争

緊急!グルジア戦争勃発!ロシア軍空爆侵攻!!

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   ||| ロシア侵攻でグルジア戦争勃発 |||

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グルジア戦争勃発!ロシア、南オセチアを空爆、戦車で越境侵略!
ロシア、オセチア独立支援で爆撃侵攻、グルジア人1,400名死亡!


米国時間2008年8月8日午前4時20分 | MSNBC・ニュース速報 | 訳『米流時評』ysbee
【グルジア共和国・トビリシ発】 現地時間で4日金曜、ロシアは黒海沿岸で国境を隣接するグルジア共和国の空軍基地を空爆とミサイル爆撃を繰り返し、両国間の全面戦争の口火を切った。
旧ソ連盟邦国だったグルジアが独立する際に、ロシア属領の北オセチアとグルジア属領の南オセチアに二分された非緩衝地帯にあって、グルジア共和国に属する南オセチア自治区を攻撃侵攻した今回のロシアによる侵略行為は、グルジアをバックアップするブッシュ政権の米国と正面から衝突する局面も予測され、今後の経過は予断を許さない。
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Russia, Georgia Troops Battle along Border

Hundreds of deaths alleged in region's capital as tanks, aircraft deploy
AUGUST 8, 2008, 2:46 p.m. | MSNBC News — BREAKING | Translation by ysbee
TBILISI, Georgia — Russia sent tanks and reportedly bombed Georgian air bases Friday after Georgia launched a major military offensive Friday to retake the breakaway province of South Ossetia, threatening to ignite a broader conflict.


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AUGUST 8, 2008 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽園通信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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M S N B C N E W S | B R E A K I N G

グルジア戦争勃発! ロシア、南オセチア自治区を爆撃し戦車で侵攻
米国時間 2008年8月8日午前4時20分 | MSNBC・ニュース速報 | 訳『米流時評』ysbee

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ロシア侵攻に反撃するため南オセチア戦線へ向かうグルジア共和国陸軍を歓迎する地元住民

1. Full-scale war with Russia

Georgia’s pro-Western president said the two countries were at war, while the Bush administration urged both sides to reach a truce and said it was sending an envoy to the region. South Ossetia’s rebel leader Eduard Kokoity claimed there were ”hundreds of dead civilians” in the region's capital of Tskhinvali, Russia’s Interfax news agency quoted him as saying.
ロシアとグルジア間の全面戦争
親米政権として知られるグルジア共和国政府のサーカシビリ大統領は、グルジアとロシア両国は戦闘状態に突入したと公式発表。一方、同国最大の後ろ盾を自認する米国ブッシュ政権は、両国に対し即刻休戦を提示し、同地区への外交使節を直ちに派遣したことを明らかにした。
南オセチア自治区で民族統一独立運動を続けるオセチア独立派のリーダー、エデュアルド・ココイティ氏の報告によると「自治区の首都ツヒンヴァリ市内だけで、すでに数百人の一般市民が死んだ」とロシアのインターファクスニュース社は報道している。
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親米政権として知られ、EU、NATOにも加盟する西側自由主義国家の一員グルジア共和国のサーカシビリ大統領

2. Greater crisis since end of civil war

The fighting is the worst outbreak of hostilities since the province won de facto independence in a war that ended in 1992. The roar of warplanes and the explosions of heavy shells were deafening around Tskhinvali. Many houses were ablaze.
92年内戦終了以来 最大の危機
今回の戦闘開始は、南オセチア自治区がロシアからの分離独立を闘った市民戦争が92年に終結して以来、最大の抗争を記録する、空陸両面での大規模な侵攻作戦である。爆撃戦闘ジェット機の轟音が轟き、ひっきりなしに砲弾が炸裂する爆破音が、南オセチアの首都ツヒンヴァリ周辺に響きわたっている。市内の大部分の家屋は、爆撃にあって炎上している。
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ロシア空軍戦略爆撃機の空爆と地上砲撃で南オセチア自治区首都ツヒンヴァリ市は壊滅状態

3. No building left undamaged

"I saw bodies lying on the streets, around ruined buildings, in cars," said Lyudmila Ostayeva, 50, who had fled with her family to Dzhava, a village near the border with Russia. "It's impossible to count them now. There is hardly a single building left undamaged."
目撃者「死体の数えようがない……」
「爆撃を受けた建物や車や、そこら中の路上に死体がころがっているのを見ました」ツヒンヴァリからロシアとの国境付近の村ドゥザヴァへ家族ぐるみで命からがら避難してきたリュドミラ・オスチェヴァさん(50)は、爆撃を受けた首都の様子をこう語る。「今となってはもう、死体も数えようがないでしょう。爆撃を受けずに無事だった家など、ほとんど皆無に近い惨状ですから。」
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7日ロシアの空爆・侵攻を恐れて、グルジア政府軍の誘導で緊急避難する南オセチア住民

