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テヘランは革命前夜か?イラン独裁体制からの脱出

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    ||| テヘランは革命前夜か? |||

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 グリーン革命とイランの未来『ニューズウィーク』ファリード・ザカリア時評
 革命は成功するのか? 米国はどう出るか? イラン危機はどう展開するのか? 


d0123476_13494652.jpg先週ウォール街では終値が9000ポイント以上を記録し、
昨年1月の平均株価にまで1年半ぶりで回復した。
週刊誌は ニューズウィークでも タイムでも、
「不況は終わった」とか「空前の中古住宅市場ブーム」とか、
ようやく朗報が聴かれつつある。(どちらも両誌のサイトコラムで)

 オバマ政権も、1月のスタートからすでに200日を過ぎ、
 脱兎のごとく駆け抜けてきた不況のトンネルを、
 ようやく脱出しつつあるようだ。
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 現在、アメリカ国内の課題で最重要の案件は、
 クリントン政権時代から民主党の懸案だった、「国民健康保険」の立法である。
 
 しかし、議会の上下両院が夏休みに入る今週末までに法案が成立するのは、
 反対議員が半数を数える現在では、どう見ても無理だろう。

 そもそもは、トルーマン大統領時代からの悲願だったのだから、
 いかにオバマといえども、数ヶ月で成立することを期待するのは酷だ。
 
 これは長期戦で、長老が反対議員をひとりずつ説得し、
 賛成票を投じる側へ、根気よくひっくり返していくしかない。
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 米国政府の目線を世界へ転じると、
 これまた呆れるほどの難題が山積している。
 
 北朝鮮の核開発・ミサイルの脅威と、半島問題、
 ウイグル、チベットに対する中国の弾圧と虐殺、
 ミャンマー軍事独裁政権の、スーチー女史解放、
 アフガンとパキスタンの、対タリバン戦線強化、
 イラクからの国際軍撤退、ロシアとの核軍縮案、
 イスラエル・パレスチナの中東恒久平和の課題、
 そして一向に止めないイランの核兵器開発問題。

 どの問題もおろそかにできない、危機的要素をはらんでいる。
 あれだけ騒がれたソマリアの海賊問題も かすむほどだ。
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 選挙の年を迎えた中東の場合、
 レバノンまでは、見事に民主化作戦が功を奏したようだが
 イランで、とんでもなくつまづいた。
 
 米国もロシアもイスラエルも、いや、アラブ諸国でさえ、
 アフマディネジャドの大統領再選を予期して
 外交姿勢を整えていたのが、見事な大番狂わせである。

 イランの民衆が、欧米諸国に「真の民主主義」の姿を
 身を挺して教えたような、逆風の革命である。
 (私はムサビ改革派を100%支持するので、あえてそう評価したい)
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 6月12日の投票日から、実に45日も経ったというのに、
 事態は落ち着くどころか、逆に(幸いなことに)
 現政権のアフマディ=ハメネイ体制に、不利に展開してきている。

 まるでオセロゲームのように、宗教界の高僧や有力政治家がひとりずつ、
 ムサビ元首相の率いる改革派へ、支持を表明してきていているという
 イランの新しい風向きを知らせるニュースが、連日続いている。
 いや、むしろその風速は、ますます増しているようだ。

 日が経つにつれて「革命の実現」という希望が、
 ありえなかった奇跡から、明日の可能性へと、
 もう少しで手の届くところまで、神の思し召しのように降臨してきた。
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 抗議のデモは禁じられており、
 武装警察やバシジに捕まれば、投獄され拷問される。
 (ニューズウィークの現地イラン人記者も逮捕されたまま)
 さらに、下手をすれば虐殺される。
 (すでに逮捕者3人の獄中死を確認)

 しかしそれでもなお、グリーン革命の戦士たちは
 果敢にも、連日テヘランの通りへと繰り出して、
 政府の不正と暴虐に、抗議する声を挙げるのを止めない。

 今週木曜には、テヘランで
 反対運動のために「政府に殺された」犠牲者の、追悼式があるという。
 多分、先月18日以来の、大規模なデモになるだろう。
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 イランの革命運動に関しての、日本の記事があまりにも少ないので、
 このシリーズは、しばらく本腰を入れて連載します。

 ディジタルな媒体を通してであっても
 歴史を変えるであろう 実際の革命を目撃するという、
 稀なチャンスに恵まれた者として。
  
 【米国時間 2009年7月26日『米流時評』ysbee 】

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   JULY 26, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年7月26日号
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「グリーン革命とイランの未来」ファリード・ザカリア中東時評
 By ファリード・ザカリア | ニューズウィーク・2009年8月3日号 | 訳『米流時評』ysbee

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On Iran, Do Nothing. Yet.
What is happening in Iran, and what should the U.S. do for now?
AUGUST 3, 2009 issue | By Fareed Zakaria — NEWSWEEK | Translation by ysbee
1. Underneath the surface of Tehran

NEWSWEEK / GLOBAL ANALYSIS — What is happening in Iran? On the surface, the country has returned to normalcy. Demonstrations have become infrequent, and have been quickly dispersed. But underneath the calm, there is intense activity and the beginnings of a political opposition.
テヘランの皮相の下にあるもの
ニューズウィーク・グローバルアナリシス | 今イランで何が起きているのか?
表面上は、この国は以前のような正常を取り戻したかのように見える。政府に抗議するデモは違法として禁止されたため、その数はめっきり減り、たまに起こったとしても、すぐさま武装警察に追い散らされる。
しかし、そういった一見平穏が戻ったかに見えるイラン社会の表向きの顔の一枚下には、極めて根強い抗議行動への決意と、反体制の改革の開幕が看てとれる。
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現体制閣僚:左から原子力相、ひとりおいて、アフマディネジャド大統領、右端がイラン最高位のハメネイ師

2. Reformists claims 'Iranian crisis'

In the past week, Mir Hossein Mousavi, the candidate has announced his intention to create a "large-scale social movement" to oppose the government and press for a more open political system. Mohammad Khatami, the reformist former president, has called for a referendum on the government.
改革派の警告「イランの危機」
先週(7月第3週)、アフマディネジャドに対抗する候補者、ミール・ホセイン・ムサビ元首相は、現行政府の弾圧体制に反対し、外部へより開かれた政治体制を求めるために「大規模な社会改革運動」を組織すると宣言した。
また同じ改革派候補で宗教界の高僧でもある、モハンマド・ハタミ師も、先週イランの議会に対して、アフマディネジャド政権を承認するか否かの、国会での決議投票を実施するよう呼びかけた。
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先週日曜19日のテヘランデモ 機動隊の撃ち込む催涙弾を避け避難する改革派デモ隊

3. Iran's kingmaker: Rafanjani

Another powerful former president, Ali Akbar Hashemi Rafsanjani, has criticized the regime's handling election and post-election "crisis." All three have demanded the release of politicians and journalists imprisoned over the past month and held without charges.
イランのキングメーカー、ラスファンジャニ
もうひとりのイラン政界への影響力の強大な人物は、元大統領を2期務めたアリ・アクバル・ハシェミ・ラスファンジャニ師である。彼は現行政府の選挙の処遇と、それに続く「ポスト選挙危機」を、アフマディネジャドディ政権の責任であると、厳しく追及している。
ムサビ、ハタミ、ラスファンジャニの3人とも、選挙後のここひと月余りの間に確固とした嫌疑もなしに当局に逮捕された、反対派の政治家やジャーナリストの解放を要求している。
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宗教から軍事へと支配体制の比重を変えたハメネイ師に対抗して、改革派を支持するラスファンジャニ元大統領

