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ブッシュのニューシフト・イラク撤退へ方向転換

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         ||| ブッシュのニューシフト |||
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ブッシュのイラク政策に大転換!来年夏までに駐留米軍を半分に削減

ブッシュ大統領は金曜夜、イラク駐留米軍を含む2008年度の軍事予算の議案に承認の署名をした。今後の米国と中東の、命運をくつがえすような決断が下された訳である。是が非でも米軍をイラクからの撤退にもっていくために、実質上(technically)駐留延長が不可能になるような条件を盛り込んだ、民主党提案の限定つきの予算案である。ここに至るまでは、この案を推進する下院与党の民主党とブッシュとの間で壮烈な舌戦が繰り広げられ、米軍撤退に賛成する一部共和党議員が、成否の鍵を握るキャスティングボードに位置していた。
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しかし、万一下院で提案が通り上院でそれが承認可決された場合でも、ブッシュは最後の切り札の「VETO/大統領権限の否認権」を行使して、是が非でも「Withdraw troops/米軍撤退」に反対、むしろ1月提唱以来の「Surge/増兵案」を頑迷に固守するものと見られていた。
またブッシュ自身なにがあってもそうするという最後の牙城的宣言を何度も繰り返して、ただでさえ地を這う支持率にさらに追い打ちをかけるような窮状に自らを追いやっていた。
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その結果が今夕のO.K.サインである。ブッシュが意をひるがえしてこの限定つき予算案に最後のゴーサインを出した陰には、いったいどういう影響が働いたのだろう? 
今月9日に共和党議員有志が「このままではイラク戦争のおかげで国民の不評が高まり、来年の選挙にも共和党は勝てない」と大統領に直訴したのが功を奏したのか?
あるいはゲイツ国防長官、ライス国務長官といった、軍事行動よりも外交を重視するブッシュ政権内良識派の説得で、昨年11月に超党派の見識者から提示された「イラク研究会レポート」の箴言があらためて見直されたのか?

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イランに対する対処の急激な変化など、他の外交問題でのドラスティックな変化と併せて考察すると、長いスパンで煮詰まってきたホワイトハウスのチェニー離れが「イラク戦争・継続か撤退か」という局面でついに表面化してきたようにも受けとれる。
これは2003年3月にイラク戦争が始まって以来の、一大方向転換である。大統領の無謀な号令一過、頑強に勝利に固執して36兆円も投下した挙句に、3400名の米兵と60万人のイラク市民を犠牲にしたこの戦争。死者の生前の笑顔と遺族の悲しみの声に明け暮れたこの4年間……
その功罪は、我々以上に、イラク人ひとりひとりの胸に刻まれているはずだ。
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ともかくも、最後の大統領承認のサインで、この議案は正式に通過した。
今回の署名は、ブッシュがメモリアルデーの休日を過ごしているキャンプデービッドの大統領別荘で金曜夜行われ、歴史の風向きを変える2008年度の軍事予算案は、戦死者を忍ぶメモリアルデーウィークエンドの前夜である今夕、ついに立法化した。
d0123476_18552829.gif9/11からイラク戦争へという長い暗いトンネルに、ようやく出口が見えてきた。
アメリカに新しい風が吹いてきたように感じたのは、はたして私だけだろうか。
【米国時間 2007年5月25日深夜 米流時評 ysbee記】

▶次号「米国が変わる!イラク撤退への道」ニューヨークタイムズのスクープ記事へ続く

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by ysbee-2 | 2007-05-25 23:15 | イラク戦争レポート

プーチン演説「ブッシュの第4帝国」批判・後編

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     ||| 「ブッシュの第4帝国」批判・後編 |||
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「米国は単独政権によるグローバル権力の一極集中を目指している」

▲政敵には恐怖の帝王と怖れられるが一般市民にはロシア復興の英雄と評価が二分されるプーチン 元KGB出身の強者

「ロシアのウラジミール・プーチンが、『世界は今、第二次世界大戦に巻き込まれるような平和を脅かす状況に直面している』と語るとき、彼は一体誰を指してそう言っているのだろうか?」
プーチンの戦勝記念日演説でのブッシュに対する致命的な批判『ブッシュの第4帝国』後編です。
「人命を軽視し、世界に冠たる地位を標榜して独裁を目指す.... あたかもヒットラーの第三帝国の時代でもあるかのように....」
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MAY 10, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽 園 通 信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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     ||| 「ブッシュの第4帝国」批判・後編 |||
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6. 'Concerns about U.S.'s unilateralism'
Gleb Pavlovsky, another political analyst with close Kremlin connections, said that Putin’s remarks reflected his “concern about the spreading of unilateralist approaches to global affairs.” “The United States is trying to dominate the world ... and Russia takes a stance against such hegemony,” Pavlovsky said. He added, however, that Putin was not referring exclusively to the United States when he mentioned a contempt for human life and claims at global domination, but also forces behind international terrorism and extremism. “He was also referring to nations that support Islamic fundamentalism when he talked about claims to global exclusiveness,” Pavlovsky said.

「米国の一極集中主義を牽制する発言」
クレムリンのロシア要人と親しい人脈を持つもうひとりの政治評論家、グレブ・パヴロフスキー氏は、プーチンの発言をこう分析している。「グローバル外交に対する一極主義的なアプローチが拡大することへの、プーチンの怖れを反映したものである.... 米国は世界を独裁しようとしている。だからロシアはそのようなヘゲモニーに対峙するスタンスを取ったと解釈できる。」
しかしながら、彼は次のような解釈を補足してもいる。「プーチンが人命軽視とか世界制覇への野望を口にする時は、なにもとりたてて米国を引き合いに出しているとは限らず、国際的テロリズムや過激派グループの陰にひそんでいる権力も糾弾していると解釈すべきだろう。プーチンがグローバルな排他主義を主張する輩と言う時は、イスラム原理主義を支持するような国家を指してもいるからだ。」
米国史上最強で最悪の大統領と評される43代大統領ブッシュ 両脇はパパブッシュ(41代)とビル・クリントン(42代)
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7. To the U.S. missile defense in Poland, Czech
Putin’s remarks reflect an increasingly assertive posture by Russia, which has regained its economic muscle thanks to a rising tide of oil revenue and sought to rebuild its military might eroded in the post-Soviet industrial demise. Putin shocked Western leaders in February when he spoke at a security conference in Germany, bluntly accusing the U.S. of trying to force other nations to conform to its standards and warned that Russia would strongly retaliate to the deployment of the U.S. missile defense sites in Poland and the Czech Republic.

ポーランド、チェコの米ミサイル施設攻撃を示唆
近年の石油収入の上げ潮のおかげで経済パワーを盛り返し、ソ連崩壊後の産業荒廃で地に落ちた軍事力の回復を図るロシア。プーチンの演説内容は、そのような復活再生したロシアを背景に、日増しに自信回復し新しい国力をつけてきた現れにほかならない。今年2月にもミュンヘンで行われたNATO防衛会議の基調演説で、プーチンは西欧諸国の代表にショックを与えた。その内容は、米国が他の国々に対して自国の防衛論理を押し付けようとしていると非難するもので、特筆すべき点は「米国が自国の防衛ミサイル施設をポーランドやチェコに建設すれば、ロシアは断固として報復措置をとるつもりだ」と述べたことである。

ソビエト連邦崩壊前の連邦国家:北からバルト3国のエストニア・ラトヴィア・リトワニア;ベラルス;ウクライナ;モルドヴァ;グルジア;アルメニア;アゼルバイジャン;カザクスタン;ツルクメニスタン;ウズベキスタン;タジキスタン;キルギスタン。 共産圏同盟下の東欧国家:ポーランド;チェコ;スロヴァキア;ハンガリー;クロワチア;ボスニアヘルツェゴヴィナ;ユーゴスラヴィア;マケドニア;ルーマニア;ブルガリア;モルドヴァ。 こう並べただけで、ソビエト連邦が解体する過程は、まるで世界のタガがはずれるような歴史上の大事件であった事がわかる。
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8. ‘A serious dialogue’
In a state of the nation address last month, Putin called for a Russian moratorium on observance of the Conventional Forces in Europe Treaty, which limits the number of aircraft, tanks and other non-nuclear heavy weapons around the continent, saying that NATO members’ refusal to ratify an amended version of the pact hurt Russia’s security interests. Putin also threatened to pull out of the treaty altogether unless talks with NATO members yielded satisfactory results, and some Russian generals warned that Moscow could also opt out of a Cold War-era treaty with the United States banning intermediate-range missiles.

「深刻な事態を招く発言」
先月モスクワから発せられた年頭教書の中でも、EUを創設した際のマーストリヒト条約に書かれた範囲内の通常戦力の遵守に関して、ロシア流の猶予を要請した。この軍事規定は、ヨーロッパ大陸における航空機・戦車ほかの「非核」重装備兵器の所有制限であるが、この条約の修正箇所を条文化することに対するNATOメンバーの反対は、ロシアの防衛権を損なうものであると、プーチンはクレームをつけた。
また、NATOのメンバーとの会議で満足した結論を引き出せない限り、ロシアは一切の協定から手を引くと威嚇した。ロシア軍部高官の中には、ロシア政府は現在ではもう、冷戦時代に米国との間で取り交わした中距離ミサイルの禁止条約を度外視することもできる、と警告する者もいる。

国防省で新しい施設建設のプレゼンを聞くプーチン 先代イェルツィンの放漫経営を立て直しロシア経済を大いに推進
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9. Another salvo in a new Cold War
Russia’s military chief of staff has also said Russia could target elements of the missile defense system if it is deployed in Poland and the Czech Republic. While Putin’s speech Wednesday sounded like another salvo in a new Cold War, Markov insisted that it was merely another attempt by the Russian leader to persuade the United States to reckon with Russia’s interests. “It’s an attempt to launch a serious dialogue,” Markov said.