4. Devastated regional capitol Tskhinvali

The main hospital in Tskhinvali had ceased functioning and ambulances were unable to reach wounded civilians, the International Red Cross reported. "As a result of many hours of shelling from heavy guns, the town is practically destroyed," Marat Kulakhmetov, commander of Russian peacekeepers in the territory, earlier told Interfax by telephone from Tskhinvali.
自治区の首都ツヒンヴァリ市壊滅
爆撃のためツヒンヴァリ市内の主な病院は機能停止しており、救急車も負傷者の収容に出向くことができない状態であると、国際赤十字連盟では現地の状況を報告している。国際協定により不緩衝中立地帯に指定されていた南オセチア自治区配属ロシア警備軍のマラット・クラフメコフ司令官は8日朝、戦闘箇所のツキンヴァリ市からモスクワのインターファクス社へ、電話で次のように状況を知らせてきた。「数時間にわたる重爆撃の結果、首都ツヒンヴァリは実質的に壊滅した。」
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南オセチア自治区の首都ツヒンヴァリ近郊のドゥザヴァ村で生き残ったロシア警備兵 一夜の戦闘で1500名が死亡

5. Russian artillery shelled capital

Ten Russian peacekeepers were killed and 30 wounded when their barracks were hit in A senior Russian military commander said parts of Russia’s 58th army were outside the capital, where fighting raged between Russian-backed separatists and Georgian forces sent in on Friday to seize it. "Georgian troop positions firing on Tskhinvali and peacekeepers were suppressed by artillery fire and tank units of the 58th Army, which are outside the capital of South Ossetia," said Russian Army Col. Igor Konashenkov.
ロシアの侵攻で包囲された首都
ロシア政府の軍部首脳の発表によると、ツヒンヴァリ市の外周部では、ロシアがバックにつく独立派と同市を制圧するために派兵されたグルジア政府軍との間で激しい攻防戦が展開されているが、ロシア陸軍第58連隊の一部が応戦のために出兵したと報告している。
「グルジア政府軍がツヒンヴァリ市中めがけて大砲を打ち込んだために、緩衝地帯駐屯のロシア軍警備隊はその砲撃で敗北を喫した。そこで南オセチアの首都周辺へ、陸軍第58連隊の戦車部隊を応戦に向かわせたものである。」ロシア陸軍のイゴール・コナシェンコフ大佐はこう発表した。
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150基の攻撃用戦車部隊をはじめ、陸軍の大部隊、空軍爆撃機の空爆で全面戦争を呈する国境地帯

6. 1,400 civilians, 10 Russian troops killed

Ten Russian peacekeepers were killed and 30 wounded when their barracks were hit in Georgian shelling, said Russian Ground Forces spokesman Col. Igor Konashenkov. Russia has soldiers in South Ossetia as peacekeeping forces but Georgia alleges they back the separatists. Georgia's foreign ministry said Russian jets destroyed several Georgian military aircraft and inflicted unspecified casualties.
市民1400名死亡、ロシア兵10名戦死
今回のグルジアの砲撃によって、同市近郊の緩衝地帯に駐屯していたロシアの警備隊側では、死者10名負傷者30名の犠牲を出したと、ロシア陸軍広報官のコナシェコフ大佐は報告している。ロシアは従来から南オセチアには緩衝地帯としての治安を維持するために警備兵を駐屯させていたが、グルジア側の言い分では、この部隊がオセチア独立派を陰で軍事的に支援していたと訴えている。一方グルジア側では、ロシアの戦闘ジェット機が、同地域に飛来したグルジア空軍の航空機を砲撃して破壊、この空中戦で戦死者が出た模様であるとグルジアの外相から報告された。
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街路に張り出された死傷者リストを見入る南オセチア住民