4. Demand on release of detainees

Those prisoners include Maziar Bahari, NEWSWEEK's Tehran correspondent, a Canadian citizen, and an internationally recognized documentary filmmaker. These are not dissidents in the wilderness. Between them, the three men have been at the pinnacle of power for most of the Islamic Republic's existence.
改革派逮捕者の釈放を要求
こうした摘発による逮捕者の中には、ニューズウィークのテヘラン特約記者であるマジャール・バハリ氏も含まれている。彼はイラン人の血統だがカナダ国籍で、ドキュメンタリー映像作家としても国際的によく知られている。彼らは決して、取締当局が言うような無法な暴徒などではもちろんない。
しかし、改革派支持者として抗議運動に参加し逮捕された者たちにとっては、上述の3人は、軍事独裁国家に陥った現体制を改革して、本来のイスラム共和国としてのイランの存続を託せる、イランの3巨頭である。
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左:デモ隊参加者に殴る蹴るの暴行を働くバシジ軍団/右:先月のデモ圧殺現場で取材中に逮捕されたバハリ記者

5. Only few Ayatollahs support Ahmadinejad

More striking has been the revolt of the clerics. Iran has only a score or so grand ayatollahs, the highest rank in the Shiite clerical order. Few have publicly supported President Mahmoud Ahmadinejad.
宗教界指導者の大半が改革派支持
ごく最近の状況で驚くのは、宗教界の高僧たちが現政権に反旗をひるがえしたことである。イランはシーア派を国教とするが、国内にはそのシーア派僧侶の最高位である「グランドアヤトラ」の階位を戴く高僧は、数えるほどしかいない。さらには、その中で現行大統領のマフムード・アフマディネジャドを支持すると公表した者は、ほとんどいないのが事実である。
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 反対派のヒーロー、ムサビ候補(イラク・イラン戦争時の元首相)アフマディネジャドとハメネイの独裁体制に喝!

6. Fatwa against presidential inauguration

At the same time, according to the indispensable Tehran Bureau Web site, six grand ayatollahs have publicly criticized the regime. Last week one of them issued a fatwa (a religious ruling) declaring that it was appropriate to boycott Ahmadinejad's inauguration as president.
大統領就任式に対するファトワ
それどころか、イラン情報に欠かせないTehran Bureauのサイト記事によると、その中の6名のグランドアヤトラが、現体制を公然と批判しているという。先週この3人のうちのひとりハタミ氏がイスラム教独自の戒則「Fatwa/ファトワ」を宣言した。その対象はアフマディネジャドで、彼が大統領に就任する際に無効となるよう、合法的なボイコットを実施するというものである。
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イスラム革命で民主化したはずの共和国イランを、アラブ世界の君主制と同じ軍事独裁国家におとしめたアフマディ

7. Criticizing Supreme Leader

He also directly criticized the country's Supreme Leader, Ayatollah Ali Khamenei. The clerics' actions highlight a shift in power in Iran away from the religious establishment and toward the military.
最高指導者ハメネイ師も批判対象に
ハタミ氏はまた、イランの国家的最高指導者であるアヤトラ・アリ・ハメネイ師に対しても、直接的に批判を下している。こうした一連の高僧による抗議行動は、アフマディネジャド=ハメネイ体制下のイランにおける実権が、イスラム共和国としての本来の宗教界から軍部へとパワーシフトした経緯に対して、イスラム教の権威者が以前から不満を抱いていた事実を物語る現象である。
>次号へ続く

【 米国時間 2009年7月26日 『米流時評』ysbee訳 】
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絶対的最終決定権を持つ最高指導者ハメネイ師の忠実な僕臣(しもべ)アフマディ その親衛隊的軍隊ロイヤルガード

d0123476_13494652.jpg◀ 次号「さらば独裁!イラン第二革命に沈黙するオバマ外交」
8. アフマディの軍事的ポジション/9. 宗教統制から軍事独裁への傾斜 /10. アフマディ対 ハメネイ覇権の相克 /11. 亡国の独裁者による核兵器開発 /12. イスラム革命国家から中東型独裁国家へ/13. 絶望的な核計画廃絶交渉 /14. 米国最善の戦略は無為無策 /15. 対スターリン・毛沢東の戦略 /16. イスラエルと距離をおくオバマ政権 /17. イランの未来はグリーン?


▶ 前号「バカンス特急脱線!アドリア海リゾート列車事故で死傷者61名」

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by ysbee-2 | 2009-07-26 18:00 | イランのグリーン革命

テヘラン・自由への行進 革命のレミニッセンス第1章

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  ||| 第1章 テヘラン・自由への道 |||

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 無血革命の殉教者 グリーン革命はイスラム世界の公民権とフェミニズム運動?
 イランの若者の目的はクーデターではなく、平和的漸進的な民主化改革だった


d0123476_10332782.jpgグリーンが彼らの民主化運動のシンボルカラーになったように、
公民権と女性の権利を、平和的かつ非暴力的に実現するという
切なる希望を一括して託せる『建設的な政治家』として
彼は『ムサビ氏ならきっと私たちの理想を実現してくれる』という期待を
一身にになう象徴となった、と私は見ている。〜〜イラン人アナリスト

 彼らは、政府の繰り出した完全武装の警察の軍隊に立ち向かうのに、
 せいぜいがシュプレヒコール代わりに 詩の一節を叫んだり、
 グリーンのバンダナを振ったりしているだけではないか。

 先月15日日曜にテヘラン全市内と主要都市で行なわれた、体制に抗議する大規模デモ
 

 我々の世代が革命を起こした時代には、
 独裁者に向かって 武器をとり立ち向かうことが勇敢だと思っていた。

 しかし今、彼ら新しい世代の若者たちが 
 素手で捨て身で警官に立ち向かう姿を 目の当たりにするとき、
 私は旧い世代のこけおどしを恥じ入り、
 新しい世代の本物の勇気に 圧倒されるばかりだ。

 〜〜イラン人アナリストの時評、次のエントリで全文紹介

【 米国時間2009年7月2日『米流時評』ysbee 訳 】

 U2もイランのグリーン革命を支援 スペイン・バルセロナコンサートライブ
 

*【読者の皆さんへ】先々週から連載しているイランの大統領選後の弾圧と虐殺の報道ですが、
 日本へは詳しく伝えられていない事実を知ってもらうために、コピーで広めてください。
 写真の転載も「米流時評から」と、キャプションかリンクをつけてくだされば結構です。

*【追記】このブログを読まれて共感なさった方々が、ブログでとりあげて下さっています。
 皆さまの一連のエントリを、近々ある時点でまとめて紹介したいと思いますが、
 支持政党や立場を超えて、同じ人間として、イランの悲劇を見過ごせないと、
 情報を伝えていただいた姿勢に、深く感謝申し上げる次第です。とりあえず御礼まで。


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   JULY 2, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年7月2日号
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The Wall Isn't Falling - Part 2
JUNE 27, 2009 | By Fareed Zakaria — NEWSWEEK | Translation by ysbee
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革命のレミニッセンス 第1章 テヘラン・自由への行進
米国時間2009年6月27日 | By ファリード・ザカリア/ニューズウィーク | 訳『米流時評』ysbee