冷戦時代の対立を再現?
ロシアの軍事委員長もまた、米国がそのミサイル防衛施設をポーランドとチェコに移入するならば、その施設自体がロシアの攻撃の対象になりうる、と状況を想定する。水曜日に赤の広場でプーチンが行った演説は、NATO防衛会議、年頭教書に続いて、まるで新しい冷戦時代を連想させるような3度目の爆弾宣言の一斉投下のように響き渡った。マルコフ氏は、今回の発言もまたロシアのリーダーが米国に対して、ロシアの国益も考慮するよう説得した別の試みにすぎないと主張したものの、こう認めている。「今回は、米国がロシアと深刻な討議を始めざるをえなくするように試みたのでしょう。」

【2007年5月10日 米流時評 ysbee訳】

d0123476_19425651.jpgWho is Putin? Return of the Zsar
PBS FRONTLINE Excerpts
The interviews for the six Russian insiders about Vladimir Putin
ソ連時代からプーチンをよく知る6人のロシア・インサイダーへのインタビュー

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by ysbee-2 | 2007-05-10 18:42 | 次世代冷戦時代

プーチンのブッシュ批判「ナチスの第三帝国的支配」

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      ||| ブッシュの第四帝国的世界支配 |||
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プーチン、ブッシュ政権の独裁指向を「ナチスの第三帝国的」と批判
「米国は単独政権によるグローバル権力の一極集中を目指している」


2007年5月10日 モスクワ発 ロイター通信
ロシアのウラジミール・プーチンが、「世界は今、第二次世界大戦に巻き込まれるような平和を脅かす状況に直面している」と語るとき、彼は一体誰を指してそう言っているのだろうか?
9日水曜、モスクワの赤の広場で行われたロシアの戦勝記念日のパレードでプーチンが行った演説は、抽象的な比喩の中に鋭い批判の刃が実に巧妙に隠された宣言であった。しかし演説の各所に現れた相貌を読み取れば、実際には彼が米国を批判している事は、政界関係者の目には火を見るよりも明らかであった。いわく....「人命を軽視し、世界に冠たる地位を標榜して独裁を目指す.... あたかもヒットラーの第三帝国の時代でもあるかのように....」

【訳者注:ロシアの戦勝記念日とは、1945年第二次大戦の対独戦線末期に、ロシア軍の反撃によるドイツ東部戦線侵攻で、4月30日にヒトラーが自殺、5月2日にベルリン陥落、8日にドイツ軍が無条件降伏を受け入れ、ヨーロッパ戦線での米英露連合軍側の勝利が決定した日】 参照 ▶Wikipedia: ベルリンの戦い

Putin Speech Appears to Link U.S., Nazi Policies
Russian president makes blunt, vague references criticizing unilateralism
By Robert Windrem / Andy Eckardt | NBC News via REUTERS

MOSCOW | APRIL 24, 2007 — Who was President Vladimir Putin talking about when he said the world faces threats to peace like those that led to World War II?
Putin’s statement at a Victory Day parade on Red Square on Wednesday was artfully phrased to be both blunt and vague — but political observers have little doubt he was criticizing the United States for “disrespect for human life, claims to global exclusiveness and dictate, just as it was in the time of the Third Reich.”

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MAY 10, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽 園 通 信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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   R E U T E R S | NBC News | MSNBC.com
プーチン「ブッシュの第四帝国的世界支配」を批判する
ロバート・ウィンドレム/アンディ・エックハート NBCニュース/ロイター通信 | 訳:ysbee
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1. Strong criticism of the U.S. domination
While Putin didn’t name any particular country in the speech marking the 1945 defeat of Nazi Germany, the remarks echoed his increasingly strong criticism of the perceived U.S. domination in global affairs. Political analysts close to the Kremlin say that Putin referred to the United States in his remarks, expressing Russia’s dismay at what it views as U.S. unilateralism in world affairs and disrespect for other countries’ interests.
プーチン、米国独裁主義へ鉄槌
プーチンの演説では、1945年のナチスドイツの敗北を語ったもので、特定の国家の名前は出さなかった。しかしその指摘は世界の外交舞台における米国の独裁ぶりの暗喩として解釈でき、昨今厳しさを増してきているプーチンの米国に対する批判と呼応する。ロシア政府に精通している政治評論家は、プーチンが引き合いに出したナチスのたとえは、ロシアが「国際時事における米国の権力一極集中主義をそう見ている」という絶望感に他ならず、米国独裁に迎合する他の国々に対する軽蔑を暗に示したものだと受けとっている。

5月初旬にエリザベス女王が英国移民入植400周年を記念して米国を公式訪問 ホワイトハウス前庭でのページェント
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2. 'U.S. striving for global domination'
“Hitler was striving for global domination, and the United States is striving for global domination now,” Sergei Markov, the Kremlin-connected head of the Moscow-based Institute for Political Research told The Associated Press. “Hitler thought he was above the League of Nations, and the United States thinks it is above the United Nations. Their action is similar.”
「米国はグローバルな独裁政権を目指している」
「ヒットラーは世界制覇を目指して侵攻を続けたが、今や米国が世界制覇を目指して侵攻を続けている」モスクワを本拠地とする政治リサーチ研究所長で、クレムリンに出入りするロシア要人の人脈を持つセルゲイ・マルコフ氏は、こう指摘する。「ヒットラーはドイツが他の国々よりも優れていると自負した。アメリカは、自国が国連よりも上にあると勘違いしている。彼らの行動は似たり寄ったりだ。」
4月にブッシュは中南米各国を訪問したが、どの国でも一般市民の抗議デモに出会い世界的不人気を実証した
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3. U.S.-Russia relations become increasingly tense
Relations between Russia and U.S. have become increasingly tense amid U.S. criticism of the Kremlin for rolling back on democracy and Moscow’s complaints against U.S. plans to deploy missile defense sites in Europe close to its western borders. Moscow also frequently accuses Washington of meddling in what it considers its home turf by trying to take other ex-Soviet nations away from its orbit.

一挙に冷戦化する米露の軍事外交関係
ロシアと米国の関係は、今年に入って一挙に氷結した。ロシア政府の反民主化に対する米国の批判。ヨーロッパに接するロシアの国境に近い東欧(ポーランドとチェコ)に米国のミサイル防衛施設を建設する計画に対して沸騰したロシア政府の非難。このふたつが大きな要因である。ロシア政府はしばしば、米国政府が旧ソヴィエト連邦だった国々をロシアの影響下から奪取しようとして、ロシアのお膝元でちょっかいを出していることを非難している。

4月半ばロシア主要都市の反政府デモに対してプーチンは圧倒的な数の機動隊で弾圧し世界のひんしゅくを買った
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4. Claims to global exclusiveness’
Markov said that while Putin sought to soften his remarks by avoiding a direct reference to the United States, he was undoubtedly was aiming at Washington. “Only the United States now is claiming global exclusiveness.” Shortly after his speech at the parade, Putin told veterans at a Kremlin reception that World War II showed “where militarist ambitions, ethnic intolerance and any attempts to recarve the globe are leading to.”
「グローバルな特権階級国家」
マルコフ氏は、プーチンの演説内容をこう解説する。「プーチンはアメリカを直接名指しするのを避けることによって、一見矛先を和らげたように見えるが、彼の糾弾は疑いもなく米国政府に向けられたものである。現時点では、米国だけがグローバルな優位性を主張しているのだから。」
またパレードで演説したすぐ後に、プーチンはクレムリンでの閲兵式に臨み、退役兵士たちに向かって次のような演説を述べている。「第二次世界大戦は、軍国主義の野心と、民族主義の独立心、そして世界地図を書き変えようとするあらゆる種類の企てが導いた結果である。」

移民400年記念で訪米旅行中の英国エリザベス女王とフィリップ殿下 ホワイトハウスではブッシュが歓迎晩餐会開催
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5. Nuke, 'to have, or not to have'
Markov saw that as another veiled reference to the United States. “After the Cold War ended, the United States has initiated a new arms race,” fueling nuclear ambitions of many nations worldwide, he said. “If a nation doesn’t have nuclear weapons, it risks being bombed like Yugoslavia or Iraq,.... and if it does have nuclear weapons like North Korea, it faces no such threat.”
核保有、持たざる国の悲劇
マルコフ氏はこの部分を、もうひとつのアメリカに対する暗喩だと見ている。「冷戦時代が終結した後に、米国は新しい軍拡競争を主導してきた。そして世界中の数多くの国々に、核への野心を増長させてきたのも事実だ。もしある国が核兵器を持っていなければ、その国はユーゴスラビアやイラクのように爆撃されるリスクがある...... そして万一その国が北朝鮮のように核兵器を所有すれば、そのような脅威に会わなくて済む。」

【米国時間 2007年5月10日 訳:米流時評 ysbee】  ▶プーチンの『ブッシュの第四帝国』批判・後編へ続く

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by ysbee-2 | 2007-05-10 10:46 | 次世代冷戦時代

11人の怒れる男 ブッシュへ最後通告

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   ||| 11人の怒れる男 ブッシュへ最後通告 |||
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共和党有志議員11人、ホワイトハウスでイラク対策について直談判
イラク戦争に進展なければ共和党はブッシュ政権を支持せずと示唆


9日火曜の午後ホワイトハウスの一室で1時間半をかけて行われた今回の会談は、10日夕刻に予定されているイラク戦費予算案に対する下院での投票を翌日に控えた、切羽詰まった時期に断行された共和党側独自の行動である。注目の投票は、イラク戦争に対する予算付けを早ければ今夏7月には打ち切るという民主党提出の戦費予算案に対する可否を決めるもので、現在の時点では、先月先行した第一次案と同様、イラク戦争に批判的な共和党員の票と併せて、ブッシュの戦争続行を阻む可決決議として上院へ通過するものと見られている。

9日の会議に出席したイラク問題解決を求める共和党穏健派は(イラク戦問題を解決したいとは思っているが)、下院民主党によって提案された米国のイラク戦争終結を意図する最終予算案に対しては。否決にするために一致協力する姿勢であるとブッシュに伝えた。実際には民主党の上院議員でさえ、今回の議案が下院をパスするのは非現実的な観測だと評している。
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GOP's Ultimatum |11 GOP Told Bush 'War is Harming the Party'
By Shailagh Murray / Jonathan Weisman | Washington Post | Translation by ysbee
Washington | May 9, 2007 — The meeting, which ran for an hour and a half Tuesday afternoon, was disclosed by participants yesterday as the House prepared to vote this evening on a spending bill that could cut funding for the Iraq war as early as July. GOP moderates told Bush they would stay united against the latest effort by House Democrats to end U.S. involvement in the war. Even Senate Democrats called the House measure unrealistic.