7. Invasion by 150 Russian tanks

It said that Russian aircraft also bombed another base in Bolnisi. Rustavi 2 television says four people were killed and five others wounded at the Marneuli air base. Georgia President Mikhail Saakashvili said 150 Russian tanks, armored personnel carriers and other vehicles had entered South Ossetia from neighboring Russia. “Russia is fighting a war with us in our own territory,” Saakashvili told CNN, calling on Washington to help.
ロシア陸軍、タンク150台で侵入
ロシア空軍の爆撃戦闘機は、首都以外の別のグルジア政府軍基地、ボルニシも爆撃した。グルジア国営放送のRustavi-2テレビ局の報道では、マルネウリ空軍基地で4名が死亡、5名が負傷したと報告している。
グルジアのミハイル・サアカシビリ大統領は、CNNの代表的報道番組『ウルフ・ブリッツァーのシチュエーションルーム』で緊急インタビューを受けたが、ロシア軍は戦車150台をはじめ攻撃用装甲車や輸送用トラックなどの大編隊が、国境を越えて南オセチア自治区へ侵入したと語った。「事態は、ロシアが我が国の領地へ侵入して戦争を始めたということです」と訴え、ワシントンの米国政府に援軍を求めると語った。
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92年の内戦終結以来、空前のロシア軍侵攻作戦で蹂躙される、グルジア国内「非緩衝地帯」の南オセチア自治区

8. U.S. support Georgia's territorial integrity

A White House spokesman said that President Bush and Russian Prime Minister Vladimir Putin had discussed the situation in Beijing, where both are attending the Olympic Games. Bush later pledged U.S. support for Georgia's territorial integrity. "I want to reiterate on his behalf that the United States supports Georgia's territorial integrity and we call for an immediate cease-fire," White House spokeswoman Dana Perino said. "We urge all parties, Georgians, South Ossetians and Russians, to de-escalate the tension and avoid conflict," she added.
米国、グルジアの領土保全を支持
一方ホワイトハウスの広報官は、ブッシュ大統領とロシアのウラジミール・プーチン首相は、共にオリンピク開会式に出席するために訪問中の北京で、今回のロシア・グルジア抗争に関して話し合う予定だと述べた。しかし中国の現地時間で8日午後、ブッシュはグルジアの自国領土保全を支援する米国の立場を強調した。
「ブッシュ大統領に成り代わってお伝えしますが、米国はグルジアの領土保全を支援し、即刻休戦を呼びかけることを強調したいと思います。米国は、グルジア、南オセチア、ロシアと、全ての当事者に対して、緊張を緩和し衝突を避けるよう促すつもりです。」ホワイトハウスのダナ・ペリーノ広報官は、ブッシュの思惑を記者団にこう伝えた。
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7月中旬、度重なるロシア軍の干渉に抗議し、トビリシにある国連の事務所へ現状を訴え出た南オセチア住民

9. Russia blames ethnic cleansing by Georgia

Russian Foreign Minister Sergei Lavrov accused Georgia of driving people from their homes. "We are receiving reports that a policy of ethnic cleansing was being conducted in villages in South Ossetia, the number of refugees is climbing, the panic is growing, people are trying to save their lives," he said.
グルジアの民族殲滅作戦を非難するロシア
一方ロシアでは、のセルゲイ・ラヴロフ外相が「グルジアは自らの領土である南オセチアから住民を追い立てた」と非難する声明を発表した。「南オセチアの村落で、グルジア政府はオセチア人住民の民族殲滅政策を実施していて、圧政から逃れてロシアへ流入する難民の数は増えるばかり。また社会的パニックも強まる一途で、住民は生き延びるのにやっとだという報告を、我が国では受けていた」ラブロフ外相は、以上のように語った。
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民族的にはロシア南端の北オセチア州と同じ民族。戦火を避け避難バスでロシア領内に到着した南オセチアの家族

10. Geographically vital key state

Georgia has allied itself with the West and is pushing for membership in NATO, a bid strongly backed by the Bush administration. It lies at the heart of a region emerging as a vital energy transit route.
コーカサスの地政学的キーライン
グルジアは西側諸国との絆を築いて友好国となり、現在はNATOへ加盟しようと必至であり、その可能性はブッシュ政権によって強力に後押しされている。またグルジアは、カスピ海産出の石油や天然ガスなど、エネルギー資源の輸送路であるパイプラインを通す場所としても、コーカサス地域一体でもっとも重要な鍵を握る心臓部となっていることも事実である。 [了]

【米国時間2008年8月8日『米流時評』ysbee 訳】

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by ysbee-2 | 2008-08-08 10:20 | グルジア紛争
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世界の動きがよくわかる!激動する国際情勢を、欧米メディアでディープに読む…世界の「今」と真実探求に関心ある知的冒険者へ送るグローバル情報満載ブログ


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