10. Opposition to basic doctrine of Islamic Republic
Grand Ayatollah Ali al-Sistani is opposed to the basic doctrine of velayat-e faqih that created the Islamic Republic of Iran. His own view is that clerics should not be involved in politics, which is why he has steered clear of any such role in Iraq.
イスラム革命と反対のシスタニの教条「政教分離」
イスラム教シーア派全体の最高指導者である、アヤトラ・アリ・アル-シスタニ大師は、「ヴェラヤテ・ファキ」という、イスラム共和国としてのイラン建国の基礎となる教条に、元から反対していた。「イスラム教の僧侶は政治に介入するべきではない」というのがシスタニ師自身の見解で、これがイラン人でありながらイラク、コム市のモスクで信者に教えを垂れる彼が、イラク政府の政治活動とは袂を分かつ明快な理由である。
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民主化をめざしたはずの79年のイスラム革命だったが、05年強硬派のアフマディ就任以来、時代に逆行して孤立化

11. Rejection of Ahmadinejad's visit

However, he is unlikely to publicly criticize the Iranian regime. He did refuse to see Ahmadinejad when the latter visited Iraq in March 2008.
イラク亡命の静かなる抵抗者
しかし政治活動には介入しないながらも、シスタニ大師は現行のイラン政権の体制に対しては、公然と批判していた。その好例として、2008年3月にアフマディネジャドがイラクを訪問した際には、シスタニ師は謁見を断っている。
(*ハメネイ師は、イラン国内でのシーア派の最高指導者)
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7世紀以来のイスラム教に社会制度も生活慣習も統括される中東 イランはその中でもシーア派国家

12. Expelled Palevi, an American puppet

Nationalism is the most complex of these three forces. Over most of its history, the Iranian regime has exploited nationalist sentiment.
米国の傀儡パーレビ国王を国外追放に
翻訳中

13. Islam Revolution and Iran-Iraq War

Ayatollah Ruhollah Khomeini came to power by battling the shah, who was widely seen as an American puppet. Soon after the revolution, Iraq attacked Iran, and the mullahs wrapped themselves in the flag again. The United States supported Iraq in that war, ignoring Saddam Hussein's use of chemical weapons against Iranians—something Iranians have never forgotten.
イスラム革命とイラン・イラク戦争
翻訳中
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隣国同士のイラン・イラク戦争では、両国とも数十万人の戦死者を出す悲惨な時代を経験した

14. Against neocon's 'New World Order'

Over the past eight years, the Bush administration's veiled threats to attack Iran allowed the mullahs to drum up support. (Every Iranian dissident, from Akbar Ganji to Shirin Ebadi, has noted that talk of airstrikes on Iran strengthened the regime.)
ネオコンの新世界秩序 対 アーリアンナショナリズム
翻訳中
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15. Funding guerrilla warfare by right-wingers
And it is worth remembering that the United States still funds guerrilla outfits and opposition groups that are trying to topple the Islamic Republic. Most of these are tiny groups with no chance of success, funded largely to appease right-wing congressmen.
米国極右勢力のゲリラ活動資金
翻訳中
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イラン政府は平和的デモに暴力的弾圧を実施した後の今回の騒擾は、すべてCIAやBBC、VOAの仕業と責任転嫁

16. Underestimate raw power of nationalism

But the Tehran government is able to portray this as an ongoing anti--Iranian campaign. In this context, President Obama is quite right to tread cautiously, extend his moral support to Iranian protesters, but not get politically involved. The United States has always underestimated the raw power of nationalism across the world.
愛国心を甘く見た米国の過去の失敗
翻訳中
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17. Succeeding between occupier and nation
U.S. has always assumed that people will not be taken in by cheap and transparent appeals against foreign domination. But look at what is happening in Iraq right now, where Prime Minister Nuri al-Maliki boasts that America's troop withdrawals are a "a heroic repulsion of the foreign occupiers."
イラク:国家と占領軍のはざまで
翻訳中
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02年3月のイラク侵攻開始以来7年半を経て、先月30日ついに米軍がイラクから撤退開始

18. How to survive between occupier and nation

Of course Maliki would not be in office but for those occupying forces, who protect his government to this day. But he is a canny politician and knows what will appeal to the Iraqi people. Ahmadinejad is also a politician with considerable mass appeal. And he is already accusing the United States and Britain of interference.
占領国家元首のサバイバル方法論
翻訳中
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19. Revolution belongs to the people
Our strategy should be to make sure that these accusations seem as loony and baseless as possible. Were President Obama to be seen as grandstanding and taking ownership of the protest movement, he would be helping Ahmadinejad's strategy, not America's.
革命の成功は常に民衆にあり
翻訳中
<了>
【 米国時間 2009年7月2日 『米流時評』ysbee訳 】
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不正開票に対する憤慨が爆発した6月13日にテヘランのアザディ(自由)ストリートを埋めた200万人デモ

◀ 次号「U2も支援するグリーン革命の自由の闘士」レミニッセンス第2章
▶ 前号「イラン・革命のレミニッセンス 序章」

d0123476_10513847.jpg1. 革命のレミニッセンス
2. イスラム旧体制への致命傷となるか
3. 中東石油産出国30年の繁栄
4. 近代国家社会変革の三大要因
5. 歴史を甘く見てはいけない
6. ソビエト連邦の壮大なる崩壊
7. カラー革命よりも複雑な社会背景
8. 隠れたもうひとつの意外なシナリオ
9. 現体制崩壊の鍵を握る重要人物
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by ysbee-2 | 2009-07-02 11:18 | イランのグリーン革命

グリーン革命の怒れる若者たち・イラン現地レポート-2

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   ||| グリーン革命の怒れる若者たち |||

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 タイム誌記者テヘラン現地レポート<2> グリーン革命の怒れる若者たち
 新しい中東へ! イランの民主化運動を支えるイスラム国家の次世代パワー


d0123476_3532373.jpgイランの大統領選ではあからさまな不正開票が行なわれたため、テヘランやシラズ、イスファハンなどの主要都市で、捏造改ざんされた開票結果に憤慨した一般市民が自然発生的に街に出て、怒れる群衆を形成していた。そこへ黒づくめの武装警察が突入。無防備な市民に警棒で殴りかかった。

これが投票日翌日の13日土曜の朝。この「フツーの市民 対 国家警察」の衝突が発火点となって、不正選挙に対する抗議運動が一夜でイラン全土に拡大。特に携帯での情報伝達がメインの都市部では、連日の抗議デモが展開した。ここに掲載する一連の写真は、きわめて最初の衝突の現場。

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特にトップからの9枚は、ネット上で自然発生的に「Brothers in Black and Green」とキャプションのついた写真で、Facebook や Twitter などの SNS (ソーシャル・ネットワーク・システム/日本のmixiのようなものだが、全世界の万人にオープンでアクセスがカンタン) の個人ページで、シェアイメージとしてアップされたもの。

一枚一枚、いずれも素人の別個の目撃者が撮影したイメージファイルだが、数千枚見てきた中から私が同じ現場と判別できたものをコピーし、同一サイズにトリムして転載したものである。
(上段右の写真は、無抵抗の女性にまで警棒をふるう警察の暴行にブチ切れた市民が、警官から警棒を奪って逆襲に出た場面。どの写真もクリックで拡大します。)