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MAY 9, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽 園 通 信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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  W a s h i n g t o n P o s t | M S N B C . c o m
11人の怒れる男・後編 ブッシュへ最後通告
米国時間 2007年5月9日 | ワシントンポスト紙第1面掲載 | 訳:『米流時評』ysbee

d0123476_18565880.jpg5. Another 'marching up to Nixon'?
Snow, who sat in on the meeting in the president's private quarters, said it should not be overdramatized or seen as another "marching up to Nixon," a reference to the critical moment during Watergate in 1974 when key congressional Republicans went to the White House to tell President Richard M. Nixon that it was time to resign. "This is not one of those great cresting moments when party discontents are coming in to read the president the riot act," he said. But Snow acknowledged that the meeting included some blunt, if respectful, discussion.
スノウ「退陣要求ではない」
ホワイトハウスの私邸部分で行われた会議に同席したスノウ広報官は、もうひとつの「ニクソン・マーチ」として捉えられるほど大袈裟に解釈されるべきではないと語った。この発言は、1974年のウォーターゲート事件の際に、キーパースンである共和党下院議員がホワイトハウスへ向かい、リチャード・M・ニクソン大統領に「辞退する時です」と諌言した決定的瞬間を引き合いに出したものである。「今回は、当時のように大統領が反逆行為と解釈するほど、党の不満が高まって大いなる満ち潮になるような場合ではない」と説明したが、スノウ氏は「会談はお互いを尊重しながらも厳しい応酬があった」という事実も認めた。
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ブッシュの任命した人物は遅かれ早かれみな、汚職(左:トム・ディレイ前下院代表)、無謀人事(中:法廷経験すらないハリエット・マイヤー私設秘書を最高裁判事に抜擢しようとしたが、共和党内部からさえ猛反対でキャンセル)、無能(右:テキサス州知事時代からの愛玩の対象ゴンザレスを司法長官に抜擢)などで、辞職せざるをえない運命に

6. Bush vowed to veto yesterday
The House bill, which Bush vowed to veto yesterday, would divide war funding into two installments. The first $43 billion would be released immediately, with new standards for resting, training and equipping troops and a slate of benchmarks for the Iraqi government to meet. Bush would be required to submit to Congress by July 13 three reports measuring Iraqi progress on those benchmarks, which of the goals had been met and how many Iraqi combat units are ready to operate on their own. About 10 days later, the House would vote again, first on whether to cut off funding for further combat in Iraq and then on releasing the remaining $53 billion.
ブッシュ拒否権発動
10日に審議投票予定の下院の議案「戦費を二度に分割して充当」する案件に対して、会談の席でブッシュは「VETO/拒否権発動」すると宣言している。当初の430億ドル(約5兆円)は、軍隊の宿舎や訓練施設とその付帯設備などのレベルアップ、及びイラク政府に対するベンチマークの基礎に充当される。目標達成のためにはどのくらいの規模のイラク軍の軍隊が、米軍の助けを借りずに運営する用意ができたか、というこれら一連のベンチマークに関して、ブッシュはイラク政府がどこまで達成したかについての下院への報告書を、7月13日までに提出する事が義務づけられている。それから10日後には下院は再投票に臨み、まず最初にイラクにおけるそれ以降の戦闘に対する予算をカットするかどうか、また残りの530億ドル(約6.25兆円)を投下するかどうかについての賛否を決定する予定である。
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先週6日日曜にバグダッド市場で起きた爆弾攻撃では米兵6名・ジャーナリスト1名・イラク市民30名が犠牲になった

7. Realistic time frame?
But Senate Democrats view that two-month time frame as unrealistic. "It puts the troops on a very short leash in terms of funding, and I don't think we should do that," said Senate Armed Services Committee Chairman Carl M. Levin (Mich.). After meeting with White House Chief of Staff Joshua B. Bolten and Senate Minority Leader Mitch McConnell (R-Ky.), Senate Majority Leader Harry M. Reid (Nev.) said: "They have to do what they have to do." Reid said he would wait until after the House vote before deciding on Senate language.
実施不可能な米軍撤退期日?
しかし、上院の民主党議員はこの間たった2カ月というタイム枠を非現実的と見ている。「この方策では、予算の限定期間内で軍隊が引きずり回されることになるので、私としては実行するべきではないと思う」こう主張するのは、上院の軍事査定委員会議長のカール・M・レヴィン上院議員(ミシガン州選出)である。ホワイトハウスのジョシュア・B・ボルテン秘書長と共和党の上院代表ミッチ・マッコネル議員(ケンタッキー州選出)と会談を持った後、上院の民主党代表であるハリー・リード議員(ネヴァダ州選出)は、こう語っている。「彼らはやるべき事をやらねばならない。」またリード議員は「下院の投票が終わっても上院での採決が決まるまでは待つつもりだ」と今後の対処を述べた。

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民主党ベテラン議員が上院各種委員会でブッシュ政権の無策を糾弾:左からカリフォルニア州ダイアン・ファインスタイン、ヒラリー・クリントンと同じニューヨーク州出身のチャック・シューマー、ゴンザレス司法長官糾弾のバーモント州パトリック・リイヒー、右端は上院の民主党代表でイラク即撤退を主張するネバダ州ハリー・リードの各上院議員

8. Final package before Memorial Day
One concern is that the conflicting House and Senate approaches could jeopardize Democrats' goal of delivering a final package to Bush before the Memorial Day recess. Democrats are eager to avoid political pitfalls that could occur if troop funding begins to run out. Gates told the Senate Appropriations Committee yesterday that the drawn-out debate over the bill is already forcing the Pentagon to curtail contracts and hiring and to stop funding some programs in order to sustain troops in Iraq and Afghanistan.
メモリアルデー前に最終提案
翻訳中

9. Reid avoids GOP's filibuster
d0123476_11321217.jpgIn the Senate, Reid — who has co-sponsored a bill that would end the war within a year — is seeking to avoid a Republican filibuster by negotiating with McConnell and the White House. One idea, favored by some senior Senate Democrats, would link benchmarks to a continued U.S. military commitment, requiring Bush to meet strict reporting requirements and to seek waivers for continued U.S. operations, if the Iraqis fall short.
民主党のフィリバスター回避策
翻訳中

写真は4月9日スンニ・シーア合同で行われた反米デモ

10. Threat of withholding aid for Iraq
Another proposal, popular with moderate Republicans, would withhold reconstruction aid if the Iraqi government fails to show progress. A third, announced yesterday by Sens. Olympia J. Snowe (R-Maine) and Evan Bayh (D-Ind.), would reduce U.S. forces to pre-escalation levels if the benchmarks are not met.
イラク再建助成金のストップも考慮
翻訳中


【米国時間 2007年5月9日 訳:米流時評 ysbee】
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by ysbee-2 | 2007-05-09 18:35 | ブッシュと米国政治

共和党の反乱 ブッシュに直談判でイラク解決を迫る

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     ||| 共和党の反乱 ブッシュへ最後通告 |||
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11人の怒れる共和党議員、水曜ホワイトハウスで大統領に直談判
イラク戦争の進捗に米国民の臨界点、首の覚悟を迫られたブッシュ


d0123476_18552829.gifイラク戦争の泥沼化で解決の糸口も掴めないブッシュ政権に対して、民主党のハリー・リード上院代表は先々週「敗戦宣言」を声明。ブッシュは翌日反対声明で「敗北宣言は、我々の敵テロリストにイラクを明け渡すような卑怯な事態を招くだけ」と反論しましたが、何らの特効的対策も打たれないまま、事態はベトナム戦争末期の様相を呈し、バグダッド市内の治安も悪化の一途をたどっています。

その最中にイラク国会の休会で議員が2カ月の「バケーション」を取ることが判明。「我が国の前途ある兵がイラク人の生活とイラクの民主主義を護るために命がけで闘っている最中に、肝心のイラクの政治家がのうのうと2カ月もバケーションとは何事!」と我慢の緒を切らした共和党議員が11人、意を決して9日水曜午後ホワイトハウスへ押し掛け、ブッシュへ直談判したというのが、今回の事の顛末。

特にその中でもコネチカット州選出議員の訴えは切実。「我が州のごく最近の政権支持アンケートの結果では、ブッシュ政権のイラク政策を支持するとした有権者は、実にわずか5%。前代未聞の不人気で、このままでは来年の大統領選での我が党の得票が惨敗に終わるのは火を見るよりも明らか。イラクの状況を何とか好転させるよう早急に何らかの措置を」と詰め寄ったと伝えられます。
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反対勢力の民主党議員ならまだしも、お膝元の共和党に三行半を突きつけられては、いかに楽観的なブッシュでも腰を上げるほかありません。関係者以外オフリミットの秘密会談でしたが、歓談後に陳情した議員からの情報をワシントンポスト紙がキャッチ。10日付け朝刊の第一面を飾るスクープ記事に。ポスト紙掲載の主要な記事は、新聞の印刷工程へ回った段階で系列メディアネットワークのMSNBC.comへもサイト掲出となるのが通例なので、同日未明に公開されました。