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ブラックは武装警察のユニフォームカラー。グリーンはアフマディネジャドの対立候補であるムサビ支持者が民主化運動「グリーン革命」のシンボルとして身につけたカラー。(スターシップトルーパーのような武装スーツは、昨年の聖火リレーの際にフリーチベット運動のデモ隊を弾圧した中国やフランスの武装警察のユニフォームとまったく同じ。多分、メイドインチャイナでしょう。)

その日、選挙管理本部のあるテヘラン市中央の自治省前の通りに集まった市民の隊列に、黒づくめの武装警察のバイク部隊が突っ込んで、最初は市民を蹴散らした。けれど途中から勇気あるひとりが警棒を奪って逆襲に出たのをきっかけに、武装警官の暴行を目撃した市民たちが反撃の態勢に。

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その中で乗ってきたバイクがこわれ逃げ遅れたひとりの警官が、逆に群衆に取り巻かれリンチ寸前になるところを、デモ隊の中でも良識ある若者たちが止めに入り救出した、という場面。警察対市民の対決から、同じ人間じゃないかとハッと気がついたような経緯がわかる。

これを周囲にいた目撃者がそれぞれの携帯で撮った写真が、一瞬にしてネットを介して世界に報道された……というまさにネットジャーナリズムの典型的な展開で、またたく間に世界中がイランで起きている市民の新旧世代の反発、旧体制対改革派の社会構造的対立を理解したという次第。

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イスラム教のブラザーフッド・同胞愛や、キリスト教の博愛主義、仏教の慈悲心……など、いかようにも翻訳できる場面だ。が、私はこうした暴力の極限状況で図らずも突出した、人間の心の奥底からわき上がる「優しさ」に感じ入った。

宗教や国家や人種を越えて、生死を前にした時、人間を救うのは同じ人間しかいないという、強烈な真実を見た思いがした。やはり人間の魂は、言葉を越えて、伝わるものではある。
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   Sometime, a photo talks a million of words.
   時として、写真は100万の言葉よりも真実を語る。

【米国時間 2009年6月15日『米流時評』ysbee 】
(この上の一連の写真は、クリックで倍近くに拡大してご覧いただけます)

*読者の皆さんへ、先週から連載しているイランの大統領選とその後の弾圧の報道ですが、
日本へは詳しく伝えられていない事実を知ってもらうため、コピー推奨です。
写真の転載も「米流時評から」とキャプションかリンクをつけてくだされば結構です。

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   JUNE 15, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年6月15日号
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 T I M E | E X C L U S I V E
'It's Not Possible!' Protests Greet Ahmadinejad Win in Iran
SAT. JUNE 13, 2009 | By Nahid Siamdoust — TIME/Tehran | Translation by ysbee


タイム誌記者テヘラン現地レポート<2> グリーン革命の怒れる若者たち
米国時間 2009年6月13日 | By ナヒド・シャムドゥスト/TIME | 訳『米流時評』ysbee

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10. Mousavi won even the lower-income class
Continued from the previous issue |TEHRAN, Iran — Mousavi supporters have been comparing stories, wondering how their man could have lost. "On a bus yesterday," offered one middle-aged man, "we took a count. Out of the people on the bus, 33 said they voted for Mousavi, and 11 said they voted for Ahmadinejad." The president prides himself on having the support of economically less privileged people — exactly the people who ride on buses and in shared taxis.
貧困層からも圧倒的支持のムサビ候補
前号「略奪されたイランの大統領選・タイム記者現地レポート-1」からの続き
イラン・テヘラン発 |ムサビ候補の支持者たちは、それぞれの地域からの報告を照らし合わせ、自分たちの推す候補が負けるはずがないと首をひねった。その中のひとり、中年の男性はこう語った。「きのうバスに乗ったときに、ためしに乗客全員に誰に投票したか聞いてみたんだ。そうしたら、そのうちの33人がムサビで、11人がアフマディに投票したと言ってたよ」
アフマディネジャド大統領は経済的に恵まれない人々からの絶大な支持があると自慢しているが、それはこうしたバスを利用したりタクシーに相乗りしたりする層と一致するはずである。
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11. Citizens wonder the unexpected result
Another young man, who said he was an observer at a polling station in Tehran's Region 7, said out of about 1,500 votes there, 988 were for Moussavi, 391 for Ahmadinejad, and the rest for the remaining two candidates. "I have no doubt they've reversed the vote count. They have given Mousavi's vote to the sitting president and vice versa," he said.
予想を逆転する開票結果に疑惑浮上
ここから下の翻訳は後日アップいたしますので、ご了承ください。
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12. 'No doubt on reversing the vote count'
A group of young men said they had talked to their families in the provinces, including Kurdish Kermanshah, Azeri Oroumiyeh and Ardeblil. Mohsen, 23, a Tabriz resident said, "Everyone in Tabriz voted for Mousavi. The official count says a majority for Ahmadinejad. That's not possible."
「疑いの余地なく得票を覆した」
翻訳中
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13. 'Everyone in Tabriz voted for Mousavi'
Mehdi, 27, chimed in, "Even if just Karroubi's family in Lorestan had voted for him, he would have won more than 300,000 votes." More serious allegations came from officials involved in the various reformist candidates' campaigns.
タブリツ地区では全員がムサビに投票
翻訳中
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14. More serious allegations from Karroubi's
Mohammad-Ali Abtahi, part of opposition figure Mehdi Karroubi's campaign, pointed out that "the government announced a wholesale figure of 70% for Ahmadinejad last night, as opposed to breaking it down province by province as they usually do."
カルービ候補の票田で不可能な番狂わせ
翻訳中
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15. Breakdown votes not released yet
The first figures were announced shortly after voting closed, he added. A breakdown of how people in each city and province voted has not been released yet. At the Mousavi headquarters, former Interior Minister Ali Akbar Mohtashamipour protested that Mousavi observers had not gained access to many of the polling centers.
地区別得票は未発表
翻訳中
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16. Observers shut out from polling centers
At the Mousavi headquarters, former Interior Minister Ali Akbar Mohtashamipour protested that Mousavi observers had not gained access to many of the polling centers. He also said that in Tabriz, Mousavi's birthplace, many of the polling stations had run out of ballots only two hours after opening, even though about 59 million ballots had been printed by the government, about 13 million more than the number of eligible voters.
投票所から閉め出されたムサビ派の監査員
翻訳中
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17. Blocked Ttelecommunications, Net access
Mohtashamipour and others also complain that communications on voting day were hampered. Text messaging, a main means of communication among supporters of the challengers, and several Internet sites, were blocked. Mousavi and Karroubi have both released statements condemning the results.
電話回線やネットアクセスの遮断
翻訳中
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18. Official condemnation on results
Mousavi had planned to give a press conference, but his wife Zahra Rahnavard said he has been ordered to stay in his house. "The actions of these untrustworthy people in charge are nothing but a destabilization of the dignity of the sacredness of the Islamic Republic of Iran, and the sovereignty of lies and despotism," Mousavi wrote on his website.
ムサビ候補、選挙結果を公式に非難
翻訳中
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19. 'This amateur engineering of the votes'
Karroubi said he would not remain silent in the face of this "amateur engineering of the votes." Faced with questions about vote tampering, Interior Minister Sadegh Mahsouli denied the vote rigging allegations and said the election was clean and fair.
「素人だましの小細工」
翻訳中
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20. Khamenei's message of covering
As the Minister praised the "brilliant results," more protestors gathered outside the Interior Ministry building Iran's Supreme leader, Ayatollah Sayyed Ali Khamenei, released a statement through state television in which he congratulated Iranians for having proven their "great worth," and warned people to be aware that the "enemy" planned street chaos.
欺瞞を保護するハメネイ師のメッセージ
翻訳中  <了>

【 米国時間 2009年6月15日 『米流時評』ysbee訳 】
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TEHRAN, IRAN /13 June 2009 17:45 PM — Protest against fake elections
投票日翌日の夕方、テヘラン市内で不正開票に抗議する市民




6/20「6.20 テヘラン血の土曜日」イランの命運を決した日
◀ 予告 6/17「革命と弾圧の最後通牒 イラン・アルティメイタム」
▶ 前号 6/14「略奪されたイランの大統領選」タイム記者現地レポート<1>」
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d0123476_16472783.gif記事リンク http://beiryu2.exblog.jp/9884813/
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by ysbee-2 | 2009-06-15 18:48 | イランのグリーン革命

「略奪されたイランの大統領選」タイム記者現地レポート

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   ||| 略奪されたイランの大統領選 |||

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 タイム誌現地記者レポート 略奪されたイラン大統領選と反対派への暴力的弾圧
 投票前の世論調査「アフマディ対ムサビ3:7」を完全に裏返した不正捏造開票


d0123476_3532373.jpg投票日以来、米国では怒濤のようなイラン関連報道ですが、日本ではまったく問題にされていないようです。その上、日本での大手マスコミの報道はでたらめ……というよりも、むしろ完全にアフマディネジャド現行大統領の提灯記事ばかり。

世界の世論が、アフマディの不正・隠蔽・弾圧を抗議する態勢に出ているのに、日本はまるで胡錦濤のチベット弾圧を容認するような、完全に体制追従の記事がほとんど。唖然としました。

なので今回は、一応オーソドックスと言われるTIME誌の、テヘラン支局イラン人記者の現地直送レポートを。皆さん、騙されないで!現地の学生や一般市民が、弾圧で逮捕されるのを覚悟で、必死にブログやSNSのページに上げている写真を見てください。判断はそのあとです。
Photo talks a million of words.「時として、写真は100万の言葉よりも真実を語る」
You-Tube ビデオ | 2009年イラン大統領選とグリーン革命運動
テキサスからイランシラズ大学に留学しているイラン系米人学生が編集したビデオ
イランで抗議運動に参加しているハンナさんが編集したフォトアルバムビデオを、従姉でイラン系米国市民のLuvManteeさんがYou-Tubeにアップロード。ハンナさんは今回のグリーンレボルーションに参加しているんですが、イランでは現在政府の妨害でネットが閉鎖されてアップできないので、アメリカへメールに添付して送ってきたらしい。かなりの写真が私の手元にあるのとダブってます。
注:ボリューム高めなので音量をしぼってからスタートしてください。



  今回のイランの選挙戦の劇的な展開と、社会に潜在する不穏な空気の実感は
  歴史上の重要な出来事同様、ここ米国でのオバマの選挙戦がそうだったように
  ずっとあとになってから、あなたの子供たちに
  「そのときは いったい どんなだったの?」と訊ねられるであろう
  長い年月を経たあとになってから、いかに重要だったかを
  思い知らされるような 歴史的事象であるにちがいない。

  「世界はひたすら時を前進して回っている」〜〜トニー・クッシュナー

【米国時間 2009年6月14日『米流時評』ysbee 】

*読者の皆さんへ、先週から連載しているイランの大統領選とその後の弾圧の報道ですが、日本へは詳しく伝えられていない事実を知ってもらうため、コピー推奨です。写真の転載も「米流時評から」とキャプションかリンクをつけてくだされば結構です。

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   JUNE 14, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年6月14日号
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 T I M E | E X C L U S I V E
'It's Not Possible!' Protests Greet Ahmadinejad Win in Iran
SAT. JUNE 13, 2009 | By Nahid Siamdoust — TIME/Tehran | Translation by ysbee


タイム誌現地記者レポート 略奪されたイラン大統領選と反対派への弾圧
米国時間 2009年6月13日 | By ナヒド・シャムドゥスト/TIME | 訳『米流時評』ysbee

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不正選挙に抗議する市民の蜂起でクルマやゴミ箱に火がつけられ、市内随所から黒煙が上がる14日のテヘラン

1. Totally reversed results on vote

TEHRAN, Iran — Iran's Interior Minister announced Saturday that incumbent president Mahmoud Ahmadinejad had won 63.29% of the vote in the nation's closely watched presidential poll. The announcement, greeted with widespread skepticism by Iranian opposition supporters and by foreign analysts, has brought thousands of people onto the streets where they have encountered a strong police presence and the threat of violence.
完全に覆された選挙結果
イラン・テヘラン発 |13日土曜イラン政府の内相は、イラン全国民が強い関心をもって見守っている先週実施された大統領選の開票の結果、現行のアフマディネジャド大統領が総得票数の63.29%を獲得して勝利したと発表した。
しかしこの開票結果は、選挙の対立候補や支持者、諸外国のイラン専門の識者など、広範な層にわたって疑惑の目で見られている。イラン国内では勝利の報道があった直後から、対立候補の支持者たちが街頭へ飛び出し、群衆を警備する警官や機動隊とあちこちで衝突する事態を招いた。
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イランの政治史上初めて実施された、大統領候補者による国営テレビの公開討論会で、俄然沸騰した国民の投票意識
左端に現役のアフマディネジャド大統領、右端が今回グリーン革命でブームを起こした改革派のムサビ候補


2. Rumors of 'vote rigging' flying across

Rumors of vote rigging had been flying for hours before the official announcement. At about 11 p.m. Friday, less than an hour after polls closed, reformist challenger Mir-Hossein Mousavi held a press conference and declared that he knew — based on the observations of his campaign officials at polling booths — that he had won a majority of the vote.
一瞬で広まった「略奪選挙」の噂
「開票がごまかされた」という噂は、内務省選挙対策局からの公式発表よりも数時間も前から飛び交っていた。投票日当日の12日金曜午後11時、投票所をクローズしてからわずか1時間しか経たないうちに、ミアホセイン・ムサビ候補は記者会見を開き、全国各地の投票所で出口調査を実施した彼の陣営の選挙運動員からの報告を元に判断した結果、大量の得票差で彼が勝ったと発表した。
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投票日の2日前、テヘランのメラット公園通りでは皆ムサビ候補のポスターを掲げクラクションを鳴らすお祭り騒ぎ