それに先立って前日夕方5時半のNBC-TVイブニングニューズでは、ワシントンの論説委員長ティム・ラサートがアンカーのブライアン・ウィリアムズへ、一大事発生とばかりに形相を変えて即刻レポート。サイトへも「BREAKING NEWS!/臨時ニュース」の赤いテロップが貼り付いたほどです。10日木曜午前0時の段階でワシントンポストのサイトへも記事のコンテンツが掲出されたので、拙訳ですが、今後のブッシュ政権の方向舵を大きく変えざるをえない、この「11人の共和党の反乱」の経緯をお伝えしたいと思います。

文字数が制限超過したので、後編はこの次の記事へ掲載しました。【2007年5月9日 米流時評 ysbee記】

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MAY 9, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽 園 通 信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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    W a s h i n g t o n P o s t | M S N B C . c o m
   ||| 共和党の反乱 ブッシュへ最後通告 |||
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1. Rice, Gates, Rove, Snow attended
But the meeting between 11 House Republicans, Bush, Secretary of State Condoleezza Rice, Defense Secretary Robert M. Gates, White House political adviser Karl Rove and presidential press secretary Tony Snow was perhaps the clearest sign yet that patience in the party is running out. The meeting, organized by Rep. Charlie Dent (Pa.), one of the co-chairs of the moderate "Tuesday Group," included Reps. Thomas M. Davis III (Va.), Michael N. Castle (Del.), Todd R. Platts (Pa.), Jim Ramstad (Minn.) and Jo Ann Emerson (Mo.).
ライス、ゲイツ、ローブ、スノウも大統領に同席
11人の共和党議員有志と会談した面々は、ブッシュ大統領、コンドリーザ・ライス国務長官、ロバート・M・ゲイツ国防長官、大統領政治顧問カール・ローヴ、ホワイトハウス広報官トニー・スノウの首脳陣だったが、今回の会談は、大統領お膝元の共和党内部でさえ、我慢の限界に達している兆候を示す最たるものと解釈できるだろう。

会談を持ちかけたのは、共和党穏健派の「Tuesday Group/火曜会」の副会長を務めるペンシルバニア州のチャーリー・デント氏、以下メンバーのヴァージニア州トーマス・M・デーヴィス氏、デラウェア州のマイケル・N・キャッスル氏、ペンシルバニア州トッド・R・プラット氏、ミネソタ州ジム・ラヌスタッド氏、ミズーリ州ジョー・アン・エマーソン氏の共和党下院議員諸氏である。

左からコンドリーザ・ライス国務長官、ロバート・ゲイツ国防長官、ブッシュ、カール・ローヴ、トニー・スノウ各氏
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2. Improving Shiite-Sunni relations a priority
The one area of agreement seemed to be that U.S. officials want the Iraqi government to better contain violence there. Vice President Cheney made an unannounced trip to Baghdad yesterday to meet with Prime Minister Nouri al-Maliki and other officials. He urged them to help end fighting between rival Sunni and Shiite factions, to make progress on revising their constitution, and to better manage their oil revenue. Cheney also expressed concern about the Iraqi parliament considering a two-month summer vacation. That has angered members of Congress and other American officials, who say it shows a lack of concern for the commitment of U.S. troops.
スンニ・シーア抗争解決と休暇問題
会談での合意点のひとつに、米国側はイラク政府に対して当地での叛徒の暴力をもっと鎮圧してほしいと要求する事項があった。チェニー副大統領は、アルマリキ首相ほかイラク政府首脳と会談するために、9日以来バグダッドを訪問中である。このイラク行きは事前には公表されていなかった。チェニー訪問の目的は、イスラム教の教義をめぐる宿敵であるスンニ派とシーア派の宗派間の抗争を終結させるため、イラク憲法改革の促進、イラクの石油歳入の監理改善などの目的に向けて、イラク政府を援助し叱咤激励するためであると報じられた。

またチェニーは、イラク国会が2カ月間の夏期休暇で閉会になることを検討し直すようにとも伝えたようである。この休暇の事実が、まぎれもなく下院のメンバーや他の米国高官を怒らせ、「米軍がイラクの安全のために命がけで努力している時に、2カ月もバケーションだなんて非常識にも程がある」と呆れさせたからである。

先月シーア派軍団の頭領ムクタダの呼びかけで一時的に和解、合同で反米抵抗デモを展開したスンニ・シーア両派
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3. Frustration about Iraq's responsibility
Participants in Tuesday's White House meeting said frustration about the Iraqi government's efforts dominated the conversation, with one pleading with the president to stop the Iraqi parliament from going on vacation while "our sons and daughters spill their blood." The House members pressed Bush and Gates hard for a "Plan B" if the current troop increase fails to quell the violence and push along political reconciliation. Davis said that administration officials convinced him there are contingency plans, but that the president declined to offer details, saying that if he announced his backup plan, the world would shift its focus to that contingency, leaving the current strategy no time to succeed.
イラク政府の怠慢に業を煮やす
火曜ホワイトハウスで行われた会談は、イラク政府のやっていることについての不平不満にそのやりとりの大半が費やされた。特に議員のひとりが発した発言は、「我が国の息子や娘たちが血を流して闘っているという時に、イラクの議員たちがバケーションに出かけるのを止めさせるよう、大統領に頼む」というもので、話題の的になった。

押しかけた下院議員たちは、特に最近の米軍勢力増強が、叛徒の暴力行為鎮圧や政治的和解に何の効果も示さなければ、「プランB」と呼ばれる代案を採用せざるをえないと、ブッシュとゲイツ国防長官に対してプレッシャーをかけた。ヴァージニア州代表のデーヴィス議員の事後報告によると、政府首脳はいくつかの代案を用意しているのである程度納得はしたが、大統領はその詳細を語るのは避けた。その理由は、もしそういった代案を公表すれば、世界はそちらの代案の方へ注目し、米国が実現に努力している昨今の戦術を放棄する結果になるから、ということだった。

先月このイラク議会会議場のある政府ビルのカフェで叛徒が自爆テロを実行 議員を含む8名が死亡20名が負傷した
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4. Davis presented the perilous GOP's position
Davis, a former chairman of the National Republican Congressional Committee, also presented Bush dismal polling figures to dramatize just how perilous the party's position is, participants said. Davis would not disclose details, saying the exchange was private. Others warned Bush that his personal credibility on the war is all but gone. Davis stressed that Republicans will remain united against the Democratic bill in the House today. But the search for an exit is almost inevitable. "The key for everybody is to try to find a way to declare victory and get out of there," he said.
共和党支持率下方臨界点に
NRCC共和党全国代議員会の前会長であるデーヴィス議員は、党の立場がいかに絶望的であるかを、ブッシュの支持率が恐ろしく低下していることを引き合いに出して指摘したと、会談出席者は伝えている。デーヴィス氏は、そのやりとりはプライベートな会話でなされたとして、詳細は明らかにしなかった。また別の議員は、戦争に対して彼が抱いていた信頼は跡形もなく消え失せた、とブッシュに警告したそうである。

デーヴィス議員は、10日に下院で行われる、民主党から提出される議案に対する投票では、共和党議員は一致団結して反対票を投じると強調したものの、撤退に対する模索はほとんど避けられない運命だと諦観しており、「誰にとっても鍵となるのは、勝利を宣言してそこからうまく抜け出す方策を探すことです」と語った。

先月9日に数万人規模で展開されたスンニ・シーア両派の反米合同デモ 主導者はシーア派マフディ軍団のムクタダ師
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▶ 後編「11人の怒れる男」へ続く  【米国時間 2007年5月9日 訳:米流時評 ysbee】
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by ysbee-2 | 2007-05-09 17:44 | ブッシュと米国政治

CIA最後のライオン ジョージ・テネット

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  ||| CIA最後のライオン ジョージ・テネット |||
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d0123476_18552829.gifCNN Larry King Live のインタビューに応えるジョージ・テネットを見て、私が感じたことは4/30の記事にも書きましたが、痛々しくも雄々しいというか、まるで傷ついたライオンが雄叫びを上げているような印象を受けました。

ギリシャ系特有の大きな眼孔に鋭く光る黒い目。CIAのトップに7年間君臨中は誰をも畏怖させずにはおかなかった威圧感のある巨体。しかし一刻一刻表情を変え休みなく上体を揺らし、司会者の問いから寸分の隙もおかずに投げ返される、実に率直で実に人間的な反応。百獣の王が世を去る時はかくやと思わせる誠にドラマチックな述懐で、クールでスマートなジャーナリズムの表層的インタビューに慣れた我々視聴者の目を奪うには充分な、傷ついても誇りを捨てない生身の人間の咆哮がそこにありました。

2004年6月に突然の辞表を出し、アメリカ中を驚かせた彼の引退時の心情は、CIA長官という国家機密の首根っこを抑える要職にあっただけに、すぐには公開する訳にはいかなかったのでしょう。当時はまだブッシュ2期目の大統領選を目前に控えたいわば選挙戦の真っ最中であり、もし彼がその時点でブッシュ政権の汚点、あるいは謀略(もしかしてなにがしかの成果。万一天眼鏡を通して発見できれば、の話しですが)を暴露したなら、民主党への点数稼ぎの政治的発言として、今日のように公正には評価されなかったに違いありません。