3. Too early to conclude finalist

But rigging was already underway, said Mousavi, who warned that he and the people would stage mass protests if their votes were not respected. Early results, which indicated a likely win for the incumbent, were released by the Interior Ministry shortly after midnight and broadcast on state television.
「愚者の王」アフマディ
しかし、その時点ではもう不正開票がすでにすすめられていた、とムサビ氏は主張する。真夜中を過ぎて間もなく国営テレビ放送を介して内務省選挙管理委員会から発表された早期開票結果では、現役の大統領が当選確実と発表された。この結果報告は事実を反映していないと主張するムサビ氏は、有権者の投票が意図的に無視されたのならば、彼は市民と一緒に大規模な抗議運動を展開すると警告した。
【訳者注】ムサビ候補が不正開票と主張する根拠:彼の支持者が大多数を占める地域でのアフマディネジャドのありえない大量得票 /8割以上の得票を予想されていたカルビ候補の出身地方で、実態と逆にアフマディが9割以上得票と発表された /いくつかの箇所では得票率110%以上というあり得ない数値を発表 /ムサビ候補有力地域の投票所では有権者に行き渡らない投票用紙の意図的不足 /投票箱が捨てられたり、燃やされたという報告も各地で発生 /しかし最大の疑惑の要因は、全投票数4600万票をわずか2時間で、しかも機械読み取りでなく手書き投票用紙を選挙管理員が読み取る旧式の方法でである。本来ならば最低1〜2日かかる作業。
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好戦的・粗暴な発言・無教養……「イランのブッシュ」と呼ばれるアフマディネジャド大統領には、ブッシュ支持のキリスト教原理主義者のようなファナティックなイスラム強硬派が応援につく 農村部で根強いのもブッシュと同じ傾向

4. Drastically switching the moods

Small groups of Ahmadinejad supporters gathered in various spots around the capital to hold spontaneous celebrations. They were waving his image and chanting, "Ahmadinejad is love." But there was little love at Mousavi's campaign offices.
明暗対照的なアフマディとムサビ両陣営
一方アフマディネジャド支持者の少人数のグループは、首都テヘランのあちこちに集まって祝宴の気合いを上げ始めた。彼らは大統領のイメージのチラシやポスターを掲げて「Ahmadinejad is love/アフマディネジャドは愛」と、彼の選挙スローガンを繰り返したが、それにひきかえ敗北を押し付けられたムサビ陣営には、アフマディの愛のかけらももたらされなかったようである。
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4年前の大統領選では政治腐敗一掃と貧困層救済を掲げて当選したが、就任から現在までインフレ上昇率25%で不評

5. Chanting 'It's not possible!'

At one office, the police broke up a large crowd of supporters with batons and closed down the building. At another, a group of basijis (pro-regime paramilitaries) took about 100 people hostage before being overpowered by Mousavi supporters. By Saturday morning, the most often repeated exclamation in Tehran was: "It's not possible!"
「そんなことはありえない!」
テヘラン市内にあるムサビ候補の選挙事務所の一カ所の周囲には、支持者の群衆が集まっていたが警官隊が警棒を振るって群衆を追い散らし、その建物ごと閉鎖させるという事態も起きた。また別の事務所へは、体制擁護派のバシジ軍団の一派が乱入し、集まっていた支持者の群衆から100人余りを捕虜にする騒ぎが起きたが、間もなくムサビ支持者が奪回してことなきをえた。
こうした騒ぎの中で、投票から一夜明けた13日土曜の朝には、テヘラン市内で交わされる会話でもっとも頻繁に繰り返されたのは「It's not possible!/そんなことありえない!」という悲憤慷慨の言葉だった。
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79年のイスラム革命以降、イラン政界にもなじみの深い元首相ムサビ候補 著名建築設計家で細君は大学学長というインテリ夫婦。憲法学の教授だったオバマとシカゴ大学付属病院の副院長だったミシェル夫人とよく比較される。

6. Protesters headed to streets and squares

Groups of protestors headed to the city's squares and main streets, where they faced regular beatings by police using batons and pepper spray. Eyewitnesses say the police beat a young man to death north of Vanak Square. At about 5 p.m., two crowds of several hundred people — both Mousavi and Ahmadinejad supporters — gathered in front of the Ministry of the Interior, just off Jahad Square in central Tehran.
テヘラン市中に繰り出した不正抗議デモ
こうして、不正開票と体制擁護派の暴力に憤ったムサビ支持者の抗議の人波が自然発生して、テヘラン市内の広場や大通りに繰り出したため、ここでもまたバイク部隊となって出動した武装警察から、警棒や催涙スプレーを見舞わされる目にあった。
目撃者のひとりが(タイム誌の記者に)語るところによると、ヴァナク広場の北側では若い男性が数人の武装警官につかまり、警棒で撲り殺されたという。
このような暴力による弾圧の事実がさらに群衆に広まって、土曜の午後5時頃にはムサビ支持者とアフマディ支持者両派がそれぞれ数百人、テヘラン市中央のジャハド広場のはずれに位置する内務省の建物の周囲に集まった。
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民主化運動のグリーン革命を標榜するムサビ候補に対し、現役大統領のアフマディ陣営はイラン国旗の三原色を多用

7. Invasion by motorcade of riot police

They were separated by police lines, but chanting back and forth as they had all week. Suddenly, the police charged the Mousavi supporters. There were two ranks of police on motorcycles, two policemen per bike, dressed in body armor that made them look like starship troopers. They charged into the crowd, brandishing billy clubs, followed by police on foot, with clubs and shields.
バイクに乗った機動隊が群衆に突入
両候補支持者の群衆は、投票前の1週間を通してそうしていたように、両派が衝突しないよう警備の警官隊によって隔てられていた。しかし、ある時点で突然、武装警察の一隊がムサビ支持者の群衆を取り押さえ始めた。彼らはまるで『スターウォーズ』のスターシップトルーパーそっくりに作られた武装スーツに身を包み、2名が1台のバイクに乗り込む体制で2列縦隊になって現場へ乗りつけた。彼らはムサビ派の群衆の真ん中に乱入し、警棒を振るって一般市民に殴りかかり、その後を警棒と盾で武装した警官が続いた。
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米国のブログでは「ブラック・スタートルーパー」と呼ばれるイラン警察の機動隊。市内で小回りの利くバイク部隊

8. Police knocked down the protesters

The police were firm but not brutal. They pushed the crowd, rather than swinging at it. Still, people were knocked down; one woman in a chador was down in the street, screaming in pain as she was dragged toward the sidewalk by her husband. The Mousavi supporters were pushed down the street several blocks, and into side streets.
警棒で市民に襲いかかる警官
私の見た現場の警官は強硬だったが、凶暴ではなかった。彼らは群衆を追い払う、というよりも押し戻した。しかしそれでもなお、群衆はスシ詰め状態で路上に集まっていたので、次々に倒された。黒いチャドルを身につけたひとりの女性は、夫とおぼしき男性に舗道へ引きずられながら、転倒した時の痛みで泣き叫んだ。こうして、大通りを埋め尽くして数ブロック連なって集まっていたムサビ支持者たちは、警官に追い立てられて舗道へ押し戻された。
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警棒で通行人に襲いかかる警官。デモ隊はごく普通の一般市民や学生なので、襲撃されればひとたまりもない。

9. 'Iran looks like Palestine'