複雑怪奇な政情を胸にしまって、テレビでも中継された「一瞬の涙」とともに、長年の古巣であり彼の誇りの集大成であったCIAを去ったテネット。その彼が、3年間の沈黙を破って初めて世界に明かす、ミレニアム初頭に幕を開けたアメリカのテロ戦争の内幕。今まで噂にはのぼっても決して実証されたことの無かった数々の驚愕の事実が、彼の著書の行間から次々に姿を現します。
「やっぱり」と「まさか」の連続で読み終えたあと、これらの事象が仮構のつくりごとではなく、世界の諜報機関に7年間君臨した統括者が明らかにした事実だとあらためて思い返すとき、きっと誰でもつかみどころのない恐怖を覚えるに違いありません。

次回の記事は、元CIA長官ジョージ・テネット著『At the Center of the Storm』特集の第2弾
ニューヨークタイムズの書評からの抜粋翻訳です。  【2007年5月2日 米流時評 ysbee 記】
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上の写真を見てどこかわかる方はかなりの米国通。米国のブログ界では有名なCIAの「メモリアル・ウォール」です。大理石の壁面に見えるのは小さな星で、これは主に海外で活躍し執務中に殉職したCIAの諜報員を現すシンボル。
プレイムゲートでヴァレリー・プレイムの正体がメディアに漏洩されたおかげで、ナイジェリアでサダムとイエローケーキの関係をあきらかにするために捜査に当たった彼女と同じ使命で働いた諜報員が2名殺害され、その2つの星が漏洩直後加えられたというのも、もっぱらの噂。しかし極秘の国家文書は50年経過しなければ公開にならないので、CIA自体が事実の公開を認めない限り、真実を確かめるよすがはありません。
このひとつひとつの星は、スパイという使命上実名を明かすことは許されず無銘のままですが、同じ使命で働いた同僚だけが無言で呼びかけ亡くなった同士を忍ぶ、いわばCIAの「嘆きの壁」です。


d0123476_135954100.jpg必見! インタラクティブ特集「テロの総括」
過去20年以上の暗殺・陰謀・テロのすべてを写真と解説で時代順に示した「テロリズムの歴史」を総括するヴィジュアル・クロノロジー。MSNBC独壇場の目で見るテロの全貌。必見です。
アルカイダのクロスヘア/In Al-Qaida's Crosshairs

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by ysbee-2 | 2007-05-02 10:29 | テロとスパイ陰謀

テロの総括1-元CIA長官の暴露本

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     ||| テロの総括・元CIA長官の暴露本 |||
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元CIA長官ジョージ・テネット衝撃の暴露本 ダイジェスト・その1

タリバン、アルカイダ、ビンラディン、サダム・フセイン、サウジ国王、ブッシュ、チェニー
アル・ゴアとビル・クリントンの暗殺計画、9/11事件、イラク戦争前夜、核のテロ……
米国諜報機関のトップが体験した世界の恐怖、核の時代のテロの脅威を読む。


2007年4月30日 ニューヨーク発 |話題騒然の台風の目、元CIA長官ジョージ・テネットの回顧録の中でも、イラク戦争へいたるまでの諜報局の役割を弁護してホワイトハウスを糾弾する部分は、(現ブッシュ政権の共和党を不利に追い込むために)多分来年の大統領選まで繰り返し引用されるだろう。しかし、この新刊書の残りの部分で暴露される事実は、そこに展開されるアルカイダの野心を一望すると、しばしばそれよりももっとショッキングな戦慄を覚えずにはいられない。

この本『At the Center of the Storm/嵐の目の中で』は米国時間で30日の月曜発売になるが、アルカイダや連携するテロリストグループが、一般には知られていないこれまで以上のいくつかの作戦を企んでいたことを暴露している。それらの計画は、2001年9月11日のテロ襲撃による惨劇と同じ規模の、いやむしろ9.11をはるかに上回る襲撃計画である。

By ロバート・ウィンドレム & アレックス・ジョンソン — NBC News 特捜班 | 訳:米流時評 ysbee

The Long Reach and Ambition of Al-Qaida
Tenet book details chilling plots to kill Gore, acquire nuclear weapons
By Robert Windrem and Alex Johnson | NBC News Special Investigative Unit/MSNBC.com

NEW YORK | April 30, 2007 — Former CIA Director George Tenet’s defense of his agency’s performance in the lead-up to the war in Iraq will echo from now through Election Day next year, but other disclosures in his new book are equally sobering and, in laying out the scope of al-Qaida’s ambitions, sometimes far more frightening. The book, “At the Center of the Storm,” which is being published Monday, reveals that al-Qaida or groups affiliated with it have undertaken several other operations aimed at equaling or even surpassing the carnage of the Sept. 11, 2001, terrorist attacks.


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APRIL 30, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽 園 通 信』デイリー版
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NBC News Special/MSNBC.com
     ||| テロの総括・元CIA長官の暴露本 |||
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元CIA長官ジョージ・テネットが暴露するテロとイラク戦争の真実

1. Threat of a nuclear weapon
The operations, which either were thwarted by authorities or were canceled for one reason or another, included efforts to assassinate Vice President Al Gore with anti-tank missiles during a trip to Saudi Arabia, release cyanide in the New York subway system and procure weapons of mass destruction, including nuclear weapons, from Pakistani nuclear scientists. In one especially chilling assertion, Tenet reveals that several intelligence sources were indicating in fall 2001 that a small nuclear weapon may have been smuggled into the United States.

核兵器の脅威
これらの未遂に終わったテロ計画は、テロリスト対応の捜査当局(CIA/FBI)によって未然に摘発されたか、あるいは何がしかの理由で、テロリストグループが計画を撤回、頓挫したものである。その中に含まれるものとして、クリントン政権時代のアル・ゴア副大統領がサウジアラビアを訪問中に対戦車ミサイルを発射して彼を暗殺する企てや、ニューヨークの地下鉄でシアンガスを放つ、大量破壊兵器を入手する、といった計画があった。特にそのWMD (weapons of mass destruction=大量破壊兵器)の中には、パキスタンの各研究科学者から手に入れた核兵器も含まれていた。

数多くのテロ計画の中でも、特に慄然とするひとつのプランを、テネットはこの本で初めて我々に明らかにする。テネットの記述によると、2001年の秋にCIA傘下の複数の情報源から、次のような情報が同時に入ってきた。それは、小型の核兵器(原子爆弾)がアメリカ国内に密輸入されたかも知れない、というものである。

サウジアラビアにあるイスラム教の二大聖地メッカとメディナのひとつメッカのモスクで巡礼を守護する警備兵
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2. The plot to kill Gore
Tenet discloses that in 1998, Saudi officials foiled a plot by Abdel Rahim al-Nashiri to smuggle four Sagger anti-tank missiles from Yemen into Saudi Arabia a week or so before Gore was scheduled to visit the kingdom. But their reluctance to let the United States know what was going on created significant tension between the two nations. Tenet writes that it was reasonable to have expected the Saudis to pass the information along as soon as possible, but they did not. After low-level discussions failed to produce a sense of urgency among the Saudis, Tenet flew to Riyadh to meet with Prince Naif, the interior minister and the man in charge of the Saudi secret police.

アル・ゴア暗殺計画
また、テネットが暴露する、我々に知らされていなかったもうひとつの事実がある。1998年に、テロリストのひとりアブデル・ラヒム・アルナシリが、4発のソ連製対戦車ミサイル・サッガーをイェメンからサウジアラビアへ密輸した事実を、サウジアラビアの高官がつきとめた。それはちょうど、当時のアル・ゴア米副大統領がサウジ王国を訪問する1週間ほど前のことだった。しかしサウジ側では、この事実がアメリカに知れると、一体サウジの治安はどうなってるんだ、というひんしゅくを買い両国の関係に著しい緊張を招くので、米国に対してこの事実を知らせることを躊躇した。その間のいきさつをテネットはこう書いている。

サウジ側に事実が発覚した時点で直ちにこの情報を伝えてくれるべきではなかったか、と米国側が期待するのは当然のなりゆきだが、実際には彼らはそうしなかった。サウジ王室の内部にこの件が非常事態だという危機感が希薄だった件に関して、両国の警備体制現場段階でのやりとりではらちがあかないため、CIA長官であるテネット自身が、直ちにサウジアラビアの首都リヤドへ飛んだ。目的は、サウジ王室のナイフ王子や内務大臣、そしてサウジの秘密警察のトップと直接会って事実を質すためである。

1998年クリントン政権時にサウジアラビアの首都リヤドを訪問した際の副大統領アル・ゴア
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3. Meet not-so-naive Naif
Tenet describes meeting with Naif in an opulent palace in Riyadh. He was accompanied by two colleagues, Deputy Director John McLaughlin and John Brennan, director of the CIA’s National Counterterrorism Center. Naif, by contrast, was joined by dozens of Saudi officials. Tenet said he struggled to remain polite as Naif filibustered. Eventually, he had enough. He edged toward the prince, put his hand on his knee and asked, “Your royal highness, what do you think it will look like if someday I have to tell the Washington Post that you held out data that might have helped us track down al Qaeda murderers, perhaps even plotters who want to assassinate our vice president?”