When the police retreated, they re-gathered, chanting "Death to the Dictator" and "Mousavi, We'll Protect You" and "Iran looks like Palestine" (the last, an apparent reference to the constant scenes of similarly dressed Israeli police dispersing Palestinian rock-throwers).
「パレスチナに化したイラン」
機動隊がいったん退却すると、群衆はまた隊列を組み直し「Death to the Dictator/独裁者は死ね!」「Mousavi, We'll Protect You/ムサビ、われわれがあなたを守る」「Iran looks like Palestine/イランはパレスチナか!」とシュプレヒコールを繰り返した。
特に最後の「パレスチナ化したイラン」のロジックは、「イランの武装警察とまったく同じ黒い武装スーツのイスラエルの機動隊が、投石する(しか抵抗する手段がない)ガザのパレスチナ人を蹴(け)散らすおなじみの弾圧シーンとそっくりだ」という比喩(ひゆ)で、普段からイスラエルのパレスチナ人弾圧を厳しく非難しているイラン人にとっては「自分たちが政府によって同じように弾圧される状況におとしめられた」という耐えられない惨めさを、一言で表す表現である。
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機動隊の暴力的弾圧にブチ切れ、警棒を奪って反撃に出た市民。まるで「仁王」のような圧倒的ポーズだ。機動隊に突撃されて逃げ惑ったあと、今度は怒りの逆襲で警官をとり囲むという同様の光景が、テヘラン市内の各所で見られた。

10. Beginning of uprising

No rocks were thrown, only a few plastic water bottles. Several dumpsters were overturned and set on fire.
蜂起のはじまりの兆候
しかしテヘランでは、この時点では一片の石も投げられず、ほんの数人がミネラルウォーターの空ボトルを投げつけただけだった。(だが後段になって犠牲者が出たという噂が広がると)いくつかのゴミ回収ボックスがひっくり返され、火がつけられた。
>次号「グリーン革命の怒れる若者たち」へ続く

【 米国時間 2009年6月14日 『米流時評』ysbee訳 】

選挙翌日の13日、不正開票に怒った抗議デモの市民に機動隊が警棒で襲いかかる


◀ 次号 6/15 「グリーン革命の怒れる若者たち」タイム記者現地レポート-2
▶ 前号 6/13「6.13 テヘランの天安門事件 イランの流した血と汗と涙」
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by ysbee-2 | 2009-06-14 18:15 | イランのグリーン革命

イランのグリーン革命「緑の津波」で空前の投票率

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   ||| イランのグリーン革命 第1章 |||

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 オバマのカイロ演説以降、2週間で急激に盛り上がった民主化のグリーン革命
 現役アフマディネジャド大統領と対立候補のムサビ元首相の両陣営が勝利宣言


d0123476_3532373.jpgイスラム強硬派のアフマディネジャドが倒れれば、中東平和の夜明けが訪れる……と欧米社会が固唾を飲んで注目している、イランの大統領選挙。ここ1・2週間で急激に盛り上がった、ムサビ候補の民主化運動キャンペーンが、グリーン革命。

イランの国政開闢以来、と驚異の目を集める昨日の投票結果だが、何やら暗雲が垂れ込めてきた。投票直前の支持率調査では、アフマディ35%対ムサビ65%と空前の大差をつけていた挑戦者側。たとえ番狂わせがあっても、多分民主化運動側が勝利を勝ち獲ると見られていたのだが……
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現役大統領を越える人気の中道穏健派ホセイン・ムサビ候補と社会運動家の妻、ザーナ・ラーナヴァード女史

結果はどうなった?と気になって早起きした今朝のニュースでは、「両候補が勝利声明」!?!?!?
どうも、中東の孤狼アフマディが現役の権限を濫用して、公正な選挙結果を隠蔽、勝利を捏造しているようである。それでなくとも、投票の数日前から軍隊の実力行使をほのめかしたり、グリーン革命の組織力となっているSNSやネット情報を遮断する電波妨害を強行したり……

願わくばイランが過去の中国の轍を踏まないよう。アフマディが中東の胡錦濤と呼ばれないよう、テヘランの広場が天安門の惨劇復活の舞台とならないよう、今から切に祈っている。
【米国時間 2009年6月12日『米流時評』ysbee 】

*** 臨時ニュース ***
ただ今米国東部時間で13日土曜未明2時20分。私の住んでいるホノルルでは金曜夜の8時20分。翻訳を始めようとモニターに向かったところで速報が入りました。
BREAKING NEWS: N. Korea to treat U.S. attempt to impose blockade as "act of war"/ 臨時ニュース「北朝鮮は米国が意図している経済封鎖を「act of war=戦争行為」とみなす(treat=取り扱う)」だとさ。むー、まったくセーラ・ペイリンのような、反省のかけらもない自己中の被害妄想国家だすて。多分噂されている3度目の核実験の口実にするつもりでしょう。今度やったら、容赦しない方がいい。とりあえず速報をお伝えしました。


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   JUNE 12, 2009 | 『米 流 時 評』 |  時事評論ブログ雑誌・デイリー版  2009年6月12日号
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N E W S W E E K | E X C L U S I V E
Revolution in the Iran Election — Part-1
With early results, both sides claim victory in Iran's presidential election
JUNE 12, 2009 | Associated Press — BREAKING | Translation by ysbee


イラン全土で空前の投票率、グリーン革命は現役政権をくつがえすか?
米国時間 2009年6月12日午後2時32分 | AP通信・ニュース速報 | 訳『米流時評』ysbee

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民主化運動「グリーンレボルーション」 に対抗して、現役アフマディ陣営はイラン国旗のトリコロールを多用


1. Both sides declared victory
TEHRAN, Iran — The messy and tense outcome capped a long day of voting — extended for six hours to accommodate a huge turnout. Iran's Interior Ministry said President Mahmoud Ahmadinejad took nearly 70 percent of the early votes counted in Friday's election, but his pro-reform rival countered that he was the clear victor and warned of possible vote fraud.
現役・革新、両陣営とも勝利宣言
イラン・テヘラン発 AP通信現地速報レポート | イラン全土を熱気で包んだ投票日の長い一日が終り、波乱と緊張に満ちた開票結果がもたらされた。現地時間12日金曜に実施されたイランの大統領選挙の開票結果について、早期開票が行なわれた地域では、現役のアフマディネジャド大統領が70%近い得票率を占めていると、内務省の選挙対策局から発表があった。しかし、対立する改革派のムサビ候補もまた明確な勝利を宣言しており、開票の過程で(アフマディ陣営による)不正が行われた可能性があると警告を発した。
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ブッシュに「悪の枢軸」と決めつけられ、親衛隊のロイヤルブリゲード・コッズ軍をテログループに指定されて以来、アメリカはイランから見れば「鬼畜米英」に堕してしまった。ユダヤ人のホロコースト捏造説を主張したり、「核ミサイルでイスラエルを地上から抹消」と豪語するアフマディネジャドは、たしかに危険人物ではある。

2. Hyperboring tensions and expectations

The dispute rose up even before polls closed early Saturday, heightening tensions across the capital where emotions have been running at a fever pitch. Mir Hossein Mousavi, the reformist candidate, suggested he might challenge the results.
肉薄戦で期待と緊張も最高潮
全有権者の7割以上という空前の投票者を受け入れるために、通常より6時間も閉場時間を繰り下げて行なわれた、今回の大統領選。
投票直前まで急激に加速していた選挙運動の激情的な過熱ぶりが、首都のいたるところで繰り広げられたが、今回の大統領選の開票結果をめぐる論争はそうした熱気を背景に、現地時間の13日土曜早朝に投票所がクローズされるよりも以前から発生していた。改革派のミール・ホセイン・ムサビ候補は、開票結果次第では(不正とおぼしき場合には)徹底して追求するとまで、投票日以前にすでに公言していた。
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わずか数週間の選挙運動期間で、現役大統領をしのぐ支持率を獲得した元首相のホセイン・ムサビ候補夫妻も投票

3. Government blocked text messages

It raised worries that Iran's Islamic establishment could use its vast powers to pressure backers of Mousavi. During the voting, text messages were blocked — a key campaign tool for reformers — as well as some pro-Mousavi Web sites.
現行政府による運動阻止のネット妨害
投票日が近づいてくる中で急速に盛り上がってきた、改革派ムサビ候補の民主化運動の支持者たちに対して、イランのイスラム教体制派がその膨大な権力を濫用して、改革運動を弾圧する実力行使に及ぶのではないか懸念されていたが、そうした危惧が杞憂に終わらず現実となってしまった。
改革派のキャンペーン成功の鍵となったテキストメッセージは、投票時間の間中遮断され、また同様にムサビ候補支持者の著名サイトもいくつかアクセス不能の憂き目に逢った。
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若年層が人口の過半数を占める「若い国イラン」今回の大統領選では FacebookやTwitterなどのSNSが駆使された

4. Authorities presses booming Mousavi

Security officials warned they would not tolerate political gatherings or rallies before the final results were known. Even before voting ended, Mousavi held a news conference to declare himself "definitely the winner" based on "all indications from all over Iran." But he gave nothing more to back up his claim and alleged widespread voting irregularities without giving specifics.
ムサビの急伸を隠蔽するアフマディ政権
イラン警察の公安では「投票の最終結果がわかるまでは、いかなる政治集会もキャンペーンも開く事は許可しない」という警告を発した。こうした波乱含みの投票日にあって、ムサビ候補は投票締切り時間よりも前に記者会見を開き、「イラン全土からの指標が示すとおり」彼自身に対して「当選確実」を宣言した。しかしながらムサビ候補は、その根拠となる実質的証拠を示さず、広汎に行なわれたと噂される選挙違反に関して、特定の事例も挙げなかった。
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女性の権利が著しく蹂躙されているイスラム教国家の中にあって、イランは比較的社会での地位が保証されている

5. Reversed gain from the pre-vote poll

Moments after Mousavi spoke, however, Iran's state news agency reported that Ahmadinejad was the victor. The report by the Islamic Republic News Agency also gave no details. With more than 10 million votes counted, Ahmadinejad had 68.8 percent and Mousavi had 28.8 percent, said Kamran Daneshjoo, a senior officials with the Interior Ministry, which oversees the voting.
投票前のデータを反転する開票途中結果
ムサビ候補の記者会見から数分と経たずして、今度はイランの国営テレビ局が「アフマディネジャドが勝者」と告げる臨時ニュースを流した。イスラム共和国ニュース局の報道でもまた、勝利の詳細は明らかにされなかった。報道された時点での開票結果では、1千万を越える投票総数のうち、アフマディネジャドの得票率が68.8%でムサビ候補は28.8%と、内務省のカムラン・ダネジジュー選挙対策局長から発表されただけで、それ以上の詳しい説明はなかった。
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6年前選出された時点では、国民の圧倒的多数を占める地方農民層・都市貧困層の大衆に支持されたアフマディだが

6. Official report lack of transparent details

It was not reported whether the results were from locations considered Ahmadinejad strongholds or where Mousavi hoped to make headway. The turnout was not immediately known, but election officials had predicted a possible record among the 46.2 million eligible voters. If true, that could make the 10 million votes in the neighborhood of 20 percent.
不透明で釈然としない開票報告
現在までの政府発表では、開票結果がアフマディネジャドの票田である地方部からなのか、ムサビ候補が優勢な都市部からなのかさえ明らかにされなかった。
正確な開票結果がすぐには判らないとはいうものの、イラン国民の総有権者数4,620万人のうち、実際に投票した割合である投票率は、多分史上最高の記録になるだろうと予測していた。もしその通りになれば、総数の2割前後でも1千万人以上の票を獲得したことになる。
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オバマのカイロ演説のあった翌日から急激に活性化した、イランの民主化を訴えるムサビ候補のグリーン革命運動

7. Disrupted communications across Iran

During the voting, some communications across Iran were disrupted — Internet connections slowed dramatically in some spots, affecting the operations of news organizations including The Associated Press, and some pro-Mousavi Web sites were blocked. It was not clear what had caused the disruptions.
イラン全域で遮断された電話とネット回線
一方、投票時間の間中、イラン国内全域でコミュニケーション回線が遮断される現象が起きた。数カ所の特定地域でインターネットの接続が極端に遅くなったために、AP通信も含めたテヘラン駐在の各国ニュースメディアが報道通信に支障をきたしたり、ムサビ支持者のサイトやブログがアクセス不能になるなどの電波妨害が起きた。こうした一連の通信妨害の原因が何だったのかは明らかにされていない。
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ムサビ支持者のグリーンレボルーションで呼びかけたヒューマンチェーンには、テヘランだけで空前の数十万人が参加

8. 'Green tsunami' by high turnout

Text messaging was also cut off. A high turnout was expected to help Mousavi, who is counting on an outpouring from what's been called his "green tsunami" — the signature color of his campaign and the new banner for reformists seeking wider liberties at home and a gentler face for Iran abroad.
「グリーンの津波」で空前の投票率
テキストメッセージのネットワークも、投票日の終日遮断された。しかしながら「グリーンの津波」と異名をとる改革派ムサビ候補の民主化キャンペーン、グリーン革命の盛り上がりで空前の有権者が投票所に向かうだろうと予測されていた。グリーンは彼のキャンペーンのシンボルカラーであり、イラン国内の社会の民主化と、国際社会でのイランの外交姿勢を穏健に戻すことを標榜する、改革派の新しい旗色である。
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投票日直前の日曜に開かれた支援者集会では、グリーン革命の支持者数万人がテヘランのスタジアムを埋め尽くした

9. Real power players behind government

The president does not have the power to direct high-level policies, which are dictated solely by the ruling clerics. But the election focused on what the office can influence: boosting Iran's sinking economy, pressing for greater media and political freedoms, and being Iran's main envoy to the world.
政権の陰に厳然と控える真の支配者
イランでは大統領職は、政策立案者として最高の権限を握っている訳ではない。国家の方針を決定するのは、ひとえにイラン宗教界の最高位にある一握りのイスラム教僧侶の手に委ねられている。
とはいうものの、選挙では各候補とも、内閣が影響力を持つ政策に焦点を合わせた公約を掲げていた。沈滞するイラン経済の復興、報道と政治活動のより広範な自由、そして国際社会で活躍するイラン外交の主役となること、などである。  >次号「イランのグリーン革命・第2章」へ続く

【 米国時間 2009年6月12日 『米流時評』ysbee訳 】
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左:アフマディに終止符で4年間の信任に「ペケ」と出るか?/中:しかしアフマディ支持者も根強い。集会はどちらも女性が先頭に立っているのが印象的 /右:しかし、しかし、イランの最終的実権はアヤトラ・アリ・カメネイ大師が握っているのです。言わば、宗教が政治と社会の全権を執行するイスラム国家イランの「法王」のような存在か。

d0123476_17133139.jpg◀ 次号「6.13 テヘランの天安門事件 イランの流した血と汗と涙」
▶ 前号「中東の戦争と平和:レバノンとイランの民主化選挙」
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by ysbee-2 | 2009-06-12 12:28 | イランのグリーン革命
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