ナイフ王子に直談判
テネットは、リヤドにある豪奢な宮殿で行われたこの時のナイフ王子との会談をこう書いている。
彼はCIA首脳部のふたりの仲間を同行した。国家保安のトップであるCIA副長官のジョン・マクローリンと、CIAのテロリズム対策センターの長ジョン・ブレナンのふたりである。米国側の一行の顔ぶれとは対象的に、ナイフ王子は十数名のサウジ高官に取り巻かれて会見に臨んだ。この際、テネットは王子に対して膝詰め談判をした。実際に自分の手を王子の膝について、こう言った。

「陛下、いいですか。そのうちいつか、もし私がワシントンポストにでもこの事実を教えたら、どういうことになるかわかってますか? あなた方がアルカイダの殺し屋たちをつきとめるのに役立ったかも知れない情報を隠していたという事実をですよ。しかもその陰謀を企んだやつらは、実は多分我が国の副大統領を暗殺するところだったんですよ。」

サウジアラビア王国政府の国務省で国家保安防衛・諜報・秘密警察を指揮するサウジ王家のナイフ王子
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4. Instrumental king Abdullah
Tenet told the prince he would be coming back each week to make sure intelligence flowed both ways.
Overall, however, Tenet makes it clear that he had warm relations with Saudi leaders. He says King Abdullah was instrumental in breaking logjam of the flow of intelligence and cites Naif’s son, the Saudis’ counterterrorism chief, as one of Washington’s best friends in countering al-Qaida..


アブドゥラ国王の役割
テネットは王子に向かって、諜報機関の情報交換が相互にスムーズに行われていることを自分の目で確かめるまでは、毎週舞い戻ってくるつもりだと釘を刺した。
しかしながらそんな険悪なやりとりがありながらも、テネットは結果的にはサウジの首脳部と友好的な関係を保てたようである。彼いわく、アブドゥラ国王のツルの一声は諜報の疎通が滞るのをスムーズにするのに役立ったし、サウジのテロ対策の長であるナイフ王子の息子は、アルカイダ討伐の共同体制においては米国政府の良き友の一人だと見てよいと記している。

サウジアラビア王国の元首アブドウラ国王 今春リヤドで開かれたアラブ首長国会議でブッシュ切りの爆弾宣言
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5. Al-Qaida’s WMD plans
Tenet’s most frightening chapter is on al-Qaida’s plans to develop weapons of mass destruction, including nuclear weapons. It is titled “They Want to Change the World.” Tenet writes that U.S. intelligence agencies “established that Al Qaeda had clear intent to acquire chemical, biological, radiological and nuclear weapons to cause mass casualties in the United States.”

アルカイダの大量殺戮兵器
テネットの本の中でももっとも驚愕に値する章は、アルカイダが大量殺戮兵器を開発する計画を持っているというくだりである。しかもその中には、核兵器(原爆)が含まれていた。その章のタイトルは『世界を変えたい連中』そこでテネットはこう書いている。「米国の諜報機関は、アルカイダはアメリカ国内で大量の犠牲者を出す目的で、化学兵器、細菌兵器、放射線兵器、そして核兵器を調達する明確な意図をもっている、という事実を確認済みである。」

                     【米国時間 2007年4月30日 訳:米流時評 ysbee】

後編「悪魔の筋書き・核のテロ計画」に続く
6. ニューヨーク地下鉄のシアンガス襲撃計画 /7. アルカイダの核への野心 /8. パキスタンの狂気の科学者
9. 本当の「悪の枢軸」会議 /10. ビンラディンは「洞窟に住む原始人」 /11. アルカイダの究極の目標、原爆

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by ysbee-2 | 2007-04-30 18:26 | テロとスパイ陰謀

テロリストは眠らない・元CIA長官テネット著書への前書き

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     ||| テロリストは眠らない |||
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     元CIA長官ジョージ・テネット衝撃の暴露本への前書き

タリバン、アルカイダ、ビンラディン、サダム・フセイン、サウジ国王、ブッシュ、チェニー
アル・ゴアとビル・クリントンの暗殺計画、9/11事件、イラク戦争前夜、核のテロ……
米国諜報機関のトップが体験した世界の恐怖、核の時代のテロの脅威を読む。

現在米国メディアの台風の目となっている新刊本、元CIA長官のジョージ・テネットが、9/11よりもはるか以前のテロ活動から、イラク戦争へと暴走するホワイトハウスの内幕を暴露した待望の書『At the Center of the Storm』が、米国時間で明日4月30日月曜全国一斉に発売される。

d0123476_5564027.jpgEye of the Media Storm/メディアの台風の目
ネットでの注文で待つと到着まで2日かかるので、私も早速我が家の向かいにあるアラモアナセンターのBarns & Nobleで、この噂の本を入手する予定である。売上ランクでは、すでにベストセラーリストのトップになっている。こんな勢いの本は昨年9月発売のボブ・ウッドワードの「ブッシュの戦争」シリーズ第3作『State of Denial』以来である。

Big White Lies/ホワイトハウスの嘘
何がそれほど注目を浴びているのかというと、ひとつには「イラク戦争に踏み込んだホワイトハウスの嘘」が暴露されていること。もうひとつは「オサマ・ビンラディン以下のテロ活動の実態」が、未遂の計画まで含めて具体的に報告されていること。
大きく分けてこの2点が、メディアや政界の専門家ばかりでなく、アメリカの一般市民にも出版を待望されていた理由であろう。

Eternal Nemesis/永劫なる宿敵
ブッシュが「悪の枢軸」と指摘したのは、イラク、イラン、北朝鮮の3国だったが、このテネットの本を読む限り、世界をテロ攻撃の恐怖に陥れる「真性の悪の枢軸」が誰なのかが、図らずもわかる仕組みだ。9.11と同等の、いやそれ以上のテロ攻撃の作戦を遂行するために、奴らは私らが眠っている間にも着々と計画を練り、人材をリクルートし、破壊の実現に向けて日夜砕身している。

Dogma of Terrorists/テロリストのドグマ
我々が「自由・平等・平和・建設・繁栄」を理想に掲げる時、
彼らは「鉄則・組織・闘争・復讐・破壊」を自らの血で誓う。
命がけで神託のサバイバルを賭けた「聖戦」を闘う彼らに対して、
和平交渉を期待しても所詮は無駄であろう。

なぜなら、敵対し闘い、教義のために戦場で死ぬのが、彼らの理想の人生なのだから。
なぜなら、彼らの神がそれをmartyrdom=殉教者と呼んで、是としているのだから。
なぜなら、日本の戦国時代と似たような美学の、社会心理の中に生きているのだから。

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Integrated Global War/統合的グローバルウォー
以前から何度もこのブログで言ってきたように、イラク戦争に代表されるテロリストとの戦いは実はテロリストとアメリカとの間の局地的戦争ではなくて、西洋対東洋、キリスト教対イスラム教、近代民主主義対中世封建主義、持てる者対持たざる者との、時空を超えた壮大なる対立を集大成した「統合的なグローバル戦争」が繰り広げる、壮大な戦場の最前線にすぎない。

Millenium Crusaders/ミレニアムのネオ十字軍
永遠に対峙する空間と観念と時間の断層。数千年近く放置されてきたこのふたつの世界の落差が、図らずもテロ戦争という21世紀のネオ十字軍遠征の戦場となって、われわれの眼前に提示されている。ジハドの兵士たちはインターネットとジェット機で瞬時に地球をまわる。限定戦争という言葉自体死語になりつつある今、このグローバルウォーの地上では、もはや国境は消えた。われわれは今、新しいミレニアム冒頭の数ページに刻印される、史実の中を生きている。

Ancient Regime of the New World/新世界のアンシャンレジーム
ここではもはや、近代的理念で和平条約に漕ぎ着けるのは不可能だろう。まず第一に必要なのは、お互いの立場の相互認識からだ。なにも西欧社会だけが理想の道を歩んできたとは言い切れない。米国の始祖が自由平等の新世界を求めて大英帝国から脱出し、理想の民主主義国家を建設してからすでに200年以上。しかし、近代文明の先端を競った進歩と発展の果てに、アメリカ国民が新しい世紀に得た政府が、混迷と腐敗の猿の惑星であったとは。

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Salvation U.S.A./アメリカの救済
民主主義の原点に立ち返って、一からやり直しである。アメリカは今この6年半の間に政府の全身に転移した「嘘と腐敗」というガン細胞を発見し摘出するのに躍起だ。
まず内なる敵を撲滅せよ。国家体制が健全にになってこそ初めて、世界を脅かす外なる敵と闘いうる力を統率する、戦略時点での知性と判断力が発揮できるからだ。だが油断してはならない。
我々が安穏と明日への眠りにつく時も、我々の目に見えない虚空の網を疾走して、世界のどこかで着々と悪魔の時計を読んでいる、テロリストたちは眠らない。

【米国時間 2007年4月29日 米流時評 ysbee記】

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アルカイダのクロスヘア/In Al-Qaida's Crosshairs — Interactive Chronology

d0123476_6165361.gif明日30日全国一斉にこのジョージ・テネットの本が発売になります。米流時評では、明日からそのダイジェストを連載します。私も早速入手して、メディアの書評どおりか、それ以上の新しい発見があるかを、自分の目で確かめるために読んでみたいと思います。
これもブッシュの残した唯一の功績、嘘で凝り固まった政府を持つ者が身につまされて学習した「Doubt everything」の姿勢にほかなりません。政治に対する感性が、タフでインディペンダントになった事実を感謝するべきや否や? みなさんの反響が楽しみです。

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by ysbee-2 | 2007-04-29 18:48 | テロとスパイ陰謀

堕ちた偶像アメリカ・ブッシュの傲慢外交が犯した大罪

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     ||| アメリカの復権に賭ける民主党 |||

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民主党はブッシュの傲慢外交が犯した大罪を償えるか

民主党候補者「アメリカの過去の栄光を失った元凶はブッシュの傲慢外交にあり」
2008年大統領選レースの火ぶたを切るTV討論会で候補者全員が誓う米国の未来


サウスカロライナ州グリーンヴィル発 |「ジョージ・W・ブッシュの大統領就任期間中に、アメリカはグローバルな国際社会での立場を失なったが、民主党から選ばれた国家元首が、世界における米国の地位を元通りに引き上げねばならない。」
2008年の大統領選に立候補した民主党の8人の候補者は、27日金曜夜今期レースの火ぶたを切って行われた全米ライブ放送のTV討論会を盛況のうちに終了。その後引き続きグリーンヴィルで開催されたサウスカロライナ州の民主党年次大会に出席し、基調演説では異口同音に「失墜した米国の威信回復に政治生命をかける」決意を表明した。
Democrats Say U.S. Has Lost Global Standing
White House hopefuls argue nation is perceived as ‘bully’ under Bush
GREENVILLE, South Carolina — Associated Press | APRIL 28, 2007 — The United States has lost its global standing during George W. Bush’s presidency and needs a Democratic commander in chief to restore America’s place in the world, Democrats running for the White House said Saturday.


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APRIL 28, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽 園 通 信』デイリー版f0127501_6213945.jpg
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    A s s o c i a t e d P r e s s | A N A L Y S I S
堕ちた偶像アメリカの復権に賭ける民主党
2007年4月28日 | AP通信/MSNBC | 訳:『米流時評』ysbee

1. Richardson: No longer a leader

“We are today internationally, domestically a nation that is no longer a leader,” said New Mexico Gov. Bill Richardson, one of three candidates to address a convention of the South Carolina Democratic Party.
リチャードソン「米はもはやリーダーではない」
「我々は今日国際社会でも国内においても、もはやその指導者ではない。」土曜夜行われたサウスカロライナ州の民主党大会で演説した3人の次期大統領候補のひとり、ニューメキシコ州知事のビル・リチャードソンはこう断言した。
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90年代のクリントン政権時代には国務省特使として北朝鮮で金正日主席とも会談したビル・リチャードソン候補

2. Edwards: America is a bully
Former North Carolina Sen. John Edwards, the 2004 vice presidential nominee, said the world needs to see that “America can be a force for good.” “What their perception is that America is a bully and we only care about our short-term interests,” Edwards said. “The starting place is to end the bleeding sore that is the war in Iraq.”
エドワーズ「アメリカは悪役になった」
元ノースカロライナ選出上院議員で、2004年ジョン・ケリーの副大統領候補として共和党のブッシュ・チェニー正副候補に対抗して選挙戦を闘ったジョン・エドワーズは、次のように演説した。
「アメリカの軍隊は弱者・善者の味方であったはずだ。しかし現在の世界の見方は、アメリカのことを弱い者いじめで目先の欲得しか気にかけない国だと思っている。手始めはまずイラク戦争という血を流す傷口をふさぐことだ。」
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2004年の大統領選でジョン・ケリーの副大統領候補だったジョン・エドワーズ 元ノースカロライナ出身上院議員

3. Biden: Priority — ending the war
Richardson, Edwards and Delaware Sen. Joe Biden said they would make ending the war a priority.
“The American people are looking for us as Democrats,” said Biden, chairman of the Senate Foreign Relations Committee. “They’re looking for someone literally, not figuratively, to restore America’s place in the world.” Biden said the country’s other problems cannot be solved until the U.S. successfully deals with Iraq..

バイデン「戦争終結が最優先」
ニューメキシコ州知事ビル・リチャードソン、デラウェア州選出上院議員ジョー・バイデンの両者とも、イラク戦争終結が大統領に当選した暁の最優先事項だと強調する。
上院の外交委員会委員長という要職にある、すでに上院を7期務めるベテラン議員のバイデンは、こう演説した。「アメリカの国民は、民主党に期待をかけている。世界におけるアメリカの地位を、比喩ではなく文字通り引き上げてくれる誰かを、彼らは待ち望んでいる。また我が国は、イラクをうまく片付けるまでは、他のいかなる問題も解決などできない。」
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デラウェア州から7期選出の民主党の重鎮ジョー・バイデン上院議員 外交委員会では共和党議員も巻き込む辣腕

4. Annual Convention in San Diego
Most of the major Democratic contenders were heading to San Diego to address delegates at the annual state Democratic Party convention. Only Biden was skipping the event to campaign in South Carolina throughout the weekend. New York Sen. Hillary Rodham Clinton was set to speak first in San Diego Saturday, followed by Sens. Barack Obama of Illinois and Chris Dodd of Connecticut and Rep. Dennis Kucinich of Ohio. Edwards and Richardson were scheduled to speak Sunday.
土曜サンディエゴで民主党カ州年次総会
民主党の主要な大統領選候補者のほとんどは、今回の初めてのTV討論会終了後、土曜日に開かれるカリフォルニア州の民主党年次大会で方針演説を行うため、そのまままっすぐにサンディエゴへ向かった。ジョー・バイデンだけが週末を通してそのままキャンペーンを行うため、滞在地のサウス・カロライナに残った。
ニューヨーク州選出のヒラリー・ロッダム・クリントン上院議員は、土曜サンディエゴの大会の冒頭で演説する。そのあとを受け、イリノイ州選出のバラク・オバマ上院議員とコネチカット州選出のクリス・ドッド上院議員、オハイオ州選出のデニス・クチニチ下院議員が、引き続いて演壇に立つ。エドワーズ上院議員とリチャードソン州知事は、日曜の総括演説に立つ予定である。
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オハイオ州から遊説を開始したヒラリー・クリントン上院議員 夫君ビルの変わらぬ人気も手伝って好調なスタート

5. Dean vs. Kerry in Ca. convention
Four years ago, former Vermont Gov. Howard Dean — then a little-known figure in the Democratic field — brought delegates to their feet at the state party convention with his fiery denunciation of the Iraq war. His rivals at the time, including Massachusetts Sen. John Kerry, who eventually won the nomination, were loudly booed for defending their 2002 vote to authorize the war.
カ州大会でのハワード・ディーンとジョン・ケリー
4年前には、民主党内部でもほとんど知られていなかったヴァーモント州知事のハワード・ディーンが、カリフォルニア州大会の壇上で、イラク戦争に対して火を噴くような激しい糾弾演説を行ない、大会参加者はひれ伏すばかりに絶賛した。当時の彼のライバルには、結果的には党選出候補者となったマサチューセッツ州選出の上院議員ジョン・ケリーもいた。しかし彼はカリフォルニア州大会では、2002年に参戦に対して賛成票を投じたことを弁解して、会場からブーイングを食ったのも事実である。
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昨年の中間選挙で民主党を圧勝に導いたチャック・シューマー上院議員 N.Y.のユダヤ系に強い選挙資金集めの達人

6. Eye of the Democrats' storm
Candidates of both parties have always spent considerable time in California, primarily to mine the state for campaign cash. But as one of many large states holding its primary next Feb. 5, California may also play a more influential role in the electoral process.
大統領選の台風の目
民主・共和両党の候補者とも、なによりも先ず選挙運動資金の潤沢な州であることから、カリフォルニア州での選挙運動にかなりの時間を割いている。しかし、来年2月5日の予備選にかける大きな票田の州のご多分にもれず、カリフォルニア州もまた、多分コンピュータによる開票システムに頼ることで、開票結果に波乱をもたらすより大きな役割の州となる可能性を秘めている。

【米国時間 2007年4月28日 訳:『米流時評』ysbee】

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by ysbee-2 | 2007-04-28 12:29 | 2008年米国大統領選

キャンプデービッド日米共同声明・北朝鮮と慰安婦問題

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       ||| 日米共同で北朝鮮に強硬声明 |||
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安倍首相訪米は北朝鮮の核開発に終止符を打つ試金石

下院とキャンプデービッドで慰安婦問題に公式謝罪・ホンダ議員の反応

アメリカのブッシュ大統領と日本の安倍晋三首相は、米国時間で27日金曜合同記者会見の席で、次のような声明を発表した。その内容は、日米両国は北朝鮮が(6カ国協定での)約束を履行して核兵器開発を撤廃するよう要求するものである。両国首脳は、平壌政府がこれ以上約束を実行しなければ、北朝鮮に対してこれまで以上の経済制裁をかけると威嚇する声明を発表した。   【2007年4月27日 ワシントン発 | AP通信 | 訳:米流時評 ysbee】

Bush Prods N. Korea on Nuclear Promise

Japan's PM in U.S. at critical time to end Pyongyang's nuke program
WASHINGTON | APRIL 27, 2007 — President Bush and Japanese Prime Minister Shinzo Abe demanded on Friday that North Korea live up to its promises and fully abandon its nuclear weapons program.
The two leaders threatened more sanctions against Pyongyang for continued stalling.


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APRIL 27, 2007 | 米 流 時 評 | ブログ雑誌『 楽 園 通 信』デイリー版
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Associated Press/MSNBC.com
     ||| キャンプデービッド日米共同声明 |||
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北の核廃絶に強硬姿勢・慰安婦問題で公式謝罪・日米共同歩調を強調

1. Bush, 'our patience is not unlimited'

"There's a price to pay," Bush said, standing alongside Abe in a hangar on the presidential retreat in Maryland's Catoctin Mountains. "Our partners in the six-party talks are patient, but our patience is not unlimited," Bush said, referring to disarmament talks between the United States, Japan, China, Russia, South Korea and North Korea.

ブッシュ、北に「我慢にも限界がある」
「何事にも報酬がある」(ツケは払わなければいけない)メリーランド州カトクチンの山間にあるキャンプデービッドの大統領別邸の広間で、安倍首相と並んでブッシュは次のように語った。「6カ国会議の加盟国は辛抱強く待ったが、われわれの我慢には限界がないわけではない。」米国、日本、中国、ロシア、韓国、そして北朝鮮の間で話し合われた北の非核武装会議の進捗に関して、ブッシュは記者団に向けてこう声明を発表した。


大統領別荘キャンプデービッド訪問の安倍首相を出迎えるブッシュ大統領(安倍首相はボマージャケット着用?)
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2. Abe suggests, 'eye to eye'
For his part, Abe said, "We completely see eye to eye on this matter." He said the North Koreans "need to respond properly on these issues. Otherwise we will have to take a tougher response on our side."
North Korea missed a deadline two weeks ago to shut down its nuclear reactor under an agreement reached in February. Bush's words appeared to be an attempt to persuade Abe that the United States is not softening its stance on North Korea, as some in Japan have suggested.


安倍首相「米と完全に意見の一致を見た」
日本の立場に関して、安倍首相は次のように発言した。「われわれはこの問題に関しては、完全に意見の一致を見た。北朝鮮はこの件に関して順当に対処する必要がある。さもなければ、われわれの側では強硬な報復措置を取らねばならなくなるだろう。」
2月に6カ国協定で合意に達した核融合炉閉鎖の期日を、北朝鮮が無視してから、すでに2週間も過ぎている。
今回のブッシュの発言は、日本政府の一部がすでにほのめかしているように「米国は北朝鮮に対して、その強硬姿勢を崩していない」という体勢をアピールして、安倍氏に共同歩調を説得するべく試みたものと受け止められている。


キャンプデービッド訪問に先駆けて26日木曜ワシントン郊外のアーリントン戦没兵士墓地で慰霊の献花をする安倍首相
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3. Apology on comfort women
On another subject, Abe apologized for the Japanese military's actions in forcing women — so-called comfort women — to work in military brothels during World War II. He said he had "deep-hearted sympathies" for those women and was sorry they were "placed in extreme hardships and had to suffer that sacrifice." "I, as prime minister of Japan, express my apologies, and also express my apologies for the fact that they were placed in that sort of circumstance," Abe said.

慰安婦問題で首相として公式謝罪
もうひとつの課題、第二次大戦中いわゆる慰安婦と呼ばれる女性に対して、軍隊の慰安所で働くよう強制した旧日本軍の行動に対し、安倍首相は謝罪した。これらの女性に対して「心から同情」し「自らを犠牲にして苦しまなければならなかった極めて厳しい状況におかれたことを、申し訳なく思います。私は日本の首相として謝意を表明し、彼らがそのような環境におかれた事実に対して謝罪を表明します」と語った。


ワシントンの議事堂前で謝罪を要求して横断幕を持って座り込み気勢をあげる韓国人元慰安婦と支援グループ
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4. 'Significant contribution to this end'
Abe created a controversy recently by suggesting there was no evidence Japan's Imperial Army had directly coerced Asian women to work in brothels. At Camp David, Abe said he had sought to clarify his remarks in his meetings with members of Congress on Thursday, and again with Bush on Friday. At the same time, Abe said that "human rights were violated in many parts of the world" in the past century. "So we have to make the 21st century a wonderful century in which no human rights are violated," he said. He said he and his country would make "a significant contribution to this end."

「人権侵害に終止符を打つのに貢献」
安倍首相は「日本の旧帝国陸軍が慰安所でのアジア女性の強制労働に、直接的にかかわった証拠は何もない」という最近の発言で、内外に議論を巻き起こしていた。安倍首相はこれに関して、キャンプデービッドでの会見においては「訪米した当日木曜に行われた下院議員との話し合いでこの点に関する自分の見解を明らかにしたと思える」と語った。それと同時に「20世紀においては、世界の多くの地域で人権蹂躙があったが、だからこそわれわれは何びとの人権も侵されないような素晴らしい時代になるよう、21世紀を創造して行かねばならない。我が国日本は、こういった人権侵害に終止符を打つために目覚ましい貢献をする所存です」と抱負を述べた。


26日ワシントンのジャパニーズスクールを訪問した安倍首相夫人を歓迎する現地在住日本人子弟の大学生
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5. Honda, 'heartened by apology'
Democratic Rep. Mike Honda, a sponsor of a nonbinding House resolution calling for Japan to formally apologize for its role in the sexual enslavement of thousands of Asian women, said he was heartened by Abe's apology. "The logical extension of Mr. Abe's remarks is now for the government of Japan to endorse the prime minister's personal sentiments in a formal, official and unambiguous fashion," Honda said in a statement.

ホンダ議員「謝罪に意を強くした」
民主党のマイク・ホンダ下院議員は、何千人ものアジア人女性を性的奴隷として働かせた事に対して、日本政府に対し正式に謝罪するよう要求する議会へ単一議案を提出した本人であるが、安倍首相の謝罪によって意をますます強くしたと述べている。「安倍首相の発言を論理的に展開すれば、日本政府は首相の個人的見解を(外交の)正式の舞台で明確な公式声明へと受け渡した、と解釈できる。」ホンダ議員は以上のような声明を発表した。


慰安婦問題で反対勢力から攻撃の対象となった安倍発言のなされたCNNのインタビューでの安倍夫妻
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6. Food/economic sanctions 'will worsen'
On the North Korean nuclear issue, Abe said existing Japanese food and economic sanctions "will worsen" if North Korea continues to defy the international community. A U.S. decision to allow the return of $25 million in disputed North Korean money in an attempt to move the disarmament process forward has been criticized in Japan as a sign of Bush administration softness.

日本は北に対する経済制裁を強化
北朝鮮の核問題に関しては、安倍首相は万一北朝鮮が国際社会を拒絶し続ければ、日本の行っている現行の食料・経済封鎖をより厳しくすると語った。核の放棄を促す手段として凍結していた2500万ドル(約30億円弱)の返還を認めた米国の決断は、日本国内においてはブッシュ政権の弱腰を示すものとして批判されていた。


貿易経済面はもちろんスポーツ文化面でも中国との友好関係を図るイベントやシンポジウムを開催
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7. 'No excuse for moving forward'
Bush addressed this issue, saying, "There's a financial arrangement that we're now trying to clarify for the North Koreans, so that that will enable them to have no excuse for moving forward. And that's where we are right now." "I think it's wise to show the North Korean leader as well that there's a better way forward. I wouldn't call that soft," said Bush. On another nuclear weapons issue, Bush also said that "we speak with one voice to the regime in Iran." "Further defiance by Iran will only lead to additional sanctions and to further isolation from the international community," Bush said.

ブッシュ、北に「これ以上言い訳無用」
ブッシュはこの問題にふれ「北がもうこれ以上先延ばしのいい逃れができなくなるように、北朝鮮に対して明確に伝えようとしている財政的条件がわれわれにはある。今がちょうどその過程の真っ最中である。北朝鮮の指導者にも、この先もっといい前途があるということを示す方が賢明だ。それを弱腰と呼ぶとは思わない」と今後の方針を示唆した。またもうひとつの核兵器問題に関しても同様に「イラン政府に対しては声をひとつにして当たる。イランが国際社会からの提言(核廃絶)を拒絶する態度を深めれば、今まで以上の経済封鎖に追い込まれる事になり、国際社会からますます孤立化するだろう」と語った。


欧米流に国際外交面でも接待役として重要な役割を果たす日本のファーストレディ安倍昭恵首相夫人
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8. Issue of Japanese abduction
Abe said he raised with Bush the issue of Japanese citizens abducted by North Korea in the 1970s and 1980s. Pyongyang sent home five of the 13 people it admitted having abducted, but it insisted the rest were dead. Japan has demanded proof and says more of its citizens may have been taken. Until the issue is resolved, Tokyo has taken a hard line and has refused to provide energy and economic aid to North Korea or to normalize relations. "With regard to the abduction issue, President Bush once again expressed his unvarying commitment to support the government of Japan," Abe said.

北朝鮮による日本人拉致事件
安倍首相はまた、1970〜80年代に北朝鮮によって誘拐された日本人拉致事件についても、ブッシュに問題提起した。北朝鮮政府は、拉致の事実を認めた13人のうち5人を日本へ返還したが、残りの8人についてはすでに死亡したと主張していた。日本側はその証拠を見せるよう要求し、それ以上の日本人が拉致されたかもしれないと述べている。この問題の解決を見るまでは、日本政府は北朝鮮に対して強硬姿勢をとり、燃料および経済援助活動や国交正常化は拒否すると強い態度に出ている。「拉致事件に関しては、ブッシュ大統領は日本政府を支持する方針に変わりのないことを再度表明した」と安倍首相は語った。


日本の外交方針はいまだに米国主導型のガラス張りの保育ケースの中にあるようにも見えるが・・・・
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9. Beef-up on global economy
The leaders of the world's two largest economies also discussed trade, encouraging use of biofuels, the Iraq war, and Japan's continued restrictions on U.S. beef imports because of a perceived danger of mad cow disease. "One such issue, of course, I brought up to the prime minister is I'm absolutely convinced the Japanese people will be better off when they eat American beef. It's good beef. It's healthy beef. As a matter of fact, I'm going to feed the prime minister and his delegation a good hamburger today for lunch," Bush said. Abe's two-day U.S. visit was his first since becoming prime minister in September.

米牛肉輸入規制緩和ほか経済問題
世界の二大経済大国の指導者は、さらに貿易や代替エネルギーの振興、イラク戦争、狂牛病予防で継続中の米国産牛肉輸入規制などについても話し合った。牛肉輸入規制に関しては「もちろん首相に提出したこの問題に関しては、アメリカの牛肉を食べれば、日本のみなさんはこの規制を解くだろうという絶対の自信がある。アメリカの牛肉は旨いし安全だ。実際問題として、今日のランチには首相ご一行においしいハンバーガーをご馳走する予定だ」と記者団に伝えた。今回の安倍首相の2日間の米国訪問は、昨年9月に彼が首相に就任して以来初めての訪米である。

                        【米国時間 2007年4月27日 訳:米流時評 ysbee】

by ysbee-2 | 2007-04-27 20:04
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世界の動きがよくわかる!激動する国際情勢を、欧米メディアでディープに読む…世界の「今」と真実探求に関心ある知的冒険者へ送るグローバル情報満載ブログ


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